JP6269586B2 - 自動変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機、特に、変速機構が流体伝動装置を介さずに動力源に連結される自動変速機に関する。
従来、車両に搭載される自動変速機は、遊星歯車機構や油圧式摩擦締結要素等を含む変速機構の動力源側に配置されたトルクコンバータを介して動力源(例えばエンジン)に連結されており、トルクコンバータを介することによって、変速ショックを抑制した円滑な変速動作と、クリープ及びトルク増大作用による良好な車両の発進動作とが実現されている。
しかしながら、近年の自動変速機の多段化や摩擦締結要素の締結制御の制御性の向上によって、変速ショックや発進動作に係る問題が改善されるようになり、トルクコンバータの必要性が減少している。すなわち、多段化による各変速段間の減速比ステップの縮小と、摩擦締結要素の締結制御の制御性の向上とによって、変速ショックの抑制が可能となった。また、多段化によって1速の減速比を大きく設定することが可能となり、トルク増大作用の必要性も少なくなった。
一方で、エンジンの燃費性能の向上や、自動変速機の車載性の向上の要求が強く、寸法や重量が大きいトルクコンバータの廃止が望まれている。
特許文献1には、多段化(6速或いは8速)された変速段を有し、変速機構の動力源側に、トルクコンバータに代えてダンパが配置された自動変速機が開示されている。この自動変速機によれば、車両発進時の減速比を大きく設定すると共に、車両発進時に締結される複数の摩擦締結要素のうちの1つである発進ブレーキを、スリップ状態で接続することによってクリープを実現し、これによってトルクコンバータを必要としない発進動作を実現している。
ここで、摩擦締結要素のスリップ状態とは、一方の回転部材に係合された摩擦板と他方の回転部材に係合された摩擦板(ブレーキの場合は一方は固定部材)とが互いに押し付けられながら相対回転する状態をいう。
特開2009−236234号公報
ところで、トルクコンバータが備えられた自動変速機においては、作動油がトルクコンバータ内で、ポンプインペラとタービンランナの間を巡回する間に攪拌されて、作動油の温度が増大し、特にポンプインペラが回転しタービンランナが停止しているストール状態では昇温作用が高い。このため、冷間時においても、作動油の温度は車両発進時には所要の温度まで上昇しているが、トルクコンバータを廃止すると、冷間時に作動油の温度は上昇していない可能性がある。
ここで、一般的に作動油は、低温であるほど粘度が高く、通常の作動状態における温度で適正な粘度となるように選定されている。このため、冷間時においては、作動油の粘度が高く、摩擦締結要素の締結制御の制御性が悪化するから変速ショックを生じ、これを回避しようとすると変速時間が長くなる。いずれにしても、良好な変速制御が困難となる。
この結果、冷間時においては、例えば、エンジンの始動時に摩擦締結要素の迅速な締結が要求されるアイドルストップ制御が禁止される。さらに、作動油の粘度が高いと、変速機構内のギヤによる攪拌抵抗が増大すると共に、非締結状態の摩擦締結要素における摩擦板間の粘性抵抗が増大することになる。これらが、エンジンの負荷を増大させる原因となって、エンジンの燃費性能が悪化するという課題が生じる。
すなわち、前述のように、トルクコンバータを廃止すると、トルクコンバータによる作動油の昇温作用が得られず、冷間時に作動油の温度が上昇しないことによる上記課題が顕著になる。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、変速機構が流体伝動装置を介さずに動力源に連結される自動変速機において、冷間時における摩擦締結要素の締結制御の制御性を向上させることを目的とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、流体伝動装置を介さずに動力源に連結された入力部と、動力を駆動輪側へ出力する出力部と、複数の摩擦締結要素を含み、前記入力部と前記出力部との間に動力伝達経路を形成する変速機構と、該変速機構の下方に設けられた作動油貯留部と、該作動油貯留部に貯留された作動油を前記摩擦締結要素に供給するためのオイルポンプとが備えられ、発進時に、複数の前記摩擦締結要素のうちの所定摩擦締結要素がスリップ状態とされると共に、該所定摩擦締結要素に前記作動油が冷却用として供給される自動変速機であって、前記所定摩擦締結要素から排出された前記作動油を、前記オイルポンプの作動油吸い込み口へ案内する案内手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記請求項1に記載の自動変速において、前記作動油吸い込み口が、前記所定摩擦締結要素の直下からオフセットした位置に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の自動変速機において、前記案内手段には、前記所定摩擦締結要素から排出された前記作動油を受ける作動油受け部が含まれていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から3のいずれか1つに記載の自動変速機において、前記変速機構の下方に複数の前記摩擦締結要素に対する前記作動油の供給を制御するコントロールバルブユニットが備えられていると共に、該コントロールバルブユニットの下方に前記作動油吸い込み口が配置されており且つ、前記案内手段は、前記コントロールバルブユニットとは別部材により構成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から3のいずれか1つに記載の自動変速機において、前記変速機構の下方に複数の前記摩擦締結要素に対する前記作動油の供給を制御するコントロールバルブユニットが備えられていると共に、該コントロールバルブユニットの下方に前記作動油吸い込み口が配置されており且つ、前記案内手段は、前記コントロールバルブユニットに形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の自動変速機において、前記コントロールバルブユニットは複数の前記摩擦締結要素への前記作動油の供給を制御するソレノイドバルブを備え、該ソレノイドバルブは、前記コントロールバルブユニットに形成された前記案内手段に少なくとも一部が臨んでいることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の自動変速機において、前記ソレノイドバルブは、発進時に締結制御される前記摩擦締結要素の少なくとも1つに前記作動油を供給するときに励磁されるものであることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記請求項5〜7のいずれか1つに記載の自動変速機において、前記コントロールバルブユニットには、前記作動油吸い込み口の直上位置に、前記コントロールバルブユニットを上下に貫通する貫通部が設けられており、前記案内手段の下流端が、前記貫通部に連通していることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記請求項5〜8のいずれか1つに記載の自動変速機において、前記作動油吸い込み口は、上方に向けて開口されていることを特徴とする。
前記の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、作動油貯留部に貯留された作動油のうち所定摩擦締結要素から排出された作動油を、案内手段により作動油吸い込み口に優先的に導入できる。この結果、発進時にスリップ状態とされる所定摩擦締結要素で生じる摩擦熱のために昇温された作動油を、オイルポンプを介して摩擦締結要素に優先的に供給できる。したがって、昇温により粘度が低下した作動油を摩擦締結要素に優先的に供給できるので、冷間時においても、摩擦締結要素の締結制御の制御性を早期に向上できる。
案内手段としては、所定摩擦締結要素から排出された作動油を作動油吸い込み口へ案内できればよく、例えば、所定摩擦要素の直下と作動油吸い込み口の近傍とを接続する、樋や導管によって構成できる。
これにより、例えば駆動源がエンジンである場合に、冷間時において、アイドルストップ制御の開始遅延を抑制できるとともに、変速時間の長大化を早期に抑制することができ、さらに非締結状態の摩擦締結要素における摩擦板間の粘性抵抗を低減することができる。したがって、冷間始動時におけるエンジンの燃費性能を向上できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、作動油吸い込み口が所定摩擦締結要素の直下からオフセットして配置された場合でも、作動油貯留部に貯留された作動油のうち所定摩擦締結要素から排出された作動油を、案内手段により作動油吸い込み口に優先的に導入できる。したがって、作動油吸い込み口を、所定摩擦締結要素の直下に配置することを要せず、設置の自由度を向上できる。
また、請求項3に記載の発明によれば、所定摩擦締結要素から排出されて飛散する作動油を作動油受け部によって効率的に収集して、作動油吸い込み口へ案内できる。
また、請求項4に記載の発明によれば、案内手段を、別部材で形成することによって容易に構成できる。
また、請求項5に記載の発明によれば、案内手段を、部品点数の増大を抑制して構成できる。例えば、案内手段は、作動油吸い込み口に向けて案内するように傾斜した樋や傾斜面として形成される。
また、請求項6に記載の発明によれば、案内手段上を案内される作動油を、励磁されたソレノイドバルブの発熱によってさらに昇温させることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、発進時に励磁されるソレノイドの発熱を有効活用して、案内手段上を案内される作動油を効果的に昇温させることができる。これによって、冷間時における摩擦締結要素の締結制御の制御性をより早期に向上できる。
また、請求項8に記載の発明によれば、案内手段によって案内された作動油を、コントロールバルブユニットを上下に貫通する貫通部を通して、作動油吸い込み口へ案内できる。すなわち、所定摩擦締結要素と作動油吸い込み口との間にコントロールバルブユニットを配置した場合に、該コントロールバルブユニットが作動油の作動油吸い込み口への案内の障害となることを防止できる。
また、請求項9に記載の発明によれば、作動油貯留部に貯留された作動油のうち所定摩擦締結要素から排出された作動油を、下方において上方に向けて開口した作動油吸い込み口から優先的に吸い込みやすい。
すなわち、本発明に係る自動変速機によれば、変速機構が流体伝動装置を介さずに動力源に連結される自動変速機において、昇温した作動油を摩擦締結要素に供給することができるので、冷間時における摩擦締結要素の締結制御の制御性を早期に向上できる。
本発明の実施形態に係る自動変速機の概略構成を示す図である。 オイルパン周辺を示す自動変速機の側方断面図である。 オイルストレーナの変形例を示す図2と同様の図である。 オイルガイドの変形例を示す正面図である。 オイルガイドの更なる変形例を示す図2と同様の図である。 オイルガイドが形成されたコントロールバルブユニットの単体斜視図である。 オイルガイドの更なる他の変形例を示す図2と同様の図である。 図7に示すオイルガイドが形成されたコントロールバルブユニットの単体斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る自動変速機を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動変速機10の概略構成を示している。図1に示すように、自動変速機10は、車両に搭載されており、車体前後方向に軸心が延びる縦置き式の自動変速機であって、変速機ケース11内に、エンジンの出力軸1にダンパ2を介して連結された入力軸12(入力部)と、動力を駆動輪側へ出力する出力軸13(出力部)と、入力軸12と出力軸13との間に動力伝達経路を形成する変速機構20とを有している。すなわち、自動変速機10は、流体伝動装置(トルクコンバータ)を介さずに、動力源に連結されている。
変速機構20は、複数の遊星歯車機構(図示しない)とクラッチ及びブレーキ等の複数の油圧式摩擦締結要素(図示しない)とを備え、油圧制御によってこれらの摩擦締結要素を選択的に締結することによって、各遊星歯車機構を経由する動力伝達経路を切り換えて複数の変速段に対応した複数の減速比(変速比)が実現されるようになっている。摩擦締結要素は、複数の摩擦板を備える多板型として構成されている。
また、自動変速機10は、変速機構20に作動油を供給する作動油供給部30を有している。作動油供給部30は、オイルパン14(作動油貯留部)と、オイルストレーナ40と、入力軸12によって回転駆動されるオイルポンプ32と、コントロールバルブユニット33とを備え、オイルポンプ32がオイルパン14に貯留された作動油を、オイルストレーナ40を介して吸い込み、コントロールバルブユニット33を介して変速機構20に供給する。
オイルパン14は、変速機ケース11の下部に取り付けられており、所定量の作動油が貯留され、コントロールバルブユニット33又は変速機構20に供給された作動油は、これらから排出されて該オイルパン14に回収されるようになっている。
コントロールバルブユニット33は、変速機ケース11の下部に取り付けられており、且つ、オイルパン14内に収容されており、オイルポンプ32から吐出された作動油を、ライン圧に調圧して、該調圧された作動油を油圧制御用として各摩擦締結要素の油圧室に選択的に供給すると共に、調圧時にドレンされた作動油を冷却及び潤滑用として各摩擦締結要素の摩擦板や各遊星歯車機構等に供給するようになっている。また、コントロールバルブユニット33は、冷却及び潤滑用作動油として、調圧時にドレンされたものに限らず、圧力や供給量を調整した作動油を供給するものでもよい。
図2は、オイルパン14の周辺を示す自動変速機10の側方断面図であって、車両発進時に締結制御される(すなわち車両発進時の変速段を実現する)摩擦締結要素であって、車両発進時にスリップ状態とされる所定摩擦締結要素21が併せて示されている。なお、本実施形態では、所定摩擦締結要素21は、例えば油圧ブレーキであるが、これに限らず油圧クラッチであってもよい。
所定摩擦締結要素21は、下方が変速機ケース11によって覆われており、変速機ケース11に形成されたケース貫通開口11aを介して、所定摩擦締結要素21が収容された空間と、オイルパン14の内部とが、上下に連通されている。
所定摩擦締結要素21は、回転部材21aと、回転部材21aに係合された回転側摩擦板21bと、固定部材としての変速機ケース11に係合された固定側摩擦板21cと、ピストン21dと、油圧室21eと、を備え、コントロールバルブユニット33を介して供給される作動油によって油圧室21e内の油圧を高めることによってピストン21dが両摩擦板21b及び21cを互いに押し付けるようになっている。
なお、油圧室21e内の油圧を調整することによって、回転側摩擦板21bを固定側摩擦板21cにスリップ状態で係合させることができる。スリップ状態では、回転側摩擦板21b及び固定側摩擦板21cとの間に摩擦熱が生じるので、耐久性確保のため、コントロールバルブユニット33から作動油が両摩擦板21b及び21cの間に冷却及び潤滑用として供給されるようになっている。
そして、両摩擦板21b,21c間に供給された作動油は、両摩擦板21b,21c間で生じる摩擦熱によって昇温されて、所定摩擦締結要素21から、ケース貫通開口11aを介して下方に排出されて、オイルパン14内に回収されるようになっている。
オイルストレーナ40は、ストレーナ本体41と、ストレーナ本体41に作動油を導入する作動油吸い込み部42と、ストレーナ本体41からオイルポンプ32へ作動油を導入するオイルポンプ導入部43とを有し、この実施形態では、オイルポンプ導入部43でコントロールバルブユニット33に取り付けられている。
ストレーナ本体41は、コントロールバルブユニット33の下方において、偏平状でオイルパン14の底面に沿うように配設されており、作動油吸い込み部42から導入された作動油を濾過して、オイルポンプ32への異物の侵入を防止するフィルタ(図示しない)が内蔵されている。
作動油吸い込み部42は、ストレーナ本体41の一端部から略水平方向に延び、その先端部に吸い込み口42aが形成されており、吸い込み口42aを通して、オイルパン14内の作動油がストレーナ本体41内に吸い込まれるようになっている。吸い込み口42aは、自動変速機10に対して前後、左右、及び/又は上下方向に所定レベルの振動Gが作用し、或いは、自動変速機10が前後、左右、及び/又は上下方向に所定の傾斜角度で傾斜して、オイルパン14内における作動油の液面Wの位置が変動した場合でも、液面Wから出ない位置に配置されており、空気を吸うことなく安定して作動油を吸い込むことができる。
すなわち、吸い込み口42aの設置位置の自由度は低く、この実施形態に係る自動変速機では、出力軸13側(図中右側)に配置された所定摩擦締結要素21の直下から入力軸12側(図中左側)にオフセットした位置に配置されている。そこで、本発明の特徴部分として、所定摩擦締結要素21から排出された作動油を、吸い込み口42aへ案内するオイルガイド50(案内手段)が設けられている。
オイルガイド50は、コントロールバルブユニット33とは別部材として構成された流体導管であって、この実施形態では断熱性に優れた材料(例えば樹脂)で形成されているが、金属で形成してもよく、所定摩擦締結要素21の直下に配置された入口部分51と、オイルストレーナ40の作動油吸い込み部42の近傍に開口する出口部分52と、入口部分51と出口部分52とを導通させる導管部分53とを有している。
オイルガイド50は、側面視で略L字状の形態をなし、導管部分53は、入口部分51から下方へ延びており、出口部分52に向けてオイルパン14の底面に沿うように略水平方向に延びている。オイルガイド50は、図示は省略するが、コントロールバルブユニット33に取り付けられているが、変速機ケース11に取り付けるように構成してもよい。
入口部分51の上縁51aは、この実施形態では、オイルパン14内に貯留された作動油の液面Wよりも高い位置に設定されている。これによって、所定摩擦締結要素21から排出された作動油のオイルパン14に貯留されている作動油との混合が抑制され、この結果、所定摩擦締結要素21から排出された作動油を、オイルパン14内に貯留されている作動油への放熱を抑制しつつ、作動油吸い込み口42aに効率的に案内できる。
出口部分52は、オイルストレーナ40の吸い込み口42aに対向するように開口している。これによって、図2中に白抜き矢印で示すように、所定摩擦締結要素21から排出された作動油は、入口部分51から導管部分53を介して出口部分52へ案内される。そして、出口部分52に案内された作動油は、オイルストレーナ40の吸い込み口42aから優先的に吸い込まれてオイルポンプ32へ導入される。
この実施形態によれば、自動変速機10の作動中、オイルポンプ32によってオイルパン14に貯留された作動油が吸入され、コントロールバルブユニット33を介して、複数の摩擦締結要素に締結用油圧として選択的に供給され、運転状態に応じた変速段が実現される。また、摩擦締結要素の摩擦板やギヤの噛み合い部、軸受部等にも、作動油が冷却及び潤滑用として供給される。
特に、車両発進時にスリップ状態に制御される所定摩擦締結要素21には、スリップによって回転側摩擦板21b及び固定側摩擦板21c間に生じる摩擦熱を冷却するために、作動油が冷却用として多量に供給される。この冷却によって昇温された作動油が、所定摩擦締結要素21から排出されてオイルパン14に回収される。その場合に、この所定摩擦締結要素21から排出された作動油は、オイルガイド50の入口部分51によって収集されて導管部分53を通して出口部分52から、作動油吸い込み口42aに案内される。この結果、所定摩擦締結要素21から排出されて昇温された作動油が、作動油吸い込み口42aを通してオイルポンプ32に、優先的に吸い込まれる。
したがって、本実施形態では、作動油吸い込み部42が所定摩擦締結要素21の直下からオフセットして配置されているのにかかわらず、オイルパン14内に貯留された作動油のうち所定摩擦締結要素21から排出された作動油を、オイルガイド50によって作動油吸い込み部42に優先的に案内できる。この結果、車両発進時にスリップ状態とされる所定摩擦締結要素21に供給され、該所定摩擦締結要素21の摩擦板21b,21c間に生じる摩擦熱によって昇温された作動油を、オイルポンプ32から摩擦締結要素に効果的に供給できる。
したがって、昇温により粘度が低下した作動油を、オイルパン14内に貯留された低温の作動油に優先して、摩擦締結要素に供給できるので、冷間始動時においても、摩擦締結要素の締結制御の制御性を早期に向上できる。
これにより、例えば駆動源がエンジンである場合に、冷間始動時において、アイドルストップ制御の開始遅延を抑制できるとともに、変速時間の長大化を早期に抑制することができ、さらに非締結状態の摩擦締結要素における摩擦板間の粘性抵抗を低減することができる。したがって、冷間始動時におけるエンジンの燃費性能を向上できる。
また、オイルガイド50を、コントロールバルブユニット33とは別部材として構成することによって、容易に構成できる。さらに、オイルガイド50を断熱性に優れた材料により構成することによって、所定摩擦締結要素21で昇温された作動油が、周囲の部材(例えば変速機ケース11)に接触したり又はオイルパン14内に貯留された低温の作動油と混合されたりすることを防止できる。この結果、所定摩擦締結要素21から排出された作動油を、放熱を抑制して保温しながら、オイルストレーナ40に優先的に導入させやすい。
また、オイルガイド50を設けることによって、作動油吸い込み口42aを、所定摩擦締結要素21の直下に配置することを要せず、作動油吸い込み口42aの設置位置の設計自由度を向上できる。
なお、本実施形態では、所定摩擦締結要素21の直下からオフセットした位置に作動油吸い込み口42aを設けた場合を例に取り説明したが、これに限らず作動油吸い込み口42aを、所定摩擦締結要素21の直下位置に設けてもよく、また、オイルガイド50の入口部分51の上縁51aは、オイルパン14内の作動油の液面Wよりも低く設定してもよい。この場合でも、オイルガイド50によって、所定摩擦締結要素21から排出される作動油がオイルパンに貯留されている作動油に混合されることを抑制して、昇温された作動油を優先的に作動油吸い込み口42aへ案内できる。
また、オイルガイド50を設けて、所定摩擦締結要素21の直下とオイルストレーナ40の吸い込み口42aとを導通させればよく、オイルストレーナ40の取付やストレーナ本体41の位置は特に限定されるものではなく、例えば、オイルストレーナ40をコントロールバルブユニット33の側部や上部に取り付けてもよく、ストレーナ本体41をコントロールバルブユニット33の上方に配置してもよく、また図3に示すように、ストレーナ本体41を、オイルパン14に一体化させてもよい。
図4は、変形例に係るオイルガイド60を示す、図2のIV−IV線に沿った断面図である。なお、図4において所定摩擦締結要素21は省略されている。図4に示すように、オイルガイド60は、オイルガイド50に対して入口部分51を拡大する受け部分61(作動油受け部)を備えている。受け部分61は、オイルパン14内に貯留された作動油の液面Wよりも上方に位置している。
受け部分61は、上方に開口する略V字状の断面形状を有しており、所定摩擦締結要素21の下方において、変速機ケース11内の幅方向(図中左右方向)にわたって延在している。言い換えると、変速機ケース11にはケース貫通開口11aが複数箇所に形成されており、これらのケース貫通開口11aが形成された範囲を少なくとも下方から覆うように、受け部分61が形成されている。
オイルガイド60によれば、図3中に白抜き矢印で示すように、所定摩擦締結要素21に供給されて所定摩擦締結要素21の回転による遠心力のために放射状に排出される作動油を、拡大された受け部分61によって広範囲にわたって収集しやすく、所定摩擦締結要素21で昇温された作動油を、オイルストレーナ40へより効果的に案内できる。
なお、変速機ケース11に形成されたケース貫通開口11aは、1つのみ形成してもよいが、図4に示すように複数箇所に形成することによって、所定摩擦締結要素21から排出された作動油を変速機ケース11に接触する機会を減じつつ、オイルパン14側に排出させることができる。この結果、所定摩擦締結要素21で昇温された作動油の熱が、変速機ケース11等に無駄に放熱されてしまうことが防止される。
図5及び図6は、さらなる変形例に係るオイルガイド70を示している。オイルガイド70は、コントロールバルブユニット33の上面に形成された樋又は斜面により構成されている。なお、図5の(a)に、樋状に形成した場合を示し、図5の(b)に、斜面状に形成した場合を示している。
オイルガイド70は、所定摩擦締結要素21の直下から、オイルストレーナ40の吸い込み口42a側に進むにつれて下方に傾斜するように形成されており、上流側の端部71が所定摩擦締結要素21の直下に位置しており、下流側の端部72が吸い込み口42aの上方に位置しており、上流側の端部71と下流側の端部72との間には油路74が形成されている。そして、オイルガイド70の下流側の端部72において、コントロールバルブユニット33を上下に貫通する貫通部73が形成されている。
図6は、オイルガイド70が形成されたコントロールバルブユニット33を斜め上方からみた単体斜視図である。図5と同様に、図6の(a)に示すように、オイルガイド70を、樋状に形成してもよく、または図6の(b)に示すように、斜面状に形成してもよい。なお、オイルガイド70は、油路74が上流側の端部71から下流側の端部72へ進むにつれて下方へ傾斜するように形成すればよく、樋状又は斜面状のほか、流路に直交する断面形状として、V字状又は半円状等の種々の断面形状を採用できる。
オイルガイド70によれば、図5中に白抜き矢印で示すように、所定摩擦締結要素21から排出された作動油を、コントロールバルブユニット33上のオイルガイド70の上流側の端部71で受けて、油路74の斜面に沿って下流側の端部72へ案内し、そして貫通部73を通してオイルストレーナ40の吸い込み口42aへ案内できる。また、図6の(a)に2点鎖線で示すオイルガイド70’ように、幅広に形成された上流側の端部から下流側に進むにつれて油路74が貫通部73に向かって縮小するように形成してもよく、これによれば、所定摩擦締結要素21の直下位置のより広い範囲の作動油を収集して案内できる。
すなわち、オイルガイド70をコントロールバルブユニット33の上面に形成することによって、所定摩擦締結要素21から排出された作動油をオイルストレーナ40の吸い込み口42aへ案内しつつ、オイルガイド50及び60のように別部材で構成する場合に比して、部品点数を削減することができ、これによって重量の増大及び組み付け工数の増大を抑制できる。
また、図5に破線で示すように、オイルストレーナ40の吸い込み口42a’を上方に向けて開口するように形成してもよい。これによって、貫通部73を通してコントロールバルブユニット33の上方から下方へ案内される作動油をより効果的に吸い込むことができる。
図7及び図8は、さらなる他の変形例に係るオイルガイド80を示している。オイルガイド80は、オイルガイド70に対して、上流側の端部71と下流側の端部72との間の油路74に、ソレノイドバルブ81を収容するソレノイドバルブ収容部82の少なくとも一部が臨むように構成されている。ソレノイドバルブ81は、各摩擦締結要素への油圧制御に使用されるものであり、励磁されるコイル(図示しない)を含み、ソレノイドバルブ収容部82を介して前記コイルが油路74に隣接して位置している。
したがって、図7中に白抜き矢印で示すように、オイルガイド80上を案内される作動油は、油路74に臨むソレノイドバルブ収容部82を通過することになり、ソレノイドバルブが励磁されている場合には、コイルの発熱が、油路74を案内される作動油を、ソレノイドバルブ収容部82を介して昇温させる。好ましくは、ソレノイドバルブ81は、車両発進時の締結制御のために励磁されるソレノイドバルブであり、この場合、車両発進時において所定摩擦締結要素21から排出されてオイルガイド80上を案内される作動油を、ソレノイドバルブ81のコイルの発熱によってさらに昇温させることができる。
これによって、始動時における、変速機構20に供給される作動油を、より一層早期に昇温させることができ、油圧制御の制御性をさらに早期に向上させることができる。
上記の実施形態では、入力軸12と出力軸13とが同一軸線上に並ぶ後輪駆動車用の自動変速機を例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、前輪駆動車用の自動変速機にも適用可能である。
また、上記の実施形態では、変速機構20は、遊星歯車機構を含んでいる場合を例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、カウンタ歯車機構を含んでいる場合にも適用可能である。この場合でも、車両発進時に締結制御される摩擦締結要素のうち、スリップ状態とされる摩擦締結要素から排出される作動油を、オイルポンプの吸い込み部へ案内させるようにオイルガイドを構成すればよい。
また、上記の実施形態では、コントロールバルブユニット33が、変速機構20の下方に位置する場合を例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、コントロールバルブユニット33が変速機構20の下方以外、例えば側部に取り付けられている場合にも適用可能である。その場合、オイルガイドは、コントロールバルブユニット33上に形成されず、別部材として構成される。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
以上説明したように、本発明に係る自動変速機によれば、変速機構が流体伝動装置を介さずに動力源に連結される自動変速機において、昇温した作動油を摩擦締結要素に供給することができ、この結果、冷間時における摩擦締結要素の締結制御の制御性を早期に向上できるので、この種の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
10 自動変速機
11 変速機ケース
11a ケース貫通開口
12 入力軸
13 出力軸
14 オイルパン
20 変速機構
21 所定摩擦締結要素
30 作動油供給部
32 オイルポンプ
33 コントロールバルブユニット
40 オイルストレーナ
41 ストレーナ本体
42 作動油吸い込み部
42a 作動油吸い込み口
43 オイルポンプ導入部
50 オイルガイド
51 入口部分
52 出口部分
53 導管部分
61 受け部分
73 貫通部
81 ソレノイドバルブ

Claims (9)

  1. 流体伝動装置を介さずに動力源に連結された入力部と、
    動力を駆動輪側へ出力する出力部と、
    複数の摩擦締結要素を含み、前記入力部と前記出力部との間に動力伝達経路を形成する変速機構と、
    該変速機構の下方に設けられた作動油貯留部と、
    該作動油貯留部に貯留された作動油を前記摩擦締結要素に供給するためのオイルポンプとが備えられ、
    発進時に、複数の前記摩擦締結要素のうちの所定摩擦締結要素がスリップ状態とされると共に、該所定摩擦締結要素に前記作動油が冷却用として供給される自動変速機であって、
    前記所定摩擦締結要素から排出された前記作動油を、前記オイルポンプの作動油吸い込み口へ案内する案内手段が設けられていることを特徴とする自動変速機。
  2. 前記作動油吸い込み口が、前記所定摩擦締結要素の直下からオフセットした位置に配置されている、
    請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記案内手段には、前記所定摩擦締結要素から排出された前記作動油を受ける作動油受け部が含まれている、
    請求項1又は2に記載の自動変速機。
  4. 前記変速機構の下方に複数の前記摩擦締結要素に対する前記作動油の供給を制御するコントロールバルブユニットが備えられていると共に、
    該コントロールバルブユニットの下方に前記作動油吸い込み口が配置されており且つ、
    前記案内手段は、前記コントロールバルブユニットとは別部材により構成されている、
    請求項1から3のいずれか1つに記載の自動変速機。
  5. 前記変速機構の下方に複数の前記摩擦締結要素に対する前記作動油の供給を制御するコントロールバルブユニットが備えられていると共に、
    該コントロールバルブユニットの下方に前記作動油吸い込み口が配置されており且つ、
    前記案内手段は、前記コントロールバルブユニットに形成されている、
    請求項1から3のいずれか1つに記載の自動変速機。
  6. 前記コントロールバルブユニットは複数の前記摩擦締結要素への前記作動油の供給を制御するソレノイドバルブを備え、
    該ソレノイドバルブは、前記コントロールバルブユニットに形成された前記案内手段に少なくとも一部が臨んでいる、
    請求項5に記載の自動変速機。
  7. 前記ソレノイドバルブは、発進時の減速比を実現する前記摩擦締結要素の少なくとも1つに前記作動油を供給するときに励磁されるものである、
    請求項6に記載の自動変速機。
  8. 前記コントロールバルブユニットには、前記作動油吸い込み口の直上位置に、前記コントロールバルブユニットを上下に貫通する貫通部が設けられており、
    前記案内手段の下流端が、前記貫通部に連通している、
    請求項5〜7のいずれか1つに記載の自動変速機。
  9. 前記作動油吸い込み口は、上方に向けて開口されている、
    請求項5〜8のいずれか1つに記載の自動変速機。
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