JP6275060B2 - 鞍乗型車両用バッグ - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車やスクーター等の原動機付き自転車を含む鞍乗型車両のシートに装着するバッグに関するものである。
自動二輪車等の鞍乗型車両にバッグ等の荷物を載せる場合には、通常、ライダー着座用のシートの後部に荷物を載置する。
荷物を固定するに際しては、ロープやゴム紐等によって荷物を鞍乗型車両に縛り付けたり、あるいはゴム紐によって形成されたネットで荷物を覆い、そのネットの端部をフック等によって鞍乗型車両のカウル等に引っ掛けたりすることにより、荷物をシート上で動かないようにすることが行われている。
しかしながら、シート上の荷物を、単にロープやゴム紐、ネット等で縛り付けたりネットで覆ったりしたのみでは、鞍乗型車両がカーブ走行中に傾くおそれがあり、また高速走行時は風圧や振動等によって荷物がずれるおそれがある。このような場合には、荷物がシートからずれる可能性が高く、鞍乗型車両自体がバランスを崩したり、荷物が落下したりする可能性があり、危険である。
また、特許文献1に示すような、鞍乗型車両に装着させるのに適した鞍乗型車両専用のバッグも存在する。
しかしながら、この特許文献1に記載のバッグの場合も、該バッグに取付けたゴム紐や、ゴム紐の先端に取付けたフックを鞍乗型車両に設けられているフックに引っ掛けることにより、バッグをシート上に装着させるものであるため、ゴム紐の伸縮によってバッグの装着が安定せず、場合によってはバッグがシート上からずれる落ちる可能性がある。
また、バッグをシートに装着する度にバッグのゴム紐やフックを鞍乗型車両のフックにいちいち掛け直し、バッグが可及的に動かないように強固に取付ける必要があるため、バッグの装着作業、さらには取外し作業が面倒である。
特開2007−223379号公報
本発明の技術的課題は、鞍乗型車両のシートに装着するバッグにおいて、走行中のずれを安定的に防止することができ、且つ着脱が容易なバッグを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の鞍乗型車両用バッグの構成は次の通りである。
(1)車体本体の上方に着脱自在に装着されたライダー着座用のシートを備えた鞍乗型車両に装着されるバッグであって、前記シート上に装着される、荷物を収容するためのバッグ本体と、複数の端部が鞍乗型車両の外方に延出させた状態で前記車体本体と前記シートとの間に着脱自在に配設可能である、前記バッグ本体をシート上に取付けるための取付用ベルトとを有し、前記取付用ベルトは、長さ方向の両端部が前記シートを挟んで相対する方向に延出する複数のベルト単体と、該複数のベルト単体における長さ方向の中央部分においてこれらのベルト単体を相互に接合する接合部材とを備えていて、前記複数のベルト単体は、前記接合部材を中心として回転自在である、鞍乗型車両用バッグ。
(2)前記取付用ベルトは、前記複数のベルト単体における前記バッグ本体と連結される前記端部と前記接合部材との間の長さを調整自在である、前記(1)に記載の鞍乗型車両用バッグ。
(3)前記取付用ベルトは、前記バック本体を前記シート上に取付ける、バック本体取付用の第1の単体ベルト及び第2の単体ベルトを備えていて、第1のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に、相互に係脱自在に連結可能な第1の連結部材及び第2の連結部材を有していると共に、第2のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に、相互に係脱自在に連結可能な第3の連結部材及び第4の連結部材を有し、
前記バッグ本体は、前記第1の連結部材と相互に係脱自在に連結可能な第5の連結部材と、前記第2の連結部材と相互に係脱自在に連結可能な第6の連結部材と、前記第3の連結部材と相互に係脱自在に連結可能な第7の連結部材と、前記第4の連結部材と相互に係脱自在に連結可能な第8の連結部材とを備えている、前記(1)又は前記(2)に記載の鞍乗型車両用バッグ。
(4)前記取付用ベルト及びバッグ本体に設けられた連結部材は、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、前記第1の連結部材と前記第3の連結部材と前記第6の連結部材と前記第8の連結部材とは、前記雄型部材又は前記雌型部材うちのいずれか一方の相互に同じ型の部材であり、前記第2の連結部材と前記第4の連結部材と前記第5の連結部材と前記第7の連結部材とは、他方の相互に同じ型の部材である、前記(3)に記載の鞍乗型車両用バッグ。
(5)前記取付用ベルトは、前記第1のベルト単体及び前記第2のベルト単体とは別に、前記シート上に架け渡される架け渡し用の第3のベルト単体及び第4のベルト単体を備えていて、前記第3のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に、相互に係脱自在に連結可能な第9の連結部材及び第10の連結部材を有していると共に、前記第4のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に、相互に係脱自在に連結可能な第11の連結部材及び第12の連結部材を有し、前記第9の連結部材と第12の連結部材とは相互に係脱自在に連結可能であると共に、前記第10の連結部材と第11の連結部材とが相互に係脱自在に連結可能である、前記(3)又は前記(4)に記載の鞍乗型車両用バッグ。
(6)前記鞍乗型車両用バッグは、前記鞍乗型車両の側部に装着される補助バッグを備えていて、前記第3のベルト単体及び前記第4のベルト単体は、前記補助バッグに設けられた貫通孔に挿通させた状態で、前記第9の連結部材と前記第10の連結部材又は前記第12の連結部材とが相互に連結されると共に、前記第11の連結部材と、前記第9の連結部材と連結されていない第12の連結部材又は第10の連結部材とを相互に連結されることにより、前記補助バッグを前記鞍乗型車両の側部において保持可能である、前記(5)に記載の鞍乗型車両用バッグ。
(7)前記第3のベルト単体及び前記第4のベルト単体に設けられた連結部材は、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、前記第9の連結部材及び前記第11の連結部材は、前記雄型部材又は前記雌型部材うちのいずれか一方の相互に同じ型の部材であり、前記第10の連結部材及び前記第12の連結部材は、他方の相互に同じ型の部材である、前記(5)又は前記(6)に記載の鞍乗型車両用バッグ。
本発明によれば、鞍乗型車両のシートと車体本体との間に取付用ベルトを配置して、この取付用ベルトの端部をバッグ本体に連結することにより該バッグ本体をシートに装着させる構成であるため、従来のようにカバンをゴム紐等で鞍乗型車両に縛り付ける場合に比べて装着及び取外しが容易である。
さらに、シートと車体本体との間に配設した状態の取付用ベルトの端部をバッグ本体に連結させるため、バッグ全体がシート上から落下することがなく、また取付用ベルトでバッグ本体をシート上に強固に装着させることが可能となるため、走行中においてバッグ本体の位置が大きくずれることを可及的に抑えることができる。
図1は本発明に係る鞍乗型車両用バッグの第1の実施の形態を模式的に示す図である。ただし、(a)斜視図、(b)一部の連結部材の連結を解除した状態の正面図をそれぞれ示す。 同、取付用ベルトを模式的に示す平面図である。 図3は本発明の第1の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、シートの取外工程を説明するための模式的な図である。 図4は本発明の第1の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、取付用ベルトの載置工程を説明するための模式的な図である。 図5は本発明の第1の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、シートの取付工程を説明するための模式的な図である。 図6は本発明の第1の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、バッグ本体と取付用ベルトとの連結工程を説明するための模式的な図である。 図7は本発明に係る鞍乗型車両用バッグの第2の実施の形態を模式的に示す図である。 同、補助バッグを取外した状態の図である。 同、取付用ベルトを模式的に示す平面図である。 同、補助バッグを模式的に示す斜視図である。 図11は本発明の第2の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、取付用ベルトの載置工程を説明するための模式的な図である。 図12は本発明の第2の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、シートの取付工程を説明するための模式的な図である。 図13は本発明の第2の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、補助バッグの取付工程を説明するための図である。ただし、連結部材を連結する前の状態を示す。 同、連結部材を連結した後の状態を示す図である。 図15は本発明の第2の実施の形態に係る鞍乗型車両用バッグを取付ける方法において、バッグ本体と取付用ベルトとの連結工程を説明するための模式的な図である。 図16は本発明に係る鞍乗型車両用バッグにおける取付用ベルトの異なる態様を示す平面図である。
以下、図面に基づいて本発明に係る鞍乗型車両用バッグを説明する。本発明に係る鞍乗型車両用バッグは、車体本体の上方に着脱自在に装着されたライダー着座用のシートを備えた鞍乗型車両に取付けるものである。
図1及び図2は、本発明に係る鞍乗型車両用バッグの第1の実施の形態を示すもので、この実施の形態の鞍乗型車両用バッグ1Aは、鞍乗型車両2のシート4上に装着される、各種の荷物を収容するためのバッグ本体6と、車体本体3とシート4との間に着脱自在に装着される、バッグ本体6をシート4上に取付けるための取付用ベルト5とを備えている。
ここで、本発明における鞍乗型車両用バッグ(以下、単に「バッグ」という。)は、基本的に、ライダー着座用のシート上における、ライダーが着座する部分の後方側であって、ライダーのシートへの着座を阻害しない位置に装着される。
また、本発明における鞍乗型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車のみならず三輪又は四輪の車両、さらには原動機付き自転車を含む。
また、鞍乗型車両の形態は特に限定されず、ライダー着座用のシートの取外しができる構成であれば、いわゆるスクーター型、モペット型、オフロード型、またはオンロード型等、各種型式のものを任意に選択することができる。
取付用ベルト5は、図2に示すように、複数の端部が鞍乗型車両2の外方に延出させた状態で配設されるもので、長さ方向の両端部が前記シートを挟んで相対する方向に延出する複数のベルト単体11,12を備えている。さらに、これらの複数のベルト単体11,12における長さ方向の中央部分において、これらのベルト単体11,12を相互に接合する接合部材13を備えている。
この実施の形態の取付用ベルト5は、所定の厚さを有する帯状に形成された、バック本体取付用の第1のベルト単体11と第2のベルト単体12の2本を備えていて、これらの第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12の長さ方向の中央部分が接合部材13により相互に接合されている。
接合部材13は、第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12がこの接合部材13を中心として一方向にそれぞれ回転自在となるように、これらの第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12を相互に接合している。
したがって、取付用ベルト5は、第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12を、それぞれ接合部材13を中心に回転させることにより、これらの第1のベルト単体11と第2のベルト単体12とがなす角度、即ち、第1のベルト単体11と第2のベルト単体12とが相互に交差する角度(角度が0°となる場合、即ち完全に重なり合う場合を含む)を自在に変更することが可能となっている。
この実施の形態においては、接合部材13として、第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12を厚さ方向に貫通するカシメ金具を用いていて、第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12はこのカシメ金具を軸として回転させることができるようになっている。
第1のベルト単体11と第2のベルト単体12とは、バッグ本体13に連結されることにより、そのバッグ本体13をシート4上に取付けるもので、いずれも、一方向に向けて略直線状に延設されている。
第1のベルト単体11は、長さ方向に直線状に延びる帯状の紐状部材14と、この紐状部材14の長さ方向の第1端及び第2端に設けられた、相互に係脱自在に連結可能な第1の連結部材15及び第2の連結部材16を有していて、これらの第1の連結部材15及び第2の連結部材16が、実質的に第1のベルト単体11の長さ方向の端部となっている。
第1の連結部材15及び第2の連結部材16は、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、この実施の形態においては、第1の連結部材15を雄型部材、第2の連結部材16を雌型部材としている。
また、第2のベルト単体12は、長さ方向に直線状に延びる帯状の紐状部材17と、相互に係脱自在に連結可能な第3の連結部材18及び第4の連結部材19を有していて、これらの第3の連結部材18及び第4の連結部材19が、実質的に第2のベルト単体12の長さ方向の端部となっている。
第3の連結部材18及び第4の連結部材19は、第1のベルト単体11と同様に、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、この実施の形態においては、第3の連結部材18を雄型部材、第4の連結部材19を雌型部材としている。
なお、本発明において、取付用ベルトを構成するベルト単体の紐状部材としては、基本的に、柔軟に折れ曲がる一方で、長さ方向への伸縮がほとんどない、あるいはきわめて小さいものが用いられ、例えばナイロンやポリプロピレン等の素材により形成された帯状のものであることが好ましい。
また、本発明において、連結部材として用いられる雄型部材及び雌型部材としては、相互に係脱自在に連結することができれば任意の構成のものを用いることができる。このとき、雄型部材となる連結部材についてはすべて同大同形とし、またこの雄型部材と連結される雌型部材となる連結部材についてもすべて同大同形として、いずれの雄型部材もいずれの雌型部材に連結できるようにすることが好ましい。
この実施の形態においては、いわゆるサイドリリースバックルと呼ばれる、雄型部材となる雄側バックルと、該雄側バックルが収容される、雌型部材となる筒状の雌側バックルとが相互に連結される構成のものを用いている。具体的には、雄側バックルを雌側バックル内に挿し込んで、雄側バックルの側面の突起15a,18aを雌側バックル側面の開口部16a,19aに弾性的に嵌め入れることによりこれらの雄側バックル及び雌側バックルが連結し、雄側バックルの突起15a,18aを押し込んで雌側バックルの開口部16a,19aから離脱させることにより連結が解除される構成となっている。なお、このとき、雄側バックルである第1の連結部材15と第3の連結部材18とは同大同形であり、雌側バックルである第2の連結部材16と第4の連結部材19とは同大同形である。したがって、第1の連結部材15と第4の連結部材19とは相互に連結自在であり、また第2の連結部材16と第3の連結部材18とは相互に連結自在となっている。
なお、第1〜第4の連結部材15,16,18,19については、硬質の合成樹脂により形成されていることが好ましい。
ここで、取付用ベルト5は、第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12におけるバッグ本体6と連結される端部と、接合部材13との間の長さを調整自在となっている。
この実施の形態では、図3に示すように、第1〜第4の連結部材15,16,18,19にアジャスタが設けられていて、第1のベルト単体11の紐状部材14の長さ方向における第1の連結部材15と第2の連結部材16との位置、及び第2のベルト単体12の紐状部材17の長さ方向における第3の連結部材18と第4の連結部材19との位置をそれぞれ調整し、且つその位置を維持することが可能となっている。
なお、本発明においては、後述する第2の実施の形態の第1〜第4のベルト単体を含めて、取付用ベルトの端部、あるいは第1のベルト単体や第2のベルト単体の長さ方向の端部は、実質的に第1〜第4の連結部材の部分を指す。
したがって、この実施の形態の取付用ベルト5のように、第1〜第4の連結部材15,16,18,19にアジャスタが設けられていて、これらの第1〜第4の連結部材15,16,18,19の紐状部材14,17における位置を調整する構成である場合、第1のベルト単体11の長さ方向の端部と紐状部材14の長さ方向の端部とは必ずしも一致せず、また同様に、第2のベルト単体12の長さ方向の端部と紐状部材17の長さ方向の端部とは必ずしも一致しない。
即ち、第1の連結部材15や第2の連結部材16が紐状部材14の長さ方向の端部よりも接合部材13寄りに位置している場合、あるいは第3の連結部材18や第4の連結部材19が紐状部材17の長さ方向の端部よりも接合部材13寄りに位置している場合は、取付用ベルト5の端部、あるいは第1のベルト単体11や第2のベルト単体12の長さ方向の端部は、紐状部材14,17の長さ方向の端部ではなく、第1〜第4の連結部材15,16,18,19が位置する部分である。
一方、バッグ本体6は、図1に示すように、内部に収容空間が形成され、上部に荷物の出し入れを行う収容口21aが形成された上方開口の収容部21と、この収容部21の収容口21aをファスナー等よって開閉自在に塞ぐ蓋部22とを備えている。なお、バッグ本体6は、取付用ベルト5がなくても、手持ちのバッグとしては機能し得る構成となっている。
また、このバッグ本体6の収容部21の外表面における、この収容部21の前側(この場合は、シート4への装着時に鞍乗型車両2の前方側となる側を指す)、及び後側(この場合は、シート4への装着時に鞍乗型車両2の後方側となる側を指す)には、取付用ベルト5との連結に用いられる連結部材23〜26が取付けられている。
具体的に、この実施の形態においては、収容部21の前側には、第6の連結部材24及び第8の連結部材26が所定の間隔を空けてほぼ同じ高さ配設され、また収容部21の後側には、第5の連結部材23及び第7の連結部材25が所定の間隔を空けてほぼ同じ高さに配設されている。このとき、第5の連結部材23及び第8の連結部材26は、収容部21の幅方向(左右方向)において同じ方向に寄った位置に配設され、第6の連結部材24及び第7の連結部材25は、収容部21の幅方向(左右方向)において、第8の連結部材26及び第5の連結部材23とは反対側の方向に寄った位置に配設されている。
なお、第6の連結部材24と第8の連結部材26とは、収容部21の正面視(即ち、収容部21を前側から見た場合)において、収容部21の前側の面の鉛直方向の軸線を基準として、ほぼ左右対称となる位置に配設されている。同様に、第5の連結部材23と第7の連結部材25とは、収容部21の背面視(即ち、収容部21を後側から見た場合)において、収容部21の後側の面の鉛直方向の中心軸線を基準として、ほぼ左右対称となる位置に配設されている。
ここで、バッグ本体6の第5の連結部材23及び第6の連結部材24は、取付用ベルト5の第1の連結部材15及び第2の連結部材16と相互に係脱自在に連結することが可能となっている。即ち、第1の連結部材15は第5の連結部材23と、第2の連結部材16は第6の連結部材24とそれぞれ連結自在となっていて、これにより、取付用ベルト5の第1のベルト単体11が、バッグ本体6の前後方向に架け渡されるようにそのバッグ本体6に連結されることとなる。
一方で、バッグ本体6の第7の連結部材25及び第8の連結部材26は、取付用ベルト5の第3の連結部材18及び第4の連結部材19と相互に係脱自在に連結することが可能となっている。即ち、第3の連結部材18は第7の連結部材25と、第4の連結部材19は第8の連結部材26とそれぞれ連結自在となっていて、これにより、取付用ベルト5の第2のベルト単体12が、第1のベルト単体11と交差し、且つバッグ本体6の前後方向に架け渡されるようにそのバッグ本体6に連結されることとなる。
また、このバッグ本体6の第5〜第8の連結部材23〜26は、取付用ベルト5の第1〜第4の連結部材15,16,18,19と同様に、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、それぞれ、連結対象となっている第1〜第4の連結部材15,16,18,19と係合可能な雄型部材あるいは雌型部材となっている。
即ち、この実施の形態においては、第5の連結部材23及び第7の連結部材25は雌型部材、第6の連結部材24及び第8の連結部材26は雌型部材となっている。
なお、第5〜第8の連結部材23〜26における雄型部材あるいは雌型部材は、基本的に第1〜第4の連結部材15,16,18,19における雄型部材あるいは雌型部材と同大同形の構成のバックル、即ちサイドリリースバックルとなっている。
即ち、第5の連結部材23及び第7の連結部材25は、雌型部材としての第2の連結部材16及び第4の連結部材19と同じ構成の雌側バックル、第6の連結部材24及び第8の連結部材26は、雄型部材としての第1の連結部材15及び第3の連結部材18と同じ構成の雄側バックルとなっている。
そのため、第5の連結部材23及び第7の連結部材25に、第1の連結部材15及び第3の連結部材18が挿し込まれ際には、第1の連結部材15及び第3の連結部材18の突起15a,18aが、第5の連結部材23及び第7の連結部材25に設けられた開口部23a,25aに弾性的に嵌め入れられる。これにより、これらの第5の連結部材23と第1の連結部材15、第7の連結部材25と第3の連結部材18とが相互に連結される。一方で、突起15a,18aを押し込んで、開口部23a,25aから離脱させることにより、これらの第5の連結部材23と第1の連結部材15、第7の連結部材25と第3の連結部材18の連結が解除されることとなる。
また、第6の連結部材24及び第8の連結部材26が、第2の連結部材16及び第4の連結部材19に挿し込まれた際には、第6の連結部材24及び第8の連結部材26に設けられた突起24a,26aが、第2の連結部材16及び第4の連結部材19に設けられた開口部16a,19aに弾性的に嵌め入れられる。これにより、これらの第6の連結部材24と第2の連結部材16、第8の連結部材26と第4の連結部材19とが相互に連結される。一方で、突起24a,26aを押し込んで、開口部16a,19aから離脱させることにより、これらの第6の連結部材24と第2の連結部材16、第8の連結部材26と第4の連結部材19の連結が解除されることとなる。
なお、第5〜第8の連結部材23〜26については、硬質の合成樹脂により形成されていることが好ましい。
前記構成を有するバッグ1Aの鞍乗型車両2への装着は、図3〜図6に示すように、次のような手順によって行う。
即ち、シート4の取外工程、取付用ベルト5の載置工程、シート4の取付工程、バッグ本体6と取付用ベルト5との連結工程を順次行う。
具体的に、まず、図3に示すように、鞍乗型車両2のシート4を車体本体3から一旦取外す、シート4の取外工程を行う。なお、この実施の形態においては、鞍乗型車両2は、後部座席専用の独立したシートを備えた構成となっているため、この工程においては、この後部座席のシート4のみを取外す。
次に、図4に示すように、車体本体3におけるシート4を取外した部分に、取付用ベルト5を載置する載置工程を行う。
この載置工程においては、取付用ベルト5は、第1のベルト単体11と第2のベルト単体12との交差角度を調整した上で、車体本体3におけるシート4を取外した部分の上に載置する。即ち、取付用ベルト5を、第1のベルト単体11の端部である第1の連結部材15及び第2の連結部材16、第2のベルト単体12の端部である第3の連結部材18及び第4の連結部材19、第3のベルト単体61の端部である第9の連結部材65及び第10の連結部材66、第4のベルト単体62の端部である第11の連結部材68及び第12の連結部材69が、鞍乗型車両2の外方に延出(より具体的には、次工程においてシート4を取付けた際に、そのシート4よりも外方に延出)するように対象位置に載置する。
この実施の形態においては、図4に示すように、取付用ベルト5は、バック本体取付用の第1のベルト単体11の雄型部材である第1の連結部材15と、第2のベルト単体12の雄型部材である第3の連結部材18とを鞍乗型車両2の後側に、雌型部材である第1の連結部材15と第4の連結部材19とを鞍乗型車両2の前側に位置するように配設している。
したがって、第1のベルト単体11の紐状部材14と第2のベルト単体12の紐状部材17とは、接合部材13の部分において互いに交差した状態で、車体本体3におけるシート4を取外した部分に架け渡されることになる。このとき、図4に示すように、紐状部材14,17における第1〜第4の連結部材15,16,18,19の近傍に位置する部分についても、ある程度の長さについては鞍乗型車両2の外方に延出させる。
なお、取付用ベルト5を載置するに際しては、シート4を車体本体3に取付けるための係合部材やボルト等との位置を考慮して、シート4を車体本体3に取付けた後に取付用ベルト5がシート4と車体本体3との間でできるだけ位置ずれが生じない位置に取付用ベルト5を配設することが好ましい。
載置工程終了後、シート4の取付工程を行う。
したがって、図5に示すように、取付用ベルト5は、端部である第1〜第4の連結部材15,16,18,19、及び紐状部材14,17における鞍乗型車両2から延出した部分以外が、シート4と車体本体3との間に挟まれた状態で鞍乗型車両2に装着される。
これにより、取付用ベルト5は、第1〜第4の連結部材15,16,18,19が、鞍乗型車両2から延出した状態、延いてはシート4よりも外方に延出した状態で鞍乗型車両2に取付けられることとなる。
そして、載置工程終了後、バッグ本体6と取付用ベルト5との連結工程を実施する。
この連結工程においては、図6に示すように、バッグ本体6をシート上に載置した上で、取付用ベルト5の端部である第1〜第4の連結部材15,16,18,19と、バッグ本体6、より具体的には収容部21の外表面にある第5〜第8の連結部材23〜26とを連結することにより、バッグ本体6をシート4の上面に装着させる。
この実施の形態の場合、第1の連結部材15と第5の連結部材23、第2の連結部材16と第6の連結部材24、第3の連結部材18と第7の連結部材25、第4の連結部材19と第8の連結部材26をそれぞれ連結する。
このとき、取付用ベルト5については、第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12の長さ、より具体的には、端部である第1〜第4の連結部材15,16,18,19と接合部材13との間の長さを事前に、あるいは第5〜第8の連結部材23〜26との連結後に調整する。これにより、取付用ベルト5で該バッグ本体6をシート4に圧着されるようにして、バッグ本体6が走行中においてシート4上でできるだけ動かないように保持することができる。
この結果、バッグ1Aは鞍乗型車両2に安定的に装着されることとなる。
また、バッグ1A、特にバッグ本体6を鞍乗型車両2から取外す場合には、第1〜第4の連結部材15,16,18,19と、バッグ本体6の第5〜第8の連結部材23〜26との連結を解除し、バッグ本体6のみを取外す。このとき、バッグ本体6は、通常の手持ちのバッグとしても機能し得るため、ライダーが鞍乗型車両2から降りて離れる場合には、このバッグ本体6だけを持ち歩くことができる。
一方で、取付用ベルト5については、鞍乗型車両2に装着させたままの状態とするが、その際には、この取付用ベルト5の第1〜第4の連結部材15,16,18,19において、相互に連結可能なもの同士を連結してもよい。例えば、雄型部材である第1の連結部材15と雌型部材である第2の連結部材16とを相互に連結し、また、雄型部材である第3の連結部材18と雌型部材である第4の連結部材19とを相互に連結する。実施の形態の場合は、第1の連結部材15と第3の連結部材18とが同大同形であり、また第2の連結部材16と第4の連結部材19とが同大同形であるため、第1の連結部材15と第4の連結部材19、第2の連結部材16と第3の連結部材18とをそれぞれ連結可能してもよい。これにより、第1〜第4の連結部材15,16,18,19が、鞍乗型車両2からぶら下がった状態となることが防がれるため、仮にバッグ本体6を装着しないで走行する場合であっても、取付用ベルト5が走行の邪魔になることがない上、美観も良好である。
このように、前記構成を有するバッグ1Aによれば、鞍乗型車両2のシート4と車体本体3との間に取付用ベルト5を配置して、この取付用ベルト5の端部である第1〜第4の連結部材を15,16,18,19をバッグ本体6に連結することにより、バッグ本体6をシート4に装着させる構成である。そのため、従来のように荷物やカバンをゴム紐等で鞍乗型車両に縛り付ける場合に比べて、通常のバッグとしての機能を有するバッグ本体6の装着及び取外しがきわめて容易である。
また、この実施の形態の場合、取付用ベルト5のある第1〜第4の連結部材を15,16,18,19と、バッグ本体6の第5〜第8の連結部材24〜26とを相互に連結する構成であるため、バッグ本体6の装着及び取外しが一層容易である。
さらに、シート4と車体本体3との間に配設した状態の取付用ベルト5の第1〜第4の連結部材を15,16,18,19をバッグ本体に連結させるため、バッグ1A全体がシート4から落下することがなく、しかも取付用ベルト5の端部である第1〜第4の連結部材15,16,18,19の位置を調整(即ち、第1及び第2のベルト単体11,12の長さを調整)することにより、バッグ本体6をシート4上に強固に装着させることが可能となるため、鞍乗型車両2の走行中においてバッグ本体1の位置が大きくずれることを可及的に抑えることができる。
また、取付用ベルト5は、接合部材13を中心として第1のベルト単体11と第2のベルト単体12との交差角度を調整できるため、鞍乗型車両2、特にシート4の形状や大きさに応じて、取付用ベルト5の端部(即ち、第1〜第4の連結部材15,16,18,19の位置を、バッグ本体6との連結に適した位置に延出させることができる。これにより、取付用ベルト5を、バッグ本体6がシート上で可及的にずれにくい位置においてそのバッグ本体6に連結させることができるため、バッグ本体6を一層安定的にシート上に装着させることが可能となる。
前記第1の実施の形態においては、バッグ1の取付用ベルト5が、2本のベルト単体11,12を有し、荷物を収容するものとしてバッグ本体6のみを備えたものとなっていた。
しかしながら、次に説明する第2の実施の形態の鞍乗型車両用バッグは、取付用ベルトが4本のベルト単体を有し、荷物を収容するものとして、バッグ本体以外の要素を備えた構成となっている。
即ち、図7〜図10は、本発明の鞍乗型車両用バッグの第2の実施の形態を示すもので、この実施の形態のバッグ1Bは、鞍乗型車両2における車体本体3とシート4との間に着脱自在に装着される取付用ベルト55と、この取付用ベルト55によってシート4上に装着される、各種の荷物を収容するためのバッグ本体6とを備えている。
さらに、荷物を収容可能な構成として、バッグ本体6とは別に、鞍乗型車両2の側部に装着される補助バッグ56,57を有している。この実施の形態においては、鞍乗型車両2の一方の側部(この場合、鞍乗型車両2の左側)に装着される第1の補助バッグ56と、他方の側部(この場合、鞍乗型車両2の右側)に装着される第2の補助バッグ57との2つを備えている。
なお、鞍乗型車両については、基本的に第1の実施の形態と同様の構成であるため、シート及び車体本体を含めて同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
バッグ本体6は、図7及び図8に示すように、内部に荷物を収容可能な収容空間が形成されたもので、取付用ベルト55がなくても、単独で手持ちのバッグとして機能し得る構成となっている。
なお、このバッグ本体6については、基本的に第1の実施の形態のバッグ本体と同じ構成であり、同様の作用効果を奏するため、取付用ベルト55との連結に供される第5〜第8の連結部材を含め、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
取付用ベルト55は、図8及び図9に示すように、第1の実施の形態の取付用ベルト5と同様に、複数の端部が鞍乗型車両2の外方に延出させた状態で配設されるもので、長さ方向の両端部が前記シートを挟んで相対する方向に延出する第1〜第4のベルト単体11,12,61,62の4本を備えている。さらに、これらのベルト単体11,12,61,62における長さ方向の中央部分において、これらのベルト単体11,12,61,62を相互に接合する接合部材63を備えている。
この実施の形態の取付用ベルト55は、所定の厚さを有する帯状に形成された、第1のベルト単体11、第2のベルト単体12、第3のベルト61、第4のベルト62の4本が、これらの第1〜第4のベルト単体11,12,61,62の長さ方向の中央部分において接合部材63により相互に接合されている。
第1のベルト単体11と第2のベルト単体12とは、バッグ本体13に連結されることにより、そのバッグ本体13をシート4上に取付けるバック本体取付用のものであって、基本的に第1の実施の形態の第1のベルト単体、第2のベルト単体と同じ構成であり、同様の作用効果を奏するため、バッグ本体6との連結に供される第1〜第4の連結部材を含め、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
また、接合部材63は、4本のベルト単体を相互に接合すること以外は、基本的に第1の実施の形態の接合部材13と同じ構成であり、同様の効果を奏するため、詳細な説明は省略する。
第3のベルト単体61と第4のベルト単体62とは、バッグ1Bの鞍乗型車両用への装着時において、シート4上に架け渡されるように配設される、第1及び第2の補助バッグ56,57の鞍乗型車両2への取付けに供される架け渡し用のベルト単体であり、いずれも、一方向に向けて略直線状に延設されている。
第3のベルト単体61は、長さ方向に直線状に延びる帯状の紐状部材64と、この紐状部材64の長さ方向の第1端及び第2端に設けられた、相互に係脱自在に連結可能な第9の連結部材65及び第10の連結部材66を有していて、これらの第9の連結部材65及び第10の連結部材66が、実質的に第3のベルト単体61の長さ方向の端部となっている。
第9の連結部材65及び第10の連結部材66は、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、この実施の形態においては、第9の連結部材65を雄型部材、第10の連結部材66を雌型部材としている。
また、第4のベルト単体62は、長さ方向に直線状に延びる帯状の紐状部材67と、相互に係脱自在に連結可能な第11の連結部材68及び第12の連結部材69を有していて、これらの第11の連結部材68及び第12の連結部材69が、実質的に第4のベルト単体62の長さ方向の端部となっている。
第11の連結部材68及び第12の連結部材69は、第3のベルト単体61の構成と同様に、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、この実施の形態においては、第11の連結部材68を雄型部材、第12の連結部材69を雌型部材としている。
さらに、雄型部材である第9の連結部材65と雌型部材である第12の連結部材69とは相互に係脱自在に連結可能であると共に、雌型部材である第10の連結部材66と雌型部材である第11の連結部材68とが相互に係脱自在に連結可能となっている。したがって、第3のベルト単体61と第4のベルト単体62とは、これらの第9〜第12の連結部材65,66,68,69を通じて相互に連結されることとなる。
なお、第9〜第12の連結部材65,66,68,69における雄型部材あるいは雌型部材は、基本的に第1〜第4の連結部材15,16,18,19や、バッグ本体6の第5〜第8の連結部材23〜26における雄型部材あるいは雌型部材と同大同形の構成のバックル、即ちサイドリリースバックルとなっている。
即ち、第9の連結部材65及び第11の連結部材68は、雄型部材としての第1の連結部材15及び第3の連結部材18、さらには、バッグ本体6の第6の連結部材24、第8の連結部材26と同大同形の構成の雄側バックルとなっている。また、第10の連結部材66及び第12の連結部材69は、雌型部材としての第2の連結部材16及び第4の連結部材19、さらには、バッグ本体6の第5の連結部材23、第7の連結部材25と同じ構成の雌側バックルとなっている。したがって、第9の連結部材65と第11の連結部材68は、第10の連結部材66と第12の連結部材69とのいずれにも連結することができる。
そのため、第9の連結部材65や第11の連結部材68が、第10の連結部材66や第12の連結部材69に挿し込まれ際には、第9の連結部材65及び第11の連結部材68に設けられた突起65a,68aが、第10の連結部材66及び第12の連結部材69に設けられた開口部66a,69aに弾性的に嵌め入れられる。これにより、第9の連結部材65と第10の連結部材66又は第12の連結部材69とが連結され、また第11の連結部材68と、第9の連結部材65とは連結されていない第10の連結部材66又は第12の連結部材69とが連結される。
一方で、突起65a,68aを押し込んで、開口部66a,69aから離脱させることにより、これらの第9〜第12の連結部材65,66,68,69の連結が解除されることとなる。
なお、第9〜第12の連結部材65,66,68,69については、硬質の合成樹脂により形成されていることが好ましい。
また、前記第3のベルト単体及び前記第4のベルト単体の構成や素材等については、基本的に、第1の実施の形態において説明した第1のベルト単体や第2のベルト単体とほぼ同じである。
さらに、第3のベルト単体61及び第4のベルト単体62における端部と、接合部材63との間の長さ、即ち第3のベルト単体61及び第4のベルト単体62の長さを調整自在となっている。
この実施の形態では、第3のベルト単体61や第4のベルト単体62の端部である第9〜第12の連結部材65,66,68,69にアジャスタが設けられていて、第3のベルト単体61の紐状部材64の長さ方向における第9の連結部材65と第10の連結部材66との位置、及び第4のベルト単体62の紐状部材67の長さ方向における第11の連結部材68と第12の連結部材69との位置をそれぞれ調整し、且つその位置を維持することが可能となっている。
ところで、図7及び図9に示すように、第1の補助バッグ56及び第2の補助バッグ57は、内部に収容空間が形成された、収容部71,72と、鞍乗型車両2への取付けに供される板体状の取付部材73,74とを備えている。
第1の補助バッグ56の収容部71及び第2の補助バッグ57の収容部72は、いずれも、鞍乗型車両2の前後方向に長い略直方体状に形成されていて、収容部71の側方に位置する長手の面には取付部材73が連結され、収容部72の側方に位置する長手の面には取付部材74が連結されている。
また、第1の補助バッグ56の取付部材73及び第2の補助バッグ57の取付部材74は、これらの第1の補助バッグ56及び第2の補助バッグ57を鞍乗型車両2に取付ける際に、いずれも、鞍乗型車両2のシート4上を覆うように配設されるものである。
これらの第1の補助バッグ56の取付部材73と第2の補助バッグ57の取付部材74とは、収容部71,72への取付位置が異なっている。即ち、第1の補助バッグ56は、取付部材73が、鞍乗型車両2の後側から前側に向かって収容部71の右側の側面に取付けられているのに対し、第2の補助バッグ57は、取付部材74が、鞍乗型車両2の後側から前側に向かって収容部72の左側の側面に取付けられている。
さらに、取付部材73,74には、収容部71,72との連結部分の近傍に、取付部材73,74の厚さ方向に貫通する貫通孔73a,74aが形成されていて、取付用ベルト55の第3のベルト単体61や第4のベルト単体62を挿通自在となっている。この実施の形態においては、取付部材73,74には貫通孔73a,74aが複数(この実施の形態の場合は4つずつ)設けられていて、これらの貫通孔73a,74aは鞍乗型車両2の前後方向に配設されている。
取付部材73,74は、可撓性を備えた柔軟な素材により形成されていて、貫通孔73a,74aを除く部分において、これらの取付部材73,74を重ね合わせた状態において、例えば面ファスナー等の連結手段によって相互に分離自在に連結されている。したがって、第1の補助バッグ56と第2の補助バッグ57とは、これらの取付部材73,74を通して連結及び分離が自在となっている。
この実施の形態においては、第1の補助バッグ56と第2の補助バッグ57とは、通常状態において取付部材73,74において相互に連結されていて、鞍乗型車両2のシート4への取付け時においては、重ね合わされた取付部材73,74が、シート4を覆うようにそのシート4上に鞍乗型車両2の左右方向に架け渡された状態となる。
なお、第1の補助バッグ56及び第2の補助バッグ57は、取付部材73,74の取付位置以外は、基本的にほぼ同じ構成である。
前記構成を有するバッグ1Bの鞍乗型車両2への装着は、図11〜図15に示すように、次のような手順によって行う。
即ち、シート4の取外工程、取付用ベルト55の載置工程、シート4の取付工程、第1及び第2の補助バッグ56,57の取付工程、バッグ本体6と取付用ベルト55との連結工程を順次行う。
具体的に、まず、鞍乗型車両2のシート4を車体本体3から一旦取外す、シート4の取外工程を行う。この取外工程は、第1の実施の形態の取外工程と実質的に同じであるため、詳細な説明は省略する。
次に、図11に示すように、車体本体3におけるシート4を取外した部分に、取付用ベルト55を載置する載置工程を行う。
この載置工程においては、取付用ベルト55は、第1〜第4のベルト単体11,12,61,62を、相互の交差角度を調整した上で、車体本体3におけるシート4を取外した部分の上に載置する。即ち、取付用ベルト55を、第1のベルト単体11の端部である第1の連結部材15及び第2の連結部材16、第2のベルト単体12の端部である第3の連結部材18及び第4の連結部材19が、鞍乗型車両2の外方に延出(より具体的には、次工程においてシート4を取付けた際に、そのシート4よりも外方に延出)するように対象位置に載置する。
この実施の形態においては、図11に示すように、取付用ベルト55は、バック本体取付用のベルト単体である第1のベルト単体11及び第2のベルト単体12については、雄型部材である第1の連結部材15と第3の連結部材18とを鞍乗型車両2の後側に、雌型部材である第2の連結部材16と第4の連結部材19とを鞍乗型車両2の前側に位置するように配設している。
また、架け渡し用のベルト単体である第3のベルト61及び第4のベルト単体62については、雄型部材である第9の連結部材65と第11の連結部材68とを鞍乗型車両2の左側(この場合、鞍乗型車両2の後側から前側に向かって左側)に、雌型部材である第10の連結部材66と第12の連結部材69とを鞍乗型車両2の右側(鞍乗型車両2の後側から前側に向かって右側)に位置するように配設している。
したがって、第1のベルト単体11の紐状部材14、第2のベルト単体12の紐状部材17、第3のベルト単体61の紐状部材64、第4のベルト単体62の紐状部材67は、接合部材63の部分において互いに交差した状態で、車体本体3におけるシート4を取外した部分に架け渡されることになる。なお、このとき、紐状部材14,17,64,67における第1〜第4の連結部材15,16,18,19の近傍に位置する部分、第9〜第12の連結部材65,66,68,69の近傍に位置する部分についても、ある程度の長さについては鞍乗型車両2の外方に延出させる。
なお、取付用ベルト55を載置するに際しては、シート4を車体本体3に取付けるための係合部材やボルト等との位置を考慮して、シート4を車体本体3に取付けた後に取付用ベルト55がシート4と車体本体3との間でできるだけ位置ずれが生じない位置に取付用ベルト55を配設することが好ましい。
載置工程終了後、シート4の取付工程を行う。
したがって、取付用ベルト55は、端部である第1〜第4の連結部材15,16,18,19、第9〜第12の連結部材65,66,68,69、さらに紐状部材14,17,64,67における鞍乗型車両2から延出した部分以外が、シート4と車体本体3との間に挟まれた状態で鞍乗型車両2に装着される。
これにより、取付用ベルト55は、第1〜第4の連結部材15,16,18,19、第9〜第12の連結部材65,66,68,69が、鞍乗型車両2から延出した状態、延いてはシート4よりも外方に延出した状態で鞍乗型車両2に取付けられることとなる。
載置工程終了後、第1及び第2の補助バッグ56,57の取付工程を行う。
第1及び第2の補助バッグ56,57の取付けに際しては、事前に第1の補助バッグ56の取付部材73と第2の補助バッグ57の取付部材74とを、相互に重ね合わせて連結しておく。
そして、取付部材73,74を重ね合わせた部分を、シート4を覆うように載せ且つシート4上に鞍乗型車両2の左右方向に架け渡された状態とする。
そして、図13に示すように、架け渡し用のベルト単体である第3のベルト単体61及び第4のベルト単体62の端部である第9〜第12の連結部材65,66,68,69を、第1の補助バッグ56の取付部材73の貫通孔73aと第2の補助バッグ57の取付部材74の貫通孔74aに、取付部材73,74の下側から上側に向けて挿入する。
この実施の形態においては、第1の補助バッグ56における鞍乗型車両2の前側の貫通孔73aには、第4のベルト単体62の第11の連結部材68を挿入し、後側の貫通孔73aには、第3のベルト単体61の第9の連結部材65を、取付部材73の下側から上側に向けて挿入する。また、第2の補助バッグ57における鞍乗型車両2の前側の貫通孔74aには、第3のベルト単体61の第10の連結部材66を挿入し、後側の貫通孔74aには、第4のベルト単体62の第12の連結部材69を、取付部材74の下側から上側に向けて挿入する。
そして、取付部材73,74を重ね合わせた部分の上側において、第4のベルト単体62の第11の連結部材68と、第3のベルト単体61の第10の連結部材66とを相互に連結すると共に、第3のベルト単体61の第9の連結部材65と、第4のベルト単体62の第12の連結部材69とを相互に連結する。
これにより、図14に示すように、第3のベルト単体61と第4のベルト単体62とが、取付部材73,74を重ね合わせた部分を介して、シート4上を鞍乗型車両2の左右方向に相互に略平行な状態で架け渡されて、第1及び第2の補助バッグ56,57が鞍乗型車両2の左右に取付けられることとなる。
第1及び第2の補助バッグ56,57の取付工程終了後、バッグ本体6と取付用ベルト55との連結工程を実施する。
図15に示すように、この連結工程においては、バッグ本体6をシート上、より具体的には、取付部材73,74を重ね合わせた部分の上に載置して、取付用ベルト55の端部の一部である第1〜第4の連結部材15,16,18,19と、バッグ本体6、より具体的には収容部21の外表面にある第5〜第8の連結部材23〜26とを連結することにより、バッグ本体6をシート4に装着させる。
この連結工程は、第1の実施の形態の取外工程と実質的に同じであるため、詳細な説明は省略する。
また、バッグ1B、特に単独で手持ちバッグとして機能するバッグ本体6を鞍乗型車両2から取外す場合には、第1〜第4の連結部材15,16,18,19と、バッグ本体6の第5〜第8の連結部材23〜26との連結を解除する。
また、第1及び第2の補助バッグ56,57を鞍乗型車両2から取外す場合には、第9〜第12の連結部材65,66,68,69の連結を解除すると共に、第3のベルト単体61及び第4のベルト単体62を、取付部材73,74の貫通孔73a,74aから引き抜き、第1及び第2の補助バッグ56,57をシート4上から取外す。
一方で、取付用ベルト55については、鞍乗型車両2に装着させたままの状態とするが、その際には、この取付用ベルト55の第1〜第4の連結部材15,16,18,19において、相互に連結可能なもの同士を連結し、第9〜第12の連結部材65,66,68,69において、相互に連結可能なもの同士を連結する。これにより、第1〜第4の連結部材15,16,18,19、第9〜第12の連結部材65,66,68,69が、鞍乗型車両2からぶら下がった状態となることが防がれるため、仮にバッグ本体6や第1及び第2の補助バッグ56,57を装着しないで走行する場合であっても、取付用ベルト55が走行の邪魔になることがない上、美観も良好である。
このように、前記構成を有するバッグ1Bによれば、基本的に第1の実施の形態のバッグ1Aと同様の効果を得ることができる。
しかしながら、この第2の実施の形態のバッグ1Bの場合、鞍乗型車両2の側部に配設される補助バッグ56,57を鞍乗型車両2に装着することができる上、その取付け及び取外しもきわめて容易である。しかも、補助バッグ56,57の装着時においては、これらの補助バッグ56,57が取付用ベルト55によって位置ずれが安定的に抑えられるため、位置ずれ等によって走行を阻害することがないという利点がある。
また、取付用ベルト55は、第3及び第4のベルト単体61,62がシート4上に架け渡されているため、取付用ベルト55がシート4に巻かれた状態となり、取付用ベルト55の位置がより安定的に保持され、バッグ本体6、延いてはバッグ1B全体を一層安定的に鞍乗型車両2に装着することができる。
前記第1の実施の形態においては、取付用ベルト5がベルト単体を2本、第2の実施の形態においては、取付用ベルト55がベルト単体を4本備えた態様となっているが、取付用ベルトのベルト単体の本数は、複数であれば3本あるいは5本以上であってもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、取付用ベルトについては、バック本体取付用のベルト単体として2本のベルト単体を用いているが、バッグ本体をシート状に安定的に装着することができれば、バック本体取付用のベルト単体は1本であってよく、また3本以上であってもよい。
さらに、前記第2の実施の形態においては、架け渡し用のベルト単体が2本であるが、この架け渡し用のベルト単体を設ける場合には、この架け渡し用のベルト単体は1本あるいは3本以上であってもよい。
なお、取付用ベルトについて、各ベルト単体の厚さ方向の重なりの順番は、任意に決定することができる。
前記第1の実施の形態においては、取付用ベルト5は、第1及び第2のベルト単体の第1端及び第2端にのみ連結部材を備えた構成となっている。
しかしながら、取付用ベルトは、例えば図16に示す取付用ベルト80のように、第1のベルト単体11における接合部材13と第1の連結部材15との間及び接合部材13と第2の連結部材16との間、さらに第2のベルト単体12における接合部材13と第3の連結部材18との間及び接合部材13と第4の連結部材19との間に、バッグ本体に係脱自在に連結される補助用連結部材81〜84を備えた構成としてもよい。
なお、このとき、バッグ本体は、前記補助用連結部材がそれぞれ着脱自在に連結される連結部材を、第5〜第8の連結部材よりも低い位置に、これらの第5〜第8の連結部材とは別に設ける必要がある。
このような構成とすることにより、バッグ本体の高さが大きい場合に、取付用ベルトが、補助用連結部材を含めたすべての連結部材がバッグ本体をシート上にしっかりと押圧させて、鞍乗型車両の走行中このバッグ本体が傾くのを安定的に防止することができる。
なお、補助用連結部材を設ける場合は、取付用ベルトのベルト単体の数が何本であっても、少なくともバッグ本体取付用のベルト単体に設けられていればよい。
前記第1及び第2の実施の形態においては、各連結部材にアジャスタが設けられた構成となっていて、それらの連結部材が取付けられたベルト単体における、バッグ本体6と連結される端部と接合部材13,63との間の長さ、つまり実質的にベルト単体の長さを調整自在となっている。
しかしながら、ベルト単体におけるバッグ本体と連結される端部と接合部材との間の長さの調整については任意の手段で行うことができ、例えば各ベルト単体における連結部材以外の部分にアジャスタを設けることにより行うようにしてもよい。なお、ベルト単体の長さを調整する必要がない場合には、アジャスタ等の長さ調整手段を設ける必要はなく、省略することができる。
前記第2の実施の形態においては、バッグ1Bが、取付用ベルト55が架け渡し用の第3のベルト単体及び第4のベルト単体61,62と、鞍乗型車両2の側面に取付ける補助バッグ56,57を備えた構成となっているが、バッグとしては、取付用ベルトが架け渡し用のベルト単体を備えている場合であっても、補助バッグは必ずしも備えている必要はない。即ち、架け渡し用のベルト単体は、補助バッグの有無に関わらずシートに巻き付けられるため、取付用ベルトのシート上での位置保持に常に寄与する。
前記第1及び第2の実施の形態においては、取付用ベルトやバッグ本体の連結部材として、サイドリリースバックルを用いているが、連結部材としては、連結対象となる他の連結部材と確実且つ容易に係脱できれば、任意の構成のものを用いることができる。
また、取付用ベルトは、各端部をバッグ本体に着脱自在に連結することができれば任意の構成を用いることができ、必ずしも連結部材を用いる必要はない。
1A,1B 鞍乗型車両用バッグ
2 鞍乗型車両
3 車体本体
4 シート
5,55,80 取付用ベルト
6 バッグ本体
11 第1のベルト単体
12 第2のベルト単体
13,63 接合部材
15 第1の連結部材
16 第2の連結部材
18 第3の連結部材
19 第4の連結部材
23 第5の連結部材
24 第6の連結部材
25 第7の連結部材
26 第8の連結部材
55,56 補助バッグ
61 第3のベルト単体
62 第4のベルト単体
65 第9の連結部材
66 第10の連結部材
68 第11の連結部材
69 第12の連結部材
73a,74a 貫通孔(補助バッグ)
81〜84 第1の補助用連結部材
86〜89 第2の補助用連結部材

Claims (12)

  1. 車体本体の上方に着脱自在に装着されたライダー着座用のシートを備えた鞍乗型車両に装着され、バッグ本体と、前記バッグ本体を前記シートに取付ける取付用ベルトと、を備える鞍乗型車両用バッグ、のための前記取付用ベルトであって、
    前記取付用ベルトは、
    複数の端部が鞍乗型車両の外方に延出させた状態で前記車体本体と前記シートとの間に着脱自在に配設可能である、前記バッグ本体を前記シート上に取付けるための複数のベルト単体と、
    該複数のベルト単体を相互に接合し、前記車体本体と前記シートとの間に配置される接合部材と、
    を備え、
    前記複数のベルト単体は、
    前記バッグ本体を前記シート上に取り付ける少なくとも一本のバック本体取付用ベルト単体と、
    前記シート上に架け渡され、前記取付用ベルトの位置保持に寄与する少なくとも一本の架け渡し用ベルト単体と、
    を含み、
    前記架け渡し用ベルト単体は、前記鞍乗型車両の側部に装着される補助バッグが前記側部に存在しない状態で前記シート上に架け渡されることと、前記補助バッグを前記側部に取り付けることに兼用できる、
    取付用ベルト。
  2. 前記複数のベルト単体は、長さ方向の両端部が前記シートを挟んで相対する側に延出する、
    請求項1に記載の取付用ベルト。
  3. 前記接合部材は、前記複数のベルト単体における長さ方向の中央部分においてこれらのベルト単体を相互に接合する、
    請求項2に記載の取付用ベルト。
  4. 前記取付用ベルトは、前記複数のベルト単体における前記バッグ本体と連結される前記端部と前記接合部材との間の長さを調整自在である、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の取付用ベルト。
  5. 前記バック本体取付用ベルト単体は、前記バック本体を前記シート上に取付ける、第1の単体ベルト及び第2の単体ベルトを備えていて、第1のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に第1の連結部材及び第2の連結部材を有していると共に、第2のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に第3の連結部材及び第4の連結部材を有し、
    前記バック本体は、第5の連結部材と第6の連結部材と第7の連結部材と第8の連結部材とを備え、
    前記第1の連結部材は、前記第5の連結部材と相互に係脱自在に連結可能であり、前記第2の連結部材は、前記第6の連結部材と相互に係脱自在に連結可能であり、前記第3の連結部材は、前記第7の連結部材と相互に係脱自在に連結可能であり、前記第4の連結部材は、前記第8の連結部材と相互に係脱自在に連結可能である、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の取付用ベルト。
  6. 前記第1の連結部材及び第2の連結部材は相互に係脱自在に連結可能であり、前記第3の連結部材及び第4の連結部材は相互に係脱自在に連結可能である、
    請求項5に記載の取付用ベルト。
  7. 前記取付用ベルト及びバッグ本体に設けられた連結部材は、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、前記第1の連結部材と前記第3の連結部材と前記第6の連結部材と前記第8の連結部材とは、前記雄型部材又は前記雌型部材うちのいずれか一方の相互に同じ型の部材であり、前記第2の連結部材と前記第4の連結部材と前記第5の連結部材と前記第7の連結部材とは、他方の相互に同じ型の部材である、請求項6に記載の取付用ベルト。
  8. 前記架け渡し用ベルト単体は、前記シート上に架け渡される第3のベルト単体を備えていて、前記第3のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に、相互に係脱自在に連結可能な第9の連結部材及び第10の連結部材を有している、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の取付用ベルト。
  9. 前記架け渡し用ベルト単体は、前記シート上に架け渡される第4のベルト単体を更に備えていて、前記第4のベルト単体は、長さ方向の第1端及び第2端に、相互に係脱自在に連結可能な第11の連結部材及び第12の連結部材を有し、
    前記第9の連結部材と第12の連結部材とは相互に係脱自在に連結可能であると共に、前記第10の連結部材と第11の連結部材とが相互に係脱自在に連結可能である、請求項8に記載の取付用ベルト。
  10. 前記鞍乗型車両用バッグは、前記鞍乗型車両の側部に装着される補助バッグを備えていて、前記第3のベルト単体及び前記第4のベルト単体は、前記補助バッグに設けられた貫通孔に挿通させた状態で、前記第9の連結部材と前記第10の連結部材又は前記第12の連結部材とが相互に連結されると共に、前記第11の連結部材と、前記第9の連結部材と連結されていない第12の連結部材又は第10の連結部材とを相互に連結されることにより、前記補助バッグを前記鞍乗型車両の側部において保持可能である、請求項9に記載の取付用ベルト。
  11. 前記第3のベルト単体及び前記第4のベルト単体に設けられた連結部材は、雄型部材と該雄型部材を受け入れて係合する雌型部材とで構成されていて、前記第9の連結部材及び前記第11の連結部材は、前記雄型部材又は前記雌型部材うちのいずれか一方の相互に同じ型の部材であり、前記第10の連結部材及び前記第12の連結部材は、他方の相互に同じ型の部材である、請求項9又は請求項10に記載の取付用ベルト。
  12. 車体本体の上方に着脱自在に装着されたライダー着座用のシートを備えた鞍乗型車両に装着される鞍乗型車両用バッグであって、
    前記シート上に装着される、荷物を収容するためのバッグ本体と、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の取付用ベルトと、
    を備える、
    鞍乗型車両用バッグ。
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