JP6267487B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6267487B2
JP6267487B2 JP2013226865A JP2013226865A JP6267487B2 JP 6267487 B2 JP6267487 B2 JP 6267487B2 JP 2013226865 A JP2013226865 A JP 2013226865A JP 2013226865 A JP2013226865 A JP 2013226865A JP 6267487 B2 JP6267487 B2 JP 6267487B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image display
automobile
display device
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013226865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015085836A (ja
Inventor
健純 近藤
健純 近藤
勉 足立
勉 足立
丈誠 横井
丈誠 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADC Technology Inc
Original Assignee
ADC Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADC Technology Inc filed Critical ADC Technology Inc
Priority to JP2013226865A priority Critical patent/JP6267487B2/ja
Publication of JP2015085836A publication Critical patent/JP2015085836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6267487B2 publication Critical patent/JP6267487B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、移動体の外周面の少なくとも一部に画像を表示する画像表示装置に関する。
従来、自動車,飛行機,電車等の移動体では、所有者の好みに対応することを目的として、又は宣伝効果を目的として、ボディ等の外周面に種々の画像を表示することがある。その場合、前記外周面にステッカ等を貼着したり、前記外周面に塗料で画像を描いたりすることがなされる。しかしながら、そのような手法で画像を表示する場合、画像の変更(表示される画像を他の画像に差し替える場合に限らず、画像を消去又は新たに表示する場合も含む:以下同様)のためには、大がかりな作業が必要となる。そこで、自動車のボディ等にエレクトロルミネセンス素子やカラー液晶を貼着して、ボディ等に画像を表示することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
国際公開 WO/2012/039468号
エレクトロルミネセンス素子やカラー液晶をボディの広い範囲に貼着する場合、良好な画像が表示でき、任意に画像を変更することができる。しかしながら、ボディが複雑な曲面から構成される場合は小型の素子を多数貼着する必要が生じるなど、装置構成が複雑化することがある。そこで、本発明は、移動体の外周面の少なくとも一部に画像を表示する画像表示装置であって、装置構成が簡略化でき、画像の変更も容易な画像表示装置の提供を目的としてなされた。
前記目的を達するためになされた本発明の第1局面に係る画像表示装置は、移動体の外周面の一部に設定された投影面に対して突出した位置に設けられて前記移動体と一体に移動し、前記移動体の外側から目視可能な画像を前記投影面に投影する投影部を、備えたことを特徴としている。
このように構成された画像表示装置では、投影部は、移動体の外周面の一部に設定された投影面に対して突出した位置に設けられ、前記投影面に、移動体の外側から目視可能な画像を投影する。このように、第1局面の画像表示装置は、投影によって画像を表示している。このため、エレクトロルミネセンス素子等を貼着する場合と異なり、投影面が複雑な曲面であってもその投影面に容易に画像を表示することができる。
また、投影部を制御することにより、画像の変更も容易に行える。例えば、ステッカを貼着したり画像を描いたりした場合とは異なり、投影部の電源のオン/オフを切り換えれば、画像の表示/消去を任意に切り換えることができる。また、この投影部は、前記移動体と一体に移動する。このため、移動体が移動しても、前記投影面に画像を表示し続けることができる。
このように、本発明の第1局面では、前述のような投影部を備えただけの簡単な構成によって、前記投影面が移動体の外周面の比較的複雑な曲面である場合にも、当該投影面に良好に画像を表示することができる。しかも、その画像の変更も容易である。
本発明の第2局面に係る画像表示装置は、前記第1局面において、前記移動体は自動車であり、前記投影面はボディの一部又は全部に設定され、前記位置は、ドアミラー,フェンダーミラー,窓枠,又はホイールハウスであることを特徴としている。各種移動体の中でも、自動車のボディは、所有者の好みに対応することを目的として、又は宣伝効果を目的として、画像表示を要望される場合が特に多い。第2局面ではそのような要望に良好に応えることができ、発明の効果が一層顕著に表れる。
本発明の第3局面に係る画像表示装置は、前記第2局面において、前記自動車のバッテリの充電量を検出する充電量検出部を、更に備え、前記投影部は、前記バッテリから供給された電力を利用して作動し、前記自動車の駐車中も、前記充電量検出部が検出した充電量が所定量以上である場合は作動することを特徴としている。
所有者の好みに対応することを目的として、又は宣伝効果を目的として自動車になされる前記画像表示は、その自動車の駐車中にも継続を要望される場合が多い。そこで、この第3局面では、自動車の駐車中も、投影部は、バッテリから供給された電力を利用して作動する。そして、その間、充電量検出部は自動車のバッテリの充電量を検出しており、投影部は、前記充電量検出部が検出した充電量が所定量以上である場合に作動する。このため、自動車の駐車中に前記画像表示を行ったことによってバッテリの充電量が過度に減少するのも抑制することができる。
なお、前記所定量とは、予め設定された値であれば任意の値でよく、例えば、自動車が前記駐車状態から再び移動を開始するのに十分な値として予め設定された値であってもよい。
本発明を適用した画像表示装置及びその制御系の構成を表す模式図である。 その画像表示装置の自動車への装着例及び画像表示例を表す模式図である。 前記制御系の中央制御部における処理を表すフローチャートである。 その処理における表示処理を詳細に表すフローチャートである。 前記制御系の個別制御部における処理を表すフローチャートである。 その処理による他の画像表示例を表す模式図である。 前記制御系の変形例の構成を表す模式図である。
[実施形態の構成]
次に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された画像表示装置1及びその制御系の構成を表す模式図である。図1に示すように、画像表示装置1は、投影部2と、一対のカメラ3とを備えている。
投影部2は、LEDを利用した発光部とレンズとを内蔵しており(いずれも図示省略)発光部から発せられた光をレンズで集光して一端面2Aから照射するプロジェクタとして構成されている。この投影部2は、一般のプロジェクタと同様に、レンズ等を駆動して焦点距離を調整したり投影範囲を調整したりすることができるように構成されている。
一対のカメラ3は、一端面3Aを投影部2の一端面2Aと揃えて、投影部2の外周面における互いに離れた位置に一対設けられている。各カメラ3は、一端面3Aの側から、周辺を撮影する。
投影部2には、一対のカメラ3の各中心線(光軸)を含む平面に垂直な方向に伸びる支柱4が取り付けられており、その支柱4は、球状の関節5を介して固定部7に接続されている。関節5は、電動のアクチュエータ(図示省略)を内蔵しており、固定部7に対する一端面2Aの方向を自由に調整することができる。固定部7は、自動車50のドアミラー57、窓枠56G,56T、ホイールハウス55F,55R(いずれも図2参照)等に、固定可能に構成されている。なお、固定部7は、自動車50の高速走行時にも画像表示装置1を支持可能な接着強度を有する両面テープによってドアミラー57、窓枠56G,56T、ホイールハウス55F,55R等に固定されてもよく、ビスや金具を用いた締め付けによって固定されてもよい。
本実施形態では、自動車50に複数の画像表示装置1を装着する場合について説明する。この場合、各画像表示装置1毎に、個別制御部9が設けられる。個別制御部9は、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成され、投影部2,カメラ3,関節5に駆動信号を送信し、カメラ3の撮影データ(デジタルデータであってもアナログデータであってもよい)を取得する。なお、個別制御部9は、前記RAMとして、揮発性のRAMの他に不揮発性のNVRAMも備えている。
各個別制御部9は、中央制御部11に接続されている。なお、個別制御部9及び中央制御部11は、いずれも自動車50のダッシュボード(図示省略)に設けられてもよく、中央制御部11のみがダッシュボードに設けられ、各個別制御部9は対応する画像表示装置1の固定部7に設けられてもよい。後者の場合、画像表示装置1が単体で自動車50とは別売りされ、自動車50の所有者が後付けして使用する場合に有利である。また、画像表示装置1は、自動車50の出荷時から予めドアミラー57等に組み込まれていてもよい。更に、個別制御部9及び中央制御部11は、前記以外の箇所に設けられてもよい。
中央制御部11は、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成され、配置・設定記憶部12と、画像記憶部13と、充電量検出部14とを備えている。なお、中央制御部11は、前記RAMとして、揮発性のRAMの他に不揮発性のNVRAMも備えている。
配置・設定記憶部12は、各画像表示装置1の配置や画像表示の設定(例えば、駐車中も表示を行うかなど)を記憶している。画像表示装置1が後付けされた場合は、自動車50の設定画面(例えば、カーナビゲーション装置のタッチパネルと兼用であってもよい)を介して、画像表示装置1の配置と当該画像表示装置1のシリアルナンバとが対応付けて入力される。すると、その対応関係が配置・設定記憶部12に記憶される。このため、中央制御部11は、どの画像表示装置1がどこに配置されているかを、配置・設定記憶部12に記憶された前記対応関係に基づいて検知することができる。
画像記憶部13は、投影部2を介して投影すべき画像のデータを記憶している。なお、画像記億部13は、自身が画像データを記憶したROM等であってもよく、インターネット等の通信回線を介して画像データを随時取得する通信装置に設けられたデータバッファであってもよい。
充電量検出部14は、自動車50のバッテリ70に接続されて、その充電量を検出する。また、中央制御部11には、自動車50の車両ECU群75が接続されている。中央制御部11は、後述の制御に利用されるイグニッションスイッチ等の操作状態を、車両ECU群75を介して取得する。なお、画像表示装置1の各部は、バッテリ70から供給される電力を利用して駆動される。また、自動車50はガソリンエンジン等の内燃機関を備えた内燃機関車であっても、電気で走行用モータを駆動して走行する電気自動車であっても、両者の構成を備えたハイブリッド車であってもよく、内燃機関車又はハイブリッド車の場合はバッテリ70はスタータモータや点火プラグに電力を供給し、電気自動車又はハイブリッド車の場合はバッテリ70は走行用モータに電力を供給する。
図2は、この画像表示装置1の自動車50への装着例を表しており、(A)は側面図、(B)は平面図である。図2に示すように、本例における自動車50は、左右一対の前輪51Fと左右一対の後輪51Rと(車輪51と総称する場合もある)を備えたセダンタイプの四輪車で、各車輪51にはホイールキャップ53が装着されている。また、前輪51F,後輪51Rは、自動車50のサイドボディ(ドア外壁板も含む)54に設けられたホイールハウス55F,55Rに収納されている。そして、後輪51Rを収納するホイールハウス55Rは、サイドボディ54よりも側方に大きく(例えば後輪51Rの幅の半分以上)突出している。
本例では、この自動車50に対して、次の5種類の位置に画像表示装置1A〜1Eを装着する場合について説明する。なお、画像表示装置1は、いずれか1箇所のみに装着されてもよく、他の箇所に装着されてもよい。
図2に示すように、画像表示装置1Aは、フロントガラス56Fの窓枠56Gの上端部中央に装着される。一対の画像表示装置1Bは、左右のドアミラー57の先端に装着される。一対の画像表示装置1Cは、左右のホイールハウス55Rの左右方向外側前寄りに装着される。4つの画像表示装置1Dは、4つのホイールハウス55F,55Rの上端で、かつ、ホイールキャップ53よりも車幅方向外側の位置に装着される。一対の画像表示装置1Eは、前側左右のサイドガラス56Sの窓枠56Tの上端部後方寄りに装着される。本例では、前述のように、配置・設定記憶部12には、これらの画像表示装置1A〜1Eのシリアルナンバとその配置との対応関係が記憶されている。このため、中央制御部11は、どの画像表示装置1A〜1Eがどこに配置されているかを検知可能である。
[実施形態における制御]
次に、図3は、中央制御部11が実行する処理を表すフローチャートである。なお、この処理は、バッテリ70のいわゆる+B電源から供給される電力を利用して、常時一定時毎に繰り返し実行される。また、この処理は、画像表示装置1が図2の例とは異なる配置に装着されている場合も実行される。
図3に示すように、この処理では、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、配置・設定記憶部12に記憶された表示設定情報が取得される。この表示設定情報は、少なくとも、画像表示装置1による画像表示を行うのか全く行わないのか、駐車中も画像表示を行うのか否か、画像記憶部13に記憶された画像をそのまま投影するのかカメラ3の撮影データを用いた画像を投影するのか、などの情報を含んでいる。
続くS2では、前記表示設定情報に基づき、画像表示装置1による画像表示を行う設定であるか否かが判断される。画像表示を全く行わない設定の場合は(S2:N)、処理はS3へ移行し、一対のドアミラー57に画像表示装置1がそれぞれ装着されているか否かが、配置・設定記憶部12に記憶された前記対応関係に基づいて判断される。一対のドアミラー57に画像表示装置1がそれぞれ装着されていない場合は(S3:N)、処理はそのまま一旦終了する。一方、図2に画像表示装置1Bとして示したように、一対のドアミラー57に画像表示装置1がそれぞれ装着されている場合は(S3:Y)、処理はS5へ移行する。
S5では、自動車50の車内のレバーやボタンの操作に応じて、画像表示装置1Bをハザードランプ又は方向指示器として動作させる処理が実行される。具体的は、処理がS5へ移行した時点でハザードボタン(図示省略)が押下されていれば、一端面2Aが前方及び後方に交互に向くように各投影部2を回転移動させながら、その一端面2Aが前方又は後方に向いた時点で当該一端面2Aから黄色い光を照射する制御がなされる。また、処理がS5へ移行した時点でウインカ操作レバー(図示省略)が右又は左に操作されていれば、対応する側の画像表示装置1Bに対して前述のような投影部2を回転移動させながら光を照射させる制御がなされる。更に、処理がS5へ移行した時点でハザードボタンもウインカ操作レバーも操作されていなければ、処理はS5を実質的に素通りする。
S5に続くS6では、自動車50のドアが施錠状態から解錠されたか否かが判断される。ドアが解錠されていない場合は(S6:N)、処理はそのまま一旦終了する。一方、ドアが解錠された場合は(S6:Y)、処理はS7へ移行する。S7では、各画像表示装置1Bを足元照明として動作させる処理が実行されて、処理が一旦終了する。具体的には、S7では、各画像表示装置1Bの一端面2Aが下方に向くように投影部2が回転移動され、一端面2Aから白色光が路面に向かって照射される。なお、この処理は、自動車50の内部から解錠がなされたときにも自動車50の外部から解錠がなされたときにもなされてもよく、いずれか一方の場合にのみ処理がなされてもよい。また、S5の判断は、ドアが開いたか否かの判断に置換されてもよい。
一方、前述のS2にて、画像表示装置1による画像表示を行う設定であると判断された場合は(S2:Y)、処理はS10へ移行し、図4に示す表示処理が実行された後に、処理は一旦終了する。
図4に示すように、表示処理では、先ず、S11にて、自動車50のイグニッションスイッチ(図示省略)がオン(ON)にされているか否かが判断される。イグニッションスイッチがオフの場合は(S11:N)、処理はS13へ移行する。S13では、前述の表示設定情報の設定が、駐車中も表示を行う設定になっているか否かが判断される。駐車中も表示を行う設定になっていない場合は(S13:N)、処理は前述のS3へ移行し、駐車中も表示を行う設定になっている場合は(S13:Y)、処理はS14へ移行する。
S14では、充電量検出部14を介して検出されたバッテリ70の充電量が予め設定された所定量以上であるか否かが判断され、所定量以上でない場合は(S14:N)、処理はそのまま一旦終了する。一方、バッテリ70の充電量が所定量以上である場合は(S14:Y)、処理はS15へ移行する。また、前述のS11にてイグニッションスイッチがオンであると判断された場合は(S11:Y)、前述のS13,S14を飛ばして、処理はS11からS15へ直接移行する。
ここで、前記所定量は、予め設定されるのであればどのような値に設定されてもよく、例えば、自動車50が前記駐車状態から再び移動を開始するのに十分な値として予め設定された値であってもよい。また、自動車50は天井等にバッテリ70を充電するための太陽電池パネル等を搭載していてもよく、その場合には、当該太陽電池パネルのその時点における発電量に応じて前記所定量が補正されてもよい。なお、本例では、充電量が所定量未満の場合(S14:N)、後述のように画像を投影することなく、そのまま処理が終了しているが、自動車50が内燃機関を備えている場合、内燃機関を自動的に始動する処理がなされた後、処理が続くS15へ移行してもよい。
S15では、前記表示設定情報に基づき、周辺を撮影する必要があるか否かが判断される。すなわち、表示設定情報には、周辺の状況に応じて投影する画像を変更するなどの設定も可能であり、そのような設定がなされているか否かが判断されるのである。周辺を撮影する必要がある場合は(S15:Y)、S17にて、対応する画像表示装置1のカメラ3に対して周辺の撮影が指示された後、処理はS18へ移行する。また、周辺を撮影する必要がない場合は(S15:N)、処理はS15からS18へ直接移行する。S18では、前記表示設定情報に基づいて、駆動する必要のある画像表示装置1が選択される。続くS19では、その画像表示装置1の個別制御部9に対して、駆動指令と投影すべき画像に応じた画像データとが送信されて、処理が一旦終了する。
図5は、画像表示装置1の個別制御部9において、前記駆動指令が受信されたときに実行される処理を表すフローチャートである。図5に示すように、この処理では、先ず、S21にて、その画像表示装置1が対向する自動車50の外周面の表面形状が、カメラ3を介して概略的に(例えば輪郭のみが)取得される。なお、前述のようにカメラ3は画像表示装置1に2つずつ設けられている。このため、2つのカメラ3が撮影した画像を互いに比較することによって、そのカメラ3が設けられた投影部2による投影領域(一端面2Aに対向する範囲)の形状を3次元的に取得することができる。したがって、S21では、前記外周面の表面形状が立体的に取得される。続くS22では、S21で取得された概略的な表面形状が、既に取得されて当該個別制御部9のNVRAMに記憶されている取得済みデータと照合され、同様の取得済みデータがあるか否かが判断される。
画像表示装置1が初めて装着された場合は、取得済みデータがないので(S22:N)、処理はS24へ移行する。S24では、S21にてカメラ3に撮影された画像が更に詳細に解析され、前記外周面の表面形状が詳細に取得され、当該個別制御部9のNVRAMに記憶される。なお、取得済みデータがある場合は(S22:Y)、S25にて、その取得済みデータがNVRAMから読み出され、その後に処理はS24へ移行する。このため、S25を経由してS24へ移行した場合は、取得済みデータをそのまま利用したり、取得済みデータに対する相違点のみを詳細に解析したりすることにより、S24の処理は大幅に簡略化される。なお、S24では、外周面の明るさや色、傷,凹み,錆の有無等も検出されてもよい。
S24にて表面形状が取得されると、続くS27では、中央制御部11から受信した画像データ(S19参照)が当該表面形状(明るさや色、傷,凹み,錆の有無も加味されてもよい)に応じて編集され、その画像がS28にて投影部2を介して投影されて、処理が一旦終了する。
次に、以上の処理による表示例を説明する。例えば、図2(A)は、自動車50のサイドボディ54に、アニメーションのキャラクタの画像90を投影して、自動車50をいわゆる痛車のように見せる画像表示例を示している。画像90が投影されるサイドボディ54は全体的に凸面状であり、一部に窪み58等が形成されている。そこで、S27ではそのような表面形状に応じて画像データが編集され、自動車50の側面外方から見た場合に歪みのない画像90を、S28にて投影することが可能となる。より具体的には、サイドボディ54の表面の部分的な傾斜や湾曲に応じて画像データが拡大・縮小されることにより、自動車50の真横から見たときに歪みのない画像90が投影されるようにすることができる。また、S27にて外周面の明るさや色、傷,凹み,錆の有無等も加味される場合は、画像90の投影箇所における傷,凹み,錆等の色が相殺されるように画像90の色が編集されてもよい。
更に、画像90が自動車50の外側から良好に目視可能なように、外周面の明るさや色に応じて画像90の色が編集されてもよい。具体的には、昼は濃いめの色に編集して夜は明るめの色に編集してもよい。また、雪のときはサイドボディ54を黒っぽくし、雨のときは明るい色にするなど、周囲の天気に合わせてサイドボディ54及び画像90の色を調整してもよい。
なお、図2(A)に示す画像90を投影するためには、S18の処理において、例えば、画像表示装置1B,1C,1Eが、駆動する必要のある画像表示装置1として選択されてもよい。その場合、サイドボディ54の表面形状が、1つの画像表示装置1では所望の画像90を表示できない程度の凹凸を有する場合にも、複数の画像表示装置1B,1C,1Eが補い合うことによって画像90の全体を投影することができる。また、このような画像90が投影される場合は、S17の指示に応じて画像として撮影された周辺の状況に対応した表情を有する画像90が、S19にて選択されて送信されてもよい。
また、画像90は、画像表示装置1Aを介してボンネット59に投影されてもよい。ボンネット59に画像を投影する場合は、画像90の代わりに、例えば高級外車のエンブレム等の画像をボンネット59の先端に表示して、先行車両の運転者にあたかも高級外車に追従走行されているような感覚を抱かせてもよい。
また、S17の指示に応じて周辺の撮影がなされた場合、その撮影された画像を撮影された側とは反対側のサイドボディ54に投影することにより、自動車50があたかも少なくとも部分的に透視されたように見せることも可能である。図6は、そのような画像表示例を表す模式図である。図6に示す例では、自動車50の向こう側にいる人Hが自動車50の向こう側に配設された画像表示装置1B,1C,1Eのカメラ3を介して撮影され、その画像が自動車50の手前側のサイドボディ54に画像93として投影されている。このため、他の自動車の運転者等は、人Hが自動車50の影から飛び出しつつある場合でも、そのような状況を容易に掌握することができる。
なお、自動車50には、サイドガラス56Sのように画像が投影できない箇所が存在するものの、自動車50の向こう側の風景を自動車50に全面的に表示してしまうと、自動車50の存在自体に他の自動車の運転者等が気付きにくくなる場合がある。そこで、図6のように自動車50の向こう側の画像を自動車50の手前側に投影する場合、サイドガラス56Sよりも下方のサイドボディ54のみに投影する、人H等のように移動する物体のみを投影する、画像を間欠的に投影するなどするとよい。
また、サイドボディ54には、動画が投影されてもよく、コマーシャルの静止画又は動画が投影されてもよい。コマーシャルが投影される場合には、S17の指示に応じて撮影された画像に基づいて周囲で最も多数を占める年齢層や性別が判断されることにより、それに応じたコマーシャルが投影されるように制御がなされてもよい。
また、S28では、画像表示装置1Dを介して、ホイールキャップ53に画像が投影されてもよい。その場合、画像表示装置1Dのカメラ3を介してホイールキャップ53の回転数を検出し、高級アルミホイールの画像をその回転数に合わせて回転させながらホイールキャップ53に投影することもできる。
このように、本実施形態の画像表示装置1は、前述のような簡単な構成によって、自動車50の外周面の比較的広い範囲にも良好に画像を表示することができる。しかも、その表示状態も、前述の処理によって容易に変更することができる。
[本発明の他の実施形態]
なお、以上説明した実施形態において、自動車50が移動体に相当する。サイドボディ54及びボンネット59が外周面に相当し、かつボディにも相当する。その外周面のうちの画像90,93等が投影される面が投影面に相当する。また、本発明は前記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、前記実施形態では、S27にて画像データが自動車50の外周面の表面形状に応じて編集されたが、自動車50の外周面の表示形状等に応じた画像の編集は、一切なされなくてもよい。その場合、カメラ3を省略して一層構成を簡略化することができる。そして、その場合、乾電池を装着する電池ボックス及び電源スイッチ等を投影部2に設けて、関節5を手動で動かす構成とすることにより、装置の構成を更に簡略化してもよい。その場合、画像の表示はオン/オフの切換のみとなるが、サイドボディ54の全面の色を変えるなどの画像表示例や、画像が多少歪んでもよい場合には良好に応用することができる。
これに対して、前記実施形態では、サイドボディ54等の表面形状に応じて編集された画像が投影されるので(S27参照)、画像90のような繊細な画像も歪みなく投影することができる。すなわち、本発明のある局面は、前記いずれかの局面において、更に、前記投影面の形状を取得する形状取得部(3,9,S24)と、前記形状取得部が取得した形状に応じて、前記投影部が投影する画像を調整する画像調整部(9,S27)と、を備えたことを特徴とするものであってもよい。その場合、前記投影面の形状に応じて投影される画像が調整されるため、投影される画像に歪みが生じるのを抑制することができるなどの更なる効果が得られる。
また、画像記億部13は、図7に示すように、多機能携帯電話(いわゆるスマートフォン)等の携帯電話と接続可能な携帯電話用コネクタ113に置換されてもよい。この場合、多機能携帯電話で撮影してその内部メモリに記憶されている写真等の画像を投影することもできる。また、その場合、多機能携帯電話の画面そのものを投影してもよく、多機能携帯電話に表示された例えばSOS等のメッセージを投影してもよい。更にその場合、投影されるメッセージは、多機能携帯電話の操作によって設定可能となり、「お先にどうぞ」「子供が乗っています」等のメッセージを周囲に伝達することも可能となる。
これらのメッセージは、多機能携帯電話の他、カーナビゲーション装置等を介して作成されてもよい。カーナビゲーション装置等を介してメッセージを作成可能とするためには、中央制御部11がカーナビゲーション装置等と接続されていればよい。また、カーナビゲーション装置が中央制御部11と接続されている場合、そのカーナビゲーション装置に、サイドボディ54等に投影されている画像が表示されてもよい。その場合、自動車50の運転者は、運転席に居ながらにして自身の自動車50にどのような画像が投影されているのか知ることができる。
また、本発明は、自動車以外の種々の移動体にも適用することができる。例えば、飛行機の主翼に設けた画像表示装置1からその飛行機の胴体外周面に画像を投影してもよく、バイクのハンドルに設けた画像表示装置1からそのバイクのタンク側面に画像を投影してもよい。
ただし、各種移動体の外周面のうちでも自動車のボディは、所有者の好みに対応することを目的として、又は宣伝効果を目的として、画像表示を要望される場合が多い。このため、前記実施形態のように、自動車50のドアミラー57,窓枠56G,56T,又はホイールハウス55Rに配設された画像表示装置1から自動車50のボディに画像を投影する場合、前記要望に良好に応えることができ、発明の効果が一層顕著に表れる。なお、自動車がフェンダーミラーやポールを備えている場合、それらの箇所に画像表示装置1が設けられてもよい。また、画像表示装置1は、ルームミラー(図示省略)の前(すなわち車室内)に設けられ、その画像表示装置1からボンネット59に画像が投影されてもよい。更に、前記実施形態の自動車50はセダンタイプの自動車であったが、自動車はトラック等であってもよい。
そして、所有者の好みに対応することを目的として、又は宣伝効果を目的として自動車になされる前記画像表示(投影)は、その自動車の駐車中にも継続を要望される場合が多い。そこで、前記実施形態のように、自動車50の駐車中も、投影部2は、バッテリ70から供給された電力を利用して画像を投影する場合、そのような要請に一層良好に応えることができる。また、前記実施形態では、充電量検出部14は自動車50のバッテリ70の充電量を検出しており、投影部2は、充電量検出部14が検出した充電量が所定量以上である場合に画像を投影する(S14)。このため、自動車50の駐車中に前記画像表示を行ったことによってバッテリ70の充電量が過度に減少するのも抑制することができる。
また、投影部2の駆動電源としては、前述のバッテリ70や乾電池の他にも種々考えられる。例えば、投影部2又は固定部7に設けられた太陽電池であってもよく、投影部2又は固定部7に設けられて走行時に生じる風を受けて発電する風力発電機であってもよく、回転する車輪51に接触して発電するダイナモであってもよい。
1…画像表示装置 2…投影部 3…カメラ
5…関節 7…固定部 9…個別制御部
11…中央制御部 12…配置・設定記憶部 13…画像記憶部
14…充電量検出部 50…自動車 53…ホイールキャップ
54…サイドボディ 55F,55R…ホイールハウス 56G,56T…窓枠
57…ドアミラー 59…ボンネット 70…バッテリ
90,93…画像 113…携帯電話用コネクタ

Claims (3)

  1. 自動車のボディの一部又は全部に設定された投影面に対して突出したドアミラー又はフェンダーミラーに設けられて前記自動車と一体に移動し、前記自動車の外側から目視可能な画像を前記投影面に投影する投影部
    前記投影部を回転移動させることにより、前記投影部が発する光を前記投影面以外の方向にも向けることのできるアクチュエータと、
    備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記アクチュエータは、前記ドアミラー又はフェンダーミラーに固定される固定部と前記投影部との間に設けられた関節に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記アクチュエータは、前記自動車のハザードボタン又はウインカ操作レバーの操作に応じて、前記投影部における光を照射する面が前方及び後方に交互に向くように前記投影部を回転移動させながら、前記投影部をハザードランプ又は方向指示器として動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
JP2013226865A 2013-10-31 2013-10-31 画像表示装置 Expired - Fee Related JP6267487B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013226865A JP6267487B2 (ja) 2013-10-31 2013-10-31 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013226865A JP6267487B2 (ja) 2013-10-31 2013-10-31 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015085836A JP2015085836A (ja) 2015-05-07
JP6267487B2 true JP6267487B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=53049083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013226865A Expired - Fee Related JP6267487B2 (ja) 2013-10-31 2013-10-31 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6267487B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105799607B (zh) * 2016-05-12 2018-07-06 上汽通用汽车有限公司 一种对车辆进行装饰的方法和装置
JP6585571B2 (ja) * 2016-09-21 2019-10-02 矢崎総業株式会社 表示装置、及び、車両用ドア
JP2019048577A (ja) 2017-09-11 2019-03-28 本田技研工業株式会社 車両用外板パネル、車両用表示カーテン、車両用表示幌及び車両用表示システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2567906Y2 (ja) * 1992-02-03 1998-04-08 三菱自動車工業株式会社 ドラグフォイラ装置
CH692229A5 (de) * 2000-09-13 2002-03-28 Markus Dr Fehr Werbeeinrichtung.
JP2003233340A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Moa:Kk 貨物自動車を用いた広告方法および広告用貨物自動車
JP2006111055A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載表示システム
US20080123359A1 (en) * 2006-11-24 2008-05-29 Frederik-Andre Larochelle Illuminated display system for a vehicle
JP2010228509A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd 車両の表示装置
JP5832667B2 (ja) * 2011-12-29 2015-12-16 インテル・コーポレーション 再構成可能なパーソナライズド車両用ディスプレイ
CN104169999B (zh) * 2012-03-01 2018-07-27 希契德蒙有限责任公司 用于在车辆上显示内容的设备、系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015085836A (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10611293B2 (en) Lamp for vehicle
US10960760B2 (en) Vehicle control device mounted in vehicle and control method thereof
EP3290271B1 (en) Lamp and autonomous vehicle
EP3093192B1 (en) Rear combination lamp for vehicle comprising a display
CN107201861B (zh) 车辆用门控制装置以及车辆
US10047925B2 (en) Headlamp for vehicle
EP3093193B1 (en) Lamp for vehicle
JP6766557B2 (ja) 周辺監視装置
US8757807B1 (en) Vehicle adaptation to automatic driver independent control mode
JP6806650B2 (ja) 車両用表示システム
JP7006306B2 (ja) 車両
US10125941B2 (en) Lamp for vehicle and method for controlling the same
JP6373594B2 (ja) 車両の表示装置
EP3426536B1 (en) Vehicle control device mounted in vehicle and control method thereof
CN2829258Y (zh) 汽车安全影像监视装置
JP6267487B2 (ja) 画像表示装置
JP5699706B2 (ja) 車載表示装置
JP2007091186A (ja) 車両周囲状況の撮影表示方法および撮影表示システム
JP2006076557A5 (ja)
JP2012201222A (ja) 車両用表示装置
WO2021186807A1 (ja) 情報処理装置、車両及び情報処理方法
WO2020152970A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2003291725A (ja) 自動車における後方確認装置
WO2019087594A1 (ja) 表示装置および表示方法
KR102289421B1 (ko) 차량에 구비된 차량 제어 장치 및 그의 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6267487

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees