JP6277675B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラなどに適用可能な撮像装置に関し、特に、撮像素子からの画素信号読み出し処理に関する。
撮像素子によって撮影を行うデジタルカメラなどでは、被写体を広いダイナミックレンジで撮像することが要求される。特に、測光センサ/AEセンサとして撮像素子を使用する場合、適正な露出条件を決定するため、低輝度〜高輝度いずれの被写体も精度よく検出することが求められる。
撮像素子のダイナミックレンジを拡大する方法としては、低感度と高感度の画素を混合配列させる方法(特許文献1参照)、複数の画像を時系列的に取得する方法(特許文献2参照)などがあり、また、複数の画素を加算して出力する方法なども知られている(特許文献3参照)。
特許文献3では、画素加算を用いた画素信号読み出し機能をもつ測光用イメージンセンサ(AEセンサ)を備えたデジタル型一眼レフカメラが開示されている。そこでは、R、G、Bのカラーエレメントを画素垂直方向にストライプ配列させた測光用(AE)撮像素子を配置する。
そして、測光用センサは、被写体の明るさ検出とともに、顔など被写体の特徴を抽出する被写体探索(追跡)にも利用される。被写体探索を行う場合、解像度低下を防ぐため、画素加算を行わない。一方、被写体探索を行わない場合、R、G、Bそれぞれ垂直方向に沿って隣接する5画素を加算し、1画素として出力する。これにより感度が上がり、低輝度側での感度特性が向上する。
特開2004−201228号公報 特許第4196588号公報 特開2012−253462号公報
特許文献3に開示された画素加算処理では、受光面全体に対して一様な画素加算処理を施している。これは、低輝度側での感度特性を向上させるが、ダイナミックレンジを広げる効果は得られない。
したがって、画素加算を用いた撮像素子の画素信号読み出し処理において、低輝度から高輝度全体に渡ったダイナミックレンジの拡大を実現できる画素加算処理が求められる。
また、従来の画素加算処理では、画素加算を行うか否か二者択一であり、ダイナミックレンジ拡大もしくは高解像度いずれかを優先し、他方を犠牲にしなければならない。画素加算数も一定であり、ダイナミックレンジ拡大の範囲もあらかじめ定められている。
しかしながら、撮影状況、被写体の輝度レベルによっては、ダイナミックレンジを拡大する一方で解像度を維持する必要がある。特に、AEセンサとして撮像素子を使用する場合、適正露出演算を行うため、被写体の明るさを瞬時に検出しなければならない。
したがって、画素加算を用いた撮像素子の画素信号読み出し処理において、被写体の輝度レベル、撮影状況、被写体の明るさ等に応じて、適切な画素加算処理が求められる。
本発明の撮像装置は、垂直方向および水平方向にマトリクス配置された複数の画素を有する測光用撮像素子と、撮影、記録時に被写体像が形成される撮影用撮像素子と、測光用撮像素子の複数の画素の中で隣り合う画素の画素信号を、加算して読み出し可能な撮像素子駆動部と、測光用撮像素子の所定の列および行の少なくとも一方に対し、画素領域によって異なる画素信号の加算数を設定可能な画素加算設定部と、測光用撮像素子および撮影用撮像素子の露出を制御する露出制御部とを備え、画素加算設定部が、加算数を切り替え設定可能であり、撮像素子駆動部が、設定された加算数に応じて、複数の画素から画素信号を読み出し、露出制御部が、測光用撮像素子によって検出される被写体像の明るさに基づき、撮影用撮像素子の露出値を設定する。
本発明では、1フレーム/フィールド分相当もしくはその一部の画素信号において、少なくとも一部あるいは全体の列/行方向に対し、一様な加算数ではなく、異なる加算数による画素信号読み出しが行われる。これによって、感度の異なる複数の出力画素信号が得られ、ダイナミックレンジが拡大される。ただし、加算しない画素信号読み出しについては、ここでは加算数「1」と規定している。そして、加算数を切り替えることにより、ダイナミックレンジ幅を様々に設定することが可能となる。
画素加算設定部は、所定の列および行の少なくとも一方に対し、加算数mと加算数n(ただし、m、nは整数であって、m≧1、n>mを満たす)を設定することができる。例えば、画素加算設定部は、少なくとも2つの加算数m、nの組合せの間で、加算数を切り替える。例えば、画素加算設定部は、測光開始のとき、加算数mと加算数nを設定し、露出制御部は、測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、測光用撮像素子の測光露出値(露光時間、ゲイン値など)を調整してもよい。また、電源ON状態になると測光処理を開始することも可能であり、前記画素加算設定部は、電源ON状態になると、加算数mと加算数nを設定し、前記露出制御部は、前記測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、前記測光用撮像素子の測光露出値を調整する。あるいは、画素加算設定部は、被写体の輝度が所定範囲から外れた場合、加算数mと加算数nを設定し、露出制御部が、測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、測光用撮像素子の測光露出値を調整することもできる。
測光用撮像素子から読み出される画素信号に基づいて被写体の顔を検出する顔検出部を設け、顔検出モードが設定されている場合、加算数nより小さい加算数を設定するのがよい。なお、画素加算設定部は、解像度を上げるため、測光用撮像素子の露出調整の後、画素信号を加算しないで読み出すのがよい。
測光用撮像素子に対し、列または行に沿って同色の色要素が配置されたカラーフィルタが配置されている場合、画素加算設定部は、同色の色要素が並ぶ列または行に対し、異なる加算数を設定すればよい。例えば、一眼レフカメラなど、光学ファインダを有するカメラに撮像装置を配置し、光学ファインダが、被写体からの光を測光撮像素子の受光面に結像させるようにすることができる。
本発明の他の態様における垂直方向および水平方向にマトリクス配置された複数の画素を有する測光用撮像素子と、測光用撮像素子の複数の画素の中で隣り合う画素の画素信号を、加算して読み出し可能な撮像素子駆動部と、測光用撮像素子の所定の列および行の少なくとも一方に対し、画素信号の加算数を設定可能な画素加算設定部と、測光用撮像素子の露出を制御する露出制御部とを備え、画素加算設定部が、2以上である複数の加算数の間で加算数を切り替え設定可能であり、撮像素子駆動部が、設定された加算数に応じて、複数の画素から画素信号を読み出す。
これによれば、上述した異なる加算数の画素信号読み出し処理と、受光面全体あるいは一部において一様な加算数の画素信号読み出し処理の両方あるいは一方について、複数の加算数を選択的に設定することができる。ただし、一様な加算数については2以上となる。
本発明の他の態様における撮像方法は、垂直方向および水平方向にマトリクス配置された複数の画素を有する測光用撮像素子と、撮影用撮像素子と、測光用撮像素子の複数の画素の中で隣り合う画素の画素信号を、加算して読み出し可能な撮像素子駆動部とを備えた撮像装置の撮像方法であって、測光用撮像素子の所定の列および行の少なくとも一方に対し、画素領域によって異なる画素信号の加算数を設定し、測光用撮像素子および撮影用撮像素子の露出を制御する撮像方法であって、画素加算設定において、加算数を切り替え設定し、設定された加算数に応じて、複数の画素から画素信号を読み出し、測光用撮像素子によって検出される被写体像の明るさに基づき、撮影用撮像素子の露出値を設定する。
本発明によれば、測光時、ダイナミックレンジ拡大によって、被写体輝度を迅速かつ精度よく検出することができる。
第1の実施形態であるデジタルカメラのブロック図である。 AEセンサの一部画素配列および一部回路構成を示した図である。 画素信号加算処理を示した図である。 画素信号読み出し処理時の駆動信号のタイミングチャートを示した図である。 AEセンサの感度特性を示した図である。 異なる加算数の画素信号加算によるダイナミックレンジ拡大を示した図である。 第2の実施形態におけるAEセンサの画素配列および回路構成を示した図である。 第2の実施形態における駆動信号のタイミングチャートを示した図である。 第3の実施形態における1つの画素加算処理を示した図である。 列方向に沿った画素信号加算処理を示した図である。 行方向に沿った画素信号加算処理を示した図である。 一連の記録動作処理を示したフローチャートである。 図11のステップS103における測光処理のサブルーチンである。 測光開始時の画素加算処理を示した図である。 被写体輝度急変時の画素加算処理を示した図である。 第5の実施形態におけるAEセンサの画素配列を示した図である。 列方向に沿った異なる加算数による画素信号読み出し処理を示した図である。 行方向に沿った異なる加算数による画素信号読み出し処理を示した図である。
以下では、図面を参照して本実施形態であるデジタルカメラについて説明する。
図1は、第1の実施形態であるデジタルカメラのブロック図である。
デジタルカメラ10は、撮影レンズ20を本体15へ着脱自在に装着可能な一眼レフ型カメラであり、撮影モード、再生モードなどがモードダイヤル/ボタン(図示せず)の操作によって設定可能である。撮影モードでは、被写体からの反射光が、絞り22、撮影レンズ20を通過し、その一部がクイックリターンミラー24によって光学ファインダ12の方向へ導かれる。また、反射光の一部は、クイックリターンミラー24を透過し、ハーフミラー26によってAFセンサ32へ導かれる。
光学ファインダ12に入射した光が結像されることにより、ユーザは接眼レンズ(図示せず)を通じて被写体像を確認することができる。また、光学ファインダ12の傍に配置されたAEセンサ34の受光面にも、被写体像が形成される。
DSPによって構成される信号処理装置40は、シャッタ27、イメージセンサ駆動部28、LCD48、タイミングジェネレータ(図示せず)などに制御信号を出力し、ボタンスイッチ45によって検出される入力操作等に基づき、撮影画像の記録動作、再生表示、合焦動作などカメラ全体の動作制御を行う。カメラ動作制御のプログラムは、不揮発性メモリ44に記憶されている。
レリーズボタン19が半押しされると、合焦動作、露出演算処理が実行される。合焦動作では、AFセンサ32によって検出される位相差に基づき、撮影レンズ20がAFドライバ(図示せず)によって駆動される。また、信号処理装置40に設けられた露出制御部50では、AEセンサ34によって検出される被写体の明るさ(露光量)に基づき、自動露出演算処理が実行される。AEセンサ34は、ここでは電荷転送型の固体撮像素子であるCCDによって構成されている。
レリーズボタン19がさらに全押しされると、一連の記録動作処理が実行される。すなわち、クイックリターンミラー24、ハーフミラー26が光路から退避するとともに、絞り22、シャッタ27が設定された露出値に基づいて駆動される。これにより、被写体像がイメージセンサ30の受光面に形成される。
イメージセンサ30は、例えば、電荷転送型撮像素子のCCD、あるいはX−Yアドレス型撮像素子のCMOSセンサが適用可能である。また、イメージセンサ30の受光面上にはカラーフィルタ(ここでは図示せず)が配置されている。イメージセンサ30で生じた一連の画素信号は、イメージセンサ駆動部28によって信号処理装置40へ送られる。
信号処理装置40は、イメージセンサ30から出力される一フレーム分の画素信号に対してホワイトバランス調整などの画像信号処理などを施し、静止画像データを生成する。生成された静止画像データは、内部メモリ42へ一時的に格納された後、圧縮/非圧縮状態でメモリカードなどの外部メモリ46に記録される。
露出制御部50は、イメージセンサ駆動部28、AEセンサ34を駆動するAEセンサ駆動部29に対し制御信号を出力し、イメージセンサ30、AEセンサ34に対する駆動信号の出力タイミング等を調整可能である。AEセンサ駆動部29では、隣り合う画素間で画素信号が加算して読み出されるように、駆動信号を出力することができる。
露出制御部50は、AEセンサ34の露光量が被写体の明るさに適正な露光量となるように露出制御し、露出値(以下、測光用露出値という)を調整可能である。具体的には、AEセンサ34では、電子シャッタ機能による露光時間が調整される。また、AEセンサ34から読み出される画素信号のゲイン値が調整可能である。
さらに、露出制御部50は、顔検出モードが設定されると、測光時、AEセンサ34において、従来公知の方法で被写体の顔検出することが可能である。例えばユーザは、LCD48に入力設定画面が表示された状態で、顔検出モードを設定することが可能である。
本実施形態では、ダイナミックレンジを拡大するように、異なる加算数によって画素信号を読み出す。以下、図2〜6を用いて、AEセンサ34における画素信号の加算処理について説明する。なお、便宜上、「画素信号の加算」と「画素加算」両方の用語を使って説明する。
図2は、AEセンサ34の一部画素配列および一部回路構成を示した図である。
上述したように、AEセンサ34はCCDで構成されており、複数のフォトダイオード(画素)PDが垂直方向、水平方向に沿ってマトリクス状に配置されている。ここでは、6行4列から成る24個の画素PDが図示されており、画素PDは、マトリクス配置の列方向に沿ってそれぞれ符号「A1〜A6」、「B1〜B6」、「C1〜C6」、「D1〜D6」で表されている(以下、画素に生じた画素信号に対しても、同じ符号を用いる)。
カラーフィルタ35は、それぞれスペクトルピークの異なるR、G1、G2、Bの色要素から成るフィルタアレイであり、画素A1〜A6、B1〜B6、C1〜C6、D1〜D6に対向配置されている。同色の色要素R、G1、G2、Bは、列方向/垂直方向に沿って並んでいる。光電変換によって各フォトダイオードPDに生じた電荷は、垂直転送部VTによって水平転送部HTに転送され、水平転送部HTからアンプAPを経由して出力される。
図3は、画素信号加算処理を示した図である。ここでは、図2に示した24個の画素領域における画素信号加算を示しており、他の画素領域においても同様の処理が施される。
画素信号加算は、同色の色要素が並ぶ垂直方向/列方向に沿って行われる。そして、2画素加算する画素領域と、そのまま画素信号を読み出す画素領域とを交互に規定する。画素領域R1、R3では、垂直方向に隣り合う画素信号(A1、A2)、(B1、B2)、(C1、C2)、(D1、D2)が、それぞれ加算されながら読み出される。
一方、画素(A3、B3、C3、D3)および(A6、B6、C6、D6)に対しては、隣接画素と加算せず、そのまま垂直転送される。その結果、読み出された画素信号は、4行分の画素信号として出力される。例えば、第1列の画素信号は、4つの画素信号A1’、A2’、A3’、A4’として外部に出力される。他の第2列〜第4列、およびそれ以外の列についても同様の画素加算処理が行われる。
読み出された画素信号は、加算数ごとに分離され、1フレーム分の画素信号データが加算数ごとに生成される。その結果、1フレーム分の画素データから、感度の異なる2つの1フレーム相当の画素データが形成される。なお、加算数ごとに分離しないで画素データを形成することも可能である。
なお、隣接画素と加算しない画素信号読み出しを、ここでは「加算数“1”による画素信号読み出し」と定義する。以下用いられる「1画素加算」、「加算数1」という用語は、画素加算なしを意味する。
図4は、画素信号読み出し処理時の駆動信号のタイミングチャートを示した図である。
各画素に生じた画素信号は、駆動信号F0によって垂直転送部VTに転送される。そして、6行目の画素信号が駆動信号F1によって読み出された後、駆動信号F2によって第4、5行目の画素信号がまとまって読み出される。同様に、第3行目の画素信号がそのまま読み出される一方、第1、2行目の画素信号がまとまって読み出される。このような駆動信号の制御が、画素領域に応じて異なる可算数を設定することに相当し、その加算の仕方は露出制御部50に従う。
図5は、AEセンサ34の感度特性を示した図である。図6は、異なる加算数の画素信号加算によるダイナミックレンジ拡大を示した図である。
図5では、1画素加算(加算なし)、2画素加算の入出力関係、すなわち入射光量と出力電圧値との関係を示す直線を、それぞれP1、P2で表している。図5に示すグラフは、対数スケールで表されている。
直線P1、P2から明らかなように、2画素加算による露光量は、1画素に比べて2倍になる。そのため、AEセンサ34に対して入力値IN1の光が入力すると、出力値OUT1と、その2倍の出力値OUT2がAEセンサ34から得られる。
また、同じ出力値OUT2が得られるときの入力値IN1と入力値IN2との比が2倍である場合、その2倍の分だけダイナミックレンジが相違することになる。この入力差が、ダイナミックレンジ拡大幅となる。
図6では、画素加算なし(加算数1)のダイナミックレンジと画素加算ありのダイナミックレンジを示している。画素加算ありの感度は、画素加算なしに比べ、その加算数に応じて増加する。そのため、画素加算なしと画素加算ありの感度両方をもつことにより、被写体の暗部と高輝度部の両方をカバーするダイナミックレンジを得ることが可能となる。
このように第1の実施形態によれば、CCDで構成されるAEセンサ34において、列方向に同色の色要素が並ぶカラーフィルタ35が配設される。そして、画素信号を読み出すとき、イメージセンサ駆動部28により、各列方向に対し、隣り合う画素信号を加算して(加算数2)読み出す処理と、そのまま加算しないで(加算数1)画素信号を読み出す処理を、隣接する画素領域で交互に実行する。
加算数を交互に切り替えて画素信号読み出しを行うことにより、隣接する画素の間で感度差が生じる。この感度差がダイナミックレンジの拡大をもたらす。その結果、低輝度〜高輝度の被写体までカバーするダイナミックレンジを得ることができる。
また、異なる加算数の画素領域を隣り合わせで設定することにより、同じ構図の被写体で感度の異なる1フレーム相当画素データを得ることになり、撮影レンズによって捉えられた被写体全体を拡大されたダイナミックレンジでカバーすることができる。2つの画素データは、同じタイミングで取得されたものであるため、被写体が動体であっても明るさを適切に検出することができる。これは、時系列的に露出を変えながら撮影する構成では得ることができない効果をもたらす。さらに、AEセンサ受光面全体に対し、一律に加算数の異なる画素領域を設定することにより、撮影領域全体に対してダイナミックレンジ拡大させることができる。
また、列方向のみに関して異なる可算数を設定することにより、2つの感度特性を持つ出力を得ることになり、画素信号読み出し後の輝度演算処理が容易となる。特に、カラーフィルタの同色の色要素が並ぶ列もしくは行方向に関して異なる加算数を設定することにより、各色の明るさに対し、ダイナミックレンジ拡大を得ることができる。
次に、図7、8を用いて、第2の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。第2の実施形態では、AEセンサがCMOSセンサによって構成される。それ以外の構成については、第1の実施形態と実質的に同じである。
図7は、第2の実施形態におけるAEセンサの画素配列および回路構成を示した図である。図8は、第2の実施形態における駆動信号のタイミングチャートを示した図である。
AEセンサ134は、X−Yアドレス型撮像素子であるCMOSセンサによって構成されており、図7では、その一部となる4行×4列(画素A1〜A4、B1〜B4、C1〜C4、D1〜D4)の画素配列134Rが図示されている。第1の実施形態と同様、各列に沿って同色の色要素が並ぶカラーフィルタ(図示せず)が配置されている。
フォトダイオードを含む画素信号生成/出力回路S1が、各画素として構成される。また、隣接する画素間での画素信号出力を接続するスイッチ回路S2が列方向に設けられている。スイッチ回路S2がON状態になると、列方向に沿った隣接画素間で画素信号が加算される。
加算数1(画素加算なし)における画素信号読み出しの場合、ライン(行)に沿って画素信号をそのまま順次読み出し、1ライン(行)ずつ画素信号が順次読み出されていく。一方、加算数2によって画素信号を読み出す場合、2ライン分画素信号が加算されながら読み出される。
第2の実施形態では、加算数2の画素信号読み出しと加算数1(画素加算なし)の画素信号読み出しとを交互に行うのではなく、加算数2の画素信号読み出しを行うと、加算数1の画素信号読み出しを2回続けて行う。これを列方向に沿って繰り返し行う。
図8に示すように、第1行の画素信号を読み出した後、第2、3行の画素信号を加算して読み出し、第4行ではそのまま画素信号を読み出す。このように、各列に沿って感度差の生じる画素信号読み出しを行うことにより、ダイナミックレンジが拡大する。
次に、図9、10を用いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、列方向だけでなく、行方向あるいは列、行両方向に沿って、加算数の異なる画素領域を設けた構成になっている。イメージセンサは、第2の実施形態と同様、CMOSセンサが適用される。なお、CCDを用いてもよい。
図9は、第3の実施形態における1つの画素加算処理を示した図である。
図9には、AEセンサの一部画素配列134’R(6行×4列の)が図示されており、水平方向、すなわち行方向に沿って同色の色要素が並んだカラーフィルタ135’が配置される。そして、行方向に関し、異なる加算数によって画素加算処理が行われる。
具体的には、加算数2の隣り合う列方向に沿った画素領域R1、R4の間に、加算数1の画素領域R2、R3が2つ設けられる。その結果、読み出される画素信号は、行方向に沿って4つの画素信号A1’〜A4’となる。図8に示すように、AEセンサ134では、行方向に関しても、隣接画素間で画素信号を加算可能にするスイッチ回路が設けられており、加算数に応じて加算数1、加算数2の画素信号読み出しが行われる。なお、CCDを適用した場合、水平転送部を用いることによって、画素信号加算が可能である。
図10A、10Bは、それぞれ、列、行方向に沿った画素信号加算処理を示した図である。ここでは、行、列の両方向に対し、異なる加算数による画素信号加算を行う。列方向については、第1の実施形態のように、加算数1、加算数2の画素信号読み出しを交互に行う。それに加え、行方向に対し、加算数1、加算数2の画素信号読み出しを交互に行う。その結果、全体的に3つの異なる加算数1、2、4に基づく画素信号が出力される。
あるいは、図10Bに示すように、列方向に対して可算数1、加算数2の画素信号加算を行う一方、行方向に対し、可算数1、可算数3の画素信号加算を行うことも可能である。その結果、全体的に4つの異なる加算数1、2、3、6に基づく画素信号が出力される。
列方向に対して可算数が1:k、行方向に対して加算数が1:l(k、lは2以上の整数)となるように画素領域を交互に設定した場合、加算数の比が1:k:k×lとなる画素信号が出力可能となる。なお、図10A、10Bのような画素加算を行う場合、カラーフィルタを設けない撮像素子で構成するのがよい。
このような行、列方向に沿って任意の加算数を設定することは、露出制御部50がイメージセンサ駆動部28を制御することにより、可能となる。加算数の設定に関しては、あらかじめ撮影に関するプログラムによって自動的に切り替え設定するようにしてもよい。例えば、ユーザの入力操作によって加算数を設定する構成にすることも可能である。
そして、画素加算なしと画素加算ありの画素領域を設定するだけでなく、画素加算数2、画素加算数4など、異なる加算数を設定しても、ダイナミックレンジ拡大をもたらす。一般的に言えば、第1〜第3の実施形態においては、列方向および/または行方向に対し,加算数mと加算数nの異なる画素信号加算を行えばよい。ただし、m、nは、m≧1、m<nを満たす整数である。
第1〜第3の実施形態では、AEセンサ受光面全体に対して異なる加算数での画素信号読み出し処理を行っているが、受光面の一部において行うことも可能である。
AEセンサとしてCCDを用いた第1の実施形態では、水平転送部へ画素信号を転送するときに画素信号を加算しているが、垂直転送部内、水平転送部内で画素信号を加算することも可能であり、あるいは、出力部において画素信号を加算してもよい。
第2、第3の実施形態のようにX−Yアドレス型撮像素子を用いる場合、列方向、行方向の代わりに、斜め方向に異なる加算数の画素領域を設定することも可能である。この場合、色要素を市松状に配置したカラーフィルタを用いることができる。ただし、斜め方向に沿って加算数を設定しても、列、行方向に沿って異なる加算数が設定されたこととなる。カラーフィルタを配置しない撮像素子を適用してもよい。
次に、図11〜14を用いて、第4の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。第4の実施形態では、撮影状況、被写体の露出量等に従い、画素加算の設定を切り替え、変更する。それ以外の構成については、第1〜第3の実施形態と実質的に同じである。
第4の実施形態におけるデジタルカメラの回路構成は、図1に示す第1の実施形態であるデジタルカメラの回路構成と実質的に同じである。AEセンサ34によって測光処理が実行される。撮影レンズ20によって捉えられる被写体像は、レリーズボタン19に対する操作によってイメージセンサ30に形成され、静止画像データが記録される。そして、記録時のイメージセンサ30に対する露出値が、AEセンサ34によって検出された被写体像の明るさに基づいて設定される。
図11は、一連の記録動作処理を示したフローチャートである。図12は、図11のステップS103における測光処理のサブルーチンである。
レリーズボタン19が半押しされると、AF動作処理とともに、被写体像の明るさが検出される。(S101〜S103)。そして、シャッタースピード、絞り値など、イメージセンサ30に対する露出値が決定される(S104)。なお、電源ON状態になると、ステップS103の処理と同様、被写体像の明るさが検出される。
被写体像の明るさ検出、すなわち測光処理においては、必要に応じて、ダイナミックレンジを拡大する画素信号加算処理を実行する。そして、AEセンサ34の露出調整を行い、AEセンサ34の露出値(測光露出値)を修正、補正して、被写体像の明るさを最終的に計測する。このとき、画素信号加算は行われない。
レリーズボタン19が全押しされると、シャッタ開閉などの露出制御、画像データ生成といった一連の記録動作処理が実行される(S105〜S107)。このとき、設定されたイメージセンサ30に対する露出値に基づいて、記録動作が行われる。
図12を用いて、AEセンサ34を用いた測光処理を詳述する。本実施形態では、異なる加算数を設定せず、すべての画素領域において加算数1(画素加算なし)の「1:1画素信号読み出し処理)と、加算数1と加算数3の画素領域を列方向に沿って交互に設定する「1:3画素信号読み出し処理」と、加算数1と加算数19の画素領域を列方向に沿って交互に設定する「1:19画素信号読み出処理」のいずれかが、撮影状況に合わせて選択的に実行される。
測光処理が開始されると、フラグIF、前回の露光量との差を表す露光量差ΔEvが初期設定され、IF=1、ΔEv=0に定められる(S201)。そして、測光終了でなければ、初期フラグIF=1であるか否かが判断される(S202、S203)。
初期フラグIFは、一連の撮影動作の中で1回目の測光処理であるか否かを判断するフラグであり、初期フラグIF=1である場合、IF=0に設定された後、ダイナミックレンジを大きく拡大するため、1:19画素信号読み出処理を行うステップS208へ進む。
ステップS208では、AEセンサの露出値としてあらかじめ定められた初期値が設定され、ステップS209、S210では、1:19画素信号読み出処理を実行する。ここでは、露出として電子シャッタ機能による露光時間が調整される。AEセンサ34から出力された画素領域全体の画素信号は、露出演算に応じた検波データに変換され、検波データから代表値(平均値など)が算出される(S211、S212)。そして、代表値と目標値との差を表すΔEvが算出される(S223)。
後述する、被写体輝度の急激な変化がない状態においては、2回目の測光時において、画素加算なしの1:1画素信号読み出し処理を行うステップへ進む(S203、S206)。そして、算出されたΔEvに基づいてAEセンサ34の露出値が補正された後(S218)、1:1画素信号読み出し処理が実行される(S219、S220)。これによって、被写体像の明るさを正確に表す代表値が検出される(S221、S222)。
図13は、測光開始時の画素加算処理を示した図である。
AEセンサ測光開始時には、被写体の実際の明るさは計測してみるまで判断できない。そこで、1:19画素信号読み出し処理を実行することにより、異なる感度をもつ2つの1フレーム相当画素データが得られる。これによって、ダイナミックレンジが低輝度から高輝度までカバーされる。
そして、最初に初期値と設定したAEセンサ34の露光時間、ゲインといった測光露出値を、求められた露光量差ΔEvに応じて補正する。次の測光時には、1:1画素信号読み出し処理を実行する。これにより、被写体像の明るさに適した露出条件でAEセンサ34から画素信号が読み出され、輝度値を精度よく検出することができる。
一方で、測光中に被写体像の輝度が急変した場合、検波データが飽和状態になる場合も生じ、被写体像の明るさを適切に測定できない。そこで、被写体の輝度が所定の範囲を超えた場合、被写体像の急激な輝度変化があったと判断し、1:19の画素信号読み出し処理を行ってダイナミックレンジを拡大させる。
具体的には、露光量差ΔEvの絶対値が閾値TE以上である場合、顔検出モードが設定されていない状況において、ステップS208〜S212の処理へ進む。これにより、測光開始時と同じように、露光量差ΔEvが求められる。そして、露光量差ΔEvが閾値TEより小さくなると、画素加算を行わない1:1画素信号読み出し処理を行うステップS218〜S222へ進む。これにより、被写体像の明るさが精度よく検出される。
図14は、被写体輝度急変時の画素加算処理を示した図である。通常測光によって1;1画素信号読み出し処理を行っているときに被写体輝度が急変すると、1:19画素信号出し処理によってダイナミックレンジが拡大される。そして、AEセンサ34の露出条件を補正、修正した後、1:1画素信号読み出し処理によって被写体像の輝度を測定する。
一方、顔検出モードが設定されている場合、AEセンサ34の受光面は複数の領域に分割される。画素加算数が大きいと、解像度が低下して顔を検出することができない恐れがある。そのため、顔検出モードが設定されている状態で被写体輝度が急激に変化した場合、加算数の比較的少ない1:3画素信号読み出し処理を行う。
具体的には、ステップS207において顔検出モードが設定されていると判断されると、加算数3の1:3画素信号読み出し処理が実行される(S213〜S217)。このような比較的小さい加算数を設定することにより、顔認識可能な状況を維持しながらダイナミックレンジを拡大する。
このように第4の実施形態によれば、測光処理開始のとき、加算数1:19の画素信号読み出し処理を実行し、被写体輝度を算出する。そして、露光量差ΔEvを求め、AEセンサ34の露光時間を調整した後、画素加算なしの1:1画素信号読み出し処理を実行する。このとき得られる被写体輝度に基づいて、イメージセンサ30に対する露出値が演算される。
また、被写体輝度が急激に変化した場合においても、加算数1:19の画素信号読み出し処理を実行し、AEセンサ34の露出値を調整した後、画素加算なしの1:1画素信号読み出し処理を実行する。さらに、顔検出モードが設定されている場合、加算数の相対的に小さい1:3画素信号読み出し処理を実行する。
このように撮影状況、被写体変化、測光モードなどに応じて加算数を切り替えることにより、被写体の明るさを瞬時に測定することが可能となる。特に、2以上の加算数について異なる加算数を切り替え設定することにより、ダイナミックレンジ拡大幅を細かく設定することができる。また、電源ON状態になると、電源ONに合わせて1:19画素信号読み出し処理が実行される。これにより、電源ONから素早く撮影動作に移ることができる。
ここでは測光開始時、被写体輝度の急激変化において、1:19画素信号読み出し処理は1回のみであるが、2回、3回と繰り返しフィードバック制御を行うように設定してもよい。特に、露光量差ΔEvが許容値以下に収まるように露出調整してもよい。
画素加算読み出しについては、第3の実施形態のように、行方向、あるいは列方向に沿って異なる加算数を設定することができる。
加算数については、3、19以外の数値を設定することも可能である。また、AEセンサの受光面全体に対し同じ加算数(1に限定されない)で画素信号を読み出す処理も含めて切り替え設定するように構成しても良い。例えば、受光面全体に対して加算数3、5、9のいずれかを撮影状況に応じて設定してもよく、列/行方向に沿って異なる加算数を設けた画素信号読み出し処理までをさらに含めて(1:3、1:19など)、その中から選択的に加算数を設定することが可能である。列、行に対し一様な加算数を設定した場合においても、被写体によってはダイナミックレンジ拡大の効果があることから、2以上の一様な加算数、画素領域に応じて異なる加算数の設定を撮影状況に応じて使い分けることにより、様々なダイナミックレンジ拡大を実現することができる。
次に、図15〜17を用いて、第5の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。第5の実施形態では、OB画素による暗電流除去処理において、加算数を考慮した画素値補正を行う。それ以外の構成については、第1の実施形態と実質的に同じである。
図15は、第5の実施形態におけるAEセンサの画素配列を示した図である。
AEセンサ234には、有効画素領域234Aと、遮光されたOB(オプティカルブラック)画素領域234Bが設けられている。有効画素領域234Aを構成する画素から読み出される画素信号に基づいて被写体像の輝度データを算出する。一方、OB画素領域の画素から読み出される画素信号に基づき、有効画素信号に含まれる暗電流成分が除去される。図15には、有効画素領域234Aの右側、下側に配列されたOB画素の一部OB1〜OB6、OB7〜OB10が図示されている。
図16は、列方向に沿った異なる加算数による画素信号読み出し処理を示した図である。図17は、行方向に沿った異なる加算数による画素信号読み出し処理を示した図である。第1の実施形態と同様、列方向もしくは行方向に沿って加算数1、加算数2の画素領域が交互に設定されている。
本実施形態では、加算数に応じてOB画素信号も加算して出力する。具体的には、A1+A2、B1+B2・・の出力画素信号に対し、OB1画素信号、OB2画素信号を加算して出力する。一方、A3、B3、・・の出力画素信号に対しては、OB3画素信号がそのまま出力される。
そして、A1+A2、B1+B2・・の出力画素信号それぞれから、OB1+OB2画素信号を除算し、画素値補正を行う。一方、A3、B3、・・の出力画素信号については、OB3画素信号をそのまま引く。他の画素配列においても、同様のOB画素値の修正、補正が行われる。
このように第5の実施形態では、有効画素に対し、列あるいは行方向に沿って加算数1、加算数2の画素信号読み出しを交互に行う。一方、OB画素についても、対応する有効画素の加算数に応じた画素信号読み出しを行う。そして、有効画素信号からOB画素信号を引くことにより、暗電流成分を取り除く。
なお、隣り合うOB画素信号を加算する代わりに、1つのOB画素信号に対し加算数を乗じる構成にしてもよい。例えば、OB画素信号の画素値を2倍にし、暗電流成分を除去するように構成してもよい。
また、列すべてのOB画素信号の平均値OBAを算出し、加算数2の出力画素信号に対しOBAに2倍を乗じて画素値を修正し、加算数1の出力画素信号に対してはそのまま平均値OBAを使用する構成にしてもよい。
図17には、行方向に沿って異なる加算数による画素信号読み出し処理時のOB画素信号の読み出しを示している。A1+B1、A2+B2、・・の列にある画素信号については、OB7画素信号とOB8画素信号とを加算し、画素値を補正する。C1、C2、・の画素信号については、そのままOB9画素信号によって画素値を補正する。
第1〜第5の実施形態では、一眼レフカメラにおける測光センサを用いて画素加算処理を行っているが、コンパクトカメラなどの光学ファインダ内に設けられない外付けAEセンサにも適用可能である。また、撮影用撮像素子で被写体の明るさを検出するカメラに対しても、撮影用撮像素子に画素加算処理を適用することもできる。
10 デジタルカメラ
29 AEセンサ駆動部
30 イメージセンサ(撮影用撮像素子)
40 信号処理装置
50 露出制御部
34、134、134’、234 AEセンサ(撮像素子、測光用撮像素子)

Claims (12)

  1. 垂直方向および水平方向にマトリクス配置された複数の画素を有する測光用撮像素子と、
    撮影用撮像素子と、
    前記測光用撮像素子の複数の画素の中で隣り合う画素の画素信号を、加算して読み出し可能な撮像素子駆動部と、
    前記測光用撮像素子の所定の列および行の少なくとも一方に対し、画素領域によって異なる画素信号の加算数を設定可能な画素加算設定部と、
    前記測光用撮像素子および前記撮影用撮像素子の露出を制御する露出制御部とを備え、
    前記画素加算設定部が、測光開始のとき、所定の列および行の少なくとも一方に対し、加算数mと加算数n(ただし、m、nは整数であって、m≧1、n>mを満たす)を設定し、
    前記撮像素子駆動部が、設定された加算数mと加算数nに応じて、前記複数の画素から画素信号を読み出し、
    前記露出制御部が、加算数mと加算数nに応じて前記測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、前記測光用撮像素子の測光露出値を調整し、
    前記撮像素子駆動部が、前記測光用撮像素子の測光露出値調整後、画素信号を加算しないで読み出し、
    前記露出制御部が、画素信号加算なしで読み出された画素信号によって検出される被写体像の明るさに基づき、前記撮影用撮像素子の露出値を設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子駆動部が、前記測光用撮像素子の測光露出値調整後、被写体輝度変化に応じて、加算数mと加算数nの画素信号読み出しを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素加算設定部が、測光モードに応じて、値の異なる少なくとも2つの加算数mと加算数nの組合せの中から、加算数を選択的に設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子駆動部が、加算数mと加算数nの画素信号読み出しを1度だけ行うことを特徴とする請求項乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記画素加算設定部が、電源ON状態になると、加算数mと加算数nを設定し、
    前記露出制御部が、設定された加算数mと加算数nに応じて前記測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、前記測光用撮像素子の測光露出値を調整することを特徴とする請求項乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記画素加算設定部が、画素信号加算なしで読み出された画素信号によって検出された被写体の輝度が所定範囲から外れた場合、加算数mと加算数nを設定し、
    前記露出制御部が、設定された加算数mと加算数nに応じて前記測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、前記測光用撮像素子の測光露出値を調整することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記測光用撮像素子から読み出される画素信号に基づいて被写体の顔を検出する顔検出部をさらに有し、
    前記画素加算設定部が、顔検出モードが設定されている場合、加算数nより小さい加算数を設定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記画素加算設定部が、加算数mの画素領域と加算数nの画素領域が列方向に沿って交互に繰り返されるように、加算数mと加算数nを設定することを特徴とする請求項乃至7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記測光用撮像素子には、列または行に沿って同色の色要素が配置されたカラーフィルタが配置されており、
    前記画素加算設定部が、同色の色要素が並ぶ列または行に対し、異なる加算数を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の前記撮像装置を備えたカメラであって、
    光学ファインダを有し、
    前記光学ファインダが、被写体からの光を前記測光撮像素子の受光面に結像させることを特徴とするカメラ。
  11. 垂直方向および水平方向にマトリクス配置された複数の画素を有する測光用撮像素子と、
    前記測光用撮像素子の複数の画素の中で隣り合う画素の画素信号を、加算して読み出し可能な撮像素子駆動部と、
    前記測光用撮像素子の所定の列および行の少なくとも一方に対し、画素領域によって異なる画素信号の加算数を設定可能な画素加算設定部と、
    前記測光用撮像素子の露出を制御する露出制御部とを備え、
    前記画素加算設定部が、測光開始のとき、所定の列および行の少なくとも一方に対し、加算数mと加算数n(ただし、m、nは整数であって、m≧1、n>mを満たす)を設定し、
    前記撮像素子駆動部が、設定された加算数mと加算数nに応じて、前記複数の画素から画素信号を読み出し、
    前記撮像素子駆動部が、加算数mと加算数nに応じて前記測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づく前記測光用撮像素子の測光露出値調整後、画素信号を加算しないで読み出すことを特徴とする測光装置。
  12. 垂直方向および水平方向にマトリクス配置された複数の画素を有する測光用撮像素子と、撮影用撮像素子と、前記測光用撮像素子の複数の画素の中で隣り合う画素の画素信号を、加算して読み出し可能な撮像素子駆動部とを備えた撮像装置の撮像方法であって、
    前記測光用撮像素子の所定の列および行の少なくとも一方に対し、画素領域によって異なる画素信号の加算数を設定し、
    前記測光用撮像素子および前記撮影用撮像素子の露出を制御する撮像方法であって、
    測光開始のとき、所定の列および行の少なくとも一方に対し、加算数mと加算数n(ただし、m、nは整数であって、m≧1、n>mを満たす)を設定し、
    設定された加算数に応じて、前記複数の画素から画素信号を読み出し、
    加算数mと加算数nに応じて前記測光用撮像素子から読み出された画素信号に基づいて、前記測光用撮像素子の測光露出値を調整し、
    前記測光用撮像素子の測光露出値調整後、画素信号を加算しないで読み出し、
    画素信号加算なしで読み出された画素信号によって検出される被写体像の明るさに基づき、前記撮影用撮像素子の露出値を設定することを特徴とする撮像方法。
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