JP6278382B2 - 情報端末および情報端末用のプログラム - Google Patents

情報端末および情報端末用のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報を送信可能な情報端末および情報端末用のプログラムに関し、特に、無線通信で情報を送信する情報端末および情報端末用のプログラムに関する。
従来の携帯電話回線のような無線通信システムでは、基地局を中継して2つの携帯電話(端末)の間で情報の送受信を行っている。災害時や停電時等のように基地局が機能しない状況でも、端末間で情報を送受信する方法として、Direct WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Near Field Communication(NFC)等の通信方式を利用して、アドホックネットワークと呼ばれる端末間の直接通信を行う技術が知られている。しかしながら、端末間の直接通信では、端末の電波の届く範囲内でしか通信できず、情報を伝送できる距離が短い。よって、1つの端末から受信した情報を他の端末に送信することを繰り返して情報を送信していく方法、いわばバケツリレー的に情報を伝達するマルチホップと呼ばれる技術も知られている。このような技術として、下記の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1(特開2013−161316号公報)には、複数の情報通信端末間で通信をする際に、通信可能圏が重なった端末に対して情報を直接送信する構成が記載されている。
特開2013−161316号公報(「0021」〜「0025」)
(従来技術の問題点)
特許文献1に記載の構成では、通信可能圏に侵入した端末に対して情報の送受信を行っている。したがって、例えば、自己の端末(端末A)から、情報を送信したい最終目的の端末(端末B)に対して情報を送信しようとした場合に、端末Aの通信可能圏に侵入した端末(端末C)に情報が送信されても、端末Cがさらに他の端末(端末D)に送信した後、端末Dから端末Aに情報が戻ってくる場合がある。すなわち、情報が送信元の端末Aから拡散せずに、端末Aや、途中の端末の周辺で巡ってしまう状況が発生する問題がある。
本発明は、送信元の端末から情報を速やかに拡散させることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の情報端末は、
他の端末との間で無線通信可能な情報端末であって、
前記情報端末から情報を送信する送信方向を乱数に基づいて設定する方向設定手段と、
前記情報端末と無線通信可能な他の端末を検索する端末検索手段と、
前記他の端末の現在位置に基づいて、前記情報端末から前記他の端末に向かう方向を演算する方向演算手段と、
前記方向設定手段で設定された前記送信方向と、前記方向演算手段で演算された前記他の端末に向かう方向と、に基づいて、無線通信可能な前記他の端末の中から、情報を送信する他の端末を選択する端末選択手段と、
前記端末選択手段で選択された他の端末に情報を送信する情報送信手段と、
を備え
情報の最終的な送信先の端末が、送信元の端末からどの方向に位置しているのか把握できない場合に、予め設定された送信試行回数になるまで前記送信方向を再設定して、再設定後の送信方向に基づく情報の送信を繰り返す
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報端末において、
利用者が携帯して移動可能な移動型の前記情報端末および前記他の端末、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項3に記載の発明の情報端末用のプログラムは、
他の端末との間で無線通信可能な情報端末を、
前記情報端末から情報を送信する送信方向を乱数に基づいて設定する方向設定手段、
前記情報端末と無線通信可能な他の端末を検索する端末検索手段、
前記他の端末の現在位置に基づいて、前記情報端末から前記他の端末に向かう方向を演算する方向演算手段、
前記方向設定手段で設定された前記送信方向と、前記方向演算手段で演算された前記他の端末に向かう方向と、に基づいて、無線通信可能な前記他の端末の中から、情報を送信する他の端末を選択する端末選択手段、
前記端末選択手段で選択された他の端末に情報を送信する情報送信手段、
情報の最終的な送信先の端末が、送信元の端末からどの方向に位置しているのか把握できない場合に、予め設定された送信試行回数になるまで前記送信方向を再設定する前記方向設定手段、
再設定後の送信方向に基づいて端末を選択する前記端末選択手段、
として機能させる。
請求項1,に記載の発明によれば、送信方向を設定しない構成に比べて、送信元の端末から情報を速やかに拡散させることができる。また、請求項1,3に記載の発明によれば、送信先の端末の位置が不明の場合でも、情報が到達することが期待できる。
請求項2に記載の発明によれば、端末が固定の場合に比べて、端末を携帯する利用者の移動を利用でき、情報が到達する範囲を広くすることができる。
図1は本発明の実施例1の情報端末を含む情報通信システムの説明図である。 図2は実施例1の情報端末の制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図3は実施例1の情報を送信する方向の説明図である。 図4は実施例1の情報送信制御処理のフローチャートである。 図5は実施例1の送信処理のフローチャートであり、図4のST4のサブルーチンである。 図6は実施例1の受信情報の制御処理のフローチャートである。 図7は実施例1の作用説明図であり、図7Aは実施例1の情報の伝達の説明図、図7Bは端末を携帯した利用者が移動する場合の情報伝達の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の情報端末を含む情報通信システムの説明図である。
図1において、実施例1の情報通信システム1は、情報端末の一例として、利用者が携帯して移動可能な移動型の端末であるスマートフォン2を複数有する。実施例1の各スマートフォン2は、略板状の本体2aを有する。本体2aの表面の中央部には、表示部の一例であると共に入力部の一例としてのタッチパネル2bが支持されている。タッチパネル2bの下方には、入力部の一例としてのボタン2cが配置され、タッチパネル2bの上方には音声出力部の一例としてのスピーカ2dが配置されている。
(実施例1の情報端末2の制御部の説明)
図2は実施例1の情報端末の制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、前記情報端末2の制御部は、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェース(I/O)、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびに発振器等を有する小型情報処理装置、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(実施例1の情報端末2の制御部に接続された信号入力要素)
情報端末2の制御部Cは、ボタン2cやタッチパネル2b、位置情報の取得部一例としてのGPS(Global Positioning System)モジュール6等の信号入力要素からの出力信号が入力される。
GPSモジュール6は、情報端末2の現在位置の情報を取得する。
(実施例1の情報端末2の制御部に接続された信号出力要素)
情報端末2の制御部Cは、携帯通信モジュール11や、無線LAN(Local Area Network)モジュール12等の信号出力要素へ信号を出力している。
携帯通信モジュール11は、携帯電話回線を通じて情報の送受信が可能である。
無線LANモジュール12は、無線LANネットワークを通じて情報の送受信が可能である。なお、実施例1の無線LANモジュール12は、無線LANの通信を行う際に、インフラストラクチャーモードに加えて、アドホックネットワークモードでの通信も可能に構成されている。
(実施例1の情報端末2の制御部の機能)
情報端末2の制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行する以下の機能を有している。
C1:送信制御手段
情報端末用のプログラムの一例としての送信制御手段C1は、後述する各手段C101〜C119を有し、情報端末2からの情報の送信を制御する。実施例1の送信制御手段C1は、無線LANを通じて端末間の直接通信であるアドホックネットワークモードで情報を送信する場合の情報の送信を制御する。すなわち、携帯電話回線を利用して通信を行う場合やインフラストラクチャーモードで無線LANによる通信が行われる場合には、図示しない携帯通信用の送信制御手段やインフラストラクチャーモード用の送信制御手段により送信が制御される。また、実施例1の送信制御手段C1は、メールの送信の入力がタッチパネル2bからされた場合に、送信の制御を行う。
図3は実施例1の情報を送信する方向の説明図である。
C101:方向設定手段
方向設定手段C101は、情報を送信する方向を設定する。実施例1の方向設定手段C101は、乱数に基づいて、情報を送信する方向21を設定する。一例として、生成した乱数を360で除算した数値を、真北を0度とした場合に真北に対する成すの角度αとして設定することができる。そして、実施例1の方向設定手段C101は、設定された角度について、水平面内の正規化されたベクトル(x,y,0)を生成する。
C102:送信情報作成手段
送信情報作成手段C102は、端末2のユーザが送信する入力を行ったデータ(メールの本文や送信先等)に、方向設定手段C101で設定された送信方向21のデータを含めた送信情報を作成する。
C103:端末検索手段
端末検索手段C103は、情報端末2の周囲に存在する通信が可能な他の情報端末2の検索を行う。端末検索手段C103は、端末検索用の情報を発信して、応答があった情報端末2を通信が可能な他の端末2として検索する。
C104:GPS情報の送信要求手段
GPS情報の送信要求手段C104は、通信が可能な他の情報端末2に対して、各端末2の現在位置の情報の一例としてのGPS情報の送信を要求する。
C105:GPS情報の受信手段
GPS情報の受信手段C105は、他の端末2から送信されたGPS情報を受信する。
C106:方向演算手段
方向演算手段C106は、他の端末2の現在位置に基づいて、送信元である情報端末2から他の端末2に向かう方向を演算する。実施例1の方向演算手段C106は、情報端末2のGPS情報と、他の端末2のGPS情報から、水平面内の正規化された方向ベクトル(x,y,0)を演算する。なお、通信可能な他の端末2が複数存在する場合には、各端末ごとに方向ベクトルを演算する。
C107:端末選択手段
端末選択手段C107は、方向設定手段C101で設定された送信方向21と、方向演算手段C106で演算された他の端末2に向かう方向と、に基づいて、無線通信可能な他の端末2の中から、情報を送信する他の端末2を選択する。実施例1の端末選択手段C107は、送信方向21のベクトル(x,y,0)を中心として、予め設定された許容範囲22である±θ1の範囲(後述する範囲拡張時には、±(θ1+θ2)の範囲22′)内に、他の端末2へのベクトル(x,y,0)が入っている場合には、その端末2は、情報を送信する端末2として選択する。具体的には、実施例1の端末選択手段C107は、送信方向21のベクトル(x,y,0)と、他の端末2へのベクトル(x,y,0)との内積を演算する。したがって、内積の値が1に近いほど、他の端末2へのベクトル(x,y,0)が送信方向21のベクトル(x,y,0)に近く、−1に近いほど反対方向に向いていることがわかる。そして、内積の値βが、θ1に対応する値β1以上であれば、±θ1の範囲22に他の端末2へのベクトル(x,y,0)が入っていると判別される。なお、実施例1の端末選択手段C107は、±θ1の範囲22に入る他の端末2が複数存在する場合、内積の値が最大、すなわち、最も送信方向に近い端末2を送信先に選択する。
C108:情報送信手段
情報送信手段C108は、端末選択手段C107で選択された端末2に対して、送信情報作成手段C102で作成された情報を送信する。
C109:送信回数カウント手段
送信回数カウント手段C109は、情報を送信した回数である送信回数N1を計数する。
C110:送信試行回数の記憶手段
送信試行回数の記憶手段C110は、情報を送信する回数である送信試行回数Naを記憶する。実施例1の送信試行回数Naは、予め設定されており、一例としてNa=10[回]が設定されている。
C111:送信完了判別手段
送信完了判別手段C111は、情報の送信が完了したか否かを判別する。実施例1の送信完了判別手段C111は、送信回数N1が送信試行回数Na以上になった場合に、送信を完了したと判別する。
C112:送信不可回数カウント手段
送信不可回数カウント手段C112は、情報の送信ができなかった回数である送信不可回数N2を計数する。実施例1の送信不可回数カウント手段C112は、通信可能なほかの端末2が一切存在しない場合や送信方向の許容範囲±θ1に含まれる他の端末2が存在しない場合に、送信不可回数N2を1加算する。
C113:不可判定回数の記憶手段
不可判定回数の記憶手段C113は、送信を失敗したと判定する回数である不可判定回数Nbを記憶する。実施例1の不可判定回数Nbは、予め設定されており、一例としてNb=10[回]が設定されている。
C114:通信失敗判別手段
通信失敗判別手段C114は、情報の送信を失敗したか否かを判別する。実施例1の通信失敗判別手段C114は、送信不可回数N2が不可判定回数Nb以上になった場合に、送信を失敗したと判別する。
C115:範囲拡張回数の記憶手段
範囲拡張回数の記憶手段C115は、送信方向21の許容範囲22を拡張するか否かを判別するための閾値の一例としての範囲拡張回数Ncを記憶する。実施例1の範囲拡張回数Ncは、予め設定されており、一例としてNc=5[回]に設定されている。
C116:範囲拡張の判別手段
範囲拡張の判別手段C116は、送信方向21の許容範囲22を拡張するか否かを判別する。実施例1の範囲拡張の判別手段C116は、送信不可回数N2が範囲拡張回数Nc以上になった場合に、許容範囲22を拡張する時期になったと判別する。
C117:範囲拡張手段
範囲拡張手段C117は、送信方向21の許容範囲22を拡張する。実施例1の範囲拡張手段C117は、予め設定された拡張範囲22′に基づいて、許容範囲を±θ1から、±(θ1+θ2)に拡張する。
C118:再送信時間の記憶手段
再送信時間の記憶手段C118は、情報の送信ができなかった場合に、次に送信の再試行を行う時間間隔である再送信時間t1を記憶する。再送信時間t1は、予め設定されており、一例として、t1=10[分]が設定されている。
TM1:タイマ
タイマTM1は、再送信時間t1がセットされ、再送信時間t1が経過するとタイムアップする。
C119:再送信時期の判別手段
再送信時期の判別手段C119は、送信の再試行を行う時期になったか否かを判別する。実施例1の再送信時期の判別手段C119は、タイマTM1がタイムアップした場合に、送信の再試行を行う時期になったと判別する。
C2:情報受信手段
情報受信手段C2は、他の端末2から送信された情報を受信する。実施例1の情報受信手段C2は、他の端末2から送信された送信情報や、GPS情報の送信要求等を受信する。
C3:受信情報の判別手段
受信情報の判別手段C3は、情報受信手段C2で受信した情報の判別を行う。実施例1の受信情報の判別手段C3は、受信した情報が、GPS情報の送信要求であるか、受信した端末2宛の情報であるか、他の端末2宛の情報であるかを判別する。
C4:GPS情報の取得手段
GPS情報の取得手段C4は、GPS情報の送信要求を受信した場合に、GPSモジュール6から端末2の現在位置の情報(GPS情報)を取得する。
C5:GPS情報の送信手段
GPS情報の送信手段C5は、GPS情報の取得手段C4が取得したGPS情報を、送信要求を送信した端末2に対して送信する。
C6:通信データの記憶手段
通信データの記憶手段C6は、受信した端末2宛の情報を記憶する。
C7:転送手段
転送手段C7は、他の端末2宛の情報を受信した場合に、さらに他の端末2に向けて情報を送信することで、情報の転送を行う。なお、実施例1の転送手段C7は、送信制御手段C1の各手段C103〜C108,C112〜C119と同様の手段を有するだけで、方向の設定を行わない以外は同様の処理を行うため、詳細な説明は省略する。
(実施例1のフローチャートの説明)
次に、実施例1の前記各制御部の各プログラムの処理の流れをフローチャートを使用して説明する。
(実施例1の情報送信制御処理の説明)
図4は実施例1の情報送信制御処理のフローチャートである。
図4のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、端末2の制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は前記制御部Cの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図4に示すフローチャートは、前記制御部Cが起動した場合に開始される。
図4のST1において、タッチパネル2bから、データの送信を行う入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST1を繰り返す。
ST2において、送信回数N1を0に初期化する。そして、ST3に進む。
ST3において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST4に進む。
(1)送信方向のベクトル(x,y,0)を乱数に基づいて生成する。
(2)送信方向を含む送信情報を作成する。
ST4において、情報の送信を行う送信処理を実行して、ST5に進む。なお、送信処理は、図5において後述する。
ST5において、送信回数N1を1加算する。すなわち、N1=N1+1とする。そして、ST6に進む。
ST6において、送信回数N1が送信試行回数Na以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST3に戻り、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
図5は実施例1の送信処理のフローチャートであり、図4のST4のサブルーチンである。
図5のST11において、送信不可回数N2を0に初期化する。そして、ST12に進む。
ST12において、通信可能な他の端末2を検索する。そして、ST13に進む。
ST13において、通信可能な他の端末2が存在するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST23に進む。
ST14において、通信可能な他の端末2に対してGPS情報の送信を要求する。そして、ST15に進む。
ST15において、他の端末2から送信されたGPS情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST16に進み、ノー(N)の場合はST15を繰り返す。
ST16において、GPSモジュール6から取得した自己の現在位置と、受信したGPS情報とに基づいて、他の端末2に向かうベクトル(x,y,0)を演算する。そして、ST17に進む。
ST17において、送信方向のベクトル(x,y,0)と、他の端末2に向かうベクトル(x,y,0)とに基づいて、送信方向の許容範囲に含まれる送信可能な他の端末2を検出する。そして、ST18に進む。
ST18において、送信可能な他の端末2が存在するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST19に進み、ノー(N)の場合はST23に進む。
ST19において、送信可能な他の端末2が複数存在するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST20に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST20において、ベクトルの内積が最大の端末2を送信先の端末に設定する。そして、ST22に進む。
ST21において、送信可能な端末2を送信先の端末に設定する。そして、ST22に進む。
ST22において、送信先の端末2に送信情報を送信する。そして、図5の送信処理を終了して、図4のST5に進む。
ST23において、送信不可回数N2を1加算する。すなわち、N2=N2+1とする。そして、ST24に進む。
ST24において、送信不可回数N2が不可判定回数Nb以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST25に進み、ノー(N)の場合はST26に進む。
ST25において、送信不可のエラー通知をタッチパネル2bに表示する。そして、図5の送信処理を終了して、図4のST5に進む。
ST26において、送信不可回数N2が範囲拡張回数Nc以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST27に進み、ノー(N)の場合はST28に進む。
ST27において、送信方向の範囲を拡張する。そして、ST28に進む。
ST28において、再送信時間t1をタイマTM1にセットする。そして、ST29に進む。
ST29において、タイマTM1がタイムアップしたか否か、すなわち、再送信時間t1が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に戻り、ノー(N)の場合はST29を繰り返す。
(実施例1の受信情報の制御処理の説明)
図6は実施例1の受信情報の制御処理のフローチャートである。
図6のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、端末2の制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は前記制御部Cの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図6に示すフローチャートは、前記制御部Cが起動した場合に開始される。
図6のST41において、他の端末2から送信された情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST42に進み、ノー(N)の場合はST41を繰り返す。
ST42において、受信した情報は、GPS情報の送信要求であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST43に進み、ノー(N)の場合はST44に進む。
ST43において、GPSモジュール6からGPS情報を取得して、送信要求のあった端末2に対してGPS情報を送信する。そして、ST41に戻る。
ST44において、受信した情報は、自分宛の情報であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST45に進み、ノー(N)の場合はST46に進む。
ST45において、受信情報を記憶する。そして、ST41に戻る。
ST46において、図5のサブルーチンに示す送信処理を実行して、受信した情報を送信(転送)する。そして、ST41に戻る。
(実施例1の作用)
図7は実施例1の作用説明図であり、図7Aは実施例1の情報の伝達の説明図、図7Bは端末を携帯した利用者が移動する場合の情報伝達の説明図である。
前記構成を備えた実施例1の情報通信システム1では、情報を送信する入力がされると、送信方向21が設定される。そして、送信元の端末31(端末A)から送信先の端末32(端末B)に情報が送信される場合に、まず、送信元の端末31から、送信方向21の許容範囲22に含まれる端末33(端末C)に対して、情報が送信される。送信された情報は、次の端末33(端末D〜端末H)においても同様にして、送信方向21に基づいて、送信先の端末32(端末B)まで転送される。
したがって、実施例1の情報通信システム1では、いわば、送信される情報に指向性を有する。従来の指向性を有しない構成では、図7Aの破線で示すように、送信方向21とは逆方向に存在する端末34(端末C′,C″)に情報が送信される場合がある。よって、送信元の端末31等の周辺で情報が巡ってしまうことがある。
これに対して、実施例1では、指向性を有する情報は、送信方向21とは逆方向に送信されない。よって、情報が送信元の端末31に戻らず、速やかに送信元の端末31から離れる方向に拡散させることができる。
また、従来の携帯電話回線のように、基地局と携帯端末との間で定期的に交信して携帯端末の位置情報を取得している場合には、送信元の端末から送信先の端末に送信する方向を把握可能であるが、基地局が機能しない状態では、送信先の端末が送信元の端末からどの方向に位置しているのか把握することができない。したがって、実施例1では、乱数で送信方向21を設定すると共に、送信試行回数Naになるまで情報を繰り返し送信する。よって、送信試行回数Naの回数分だけ、ランダムな送信方向21に情報が送信される。したがって、送信先の端末32の位置を把握できない状況でも、いずれかの情報が送信先の端末32に到達することが期待できる。
さらに、実施例1では、通信可能な端末2が存在しない場合や送信方向21の許容範囲22に他の端末32が存在しない場合には、再送信時間t1の間隔をあけて、再度、端末32の検索を行って、再送信を行う。したがって、図7Bに示すように、送信情報を受信した端末33(端末J)が、送信方向21の許容範囲22に他の端末32、33が存在しなくても、端末33を携帯する利用者が徒歩、電車、車等で移動して、送信方向21の許容範囲22に他の端末33(端末K)が存在する状態になると、情報の送信が行われる。よって、端末2を携帯した利用者の移動も利用して、情報の送受信が可能であり、移動しない場合に比べて、より広範囲に情報を到達させることが期待できる。
また、送信ができなった送信不可回数N2が、範囲拡張回数Nc以上になった場合、実施例1では、送信方向21の許容範囲22を拡張する。したがって、何度か送信ができない場合には、情報がその端末33で停滞した状態を解消すべく、許容範囲22を拡張して、送信方向21の条件を緩和する。したがって、送信可能な端末33が増えて、情報が停滞することを低減することが期待できる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、端末として、スマートフォンを例示したが、これに限定されず、端末間での無線通信が可能な端末であれば、ノートパソコンや携帯電話、タブレット端末等の携帯端末を利用可能である。また、全ての端末が携帯端末である必要はなく、一部または全ての端末が、無線通信が可能なデスクトップパソコンやサーバー等の固定型の端末とすることも可能である。
(H02)前記実施例において、無線通信の規格は、無線LAN(WiFi(登録商標))に限定されず、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等、任意の規格の無線通信を利用可能である。
(H03)前記実施例において、例示した具体的な数値は、設計や仕様等に変更可能であり、ユーザの入力に応じて設定可能な構成とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、送信方向21を設定する際に、乱数に基づいてランダムな方向とする構成を例示したが、これに限定されない。例えば、送信先の端末のユーザの住所がアドレス帳に登録されている場合には、住所の情報と現在位置とに基づいて、送信方向を設定する等、送信先の位置情報が取得できる場合には、送信先の位置情報に基づいて送信方向21を設定する構成とすることも可能である。他にも、360°/2θ毎に方向を設定する構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、送信ができなかった場合には、再送信時間t1が経過した場合に、端末の再検索を行い、送信不可判定回数Nbだけ繰り返す構成を例示したが、これに限定されない。例えば、他の端末を常時検索して、所定時間(例えば10分)以内に送信可能な端末が発生しなければ、送信エラーとする構成とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、送信先の端末32が情報を受信した場合に、送信先の端末32に情報が到達したことを送信元の端末31に通知するための情報を、送信方向21とは逆向きの方向に、到達確認の情報を送信する構成とすることも可能である。このとき、送信元の端末31は、到達確認の情報を受信するまで、情報を送信し続け、到達確認を受信した場合に、情報の送信を停止するように構成することも可能である。
2…端末、
21…送信方向、
31…情報端末、
33…他の端末、
C101…方向設定手段、
C103…端末検索手段、
C106…方向演算手段、
C107…端末選択手段、
C108…情報送信手段。

Claims (3)

  1. 他の端末との間で無線通信可能な情報端末であって、
    前記情報端末から情報を送信する送信方向を乱数に基づいて設定する方向設定手段と、
    前記情報端末と無線通信可能な他の端末を検索する端末検索手段と、
    前記他の端末の現在位置に基づいて、前記情報端末から前記他の端末に向かう方向を演算する方向演算手段と、
    前記方向設定手段で設定された前記送信方向と、前記方向演算手段で演算された前記他の端末に向かう方向と、に基づいて、無線通信可能な前記他の端末の中から、情報を送信する他の端末を選択する端末選択手段と、
    前記端末選択手段で選択された他の端末に情報を送信する情報送信手段と、
    を備え
    情報の最終的な送信先の端末が、送信元の端末からどの方向に位置しているのか把握できない場合に、予め設定された送信試行回数になるまで前記送信方向を再設定して、再設定後の送信方向に基づく情報の送信を繰り返す
    ことを特徴とする情報端末。
  2. 利用者が携帯して移動可能な移動型の前記情報端末および前記他の端末、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  3. 他の端末との間で無線通信可能な情報端末を、
    前記情報端末から情報を送信する送信方向を乱数に基づいて設定する方向設定手段、
    前記情報端末と無線通信可能な他の端末を検索する端末検索手段、
    前記他の端末の現在位置に基づいて、前記情報端末から前記他の端末に向かう方向を演算する方向演算手段、
    前記方向設定手段で設定された前記送信方向と、前記方向演算手段で演算された前記他の端末に向かう方向と、に基づいて、無線通信可能な前記他の端末の中から、情報を送信する他の端末を選択する端末選択手段、
    前記端末選択手段で選択された他の端末に情報を送信する情報送信手段、
    情報の最終的な送信先の端末が、送信元の端末からどの方向に位置しているのか把握できない場合に、予め設定された送信試行回数になるまで前記送信方向を再設定する前記方向設定手段、
    再設定後の送信方向に基づいて端末を選択する前記端末選択手段、
    として機能させるための情報端末用のプログラム。
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