JP6272825B2 - 高効率かつ利便性の高い形態の微小繊維状セルロース - Google Patents

高効率かつ利便性の高い形態の微小繊維状セルロース Download PDF

Info

Publication number
JP6272825B2
JP6272825B2 JP2015505710A JP2015505710A JP6272825B2 JP 6272825 B2 JP6272825 B2 JP 6272825B2 JP 2015505710 A JP2015505710 A JP 2015505710A JP 2015505710 A JP2015505710 A JP 2015505710A JP 6272825 B2 JP6272825 B2 JP 6272825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
mfc
microfibrillated cellulose
broth
yield value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015505710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015519421A (ja
Inventor
スワゼイ ジョン
スワゼイ ジョン
モリソン ニール
モリソン ニール
ヤン ツィー−ファ
ヤン ツィー−ファ
コンプトン ジャクリーヌ
コンプトン ジャクリーヌ
ノーラン ティム
ノーラン ティム
Original Assignee
シー・ピー・ケルコ・ユー・エス・インコーポレイテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=47755058&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6272825(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by シー・ピー・ケルコ・ユー・エス・インコーポレイテツド filed Critical シー・ピー・ケルコ・ユー・エス・インコーポレイテツド
Publication of JP2015519421A publication Critical patent/JP2015519421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6272825B2 publication Critical patent/JP6272825B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/731Cellulose; Quaternized cellulose derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/007Preparations for dry skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/10Washing or bathing preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/22Carbohydrates or derivatives thereof
    • C11D3/222Natural or synthetic polysaccharides, e.g. cellulose, starch, gum, alginic acid or cyclodextrin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

本出願は、2012年4月13日に出願された米国特許出願番号61/624,086号からの優先権を主張するものであり、参照によりこれを本明細書に援用する。
粘度調整剤は、食品、医薬品、および化粧品から油田掘削流体まで、様々な製品に使用される。かかる粘度調整剤の一つは、網状セルロースまたはミクロフィブリルセルロースとしても知られている、アセトバクター・キシリナムの発酵によって製造することができる微小繊維状セルロース(MFC)である。この細菌は、植物由来のセルロースと化学的に同一であるセルロースを生成する。化学構造は同じであるが、MFC繊維は、植物由来のセルロース繊維に比べて直径が小さく、したがって、MFCの表面積が大きくなる。この高い表面積により、MFCが、低い使用水準で望ましい降伏値を与える三次元ネットワークを溶液中に作成することが可能となる。MFCは、本質的に不溶性かつ非荷電であり、したがって、イオン環境による悪影響を受けないであろう。MFCは本質的に不溶性であるので、水と競合することがなく、したがって、相溶性の範囲が広く、水溶性多糖類よりも劣化の影響をはるかに受けにくい。これは、油田用途で使用される重ブライン等の濃縮アニオン性水溶液と、液状食器洗剤および洗濯洗剤等の高界面活性系の双方に相溶性がある(例えば、特許文献1および2)。また、MFCは、カチオン性柔軟剤と、塩化ベンジルアルコニウムを用いた抗菌洗浄剤とを用いた繊維柔軟剤等のカチオン系と相溶性がある(例えば、特許文献3および4を参照)。また、本質的に純粋なグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、およびポリエチレングリコール系等のポリオール系で用いることもできる(例えば、特許文献5参照)。
MFCは、いくつかの形態で商業的に生産されている。CPケルコによって数年間わたり商業的に製造されたが、後に製造中止となったMFCの一形態は、ウエットケーキ状(湿った段ボールに似ている)であった。この形態のMFCは、典型的には、約10〜20重量%が固形で、残部が水であった。少量のソルビン酸防腐剤が、カビの発生を防ぐために添加された。この形態のMFCは、複数のすすぎサイクルを用いて処理されるが、これは、回収の際の顕著な製品損失につながり、また、MFC効率の低下につながると考えられる強アルカリ処理を含んでいた。
乾燥粉末形態のMFCが市販されており、これにはPrimaCel(商標)等の廃止製品や、AXCEL(登録商標)PX、AXCEL(登録商標)CG−PX、AXCEL(登録商標)PG、Cellulon(登録商標)PX、および各種の「K」の名称が付された製品(CPケルコUS社、ジョージア州アトランタ)等のより最近の製品が含まれる。乾燥粉末形態は、顧客への配達に関する取り扱いと物流(例えば、水の輸送に関連した問題やコストなど)を改善するために作成された。粉末状のMFCのこれらの市販品を用いて、界面活性剤で増粘した系および高界面活性剤系等の多くの用途において、懸濁液を提供することができる(例えば、特許文献1、2および4を参照。参照により、これらのMFCおよびMFC/界面活性剤系に関する教示を本明細書に援用する)。粉末状のMFCのこれらの市販品は、MFCと、カルボキシメチルセルロース(CMC)、キサンタンガム、グアーガム、ペクチン、ジェラン、カラギーナン、ローカストビーンガム、アラビアガム、カチオン性グアー、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース(HEC)等を含むがこれらに限定されない各種助剤との混合物を含む、MFC系に関する更なる情報は、例えば、特許文献6および7に見出すことができ、助剤を有するMFCおよびMFC系に関するそれらの教示を参照により本明細書に援用する。
米国特許出願公開第2008/0108541号明細書 米国特許出願公開第2008/0108714号明細書 米国特許第6,241,812号明細書 米国特許第7,888,308号明細書 米国特許第5,951,910号明細書 米国特許出願公開第2007/0027108号明細書 米国特許第8,053,216号明細書
これらの助剤は、MFCを乾燥および粉砕して粉末製品にすることを可能にする。これらの助剤なしでは、角質化として知られる、乾燥工程中のMFCの不可逆的な凝集に起因して、MFCは、乾燥および粉砕の後に、その機能を高度に失う。しかし、助剤との混合は、助剤の相溶性の制限のために、どのように粉末化したMFCを製品に用いることができるかを制限する。例えば、MFCは非荷電であるが、使用される助剤の大部分はアニオン性またはカチオン性のいずれかである。したがって、CMCまたはキサンタンガム等のアニオン性助剤を含有する市販のMFC製品は、例えば、カチオン性界面活性剤と一緒に製品に用いられた場合には、相溶性の問題があり得る。さらに、市販の粉末MFCは、グリコールまたはグリセロール等の水混和性有機溶媒を高水準で含有する製品との相溶性が限られている場合がある。このような有機溶剤と併用すると、市販のMFCからの助剤は、不十分な透明度および不十分な降伏値(すなわち、不十分な懸濁特性)につながり得る析出物を形成し得る。最後に、粉末状MFCの活性化溶液(すなわち、ロスクワッド/メガシアまたはAPVゴーリン等の高速ローター・ステーター装置または高圧均質機等の高剪断混合を用いて調製したMFCの高分散の溶液)の使用により、助剤形成沈殿物等の問題を防ぐために、製品配合物への他の原料の添加の順序が制限され得る。
したがって、現在市販の形態のMFCと比較してMFCの効率を増大させた多様な製品配合に使用するための形態のMFC製品を提供する必要性が存在する。
微小繊維状セルロースのブロスおよび界面活性剤を含み、微小繊維状セルロースのブロスと同じ濃度で使用した場合の粉末MFCと比較して、改善された降伏値を有する組成物を開示する。
また、有効量の微小繊維状セルロースのブロスおよび有効量の界面活性剤を含み、微小繊維状セルロースのブロスと同じ濃度でウエットケーキMFCを含む同一の組成物よりも高い降伏値を有する組成物を開示する。
さらに、ウエットケーキMFCまたは粉末MFCを含み、有効量の微小繊維状セルロースのブロスおよび界面活性剤を含む同一の組成物と比較して、増大した降伏値を有する組成物を開示する。
本発明の方法を開示および説明するにあたり、以下に説明される態様は特定の実施形態に限定されるものではなく、特定の実施形態は、無論、変更可能であることを理解すべきである。また、本明細書で使用される用語は、単に特定の態様を説明する目的のためであり、限定を意図するものではないことを理解すべきである。
明細書および添付の特許請求の範囲において使用される単数形は、それに言及した文脈が明示的にそうでないことを指示しない限り、複数のものも含むことに留意しなければならない。したがって、例えば、「助剤」に言及した場合、2種以上のかかる助剤の混合物も含み、「漂白剤」または「酸化剤」に言及した場合、2種以上のかかる薬剤の混合物を含む。
本明細書において、範囲は、「概ね」特定の値のから、および/または「概ね」別の特定の値までを表す場合がある。このような範囲が表される場合、別の態様は、ある特定の値から、および/または他の特定値までを含む。同様に、値が「約」を伴った近似値として表される場合、その特定の値が別の態様を形成することは理解されるであろう。さらに、各範囲の両端点は、他方の端点との関係において有意であり、かつ、他の端点から独立していることが理解されるであろう。
成分の重量百分率は、特に反対の記載がない限り、成分が含まれる配合または組成物の総重量を基準とする。
ブロス形態のMFCは、他の形態のMFCに比べて、特に利便性が高く効率的であることが分かっている。ブロスを発酵槽から直接「そのまま」使うことも、ブロスを脱臭および殺菌するためにさらなる処理工程を行うこともができる。本明細書において用いられるブロスは、ウエットケーキMFCまたは粉末MFCを指すものではない。むしろ、本明細書において用いられるブロスは、微生物的に産生されたMFCを使用可能な量で含む発酵培地を含むことを意図するものである。また、ブロスは、MFCの特性が、元の効率を失うほどの大幅な変化(pH13および150°F(65.6℃)でのアルカリ処理の間、およびベルトプレス上でのいくつかの脱水工程の後に明らかに発生する)を起こさない範囲でさらに処理される発酵培地を含む。例えば、ウエットケーキMFCに比べて降伏応力が依然として20%、30%、40%、またはそれ以上に増加した精製発酵培地は、ブロス形態の範囲内である。
実施形態では、ブロスの脱臭および殺菌は、過酸化水素および/または次亜塩素酸ナトリウム等の適当な酸化剤を使用するか、または化学的処理を伴うまたは伴わない殺菌技術を用いて行うことができる。また、例えば、漂白剤を使用するか、または、MFCブロスを希釈または濯ぐことによって、発酵液を白化および脱臭する処理を行うことができる。かかる薬剤の典型的な量は0.01〜1重量%である(例えば、良好な脱臭および白化は、未処理ブロスと比較した性能の測定可能な損失なしに、0.25重量%の活性過酸化水素を用いて得られた)。性能に影響を与えることなく、より高い水準の処理を行うことは可能であり得るが、典型的には、相当量の残留酸化剤を残すことなく、望ましい脱臭および白化を行うには必要ではない。当業者は、所望の結果を達成することができるが、MFCの効率に悪影響を与えないであろう適当な薬剤、濃度および反応条件を決定することができる。
また、例えばデカンタ型遠心分離を用いて、ブロス中のMFCを濃縮する処理を行うことができる。
ブロス形態のMFCのさらなる利点は、例えば、ブロスを、多段階ローター・ステーター装置等の高剪断ミキサーまたは高圧ホモジナイザーに通して、ブロスをあらかじめ活性化して、完全に活性化したMFCの溶液を得ることができる点であり、この溶液は、典型的にはエンドユーザーによるさらなる高剪断混合の使用を必要とすることなく、所望の降伏値(すなわち、懸濁特性)を付与するために、広範な配合に直接添加することができる。
実施形態において、所望であれば、助剤をMFCブロスに添加することができる。例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)は、高水系におけるMFCの凝集の防止を補助するのに有効な助剤として知られている。また、カチオン性グアーおよびカチオン性HECをCMCと同様にして用い、これらのポリマーが可溶性である高水系におけるMFCの凝集を防止することができる。これらのカチオン性ポリマーは、繊維柔軟剤、毛髪および皮膚コンディショナー、および抗菌ハンドクリーナー等の用途、ならびに四級アミン系界面活性剤を使用する家庭用洗剤におけるMFCの凝集の防止を補助することができる。また、CAL Fluor(登録商標)染料等の、一般的に洗濯洗剤に見られる蛍光増白剤は、MFCの凝集を防止する効果的な助剤として機能することができるという証拠がある。他の助剤で、(MFC凝集の防止による)MFCの安定化に関してより控え目な利益をもたらし得るものには、キサンタンガム、ジウタンガム、ウェランガム、スクレログルカンガム、サクシノグルカンガム、ジェランガム、グアーガム、ペクチン、カラギーナン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボマー、およびPluronic(登録商標)界面活性剤等の非イオン性増粘界面活性剤が含まれる。助剤の例示的な量は、配合中に一緒に存在する繊維の移動を防止または遅延する粘性マトリックスを単に提供するだけの助剤に関しては、0.25〜1重量%以上の使用水準であるのに対して、繊維に吸着し、反発電荷を与えるCMC、カチオン性グアー、およびカチオン性HECに関しては、10部のMFCあたりわずか1部の助剤である。
MFC発酵ブロス、またはこれを精製したものを使用することで、MFCは非常に効率的となることが発見された。例えば、我々の特定の例示的な実施形態においては、MFCは、従来の市販の形態のMFCに対して、降伏値が平均で約40%向上した。例えば、わずか約0.024%の使用水準の活性MFCブロスは、多くの界面活性剤配合物中に存在する場合、1Pa以上の降伏値を付与することができる。
MFCは濃度が上昇するにつれて配合物を曇らせる傾向があるため、MFCブロスのこの効率の利点は、従来利用可能な形態のMFCと比較して、必要なMFCブロスの量が少ないために、より高い透明度の配合物の調製を可能にする。
MFCが有用となり得る例示的な用途には、液体食器洗剤および液体洗濯洗剤等の高界面活性系、液体ボディウォッシュ、液体ハンドウォッシュ、シャンプーおよびコンディショナーを含むパーソナルケア配合物に懸濁特性を付与することを含む。非イオン性であるというMFCの性質は、液体繊維柔軟剤、コンディショニングスキンローション、およびヘアコンディショナー等のカチオン性配合物、および第四級アミン界面活性剤を用いた抗菌性配合物において、等しく有用となる。上記の例のいくつかでは、助剤の添加は、MFCに追加の安定性を付与して、より曇っていてMFCの懸濁特性の不安定化につながり得るMFC繊維の凝集を防止することができる。
高効率かつ簡便な形態のMFCを提供する方法
当業者は、アセトバクターキシリナムを発酵させる公知の従来の方法を用いることができる。本発明のブロスを製造するには、特別な培地、温度または圧力を必要としない。アセトバクターキシリナムの発酵ブロスは、典型的には、約0.5〜2.0g/リットルの水準で微小繊維状セルロースを生成する。ブロスの残部は、主に水であり、細菌に必要な栄養素およびpH制御を提供するために用いられる少量の残留糖、タンパク質、細胞片、および微量の様々な塩を含む。MFCの多くの最終使用工業用途では、かかる副生成物は、最終用途には影響を及ぼさず、したがって、ブロスからの直接のMFCの使用は、特段の問題にならない。多くの場合、発酵サイクルの終了時に活性微生物を殺すことが必要であり、これは、適当な温度および/または化学的処理での殺菌によって行うことができる。所望であれば、多くの方法を、MFCブロスの「精製」に用いることができる。精製は、主としてMFCブロスの外観を向上させるものであり、その性能を変えるものではない。例えば、化学漂白剤および過酸化物を用いて、MFCブロスの脱臭および白化の両方を行うことができる。
デカンタ型遠心分離を用いて、ベルトプレスにおいて典型的に発生する製品損失に起因した最終ブロス製品中のMFC濃度を減少させることなく、洗浄工程後に、ブロス中のMFCを濃縮し、または、ブロスを濃縮することができる。また、ブロスの希釈によって、より流動性のある製品、または、流動特性が改善されたことにより活性化が容易となった製品を提供することができる。より希釈された範囲では、CMC、カチオン性グアー、またはカチオン性HEC等の助剤を用いて、ブロスの均一性を向上させ、または、ボディウォッシュ、シャンプー、液体ハンドウォッシュ等の低界面活性用途でのMFC繊維の付加的な分散を提供することができる。濃縮方法が使用される場合、ブロス中のMFC濃度の典型的な範囲は、約0.5重量%から10重量%超である。また、他の適切な方法を用いて、ブロス中のMFCを濃縮し、または、洗浄工程後のブロスを濃縮することができ、これには、沈殿もしくは沈降タンク、蒸発器、または、MFCの繊維分布を維持することができ、もしくは、MFCの機能を実質的に損なわない任意の他の方法または装置を含む。
MFCを使用した製品の配合物を作る方法
MFCブロス組成物を、多様な製品配合物および用途に使用することができる。MFCブロスを、例えば、効果的にカチオン性繊維柔軟剤およびカチオン性洗浄剤に用いることができる。対照的に、市販の粉末MFCから調整された溶液は、粉末MFC製品中に存在するアニオン性助剤に起因して、これらカチオン系と強く反応し、強力は沈殿を引き起こす。また、MFCブロスを、中性およびアニオン性の組成物に効果的に使用することができる。
MFCブロスを、飽和食塩系を含む高塩系で使用することができる。
また、これらのブロスMFC溶液は、例えば、PEG 300、グリセリン、エチレングリコール、およびプロピレングリコール溶液等のポリオール組成物、ならびにいくつかのアルコール系において、懸濁液を増粘し、または懸濁液を提供することができる。有利には、これは、取り込まれたMFCの水性ブロス溶液に寄与する水のみを用いて行うことができる。
さらに、ブロスMFC溶液は、高界面活性系への添加順序に比較的鈍感であるが、粉末状のMFCから調製した溶液は、添加の順序に著しく敏感である。これは、多くの高界面活性配合物および界面活性・増粘配合物との適合性がないことに起因する助剤の感受性によるものである。
上記して開示した組成物および方法は、多数のパーソナルケア製品の製造に用いることができ、例えば、界面活性増粘剤によって付与される滑らかで濃厚な増粘特性を組み込むだけでなく、ブロスMFCにより付与された高降伏に起因する物質懸濁能を有する、ボディウォッシュ、ハンドソープおよびシャンプーに用いることができる。また、本開示の組成物および方法を用いて、浮遊活性物質(例えば保湿ビーズ)もしくは装飾物を有する食器洗浄石鹸、または、不溶性酵素、カプセル化活性物質およびゼオライトを有する洗濯洗剤を作ることができる。また、本開示の組成物および方法は、カチオン性界面活性剤を含む繊維柔軟剤、抗菌洗浄剤、スキンローション、ヘアコンディショナー等のカチオン性系に有用であり得る。最後に、本開示の組成物および方法は、親水コロイドまたは他の粒状物質を懸濁するキャリヤー流体として使用されるPEG溶液のような非水性系を懸濁させるのに有用であり得る。
これら用途におけるMFCの使用水準は、活性MFCが0.001〜0.25重量%の範囲であり、より典型的な使用水準は、活性MFCの範囲が0.015〜0.06重量%である。
活性化は、他の形態のMFCよりも液体培地で容易である。例えば、AxCel(登録商標)PX粉末MFC(約60%のMFC)の3重量%濃度の組成物を調製するためには、3000psi(20.7MPa)で活性化するには高圧ホモジナイザーに2回通すことを必要とするが、ブロス形態では、最大2.0重量%のMFCを1500psi(10.3MPa)に1回通せば良好な活性化を示す。
本開示は、以下の実施例によってさらに例示されるが、これら実施例を、開示範囲を限定するような方法で解釈すべきではない。対照的に、本明細書の説明を読んだ後に、本発明の精神および/または添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、当業者は種々の他の実施形態、変更および均等物を想到できることを明確に理解すべきである。
実施例1:MFCブロスの添加による市販の食器用洗剤の懸濁。
ステップ1:いくつかの例示的な方法のいずれかを使用してブロスMFC溶液を活性化する。
実験室規模:200gのブロスを200gの閉じたオスターピューレミックスジャーに入れ、オスターブレンダーにて最高速度で5分間混合する。この方法は、典型的には、最大1%の活性MFCを有するMFCブロス溶液を活性化するために使用することができる。
実験室規模:1000gのMFCブロスを2リットルのプラスチックビーカーに入れ、乳化スクリーンを備えたシルバーソンL4RT−Aで混合する。ビーカーを継続的に動かしつつ10,000rpmで10分間混合する。この方法は、典型的には、最大1%の活性MFCを有するMFCブロス溶液を活性化するために使用することができる。
実験室規模〜工場規模:APVゴーリン圧力2段階ホモジナイザーを用いて、MFCブロスを活性化する。活性化は、最大1.5%のMFCまで行うことができ、十分な圧力と通過回数があれば、より高いものにも行うことができる。例えば、0.6〜2.0%の活性MFCブロスは、わずか2000psi(13.8MPa)に1回通過させることで活性化できる。
以下の表に記載されている例については、オスターピューレミックスジャーを使用した。
ステップ2:8オンス(236.6ミリリットル)瓶に、所望量のパームオリーブ・ウルトラグリーンアップル食器用洗剤を秤量する。食器用洗剤を収容した瓶に十分な量の活性化したMFCブロスを加え、0.024%または0.0336%の活性MFCを得る。
以下の例の表では、0.6%の活性MFC希釈ブロスを使用した。この活性化したMFCブロス溶液8gを、パームオリーブ・ウルトラディッシュソープ(コルゲート・パームオリーブ社、ニュヨーク州ニュヨーク)192gとともに用いて、活性MFCが0.024%である最終溶液200gを得た。また、この活性化されたMFCブロス液11gを、パームオリーブ・ウルトラディッシュソープ189gとともに用いて、活性MFCが0.0336%である最終溶液200gを得た。次いで、瞬間混合ブレードを用いて溶液を800rpmで約5分間混合した。次いで、得られた溶液を、遠心分離器を用いて約150 gsで完全に脱気し、ブルックフィールドウルトラRVを用い、71番ベーンスピンドルで降伏を測定した。
ブロスMFCの結果を、MFC粉末製品から作った活性MFCの匹敵する水準と比較した。表1の結果は、パームオリーブ・ウルトラディッシュソープ中での典型的な粉末MFCに対して、多数の個別のブロスMFCの性能が優れていることを示す。表2は、この優れた効率は、MFCをより高い水準で使用しても有意であることを示している。
実施例2:MFCブロスの添加による市販の液体洗濯洗剤の懸濁。
ステップ1:実施例1で詳述した方法を使用して、MFCブロスソリューションを活性化する。
ステップ2:8オンス(236.6ミリリットル)瓶にタイドHE 2xフリーアンドクリアー液体洗濯洗剤(プロクター&ギャンブル、オハイオ州シンシナティ)189gを秤量する。食器用洗剤を収容した瓶に十分な量の活性化したMFCブロスを加え、0.024%の活性MFCを得る。
以下の例の表では、0.6%の活性MFC希釈ブロスを使用した。この活性化したMFCブロス液11gを189gのタイドHE 2xフリーアンドクリアーLLDとともに用いて、活性MFCが0.0336%の最終溶液200gを得た。次いで、溶液を瞬間混合ブレードを用いて800rpmで約5分間混合した。次いで、得られた溶液を遠心分離機を用いて約150 gsで完全に脱気し、71番回転羽根を付けたブルックフィールドウルトラRVを用いて降伏を測定した。
また、ブロスとしてのMFCは、ウエットケーキ形態のMFCよりも高い効率を有することが驚くべきことに判明した。この理由は完全には分かっていないが、ウエットケーキの回収、および微小繊維状セルロースの最も表面積の高い繊維の一部の損失につながり得るベルトプレスによる脱水の制限に起因するであろう。5ロットのMFCウエットケーキを試験し、活性MFCが0.0336%であるタイドHE2x液体洗濯洗剤中で測定して、平均で0.97Paの降伏値が得られたのに対し、ブロス20バッチの結果は、平均で1.36Paの降伏値が得られた。結果の表を以下に示す。

Claims (15)

  1. a)微小繊維状セルロースのブロスと
    b)界面活性剤と、を含む組成物であって
    記組成物の降伏値が、界面活性剤および粉末微小繊維状セルロース、ウエットケーキ微小繊維状セルロース、またはその組み合わせを含み、前記微小繊維状セルロースのブロスと同じ微小繊維状セルロース濃度を有する組成物の降伏値よりも高いこと、
    を特徴とする、組成物。
  2. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.001重量%〜0.25重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.02重量%〜0.075重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.03重量%〜0.075重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.05重量%〜0.075重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記組成物の降伏値は、前記比較組成物の降伏値よりも少なくとも20%高いことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記組成物の降伏値は、前記比較組成物の降伏値よりも少なくとも40%高いことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  8. 界面活性剤組成物の降伏値を向上させる方法であって、
    微小繊維状セルロースのブロスを、界面活性剤を含む組成物に添加することを含み
    記組成物の降伏値が、界面活性剤および粉末微小繊維状セルロース、ウエットケーキ微小繊維状セルロース、またはその組み合わせを含み、前記微小繊維状セルロースのブロスと同じ微小繊維状セルロース濃度を有する組成物の降伏値よりも高いこと、
    を特徴とする、方法。
  9. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.001重量%〜0.25重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.02重量%〜0.075重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  11. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.03重量%〜0.075重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  12. 前記微小繊維状セルロースのブロスは、前記組成物における前記活性微小繊維状セルロース濃度が0.05重量%〜0.075重量%となるようにするものであることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  13. 前記組成物の降伏値は、前記比較組成物の降伏値よりも少なくとも20%高いことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  14. 前記組成物の降伏値は、前記比較組成物の降伏値よりも少なくとも40%高いことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  15. 前記組成物は、
    (i)ボディウォッシュ、ハンドソープ、シャンプー、コンディショナー、およびスキンローションからなる群から選択したパーソナルケア製品、または
    (ii)食器洗浄用石鹸、洗濯用洗剤、柔軟仕上げ剤、および抗菌洗浄剤からなる群から選択したクリーニング製品である、
    請求項8に記載の方法。
JP2015505710A 2012-04-13 2013-02-15 高効率かつ利便性の高い形態の微小繊維状セルロース Active JP6272825B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261624086P 2012-04-13 2012-04-13
US61/624,086 2012-04-13
PCT/US2013/026355 WO2013154675A1 (en) 2012-04-13 2013-02-15 A highly efficient and convenient form of microfibrous cellulose

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015519421A JP2015519421A (ja) 2015-07-09
JP6272825B2 true JP6272825B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=47755058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015505710A Active JP6272825B2 (ja) 2012-04-13 2013-02-15 高効率かつ利便性の高い形態の微小繊維状セルロース

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10292927B2 (ja)
EP (1) EP2836581B1 (ja)
JP (1) JP6272825B2 (ja)
CN (1) CN104245909B (ja)
DE (1) DE13706882T1 (ja)
DK (1) DK2836581T3 (ja)
ES (1) ES2533605T3 (ja)
HU (1) HUE056699T2 (ja)
WO (1) WO2013154675A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9045716B2 (en) * 2006-11-08 2015-06-02 Cp Kelco U.S., Inc. Surfactant thickened systems comprising microfibrous cellulose and methods of making same
JP6860297B2 (ja) * 2016-06-14 2021-04-14 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 水中油型乳化外用剤組成物
US10266793B2 (en) 2016-09-30 2019-04-23 Novaflux, Inc. Compositions for cleaning and decontamination
US10287366B2 (en) 2017-02-15 2019-05-14 Cp Kelco Aps Methods of producing activated pectin-containing biomass compositions
EP3375855B1 (en) 2017-03-16 2021-04-21 The Procter & Gamble Company Fabric softener composition comprising encapsulated benefit agent
EP3375856B1 (en) 2017-03-16 2021-09-01 The Procter & Gamble Company Fabric softener composition comprising encapsulated benefit agent
JP2021520442A (ja) 2018-04-03 2021-08-19 ノバフラックス インコーポレイテッド 高吸収性ポリマーを備える洗浄組成物
US11918677B2 (en) 2019-10-03 2024-03-05 Protegera, Inc. Oral cavity cleaning composition method and apparatus
IT202000017485A1 (it) * 2020-07-17 2022-01-17 Davines S P A Formulazioni cosmetiche per il trattamento di capelli con migliorate proprietà
WO2023187180A1 (en) * 2022-04-01 2023-10-05 Minasolve Sas Stable suspension of microfibrous cellulose

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5079162A (en) * 1986-08-28 1992-01-07 Weyerhaeuser Company Reticulated cellulose and methods and microorganisms for the production thereof
US5009797A (en) 1989-12-13 1991-04-23 Weyerhaeuser Company Method of supporting fractures in geologic formations and hydraulic fluid composition for same
JPH05292984A (ja) 1992-04-17 1993-11-09 Nakano Vinegar Co Ltd 微生物セルロースの製造方法
JPH08276126A (ja) * 1995-02-10 1996-10-22 Bio Polymer Res:Kk 乳化安定化剤
JP2971024B2 (ja) * 1995-02-20 1999-11-02 株式会社バイオポリマー・リサーチ バクテリアセルロース離解物
AU3981897A (en) 1996-08-16 1998-03-06 Monsanto Company Composition and method for viscosifying brines
EP0966505A1 (en) 1997-03-17 1999-12-29 Monsanto Company Reticulated bacterial cellulose as a rheological modifier for polyol fluid compositions
CA2319140A1 (en) 1998-02-06 1999-08-12 Monsanto Company Acid-stable and cationic-compatible cellulose compositions and methods of preparation
CN1288167C (zh) * 2001-11-08 2006-12-06 旭化成株式会社 新纤维素材料
US20070027108A1 (en) 2005-05-23 2007-02-01 Zhi-Fa Yang Method of producing effective bacterial cellulose-containing formulations
US8053216B2 (en) 2005-05-23 2011-11-08 Cp Kelco U.S., Inc. Bacterial cellulose-containing formulations
US9045716B2 (en) 2006-11-08 2015-06-02 Cp Kelco U.S., Inc. Surfactant thickened systems comprising microfibrous cellulose and methods of making same
US8772359B2 (en) 2006-11-08 2014-07-08 Cp Kelco U.S., Inc. Surfactant thickened systems comprising microfibrous cellulose and methods of making same
US7888308B2 (en) * 2006-12-19 2011-02-15 Cp Kelco U.S., Inc. Cationic surfactant systems comprising microfibrous cellulose
US7994111B2 (en) 2008-02-15 2011-08-09 The Procter & Gamble Company Liquid detergent composition comprising an external structuring system comprising a bacterial cellulose network
JP5469314B2 (ja) 2008-06-17 2014-04-16 東海染工株式会社 バクテリアセルロースの生産方法
US7776807B2 (en) * 2008-07-11 2010-08-17 Conopco, Inc. Liquid cleansing compositions comprising microfibrous cellulose suspending polymers
US20100016575A1 (en) * 2008-07-15 2010-01-21 Zhi-Fa Yang Bacterial cellulose-containing formulations lacking a carboxymethyl cellulose component
US8097574B2 (en) 2009-08-14 2012-01-17 The Gillette Company Personal cleansing compositions comprising a bacterial cellulose network and cationic polymer
WO2011056951A1 (en) * 2009-11-04 2011-05-12 Colgate-Palmolive Company Microfibrous cellulose having a particle size distribution for structured surfactant compositions
CN102206689B (zh) 2011-03-07 2013-04-24 海南椰国热带水果食品加工有限公司 一种在发酵过程中改性细菌纤维素的方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104245909A (zh) 2014-12-24
HUE056699T2 (hu) 2022-03-28
US10292927B2 (en) 2019-05-21
US20140128480A1 (en) 2014-05-08
ES2533605T3 (es) 2021-11-04
EP2836581B1 (en) 2021-04-07
EP2836581A1 (en) 2015-02-18
ES2533605T1 (es) 2015-04-13
WO2013154675A1 (en) 2013-10-17
JP2015519421A (ja) 2015-07-09
DE13706882T1 (de) 2015-05-07
CN104245909B (zh) 2017-08-18
DK2836581T3 (da) 2023-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6272825B2 (ja) 高効率かつ利便性の高い形態の微小繊維状セルロース
JP5486314B2 (ja) 微小繊維状セルロースを含んでなるカチオン系界面活性剤系
RU2471476C2 (ru) Загущенная система поверхностно-активных веществ, содержащая микроволокнистую целлюлозу, и способ ее получения
RU2485937C2 (ru) Загущенная система поверхностно-активных веществ, содержащая микроволокнистую целлюлозу, и способ ее получения
US20110059883A1 (en) Methods to Improve the Compatibility and Efficiency of Powdered Versions of Microfibrous Cellulose
US20100016575A1 (en) Bacterial cellulose-containing formulations lacking a carboxymethyl cellulose component
JPH0772279B2 (ja) 増粘化組成物
JP2021181466A (ja) マイクロカプセルを含む消費者製品組成物
WO2019111937A1 (ja) 繊維製品用洗浄剤組成物
CN105814182B (zh) 制造外部结构化的各向同性水性洗涤剂液体的方法
CN105925398A (zh) 一种除菌液体洗涤剂组合物及其制备方法
AU2007337158B2 (en) Cationic surfactant systems comprising microfibrous cellulose

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6272825

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250