JP6268893B2 - レベル検出装置及びレベル監視システム - Google Patents

レベル検出装置及びレベル監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP6268893B2
JP6268893B2 JP2013211078A JP2013211078A JP6268893B2 JP 6268893 B2 JP6268893 B2 JP 6268893B2 JP 2013211078 A JP2013211078 A JP 2013211078A JP 2013211078 A JP2013211078 A JP 2013211078A JP 6268893 B2 JP6268893 B2 JP 6268893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric conversion
level
energy harvesting
river
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013211078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015075371A (ja
Inventor
悟覚 ▲高▼馬
悟覚 ▲高▼馬
千葉 洋
洋 千葉
田中 努
努 田中
栗原 和明
和明 栗原
壷井 修
修 壷井
吉政 青木
吉政 青木
隆三 福永
隆三 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013211078A priority Critical patent/JP6268893B2/ja
Publication of JP2015075371A publication Critical patent/JP2015075371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6268893B2 publication Critical patent/JP6268893B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

Description

本発明は、レベル検出装置及びレベル監視システムに関する。
近年、集中豪雨やゲリラ豪雨による浸水被害が多発しており、水害に対する対策が今まで以上に重要になってきた。
現在、水害に対する対策の一つとして、河川の水位や雨量などの情報を収集する観測局を河川に沿って10km〜15km程度の間隔で設置し、それらの観測局で収集した情報をセンタ局で処理して、必要に応じて警報を発生するシステムが開発されている。
この種のシステムでは、センタ局から観測局に一定の時間毎(例えば、1時間毎)にポーリング(問合せ)を行い、それに応じて観測局からセンタ局に情報が送信される。センタ局は、観測局から送られてきた情報に異常値がないかを調べ、異常値がある場合にはポーリングの間隔を短縮して、水位や雨量の変化を詳細に観測する。
特開2007−47878号公報 特開2010−170190号公報
外部電力の供給なしに、河川の水位等、検出対象の境界の位置を検出できるレベル検出装置及びレベル監視システムを提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、支持体と、前記支持体に配列し、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の熱電変換素子と、前記複数の熱電変換素子で発生した電力を蓄積する蓄電素子と、前記蓄電素子に蓄積された電力により駆動し、前記複数の熱電変換素子のそれぞれからの出力に基づいて検出対象の境界の位置を検出する電子回路部とを有するレベル検出装置が提供される。
開示の技術の他の一観点によれば、支持体と、前記支持体に配列して、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の熱電変換素子と、前記複数の熱電変換素子で発生した電力を蓄積する蓄電素子と、前記蓄電素子に蓄積された電力により駆動し、前記複数の熱電変換素子のそれぞれからの出力に基づいて前記検出対象の境界の位置を検出する電子回路部とを有するレベル監視システムが提供される。
前記一観点に係るレベル検出装置によれば、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の環境発電素子を用いて、外部電力の供給なしに、検出対象の境界の位置を検出することができる。また、前記一観点に係るレベル監視システムによれば、外部電力の供給なしに境界位置を検出できるレベル検出装置を用いるので、レベル検出に多くのセンサを使用でき、河川の水位等を詳細に検出できる。
図1は、第1の実施形態に係るレベル検出装置(水位測定装置)を示す模式図である。 図2は、第1の実施形態において環境発電素子として使用する熱電変換素子の一例を示す断面図である。 図3は、電子回路部の構成を示すブロック図である。 図4(a)は第1の実施形態に係る水位測定装置を河川に設置した例を示す模式図、図4(b)は各環境発電素子の出力状態を示す図(イメージ図)である。 図5は、水面を決定する際の処理フローの一例を示す図である。 図6(a)〜(c)は、環境発電素子の位置と起電力、起電力差又は起電力のばらつきとの関係を示す図である。 図7は、補助電源を用いる場合の電子回路部のブロック図である。 図8は、第2の実施形態に係るレベル検出装置を示す模式図である。 図9は、第3の実施形態に係る水位測定装置を示す模式図である。 図10は、第4の実施形態に係る水位測定装置の電子回路部の構成を示すブロック図である。 図11は、トリガセンサを示す図である。 図12は、第4の実施形態に係る水位測定装置の動作を説明するフローチャートである。 図13は、第5の実施形態に係るレベル監視システムを示す模式図である。 図14は、水門開閉装置を含んだレベル監視システムを示す模式図である。 図15は、補正用水位計を含んだレベル監視システムを示す模式図である。 図16は、第6の実施形態に係るレベル検出装置(粉体レベル検出装置)を示す模式図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
前述した従来のシステムでは、観測局の設置間隔が10km以上とまばらであるため、水位や雨量の情報を十分に取得できているとはいえない。観測局の設置間隔を短くすることも考えられるが、そのためには多大な費用が必要となる。
また、ポーリングの間隔が1時間程度と長いため、集中豪雨などによる河川の急激な増水に迅速に対応することが困難であり、観測局から送られてきた情報から異常値を検出したときには、既に水害が発生していたということもある。
このような問題に対応すべく、自立型水位測定装置の開発が進んでいる。自立型水位測定装置は、水位センサと、太陽電池と、通信装置と、それらを取り付ける支柱とを有し、水位測定のみに機能を特化することで構成を簡略化し、低コスト化を実現している。また、電源として太陽電池が使用される。このため、自立型水位測定装置は、河川に沿って比較的短い間隔で柔軟に設置することができる。
ところで、自立型水位測定装置では、水位センサとして、フロート式水位計、水圧式水位計、超音波式水位計、又は水晶式水位計などが用いられている。センサの数を増やせば詳細な水位の変化の測定が可能となり、信頼性も向上する反面、電力消費も大きくなる。
上記水位センサに対して電力を供給する電源は、長期にわたり使用するため、汚れや遮蔽物の除去などのメンテナンスが行われる。また、自立型水位測定装置の設置後に周囲に高層建築物が建築され、太陽電池パネルへ照射される光が遮蔽されて、発電できなくなるおそれがある。
電源として太陽電池の代わりにバッテリーを用いる場合は、所定期間毎にバッテリーの交換を必要とする。
以下の実施形態では、外部電力の供給なしに、河川の水位等を詳細に検出できるレベル検出装置及びレベル監視システムについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るレベル検出装置を示す模式図である。本実施形態は、河川の水位を検出する自立型水位測定装置に適用した例について説明している。
図1に示すように、本実施形態に係る自立型水位測定装置10は柱状の形状を有し、その長手方向の一部が河川52に浸かるように設置される。また、水位測定装置10は、基準温度設定部12と、複数の環境発電素子11と、電子回路部14と、断熱部材13とを有する。水位測定装置10の外周は断熱部材13で覆われており、環境発電素子11の一方の面のみが断熱部材13から露出している。
基準温度設定部12は、細長い板状又は柱状の部材である。この基準温度設定部12は銅等の熱伝導率が高い材料により形成されており、そのため長手方向の温度差が小さく、全体がほぼ同一の温度とみなすことができる。第1の実施形態において、基準温度設定部12は複数の環境発電素子11と、電子回路部14と、断熱部材13を支持している。
基準温度設定部12の断熱部材13に被覆されない部分は、年間を通じて温度変化の少ない川底51に接触又は埋設されている。
なお、第1の実施形態の基準温度設定部12が備える複数の環境発電素子11等の支持機能については、基準温度設定部12とは別の支持体が担ってもよい。
環境発電素子11は、基準温度設定部12の一方の面に、基準温度設定部12の長手方向に沿って一定の間隔(例えば5cm〜10cm間隔)で配置されている。環境発電素子11は、環境中に潜在する光、振動、熱又は電磁波などの非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する素子である。
環境発電素子11として、熱電変換素子、圧電素子、太陽電池及び振動発電素子などを使用することができる。本実施形態では、環境発電素子11として、熱電変換素子を使用している。熱電変換素子の詳細は、後述する。
電子回路部14は水位測定装置10の上部に配置されており、環境発電素子11に電気的に接続されている。また、電子回路部14は無線又は有線によりセンタ局と接続し、環境発電素子11により検出した水位の情報をセンタ局に送信する。電子回路部14の詳細も、後述する。なお、センタ局は、外部の設備の一例である。
断熱部材13は、環境発電素子11、基準温度設定部12及び電子回路部14を水や腐食性ガス等から保護するとともに、基準温度設定部12の急激な温度変化を防止し、基準温度設定部12の長手方向の温度差を小さくするという役目がある。このため、断熱部材13は、耐水性が良好であるとともに、熱伝導率及び電気伝導率が低く、物理的及び化学的安定性が高いことが重要である。例えば断熱部材13の材料として、アクリルや塩化ビニル、発泡スチロール等を用いることができる。
図2は、本実施形態において環境発電素子11として使用する熱電変換素子の一例を示す断面図である。
本実施形態で使用する熱電変換素子20は、図2に示すように、一対の伝熱板24a,24b間にp型熱電構造体21aとn型熱電構造体21bとを交互に配置した構造を有する。それらのp型熱電構造体21a及びn型熱電構造体21bは、伝熱板24a,24b側にそれぞれ配置された電極22により、電気的に直列接続されている。p型熱電構造体21aとn型熱電構造体21bとの間の隙間には、水や腐食ガスなどから熱電構造体21a,21bを保護するために、保護部材23を充填してもよい。
このような構造の熱電変換素子20では、伝熱板24a,24b間の温度差に応じた電力を発生する。本実施形態では、伝熱板24a,24bのうちの一方が基準温度設定部12と熱的に接続され、他方が水位測定装置10の側面に露出して水又は大気と接触する。
熱電変換素子20として市販品(例えば、KELK社製、又はMicropelt社製)を用いることができるが、新たに作製してもよい。
新たに作製する場合、p型熱電構造体21a及びn型熱電構造体21bの直径は例えば5μm〜100μmとすればよく、高さは例えば50μm〜500μmとすればよい。また、p型熱電構造体21a及びn型熱電構造体21bのアスペクト比(直径と高さとの比)は、例えば2〜40とすればよい。更に、隣り合うp型熱電構造体21aとn型熱電構造体21bとの間隔は、例えば5μm〜100μmとすればよい。一つの熱電変換素子20は、例えば100対〜1000対のp型熱電構造体21a及びn型熱電構造体21bを備える。
熱電構造体21a,21bの材料として、テルライド、酸化物材料、シリサイド、スクッテルダイト等を用いることができる。例えばp型熱電構造体21aの材料としてBi0.3Sb1.7Te3等を用いることができ、n型熱電構造体21bの材料としてBi2Te3等を用いることができる。
保護部材23には、絶縁性が高く、熱伝導率が低く、機械的強度及び化学的安定性が高いものを使用することが好ましい。保護部材23として、例えばガラス又は樹脂等を使用することができる。
電極22として、例えばスパッタリング法や蒸着法により形成した積層膜(Ti又はCr等の下地膜と、Pt等の拡散防止層及びAu又はCu等の配線層)や、インクジェット法又はその他の印刷法により形成したAu又はAgの膜を使用できる。伝熱板24a,24bは少なくとも表面が絶縁性であり、例えばアルミナや窒化アルミニウム等のように熱伝導率が高い材料により形成される。
図3は、電子回路部14の構成を示すブロック図である。
この図3に示すように、電子回路部14は、主制御部25と、通信部26と、電源制御部27と、蓄電素子28とを有する。
前述したように、本実施形態では環境発電素子11として熱電変換素子を使用している。そして、熱電変換素子の一対の伝熱板のうちの一方は基準温度設定部12に接触し、他方は河川52を流れる水又は大気に接触している。従って、水と接触している環境発電素子11は水と基準温度設定部12との温度差に応じた電力を発生し、大気と接触している環境発電素子11は大気と基準温度設定部12との温度差に応じた電力を発生する。
電源制御部27はDC(直流)−DC(直流)変換器を備え、環境発電素子11で発生した電力を所定の電圧に変換して、蓄電素子28に蓄積する。蓄積素子28として、例えばリチウムイオン電池等の二次電池を使用することができる。
また、電源制御部27は、主制御部25及び通信部26が駆動する際に、蓄電素子28に蓄積されている電力を駆動電力として供給する。
ところで、大気の温度と河川52に流れる水の温度とは異なる場合が多い。例えば大気の温度は夏季には水温よりも高く、逆に冬季では水温よりも低い。すなわち、基準温度設定部12を一定温度とすれば、水に接触している環境発電素子11と大気に接触している環境発電素子11とでは起電力が異なる。このため、主制御部25は、各環境発電素子11から出力される電力から、水に接触している環境発電素子11と、大気に接触している環境発電素子11とを判別することができる。そして、主制御部25は、その判別結果から河川52の水位(水面の位置)を判定する。
主制御部25は、通信部26を介してセンタ局30と通信接続し、環境発電素子11により検出した水位の情報をセンタ局30に送信する。
図4(a)は本実施形態に係る水位測定装置10を河川52に設置した例を示す模式図である。また、図4(b)は、横軸に時間をとり、縦軸に起電力(V)をとって、各環境発電素子の出力状態を示す図(イメージ図)である。また、ここでは気温が水温よりも高い夏季での使用を想定している。
ここでは、説明を簡単にするために、図4(a)のように水位測定装置10には、8個の環境発電素子11a〜11hが、垂直方向に一定の間隔で配置されているものとする。そして、環境発電素子11a〜11dは河川52の中(水中)に位置し、環境発電素子11f〜11hは大気中に位置し、環境発電素子11eは水面近傍に位置しているものとする。
基準温度設定部12には、環境発電素子11a〜11hを介して河川52を流れる水や大気から熱が伝達される。そのため、基準温度設定部12の温度は、河川を流れる水の温度と大気の温度との間の温度となる。直射日光などの影響を極力受けないよう、基準温度設定部12は断熱部材13で覆われている。
例えば図4(b)に示すように、大気中に位置する環境発電素子11f〜11hの起電力と、水中に位置する環境発電素子11a〜11dの起電力とは大きく異なる。
また、水面近傍に位置する環境発電素子11eは、水面のうねりによって水に晒されたり大気に晒されたりするので、環境発電素子11eの起電力は大きく変動する。
このように、水中に位置する環境発電素子11a〜11d、水面近傍に位置する環境発電素子11e、及び大気中に位置する環境発電素子11f〜11gでは起電力及びその経時的変化が大きく異なる。そのため、主制御部25は、各環境発電素子11a〜11hの起電力から、水面の位置(水位)を判定することができる。
例えば図4(b)に示す例では、環境発電素子11f〜11gの起電力は、環境発電素子11a〜11eの起電力よりも大きい。また、環境発電素子11eの起電力は、他の環境発電素子11a〜11d,11g〜11bよりも経時変化が大きい。そのため、主制御部25は、各環境発電素子11a〜11fの起電力から、水面の位置(水位)を判定することができる。
水面を決定するフローチャートを図5に示し、出力値と水面の関係を図6に示す。ここでは、隣接する各環境発電素子の起電力差ΔVから水面を検出する方法と、各環境発電素子の起電力の時間変化(dV/dt)から水面を検出する方法の2種類を述べる。
図5は、ある配列(a[m])から最大値を検出する方法と同様である。すなわち、隣接する環境発電素子の起電力差ΔVもしくは起電力の時間変化dV/dtの最大値を示す環境発電素子を検出し、その環境発電素子の位置がほぼ水面の位置と判定する。
図6は横軸に環境発電素子11a〜11hの位置をとり、縦軸に起電力(図6(a))、起電力差(図6(b))、又は起電力のばらつき(図6(c))をとって、それらの関係を示す図である。
まず、図6(b)によると、環境発電素子11fの起電力差が最大であることがわかる。これにより、水面は環境発電素子11f付近と判断する。但し、先頭の環境発電素子11aは比較対象がないため、値をゼロとしている。また、図6(c)の環境発電素子の起電力の時間変化(起電力のばらつきdV/dt)をみると、環境発電素子11eの値が最大値である。従って、水面は環境発電素子11e付近と判断する。
2種類の方法による水面検出はセンサ1〜2個分の誤差がある可能性があるが、河川の氾濫に備えるには十分な精度である。
より具体的な例として、気温が30℃、水温が25℃、基準温度設定部の温度が28℃とし、起電力が0.14V/Kの熱電変換素子を使用した場合について考える。
このとき、環境発電素子11a〜11dの起電力はマイナス0.4V程度となり、環境発電素子11f〜11gの起電力はプラス0.3V程度となる。
環境発電素子11eの起電力は0V付近でばらついでいる。従って、水面は起電力の差が大きい環境発電素子11dと環境発電素子11fとの間にあり、起電力の経時変化(dV/dt)が大きい環境発電素子11eの近傍と判定できる。
以上説明したように本実施形態では、センサとして温度差により電力を発生する環境発電素子11(熱電変換素子20)を使用しているので、センサによる電力消費量は0であり、水位測定装置10に多くのセンサを搭載することができる。これにより、河川52の水位を詳細に検出することができる。一方、気温が水温よりも低い冬季でも、起電力の符号が逆になるものの、同様の方法で水位を検出することが可能である。
また、本実施形態では、センサとして使用する環境発電素子11で発生した電力を蓄電素子28に蓄積し、主制御部25及び通信部26の駆動電力として使用するので、ランニングコスト及びメンテナンスコストが削減される。
なお、環境発電素子11に加え、補助電源として、図7に示すように太陽電池29又はその他の電源を併用してもよい。図7に示す例では、太陽電池29で発生した電力を電源制御部27で所定の電圧に昇圧し、蓄電素子28に蓄積することができる。例えば、環境発電素子11の発電量が少なくなったとき、主制御部25及び通信部26の駆動電力を賄ってもよい。
以下、環境発電素子の発電量を試算した結果について説明する。
環境発電素子11として、KELK社製の熱電変換素子(KTGS066A00)を4個用いるものとし、通信部26としてTOCOS社製の無線通信モジュール(TEW−001)を用いるものとする。また、電源制御部27には、変換効率が30%のDC−DCコンバータを用いるものとする。
この場合、4個の熱電変換素子11を直列に接続し、DC−DCコンバータで昇圧した後の電力は、約30μW/(K2)となる。一方、通信部26の1回の情報送信に必要な電力は、約200μWsとなる。
従って、熱電変換素子の一方の面と他方の面との温度差が1℃の場合、無線通信モジュールは、7秒間に1回の割合で情報送信が可能である。すなわち、少なくとも4個の熱電変換素子の一方の面と他方の面との温度差が1℃以上であれば、無線通信モジュールで消費する電力を賄うことができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係るレベル検出装置(水位測定装置)を示す模式図である。図8において、図1と同一物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る水位測定装置10aは、基準温度設定部12の裏面(環境発電素子11が配置された面と反対側の面)側を川岸(土)53に直接接触させて設置する。川岸53の土の部分は地中深くでは年間を通して温度の変化が小さく、河川52を流れる水の温度又は大気の温度との温度差を比較的大きく保つことができる。
基準温度設定部12は、地中深くに接する部分のみ、杭のような構造体を備える。上述のように地中深くでは年間を通して温度が均一なため、本構造は基準温度設定部12を定温に維持することに寄与する。また、基準温度設定部12の他の部分は断熱部材13に覆われており、大気や水との熱エネルギーの交換をできる限り小さくする。このため、本実施形態に係る水位測定装置10aのほうが、図1に示すように河川52の中央に設置した水位測定装置10よりも、水位の検出が容易になると考えられる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では環境発電素子11として熱電変換素子を使用した場合について説明したが、環境発電素子11として他の発電素子を使用することもできる。
図9は、第3の実施形態に係る水位測定装置を示す模式図である。
本実施形態に係る水位測定装置10bは、水車と、水車の動力により発電する発電機(図示せず)とを有する発電素子(環境発電素子)16を、支柱15の長手方向に沿って一定の間隔で取り付けた構造を有する。発電素子16は、水流による発電機に連結した水車が回転して電力を発生する。
この水位測定装置10bでは、最も大きな電力差を発生している2つの発電素子16間を水面の位置と判定することができる。また、この水位測定装置10bは第1の実施形態と同様の電子回路部(図3参照)を備え、発電素子16により発生した電力を蓄電素子に蓄積し、主制御部及び通信部に駆動電力を供給する。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、主制御部25において各環境発電素子11の発電量を常時監視している。そのため、各環境発電素子11で発生した電力の一部は常時主制御部25に直接流れ、蓄電素子28に蓄積される電力が少なくなることが考えられる。
本実施形態では、水害のおそれがないときには特定の環境発電素子の発電量のみを監視し、他の環境発電素子で発生した電力を蓄電素子に蓄積することで、蓄電素子により多くの電力を蓄積する。
図10は、第4の実施形態に係る水位測定装置の電子回路部の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態が第1の実施形態と異なる点は電子回路部の構成が異なることにあり、その他の構成は基本的に第1の実施形態と同様である。そのため、第1の実施形態と重複する部分の説明は省略する。
本実施形態に係る水位測定装置の電子回路部14aは、主制御部25と、通信部26と、電源制御部27と、蓄電素子28と、切替回路部32とを有する。
主制御部25は、環境発電素子11のうちの一つをトリガセンサとし、水面の位置がトリガセンサよりも下か否かを判定する。そして、主制御部25は、その判定結果に基づいて切替回路部32を制御する。
トリガセンサとして、平常時の河川52の水位よりもある程度上方の位置に配置された環境発電素子を使用する。ここでは、図11に示す環境発電素子11eをトリガセンサとする。
図12は、本実施形態に係る水位測定装置の動作を説明するフローチャートである。
まず、ステップS11において、主制御部25は、切替回路部32を平常時モードとする。すなわち、主制御部25は、切替回路部32を制御して、トリガセンサ(環境発電素子11e)を含む一部の環境発電素子のみを主制御部25と接続し、他の環境発電素子で発生した電力は全て電源制御部27を介して蓄電素子28に蓄積する。また、主制御部25は、通信部26への電力供給を停止する。
本実施形態では、平常時モードのときは、環境発電素子のうち、トリガセンサである環境発電素子11eと水中に配置される環境発電素子11bと大気中に配置される環境発電素子11hとの3つのみが切替回路部32を介して主制御部25に接続される。そして、他の環境発電素子は電源制御部27を介して蓄電素子28に接続され、他の環境発電素子で発生した電力は蓄電素子28に蓄積される。このため、平常時モードのときは、蓄電素子28に多くの電力が蓄積される。
次に、ステップS12に移行し、主制御部25は、環境発電素子11b,11e,11hの発電量から、水面がトリガセンサよりも下か否かを判定する。
例えば環境発電素子11e(トリガセンサ)の発電量が、水中に配置された環境発電素子11bの発電量よりも大気中に配置された環境発電素子11fの発電量に近い場合、主制御部25は水面が環境発電素子11eの位置よりも下であると判定する。
一方、環境発電素子11e(トリガセンサ)の発電量が、大気中に配置された環境発電素子11hの発電量よりも水中に配置された環境発電素子11bの発電量に近い場合、主制御部25は水面が環境発電素子11eの位置に到達したと判定する。
ステップS12において水面がトリガセンサの位置よりも下であると判定した場合(YESの場合)は、ステップS12からステップS11に戻り、平常時モードを継続する。
ステップS12において水位がトリガセンサの位置に到達したと判定した場合(NOの場合)は、ステップS13に移行する。
ステップS13において、主制御部25は切替回路部32を制御して、非常時モードに移行する。非常時モードでは全ての環境発電素子11a〜11hが主制御部25に接続されるとともに、通信部26にも電力が供給される。
そして、主制御部25は、環境発電素子11a〜11hの出力に基づき水面の位置を詳細に検出するとともに、通信部26を介してセンタ局30に非常事態の発生を通知する。その後、主制御部25は、センタ局30からのポーリングに応じて水位の情報をセンタ局30に送信する。
非常時モードになると、ステップS12で水面の位置がトリガセンサの位置よりも下と判定されるまで、非常時モードは継続される。
上述したように、本実施形態では、水面の位置がトリガセンサの位置よりも低く、水害のおそれがないときには、通信部26を休止状態とし、平常時モードで動作する。そして、平常時モードでは、主制御部25は特定の環境発電素子(本実施形態では環境発電素子11b,11e,11h)の出力のみを監視し、他の環境発電素子で発生した電力は蓄電素子28に蓄積される。これにより、蓄電素子28に、多くの電力が蓄積される。
一方、水面の位置がトリガセンサの位置に到達し、水害のおそれがあるときは、全ての環境発電素子が切替回路部32を介して主制御部25に接続され、水面の位置が詳細に検出される。また、通信部26にも駆動電力が供給され、主制御部25は通信部26を介してセンタ局30と通信を行う。これにより、センタ局30では、河川の水位の変化を詳細に知ることができる。
なお、本実施形態ではトリガセンサの位置よりも水面の位置が下の場合は平常時モードとなり、通信部26を休止状態としている。しかし、平常時モードのときに一定の時間毎に通信部26を駆動し、水位測定装置10が正常に稼働中であることをセンタ局30に通知するようにしてもよい。
(第5の実施形態)
図13は、第5の実施形態に係るレベル監視システムを示す模式図である。
図13に示すように、本実施形態に係るレベル監視システムは、河川に沿って配置された複数の水位測定装置10と、それらの水位測定装置10との間で通信を行うセンタ局30とを有する。本実施形態では、水位測定装置10として第1の実施形態の装置(図1参照)を使用する。
センタ局30は、例えば一定の時間毎にポーリングを行い、各水位測定装置10から河川の水位の情報を収集する。また、センタ局30は、それらの水位測定装置10から送られてくる情報に異常値がある場合、ポーリング間隔を短縮して各水位測定装置10からより詳細な水位の情報を収集する。
そして、センタ局30は、それらの情報から河川の各位置の水位がわかるように画像化したデータを作成し、通信網38を介してクライアント36に提供する。また、河川の水位が異常に上昇して水害が発生するおそれがある場合、センタ局30はクライアント36に警報を発生する。
このように、本実施形態に係るレベル監視システムでは、多数の水位測定装置10により収集した河川の各位置の水位の情報がセンタ局30に集約される。そして、センタ局30では、それらの情報を一括管理し、水害が発生するおそれがあるときにはクライアント36に警報を発生する。これにより、水害による被害を最小に抑えることが可能になる。
なお、図14に示すように、センタ局30と水門開閉装置39とを通信接続し、水位測定装置10で測定した河川の水位の情報に基づいて水門を自動的に開閉するようにしてもよい。
また、図15に示すように、特定の水位測定装置10と同じ場所に補正用水位計40を設置し、水位測定装置10により測定した水位と補正用水位計40で測定した水位とをセンタ局30で比較するようにしてもよい。補正用水位計40として、例えば比較的高精度で水位を測定できる超音波式水位計等を用いることができる。
これにより、水位測定装置10により測定した水位を補正して測定精度を向上させることができ、測定の信頼性が向上する。また、水位測定装置10により測定した水位と補正用水位計で測定した水位とが大きく異なる場合は、水位測定装置10の故障と判定することもできる。
(第6の実施形態)
図16は、第6の実施形態に係るレベル検出装置を示す模式図である。本実施形態は、容器内に収納された粉体のレベルを検出する粉体レベル検出装置に適用した例について説明している。
図16に示すように、粉体レベル検出装置70は、支柱71と、支柱71の長手方向に沿って一定の間隔で配置された複数の太陽電池(環境発電素子)72と、外部の装置(外部の設備)との間で通信を行う電子回路部73を有する。この粉体レベル検出装置70は、粉体76が装入された容器75内に、長手方向を垂直にして配置される。
各太陽電池72は、光源77から放射される光の受光量に応じた電力を発生する。従って、粉体76のレベルよりも上に配置された太陽電池72では、光源77から放出される光を遮るものがないので、発電量は多い。しかし、粉体76のレベルよりも下に配置された太陽電池72では、粉体76により光が遮られるので、発電量は少ない。電子回路部73は、各太陽電池72の発電量により、粉体76のレベルを検出する。
電子回路部73は、第1の実施形態と同様に、主制御部、通信部、電源制御部及び蓄電素子を備え、通信部を介して粉体76のレベルの情報を外部の装置に送信する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、センサによる電力消費量は0であり、多数のセンサを使用して粉体のレベルを詳細に検出することができる。また、センサ(太陽電池)で発生した電力を用いて電子回路を駆動するので、ランニングコスト及びメンテナンスコストが低いという利点がある。
なお、開示した技術は、河川の水位や粉体のレベルの検出以外の用途として、積雪量の検出や土砂崩れの検出などにも適用ができる。
以上の諸実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)支持体と、
前記支持体に配列し、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の環境発電素子と、
前記複数の環境発電素子のそれぞれからの出力に基づいて検出対象の境界の位置を検出する電子回路部と
を有することを特徴とするレベル検出装置。
(付記2)前記複数の環境発電素子は複数の熱電変換素子であり、
更に、前記支持体を被覆し、前記支持体よりも低い熱伝導率を有する断熱部材を有することを特徴とする付記1に記載のレベル検出装置。
(付記3)前記電子回路部は、外部の設備に通信接続する通信部を備えることを特徴とする付記1又は2に記載のレベル検出装置。
(付記4)前記電子回路部は、前記環境発電素子からの出力に基づき、前記検出対象の境界を判定する主制御部と、前記環境発電素子から出力される電力を蓄積する蓄電素子と、前記複数の環境発電素子で発生した電極を前記蓄積素子に蓄積する電源制御部とを備えることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のレベル検出装置。
(付記5)更に、前記蓄電素子に電気エネルギーを供給する補助電源を有することを特徴とする付記4に記載のレベル検出装置。
(付記6)前記検出対象が液体であり、前記複数の環境発電素子の一部が前記液体に接触することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載のレベル検出装置。
(付記7)前記検出対象が粉体であり、前記複数の環境発電素子の一部が前記粉体に接触することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載のレベル検出装置。
(付記8)前記検出対象が河川を流れる水であり、前記複数の環境発電素子のうちの一部が前記河川を流れる水に接触し、前記電子回路部は前記複数の環境発電素子のそれぞれから出力される電力に基づいて前記河川の水位を検出することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載のレベル検出装置。
(付記9)前記支持体は、前記河川の川岸に接して配置されることを特徴とする付記8に記載のレベル検出装置。
(付記10)前記電子回路部は、前記複数の環境発電素子のうちの特定の環境発電素子をトリガセンサとし、前記河川の水位が前記トリガセンサよりも下か否かにより動作モードを切り替えることを特徴とする付記8又は9に記載のレベル検出装置。
(付記11)前記環境発電素子は、圧電素子、太陽電池及び振動発電素子のいずれかであることを特徴とする付記1に記載のレベル検出装置。
(付記12)
検出対象の境界の位置を検出する複数のレベル検出装置と、
前記複数のレベル検出装置から前記検出対象の境界の位置の情報を収集するセンタ局とを有し、
前記レベル検出装置は、
支持体と、
前記支持体に配列して、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の環境発電素子と、
前記複数の環境発電素子のそれぞれからの出力に基づいて前記検出対象の境界の位置を検出する電子回路部と
を有することを特徴とするレベル監視システム。
(付記13)前記物質が河川を流れる水であり、前記レベル検出装置の前記複数の環境発電素子のうちの一部が前記河川を流れる水に接触し、
前記センタ局は前記複数のレベル検出装置から取得した水位の情報から水害のおそれの有無を判定し、水害のおそれがあると判定したときには警報を発生することを特徴とする付記12に記載のレベル監視システム。
(付記14)更に、補正用水位計を有し、前記レベル検出装置で検出した水位を前記補正用水位計で検出した水位を用いて補正することを特徴とする付記13に記載のレベル監視システム。
10,10a,10b…水位測定装置(レベル検出装置)、11…環境発電素子、12…基準温度設定部、13…断熱部材、14…電子回路部、15…支柱、16…発電素子、20…熱電変換素子、21a…n型熱電構造体、21b…p型熱電構造体、22…電極、23…保護部材、24a,24b…伝熱板、25…主制御部、26…通信部、27…電源制御部、28…蓄電素子、29…太陽電池、30…センタ局、32…切替回路部、36…クライアント、38…通信網、39…水門開閉装置、40…補正用水位計、52…河川、53…川岸、70…粉体レベル検出装置、71…支柱、72…太陽電池、73…電子回路部、75…容器、76…粉体、77…光源。

Claims (10)

  1. 支持体と、
    前記支持体に配列し、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の熱電変換素子と、
    前記複数の熱電変換素子で発生した電力を蓄積する蓄電素子と、
    前記蓄電素子に蓄積された電力により駆動し、前記複数の熱電変換素子のそれぞれからの出力に基づいて検出対象の境界の位置を検出する電子回路部と
    を有することを特徴とするレベル検出装置。
  2. 更に、前記支持体を被覆し、前記支持体よりも低い熱伝導率を有する断熱部材を有することを特徴とする請求項1に記載のレベル検出装置。
  3. 前記電子回路部は、外部の設備に通信接続する通信部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のレベル検出装置。
  4. 前記電子回路部は、前記熱電変換素子からの出力に基づき、前記検出対象の境界を判定する主制御部と、前記複数の熱電変換素子で発生した電力を前記蓄電素子に蓄積する電源制御部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレベル検出装置。
  5. 更に、前記蓄電素子に電気エネルギーを供給する補助電源を有することを特徴とする請求項4に記載のレベル検出装置。
  6. 前記検出対象が河川を流れる水であり、前記複数の熱電変換素子のうちの一部が前記河川を流れる水に接触し、前記電子回路部は前記複数の熱電変換素子のそれぞれから出力される電力に基づいて前記河川の水位を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレベル検出装置。
  7. 前記支持体は、前記河川の川岸に接して配置されることを特徴とする請求項6に記載のレベル検出装置。
  8. 前記電子回路部は、前記複数の熱電変換素子のうちの特定の熱電変換素子をトリガセンサとし、前記河川の水位が前記トリガセンサよりも下か否かにより動作モードを切り替えることを特徴とする請求項6又は7に記載のレベル検出装置。
  9. 検出対象の境界の位置を検出する複数のレベル検出装置と、
    前記複数のレベル検出装置から前記検出対象の境界の位置の情報を収集するセンタ局とを有し、
    前記レベル検出装置は、
    支持体と、
    前記支持体に配列して、非電気エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の熱電変換素子と、
    前記複数の熱電変換素子で発生した電力を蓄積する蓄電素子と、
    前記蓄電素子に蓄積された電力により駆動し、前記複数の熱電変換素子のそれぞれからの出力に基づいて前記検出対象の境界の位置を検出する電子回路部と
    を有することを特徴とするレベル監視システム。
  10. 前記検出対象が河川を流れる水であり、前記レベル検出装置の前記複数の熱電変換素子のうちの一部が前記河川を流れる水に接触し、
    前記センタ局は前記複数のレベル検出装置から取得した水位の情報から水害のおそれの有無を判定し、水害のおそれがあると判定したときには警報を発生することを特徴とする請求項に記載のレベル監視システム。
JP2013211078A 2013-10-08 2013-10-08 レベル検出装置及びレベル監視システム Active JP6268893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013211078A JP6268893B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 レベル検出装置及びレベル監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013211078A JP6268893B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 レベル検出装置及びレベル監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015075371A JP2015075371A (ja) 2015-04-20
JP6268893B2 true JP6268893B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=53000338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013211078A Active JP6268893B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 レベル検出装置及びレベル監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6268893B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6923032B2 (ja) * 2017-01-06 2021-08-18 株式会社明電舎 浸水監視システム
JP6822150B2 (ja) * 2017-01-06 2021-01-27 株式会社明電舎 浸水監視標尺
CN112863129B (zh) * 2020-12-31 2023-06-27 湖北省水利水电规划勘测设计院 一种基于嵌入式的智能防洪预警系统
CN113738560B (zh) * 2021-08-24 2022-11-08 浙江大学 一种排水管道自发电流量液位检测一体化无线装置及方法
JP7083202B1 (ja) * 2021-09-16 2022-06-10 株式会社Gceインスティチュート 環境発電装置、及び環境発電システム
WO2023038101A1 (ja) * 2021-09-10 2023-03-16 株式会社Gceインスティチュート 環境発電装置、及び環境発電システム
CN114241734B (zh) * 2021-12-21 2023-09-22 广东电网有限责任公司 一种浸水预警方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01270618A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Masanaga Namekawa 堆積物の深度検知方法及び深度検知センサ
JPH05141217A (ja) * 1991-11-14 1993-06-08 Toyota Motor Corp オイルレベルセンサ
JP4801949B2 (ja) * 2005-08-05 2011-10-26 株式会社東芝 情報収集システム
JP2013156194A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toshiba Corp 液面レベル計測装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015075371A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6268893B2 (ja) レベル検出装置及びレベル監視システム
KR102065351B1 (ko) 태양광 발전 관리 시스템
KR101485051B1 (ko) 태양광 발전 시스템의 발전진단 장치
KR101295529B1 (ko) 태양전지판의 고장진단 원격감시 시스템
JP6350665B2 (ja) センサモジュールおよびマンホール情報収集処理システム
US20110088744A1 (en) Photovoltaic Module Failure Detection Devices and Methods
US20110248846A1 (en) Wireless Sensing Module and Method of Operation
CN104170247A (zh) 太阳能电池模块的效能监视系统及其监视方法
KR101266346B1 (ko) 개별 태양전지모듈의 발전 상태를 모니터링하고 고장 상태를 판단하는 방법.
KR20200059704A (ko) 고장 예측 알고리즘을 이용한 태양광 발전 관리 시스템
EP2863470B1 (en) Battery failure detection system and method
JP6776580B2 (ja) 観測システム及び観測システムの制御方法
CN106375443B (zh) 工程状态监测系统
US20190148616A1 (en) Thermoelectric conversion module, sensor module, and information processing system
KR20200059706A (ko) 기상정보를 이용한 태양광 발전 관리 시스템
US20200304058A1 (en) Smart shingles
US9157765B2 (en) Self-powered power consumption detecting device and power consumption detecting method thereof
KR101026123B1 (ko) 전기비저항형 실시간 자동 모니터링시스템
JP2008140178A (ja) 構造物の監視システムおよび構造物の監視方法
TWI664601B (zh) 參考日照量的太陽能發電預測系統
CN113362569B (zh) 一种土木工程用护坡滑坡监测方法及检测系统及方法
KR20090050170A (ko) 애자결함 판별 시스템
CN205398741U (zh) 一种电解铝无源在线监测系统
WO2014119822A1 (ko) 태양광 발전 모니터링 시스템의 발전진단 장치 및 방법
KR101962329B1 (ko) 태양광발전 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6268893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150