JP6270472B2 - 画像符号化装置、画像符号化方法、及びプログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像符号化方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像符号化装置、画像符号化方法、及びプログラムに関する。
近年、音声信号、映像信号など所謂マルチメディアに関連する情報のデジタル化が急進しており、これに対応して、映像信号の圧縮符号化/復号技術が注目されている。圧縮符号化/復号技術により、映像信号の格納に必要な記憶容量や伝送に必要な帯域を減少させることができる。
一般的な圧縮符号化/復号技術では、多くの映像信号が有する自己相関性の高さ(即ち、冗長性)を利用して情報量(データ量)を圧縮している。映像信号が有する冗長性には、時間冗長性及び二次元の空間冗長性がある。時間冗長性は、ブロック単位の動き検出及び動き補償を用いて低減することができる。一方、空間冗長性は、離散コサイン変換(DCT)を用いて低減させることができる。
このような技術を用いた最も高能率な符号化方式として現状普及しているものに、H.264/MPEG−4 PART10(AVC)(以下、H.264と呼ぶ)がある。しかしながら、昨今、ハイビジョン画像の16倍のSHV(Super High Vision)の画像を圧縮したい、或いは、限られた伝送帯域において、より解像度の高い映像を送受信したいといった、更なる高圧縮率符号化に対するニーズが高まっている。このため、ITU−TとISO/IECの共同の標準化団体であるJCTVC(Joint Collaboration Team − Video Coding)により、符号化効率の改善に関する検討が行われた。その結果、HEVC(High Efficiency Video Coding)と呼ばれる符号化方式が2013年1月にITU−Tにて正式に承認されている。
HEVCでは、H.264の2倍の圧縮効率を有すると想定されている。この圧縮効率を実現するためにHEVCでは様々な新技術が導入されている。その中の1つに、SAO(Sample Adaptive Offset)と呼ばれる適応ループフィルタが存在する。SAOの基本的な方式については特許文献1に記載されている。以下、HEVCにおけるSAOについて、より具体的に説明する。
SAOは、デブロッキングフィルタ後の画素に対してSAOで設定する条件に該当するか否かの判定を行い、適切なオフセット値を画素に付加することで、符号化後の画像を原画に近づけ、画質を向上させることを狙った技術である。また、SAOのモードとして、2種類のモードが規定されている。いずれのモードにおいても、各画素は5つのカテゴリに分類され、カテゴリ毎にオフセット値が設定される。オフセット値を付加するあるいは付加しないといった処理は、画像を所定のサイズの矩形に分割したCTU(Coding Tree Unit)単位で実施される。
SAOのモードの1つであるBand Offsetモード(以下、BOと呼ぶ)について、図3を用いて説明する。BOでは、画素値の最小値(図3では0)から最大値(図3では255)までを32のバンドに等分し、各画素に対し、画素が属するバンドに応じてオフセット値を切り替えてオフセット処理を実施する。
BOでは、32のバンドのうち、4つの連続したバンドに属する画素に対してオフセット値が付加される。BOを実施するCTUでは、オフセット適用バンドを示すsao_band_position(図3では、画素値32)が指定され、そこから連続した4つのバンド(図3では、画素値32から画素値63)が、オフセットオンの4カテゴリとして指定される。一方、それ以外のバンドは、オフセットオフのカテゴリとなる。BOは、特定の範囲の値をもつ画素を補正するため、CTUに含まれる画素値にばらつきが少ない場合に特に有効に補正が働くモードである。
続いて、SAOのもう1つのモードであるEdge Offsetモード(以下、EOと呼ぶ)について、図4を用いて説明する。EOでは、図4の下側に示すようにCTU内の画素を、隣接画素との画素値の大小関係に基づいてカテゴリ分けを行う。大小関係の比較に用いられる隣接画素の位置としては、図4の上側に示すように4パターンが定義されており、符号化装置は、この4種のうちどのパターンを用いるかを決定する。EOでは、局所的な画素値の山、谷を平坦になるよう補正する効果がある。そのため、EOは、原画像の急峻なエッジ付近で発生するモスキートノイズの補正に有効に働くモードである。
特開2012−005113号公報
SAOは、符号化時に適切なオフセット値を設定することができれば、復号画像を原画像に近づけ画質を向上することができる。しかしながら、オフセット値が適切に設定できないと、逆に画質を劣化させてしまう可能性がある。
特許文献1では、オフセット値を決定する方法として、符号化前の画素値の平均値と符号化後(ローカルデコード後)の画素値の平均値の差を用いる方式を提案している。この方式では、平均的な画素値の補正を行えるためPSNRが向上し、画質の向上を図ることができる。しかし、符号化後の画素値の状態によっては充分な画質向上が行えない場合がある。充分な画質向上が行えない例について、図5を用いて説明する。
図5(a)は、一例としてCTUサイズが4×4とした場合の、符号化対象CTUの各画素値と、符号化後であってSAO処理を実施する前のローカルデコードCTUの各画素値とを表している。ここでは、SAOモードとしてBOを適用した例を示す。また、図3と同様、sao_band_positionを画素値32からに設定し、すべてのローカルデコードCTUの画素値がVal1のカテゴリに属す場合を例として用いる。図5(a)において、符号化前の画素値の平均値と符号化後の画素値の平均値の差を算出すると、値は3(小数点以下四捨五入)になる。従って、特許文献1に従うと、オフセット値は3である。
図5(b)は、オフセット値を3に設定した場合のSAO処理後CTUと符号化対象CTUの各画素の差分値と、SAO処理前CTUと符号化対象CTUの各画素の差分値とを、左上からラスタ順にグラフ化し比較したものである。図5(b)においては、差分値が0に近づくほど符号化対象CTUとの差が小さくなるため、画質が向上することを示している。SAO処理後の差分値を見ると、オフセット値を付加したことで、ラスタ順で9〜16番目の画素においては差分値が0に近づき画質改善が行えているものの、ラスタ順で1〜8番目の画素においては逆に差分値が0から離れてしまっている。従って、この例におけるCTUでは、必ずしも画質が改善されているとは限らない。また、SAO処理を実施する場合、SAO処理の種類及びオフセット値を符号化する必要があるため、かえって符号化効率が落ちてしまう可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、復号画像の画質がより向上するようにオフセット処理の実行の有無を決定する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、符号化対象画像を圧縮符号化して復号することによりローカルデコード画像を生成する生成手段と、前記ローカルデコード画像の所定の画素群の各画素にオフセット値を加えるオフセット処理を実行するオフセット処理手段と、前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、前記オフセット処理手段による前記オフセット処理を実行するか否かを決定する決定手段であって、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数と、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数と、の差分絶対値が閾値より大きい場合、前記オフセット処理を実行すると決定し、前記差分絶対値が前記閾値以下の場合、前記オフセット処理を実行しないと決定する、決定手段と、を備えることを特徴とする画像符号化装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、復号画像の画質がより向上するようにオフセット処理の実行の有無を決定することが可能となる。
第1の実施形態に係るSAO実行有無決定部217の詳細なブロック図。 第1の実施形態に係る画像符号化装置200の構成を示すブロック図。 SAOのBand Offsetモードの説明図。 SAOのEdge Offsetモードの説明図。 従来のSAOにおける課題の説明図。 第1の実施形態に係るSAO実行有無決定部217が実行する処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係るSAO実行有無決定部917の詳細なブロック図。 第2の実施形態に係るSAO実行有無決定部917が実行する処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る画像符号化装置900の構成を示すブロック図。 図8に従うSAO実行有無の決定方法の具体例を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
図2は、第1の実施形態に係る画像符号化装置200の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像符号化装置200は、フレームメモリ201、フィルタ後参照フレームメモリ202、予測モード決定部203、予測画像生成部204、直交変換部206、量子化部207、及びエントロピー符号化部208を備える。画像符号化装置200はまた、逆量子化部209、逆直交変換部210、減算器212、加算器213、フィルタ前参照フレームメモリ214、ループフィルタ215、SAO設定部216、及びSAO実行有無決定部217も備える。
まず、画像符号化装置200が入力画像を符号化する手順について、図2を参照しながら説明する。フレームメモリ201には、表示順に入力画像(原画像)が保存される。そして、符号化順に符号化対象ブロックが予測モード決定部203、予測画像生成部204、減算器212へと順次送信される。符号化対象ブロックは、例えば、HEVC(High Efficiency Video Coding)規格に従うCTU(Coding Tree Unit)である。
フィルタ後参照フレームメモリ202には、フィルタ後にSAO処理された符号化済み画像が参照画像として保存される。そして、符号化順に符号化対象ブロックの参照画像が予測モード決定部203、予測画像生成部204へと順次送信される。
減算器212は、フレームメモリ201から送信されてくる符号化対象ブロックから、予測画像生成部204から送信されてくる予測画像ブロックを減算し、画像残差データを出力する。
直交変換部206は、減算器212から出力された画像残差データを直交変換処理して、変換係数を量子化部207に送信する。量子化部207は、直交変換部206からの変換係数を所定の量子化パラメータを用いて量子化し、エントロピー符号化部208及び逆量子化部209に送信する。
エントロピー符号化部208は、量子化部207で量子化された変換係数や後述するSAO設定部216から送信されるSAOパラメータなどが入力され、CABACなどのエントロピー符号化を施して、符号化データとして出力する。
続いて、量子化部207で量子化された変換係数を用いて参照画像データ(フィルタ前参照画像データ及びフィルタ後参照画像データ)を生成する手順について述べる。逆量子化部209は、量子化部207から送信されてくる量子化された変換係数を逆量子化する。逆直交変換部210は、逆量子化部209で逆量子化された変換係数を逆直交変換し、復号残差データを生成し加算器213に送信する。
加算器213は、復号残差データと後述する予測画像データとを加算して参照画像データ(フィルタ前参照画像データ)を生成し、フィルタ前参照フレームメモリ214に保存する。フィルタ前参照画像データは、ループフィルタ215へも送信される。ループフィルタ215は、フィルタ前参照画像データをフィルタリングしてノイズを除去し、フィルタ後参照画像データ(符号化対象画像が圧縮符号化され復号されたローカルデコード画像)をSAO実行有無決定部217に送信する。
SAO実行有無決定部217は、SAO処理を実行するか否かを決定する。SAO処理を実行する場合、SAO実行有無決定部217はフィルタ後参照画像データをSAO設定部216に送信し、SAO処理を実行しない場合、SAO実行有無決定部217はフィルタ後参照画像データをフィルタ後参照フレームメモリ202に保存する。なお、SAO処理を実行するか否かの決定方法については、後に詳細に説明する。
SAO設定部216は、SAO処理で実施するモード(BOかEO)、及び適応オフセット値を決定し、SAO処理を施し、SAO処理後の参照画像データをフィルタ後参照フレームメモリ202に保存する。
なお、SAO処理で実施するモード(BOかEO)及び適応オフセット値の決め方については、その方法を問わない。一例としては、符号化前の画素値の平均値と符号化後の画素値の平均値の差を適応オフセット値として用い、モード毎にSAO処理を実行した際の差分絶対値和が最も小さくなるモードを適用することが挙げられる。
続いて、前述の入力画像データ、フィルタ前参照画像データ、及びフィルタ後参照画像データを用いて予測画像データを生成する手順について述べる。予測モード決定部203は、フレームメモリ201から送信される符号化対象ブロック、及びフィルタ後参照フレームメモリ202から送信されるフィルタ後参照画像データから、符号化対象ブロックの予測モードを決定する。そして、予測モード決定部203は、決定した予測モードを、フィルタ後参照画像データの番号と共に予測画像生成部204に送信する。
予測画像生成部204は、予測画像データを生成する。その際、予測モード決定部203からの予測モードに基づき、フィルタ後参照フレームメモリ202中の参照画像データを参照するか、或いはフィルタ前参照フレームメモリ214から送信される符号化対象ブロック周辺の復号化済み画素を用いるかを判断する。予測画像生成部204は、予測画像データを生成したら、予測画像データを減算器212に送信する。
続いて、SAO実行有無決定部217におけるSAO処理の実行有無の決定方法について、SAO実行有無決定部217の詳細なブロック図(図1)、及び図6のフローチャートを参照して説明する。
図1に示すように、SAO実行有無決定部217は、画素比較部101、画素比較結果カウンタ102、及びSAO有無決定部103を含む。
図6は、SAO実行有無決定部217が実行する処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、CTU(所定の画素群)単位で行われる。本実施形態では、SAO実行有無決定部217は、ローカルデコード画像の各画素の値と符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、SAO処理を実行するか否かを決定する。
具体的には、S601で、画素比較部101は、ループフィルタ215から入力されるローカルデコード画像、及びフレームメモリ201から送信される符号化対象画像の、画像空間における同一位置の画素値の大小を比較する。比較結果は画素比較結果カウンタ102に送信される。
S602で、画素比較結果カウンタ102は、ローカルデコード画像の画素値の方が符号化対象画像の画素値より大きい画素の数をカウントする。符号化対象ブロックの全ての画素についてカウントが終了したら、画素比較結果カウンタ102は、カウント結果CntをSAO有無決定部103に送信する。
S603で、SAO有無決定部103は、画素比較結果カウンタ102から送信されるカウント結果Cntと予め設定された2つの閾値Th、Thを比較する。Th及びThは、例えば、符号化対象CTUの画素数の65%、35%を基準に設定され、画素数が16の場合、Th=10、Th=6である。そして、Th>Cnt>Thである場合(即ち、Cntが所定の範囲の中である場合)、S605で、SAO有無決定部103は、SAO処理を実行しないと決定する。この場合、SAO有無決定部103は、フィルタ後参照画像データ(SAO処理前のローカルデコード画像)をフィルタ後参照フレームメモリ202に送信する。一方、Th>Cnt>Thでない場合(即ち、Cntが所定の範囲の外である場合)、S604で、SAO有無決定部103は、SAO処理を実行すると決定する。この場合、SAO有無決定部103は、フィルタ後参照画像データをSAO設定部216に送信し、SAO設定部216はSAO処理を実行する。
以上の処理を実施することで、SAO処理が実行されるのは、符号化対象画像とSAO前ローカルデコード画像の各画素の差分値の符号(「+」又は「−」)の数に偏りがある場合のみになる。従って、図5の例のように差分値の符号(「+」又は「−」)の数に偏りがない場合には、SAO処理が実施されない。その結果、SAOの種類及びオフセット値を符号化する必要がなくなるため、符号化効率が向上し、画質が向上する。
なお、図6の例では、符号(「+」又は「−」)の数に偏りがあるか否かを判定するために、画素比較結果カウンタ102は、ローカルデコード画像の画素値の方が符号化対象画像の画素値より大きい画素の数Cntをカウントした。そして、SAO有無決定部103は、Th>Cnt>Thであるか否かを判定した。しかしながら、符号(「+」又は「−」)の数に偏りがあるか否かを判定するための具体的な方法は、図6に示したものに限定されない。例えば、画素比較結果カウンタ102は、ローカルデコード画像の画素値の方が符号化対象画像の画素値より小さい画素の数をカウントしてもよい。或いは、画素比較結果カウンタ102は、符号化対象画像の画素値のほうが大きい画素の数Cntup、及び、符号化対象画像の画素値のほうが小さい画素の数Cntdownをそれぞれカウントしてもよい。この場合、SAO有無決定部103は、Cntup及びCntdownの差分絶対値を算出し、差分絶対値が所定の閾値よりも大きいか否かに基づいてSAO処理を実行するか否かを決定してもよい。差分絶対値|Cntup−Cntdown|そのものを算出するか否かに関わらず、符号(「+」又は「−」)の数に偏りがある場合(Th>Cnt>Thである場合など)は、結果的に差分絶対値は所定の閾値よりも大きい。従って、差分絶対値|Cntup−Cntdown|が所定の閾値よりも大きい場合にSAO処理が実行される限り、いかなる具体的な方法によりSAO処理を実行するか否かを決定してもよい。もちろん、一例としては、画素比較部101は、図5(b)に示すようにローカルデコード画像と符号化対象画像の各画素の差分値を算出し、画素比較結果カウンタ102は、算出された差分値のうち、正の値の数、及び負の値の数をカウントしてもよい。この場合、SAO有無決定部103は、カウントされた正の値の数、及び負の値の数の差分絶対値を算出し、この差分絶対値が所定の閾値よりも大きいか否かに基づいてSAO処理を実行するか否かを決定してもよい。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、画像符号化装置200は、符号化対象画像とローカルデコード画像の各画素の差分値の符号(「+」又は「−」)の数に偏りがあるか否かに基づき、SAO処理を実行するか否かを決定する。
これにより、復号画像の画質がより向上するようにオフセット処理の実行の有無を決定することが可能となる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、符号化対象画像とローカルデコード画像の画素値の比較を、SAO処理のカテゴリ別に行う構成について説明する。以下では、SAO処理のモードがBOである場合について主に説明を行うが、EOの場合も同様である。
図9は、第2の実施形態に係る画像符号化装置900の構成を示すブロック図である。図9において、画像符号化装置200(図2)と同一又は同様の構成要素には同一の符号を付す。図9では、SAO実行有無決定部917の処理がSAO設定部916の処理よりも後に行われる点が、図2と異なる。また、図9では、SAO設定部916ではSAO処理のモード及び適応オフセット値のみが決定され、実際のSAO処理はSAO実行有無決定部917の処理後にSAO実行部918で実行される点が、図2と異なる。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
SAO設定部916は、ループフィルタ215から送信されるフィルタ後参照画像データ及び符号化対象画像を用いて、SAO処理のモード(BOかEO)及び適応オフセット値を決定し、SAO実行有無決定部917に送信する。
なお、SAO処理で実施するモード(BOかEO)及び適応オフセット値の決め方については、その方法を問わない。一例としては、符号化前の画素値の平均値と符号化後の画素値の平均値の差を適応オフセット値として用い、モード毎にSAO処理を実行した際の差分絶対値和が最も小さくなるモードを適用することが挙げられる。
SAO実行有無決定部917は、SAO処理を実行するか否かを決定する。SAO処理を実行する場合、SAO実行有無決定部917はフィルタ後参照画像データをSAO実行部918に送信し、SAO処理を実行しない場合、SAO実行有無決定部917はフィルタ後参照画像データをフィルタ後参照フレームメモリ202に保存する。なお、SAO処理を実行するか否かの決定方法については、後に詳細に説明する。
SAO実行部918は、SAO実行有無決定部917から送信されるSAOのモード、適応オフセット値、及びフィルタ後参照画像データを用いてSAO処理を実行し、フィルタ後参照フレームメモリ202に保存する。
続いて、SAO実行有無決定部917におけるSAO処理の実行有無の決定方法について、SAO実行有無決定部917の詳細なブロック図(図7)、及び図8のフローチャートを参照して説明する。
図7に示すように、SAO実行有無決定部917は、画素比較部701、画素比較結果カウンタ702、SAO有無決定部703、及びカテゴリ分類部704を含む。
図8は、SAO実行有無決定部917が実行する処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、CTU毎に行われる。本実施形態では、SAO実行有無決定部917は、ローカルデコード画像の各画素の値と符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、SAO処理を実行するか否かを決定する。
具体的には、S801で、カテゴリ分類部704は、SAO設定部916から入力されるローカルデコード画像を用いて、SAO設定部916で設定されたモードに従い、各画素が複数のカテゴリのいずれに該当するか分類する。即ち、BOの場合は、画素値に応じて、図3で示したいずれのバンド(カテゴリ)に属するか、或いは属さないかを分類する。また、EOの場合は、対象画素及び隣接画素の画素値の大衆関係に応じて、図4の下側で示したいずれのカテゴリに属するか、或いは属さないかを分類する。カテゴリの分類を行った後、カテゴリ分類部704は、ローカルデコード画像を画素比較部701に送信する。
S802で、画素比較部701は、ループフィルタ215から入力されるローカルデコード画像、及びフレームメモリ201から送信される符号化対象画像の、画像空間における同一位置の画素値の大小を比較する。比較結果は画素比較結果カウンタ702に送信される。
S803で、画素比較結果カウンタ702は、符号化対象画像の画素値の方がローカルデコード画像の画素値より大きい画素の数Cntupを、カテゴリ別にカウントする。また、画素比較結果カウンタ702は、符号化対象画像の画素値の方がローカルデコード画像の画素値より小さい画素の数Cntdownを、カテゴリ別にカウントする。カウント結果(カテゴリ毎のCntup及びCntdown)は、SAO有無決定部703へ送信される。
S804で、SAO有無決定部703は、特定の処理対象カテゴリについて、画素比較結果カウンタ102から送信されるカウント結果の差分絶対値|Cntup−Cntdown|がカテゴリ別に設定された閾値Thcatよりも大きいか否かを判定する。閾値Thcat(第1の閾値)は、処理対象カテゴリに該当する画素の数をCntcatとし、係数をαとすると、
Thcat=Cntcat×α(αは0〜1の実数) ・・・ (1)
により求められる。
|Cntup−Cntdown|>Thcatである場合(差分絶対値が閾値より大きい場合)、符号化対象画像とSAO前のローカルデコード画像の差分値の符号(「+」又は「−」)の数に偏りがある。そこで、処理はS805に進み、SAO有無決定部703は、偏りのあるカテゴリの数Cntdevに1を加算する。|Cntup−Cntdown|>Thcatでない場合(差分絶対値が閾値以下の場合)、S805の処理は省略される。
S806で、SAO有無決定部703は、SAO処理の対象の全てのカテゴリについてS804の処理を完了したか否かを判定する。全てのカテゴリについて完了していない場合、処理はS804に戻り、次のカテゴリについて同様の処理が繰り返される。全てのカテゴリについて完了した場合、処理はS807に進む。
S807で、SAO有無決定部703は、偏りのあるカテゴリの数Cntdevが予め設定された閾値Thβ(第2の閾値)よりも大きいか否かを判定する。Cntdev>Thβである場合、S808で、SAO有無決定部703は、SAO処理を実行すると決定する。この場合、SAO有無決定部703は、フィルタ後参照画像データをSAO実行部918に送信し、SAO実行部918はSAO処理を実行する。Cntdev>Thβでない場合、S809で、SAO有無決定部703は、SAO処理を実行しないと決定する。この場合、SAO有無決定部703は、フィルタ後参照画像データ(SAO処理前のローカルデコード画像)をフィルタ後参照フレームメモリ202に送信する。
なお、本実施形態において、符号化対象画像とローカルデコード画像の差分値の符号(「+」又は「−」)に偏りがあるか否かをカテゴリ毎に判定するための具体的な方法は、図8に示すものに限定されず、第1の実施形態と同様に変形が可能である。例えば、画素比較結果カウンタ702は、カテゴリ毎に、ローカルデコード画像の画素値の方が符号化対象画像の画素値より大きい画素の数Cntをカウントしてもよい。この場合、SAO有無決定部703は、画素比較結果カウンタ702から送信されるカウント結果Cntがカテゴリ毎に設定された所定の範囲の外であるか否かに基づき、各カテゴリが偏りのあるカテゴリであるか否かを判定してもよい。
次に、図10を参照して、図8に従うSAO実行有無の決定方法の具体例を説明する。図10には、CTUのサイズが32×32の場合の、符号化対象CTUの画素値と、SAO前のローカルデコードCTUのカテゴリ別の画素値とが示されている。また、符号化対象CTUとローカルデコードCTUの差分値のカテゴリ別の符号も示されている。ここでは、SAOモードとしてBOが適用されており、SAOが適応されるバンドを画素値32〜63の4バンドに設定しているものとする。
図10において、Val0(画素値32〜39)のカテゴリに該当する画素の数は14個となっている。また、Val1(画素値40〜47)のカテゴリに該当する画素の数は14個、Val2(画素値48〜55)のカテゴリに該当する画素の数は16個となっている。Val3(画素値56〜63)のカテゴリに該当する画素の数は13個となっている。また、いずれのカテゴリにも属さない画素は7個ある。ここで閾値Thcatは、各カテゴリに該当する画素の数の65%を基準に設定されるものとする。即ち、前述の式(1)において係数αには0.65が設定され、各カテゴリに設定されるThcatは、
Val0: Thcat=14×0.65=9
Val1: Thcat=14×0.65=9
Val2: Thcat=16×0.65=10
Val3: Thcat=13×0.65=8
となる。
また、各カテゴリの「+」及び「−」の符号数の差分絶対値は、
Val0: |Cntup−Cntdown|=10
Val1: |Cntup−Cntdown|=0
Val2: |Cntup−Cntdown|=12
Val3: |Cntup−Cntdown|=9
となる。
各カテゴリについて|Cntup−Cntdown|とThcatとを比較すると、3つのカテゴリ(Val0、Val2、Val3)において|Cntup−Cntdown|の方が大きい。従って、偏りがあるカテゴリ数Cntdevは3となる。ここで、Thβ=1とすると、Cntdev>Thβとなるため、図10のCTUに対してはSAO処理が実行される。なお、Thβ=1に設定するということは、半分以上のカテゴリにおいて符号化対象画像とローカルデコード画像との差分値の符号(「+」又は「−」)の数に偏りがあった場合にSAO処理を実行することに相当する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、画像符号化装置200は、符号化対象画像とローカルデコード画像の各画素の差分値の符号(「+」又は「−」)の数の偏りをカテゴリ毎に判定する。そして、画像符号化装置200は、偏りのあるカテゴリの数が閾値Thβより大きいか否かに基づいて、SAO処理を実行するか否かを決定する。
これにより、復号画像の画質がより向上するようにオフセット処理の実行の有無を決定することが可能となる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 符号化対象画像を圧縮符号化して復号することによりローカルデコード画像を生成する生成手段と、
    前記ローカルデコード画像の所定の画素群の各画素にオフセット値を加えるオフセット処理を実行するオフセット処理手段と、
    前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、前記オフセット処理手段による前記オフセット処理を実行するか否かを決定する決定手段であって、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数と、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数と、の差分絶対値が閾値より大きい場合、前記オフセット処理を実行すると決定し、前記差分絶対値が前記閾値以下の場合、前記オフセット処理を実行しないと決定する、決定手段と、
    を備えることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値とを比較し、
    前記比較の結果に基づき、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数、及び、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数をカウントし、
    前記カウントした数に基づき、前記差分絶対値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との差分値を算出し、
    前記算出した差分値のうち、正の値の数、及び負の値の数をカウントし、
    前記カウントした数に基づき、前記差分絶対値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  4. 符号化対象画像を圧縮符号化して復号することによりローカルデコード画像を生成する生成手段と、
    前記ローカルデコード画像の所定の画素群の各画素の値に応じて、又は各画素の値と隣接画素の値との大小関係に応じて、各画素が複数のカテゴリのいずれに属するかを判定し、各画素に対して各画素が属するカテゴリに応じたオフセット値を加えるオフセット処理を、実行するオフセット処理手段と、
    前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、前記オフセット処理手段による前記オフセット処理を実行するか否かを決定する決定手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数と、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数と、の差分絶対値がカテゴリに応じた第1の閾値より大きいカテゴリであるか否かを判定し、
    前記差分絶対値が前記第1の閾値より大きいカテゴリの数が第2の閾値より大きい場合、前記オフセット処理を実行すると決定し、前記差分絶対値が前記第1の閾値より大きいカテゴリの数が前記第2の閾値以下の場合、前記オフセット処理を実行しないと決定する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値とを比較し、
    前記比較の結果に基づき、前記複数のカテゴリそれぞれについて、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数、及び、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数をカウントし、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、前記カウントした数に基づき、前記差分絶対値を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像符号化装置。
  6. 前記決定手段は、
    前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との差分値を算出し、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、前記算出した差分値のうち、正の値の数、及び負の値の数をカウントし、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、前記カウントした数に基づき、前記差分絶対値を算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像符号化装置。
  7. 画像符号化装置による画像符号化方法であって、
    前記画像符号化装置の生成手段が、符号化対象画像を圧縮符号化して復号することによりローカルデコード画像を生成する生成工程と、
    前記画像符号化装置のオフセット処理手段が、前記ローカルデコード画像の所定の画素群の各画素にオフセット値を加えるオフセット処理を実行するオフセット処理工程と、
    前記画像符号化装置の決定手段が、前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、前記オフセット処理工程による前記オフセット処理を実行するか否かを決定する決定工程であって、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数と、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数と、の差分絶対値が閾値より大きい場合、前記オフセット処理を実行すると決定し、前記差分絶対値が前記閾値以下の場合、前記オフセット処理を実行しないと決定する、決定工程と、
    を備えることを特徴とする画像符号化方法。
  8. 画像符号化装置による画像符号化方法であって、
    前記画像符号化装置の生成手段が、符号化対象画像を圧縮符号化して復号することによりローカルデコード画像を生成する生成工程と、
    前記画像符号化装置のオフセット処理手段が、前記ローカルデコード画像の所定の画素群の各画素の値に応じて、又は各画素の値と隣接画素の値との大小関係に応じて、各画素が複数のカテゴリのいずれに属するかを判定し、各画素に対して各画素が属するカテゴリに応じたオフセット値を加えるオフセット処理を、実行するオフセット処理工程と、
    前記画像符号化装置の決定手段が、前記ローカルデコード画像の前記所定の画素群の各画素の値と前記符号化対象画像の対応する各画素の値との大小関係に基づいて、前記オフセット処理工程による前記オフセット処理を実行するか否かを決定する決定工程と、
    を備え、
    前記決定工程では、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも大きい画素の数と、前記符号化対象画像の画素値のほうが前記ローカルデコード画像の画素値よりも小さい画素の数と、の差分絶対値がカテゴリに応じた第1の閾値より大きいカテゴリであるか否かを判定し、
    前記差分絶対値が前記第1の閾値より大きいカテゴリの数が第2の閾値より大きい場合、前記オフセット処理を実行すると決定し、前記差分絶対値が前記第1の閾値より大きいカテゴリの数が前記第2の閾値以下の場合、前記オフセット処理を実行しないと決定する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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