JP6271487B2 - 圧縮チーズ染色用ボビン、及び、圧縮チーズ染色方法 - Google Patents

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Description

本発明は、チーズ染色の際に原糸の先捲きに使用されるボビンに関し、特に、圧縮チーズ染色法において好適に利用することができる先捲き用のボビンに関する。
糸の染色方法として、従来より「チーズ染色法」と呼ばれる方法が広く実施されている。チーズ染色法は、多数の穴が形成された先捲きボビンの周りに原糸を捲きつけ(先捲きボビンの周りに原糸を捲いたものを「チーズ」と言う。)、キャリア上に多数立設させた各スピンドルを中心軸として、多数のチーズをキャリア上に積み上げ、これらを染色機内にセットし、染色機内で染液を循環させて原糸を均一に染める方法である。
尚、チーズ染色法には、チーズにおける糸密度の不均一さに起因する染色ムラを解消するとともに、染色工程の効率化を図ること等を目的として、チーズをボビンの軸線方向へ圧縮して染色を行う方法(圧縮チーズ染色法)も知られており、例えば、実開平7−2361号公報には、原糸を捲き付けた状態で軸線方向へ圧縮することができるプレスボビンに関する技術が開示されている。
実開平7−2361号公報 特開2004−224545号公報 特開平5−339868号公報
実開平7−2361号公報に開示されているプレスボビンは、一度圧縮すると元の状態に戻すことが難しく、再利用することができず、染色後には廃棄されてしまうことになるため、染色コストが嵩んでしまうという問題があるほか、省資源化の観点からも問題がある。
本発明は、上記のような従来技術における課題を解決しようとするものであって、何度でも繰り返して使用することができ、コストを増加させることなく生産性を大幅に向上させることができる圧縮チーズ染色用ボビン、及び、このボビンを用いた圧縮チーズ染色方法を提供することを目的とする。
本発明に係る圧縮チーズ染色用ボビンは、外周面から内周面まで貫通する多数の穴が形成された円筒形のチーズ染色用ボビンにおいて、外径寸法が等しい上側部と下側部とを含み、外径が上側部及び下側部の内径と同じ寸法の円筒形の連結材を含み、上側部と下側部の境界部分の内側に連結材を内挿することによって、上側部と下側部とを軸線方向に連結でき、かつ、上側部と下側部とが軸線方向へ二つに分割可能なように構成されていることを特徴としている。
尚、連結材が、上縁から下縁まで達する切欠部が形成されることにより、軸線と直交する断面がC字形状を呈するように構成され、切欠部の両側の端縁を突き合わせて当接させた場合において、外径が上側部及び下側部の内径と同じ寸法となるように構成されていることが好ましい。また、上側部及び下側部の外側に被せる合成繊維製の筒状のネットを含むことが更に好ましい。
本発明に係る圧縮チーズ染色方法は、上側部と下側部とを連結した状態の上記の圧縮チーズ染色用ボビンの外側に合成繊維製の筒状のネットを被せ、その外側に原糸を捲いてチーズを形成し、チーズの原糸のみを、ボビンの軸線方向へ圧縮し、チーズから外側へ突出する上側部又は下側部を取り外し、圧縮後のチーズを、キャリア上に立設させたスピンドルを中心軸としてキャリア上に積み上げ、染色機内にセットし、染色機内で染液を循環させて染色を行うことを特徴としている。
尚、ボビンとして、全体の高さ寸法に対する上側部又は下側部の高さ寸法の比率が、原糸の圧縮の際に適用される圧縮率と同率のものを使用することが好ましい。
本発明に係る圧縮チーズ染色用ボビンを用いれば、染色機内にセットすることができるチーズの量(即ち、原糸の量)を、圧縮していないチーズをセットする場合(通常のチーズ染色法を実施する場合)と比較して、1.4〜2倍に増加させることができ、生産性を大幅に向上させることができる。また、このボビンは、何度でも繰り返して使用することができるため、コストを増加させることなく、圧縮チーズ染色方法を実施することができる。
また、ボビンの外側にネットを被せた状態で先捲きを行った場合、圧縮の際に、最も内周側の原糸がボビンの外周面のいずれかの部位に引っ掛かったり、原糸がボビンとの摩擦によって解れてしまったり、或いは、損傷を受けてしまうといった問題を好適に回避することができる。
図1は、本発明の第一実施形態「圧縮チーズ染色用ボビン」の斜視図である。 図2は、図1に示すボビン1を分解した状態を示す図である。 図3は、図1に示すボビン1において、下側部3に連結材4を装着する方法の説明図である。 図4は、図1に示すボビン1の外側にネット8を被せた状態を示す図である。 図5は、本発明の第二実施形態「圧縮チーズ染色方法」の説明図である。
本発明は、「圧縮チーズ染色用ボビン」として実施できるほか、このボビンを用いた「圧縮チーズ染色方法」として実施することもできる。ここではまず、本発明の第一実施形態として「圧縮チーズ染色用ボビン」(以下、単に「ボビン」と称する。)について説明し、次に、本発明の第二実施形態として「圧縮チーズ染色方法」について説明する。
本発明の第一実施形態に係るボビン1は、図1に示すように基本形状が円筒形に形成されている。尚、このボビン1には、外周面から内周面まで貫通する多数の穴5が全体にわたって均等に形成されている。
このボビン1において従来の先捲きボビンと異なる点は、図2に示すように、軸線方向へ二つに(上側部2と下側部3とに)分割可能に構成されている点である。尚、上側部2と下側部3とは、外形及び内径が同じ寸法となっており、境界部分の内側に連結材4(連結手段)を内挿することによって、上側部2と下側部3とを軸線方向に連結した状態を維持できるようになっている。
連結材4は、図2に示すように、基本的には円筒形として構成されているが、上縁から下縁まで達する切欠部6が形成されており、外力を加えない自然な状態においては、軸線と直交する断面がC字形状を呈するように構成されている。そして、切欠部6の両側の端縁7a,7bを突き合わせて当接させた場合において、外径寸法が、上側部2及び下側部3の内径と同じ寸法となるように構成されている。
下側部3に対して連結材4を装着する場合、例えば図3の上方に示すように、端縁7aの近傍部分と端縁7bの近傍部分を僅かに重ねるようにして連結材4をすぼめて(直径を小さくして)、約半分の高さまで下側部3の内側に差し込み、最後に連結材4の直径を拡げて、図3の矢印の下方に示すように端縁7a,7bを突き合わせて当接させた状態(端縁7a,7bの近傍部分の重なりを解消させた状態)とする。そうすると下側部3の内周面と連結材4の下半部の外周面とが密着し、摩擦力により、容易には脱落しない状態となる。
そして、下側部3の上縁から上方へ突出した連結材4の上半部に対し、上側部2を上から被せると、上側部2の内周面と連結材4の上半部の外周面とが密着し、摩擦力により、容易には脱落しない状態となる。本実施形態のボビン1は、このように連結材4を内挿することにより、上側部2と下側部3とを連結できるようになっている。
尚、連結材4を先に上側部2に取り付け、次いで上側部2の下端から下方へ突出した連結材4の下半部に対して、下側部3を取り付けることもできる。また、本実施形態においては、上側部2として高さ寸法が50mmのものが使用され、下側部3として高さ寸法が100mmのものが使用され、連結することにより全体として高さ寸法が150mmとなるものが使用されているが、本発明のボビン1はこれらの寸法のものには限定されず、例えば、上側部2及び下側部3の高さ寸法をいずれも75mmに設定してもよいし、それ以外の寸法に設定することもできる。また、三つ以上に分割できるように構成することもできる。
また、本実施形態においては、上側部2と下側部3の連結及び分割を可能にする連結手段として、上側部2及び下側部3とは別個に(一つの独立した要素として)構成された連結材4が採用されているが、上側部2と予め一体化された連結手段を採用することもできる。例えば、図2に示す連結材4の上半部が、上側部2の内周面に対して予め接着(或いは、その他の手段によって固定)されていてもよく、また、連結材4に相当する部分が最初から上側部2と一体的に成形されていてもよい。更に、連結手段は、円筒形のものには限定されず、連結時において下側部3の内周面と摺接(若しくは螺合)し、或いは、下側部3の内周面側から穴5(若しくはそれに類似する要素)内に係合する係止片又は係止爪が、上側部2の下端から下方へ突出するように構成された連結手段を採用することもできる。
また、本実施形態においては、図1に示すように上側部2においても多数の穴5が形成されているが、これらの穴5は、染色工程においてスピンドルの小孔(ノズル)から噴出される染液を原糸側へ通過させるためのものであり、上側部2は、染色工程の際には取り外されることになるため、上側部2として、穴5が形成されていないものを用いることもできる。尚、穴5が形成された上側部2は、後述する圧縮チーズ染色方法のみならず、チーズを圧縮しない通常のチーズ染色方法にも使用することができる。但しこの場合、穴5と同様の穴を形成した連結材4を連結手段として採用するか、或いは、その他の方法により、染色工程において染液の通過を阻害しないような連結手段を採用する必要がある。
次に、本発明の第二実施形態として、図1に示すボビン1を用いて実施される「圧縮チーズ染色方法」について説明する。まず、上側部2と下側部3とを連結した状態のボビン1(図1参照)の外側にネット8を被せて、図4に示すような状態とし、このネット8を被せたボビン1をワインダーにセットして外側に原糸を捲いていき(先捲き)、図5(1)に示すようなチーズ9を形成する。尚、図5においては、説明の便宜上、チーズ9の中心に配置されるボビン1については側面が示され、その外側に捲かれている原糸10については断面が示されている。また、ボビン1の外側に被せられるネット8については、表示が省略されている。
ここで使用するボビン1としては、全体の高さ寸法に対する上側部2の高さ寸法の比率が、原糸10の圧縮の際に原糸10の種類に応じて適用される圧縮率に対応しているものを選択する。(この点については後述する。)また、ボビン1に被せるネット8としては、合成繊維(例えばポリエステル)製の糸を編んで筒状(上側部2及び下側部3と同程度の直径、或いは、若干小さい直径を有する筒状)に形成したものであって、十分な伸縮性、及び、滑り性を有し、また、十分な目開きを有するもの(染色機内において問題なく染液を通過させることができ、かつ、原糸10がボビン1の外周面に対し直に接触しない状態とできるもの)が使用される。
次に、チーズ9をプレス機にセットして、ボビン1の軸線方向へ(上側部2の方から下側部3の方へ向かって)圧縮する。尚、圧縮はボビン1の外側に捲き付けた原糸10に対してのみ行う。また、圧縮の際には、原糸10の種類に応じた圧縮率(圧縮量)を適用する。
圧縮の際、ボビン1と原糸10の間にはネット8(図4参照)が介在しているため、最も内周側の原糸10がボビン1の外周面(特に、上側部2と下側部3との境界部分)に引っ掛かったり、原糸10がボビン1との摩擦によって解れてしまったり、或いは、損傷を受けてしまうといった問題を生じさせることなく、原糸10のみを好適に圧縮することができる。尚、従来の圧縮可能なボビン(ボビン自体を軸線方向へ圧縮することができるもの)においては、外側に捲き付けた原糸が圧縮の際に絡まるトラブルがあるため、3%程度のロス(噛み込みロス)が生じていたが、本実施形態のボビン1においては、このような噛み込みロスの発生を好適に回避することができる。
原糸10の圧縮を行うと、原糸10の高さ寸法が減少し、図5(2)に示すように、その減少分だけボビン1が、圧縮後の原糸10’から外側へ突出した状態となる。このとき、ボビン1として、全体の高さ寸法に対する上側部2の高さ寸法の比率が、原糸10の圧縮の際に原糸10の種類に応じて適用される圧縮率に対応しているもの(同率のもの)が使用されている場合、ボビン1の突出量(圧縮後の原糸10’からの突出量)と、ボビン1を構成する上側部2の寸法とを一致させることができ、その結果、図5(3)に示すように、チーズ9内の下側部3と圧縮後の原糸10’の高さ寸法とが一致した状態で、チーズ9からボビン1の上側部2(及び図示しない連結材)を取り外すことができる。
尚、図5には、ボビン1を上側部2の方から下側部3の方へ向かって圧縮し、上側部2をボビン1の外側へ突出させて取り外す例が示されているが、反対に、ボビン1を下側部3の方から上側部2の方へ向かって圧縮し、下側部3をボビン1の外側へ突出させて取り外すようにしてもよい。
ここで、原糸10の種類、圧縮率(圧縮量)、及び、ボビン1との関係について具体的に説明すると、例えば原糸10が、ウールとアクリルの混紡糸である場合には、圧縮率を30〜40(ボビン1及びチーズ9の高さ寸法が150mmの場合には、圧縮量を45〜60mm)とすることが好ましく、これに対応したボビン1、即ち、全体の高さ寸法に対する上側部2の高さ寸法の比率が30〜40%であるボビン1(例えば、高さ寸法が45〜60mmの上側部2と105〜90mmの下側部3とからなるボビン1)を使用して、上側部2から下側部3へ向かって原糸10を30〜40%圧縮すると、上側部2の全体が圧縮後の原糸10’の外側へ突出し、チーズ9内に残留する下側部3の高さ寸法と圧縮後の原糸10’の高さ寸法とを一致させることができる。
また、原糸10が、綿糸(100%)や、綿とアクリルの混紡糸、或いは、綿とポリエステルの混紡糸である場合には、圧縮率を30〜50%(ボビン1及びチーズ9の高さ寸法が150mmの場合には、圧縮量を45〜75mm)とすることが好ましく、これに対応したボビン1、即ち、全体の高さ寸法に対する上側部2の高さ寸法の比率が30〜50%であるボビン1(例えば、高さ寸法が45〜75mmである上側部2と105〜75mmの下側部3からなるボビン1)を使用して、上側部2から下側部3へ向かって原糸10を30〜50%圧縮すると、上側部2の全体が圧縮後の原糸10’の外側へ突出し、チーズ9内に残留する下側部3の高さ寸法と圧縮後の原糸10’の高さ寸法とを一致させることができる。
このようにして原糸10を圧縮し、上側部2(及び連結板)を取り外した圧縮後のチーズ9’(図5(3)参照)を、キャリア上に立設させたスピンドルを中心軸としてキャリア上に積み上げ、染色機内にセットし、染色機内で染液を循環させて染色を行う。このとき、染色機内にセットすることができるチーズ9’の量(即ち、原糸の量)は、圧縮していないチーズをセットする場合と比較して、大幅に(圧縮率を30%とした場合には1.4倍、圧縮率を50%とした場合には2倍に)増加させることができ、その結果、生産性を大幅に向上させることができる。
また、チーズ9’をキャリア上に積み上げる際に、上下に隣接するチーズ9’のボビン1同士の間に、テフロン(登録商標)、つまり、ポリテトラフルオロエチレン等によって形成したパッキン(上下方向に隣接するチーズ9’のボビン1の端縁に対して、全周的、全面的に密着させることができるように、外径がボビン1の外径よりも十分に大きく設定され、内径が、ボビン1の内径よりも僅かに小さく(或いは、同一径に)設定されているもの)を介在させた場合、染色機内に導入する染液の量を飛躍的に減少させることができる(低浴比チーズ染色方法)。
より具体的には、染色機内に導入される染液は、60〜130℃の温水に染料及び染色助剤(液体芒硝、ソーダ灰等)を添加したものであり、従来は、浴比1:10〜16(染色機内にセットされるチーズ9’の原糸に対し12〜16倍の重量)の染液を染色機内に導入して染色を行っていたが、上述のようなポリテトラフルオロエチレン製のパッキンを使用することにより、従来の浴比に対し40%減の「1:6〜9.6」という低浴比で染色を行うことが可能となる。
チーズ染色方法においては、通常、1回の染色に温水が10〜15回程度使用されることになるため、それらの温水を生成する(常温の工水を加熱する)ためには、相当量の燃料が必要になるところ、上記のような低浴比チーズ染色方法を実施した場合には、浴比を従来比で40%減少させることができるため、染液に使用する温水(60〜130℃)を生成するための燃料、及び、染色助剤(液体芒硝、ソーダ灰等)を40%削減でき、染色コストを大幅に縮減することができる。
本発明に係る圧縮チーズ染色方法と、この低浴比チーズ染色方法を同時に実施した場合、相乗効果により、従来よりも生産性を大幅に向上させることができるとともに、染色コストを更に大幅に縮減することができ、また、燃料消費量を減縮できるため、二酸化炭素の排出量も低減することができる。
1:ボビン、
2:上側部、
3:下側部、
4:連結材、
5:穴、
6:切欠部、
7a,7b:端縁、
8:ネット、
9:チーズ、
9’:圧縮後のチーズ、
10:原糸、
10’:圧縮後の原糸、

Claims (5)

  1. 外周面から内周面まで貫通する多数の穴が形成された円筒形のチーズ染色用ボビンであって、
    外径寸法が等しい上側部と下側部とを含み、
    外径が上側部及び下側部の内径と同じ寸法の円筒形の連結材を含み、
    上側部と下側部の境界部分の内側に連結材を内挿することによって、上側部と下側部とを軸線方向に連結でき、かつ、上側部と下側部とが軸線方向へ二つに分割可能なように構成され
    連結材が、上縁から下縁まで達する切欠部が形成されることにより、軸線と直交する断面がC字形状を呈するように構成され、切欠部の両側の端縁を突き合わせて当接させた場合において、外径が上側部及び下側部の内径と同じ寸法となるように構成されていることを特徴とする圧縮チーズ染色用ボビン。
  2. 上側部及び下側部の外側に被せる合成繊維製の筒状のネットを含むことを特徴とする、請求項1のいずれかに記載の圧縮チーズ染色用ボビン。
  3. 請求項1又は2に記載の圧縮チーズ染色用ボビンを用いてチーズ染色を行う方法であって、
    上側部と下側部とを連結した状態の前記ボビンの外側に合成繊維製の筒状のネットを被せ、
    その外側に原糸を捲いてチーズを形成し、
    チーズの原糸のみを、前記ボビンの軸線方向へ圧縮し、
    チーズから外側へ突出する上側部又は側部を取り外し、
    圧縮後のチーズを、キャリア上に立設させたスピンドルを中心軸としてキャリア上に積み上げ、染色機内にセットし、染色機内で染液を循環させて染色を行うことを特徴とする圧縮チーズ染色方法。
  4. 前記ボビンとして、全体の高さ寸法に対する上側部又は下側部の高さ寸法の比率が、原糸の圧縮の際に適用される圧縮率と同率のものを使用することを特徴とする、請求項に記載の圧縮チーズ染色方法。
  5. 原糸が、ウールとアクリルの混紡糸である場合には、原糸の圧縮の際に適用する圧縮率を30〜40%とし、前記ボビンとして、全体の高さ寸法に対する上側部又は下側部の高さ寸法の比率が30〜40%であるものを使用し、
    原糸が、綿糸、綿とアクリルの混紡糸、又は、綿とポリエステルの混紡糸である場合には、原糸の圧縮の際に適用する圧縮率を30〜50%とし、前記ボビンとして、全体の高さ寸法に対する上側部又は下側部の高さ寸法の比率が30〜50%であるものを使用することを特徴とする、請求項に記載の圧縮チーズ染色方法。
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