JP6278551B2 - 造影剤とその製造方法および製造キット - Google Patents

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Description

本発明は造影剤とその製造方法および製造キットに関するものである。
X線CT、MRI、超音波診断装置等の画像診断モダリティが医療現場で必須のツールになって久しい。これらは生体内でのCT値、スピン緩和時間、音響インピーダンスの違いをそれぞれ画像化したものであり、これら物理的性質の違いが、専ら生体の構造(かたち)を反映することから、「形態イメージング」と呼ばれる。
これに対し、構造的には同じ組織であっても、機能的に異なる状態にある部位の画像化を行うものを「機能イメージング」と呼ぶ。この機能イメージングの内、特に、タンパクなどの生体構成分子の存在状態の可視化を行うものが、「分子イメージング」と呼ばれることが多い。分子イメージングは発生・分化といった生命現象の解明や疾病の診断・治療への応用が期待されることから、現在最も注目を浴びている研究領域のひとつである。
分子イメージングでは、生体構成分子に選択性を有する構造を持つ物質である「分子プローブ」を用いることが多く、この場合には分子プローブに何らかの物理的手段で検出可能とする構造を付加し、体内での分子プローブの分布を可視化する。このような分子イメージングを早期診断に利用する動きが、近年加速している。
上述した形態イメージングとしての用途が、先行するMRIや超音波診断装置等のモダリティにおいても、分子イメージングとして利用するための研究開発が進んでいる。さらに、超音波診断装置は、(1)リアルタイム性に優れる、(2)小型なため手術室内での使用に関する制限が少ない、(3)診断のみならず、治療用ツールとしての使用も可能、という他のモダリティにない特長を有することから、大型病院以外でも使用可能な、診断治療統合ツールとして期待されている。
従来、「疾患の早期診断」における分子イメージングを実現するために、超音波造影剤として液体のマイクロバブル前駆体を用いた部位特異的(site specific)水中油型エマルジョンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このマイクロバブル前駆体は、気体形成性化学物質のエマルジョンが液体状態で安定であり得る。そして、超音波エネルギを与えられたときに微小気泡を生成する造影剤であって、血管より組織に移行可能なサイズの造影剤を提案している。
このマイクロバブル前駆体は、生体投与時にはナノサイズの液滴に超音波を照射し、相変化を生じて、マイクロバブルを生成する相変化型超音波造影剤である。超音波エネルギを与えたときに微小気泡を形成する能力のために、部位特異的になるとともに、さらに、抗体やリガンド等、生体構成分子に選択的に結合する分子プローブを付加することで、組織選択性を持たせることが可能である。
特許第3016592号公報
しかしながら、特許文献1のマイクロバブル前駆体からなる超音波造影剤は、細胞の内外のどこに存在するのか判断することができないという不都合がある。特に、細胞内に取り込まれたか否かの判断をすることができないという不都合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、細胞内に取り込まれたことを容易に確認することができる造影剤とその製造方法および製造キットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、超音波造影機能を有する基材の表面に、少なくとも1つのターゲッティング用の分子プローブと、少なくとも1つの光学プローブとを備える造影剤を提供する。
上記態様においては、コンジュゲート用の第1の分子プローブと、第2の分子プローブに標識された光学プローブと、疾患特異的に細胞または組織に結合するターゲッティング用の第3の分子プローブとを備えていてもよい。
また、上記態様においては、前記第3の分子プローブが、前記第1の分子プローブによって標識されていてもよい。
また、上記態様においては、前記第2の分子プローブと前記第3の分子プローブとがモル比1:1の割合で含有されていてもよい。
また、上記態様においては、前記基材が、内部に造影機能を有する造影物質を内包した脂質膜からなる外殻を有するカプセル状造影剤であってもよい。
また、上記態様においては、前記造影物質が、超音波照射により気化する水不溶性物質であってもよい。
また、上記態様においては、前記造影物質が気体であってもよい。
また、本発明の他の態様は上記造影剤の製造方法であって、前記第1の分子プローブを前記基材の表面に標識した第1の溶液を生成する第1の工程と、前記第2の分子プローブに前記光学プローブを標識した第2の溶液を生成する第2の工程と、前記第3の分子プローブに前記第1の分子プローブを標識した第3の溶液を生成する第3の工程と、前記第2の工程で生成された第2の溶液と前記第3の工程で生成された前記第3の溶液とを混合して第4の溶液を生成する第4の工程と、前記第1の工程で生成された第1の溶液に前記第4の工程で生成された溶液を混合して反応させる第5の工程と、該第5の工程で生成された混合液を遠心分離する第6の工程とを含む製造方法を提供する。
上記態様においては、前記第4の工程において混合される前記第2の溶液中の前記第2の分子プローブと、前記第3の溶液中の前記第3の分子プローブとがモル比1:1の割合であってもよい。
また、上記態様においては、前記第5の工程において、前記第1の工程において生成された前記第1の溶液を10倍以上に希釈した後に混合してもよい。
また、本発明の他の態様は、上記造影剤の製造キットであって、前記第1の分子プローブを前記基材の表面に標識した第1の溶液、前記第2の分子プローブに前記光学プローブを標識した第2の溶液、および前記第3の分子プローブに前記第1の分子プローブを標識した第3の溶液を個別に分離して収容する複数の収容部と、これら収容部を接続する開閉可能な流路とを備える製造キットを提供する。
本発明によれば、細胞内に取り込まれたことを容易に確認することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る造影剤を示す模式的な分子構造図である。 図1の造影剤の製造方法を示すフローチャートである。 培養前、造影剤ふりかけ30分後における図1の造影剤のCCA1高発現がん細胞に対する特異的結合性を示す(a)共焦点蛍光顕微鏡画像、(b)明視野画像、(c)重畳画像、CCA1抗体を有しない造影剤による比較例を示す(d)共焦点蛍光顕微鏡画像、(e)明視野画像、(f)重畳画像をそれぞれ示す図である。 培養6時間後における図1の造影剤のCCA1高発現がん細胞に対する特異的細胞内取り込みを示す(a)共焦点蛍光顕微鏡画像、(b)明視野画像、(c)重畳画像、CCA1抗体を有しない造影剤により比較例を示す(d)共焦点蛍光顕微鏡画像、(e)明視野画像、(f)重畳画像をそれぞれ示す図である。 培養6時間後における図1の造影剤のがん細胞に対する特異的細胞内取り込みを示すフローサイトメータ解析結果であり、(a)CCA1高発現がん細胞の相変化ナノ液滴の取り込みによる蛍光量と細胞数との関係、(b)(a)の各場合の平均蛍光量、(c)内包成分の異なる相変化ナノ液滴の取り込みによる蛍光量と細胞数との関係、(d)(c)の各場合の平均蛍光量である。 図1の造影剤を投与した組織への超音波照射および撮像を行うための実験系を示す図である。 気相化に必要な強度の超音波の(a)照射前、(b)照射後の超音波画像を示す図である。 比較例として、図2の製造方法とは工程順序が異なる造影剤の(a)製造方法を示すフローチャート、(b)(a)の二段階目の工程を行わずCCA1抗体を有しない造影剤の共焦点顕微鏡解析結果、(c)二段階目の工程も行ったCCA1抗体を有する造影剤が入っている場合の共焦点顕微鏡解析結果をそれぞれ示す図である。 図2のフローチャートの第5の工程において、(a)未希釈の場合の散乱、(b)20倍希釈の場合の散乱をそれぞれ示す図である。 図1の造影剤の変形例による(a)培養前、(b)培養後のがん細胞に対する特異的結合性を示す超音波画像である。 培養3時間後における図1の造影剤のHCT116細胞に対する特異的細胞内取り込みを示す(a)共焦点蛍光顕微鏡画像、(b)明視野画像、(c)重畳画像、CCA1抗体を有しない造影剤による比較例を示す(d)共焦点蛍光顕微鏡画像、(e)明視野画像、(f)重畳画像をそれぞれ示す図である。 培養3時間後における図1の造影剤のAGS細胞に対する特異的細胞内取り込みを示す(a)共焦点蛍光顕微鏡画像、(b)明視野画像、(c)重畳画像、CCA1抗体を有しない造影剤による比較例を示す(d)共焦点蛍光顕微鏡画像、(e)明視野画像、(f)重畳画像をそれぞれ示す図である。 培養12時間後における図1の造影剤のHCT116細胞およびAGS細胞に対する特異的細胞内取り込みを示すフローサイトメータ解析結果であり、(a)HCT116細胞の相変化ナノ液滴の取り込みによる蛍光量と細胞数との関係、(b)(a)の各場合の平均蛍光量、(c)AGS細胞の相変化ナノ液滴の取り込みによる蛍光量と細胞数との関係、(d)(c)の各場合の平均蛍光量を示す図である。 本発明の一実施形態に係る造影剤の製造キットを模式的に示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る造影剤1とその製造方法について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る造影剤1は、図1に示されるように、超音波造影可能な基材2と、該基材2の表面に修飾された少なくとも1つの分子プローブ3〜5および少なくとも1つの光学プローブ6とを備えている。
基材2は、内部にパーフルオロヘキサンを内包し表面をポリエチレングリコール化したリポソームにより構成されている。パーフルオロヘキサンは水不溶性物質であり、ある閾値以上の強度で超音波を照射することにより気体へ相変化する性質を有している。すなわち、気体へ相変化することにより超音波造影機能を発揮するようになっている。
分子プローブ3〜5は、基材2の表面に標識されるコンジュゲート用の第1の分子プローブ3と、光学プローブ6に標識される第2の分子プローブ4と、第1の分子プローブ3を標識するターゲッティング用の第3の分子プローブ5とを含んでいる。
第1の分子プローブ3としては、例えば、ビオチンが用いられる。
第2の分子プローブ4としては、例えば、ストレプトアビジンが用いられる。
第3の分子プローブ5としては、例えば、CCA1抗体が用いられる。
光学プローブ6としては、例えば、Alexa Fluor(AF)647が用いられる。
このように構成された本実施形態に係る造影剤1の製造方法について、以下に説明する。
本実施形態の造影剤1の製造方法は、図2に示されるように、第1の分子プローブ3を基材2の表面に標識して第1の溶液を生成する第1の工程S1と、光学プローブ6を第2の分子プローブ4に標識して第2の溶液を生成する第2の工程S2と、第3の分子プローブ5に第1の分子プローブ3を標識して第3の溶液を生成する第3の工程S3と、第2の工程で生成された第2の溶液と第3の工程で生成された第3の溶液とを混合して第4の溶液を生成する第4の工程S4と、第1の工程S1で生成された第1の溶液に、第4の工程S4で生成された第4の溶液を混合して反応させる第5の工程S5と、該第5の工程S5において生成された混合液を遠心分離する第6の工程S6とを含んでいる。
すなわち、第1の工程S1においては、基材2の表面にビオチン3を標識したビオチン化ナノ液滴含む第1の溶液を生成し、第2の工程S2においては、ストレプトアビジン4にAF647 6を標識して第2の溶液を生成し、第3の工程S3においては、CCA1抗体5にビオチン3を標識してビオチン化CCA1抗体を含む第3の溶液を生成することとしている。
そして、第4の工程S4では、第2の溶液(例えば、0.4μM)と第3の溶液(例えば、0.4μM)とを混合し、15分間静置して複合化させることにより第4の溶液を生成する。また、第5の工程S5では、第1の溶液を希釈(例えば、20倍に希釈)したもの(例えば、50μL)と、第4の溶液(例えば、50μL)とを混合し、例えば、4℃で30分間反応させる。これにより、造影剤の基材2の表面にCCA1抗体とAF647 6を同時に修飾する。
さらに、第6の工程S6では、第5の工程S5において生成された混合液を、例えば、3000Gで5min間遠心分離することにより、本実施形態に係る造影剤1が製造される。本工程では、造影剤1上に修飾されなかった遊離の複合体を造影剤と分離し、取り除く。
ここで、第4の工程S4に先立って第3の工程S3を行うこと、第4の工程S4においては、第2の溶液と第3の溶液がモル比1:1で混合されること、および、第5の工程S5においては、第1の溶液を10倍以上に希釈してから第4の溶液と混合することが重要である。
第2の溶液の濃度は、例えば、吸光測定法により概算するこができる。また、第3の溶液の濃度は、例えば、吸光測定法およびBradford法を用いて精度よく測定することができる。
このようにして製造された本実施形態に係る造影剤1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る造影剤1を用いて、シャーレ上に培養した大腸がんの細胞(DLD−1)に対する特異的結合特性を調べた。
このとき、第6の工程S6で遠心分離した上清を除去し、沈殿物をPBS(例えば100μL)に再懸濁させた溶液を細胞に振りかけ、30分静置後に培養液で表面を洗浄した。
特異的結合特性については、共焦点蛍光顕微鏡およびフローサイトメータで確認した。
共焦点蛍光顕微鏡画像を図3(a)、(d)、図4(a)、(d)に、顕微鏡明視野像を図3(b)、(e)および図4(b)、(e)に、また、これらの重畳画像を、図3(c)、(f)、図4(c)、(f)にそれぞれ示す。また、フローサイトメータの解析結果を図5(a)〜(d)に示す。
図5(a)は、(0)インタクト、(1)相変化ナノ液滴(PCND)のみ、(2)CCA1抗体なし、(3)本実施形態の造影剤1の細胞内取り込みによる蛍光量と細胞数との関係を示し、図5(b)は、(a)の各場合の平均蛍光量を示している。また、図5(c)は、(a)と内包成分の異なる相変化ナノ液滴を用いた場合の、(0)インタクト、(2)CCA1抗体なし、(3)本実施形態の造影剤1の細胞内取り込みによる蛍光量と細胞数との関係を示し、図5(d)は(c)の各場合の平均蛍光量を示している。
これらの図によれば、本実施形態に係る造影剤1は、第3の分子プローブ5であるCCA1抗体が標識されているために、細胞への集積性が高いことが示された。また、本実施形態に係る造影剤1は、ナノサイズで作成できるため、培養時間が短ければ細胞表面に結合させられ、培養時間が長くなると造影剤が細胞内部に入り込む現象(インターナリゼーション)を示す。その結果、生体への投与からの経過時間によって、異なる機能をイメージングすることができる。また、その効果は、内包成分に依存しない。
また、本実施形態に係る造影剤1は、内部に水不溶性物質のパーフルオロヘキサンを内包している。このパーフルオロヘキサンは、ある閾値以上の強度で超音波を照射することにより気体へ相変化する物質である。ここで、抗体と色素を標識した本実施形態に係る造影剤1について、超音波用造影剤としての機能評価用に液体から気体への相変化を測定した結果の一例を図6および図7を用いて説明する。
図6は超音波照射および撮像を行うための実験系を示す図である。図中、符号7は水槽、符号8は集束超音波トランスデューサ、符号9は診断用超音波探蝕子、符号10はアンプ、符号11は波形発生装置、符号12は超音波診断装置である。また、符号Aは試料、符号Bは脱気水である。以下、実験の手順を説明する。
まず、水槽7に37℃の脱気水Bを満たす。
そして、8%アクリルアミドゲル中にパーフルオロペンタン換算濃度0.02mg/mLになるように本実施形態に係る造影剤を含有させたファントム(試料A)を水槽7内に設置し、これに向かって集束超音波トランスデューサ8を用いて3MHzのパルス超音波(デューティ比0.01、1000サイクル)を1秒間照射する。
超音波トランスデューサ8は、波形発生装置11およびアンプ10により駆動される。超音波トランスデューサ8から超音波を照射中のファントムAの超音波画像を、超音波診断装置12に接続された診断用超音波探蝕子12を用いて取得する。
図7(a)、(b)は、超音波画像上で輝度変化を生じるのに必要な超音波強度(閾値:診断用のミクロンサイズ気泡の生成に必要な超音波強度に相当)以上の超音波を照射する前後の腫瘍の超音波画像を示したものである(図7(b)中の矢印参照。)。このとき、診断用の超音波は相変化の閾値を下回るように設定してあるため、診断用の超音波で得ているエコー信号は、既に気泡化したバブルからの散乱波であることを示している。
なお、集束超音波トランスデューサ8からの超音波照射条件を9MHzに変化させた場合も、強度やサイクル数、照射時間を最適化することで、図7と同等の結果を得ることができた。ここで示した結果から、本実施形態のような液体から気体への相変化を伴う水不溶性物質を内包した造影剤1の効果は、超音波診断像における輝度変化によって明らかである。
なお、本実施形態と同様の効果は低沸点水不溶性物質と高沸点水不溶性物質を組み合わせた造影剤でも同様に得られた。
また、このように、光学プローブ6とCCA1抗体等の分子プローブ5が基材2の表面に搭載されていても、気相化が可能であることが確認された。
また、本実施形態に係る製造方法の順序ではない場合、例えば、図8(a)に示すような工程順序とした場合には、図8(b)、(c)に示されるように、造影剤が凝集してしまい、標的分子に特異的に結合する機能を生じさせることは困難である。図8(a)に示す工程順序は、上述した第1の工程S1および第2の工程S2の後に、第1の溶液と第2の溶液とを混合し、生成された溶液に、CCA1抗体にビオチンを標識してビオチン化CCA1抗体を含む溶液を混合している。
図8(b)は、ビオチン化相変化ナノ液滴にAF647修飾ストレプトアビジンを修飾した溶液、図8(c)は、(b)の溶液にビオチン化CCA1抗体を修飾した溶液を細胞に適用した場合の顕微鏡写真である。
また、第5の工程S5において、第1の工程S1で生成された第1の溶液を原液のまま使用した場合にも、図9(a)に示すように、造影剤が凝集してしまい、標的分子に特異的に結合する機能を生じさせることは困難である。
このように、本実施形態に係る造影剤1およびその製造方法によれば、造影剤1どうしの凝集を起こさず、第3の分子プローブ5によって生体(細胞)の標的分子にのみ特異的に結合させることができるという利点がある。また、生体への投与からの経過時間を利用して、生体側の異なる状態(機能)を光および超音波によってイメージングすることができるという利点もある。
その結果、本実施形態に係る造影剤1の蛍光イメージングを用いて、予め、細胞に対するインターナリゼーションのタイミング等、本実施形態に係る造影剤1の細胞挙動を把握しておくことが可能となる。また、リアルタイムに蛍光を観測しながら、最適な時間で超音波を照射することができる。
すなわち、超音波造影可能な基材2に分子プローブ3と光学プローブ6を標識することにより、超音波のみならず、リアルタイム性と分解能に優れる光に対しても感受性を有し、かつ血管より組織に移行可能なサイズの造影剤を提供することができる。そして、これにより、細胞レベルでの「疾患の早期診断」を行うことができるという利点がある。
また、超音波を照射して気相化するタイミングを適宜設定することが可能になる。すなわち、本実施形態に係る造影剤1を用いることによって、超音波においても様々な機能イメージングが可能になる。
なお、本実施形態では、造影剤1の内包物質として、超音波照射により気化する水不溶性物質であるパーフルオロヘキサンとしたが、他の水不溶性物質であっても構わないし、沸点の異なる水不溶性物質を複数組み合わせてもよい。さらに、超音波と光以外のモダリティと併せて利用できるよう、他のモダリティ感受性のある造影物質を造影剤に含有させても構わない。
分子プローブ3〜5や光学プローブ6も、本実施形態に用いたものに限定されない。
また、本実施形態においては、内包物質をパーフルオロヘキサンに代えて、パーフルオロブタンを含む溶液とし、外皮をポリエチレングリコールからなる脂質膜で覆ったナノサイズのバブルリポソームとしてもよい。
このように構成された造影剤1をマウスの尻尾に注射すると、ナノサイズによるEPR効果と抗体によるアクティブ結合とによって、図10(a)、(b)に示されるように、腫瘍組織にのみ選択的に集積させることができる。これにより、内包物質を気相化させなくても超音波イメージングを行うことができるという利点がある。
造影剤1の内包物質としては、空気やアルゴン、パーフルオロブタン、パーフルオロプロパン等の気体そのものであってもよい。また、外皮もポリエチレングリコールからなる脂質膜に限定されるものではなく、他の親水基を有する脂質等であっても構わない。また、インターナリゼーションの情報が不要である場合には、光学色素の標識の工程を省いてもよい。
また、本実施形態に係る造影剤は、癌細胞に対する組織選択性、および、細胞内部へ入り込むインターナリゼーション能を有することから、任意の癌細胞内へのデリバリー体にもなり得る。デリバリー体としての構成要件は、ターゲッティング用の分子プローブに光学活性を有するコンジュゲート用分子プローブを介して結合した基材にするなど、本実施形態に係る造影剤と同じ構成で構わない。
また、基材には、抗がん機能を発現し得る所望の物質を含有させることが可能である。また、治療用超音波を照射したときのみ開封する物質を含有させてもよい。このように構成されたデリバリー体は、例えば、診断・治療薬として用いてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る造影剤の製造方法について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る造影剤は、内包物質として、2種類の気体、パーフルオロヘキサンとパーフルオロペンタンとを混合比1:1で混合した気体を採用している。
このように構成された本実施形態に係る造影剤の大きさと他の製造方法による造影剤の大きさとの比較を表1に示す。表1は2つの実験例である。
第1の工程で生成された第1の溶液に、ストレプトアビジン(SA)を単独で添加すると、サイズがかなり大きくなって凝集するが、本実施形態に係る製造方法で作成するとナノサイズを保持したまま抗体を標識することができる。水不溶性物質の混合比は本実施形態に限定されるものではない。気相化させたい条件(気泡径、気相化の持続時間、周波数応答性および超音波強度の閾値など)に応じて、内包物質やその組み合わせ、比率等を適宜設計変更することが可能である。
このように、本実施形態に係る製造方法により製造された造影剤は、内包する気体を変更しても、造影剤どうしの凝集を起こさず、第3の分子プローブによって生体(細胞)の標的分子にのみ特異的に結合させることができる。また、生体への投与からの経過時間を利用して、生体側の異なる状態(機能)をイメージングすることができる。
ここで、第3の分子プローブ5であるCCA1抗体を変更することなく、DLD1細胞に代えて、HCT116細胞およびAGS細胞に対する特異的結合特性を調べた。
具体的には、HCT116細胞およびAGS細胞の培養皿に添加し、例えば1時間静置した後、培地で表面を洗浄し、例えば、3時間後に共焦点レーザ顕微鏡で特異的な細胞内取り込みを観察するとともに、12時間の培養後にPBSで洗浄し、トリプシン/EDTAで細胞を培養皿から剥離して、フローサイトメータ解析を行った。
集積結果を図11(a)〜(f)および図12(a)〜(f)に示す。図11(a)〜(c)、図12(a)〜(c)は、HCT116細胞に対する特異的細胞内取り込み、図11(d)〜(f)、図12(d)〜(f)はAGS細胞に対する特異的細胞内取り込みを示している。また、フローサイトメータの解析結果を図13(a)〜(d)に示す。
本実施形態に係る造影剤は、HCT116細胞にも集積、内部移行し、CCA1の発現量が少ないと報告されているAGS細胞には集積しなかった。
このようにすることで、本実施形態に係る造影剤は、標識した抗体に対応する抗原にのみ特異的に結合させることができ、他の細胞と明瞭に区別することができるという利点がある。
また、本発明においては、図14に示される製造キット21により造影剤1を製造することにしてもよい。
この製造キット21は、第1〜第3の溶液を無菌的に収容する収容部22,23,24と、これら収容部22〜24を接続する流路25,26とを備えている。各流路25,26にはバルブ27,28が設けられており、バルブ27,28の操作によって流路25,26を開閉することができるようになっている。
第2の流路26のバルブ28を開いて第2の溶液と第3の溶液とを混合して第4の溶液を生成した後、第1の流路25のバルブ27を開いて第1の溶液と第4の溶液とを混合するとともに、製造キット全体を遠心分離機にかけることにより、無菌的に本実施形態に係る造影剤1を製造することができる。なお、バルブを開く順番は、バルブ28の後にバルブ27の順番のみで開くような安全装置を設けてもよい。
1 造影剤
2 基材
3 第1の分子プローブ
4 第2の分子プローブ
5 第3の分子プローブ
6 光学プローブ
21 製造キット
22〜24 収容部
25,26 流路

Claims (9)

  1. 超音波造影機能を有する基材の表面に、ビオチンと、ストレプトアビジンに標識されたAlexa Fluor(AF)647と、前記ビオチンによって標識されている疾患特異的に細胞または組織に結合するCCA1抗体とを備え、
    CCA1抗体は細胞膜透過性を有し、生体投与時にはナノサイズである造影剤。
  2. 前記ストレプトアビジンと前記CCA1抗体とがモル比1:1の割合で含有されている請求項1に記載の造影剤。
  3. 前記基材が、内部に造影機能を有する造影物質を内包した脂質膜からなる外殻を有するカプセル状造影剤である請求項1または2に記載の造影剤。
  4. 前記造影物質が、生体投与時に液体状であって、生体投与後の超音波照射により気化する水不溶性物質である請求項3に記載の造影剤。
  5. 前記造影物質が気体である請求項3に記載の造影剤。
  6. 請求項1に記載の造影剤の製造方法であって、
    前記ビオチンを前記基材の表面に標識した第1の溶液を生成する第1の工程と、
    前記ストレプトアビジンに前記Alexa Fluor(AF)647を標識した第2の溶液を生成する第2の工程と、
    前記CCA1抗体に前記ビオチンを標識した第3の溶液を生成する第3の工程と、
    前記第2の工程で生成された第2の溶液と前記第3の工程で生成された前記第3の溶液とを混合して第4の溶液を生成する第4の工程と、
    前記第1の工程で生成された第1の溶液に前記第4の工程で生成された第4の溶液を混合して反応させる第5の工程と、
    該第5の工程で生成された混合液を遠心分離する第6の工程とを含む製造方法。
  7. 前記第4の工程において混合される前記第2の溶液中の前記ストレプトアビジンと、前記第3の溶液中の前記CCA1抗体とがモル比1:1の割合である請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記第5の工程において、前記第1の工程において生成された前記第1の溶液を10倍以上に希釈した後に混合する請求項6または請求項7に記載の製造方法。
  9. 請求項1に記載の造影剤の製造キットであって、
    前記ビオチンを前記基材の表面に標識した第1の溶液、前記ストレプトアビジンに前記Alexa Fluor(AF)647を標識した第2の溶液、および前記CCA1抗体に前記ビオチンを標識した第3の溶液を個別に分離して収容する複数の収容部と、これら収容部を接続する開閉可能な流路とを備える製造キット。
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