以下に、本願に係るサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
〔1.サービス提供処理〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。図1に示したサービス提供装置100は、コンテンツ制作者によって制作されるコンテンツの企画に対する評価を提示するとともに、かかるコンテンツに広告を表示する権利を販売する販売サービスを提供する。なお、以下では、サービス提供装置100がオークション形式により販売サービスを提供する例を示す。また、以下では、コンテンツとして、動画を例に挙げて説明する。
図1上段に示すように、サービス提供装置100は、動画を制作する予定であるコンテンツ制作者CP10から、動画の企画に関する企画情報を受け付ける(ステップS11)。図1の例の場合、コンテンツ制作者CP10によって送信される企画情報には、コンテンツの種類が動画であること、動画の監督が「X1」であること、動画の出演者が「Y1」、「Y2」及び「Y3」であること、動画の概要が「爽やかな恋愛ドラマ・・・」であることを示す情報が含まれる。
また、企画情報には、コンテンツ制作者CP10によって動画に設定される広告枠に関する広告枠情報が含まれる。図1の例の場合、広告枠情報には、動画の冒頭に設定される3本の広告枠と、動画に含まれる各種シーンのうちスマートフォンが使用されるシーンに設定される広告枠と、カフェのシーンに設定される広告枠とに関する情報が含まれる。ここで、スマートフォンが使用されるシーンに設定される広告枠や、カフェのシーンに設定される広告枠は、広告主が宣伝したい商品を映像に登場(出演)させる出演枠を示す。例えば、スマートフォンが使用されるシーンに設定される広告枠を落札した広告主は、動画に出演する出演者に宣伝対象のスマートフォンを利用させることができる。このような特定シーンや出演者と関連付けて動画の本編に広告を表示する手法は、プロダクトプレイスメント(Product Placement)等と呼ばれる。
続いて、サービス提供装置100は、評価者R10から、上記の企画に対する評価に関する評価情報を受け付ける(ステップS12)。例えば、サービス提供装置100は、評価者R10に対して、ステップS11において受け付けた企画情報を提示することで、提示した企画情報が示す企画に対する評価を評価情報として受け付ける。図1の例の場合、サービス提供装置100は、「ヒット間違いなし」といった評価情報を受け付ける。なお、評価者R10は、コンテンツ制作者CP10や広告主C11〜C13とは異なる第三者であり、例えば、評論家、専門家(キュレーターなどと呼ばれる)、有名なコンテンツ制作者等に該当する。
続いて、図1下段に示すように、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP10から受け付けた企画情報と、評価者R10から受け付けた評価情報とを提示するとともに、動画に設定された広告枠に広告を表示する権利を広告主C11〜C13に販売する販売サービスを提供する。具体的には、サービス提供装置100は、販売サービスとして、広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。すなわち、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP10が動画の制作を企画している段階で、動画に広告を組み込む権利を落札対象とするオークションを開催する。
図1の例の場合、サービス提供装置100は、コンテンツの種類、監督、出演者、概要を公開するとともに、企画に対する評価(図1の例では「ヒット間違いなし」)を公開し、各広告枠に関するオークションサービスを個別に提供する。具体的には、サービス提供装置100は、動画の冒頭に表示される広告枠A、B及びCと、動画の本編内に表示される広告枠D及びEについて、それぞれ個別にオークションを開催する。
続いて、サービス提供装置100は、それぞれのオークションにおいて広告主から入札を受け付ける(ステップS13)。その後、サービス提供装置100は、オークション開催期間内に最高価格を入札した広告主を落札者に決定し、落札者から落札金の入金を受け付ける(ステップS14)。そして、サービス提供装置100は、落札者から入金された落札金の一部又は全部をコンテンツ制作者CP10及び評価者R10に入金する(ステップS15)。
この後の処理については後に詳述するが、サービス提供装置100は、各広告枠に関するオークションの全てが成立した後、コンテンツ制作者CP10によって制作された動画に、落札者から受け付けた広告データを組み込むことで配信対象の動画を生成する。なお、一般的なウェブページには、ウェブページへのアクセス毎に異なる広告主の広告が表示されるが、第1の実施形態に係る動画等のコンテンツに設定される各広告枠には、落札者に対応する広告データのみが組み込まれる。すなわち、落札者となった広告主は、広告が表示される広告枠を独占することとなる。
このように、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP10が動画の制作を企画している段階で、企画に対する評価を提示するとともにオークションを開催する。ここで、サービス提供装置100によって提供されるオークションサービスは、企画段階の動画に広告を表示する権利が落札対象である。このため、入札者である広告主は、入札時に動画の完成品を確認することができない。しかし、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、企画に対する評価を提示するとともにオークションサービスを提供するので、動画の企画段階にオークションを開催する場合であっても、広告主に対して入札時に参考となる情報を提供することができる。このようなことから、サービス提供装置100は、付加価値のあるサービスを広告主に提供することができる。
また、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、動画の制作を企画中のコンテンツ制作者CP10に落札金を入金する。これにより、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP10にコンテンツ制作にかかる資金を調達させることができる。すなわち、サービス提供装置100は、例えば資金が不足しているコンテンツ制作者CP10に対しても制作資金を調達させることができるので、コンテンツの制作活動を支援することができる。
さらに、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、評価情報を提示した上でオークションを開催するので、新人等の無名なコンテンツ制作者による制作活動を支援することができる。具体的には、無名なコンテンツ制作者は、企画情報をサービス提供装置100に送信した場合であっても、広告主からの入札がなく、結果として制作資金を調達することが困難になる場合がある。しかし、無名であっても有望なコンテンツ制作者CP10であれば、評価者R10から高く評価されることが考えられる。サービス提供装置100は、このような評価者R10による評価を広告主に提示するので、無名であっても才能のあるコンテンツ制作者CP10が制作資金を調達することを可能にし、結果として、このようなコンテンツ制作者CP10による制作活動を支援することができる。このように、コンテンツ制作者CP10は、評価者R10によって評価されることで、制作資金を調達することが可能になる。すなわち、評価者R10は、企画を評価することでコンテンツ制作者CP10を広告主C11〜C13に紹介する紹介者や仲介者であるといえる。
〔2.サービス提供システムの構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るサービス提供システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、サービス提供システム1には、制作者端末11と、評価者端末12と、広告主端末201〜20nと、配信サーバ30と、ユーザ端末401〜40mと、サービス提供装置100とが含まれる。制作者端末11、評価者端末12、広告主端末201〜20n、配信サーバ30、ユーザ端末401〜40m、及び、サービス提供装置100は、通信網50を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示したサービス提供システム1には、複数台の制作者端末11や、複数台の評価者端末12や、複数台の配信サーバ30や、複数台のサービス提供装置100が含まれてもよい。
制作者端末11は、コンテンツ制作者によって利用される情報処理装置である。例えば、制作者端末11は、コンテンツ制作者による操作に従って、企画情報や、コンテンツ制作者によって制作された動画等のコンテンツをサービス提供装置100に送信する。なお、以下では、制作者端末11をコンテンツ制作者と表記する場合がある。すなわち、以下では、コンテンツ制作者を制作者端末11と読み替えることもできる。
なお、コンテンツ制作者は、企画情報の入稿作業等を代理店に依頼する場合もある。この場合、サービス提供装置100によって提供されるオークションサービスを利用するのは代理店となる。以下では、「コンテンツ制作者」といった表記は、コンテンツ制作者だけでなく代理店を含む概念であり、「制作者端末」といった表記は、制作者端末だけでなく代理店によって利用される代理店端末を含む概念であるものとする。
評価者端末12は、評価者によって利用される情報処理装置である。例えば、評価者端末12は、評価者による操作に従って、評価情報をサービス提供装置100に送信する。なお、以下では、評価者端末12を評価者と表記する場合がある。すなわち、以下では、評価者を評価者端末12と読み替えることもできる。
なお、評価者は、評価情報の入稿作業等を代理店に依頼する場合もある。この場合、サービス提供装置100を利用するのは代理店となる。以下では、「評価者」といった表記は、評価者だけでなく代理店を含む概念であり、「評価者端末」といった表記は、評価者端末だけでなく代理店によって利用される代理店端末を含む概念であるものとする。
広告主端末201〜20nは、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末201〜20nは、広告主による操作に従って、サービス提供装置100からオークションサービスに関するウェブページ(以下、「オークションページ」と表記する場合がある)を取得したり、サービス提供装置100に入札情報や広告データを送信したりする。以下では、広告主端末201〜20nを区別する必要がない場合には、これらを総称して「広告主端末20」と表記する場合がある。また、以下では、広告主端末20を広告主や入札者や落札者と表記する場合がある。すなわち、以下では、広告主や入札者や落札者を広告主端末20と読み替えることもできる。
なお、広告主は、入札作業等を代理店に依頼する場合もある。この場合、サービス提供装置100によって提供されるオークションサービスを利用するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店端末を含む概念であるものとする。
配信サーバ30は、例えば、ウェブサーバ等である。配信サーバ30は、サービス提供装置100から配信対象のコンテンツを受信する。また、配信サーバ30は、ユーザ端末401〜40mからの要求に応じて、サービス提供装置100から受信したコンテンツを配信する。
ユーザ端末401〜40mは、コンテンツを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末401〜40mは、ユーザによる操作に従って、配信サーバ30から動画等のコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。以下では、ユーザ端末401〜40mを区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザ端末40」と表記する場合がある。また、以下では、ユーザ端末40をユーザや視聴者と表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザや視聴者をユーザ端末40と読み替えることもできる。
サービス提供装置100は、例えば、ウェブサーバ等である。図1を用いて説明したように、サービス提供装置100は、企画段階のコンテンツに組み込まれる広告枠に関するオークションサービスを提供する。
なお、上述した制作者端末11や評価者端末12や広告主端末20やユーザ端末40は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
〔3.サービス提供装置の構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供装置100の構成について説明する。図3は、第1の実施形態に係るサービス提供装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、サービス提供装置100は、通信部110と、オークション記憶部121と、評価情報記憶部122と、制御部130とを有する。なお、サービス提供装置100は、サービス提供装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)によって実現される。かかる通信部110は、通信網50と有線又は無線で接続される。そして、通信部110は、通信網50を介して、制作者端末11や評価者端末12や広告主端末20や配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部について)
オークション記憶部121及び評価情報記憶部122は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
(オークション記憶部121について)
オークション記憶部121は、オークションに関する各種情報を記憶する。図4に、第1の実施形態に係るオークション記憶部121の一例を示す。図4に示すように、オークション記憶部121は、「制作者ID」、「企画ID」、「企画内容」、「オークションID」、「広告枠情報」、「オークション期間」、「現在価格」、「入札者ID」、「終了日時」といった項目を有する。
「制作者ID」は、コンテンツ制作者を識別するための識別情報を示す。「企画ID」は、コンテンツ制作者によって制作することが予定されているコンテンツの企画を識別するための識別情報を示す。言い換えれば、「企画ID」は、企画段階のコンテンツを識別するための識別情報を示す。「企画内容」は、コンテンツの企画内容を示す。「オークションID」は、各広告枠に関するオークションを識別するための識別情報を示す。言い換えれば、「オークションID」は、広告枠を識別するための識別情報を示す。「広告枠情報」は、コンテンツに組み込まれる広告枠に関する情報を示す。「オークション期間」は、オークションが開催される期間を示す。「現在価格」は、現時点でオークションに入札されている入札価格の最高額を示す。「入札者ID」は、現時点で最高額の入札価格を入札している入札者である広告主を識別するための広告主IDを示す。「終了日時」は、オークションが終了した日時を示す。
なお、図4において、「終了日時」に日時が格納されていないオークションが開催中又は未開催であり、「終了日時」に日時が格納されているオークションが終了したことを示す。また、「終了日時」に日時が格納されている場合には、現在価格が落札価格に該当する。
以下では、制作者IDをコンテンツ制作者の参照符号として用いる場合がある。例えば、制作者ID「CP11」によって識別されるコンテンツ制作者を「コンテンツ制作者CP11」と表記する場合がある。また、以下では、入札者IDを広告主や入札者や落札者の参照符号として用いる場合がある。例えば、入札者ID「C11」によって識別される広告主を「広告主C11」と表記する場合がある。
すなわち、図4では、コンテンツ制作者CP11により、企画ID「P11」によって識別されるコンテンツが企画中であり、コンテンツの企画内容が動画等である例を示している。また、図4では、コンテンツに5個の広告枠A〜Eが組み込まれる例を示している。また、図4では、広告枠Aに関するオークションは、オークションID「AU11」によって識別され、同様に、広告枠B〜Eに関する各オークションは、それぞれオークションID「AU12」、「AU13」、「AU14」、「AU15」によって識別される例を示している。また、図4では、広告枠A〜Eに関する各オークションが開催中である例を示している。このように、オークション記憶部121は、1つの企画ID(すなわち、企画段階のコンテンツ)に対応付けて、コンテンツに組み込まれる各広告枠に対応するオークションIDを記憶する。
なお、オークション記憶部121に記憶される情報は、図4に示した例に限られない。例えば、オークション記憶部121は、オークションID毎に、即座に落札することができる価格を示す「即決価格」や、落札することができる最小価格を示す「最低落札価格」などを記憶してもよい。これらの「即決価格」及び「最低落札価格」は、例えば、制作者端末11からサービス提供装置100に送信される広告枠情報に含まれ、コンテンツ制作者によって設定される。
(評価情報記憶部122について)
評価情報記憶部122は、企画に対する評価に関する情報を記憶する。図5に、第1の実施形態に評価情報記憶部122の一例を示す。図5に示すように、評価情報記憶部122は、「企画ID」、「評価者ID」、「評価値」、「評価内容」、「制作済みコンテンツ」といった項目を有する。
「企画ID」は、図4に示した企画IDに対応する。「評価者ID」は、評価者を識別するための識別情報を示す。以下では、評価者IDを評価者の参照符号として用いる場合がある。例えば、評価者ID「R11」によって識別される評価者を「評価者R11」と表記する場合がある。
「評価値」は、企画IDによって識別される企画に対する評価者からの評価の値を示す。なお、図5では、評価値は、「1」〜「5」の5段階によって表され、数値が大きいほど評価が高いものとする。「評価内容」は、企画に対する評価者からの評価の内容を示す。「制作済みコンテンツ」は、企画に対応するコンテンツの完成品を示す。なお、図5では、「制作済みコンテンツ」に「CD11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、コンテンツ(例えば、動画)や、コンテンツの格納場所を示すファイルパス名や、コンテンツを識別するための識別情報や、コンテンツのタイトルなどが格納される。
すなわち、図5では、企画ID「P11」によって識別される企画に対して、評価者R11〜R13が評価している例を示している。このうち、図5では、評価者R11による評価値が最大の「5」であり、評価者R11による評価内容が「ヒット間違いなし」である例を示している。また、図5では、企画ID「P11」によって識別される企画に対応するコンテンツが「CD11」である例を示している。
(制御部130について)
図3の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、サービス提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(サービス提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、企画受付部131と、サービス提供部132と、算定部133と、コンテンツ受付部134と、生成部135と、送信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(企画受付部131について)
企画受付部131は、コンテンツ制作者によって制作されるコンテンツの企画に関する企画情報を受け付け、かかる企画に対する評価に関する評価情報を受け付ける。
具体的には、企画受付部131は、コンテンツ制作を予定しているコンテンツ制作者(例えば、制作者端末11)から、広告枠情報を含む企画情報を受け付ける。そして、企画受付部131は、企画情報を受け付けた場合に、新たな企画IDを払い出すとともに、コンテンツに設定される広告枠毎にオークションIDを払い出す。そして、企画受付部131は、企画IDに対応付けて、企画情報をオークション記憶部121の「企画内容」に格納する。また、企画受付部131は、企画IDに対応付けて、広告枠毎のオークションIDをオークション記憶部121に格納し、さらに、各オークションIDに対応付けて、広告枠情報をオークション記憶部121の「広告枠情報」に格納する。このとき、企画受付部131は、企画情報の送信元であるコンテンツ制作者に対応する制作者IDをオークション記憶部121に格納する。この制作者IDは、例えば、コンテンツ制作者によって企画情報とともに送信される。または、サービス提供装置100によって提供される各種サービスを利用する際にログインを要する場合には、コンテンツ制作者のログインID等を制作者IDとしてもよい。
なお、企画受付部131は、例えば企画情報を解析することで、コンテンツの種類、監督、出演者などの各項目に対応する情報を抽出する。例えば、企画情報がXML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語で記述されている場合には、企画受付部131は、企画情報から各項目に対応する情報を容易に抽出することができる。また、企画情報のフォーマットが予め決められている場合には、企画受付部131は、予め決められている形式に基づいて、企画情報から各種情報を容易に抽出することができる。
また、企画受付部131は、コンテンツ制作者によって設定されたオークション期間を含む広告枠情報を受け付けてもよい。この場合、企画受付部131は、広告枠情報に含まれるオークション期間をオークション記憶部121に格納する。ただし、この例に限られず、企画受付部131は、予め決められているオークション期間をオークション記憶部121に格納してもよい。例えば、企画受付部131は、広告枠情報を受け付けた日時から所定の日数が経過するまでの期間をオークション期間としてもよい。
また、企画受付部131は、企画情報を入力するための入稿サイトをコンテンツ制作者に提供してもよい。例えば、企画受付部131は、コンテンツの種類や、企画内容等を入力するための入稿サイトを提供する。また、例えば、企画受付部131は、広告枠が再生される時間的な位置(以下、再生位置と表記する場合がある)や、広告枠の再生時間や、広告枠の表示サイズ等を入力するための入稿サイトを提供する。この場合、企画受付部131は、入稿サイトに入力された各種情報を企画情報として受け付ける。
また、上記例では、広告枠情報が企画情報に含まれる例を示したが、企画受付部131は、企画情報と広告枠情報とを個別に受け付けてもよい。この場合、企画受付部131は、企画情報及び広告枠情報の双方を同時に受け付けてもよいし、異なるタイミングで受け付けてもよい。
また、企画受付部131は、評価者(例えば、評価者端末12)から評価情報を受け付ける。例えば、企画受付部131は、評価者IDと、評価値と、評価内容とを含む評価情報を受け付ける。そして、企画受付部131は、評価者から評価情報を受け付けた場合に、評価者によって評価された企画の企画IDに対応付けて、評価者IDと、評価値と、評価内容とを評価情報記憶部122に格納する。
なお、企画受付部131は、コンテンツ制作者から受け付けた企画情報を評価者に提示し、提示した企画情報が示す企画に対する評価を評価者から受け付けてもよい。このとき、企画受付部131は、オークションが未開催である企画の企画情報を評価者に提示する。また、企画受付部131は、評価情報を入力するための入稿サイトを評価者に提供してもよい。例えば、企画受付部131は、企画情報(企画内容や広告枠情報)が表示される表示欄と、評価値や評価内容を入力するため入力欄とを含む評価用画面を評価者に提供してもよい。また、企画受付部131は、オークション記憶部121に記憶されている企画情報の一覧を評価者に提示し、評価者によって選択された企画情報に対する評価を入力するための入稿サイトを提供してもよい。
(サービス提供部132について)
サービス提供部132は、企画受付部131によって受け付けられた企画情報及び評価情報を提示するとともに、コンテンツ制作者によって企画されているコンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。
具体的には、サービス提供部132は、広告主端末20からオークションページの取得要求を受信した場合に、オークションページを広告主端末20に提供する。このとき、サービス提供部132は、コンテンツの企画内容と、評価者からの企画に対する評価に関する情報と、広告枠毎のオークションに関する情報とが掲載されているオークションページを提供する。
一例を挙げて説明すると、サービス提供部132は、オークション記憶部121から、企画中のコンテンツに関する各種情報を取得する。図4の例の場合、サービス提供部132は、オークション記憶部121から、企画ID毎に、企画内容や、オークションID毎の広告枠情報、現在価格、入札者ID及び終了日時などを取得する。このとき、サービス提供部132は、開催中のオークションが1つ以上存在する企画IDに対応する各種情報のみを取得する。具体的には、サービス提供部132は、現在日時がオークション期間に含まれ、かつ、終了日時に日付の情報が格納されていないオークションIDに対応する企画IDを特定し、特定した企画IDに対応する各種情報をオークション記憶部121から取得する。また、サービス提供部132は、オークション記憶部121から取得した企画IDに対応する評価情報を評価情報記憶部122から取得する。
そして、サービス提供部132は、企画中のコンテンツに関する各種情報の一覧が表示されるウェブページである一覧ページを生成する。そして、サービス提供部132は、生成した一覧ページを広告主端末20に送信する。これにより、サービス提供部132は、一覧ページから選択された企画中のコンテンツに対応する企画IDを含む取得要求を広告主端末20から受信する。この場合、サービス提供部132は、取得要求に含まれる企画IDに対応する各種情報を用いて、企画内容や企画に対する評価等が掲載されているオークションページを生成し、生成したオークションページを広告主端末20に提供する。
また、サービス提供部132は、オークションページを介して、入札価格を含む入札情報を広告主端末20から受信する。この場合、サービス提供部132は、入札対象のオークションを示すオークションIDに対応付けて、入札情報に含まれる入札価格をオークション記憶部121に格納する。このとき、サービス提供部132は、入札情報の送信元である入札者に対応する入札者IDについてもオークション記憶部121に格納する。なお、サービス提供部132は、入札情報とともに入札者IDを受け付けてもよいし、入札者のログインID等を入札者IDとしてもよい。また、サービス提供部132は、オークションが成立した場合には、オークションが終了した日時をオークション記憶部121の終了日時に格納する。
ここで、図6に、第1の実施形態に係るオークションページW10の一例を示す。図6では、図4に示した企画ID「P11」に対応するオークションページW10の一例を示す。図6に示す例のように、サービス提供部132は、オークションページW10の企画表示欄T11に、オークション記憶部121に記憶されている企画内容を掲載する。また、サービス提供部132は、評価表示欄T12に、評価情報記憶部122に記憶されている評価情報を掲載する。また、サービス提供部132は、入札表示欄T13に、各オークションIDに対応付けてオークション記憶部121に記憶されている広告枠情報等を掲載する。また、サービス提供部132は、イメージ表示欄T14に、広告枠の再生位置が視認可能なイメージ図を掲載する。このように、サービス提供部132は、広告枠情報に複数の広告枠に関する情報が含まれる場合には、全ての広告枠情報をオークションページW10に掲載するとともに、各広告枠に関するオークションを個別に開催する。
なお、ここでは図示することを省略するが、サービス提供部132は、入札表示欄T13に表示されている入札ボタンが押下された場合には、入札価格を入力するための入札ページを広告主端末20に提供する。これにより、サービス提供部132は、入札ページを介して、入札価格を含む入札情報を広告主端末20から受信する。
そして、サービス提供部132は、各広告枠に関する全てのオークションが終了した場合に、全てのオークションが正式に成立したものとする。具体的には、サービス提供部132は、各広告枠に関するオークションのうち一部のオークションが終了した場合であっても、全てのオークションが成立するまでは、かかる一部のオークションが仮に成立した状態であるものとする。図6に示した例の場合、サービス提供部132は、広告枠A〜Eに関する5個のオークションを開催する。ここで、各オークションの開催期間が異なる場合や、各オークションに即決価格が設定されている場合には、5個のオークションが同時に終了するとは限らない。例えば、5個のオークションのうち、広告枠Aに関するオークションのみが終了したものとする。この場合、サービス提供部132は、5個のオークションの全てが成立するまでは、広告枠Aに関するオークションが仮に成立した状態であり、落札者が仮に決定された状態であるものとする。そして、サービス提供部132は、5個のオークションの全てが終了した後に、全てのオークションが正式に成立したものとして、各オークションの落札者を確定させる。すなわち、サービス提供部132は、落札者が決定してオークションが終了するたびにオークション記憶部121に終了日時を格納するが、1つの企画IDに対応付けられている複数のオークションIDのうち、全てのオークションIDに対応する終了日時を格納した場合に、全てのオークションが正式に成立したものとする。
ここで、サービス提供部132は、複数のオークションのうち、一部のオークションが成立しなかった場合には、全てのオークションを不成立としてもよい。オークションが成立しない態様としては、入札件数が1件もなかった場合や、入札価格の最高額が最低落札価格に達しない場合などが挙げられる。この場合に、サービス提供部132は、全てのオークションを再度開催してもよい。または、サービス提供部132は、成立しなかった一部のオークションのみを再度開催してもよい。このとき、サービス提供部132は、再度開催するオークションには、前回の最低落札価格よりも低い最低落札価格を設定してもよい。または、サービス提供部132は、複数のオークションのうち一部のオークションが成立しなかった場合には、その旨をコンテンツ制作者に通知してもよい。そして、サービス提供部132は、コンテンツ制作者からの指示に従って、全てのオークションを再度開催してもよいし、成立しなかった一部のオークションのみを再度開催するか決定してもよい。
なお、図6に示したオークションページW10は、図示した例に限られない。例えば、サービス提供部132は、コンテンツ制作者の氏名等を企画表示欄T11に掲載してもよい。また、例えば、サービス提供部132は、最高価格を入札している入札者に関する情報(例えば、企業名や業種)を表示してもよい。また、例えば、コンテンツ制作者は、コンテンツの制作にかかる費用の想定額として、落札価格の目標額を企画情報に設定してもよい。この場合に、サービス提供部132は、落札価格の目標額を企画表示欄T11に掲載してもよい。また、例えば、サービス提供部132は、オークションの開催期間を入札表示欄T13に掲載してもよい。また、例えば、サービス提供部132は、イメージ表示欄T14にイメージ図を掲載しなくてもよい。
(算定部133について)
算定部133は、落札者から入金される落札金を管理し、コンテンツ制作者及び評価者に支払う料金を算定する。なお、サービス提供装置100の管理者は、サービス提供部132によって提供されるオークションサービスにおいて落札者となった広告主から、広告を表示する権利の購入料として落札金を受け付ける。算定部133は、このような広告主から得られた落札金のうち、コンテンツ制作者及び評価者に分配される料金を算定する。
具体的には、算定部133は、コンテンツ制作にかかる費用として、コンテンツ制作者に支払われる料金を算定する。また、算定部133は、企画を評価したことに対する対価として、評価者に支払われる料金を算定する。例えば、算定部133は、コンテンツ制作者と評価者とに支払う料金比率が予め決められている場合には、かかる料金比率に基づいてコンテンツ制作者及び評価者に支払う料金を算定する。このとき、算定部133は、落札金の一部を手数料として徴収した上で、手数料を減算した後の落札金をコンテンツ制作者及び評価者に分配してもよい。
ここで、算定部133は、コンテンツ制作者及び評価者に料金を送金する送金処理を行ってもよい。このとき、算定部133は、落札者から落札金が入金された場合であっても、即座に全ての落札金をコンテンツ制作者に送金せずに蓄積しておく。そして、算定部133は、コンテンツ制作者からコンテンツ制作にかかる費用を請求されるたびに、蓄積している落札金から請求額に相当する金額をコンテンツ制作者に送金する。例えば、算定部133は、コンテンツ制作時に実際に消費した衣料費や撮影費や食費などの請求データや、コンテンツ制作において直近で消費する可能性のある衣料費や撮影費や食費などの請求データを制作者端末11から受信する。そして、算定部133は、受信した請求データに対応する金額をコンテンツ制作者に送金する。なお、算定部133は、オークション記憶部121に記憶されている現在価格(すなわち、落札価格)を用いて、落札金を管理する。
このように、算定部133は、落札者から入金される落札金を即座にコンテンツ制作者に送金せずに、コンテンツ制作者からの要求に応じて徐々に落札金を送金する。これにより、算定部133は、実際にはコンテンツを制作しないコンテンツ制作者に落札金が持ち逃げされることを防止できる。この結果、算定部133は、サービス提供装置100により提供されるオークションサービスが悪用されることを防止できる。
なお、コンテンツ制作者から請求される総額が落札金よりも低い場合には、算定部133によって管理されている落札金は余ることとなる。この場合、算定部133は、コンテンツ制作者がコンテンツを制作した後に、余剰金をコンテンツ制作者や評価者に送金してもよい。これにより、算定部133は、コンテンツを完成させたことに対する報酬をコンテンツ制作者に支払うことになるので、コンテンツ制作者の創作意欲を向上させることができる。また、算定部133は、評価したことに対する報酬を評価者に支払うことになるので、多くの評価者に評価させることができるので、サービス提供部132によって提供されるオークションサービスを活性化することができる。
また、上記例では、算定部133が落札金をコンテンツ制作者に送金する例を示したが、算定部133は、コンテンツ制作者や評価者に送金する金額を算定する処理のみを行ってもよい。そして、サービス提供装置100の管理者等が、算定部133によって算定された金額をコンテンツ制作者や評価者に送金してもよい。
(コンテンツ受付部134について)
コンテンツ受付部134は、コンテンツ制作者(例えば、制作者端末11)から企画情報に対応するコンテンツを受け付ける。例えば、コンテンツ受付部134は、企画情報を送信したコンテンツ制作者がコンテンツを完成させた場合に、コンテンツの完成品を受け付ける。また、コンテンツ受付部134は、落札者(例えば、広告主端末20)から、広告枠に組み込まれる広告データを受け付ける。
なお、広告を表示する権利を有する落札者は、この権利を他の広告主に譲渡してもよい。この場合、コンテンツ受付部134は、落札者に限らず、広告を表示する権利を有する広告主から広告データを受け付ける。以下、単に「落札者」と表記する場合であっても、この落札者には、広告を表示する権利が譲渡された広告主も含まれるものとする。
(生成部135について)
生成部135は、コンテンツ受付部134によって受け付けられたコンテンツ及び広告データを合成することで、合成コンテンツを生成する。具体的には、生成部135は、サービス提供部132によって提供されるオークションサービスにおいて、所定の企画情報(企画ID)に対応する全てのオークションが成立した後に、合成コンテンツを生成する。このとき、生成部135は、オークション記憶部121に記憶されている広告枠情報に基づいて、コンテンツ制作者によって制作されたコンテンツに設定されている広告枠に、かかる広告枠に広告を表示する権利を落札した広告主の広告データを組み込むことで合成コンテンツを生成する。そして、生成部135は、合成コンテンツを生成した場合に、評価情報記憶部122の「制作済みコンテンツ」に合成コンテンツを格納する。このとき、生成部135は、合成コンテンツの格納場所を示すファイルパス名や、合成コンテンツを識別するための識別情報や、合成コンテンツのタイトルなどを評価情報記憶部122の「制作済みコンテンツ」に格納してもよい。
なお、上述したように、広告主によって落札される広告枠は、プロダクトプレイスメントのように、宣伝商品を映像に登場させる出演枠に該当する場合もある。この場合、コンテンツ制作者は、例えば落札者である広告主から宣伝商品を受け取り、受け取った宣伝商品を用いて動画等のコンテンツを制作することになる。このため、広告枠がプロダクトプレイスメントである場合には、コンテンツ制作者が、広告データを含む合成コンテンツを制作することになる。すなわち、コンテンツ受付部134によって受け付けられたコンテンツが合成コンテンツに該当する場合がある。このようなことから、上述した生成部135は、コンテンツに設定される広告枠がプロダクトプレイスメントのみである場合には、合成コンテンツの生成処理を行わない。言い換えれば、生成部135は、図1等に示した広告枠A〜Cのように、コンテンツの完成品に組み込むことが可能な広告枠がコンテンツに設定されている場合に、上述した合成コンテンツの生成処理を行う。
(送信部136について)
送信部136は、生成部135によって生成された合成コンテンツ、又は、コンテンツ受付部134によって受け付けられた合成コンテンツを配信サーバ30に送信する。これにより、配信サーバ30は、ユーザ端末40からの要求に応じて、広告データが組み込まれた合成コンテンツをユーザ端末40に配信することとなる。
〔4.サービス提供処理手順〕
次に、図7を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供システム1によるサービス提供処理の手順について説明する。図7は、第1の実施形態に係るサービス提供システム1によるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。
図7に示すように、制作者端末11は、コンテンツ制作者による操作に従って、広告枠情報を含む企画情報をサービス提供装置100に送信する(ステップS101)。この場合、サービス提供装置100は、企画情報をオークション記憶部121に格納する。
なお、図7の例では、制作者端末11が広告枠情報を含む企画情報を送信する例を示した。しかし、制作者端末11は、企画情報と広告枠情報とを異なるタイミングで送信してもよい。例えば、制作者端末11は、企画情報の後に広告枠情報をサービス提供装置100に送信してもよい。また、例えば、制作者端末11は、上述した入稿サイトにコンテンツ制作者に入力された企画情報及び広告枠情報をサービス提供装置100に送信してもよい。この場合、コンテンツ制作者は、最初に企画情報を入稿サイトに入力し、別の日などに広告枠情報を入稿サイトに入力してもよい。
続いて、サービス提供装置100は、評価者端末12からアクセスされた場合に、企画情報を評価者端末12に送信する(ステップS102)。そして、評価者端末12は、評価者による操作に従って、企画情報によって示される企画に対する評価に関する評価情報をサービス提供装置100に送信する(ステップS103)。
続いて、サービス提供装置100は、広告主端末20からオークションページの取得要求を受信した場合に(ステップS104)、企画情報及び評価情報が掲載されたオークションページを広告主端末20に提供する(ステップS105)。そして、サービス提供装置100は、オークションページを介して、入札価格を含む入札情報を広告主端末20から受信する(ステップS106)。このようにして、サービス提供装置100は、広告主端末20を含む複数の広告主端末20から入札情報を受信する。
そして、サービス提供装置100は、広告主端末20から受信した入札情報に基づいて、落札者を決定する(ステップS107)。例えば、サービス提供装置100は、オークション開催期間が満了した日時に最高価格を入札している広告主を落札者に決定する。そして、サービス提供装置100は、広告主から入金される落札金を管理する。この後に、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者から制作費を請求された場合に、落札金の中から請求額をコンテンツ制作者に送金する。
また、広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告データをサービス提供装置100に送信する(ステップS108)。また、制作者端末11は、コンテンツ制作が完成したコンテンツ制作者による操作に従って、完成したコンテンツをサービス提供装置100に送信する(ステップS109)。
そして、サービス提供装置100は、制作者端末11から受け付けたコンテンツに、広告主端末20から受け付けた広告データを組み込むことで合成コンテンツを生成し、生成した合成コンテンツを配信サーバ30に送信する(ステップS110)。これにより、配信サーバ30は、合成コンテンツをユーザ端末40に配信する。
〔5.効果〕
上述してきたように、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、企画受付部131と、サービス提供部132とを有する。企画受付部131は、コンテンツ制作者によって制作されるコンテンツ(第1コンテンツの一例)の企画への評価に関する評価情報を受け付ける。サービス提供部132は、かかる企画に関する企画情報と評価情報とを提示し、コンテンツとともに広告(第2コンテンツの一例)を表示させる権利を落札対象とするオークションサービス(販売サービスの一例)とを提供する。
これにより、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、新人等の無名なコンテンツ制作者による制作活動を支援することができる。例えば、無名であっても有望なコンテンツ制作者であれば、評価者から高く評価されることで、広告主から高額な入札金を入札されることとなる。すなわち、サービス提供装置100は、無名であっても才能のあるコンテンツ制作者が制作資金を調達することを可能にし、結果として、このようなコンテンツ制作者による制作活動を支援することができる。
また、第1の実施形態に係る企画受付部131は、コンテンツ制作者から受け付けた企画情報を提示し、提示した企画情報が示す企画に対する評価を評価情報として受け付ける。
これにより、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、評価対象の企画を評価者に提示することで、既に広告主が決定している企画などの無用な企画を評価者に評価させることを防止できる。
また、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、算定部133を有する。算定部133は、広告を表示する権利を有する落札者(権利者の一例)によって支払われる落札金(購入料の一例)から、コンテンツ制作者に支払われる料金をコンテンツ制作にかかる費用として算定する。
これにより、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツ制作者が動画の制作を企画している段階で制作費用を算定することで、コンテンツ制作者による制作活動を金銭的に支援することができる。
また、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツ受付部134と、生成部135とを有する。コンテンツ受付部134は、動画等のコンテンツを受け付けるとともに、落札者から広告データを受け付ける。生成部135は、コンテンツ受付部134によって受け付けられたコンテンツに広告データを組み込んだ合成コンテンツを生成する。
これにより、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、広告主の広告データが確実に組み込まれた合成コンテンツをユーザ端末40等に提供することができる。
また、第1の実施形態に係るサービス提供部132は、販売サービスとして、広告を表示する権利をオークションにより販売するオークションサービスを提供する。
これにより、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、広告主に入札を競わせることができるので、入札金が高騰させることができる。この結果、サービス提供装置100は、高額な製作費をコンテンツ制作者に提供することができるので、コンテンツ制作者による制作活動を支援することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、図6に例示したオークションページW10のように、評価情報を広告主に提示する例を示した。第2の実施形態では、評価者が過去に評価した評価実績や、評価者が過去に評価した企画に関する情報等を提示する例について説明する。
〔1.サービス提供装置の構成〕
まず、図8を用いて、第2の実施形態に係るサービス提供装置200の構成について説明する。図8は、第2の実施形態に係るサービス提供装置200の構成例を示す図である。図8に示すように、サービス提供装置200は、制作履歴記憶部223と、制御部230とを有する。
制作履歴記憶部223は、コンテンツ制作者が過去に制作したコンテンツに関する情報を記憶する。図9に、第2の実施形態に係る制作履歴記憶部223の一例を示す。図9に示すように、制作履歴記憶部223は、「制作者ID」、「制作済みコンテンツ」、「閲覧数」といった項目を有する。
「制作者ID」は、図4に示した制作者IDに対応する。「制作済みコンテンツ」は、図5に示した制作済みコンテンツに対応する。「閲覧数」は、コンテンツが閲覧された回数を示す。言い換えれば、「閲覧数」は、配信サーバ30によってユーザ端末40にコンテンツが配信された回数(PV数などと呼ばれる)を示す。図9では、「閲覧数」に1ヶ月当たりの閲覧数の平均値が記憶される例を示す。
すなわち、図9では、コンテンツ制作者CP11により、過去にコンテンツ「CD11」、「CD12」、「CD13」、「CD14」が制作された例を示している。また、図9では、コンテンツ「CD11」が1ヶ月当たり10000回閲覧される例を示している。
なお、第2の実施形態に係るサービス提供装置200は、定期的に配信サーバ30にアクセスすることで、合成コンテンツ毎の配信数を配信サーバ30から取得する。そして、サービス提供装置200は、各合成コンテンツの配信数を、かかる合成コンテンツ(制作済みコンテンツ)に対応付けて、制作履歴記憶部223の閲覧数に格納する。このとき、サービス提供装置200は、配信サーバ30から取得した合成コンテンツ毎の配信数を蓄積しておき、所定期間(例えば、1ヶ月)当たりの閲覧数の平均値を算出し、算出した閲覧数の平均値を制作履歴記憶部223の閲覧数に格納する。
制御部230は、図8に示すように、サービス提供部232を有する。サービス提供部232は、企画情報及び評価情報だけでなく、評価者が過去に評価した制作済みコンテンツに関する情報や、評価者による制作済みコンテンツに対する評価を提示するとともに、上述してきたオークションサービスを提供する。
ここで、図10に、第2の実施形態に係るオークションページW20の一例を示す。図10に示す例のように、サービス提供部232は、オークションページW20の評価表示欄T22に、評価情報記憶部122に記憶されている評価情報を掲載する。このとき、サービス提供部232は、評価表示欄T22に表示される評価者等が押下された場合には、評価者の評価実績が掲載されたウェブページ(以下、「評価実績ページ」と表記する場合がある)を広告主端末20に提供する。
図11に、第2の実施形態に係る評価実績ページW30の一例を示す。図11に示す例のように、評価実績ページW30には、オークションページW20において選択された評価者による過去の評価実績が掲載される。具体的には、サービス提供部232は、オークションページW20において選択された評価者の評価者IDに対応する評価値や制作済みコンテンツ等を評価情報記憶部122から取得する。そして、サービス提供部232は、評価情報記憶部122から取得した制作済みコンテンツに対応する閲覧数を制作履歴記憶部223から取得する。そして、サービス提供部232は、図11に示すように、評価情報記憶部122から取得した制作済みコンテンツを「評価したコンテンツ」に掲載するとともに、制作済みコンテンツに対する評価値と、制作履歴記憶部223から取得した閲覧数(PV数)とを掲載する。
なお、図11に示した評価実績ページW30は、図示した例に限られない。例えば、サービス提供部232は、評価情報記憶部122に記憶されている評価内容を評価実績ページW30に掲載してもよい。また、サービス提供部232は、オークションページW20において複数の評価者を選択可能にしてもよい。この場合、サービス提供部232は、複数の評価者による評価実績の一覧を評価実績ページW30に掲載してもよい。
また、サービス提供部232は、評価値や閲覧数(PV数)だけでなく、制作済みコンテンツに対応する企画情報を評価実績ページW30に掲載してもよい。この場合、サービス提供部232は、オークション記憶部121に記憶されている企画情報を評価実績ページW30に掲載する。
また、サービス提供部232は、制作済みコンテンツに関する情報として、閲覧数(PV数)だけでなく、コンテンツ制作者が制作済みコンテンツを制作する際にかかった費用や工数などを評価実績ページW30に掲載してもよい。また、サービス提供部232は、制作済みコンテンツに関する情報として、制作済みコンテンツが提供されたユーザ、又は、制作済みコンテンツに広告を表示する権利を有する広告主による制作済みコンテンツに対する評価などを評価実績ページW30に掲載してもよい。この場合、サービス提供装置200は、費用や工数に関する情報を制作者端末11から取得し、制作済みコンテンツに対する広告主の評価に関する情報を広告主端末20から取得し、制作済みコンテンツに対するユーザの評価に関する情報を配信サーバ30から取得する。そして、サービス提供装置200は、このようにして取得した費用や工数等の情報を制作履歴記憶部223に格納する。そして、サービス提供部232は、制作履歴記憶部223に記憶されている費用や工数等を評価実績ページW30に掲載する。
〔2.効果〕
上述してきたように、第2の実施形態に係るサービス提供装置200は、サービス提供部232を有する。サービス提供部232は、企画を評価した評価者による過去の評価実績をさらに提示し、オークションサービスを提供する。
また、第2の実施形態に係るサービス提供部232は、評価者による過去の評価実績として、評価者が過去に評価した企画に対応するコンテンツに関する情報を提示する。
これにより、第2の実施形態に係るサービス提供装置200は、動画の企画段階にオークションを開催する場合であっても、広告主に対して入札時に参考となる情報を提供することができるので、付加価値の高いサービスを広告主に提供することができる。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では、コンテンツ制作者から企画情報を受け付ける例を示した。しかし、評価者は、コンテンツ制作者によって作成された企画を変更してもよい。第3の実施形態では、変更後の新たな企画情報を評価者から受け付ける例について説明する。
〔1.サービス提供処理〕
まず、図12を用いて、第3の実施形態に係るサービス提供処理の一例について説明する。図12は、第3の実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。図12に示すように、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、コンテンツ制作者CP10から企画情報を受け付ける(ステップS21)。続いて、サービス提供装置300は、評価者R11からアクセスされた場合に、ステップS21において受け付けた企画情報を評価者R11に送信する(ステップS22)。ステップS21及びS22における処理は、図7に示したステップS101及びS102における処理に対応する。
続いて、サービス提供装置300は、評価者R11から、評価情報とともに、新たな企画情報を受け付ける(ステップS23)。具体的には、評価者R11は、評論家、専門家、有名なコンテンツ制作者等に該当するので、人気が高くなる企画を把握している場合がある。そこで、サービス提供装置300は、評価者R11に企画情報を提供し、評価者R11によって人気が高まるように変更された新たな企画情報を受け付ける。
なお、評価者R11は、コンテンツの企画内容(例えば、監督や出演者や概要等)だけでなく、コンテンツに設定されている広告枠に関する広告枠情報を変更してもよい。具体的には、評論家等である評価者R11は、ユーザから多く閲覧されるコンテンツに設定される広告枠の再生位置や再生時間やサイズ等を把握している場合がある。すなわち、サービス提供装置300は、評価者R11によって変更された広告枠情報が含まれる新たな企画情報を受け付けてもよい。
続いて、サービス提供装置300は、ステップS23において受け付けた新たな企画情報に基づいて、上述してきたオークションサービスを広告主に提供する(ステップS24)。これにより、サービス提供装置300は、広告主から入札を受け付ける(ステップS25)。
このように、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、評価者によって変更された新たな企画情報に基づいてオークションサービスを提供する。これにより、サービス提供装置300は、専門家等である評価者によって変更された企画情報を広告主に提示することができる。言い換えれば、サービス提供装置300は、人気が高まるような企画情報を広告主に提示することができる。すなわち、サービス提供装置300は、広告主から入金される入札金の高騰を図ることができ、結果として、コンテンツ制作者CP10にコンテンツ制作にかかる資金を調達させることができる。
なお、図12に示した例において、サービス提供装置300は、評価者R11から受け付けた新たな企画情報をコンテンツ制作者CP10に提供してもよい。そして、サービス提供装置300は、コンテンツ制作者CP10が企画情報の変更を許可した場合に、新たな企画情報に基づいてオークションサービスを提供してもよい。
〔2.サービス提供装置の構成〕
次に、図13を用いて、第3の実施形態に係るサービス提供装置300の構成について説明する。図13は、第3の実施形態に係るサービス提供装置300の構成例を示す図である。図13に示すように、サービス提供装置300は、オークション記憶部321と、制御部330とを有する。
オークション記憶部321は、オークション記憶部121と同様に、オークションに関する各種情報を記憶する。ただし、オークション記憶部321は、企画情報の履歴を記憶する。図14に、第3の実施形態に係るオークション記憶部321の一例を示す。
図14に示す「企画者ID」は、企画情報の送信元を識別するための識別情報を示す。例えば、第3の実施形態では、コンテンツ制作者だけでなく評価者も企画情報をサービス提供装置300に送信する場合がある。このため、「企画者ID」には、コンテンツ制作者や評価者の識別情報が格納されることとなる。なお、図14では、評価者の識別情報として、図12等で評価者に付した参照符号を用いる場合がある。
また、図14に示す「有効フラグ」は、企画内容や広告枠情報などが有効であるか否かを示す。図14では、有効である場合には「有効フラグ」に「1(有効)」が格納され、無効である場合には「有効フラグ」に「0(無効)」が格納されるものとする。
すなわち、図14では、サービス提供装置300が、コンテンツ制作者CP11から企画情報を受け付けた後に、評価者R11から新たな企画情報を受け付けた例を示している。図14の例では、評価者R11は、企画内容のうち、出演者、時間、概要を変更している。
制御部330は、図13に示すように、企画受付部331と、サービス提供部332と、算定部333とを有する。企画受付部331は、企画受付部131と同様に、コンテンツ制作者から企画情報を受け付ける。さらに、企画受付部331は、コンテンツ制作者によって作成された企画を評価した評価者によって変更された後の企画に関する新たな企画情報を受け付ける。例えば、企画受付部331は、評価者によって企画内容(例えば、監督、出演者、概要等)が変更された後の企画に関する新たな企画情報を受け付ける。また、例えば、企画受付部331は、評価者によって広告枠情報(例えば、再生位置、再生時間、表示サイズ等)が変更された後の広告枠情報を含む新たな企画情報を受け付ける。
そして、企画受付部331は、新たな企画情報を受け付けた場合には、新たな企画情報を識別するための企画IDに対応する有効フラグを無効(上記例では、「0」)に更新するとともに、新たな企画情報の送信元である評価者の識別情報(すなわち、企画者ID)に対応付けて、新たな企画情報をオークション記憶部321に格納する。このとき、企画受付部331は、新たな企画情報に対応する有効フラグを有効(上記例では、「1」)とする。なお、企画受付部331は、同一の評価者から、同一の企画に対応する新たな企画情報を何度も受け付けてもよい。
サービス提供部332は、オークション記憶部321に記憶されている各種情報に基づいて、上述してきたオークションサービスを広告主に提供する。具体的には、サービス提供部332は、企画受付部331によって新たな企画情報が受け付けられた場合には、最新の企画情報を提示するとともにオークションサービスを提供する。すなわち、サービス提供部332は、オークション記憶部321に記憶されている各種情報のうち、有効フラグが有効である企画情報に基づいて、オークションサービスを提供する。
算定部333は、コンテンツ制作者及び評価者に支払う料金を算定する。具体的には、第3の実施形態に係る算定部333は、評価者が企画に関与した度合いに基づいて、落札者から支払われる落札金から評価者に分配する料金を算定する。例えば、算定部333は、オークション記憶部321に記憶されている各種情報を用いて、評価者によって企画を変更された箇所を特定し、特定した変更箇所の数が多いほど評価者に分配する料金を高く算定する。また、例えば、算定部333は、新たな企画情報を送信した回数が多い評価者ほど、かかる評価者に分配する料金を高く算定する。
算定部333による算定処理について、図14の例を用いて説明する。図14の例では、評価者R11は、コンテンツ制作者CP11によって作成された企画内容のうち、出演者と、時間と、概要とを変更している。この場合、算定部333は、出演者と、時間と、概要とが変更されたことを特定することで、評価者に分配する料金を算定する。なお、企画内容の項目(例えば、監督、出演者、時間、概要など)毎に、予め重みが設定されていてもよい。同様に、評価者によって変更される可能性のある広告枠に関する情報(例えば、再生位置、再生時間、広告枠の数など)毎に、予め重みが設定されていてもよい。そして、算定部333は、評価者によって変更された項目に重み付けをした上で、評価者に分配する料金を算定してもよい。
なお、算定部333は、評価者が企画に関与することで変化した企画への注目の指標(以下、「注目指標」と表記する)に基づいて、評価者が企画に関与した度合いを算出してもよい。ここでいう注目指標とは、企画への注目度等を示す。例えば、注目指標は、企画に関するオークションの閲覧数(PV数)に該当する。また、例えば、広告主が企画に対する評価を入力するための入力ボタン等がオークションページに含まれる場合には、注目指標は、広告主による企画への評価であってもよい。また、例えば、注目指標は、入札価格であってもよい。算定部333は、評価者が企画に関与する前における注目指標と、評価者が企画に関与した後における注目指標との差異を算出する。そして、算定部333は、注目指標の差異を評価者が企画に関与した度合いとする。このように、算定部333は、評価者が企画に関与した度合いを高精度に算出することができる。
〔3.効果〕
上述してきたように、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、企画受付部331と、サービス提供部332とを有する。企画受付部331は、企画を評価する評価者によって企画が変更された後の企画に関する新たな企画情報を受け付ける。また、企画受付部331は、企画を評価する評価者によって広告枠情報(枠情報の一例)が変更された後の広告枠情報を含む新たな企画情報を受け付ける。サービス提供部332は、新たな企画情報を提示し、オークションサービスを提供する。
これにより、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、専門家等である評価者によって人気が高まるように変更された企画情報を広告主に提示することができるので、広告主から入金される入札金の高騰を図ることができる。結果として、サービス提供装置300は、コンテンツ制作者による制作活動を支援することができる。
また、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、算定部333を有する。算定部333は、企画を評価した評価者が企画に関与した度合いに基づいて、落札金から評価者に分配する料金を算定する。
これにより、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、企画情報を変更することに対する評価者のモチベーションを高めることができるので、企画の品質を向上させることができる。
また、第3の実施形態に係る算定部333は、評価者が企画に関与することで変化した企画への注目の指標に基づいて、評価者が企画に関与した度合いを算出する。
これにより、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、評価者が企画に関与した度合いを高精度に算出することができる。
(第4の実施形態)
上記第3の実施形態では、評価者から企画情報を受け付ける例を示した。言い換えれば、上記第3の実施形態では、コンテンツ制作者によって作成された企画が評価者によって変更される例を示した。第4の実施形態では、評価者に対して企画の改良点に関する情報を提供する例について説明する。
〔1.サービス提供処理〕
まず、図15を用いて、第4の実施形態に係るサービス提供処理の一例について説明する。図15は、第4の実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。図15に示すように、第4の実施形態に係るサービス提供装置400は、コンテンツ制作者CP10から企画情報を受け付ける(ステップS31)。
続いて、サービス提供装置400は、評価者R11からアクセスされた場合に、ステップS31において受け付けた企画情報とともに、企画情報が示す企画の改良点に関する改良情報を評価者R11に送信する(ステップS32)。具体的には、サービス提供装置400は、ステップS31において受け付けた企画情報や、過去に制作された制作済みコンテンツの企画情報や閲覧数などに基づいて、改良情報を評価者R11に送信する。改良情報については後述する。この後のステップS33〜S35における処理は、図12に示したステップS23〜S25と同様である。
このように、第4の実施形態に係るサービス提供装置400は、過去に制作された制作済みコンテンツの実績に基づいて、企画の改良点を評価者に提案する。これにより、サービス提供装置400は、より人気が高まるような企画に変更させることができる。この結果、サービス提供装置400は、広告主に高品質の企画情報を提示することができるので、入札金の高騰を図ることができ、結果として、コンテンツ制作者CP10による資金調達を支援することができる。
〔2.サービス提供装置の構成〕
次に、図16を用いて、第4の実施形態に係るサービス提供装置400の構成について説明する。図16は、第4の実施形態に係るサービス提供装置400の構成例を示す図である。図16に示すように、サービス提供装置400は、制御部430とを有する。なお、サービス提供装置400は、図13に示したオークション記憶部321と、図8に示した制作履歴記憶部223とを有する。
図16に示すように、制御部430は、情報提供部437を有する。情報提供部437は、企画受付部331によって受け付けられた企画情報と、過去に制作された制作済みコンテンツに関する情報とに基づいて、企画の改良点に関する情報を評価者に提供する。
具体的には、情報提供部437は、制作履歴記憶部223に記憶されている制作済みコンテンツに対応する企画情報(企画内容や広告枠情報など)をオークション記憶部321から取得する。そして、情報提供部437は、制作済みコンテンツに対応する企画情報を分析することにより、閲覧数が多い企画内容の傾向や、広告枠の傾向を求める。例えば、情報提供部437は、「動画は閲覧数が多い」、「静止画は閲覧数が少ない」、「動画の場合、監督X1を採用すると閲覧数が多い」、「動画の場合、監督X2を採用すると閲覧数が少ない」といった傾向を求める。そして、情報提供部437は、制作済みコンテンツの企画情報と、企画受付部331によって受け付けられた企画情報とを比較することにより、企画の改良点を特定する。一例を挙げると、「動画の場合、監督X2を採用すると閲覧数が少ない」といった傾向があるにも関わらず、コンテンツ制作者から受け付けた企画情報には「監督X2で動画を制作」といった情報が含まれているものとする。この場合、情報提供部437は、「監督X2を変更することが望ましい」といった改良情報や、「監督X2を採用する場合には、動画以外のコンテンツを制作することが望ましい」といった改良情報を生成する。そして、情報提供部437は、このように生成した改良情報を評価者に提供する。
なお、情報提供部437による処理は、上記例に限られない。例えば、情報提供部437は、改良情報として、制作済みコンテンツの企画情報や閲覧数を評価者に提供するだけでもよい。これにより、評価者は、情報提供部437から提供される情報を参考にして、企画を高精度に評価することができる。
〔3.効果〕
上述してきたように、第4の実施形態に係るサービス提供装置400は、情報提供部437を有する。情報提供部437は、企画受付部331によって受け付けられた企画情報と、過去に制作された制作済みコンテンツに関する情報とに基づいて、評価者に企画の改良点に関する情報を提供する。
これにより、第4の実施形態に係るサービス提供装置400は、評価者に高品質な企画に変更させることができるので、広告主に高品質の企画情報を提示することができる。この結果、サービス提供装置400は、入札金の高騰を図ることができ、結果として、コンテンツ制作者による資金調達を支援することができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態に係るサービス提供システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、サービス提供システム1の他の実施形態について説明する。なお、以下では、主にサービス提供装置100を例に挙げて他の実施形態を説明するが、以下に説明する他の実施形態は、サービス提供装置200、300及び400にも適用することができる。
〔1.評価者支援〕
上述したサービス提供装置100は、図8に示した制作履歴記憶部223を有してもよい。そして、サービス提供装置100の企画受付部131は、評価者に企画を評価させる場合に、かかる企画に関する企画情報とともに、かかる企画を作成したコンテンツ制作者が過去に制作した制作済みコンテンツに関する情報を提示してもよい。例えば、企画受付部131は、制作済みコンテンツに関する情報として、制作履歴記憶部223に記憶されている閲覧数などを評価者に提示する。また、この例に限られず、企画受付部131は、制作済みコンテンツに関する情報として、制作済みコンテンツに対応する企画情報や、制作済みコンテンツを制作する際にかかった費用や工数や、制作済みコンテンツが提供されたユーザ、又は、制作済みコンテンツに広告を表示する権利を有する広告主による制作済みコンテンツに対する評価などを評価者に提示してもよい。これにより、評価者は、制作済みコンテンツに関する情報に基づいて、企画を適切に評価することができる。
〔2.評価者への企画情報の提示〕
また、図7では、サービス提供装置100の企画受付部131が企画情報を評価者に送信することで、企画情報に対応する評価情報を受け付ける例を示した。しかし、企画受付部131は、企画情報を評価者に送信することなく、評価者から評価情報を受け付けてもよい。例えば、評価者は、サービス提供装置100を介さずに、コンテンツ制作者から企画を直接受け取り、受け取った企画に対して評価してもよい。この場合、コンテンツ制作者は、制作者端末11を用いて、企画情報及び評価情報の双方をサービス提供装置100に送信してもよい。または、評価者は、評価者端末12を用いて、企画情報及び評価情報の双方をサービス提供装置100に送信してもよい。すなわち、サービス提供装置100の企画受付部131は、制作者端末11又は評価者端末12から、企画情報及び評価情報の双方を受け付けてもよい。
〔3.評価情報〕
また、上述したサービス提供装置100の企画受付部131は、オークションが開催中であっても評価情報を受け付けてもよい。この場合、サービス提供部132は、企画受付部131によって受け付けられた全ての評価情報をオークションページに掲載する。また、企画受付部131は、1度受け付けた評価情報を更新するための評価情報を受け付けてもよい。この場合、サービス提供部132は、最新の評価情報をオークションページに掲載する。
また、上記実施形態では、評価情報に、評価値及び評価内容が含まれる例を示したが、評価情報に含まれる情報は、この例に限られない。例えば、評価情報には、評価値が含まれなくてもよい。また、例えば、評価値には、評価内容が含まれなくてもよい。また、例えば、評価情報には、評価者の経歴等が含まれてもよい。
〔4.サービス態様〕
また、上記実施形態では、サービス提供装置100が、企画中のコンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する例を示した。しかし、サービス提供装置100のサービス提供部132は、企画中のコンテンツではなく、既に完成されているコンテンツ等に広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供してもよい。また、上記実施形態では、サービス提供装置100が合成コンテンツを生成する例を示したが、合成コンテンツの生成処理は、配信サーバ30等の他の装置によって行われてもよい。このような場合には、図3に示したサービス提供装置100は、コンテンツ受付部134や生成部135や送信部136等を有しなくてもよい。
また、上述してきたサービス提供装置100は、オークション形式ではない販売サービスを提供してもよい。具体的には、サービス提供部132は、コンテンツに広告を表示する権利を販売するための販売サービスを提供してもよい。
〔5.コンテンツの種類〕
また、上述した実施形態では、コンテンツとして、主に動画を一例に挙げて説明した。しかし、コンテンツの種類は、動画に限られない。例えば、上述してきたコンテンツは、ゲーム等のアプリケーションや、電子書籍や、ウェブログ等のウェブページであってもよい。例えば、コンテンツ制作者は、ゲームや、電子書籍や、専門的なウェブページの制作を企画している場合に、上述してきたオークションサービスを利用することができる。
ここで、図17に、他の実施形態に係るコンテンツの一例を示す。図17では、コンテンツがゲームである例を示す。図17の例では、コンテンツ制作者が、キャラクターのアイコンを用いたゲームの制作を企画する。そして、このコンテンツ制作者は、複数種類のアイコンのうち、3個のアイコンを広告枠として設定する。このように、上述してきたオークションサービスは、ゲーム等のコンテンツにも適用することができる。
なお、図17の例の場合、コンテンツ制作者は、プロダクトプレイスメントと同様に、落札者である広告主から宣伝用のアイコン画像等を受け取り、受け取ったアイコン画像等を用いてゲームを制作する。このため、コンテンツ制作者が、広告データを含む合成コンテンツ(ここの例では、ゲーム)を制作することになる。
〔6.プログラム〕
また、上述してきた実施形態に係るサービス提供装置100は、例えば図18に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、サービス提供装置100を例に挙げて説明する。図18は、サービス提供装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係るサービス提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、オークション記憶部121及び評価情報記憶部122内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。また、例えば、上述した各実施形態では、同一のコンテンツに複数の広告枠が設定される例を示したが、同一のコンテンツに1個の広告枠が設定されてもよい。
また、上記実施形態では、コンテンツ制作者がコンテンツに広告枠の再生位置や再生時間などを設定する例を示した。しかし、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者から企画情報のみを受け付け、広告枠情報については受け付けなくてもよい。この場合、サービス提供装置100は、例えば予め決められている再生位置や再生時間の広告枠をコンテンツに設定する。
また、例えば、上述した各実施形態では、コンテンツに広告データが組み込まれた合成コンテンツがユーザ端末40に配信される例を示したが、広告データは、ユーザ端末40によってコンテンツが表示又は再生されるたびに、図2では図示しない広告サーバ(アドサーバ等と呼ばれる)によってユーザ端末40に配信されてもよい。具体的には、サービス提供装置100の生成部135は、コンテンツの広告枠に、広告サーバへのアクセス情報(例えば、URL:Uniform Resource Locator)を組み込むことで合成コンテンツを生成してもよい。この場合、ユーザ端末40は、広告枠に設定されているアクセス情報に基づいて広告サーバにアクセスする。そして、広告サーバは、ユーザ端末40からアクセスされた場合に、コンテンツに組み込まれる広告データをユーザ端末40に配信する。このとき、広告サーバは、例えば、アクセス元ユーザのユーザ属性に基づいて、配信対象の広告データを選定する。そして、ユーザ端末40は、広告サーバから取得した広告データをコンテンツの広告枠に表示する。また、この例の場合、広告主は、広告データとして、広告である動画像や静止画像等にアクセスするためのアクセス情報をサービス提供装置100に送信してもよい。
また、上記各実施形態では、広告を例に挙げて説明したが、動画等のコンテンツに表示されるコンテンツは、広告目的の広告コンテンツに限られない。例えば、上述してきた広告は、天気情報や震災情報などを通知するためのコンテンツであってもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した企画受付部131とコンテンツ受付部134は統合されてもよい。また、例えば、上述してきたサービス提供装置100は、配信サーバ30と統合されてもよい。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。