JP6261799B1 - 燃料電池スタック、及び燃料電池セル - Google Patents

燃料電池スタック、及び燃料電池セル Download PDF

Info

Publication number
JP6261799B1
JP6261799B1 JP2017133080A JP2017133080A JP6261799B1 JP 6261799 B1 JP6261799 B1 JP 6261799B1 JP 2017133080 A JP2017133080 A JP 2017133080A JP 2017133080 A JP2017133080 A JP 2017133080A JP 6261799 B1 JP6261799 B1 JP 6261799B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
generation element
fuel
fuel cell
support substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017133080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018037401A (ja
Inventor
遥平 三浦
遥平 三浦
徳之 小笠原
徳之 小笠原
誠 大森
誠 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to DE112017004312.3T priority Critical patent/DE112017004312T5/de
Priority to PCT/JP2017/030705 priority patent/WO2018043387A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6261799B1 publication Critical patent/JP6261799B1/ja
Publication of JP2018037401A publication Critical patent/JP2018037401A/ja
Priority to US16/179,075 priority patent/US20190074534A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/023Porous and characterised by the material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/12Fuel cells with solid electrolytes operating at high temperature, e.g. with stabilised ZrO2 electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/2425High-temperature cells with solid electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/2484Details of groupings of fuel cells characterised by external manifolds
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/249Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells comprising two or more groupings of fuel cells, e.g. modular assemblies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】発電効率を向上させる。【解決手段】燃料電池スタック100は、燃料マニホールド200と、燃料電池セル301とを備えている。燃料電池セル301は、燃料マニホールド200から延びている。燃料電池セル301は、支持基板20、及び複数の発電素子部10を有する。支持基板20は、長手方向に沿って延びるガス流路を含む。各発電素子部10は、支持基板20上において、長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。各発電素子部10のうち、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部10aの面積は、他の発電素子部10の面積の平均値よりも大きい。【選択図】図6

Description

本発明は、燃料電池スタック、及び燃料電池セルに関するものである。
燃料電池スタックは、燃料マニホールドと、燃料マニホールドから延びる複数の燃料電池セルとを備えている(特許文献1)。各燃料電池セルは、支持基板と、複数の発電素子部とを有している。支持基板は、長手方向に延びるガス流路を有している。各発電素子部は、支持基板上において長手方向に間隔をあけて配置されている。
特許第5551803号公報
上述したような燃料電池スタックにおいて、発電効率を向上させることが要求されている。そこで、本発明の課題は、発電効率をより向上させることにある。
本発明者らは、鋭意研究の結果、ガス供給側の発電素子部が、燃料電池セルの発電効率の低下の要因となることを見出した。すなわち、各発電素子部は、燃料ガス及び空気が供給されて発電する。ここで、供給される燃料ガス又は空気が十分に予熱されていない場合、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部が燃料ガス又は空気によって冷却されてしまう。この結果、他の発電素子部に比べて基端側発電素子部の電気抵抗が大きくなってしまい、燃料電池セルの発電効率が低くなるおそれがある。
そこで、本発明の第1側面に係る燃料電池スタックは、燃料マニホールドと、燃料電池セルとを備えている。燃料電池セルは、燃料マニホールドから延びている。燃料電池セルは、支持基板、及び複数の発電素子部を有する。支持基板は、長手方向に沿って延びるガス流路を含む。各発電素子部は、支持基板上に配置されている。また、各発電素子部は、長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。各発電素子部のうち、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部の面積は、他の発電素子部の面積の平均値よりも大きい。
この構成によれば、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部の面積が、他の発電素子部の面積の平均値よりも大きいため、基端側発電素子部の電流密度が小さくなり電気抵抗を小さくすることができる。この結果、温度低下によって基端側発電素子部の電気抵抗が大きくなった場合であっても、基端側発電素子部の電気抵抗と他の発電素子部の電気抵抗との差を小さくすることができる。したがって、燃料電池セルの発電効率を向上させることができる。
好ましくは、各発電素子部のうち、基端側発電素子部の面積が最も大きい。
好ましくは、基端側発電素子部は、各発電素子部のうち長手方向の中央部に配置される中央発電素子部の面積よりも大きい。通常、長手方向の中央に配置される中央発電素子部の温度が最も高くなるため、中央発電素子部の電気抵抗と基端側発電素子部の電気抵抗との差が最も大きくなる。そこで、基端側発電素子部の面積を中央発電素子部の面積よりも大きくすることで、基端側発電素子部の電気抵抗と中央発電素子部の電気抵抗との差を小さくすることができる。この結果、燃料電池セルの発電効率を向上させることができる。
基端側発電素子部の面積は、各発電素子部のうち、最もガス排出側に配置された先端側発電素子部の面積と同じであってもよい。この場合、基端側発電素子部の面積は、先端側発電素子部の面積と完全に同じである必要はなく、製造上の誤差による違いは生じ得る。
好ましくは、他の発電素子部の面積の平均値(S0)に対する、基端側発電素子部の面積(Sa)の割合(Sa/S0)は、1.1以上である。
本発明の第2側面に係る燃料電池セルは、支持基板と、複数の発電素子部とを備えている。支持基板は、長手方向に沿って延びるガス流路を含んでいる。各発電素子部は、支持基板上において長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置される。各発電素子部のうち、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部の面積は、他の発電素子部の面積の平均値よりも大きい。
この構成によれば、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部の面積が、他の発電素子部の面積の平均値よりも大きいため、基端側発電素子部の電流密度が小さくなり電気抵抗を小さくすることができる。この結果、温度低下によって基端側発電素子部の電気抵抗が大きくなった場合であっても、基端側発電素子部の電気抵抗と他の発電素子部の電気抵抗との差を小さくすることができる。したがって、燃料電池セルの発電効率を向上させることができる。
本発明に係る燃料電池スタックによれば、発電効率を向上させることができる。
燃料電池スタックの斜視図。 燃料電池スタックの断面図。 燃料マニホールドの斜視図。 燃料電池セルの斜視図。 燃料電池セルの断面図。 燃料電池スタックの正面図。 燃料電池セルの断面図。 燃料電池セルと燃料マニホールドとの接合部を示す図。 燃料電池スタックへのガス供給方法を示す図。 電流の流れ方向を示す燃料電池セルの断面図。 燃料電池スタックの製造方法を示す図。 燃料電池スタックの製造方法を示す図。 実施例に係る燃料電池セルの概略図。
以下、本発明に係る燃料電池スタックの実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、燃料電池スタック100は、燃料マニホールド200と、複数の燃料電池セル301と、を備えている。
[燃料マニホールド]
図3に示すように、燃料マニホールド200は、燃料ガスを各燃料電池セル301に分配するように構成されている。燃料マニホールド200は、中空状であり、内部空間を有している。燃料マニホールド200の内部空間には、導入管201を介して燃料ガスが供給される。燃料マニホールド200は、互いに間隔をあけて並ぶ複数の貫通孔202を有している。各貫通孔202は、燃料マニホールド200の天板203に形成されている。各貫通孔202は、燃料マニホールド200の内部空間と外部とを連通する。
[燃料電池セル]
図2に示すように、各燃料電池セル301は、燃料マニホールド200から延びている。詳細には、各燃料電池セル301は、燃料マニホールド200の天板203から上方(x軸方向)に延びている。すなわち、各燃料電池セル301の長手方向(x軸方向)は、上方に延びている。図4に示すように、燃料電池セル301は、複数の発電素子部10と、支持基板20とを備えている。
[支持基板]
支持基板20は、支持基板20の長手方向(x軸方向)に沿って延びる複数のガス流路21を内部に有している。各ガス流路21は、互いに実質的に平行に延びている。図5に示すように、支持基板20は、複数の第1凹部22を有している。各第1凹部22は、支持基板20の両面に形成されている。各第1凹部22は支持基板20の長手方向において互いに間隔をあけて配置されている。なお、各第1凹部22は、支持基板20の幅方向(y軸方向)の両端部には形成されていない。
支持基板20は、電子伝導性を有さない多孔質の材料によって構成される。支持基板20は、例えば、CSZ(カルシア安定化ジルコニア)から構成され得る。或いは、支持基板20は、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、MgO(酸化マグネシウム)とMgAl(マグネシアアルミナスピネル)とから構成されてもよい。支持基板20の気孔率は、例えば、20〜60%程度である。
[発電素子部]
各発電素子部10は、支持基板20の両面に支持されている。なお、各発電素子部10は、支持基板20の片面のみに支持されていてもよい。各発電素子部10は、支持基板20の長手方向において、互いに間隔をあけて配置されている。すなわち、本実施形態に係る燃料電池セル301は、いわゆる横縞型の燃料電池セルである。長手方向に隣り合う発電素子部10は、電気的接続部30によって互いに電気的に接続されている。
各発電素子部10は、燃料極4、電解質5、及び空気極6を有している。また、各発電素子部10は、反応防止膜7をさらに有している。燃料極4は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。燃料極4は、燃料極集電部41と燃料極活性部42とを有する。
燃料極集電部41は、第1凹部22内に配置されている。詳細には、燃料極集電部41は、第1凹部22内に充填されており、第1凹部22と同様の外形を有する。各燃料極集電部41は、第2凹部41a及び第3凹部41bを有している。燃料極活性部42は、第2凹部41a内に配置されている。詳細には、燃料極活性部42は、第2凹部41a内に充填されている。
燃料極集電部41は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。或いは、燃料極集電部41は、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とCSZ(カルシア安定化ジルコニア)とから構成されてもよい。燃料極集電部41の厚さ、並びに第1凹部22の深さは、50〜500μm程度である。
燃料極活性部42は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成され得る。或いは、燃料極活性部42は、NiO(酸化ニッケル)とGDC(ガドリニウムドープセリア)とから構成されてもよい。燃料極活性部42の厚さは、5〜30μmである。
電解質5は、燃料極4上を覆うように配置されている。詳細には、電解質5は、あるインターコネクタ31から他のインターコネクタ31まで長手方向に延びている。すなわち、燃料電池セル301の長手方向において、電解質5とインターコネクタ31とが交互に配置されている。
電解質5は、イオン伝導性を有し且つ電子伝導性を有さない緻密な材料からなる焼成体である。電解質5は、例えば、YSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)から構成され得る。或いは、電解質5は、LSGM(ランタンガレート)から構成されてもよい。電解質5の厚さは、例えば、3〜50μm程度である。
反応防止膜7は、緻密な材料からなる焼成体であり、平面視(z軸方向視)において、燃料極活性部42と略同一の形状である。反応防止膜7は、電解質5を介して、燃料極活性部42と対応する位置に配置されている。反応防止膜7は、電解質5内のYSZと空気極6内のSrとが反応して電解質5と空気極6との界面に電気抵抗が大きい反応層が形成される現象の発生を抑制するために設けられている。反応防止膜7は、例えば、GDC=(Ce,Gd)O(ガドリニウムドープセリア)から構成され得る。反応防止膜7の厚さは、例えば、3〜50μm程度である。
空気極6は、反応防止膜7上に配置されている。空気極6は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。空気極6は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。或いは、空気極6は、LSF=(La,Sr)FeO(ランタンストロンチウムフェライト)、LNF=La(Ni,Fe)O(ランタンニッケルフェライト)、又は、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)等から構成されてもよい。空気極6は、LSCFからなる第1層(内側層)とLSCからなる第2層(外側層)との2層によって構成されてもよい。空気極6の厚さは、例えば、10〜100μmである。
図6に示すように、各発電素子部10は、支持基板20の長手方向(x軸方向)に沿って間隔をあけて配置されている。この各発電素子部10のうち、最もガス供給側(図6の下側)に配置された発電素子部10を基端側発電素子部10aとする。なお、ガス供給側とは、ガスが供給される側、すなわち、燃料マニホールド200側を言う。最もガス供給側に配置された発電素子部10とは、最も燃料マニホールド200に近い発電素子部10と同義である。また、各発電素子部10のうち、最もガス排出側(図6の上側)に配置された発電素子部10を先端側発電素子部10bとする。なお、ガス排出側とは、ガスが排出される側、すなわち、燃料マニホールド200と反対側を言う。先端側発電素子部10bは、各発電素子部10の中で、燃料マニホールド200から最も遠い位置にある。
基端側発電素子部10aの面積は、他の発電素子部10の面積の平均値よりも大きい。なお、発電素子部10の面積は、発電素子部10の厚さ方向に沿って見た状態(z軸方向視)において、燃料極活性部42、電解質5、及び空気極6が重複する部分の面積を言う。基端側発電素子部10aは、他の発電素子部10と比べて、幅方向(y軸方向)の寸法を同じにして、長手方向(x軸方向)の寸法を変えることによって、面積を大きくすることが好ましい。
各発電素子部10の面積の比較は、各発電素子部10が形成された支持基板20の面毎に行う。例えば、支持基板20の両面に各発電素子部10が形成されている場合、支持基板20の一方面に形成された基端側発電素子部10aの面積は、支持基板20の一方面に形成された他の各発電素子部10の面積の平均値よりも大きくなるように設計される。また、支持基板20の他方面に形成された基端側発電素子部10aの面積は、支持基板20の他方面に形成された他の各発電素子部10の面積の平均値よりも大きくなるように設計される。
基端側発電素子部10aは、各発電素子部10のうちで最も大きい面積を有することが好ましい。例えば、基端側発電素子部10aは、他の全ての発電素子部10の面積よりも大きい。なお、他の発電素子部10のうち、基端側発電素子部10aと同じ面積を有するものがあってもよい。例えば、先端側発電素子部10bの面積が、基端側発電素子部10aの面積と同じであってもよい。
また、基端側発電素子部10aの面積は、各発電素子部10のうち、長手方向の中央部に配置された中央発電素子部10の面積よりも大きい。なお、支持基板20上に配置される発電素子部10の数が偶数の場合、長手方向の中央部には2つの発電素子部10が配置されることになる。そして、基端側発電素子部10aの面積は、この2つの発電素子部10の各面積よりも大きい。
好ましくは、他の各発電素子部10の面積の平均値S0に対する、基端側発電素子部10aの面積Saの割合Sa/S0は、1.1以上とすることが好ましい。また、上記割合Sa/S0は、2.5以下とすることが好ましい。
[電気的接続部]
図5に示すように、電気的接続部30は、支持基板20の長手方向に隣り合う発電素子部10を電気的に接続するように構成されている。電気的接続部30は、インターコネクタ31及び空気極集電膜32を有する。インターコネクタ31は、第3凹部41b内に配置されている。詳細には、インターコネクタ31は、第3凹部41b内に埋設(充填)されている。インターコネクタ31は、電子伝導性を有する緻密な材料からなる焼成体である。インターコネクタ31は、例えば、LaCrO(ランタンクロマイト)から構成され得る。或いは、インターコネクタ31は、(Sr,La)TiO(ストロンチウムチタネート)から構成されてもよい。インターコネクタ31の厚さは、例えば、10〜100μmである。
空気極集電膜32は、隣り合う発電素子部10のインターコネクタ31と空気極6との間を延びるように配置される。例えば、図5の左側に配置された発電素子部10の空気極6と、図5の右側に配置された発電素子部10のインターコネクタ31とを電気的に接続するように、空気極集電膜32が配置されている。空気極集電膜32は、電子伝導性を有する多孔質の材料からなる焼成体である。
空気極集電膜32は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成され得る。或いは、空気極集電膜32は、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)から構成されてもよい。或いは、空気極集電膜32は、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)から構成されてもよい。空気極集電膜32の厚さは、例えば、50〜500μm程度である。
[集電部材]
以上のように構成された燃料電池セル301は、隣り合う燃料電池セル301と、集電部材302によって電気的に接続されている。図2に示すように、集電部材302は、一対の燃料電池セル301間に配置されている。そして、集電部材302は、厚さ方向(z軸方向)において隣り合う燃料電池セル301同士を電気的に接続するよう、導電性を有している。詳細には、集電部材302は、燃料電池セル301のガス供給側303において、隣り合う燃料電池セル301同士を接続している。集電部材302は、基端側発電素子部10aよりもガス供給側に配置されている。詳細には、図7に示すように、集電部材302は、基端側発電素子部10aから延びる空気極集電膜32上に配置されている。
集電部材302は、ブロック状である。例えば、集電部材302は、直方体状又は円柱状である。集電部材302は、例えば、酸化物セラミックスの焼成体で構成されている。このような酸化物セラミックスとしては、例えば、ペロブスカイト酸化物、又はスピネル酸化物などが挙げられる。ペロブスカイト酸化物としては、例えば、(La,Sr)MnO、又は(La,Sr)(Co,Fe)O等が挙げられる。スピネル酸化物としては、例えば、(Mn,Co)、又は(Mn,Fe)等が挙げられる。この集電部材302は、例えば、可撓性を有していない。
集電部材302は、第1接合材101によって、各燃料電池セル301に接合されている。すなわち、第1接合材101は、各集電部材302と各燃料電池セル301とを接合している。第1接合材101は、例えば、(Mn,Co)、(La,Sr)MnO又は(La,Sr)(Co,Fe)O等よりなる群から選ばれる少なくとも1種である。
図2に示すように、各燃料電池セル301は、燃料マニホールド200に支持されている。詳細には、各燃料電池セル301は、第2接合材102によって、燃料マニホールド200の天板203に固定されている。より詳細には、図8に示すように、各燃料電池セル301は、燃料マニホールド200の貫通孔202に挿入されている。燃料電池セル301は、貫通孔202に挿入された状態で、第2接合材102によって燃料マニホールド200に固定されている。
第2接合材102は、燃料電池セル301が挿入された状態の貫通孔202内に充填される。すなわち、第2接合材102は、燃料電池セル301の外周面と、貫通孔202を画定する壁面との隙間に充填される。第2接合材102は、例えば、結晶化ガラスである。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、又はSiO−MgO系が採用され得る。なお、本明細書では、結晶化ガラスとは、全体積に対する「結晶相が占める体積」の割合(結晶化度)が60%以上であり、全体積に対する「非晶質相及び不純物が占める体積」の割合が40%未満のガラスを指す。なお、第2接合材102の材料として、非晶質ガラス、ろう材、又はセラミックス等が採用されてもよい。具体的には、第2接合材102は、SiO−MgO−B−Al系及びSiO−MgO−Al−ZnO系よりなる群から選ばれる少なくとも一種である。
燃料マニホールド200から突出している各燃料電池セル301の長手方向(x軸方向)の長さは、100〜300mm程度とすることができる。また、各燃料電池セル301は、燃料電池セル301の厚さ方向(z軸方向)に間隔をあけて並んでいる。この燃料電池セル301同士の間隔は、1〜5mm程度とすることができる。
[発電方法]
以上のように構成された燃料電池スタック100は、次のようにして発電する。燃料マニホールド200を介して各燃料電池セル301のガス流路21内に燃料ガス(水素ガス等)を流すとともに、支持基板20の両面を酸素を含むガス(空気等)に曝す。
酸素を含むガスは、例えば、図9に示すように、幅方向(y軸方向)に沿って流れるように、基端側発電素子部10aよりもガス供給側に供給される。詳細には、燃料電池スタック100は、ガス供給部材400をさらに有している。ガス供給部材400は、各燃料電池セル301の間において、空気などのガスを供給するように構成されている。なお、ガス供給部材400から供給されたガスが効率的に上方へ流れるよう、案内板401がガス供給部材400と反対側に設置されていてもよい。案内板401は、平板状であって、燃料電池セル301の長手方向に延びるとともに、燃料電池セル301の厚さ方向に延びている。
以上のように、燃料ガス、及び酸素を含むガスを供給された各発電素子部10において、電解質5の両側面間に生じる酸素分圧差によって起電力が発生する。この燃料電池スタック100を外部の負荷に接続すると、空気極6において下記(1)式に示す電気化学反応が起こり、燃料極4において下記(2)式に示す電気化学反応が起こり、電流が流れる。
(1/2)・O+2e→O2− …(1)
+O2−→HO+2e …(2)
発電状態においては、電流は、図10において矢印で示すように流れる。インターコネクタ31、及び発電素子部10において、電流は厚さ方向に流れる。
[製造方法]
次に、上述したように構成された燃料電池スタックの製造方法について説明する。
まず、燃料マニホールド200と複数の燃料電池セル301とを準備する。そして、図11に示すように、各燃料電池セル301を集電部材302及び第1接合材101によって接続し、セル集合体300を作製する。なお、この段階では第1接合材101は焼成されておらず、各燃料電池セル301は互いに仮止めの状態である。
次に、図12に示すように、セル集合体300の各燃料電池セル301の端部を燃料マニホールド200の各貫通孔202に挿入する。なお、各燃料電池セル301が第1方向に沿って所定の間隔を保持するための治具を用いてもよい。
次に、燃料電池セル301が挿入された状態の貫通孔202内に第2接合材102を充填する。なお、第2接合材102は、支持板の表面から上方に向けてはみ出す程度まで充填することが好ましい。
次に、第1接合材101及び第2接合材102に対して熱処理が加えられる。この熱処理によって、第1接合材101及び第2接合材102が固化され、燃料電池スタック100が完成する。詳細には、第1接合材101は、熱処理を施されることによって焼成される。この結果、各燃料電池セル301と集電部材302とが固定される。また、第2接合材102は、熱処理を施されることによって、非晶質材料の温度が結晶化温度まで到達する。そして、結晶化温度下にて材料の内部で結晶相が生成されて、結晶化が進行していく。この結果、非晶質材料が固化・セラミックス化されて、結晶化ガラスとなる。これにより、結晶化ガラスで構成される第2接合材102が機能を発揮し、各燃料電池セル301の近位端部が燃料マニホールド200に固定される。その後、所定の治具が燃料電池スタック100から取り外される。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
上記実施形態では、支持基板20は平板状であったが、円筒状であってもよい。すなわち、燃料電池セル301は、円筒型であってもよい。
変形例2
複数の燃料電池セル301のうち、少なくとも1つの燃料電池セル301において、基端側発電素子部10aの面積が、他の発電素子部10の面積の平均値よりも大きくなっていればよい。例えば、複数の燃料電池セル301のうち、いくつかの燃料電池セル301において、基端側発電素子部10aの面積が、他の発電素子部10の面積と同じ、又は他の発電素子部10の面積よりも小さくてもよい。
以下に実施例及び比較例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
No.1〜10に係る燃料電池セル301を以下のように作製した。
上述したように構成された燃料電池セル301を作製した。各燃料電池セル301は、長手方向に間隔をあけて配置された8個の発電素子部10を有する。各発電素子部10は、電気的接続部30によって直列に接続した。なお、各発電素子部10は、支持基板20の一方の面のみに形成した。
各燃料電池セル301において、各発電素子部10の面積Sa〜Shを表1の通りとした。なお、各発電素子部10の面積Sa〜Shは、基端側発電素子部10aの面積Saを1とした面積比で表記した。各発電素子部10の面積Sa〜Shは、最もガス供給側から順に並んでいる(図13参照)。また、各発電素子部10の幅方向の寸法は同じであり、長手方向の寸法を調整することによって各発電素子部10の面積を調整した。また、各燃料電池セル301において、各発電素子部10の面積以外の構成は同じである。表1のS0は、各燃料電池セル301における、基端側発電素子部10a以外の他の発電素子部10の面積の平均値である。
(評価方法)
以上のようにして作製した各燃料電池セル301を1つの燃料マニホールド200に挿入して、燃料マニホールド200を介して各燃料電池セル301のガス流路21に燃料ガスを供給した。また、幅方向に沿って、基端側発電素子部10aの下方から空気を供給した。そして、各燃料電池セル301の起電力を測定し、各サンプルを評価した。この評価結果を表1に示す。なお、評価条件は、温度が750℃、電流密度が0.2A/cm、燃料利用率が80%、空気利用率が40%であった。
Figure 0006261799
表1より、基端側発電素子部10aの面積Saを、他の発電素子部10の面積の平均値S0よりも大きくすることによって、起電力が大きくなることが分かった。また、他の発電素子部10の面積の平均値S0に対する、基端側発電素子部10aの面積Saの割合(Sa/S0)を1.10以上とすることで、より起電力が大きくなっていることが分かった。
100 燃料電池スタック
200 燃料マニホールド
301 燃料電池セル
10 発電素子部
10a 基端側発電素子部
10b 先端側発電素子部
20 支持基板
21 ガス流路

Claims (3)

  1. 燃料マニホールドと、
    長手方向に沿って延びるガス流路を含む支持基板、及び前記支持基板上において前記長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置される複数の発電素子部、を有し、前記燃料マニホールドから延びる燃料電池セルと、
    を備え、
    前記各発電素子部のうち、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部の面積は、他の全ての発電素子部の面積のそれぞれよりも大きい、
    燃料電池スタック。
  2. 前記他の発電素子部の面積の平均値(S0)に対する、前記基端側発電素子部の面積Saの割合(Sa/S0)は、1.1以上である、
    請求項に記載の燃料電池スタック。
  3. 長手方向に沿って延びるガス流路を含む支持基板と、
    前記支持基板上において前記長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置される複数の発電素子部と、
    を備え、
    前記各発電素子部のうち、最もガス供給側に配置された基端側発電素子部の面積は、他の全ての発電素子部の面積のそれぞれよりも大きい、
    燃料電池セル。
JP2017133080A 2016-08-29 2017-07-06 燃料電池スタック、及び燃料電池セル Active JP6261799B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE112017004312.3T DE112017004312T5 (de) 2016-08-29 2017-08-28 Brennstoffzellenstack und Brennstoffzelle
PCT/JP2017/030705 WO2018043387A1 (ja) 2016-08-29 2017-08-28 燃料電池スタック、及び燃料電池セル
US16/179,075 US20190074534A1 (en) 2016-08-29 2018-11-02 Fuel cell stack and fuel cell

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167114 2016-08-29
JP2016167114 2016-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6261799B1 true JP6261799B1 (ja) 2018-01-17
JP2018037401A JP2018037401A (ja) 2018-03-08

Family

ID=60989219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017133080A Active JP6261799B1 (ja) 2016-08-29 2017-07-06 燃料電池スタック、及び燃料電池セル

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20190074534A1 (ja)
JP (1) JP6261799B1 (ja)
DE (1) DE112017004312T5 (ja)
WO (1) WO2018043387A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115443562A (zh) * 2020-04-30 2022-12-06 京瓷株式会社 电池单元、电池堆装置、模块以及模块收容装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011165613A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kyocera Corp 横縞型固体酸化物形燃料電池バンドルおよび燃料電池
JP2015170453A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 日本碍子株式会社 燃料電池

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551803A (en) 1978-10-03 1980-04-15 Shirou Yamada Artificial hair with flocking needle

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011165613A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kyocera Corp 横縞型固体酸化物形燃料電池バンドルおよび燃料電池
JP2015170453A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 日本碍子株式会社 燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
DE112017004312T5 (de) 2019-06-19
WO2018043387A1 (ja) 2018-03-08
US20190074534A1 (en) 2019-03-07
JP2018037401A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6026045B1 (ja) 燃料電池スタック
JP6533331B1 (ja) 燃料電池セル、及びセルスタック装置
JP6154042B1 (ja) 燃料電池スタック
JP6239721B1 (ja) 燃料電池スタック
JP6267300B1 (ja) 燃料電池セル
JP6261799B1 (ja) 燃料電池スタック、及び燃料電池セル
JP6063597B1 (ja) 燃料電池のスタック構造体
JP6239707B1 (ja) 燃料電池スタック、及び燃料電池セル
JP6309152B1 (ja) 燃料電池セル
JP6426261B2 (ja) 燃料電池セル
JP6335267B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6257721B1 (ja) 燃料電池セル
JP6130578B1 (ja) 燃料電池スタック
JP6487600B1 (ja) 燃料電池セル
JP2018098201A (ja) 燃料電池セル
JP6130575B1 (ja) 燃料電池スタック
JP6611393B1 (ja) セルスタック装置
JP6586504B1 (ja) セルスタック装置
JP6335233B2 (ja) 燃料電池セル
JP6309587B2 (ja) 燃料電池セル
JP6466902B2 (ja) マニホールド、及び燃料電池スタック
JP6261690B1 (ja) 燃料電池セル
JP6282324B1 (ja) 燃料電池セル
WO2020095472A1 (ja) 燃料電池セル、及びセルスタック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6261799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150