JP6265030B2 - アプリケーション開発システム、開発装置のデータ処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
システム開発において、画面や帳票などのユーザインタフェースに関わる仕様は、ユーザによる変更要望の発生確率が高い部分である。しかし、画面や帳票などの仕様を決めるシステムの要件や基本設計などは、システム開発の上流工程で行われ、その後、データベース設計、ビジネスロジック設計等の下流工程へと進む。そのため、システムがほぼ完成した段階で、ユーザテストを行った場合に、ユーザから画面や帳票に関する仕様変更の要望が発生すると、上流工程まで遡って設計変更を行う必要が生じ、その変更は下流工程への設計内容にまで影響を及ぼしかねない。
このように、特にユーザの要望により変更が生じやすい仕様の確定を、上流工程で行い、その段階で、実機用となりうるアプリケーションプログラムを生成するという発想は、上述した文献記載の技術にはなかった。
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する画面情報取得手段と、
前記画面情報取得手段により取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成するソースコード生成手段と、
を備える。
コンピュータに、
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する手順、
取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
開発装置が、
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得し、
取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する、
開発装置のデータ処理方法である。
図1は、本発明の実施の形態に係る開発装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る開発装置100は、対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する画面情報取得部102と、画面情報取得部102により取得される画面情報および画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成するソースコード生成部104と、を備える。
(a1)画面Aから画面B、または画面Aから画面Cへの移行(遷移後の画面はB、C以外にも複数考えられる)
(a2)画面A内での表示内容の変化
(a3)画面Aから遷移した画面B(または画面C)において、画面B(または画面C)内の異なる内容表示への遷移
なお、画面Bへの移行時に、遷移前の画面Aは、自動的に閉じられてもよいし、閉じなくてもよく、これらも画面遷移情報で定義することできる。
本実施形態において、図1の開発装置100の各構成要素は、図2に示される任意のコンピュータ60のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、メモリ64にロードされた本図の構成要素を実現するプログラム80、そのプログラム80を格納するハードディスクなどの記憶ユニット(ストレージ66:補助記憶装置)、ネットワーク接続用インタフェース(通信I/F(InterFace:インタフェース)70)を備える。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下に説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の論理的なブロックを示している。
また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
図3は、本発明の実施の形態に係る開発装置100のデータ処理方法における処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る開発装置100のデータ処理方法は、開発装置100が、対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する(ステップS101)。取得される画面情報および画面遷移情報に基づいて、モックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する(ステップS107)。ここで、モックアップ用ファイルは、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義される。
本発明において、ソースコード生成部104における、モックアップ用と実機用のソースコードの生成の切り替え(選択)方法は、以下に例示されるがこれに限定されない。また、矛盾のない範囲で適宜組み合わせてもよい。
(b1)モックアップ用プログラムと実機用プログラムの少なくとも2つのプログラムでそれぞれ実現する。作成したいソースコード用のプログラムを選択して、選択されたいずれかのプログラムを実行する。
(b2)少なくとも1つのプログラムで、パラメータを受け付けて、条件分岐によりモックアップ用と実機用のソースコードを選択的に生成する。
(b3)少なくとも1つのプログラムで、はじめに、モックアップ用ソースコードを生成し、その後、実機用ソースコード生成の指示を受け付けて、実機用ソースコードを生成する。
図4は、本発明の実施の形態に係る開発装置200の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態では、アプリケーションを開発する本発明の開発装置200を用いて、対象アプリケーションのモックアップを作成する具体的な構成および手順について、詳細に説明する。
ルールテーブル生成部202は、モックアップ用ファイル214に含まれるルールテーブル222であって、遷移前の画面の画面構成要素毎に設けられる条件項目、および、各遷移パターンを特定する値を設定可能な遷移パターン項目を有するルールテーブル222のテンプレートを画面に対するアクション毎に生成する。
値テーブル生成部204は、モックアップ用ファイル214に含まれる複数の値テーブル224であって、各遷移パターンにそれぞれ対応付けられ、遷移後の画面の画面構成要素毎に出力値を定義できる複数の値テーブル224のテンプレートを画面に対するアクションおよび該アクションに応じて遷移される画面毎に生成する。
モックアップ用ファイル214は、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とする。そして、モックアップ用ファイル214は、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンと、遷移後の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素のための異なる出力値と、をそれぞれ対応付ける。
本実施形態の開発装置200は、図2で示したコンピュータ60と同様な構成を有する、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、またはそれらに相当するコンピュータにより実現することができる。
さらに、開発装置200は、ウェブアプリケーション132が利用するデータベース122のデータ構造の構築を行えてもよい。
開発後の実機のウェブアプリケーション132は、たとえば、図6に示すように、ウェブサーバ130上で動作し、端末140(図では、複数の端末140a、140bを示す。特に、区別する必要がない場合は、端末140と呼ぶ。)にてブラウザ142経由で利用される。
なお、ブラウザ142の種類は、特に限定されず、端末140毎に異なる種類のブラウザ142を用いてもよい。また、端末140の種類、たとえば、OS(Operating System)等の種類も限定されず、異なる種類のOSで動作する端末140が混在してもよい。
具体的には、端末140のブラウザ142からインターネット等のネットワーク3を介してウェブサーバ130のウェブページを表示させた時、ウェブアプリケーション132に含まれる一部のプログラムが端末140にダウンロードされる。この一部のプログラムは、ブラウザ142上で動作する、Java(登録商標)言語等のプログラミング言語で記述される。そして、その一部のプログラムが、端末140のブラウザ142上で、ウェブサーバ130上のウェブアプリケーション132と協働して動作する。
端末140からブラウザ142経由で利用されるウェブアプリケーション132のウェブサーバ130上で動作等は公知であり、本発明の本質に関わらないので詳細な説明は省略する。
開発者またはエンドユーザにより定義された前記業務ロジックおよび業務データに対応する、条件項目の値、遷移パターン、および前記出力値が入力されたモックアップ用ファイルを用いて、ソースコードを実行し、対象アプリケーションをシミュレーションするシミュレーション部(図26のBean生成部320)をさらに備える。
本明細書において、画面情報取得部102が画面および画面間の遷移に関する情報を取得する構成について説明しているが、帳票に関する情報を取得してもよい。
帳票に関する情報は、帳票毎に、帳票に含まれる値の項目名の情報が含まれる。さらに、帳票情報は、帳票のレイアウト、書式、デザイン等の属性情報等が含まれてもよい。
モックアップ用ソースコードと、本番用ソースコードは、画面に入出力する値の参照先がモックアップ用ファイルか、実機のデータベースかを指定するコードの部分のみが異なる。
したがって、この本番用のソースコードの生成は、以下のいずれかの方法が考えられるが、これに限定されない。また矛盾のない範囲で適宜組み合わせてもよい。
(c1)モックアップ用ソースコードの中から、モックアップ用ファイルを参照するコードを部分的に削除し、実機のデータベースを参照する本番コードを挿入して、本番用のソースコードに書き換える。
(c2)モックアップ用ファイルを参照するコード部分を実機のデータベースを参照する本番コードに置き換えた本番用のソースコードを新たに生成し直す。
たとえば、ウェブアプリケーション132は、図7(a)に示すように、遷移前の入力画面230で、ユーザの入力や操作に応じて、所定の処理を行い、入力画面230から、図7(b)に示すように、出力画面240に遷移して、その結果を表示する。
図7(a)に示すように、遷移前の入力画面230は、上述したようなテキストボックスやリストボックス等の画面構成要素として、「ステータス」をユーザに選択させる入力欄232と、「企業名」をユーザに入力させる入力欄233と、入力欄232または入力欄233に入力された値の受け付けを承諾するためのユーザ操作を受け付けるOKボタン234と、入力画面230から抜けるためのユーザ操作を受け付けるキャンセルボタン236と、を有する。
本実施形態において、ルールテーブル222および値テーブル224のテンプレートは、たとえば、マイクロソフトエクセル(登録商標)ファイルのシート形式でルールテーブル生成部202および値テーブル生成部204によりそれぞれ生成される。
しかし、後述するように、本発明のモックアップ用ファイル214は、プログラムを設計または製造する開発者やアプリケーションを利用するユーザがデータを入力して完成させることができる、ひな形である。したがって、モックアップ用ファイル214は、開発者やユーザが編集できる(編集ツールを利用できる)ファイル形式であること、開発者やユーザが一見して内容を理解できること、および、操作が容易であること等の条件を満たすものが望ましい。
本発明では、シミュレーション(検証)用のデータおよび遷移パターンを変更し、様々な状況で、動作確認のテストを行うことができる。
他の実施形態では、ルールテーブル生成部202により異なる業務ケースを示す各レコードを自動的に生成されてもよい。たとえば、条件となる画面構成要素に入力されるべき値の範囲などの画面設計情報を用いて、推定されるレコードを作成することができる。たとえば、図7(a)のように、入力欄232が、リストボックスであり、リストボックスに表示させる要素(たとえば、「01」、「02」)まで画面エディタで、リストボックスのプロパティ等として設計済みの場合などに、リストボックスで選択可能な要素を条件としてレコードを自動的に作成することができる。
まず始めに、モックアップ用ソースコードを生成する処理手順について説明する。
図10は、本発明の実施の形態に係る開発装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、アプリケーションの機能設計などを行う開発者が、画面および画面遷移の編集を、エディタ302(図26)を用いて行う(ステップS201)。そして、編集が終わったら(ステップS203のYES)、画面情報および画面遷移情報がエディタ302によりパターン展開機能部304を介して設計情報リポジトリ120に格納される(ステップS205)。
そして、開発者またはエンドユーザが、モックアップ用テンプレートファイル214aをファイルに適用可能なエディタを用いて開き、モックアップ用アプリケーションを検証するための検証用データを入力する。入力された検証用データが受け付けられ、モックアップ用データファイル214bが生成される。
次に、モックアップ用ソースコードおよびモックアップ用ファイルを元にモックアップ用アプリケーションの検証を行う際の処理手順について説明する。
図11は、本発明の実施の形態に係る開発装置200で生成されたモックアップ用アプリケーションプログラムをウェブサーバ130上で検証する処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、本番用のウェブサーバ130を用いてアプリケーションプログラムの検証を行う構成としているが、これに限定されない。テスト用のサーバコンピュータを用いて検証してもよい。
なお、本発明はJSP技術の利用に限定されるものではなく、たとえば、クライアントサイドの技術JavaScript(登録商標)や、JSF(JavaServer Faces)で利用されるFaceletsの技術を用いてもよく、様々な技術を定義利用することができる。
コントロール314がモックアップコード216aを実行し、Bean生成部320を呼び出す(ステップS227)。
Bean生成部320は、クラス名DataBeanCreatorのAPI(Application Program Interface)を提供する、以下の表1に示すように、LogicDataオブジェクトを返すパターンにより複数のメソッドが提供される。なお、ファイル名には、ディレクトリのパスを含むこともできる。
このようにして、本発明の実施の形態に係る開発装置200によって生成されたモックアップ用アプリケーションの動作確認を、モックアップコード216aを含むソースコード116およびモックアップ用データファイル214bを用いて、行うことができる。
次に、モックアップ用アプリケーションの検証後に確定した仕様に基づいて、本番用ソースコードを生成する処理手順について説明する。
図12は、本発明の実施の形態に係る開発装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、図11の手順で検証が済んだモックアップコード216aに替わる、本番コード216bを含むソースコード116を、ソースコード生成部104が設計情報リポジトリ120から必要な設計情報等をインポートして、生成する(ステップS241)。
次に、検証後の本番用ソースコードから生成された本番用アプリケーションプログラムをウェブサーバ130上で実行する処理手順について説明する。
図13は、本発明の実施の形態に係る開発装置200で生成された本番用アプリケーションプログラムをウェブサーバ上で動作させる場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、端末140において、ブラウザ142を起動する(ステップS221)。そして、たとえば、ウェブアプリケーション132を起動するURL(Uniform Resource Locator)を指定することで、ブラウザ142が、ウェブサーバ130にアクセスし、実行モジュール310を読み出す(ステップS253)。
たとえば、他の実施形態では、各アクションに対応付けられた各値テーブル224において、画面構成要素毎の出力値フィールドが設定されている。出力値が所定のデータタイプの画面構成要素の出力値フィールドには、該所定のデータタイプに対応し、かつ、該所定のデータタイプの値が設定される個別値テーブルを指定する所定の制御文字列が設定される。モックアップ用ファイルは、個別値テーブルをさらに含むことができる。
この構成により、制御文字列が設定されたフィールド名を有する別テーブルを参照し、オブジェクト型が文字列以外のリストや多次元配列の出力値を取得できる。なお、値テーブル224と個別値テーブルは、同じファイルに含めてもよいし、別ファイルに含めてもよく、特に限定されない。
本実施例では、モックアップコード216aが、モックアップ用データファイル214bからデータを読み出す手順を説明する。
本実施例では、図14に示すようなコード330「DataBeanCreator.getDetaBean(fileName, data, beanName)」により、Bean生成部320が呼び出され、Bean生成部320がルールエンジンを利用してモックアップ用データファイル214bを参照し、値を読み出し、読み出された値がDataBeanに格納されて、LogicBeanが生成されてブラウザ142に返却される。
図16は、モックアップ用データファイルの例を示す図である。
まず、コントロール314により、コード330の「fileName」で指定されるファイル(図16(a)のファイル340)がオープンされる(ステップS301)。そして、図26のBean生成部320がファイル340の「Tables」シート342をアクティブにし、ルールエンジンを利用して「Tables」シート342において以下の処理を行う(ステップS303)。
そして、ステップS307で取得した業務ケースの値「1」に対応するシートNo.「♯1」をアクティブにし、シートの値を取得する(ステップS311)。そして、アクティブにされたシート♯1の1行目のレコード354の値(ここでは、複数のデータ列)をDataBeanに格納して、LogicBeanを生成して返却する(ステップS313)。
本実施例では、上記実施例のコード330に、さらに、「listName」が追加され、DataBeanに格納される値をリスト形式で取得する構成について説明する。
図17は、コード332によるBeanの生成手順の例を示すフローチャートである。
図18は、モックアップ用データファイルの例を示す図である。
ステップS301〜ステップS311までは、上記実施例と同様な手順で処理が行われる。そして、ステップS311でアクティブにされたシート♯1の全行のレコード群356の値(図18(b)では、リスト)をDataBeanのlistNameプロパティのListに格納して、LogicBeanを生成して返却する(ステップS321)。
このようにして、値が格納されたBeanは、JSP316に返却され、ブラウザ142に送信されて、出力画面にリスト(不図示)が表示される。
本実施例では、上記実施例で、一致する条件の業務ケースが取得できなかった場合のデータ取得手順について説明する。
図19は、コード330によるBeanの生成手順の例を示すフローチャートである。
図20は、モックアップ用データファイルの例を示す図である。
まず、ステップS301〜ステップS309までは、上記実施例と同様な手順で処理が行われる。そして、ステップS309でオープンされた図20(b)のファイル350において、ステップS307で条件に一致する行(レコード)がなかった場合(ステップS331のYES)、デフォルトシート358(図20(b)では「#Default」)をアクティブにする(ステップS333)。
このようにして、値が格納されたBeanは、JSP316に返却され、ブラウザ142に送信されて、出力画面に値(不図示)が表示される。
本実施例は、全データ項目に何も値設定されていない場合のBeanの生成について説明する。
図21は、Beanの生成手順の例を示すフローチャートである。
図22は、モックアップ用データファイルの例を示す図である。
上記実施例いずれかのBeanの生成手順を示すフローチャートにおいて、ステップS311でシートの値を取得したとき、全データ項目に値が設定されていない場合(ステップS341のYES)、DataBeanにデータを格納せずに次のコード処理に進む(ステップS343)。データ項目に値が設定されている場合(ステップS341のNO)、上記実施例と同様にステップS313に進み、取得された値をDataBeanに格納してLogicBeanを生成して返却する。
本実施例は、制御文字列を指定フィールドに設定する構成について説明する。
本実施例では、制御文字列[object]の利用例を説明する。
図23は、指定フィールドに他のオブジェクト型を設定する制御文字列を設定した構成を説明するための図である。
ここでは、ZAA02APLogicDataクラス502のフィールドsubZAA02APLogicData504にAA02APSubZAA02APLogicDataSubDataオブジェクトの値を設定している。なお、ここで、クラス名に含まれる「ZAA02AP」等の文字列は、特に意味はなく一例であり、任意の文字列とすることができる。
設定するオブジェクト型をプロパティファイル510で指定する。プロパティファイル510に定義がない場合はエラーとなる。
subZAA02APLogicDataに格納するオブジェクトの型は、DataBeanCreator.properties(プロパティファイル510)のキーに格納するZAA02APLogicDataクラスのフィールド名を指定し、その値で指定する。
本実施例では、制御文字列[list] の利用例を説明する。
図24は、指定フィールドに他のオブジェクト型のリストを設定する制御文字列を設定した構成を説明するための図である。
ここでは、ZAA02APLogicDataクラス602のフィールドlistField604にStringの値を設定している。
設定するリスト要素のオブジェクト型をプロパティファイル610で指定する。プロパティファイル610に定義がない場合はエラーとなる。
Listに格納するオブジェクトの型は、DataBeanCreator.properties(プロパティファイル610)のキーにListを格納するZAA02APLogicDataクラスのフィールドlistFieldを指定し、その値でStringを指定する。
DataBeanCreator.propertiesをクラスパスが通っている場所に配置し、コード710の内容を記述する。712が、ファイルの格納フォルダを指定する部分である。また、714が、「result」フィールドに、[object]キーワードが設定されている場合に生成するクラス名を指定する部分である。
なお、フィールドの定義は、キー名としてフルパッケージ名で指定することもできる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
1. コンピュータに、
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する手順、
取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
2. 1.に記載のプログラムにおいて、
前記モックアップ用ファイルに含まれるルールテーブルであって、遷移前の画面の画面構成要素毎に設けられる条件項目、および、各遷移パターンを特定する値を設定可能な遷移パターン項目を有するルールテーブルのテンプレートを画面に対するアクション毎に生成する手順、
前記モックアップ用ファイルに含まれる複数の値テーブルであって、前記各遷移パターンにそれぞれ対応付けられ、遷移後の画面の画面構成要素毎に出力値を定義できる複数の値テーブルのテンプレートを画面に対するアクションおよび該アクションに応じて遷移される画面毎に生成する手順、をコンピュータに実行させ、
さらに、前記モックアップ用ファイルにおいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンと、遷移後の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素のための異なる出力値と、をそれぞれ対応付ける手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
3. 2.に記載のプログラムにおいて、
前記値テーブルを生成する手順において、
前記各アクションに対応付けられた前記各値テーブルにおいて、前記画面構成要素毎の出力値フィールドを設定する手順、をコンピュータに実行させ、
生成された前記値テーブルにおいて、
出力値が所定のデータタイプの画面構成要素の出力値フィールドには、該所定のデータタイプに対応し、かつ、該所定のデータタイプの値が設定される個別値テーブルを指定する所定の制御文字列が設定され、
前記モックアップ用ファイルは、前記個別値テーブルをさらに含み、
前記モックアップ用ソースコードを生成する手順において、生成された前記モックアップ用ファイルの前記ルールテーブルおよび前記値テーブルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
4. 2.または3.に記載のプログラムにおいて、
前記画面情報を取得する手順において、
前記画面の前記画面構成要素を識別する名称を取得する手順、
前記ルールテーブルを生成する手順において、
前記画面の前記画面構成要素の前記名称を、前記ルールテーブルの対応する前記条件項目のフィールド名にする手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
5. 2.乃至4.いずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記ルールテーブルは、業務ロジックを定義でき、
前記値テーブルは、前記業務ロジックで参照する業務データを定義でき、
ユーザにより定義された前記業務ロジックおよび業務データに対応する、前記条件項目の値、前記遷移パターン、および前記出力値が入力された前記モックアップ用ファイルを用いて、前記ソースコードを実行し、前記対象アプリケーションをシミュレーションする手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得し、
取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する、
開発装置のデータ処理方法。
7. 6.に記載の開発装置のデータ処理方法において、
前記開発装置が、
前記モックアップ用ファイルに含まれるルールテーブルであって、遷移前の画面の画面構成要素毎に設けられる条件項目、および、各遷移パターンを特定する値を設定可能な遷移パターン項目を有するルールテーブルのテンプレートを画面に対するアクション毎に生成し、
前記モックアップ用ファイルに含まれる複数の値テーブルであって、前記各遷移パターンにそれぞれ対応付けられ、遷移後の画面の画面構成要素毎に出力値を定義できる複数の値テーブルのテンプレートを画面に対するアクションおよび該アクションに応じて遷移される画面毎に生成し、
前記モックアップ用ファイルは、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンと、遷移後の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素のための異なる出力値と、をそれぞれ対応付ける、
開発装置のデータ処理方法。
8. 7.に記載の開発装置のデータ処理方法において、
前記開発装置が、
前記各アクションに対応付けられた前記各値テーブルにおいて、
前記画面構成要素毎の出力値フィールドが設定されており、
出力値が所定のデータタイプの画面構成要素の出力値フィールドには、該所定のデータタイプに対応し、かつ、該所定のデータタイプの値が設定される個別値テーブルを指定する所定の制御文字列が設定され、
前記モックアップ用ファイルは、前記個別値テーブルをさらに含む、
開発装置のデータ処理方法。
9. 7.または8.に記載の開発装置のデータ処理方法において、
前記開発装置が、
前記画面の前記画面構成要素を識別する名称を取得し、
前記画面の前記画面構成要素の前記名称を、前記ルールテーブルの対応する前記条件項目のフィールド名にする、
開発装置のデータ処理方法。
10. 7.乃至9.いずれか1つに記載の開発装置のデータ処理方法において、
前記ルールテーブルは、業務ロジックを定義でき、
前記値テーブルは、前記業務ロジックで参照する業務データを定義でき、
前記開発装置が、
ユーザにより定義された前記業務ロジックおよび業務データに対応する、前記条件項目の値、前記遷移パターン、および前記出力値が入力された前記モックアップ用ファイルを用いて、前記ソースコードを実行し、前記対象アプリケーションをシミュレーションする、
開発装置のデータ処理方法。
前記画面情報取得手段により取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成するソースコード生成手段と、
を備える開発装置。
3 ネットワーク
60 コンピュータ
62 CPU
64 メモリ
66 ストレージ
69 バス
72 入力装置
74 表示装置
80 プログラム
100 開発装置
102 画面情報取得部
104 ソースコード生成部
114 モックアップ用ファイル
116 ソースコード
120 設計情報リポジトリ
122 データベース
130 ウェブサーバ
132 ウェブアプリケーション
140、140a、140b 端末
142 ブラウザ
200 開発装置
202 ルールテーブル生成部
204 値テーブル生成部
214 モックアップ用ファイル
214a モックアップ用テンプレートファイル
214b モックアップ用データファイル
216a モックアップコード
216b 本番コード
222 ルールテーブル
224 値テーブル
230 入力画面
232 入力欄
233 入力欄
234 OKボタン
236 キャンセルボタン
240 出力画面
242 リスト表示部
302 エディタ
304 パターン展開機能部
306 統合ビルダ
308 ANT
310 実行モジュール
312 アクションタグ
314 コントロール
316 JSP
320 Bean生成部
322 DAO
330、332 コード
340 ファイル
342 Tablesシート
344、348 フィールド
346、350 レコード
356 レコード群
358 デフォルトシート
502 ZAA02APLogicDataクラス
504 フィールドsubZAA02APLogicData
506 subZAA02APLogicDataシート
510 プロパティファイル
602 ZAA02APLogicDataクラス
604 フィールドlistField
606 listFieldシート
610 プロパティファイル
710 コード
Claims (7)
- 対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する画面情報取得手段と、
前記画面情報取得手段により取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成するソースコード生成手段と、
を備えるアプリケーション開発システム。 - 請求項1に記載のアプリケーション開発システムにおいて、
前記モックアップ用ファイルに含まれるルールテーブルであって、遷移前の画面の画面構成要素毎に設けられる条件項目、および、各遷移パターンを特定する値を設定可能な遷移パターン項目を有するルールテーブルのテンプレートを画面に対するアクション毎に生成するルールテーブル生成手段と、
前記モックアップ用ファイルに含まれる複数の値テーブルであって、前記各遷移パターンにそれぞれ対応付けられ、遷移後の画面の画面構成要素毎に出力値を定義できる複数の値テーブルのテンプレートを画面に対するアクションおよび該アクションに応じて遷移される画面毎に生成する値テーブル生成手段と、をさらに備え、
前記モックアップ用ファイルは、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンと、遷移後の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素のための異なる出力値と、をそれぞれ対応付ける、
アプリケーション開発システム。 - 請求項2に記載のアプリケーション開発システムにおいて、
前記各アクションに対応付けられた前記各値テーブルにおいて、
前記画面構成要素毎の出力値フィールドが設定されており、
出力値が所定のデータタイプの画面構成要素の出力値フィールドには、該所定のデータタイプに対応し、かつ、該所定のデータタイプの値が設定される個別値テーブルを指定する所定の制御文字列が設定され、
前記前記モックアップ用ファイルは、前記個別値テーブルをさらに含む、
アプリケーション開発システム。 - 請求項2または3に記載のアプリケーション開発システムにおいて、
前記画面情報取得手段は、
前記画面の前記画面構成要素を識別する名称を取得し、
前記ルールテーブル生成手段は、
前記画面の前記画面構成要素の前記名称を、前記ルールテーブルの対応する前記条件項目のフィールド名にする、
アプリケーション開発システム。 - 請求項2乃至4いずれか1項に記載のアプリケーション開発システムにおいて、
前記ルールテーブルは、業務ロジックを定義でき、
前記値テーブルは、前記業務ロジックで参照する業務データを定義でき、
ユーザにより定義された前記業務ロジックおよび業務データに対応する、前記条件項目の値、前記遷移パターン、および前記出力値が入力された前記モックアップ用ファイルを用いて、前記ソースコードを実行し、前記対象アプリケーションをシミュレーションするシミュレーション手段をさらに備える、
アプリケーション開発システム。 - コンピュータに、
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得する手順、
取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する手順、をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 開発装置が、
対象アプリケーションの各画面に設けられる画面構成要素に関する画面情報、および前記画面間の遷移に関する画面遷移情報を取得し、
取得される前記画面情報および前記画面遷移情報に基づいて、遷移前の画面に設けられる少なくとも1つの画面構成要素に入力され得る値を少なくとも1つの条件項目とし、該少なくとも1つの条件項目の異なる値にそれぞれ対応する複数の遷移パターンが定義されたモックアップ用ファイルを参照することにより、モックアップ用画面遷移を実現するモックアップ用ソースコードを生成する、
開発装置のデータ処理方法。
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JP2014091430A JP6265030B2 (ja) | 2014-04-25 | 2014-04-25 | アプリケーション開発システム、開発装置のデータ処理方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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-
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