JP6259096B2 - おしゃぶり - Google Patents

おしゃぶり Download PDF

Info

Publication number
JP6259096B2
JP6259096B2 JP2016537432A JP2016537432A JP6259096B2 JP 6259096 B2 JP6259096 B2 JP 6259096B2 JP 2016537432 A JP2016537432 A JP 2016537432A JP 2016537432 A JP2016537432 A JP 2016537432A JP 6259096 B2 JP6259096 B2 JP 6259096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
state
nipple
pacifier
child
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016537432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017500101A (ja
Inventor
ヤッコ クリストフ イアデン
ヤッコ クリストフ イアデン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2017500101A publication Critical patent/JP2017500101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6259096B2 publication Critical patent/JP6259096B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J17/00Baby-comforters; Teething rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J17/00Baby-comforters; Teething rings
    • A61J17/001Baby-comforters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J17/00Baby-comforters; Teething rings
    • A61J17/10Details; Accessories therefor
    • A61J17/113Protective covers therefor, e.g. for protecting during disuse

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pediatric Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

本発明は、ニップルとシールドとを含むおしゃぶりに関する。
多くの乳幼児は、当該乳幼児の生後数年の間、吸乳本能を有する。この本能は、乳幼児が当該乳幼児の必要な栄養を受け取ることを保証する。しかしながら、乳幼児はしばしば、調子が悪いか又は疲れているとき等の乳幼児が空腹ではないときに、吸乳衝動を持つ。おしゃぶりは、乳幼児をあやすために、乳幼児の栄養に関しない吸乳本能を満足させるのに用いられる。
不都合なことに、子供は日常的に、当該子供のおしゃぶりを地面に落とすか又は投げてしまう。これは、おしゃぶりが汚れや細菌で覆われる原因となる。これは、親にとって、おしゃぶりが落とされるか又は汚いものに触れる度におしゃぶりを洗うことはほとんど不可能なので、非常に苛立たしい。
既知の解決策は、ラズベビー(Razbaby)のキープ・イット・クリーンおしゃぶりである。このおしゃぶりは、一般的なニップルと、シールドとに加え、構造が2つの球面形状のカバー部品から成る組み込まれたニップルカバーを有する。2つのカバー部品は、ジョイントを介して互いに接続される。子供がニップルを吸うとき、カバー部品は、ばね解放部によって開位置に保持される。おしゃぶりが子供の口から落ちて、シールド又はカバー部品が地面にぶつかるときには、ばね解放部が動作してカバー部品が互いに結合し、これによりニップルを囲む。
このおしゃぶりの欠点は、おしゃぶりが多くの部品を含むことである。本発明は、既存の問題点に対処する。
本発明の目的は、おしゃぶりのための改善されたカバーを提供することである。
本発明によると、この目的は、おしゃぶりがニップルと、弾性材料で作られるシールドとを含み、シールドは2つの安定した機械的状態を有し、第1の状態はシールドの目的に適い、第2の状態はニップルカバーの目的に適い、シールドは、シールドの弾性材料に蓄積された張力が、シールドへの衝撃の際に、シールドを第1の状態から第2の状態へと移行させるように設けられていることで実現される。
おしゃぶりのシールドは、1つの要素だけを有して2つの安定した機械的状態を得ることが可能であるような形状とされる。第1の状態では、シールドは、ニップルから遠ざかって折り返され、開位置にある。シールドが第1の状態にあるとき、シールドは、ニップルが子供の口の中で子供によって飲み込まれることを防止するためにおしゃぶりに存在する、シールドとしての役割を果たす。第2の状態では、シールドはニップルの方向に折り畳まれ、ニップルを少なくとも部分的に囲んでいる。第2の状態では、シールドは閉位置にある。シールドが第2の状態にある場合、シールドは、ニップルを他の物体との接触から保護するためのニップルカバーとしての役割を果たす。この態様で、おしゃぶりは、シールドと、追加的な付属のニップルカバーとの両方を含む必要はなく、シールドが、シールドとして機能し、及びニップルカバーとして機能することができる。したがって、おしゃぶりの部品の数が低減される。
おしゃぶりのシールドは、衝撃の際に、第1の安定した機械的状態から第2の安定した機械的状態へと移行する。衝撃は、連続力とは異なる瞬発力である。シールドは、衝撃の際に、シールドが第1の展開された状態から第2の折り畳まれた状態へと移行するような形状とされる。展開されたシールドが衝撃によって影響された場合、シールドは第1の状態からニップルの方向に曲がり、ニップルを少なくとも部分的に囲む。衝撃は、例えば、おしゃぶりが子供の口から落ちたときに床にぶつかることであり、展開されたシールドの一部分が床にぶつかるときに、シールドは局所的に変形され、変形されたシールドの部分は、当該部分の変形応力を隣接するシールドの部分に伝達する。したがって、衝撃は、シールドが第1の安定した機械的状態から第2の安定した機械的状態へと移行することを引き起こす。
シールドは、ニップルの方向にうまく折り畳まれてシールドを閉じる。ニップルは、例えば、追加的な別個のおしゃぶりカバーを用いてニップル及びおしゃぶりを保護する必要なしに、他の物体と共にバッグの中に格納され得る。この態様で、折り畳まれたシールドがニップルを少なくとも部分的に囲み、ひいてはニップルがナプキン又はタオル等の汚染された物体に接触することを防止するので、ニップルは、汚れることがなく、あるいは細菌等で汚染されることがない。シールドがニップルの方向に折り畳まれているときには、おしゃぶりは容易に格納され得る。例えば、世話をする人が赤ちゃんに食べ物を与えたいときに、世話をする人は、シールドをニップルの方向へと曲げる。したがって、おしゃぶりを安全且つ衛生的に脇に置くために、シールドがニップルの周りに折り畳まれる。おしゃぶりをケースの中に置く必要がなく、あるいは、おしゃぶりを、当該おしゃぶりで遊びたいか又は当該おしゃぶりを子供の口に入れたい他の子供の手の届かないところに置く必要がなく、また、無防備な状態の間に地面に落としたときに、ニップルが汚くなるリスクもない。この態様で、世話をする人は、ニップルを子供の口に再挿入する前に、ニップルを清浄にする必要がない。したがって、おしゃぶりのシールドは、第1の状態では、ニップルが子供の口の中へと飲み込まれるのを防止するためのシールドであり、第2の状態では、ニップルを容易に且つ衛生的に保護するためのカバーであるという、2つの目的に適う。
有利には、シールドは湾曲した形状を有する。湾曲した形状は、球体の一部を形成する。したがって、湾曲した形状は、2つの安定した機械的状態を有する。第1の状態では、シールドは、当該シールドが子供の口から遠ざかって曲がるように湾曲する。この形状は、子供がニップルを吸うのを妨げず、また、子供の頬に赤い跡を残さない。第2の状態では、シールドは、当該シールドがニップルを囲むように湾曲する。このとき、おしゃぶりの形状は球状であり、ニップルをうまく保護し、したがっておしゃぶりは容易に且つ衛生的に格納され得る。
好ましい実施形態では、シールドは、第1の安定した機械的状態及び第2の安定した機械的状態の両方において球面形状である。第1の状態では、シールドは展開され、ニップルから遠ざかる方向に曲げられ、シールドの目的に適う。曲げられたシールドの湾曲は、球面状である。第2の安定した機械的状態では、シールドはニップルの方向に折り畳まれる。球形状のとき、シールドはニップルを囲み、ニップルと環境内の物体との直接接触は不可能である。シールドが第2の状態にありニップルの周りに折り畳まれているときには、ニップルが細菌で汚染された物体によって汚染されるリスクを冒すことなしに、おしゃぶりはバッグの中やテーブルの上に置かれることができる。更に、地面に落ちたときに、不衛生な砂、水、髪の毛、又は他の汚れとニップルとの間の接触が防止される。結果として、おしゃぶりを子供の口に再挿入する前に、世話をする人はおしゃぶりを清浄にする必要がない。
好ましくは、シールドの形状は、シールドへの衝撃の際に、シールドが第1の状態から第2の状態へと移行するように、シールドの材料に張力が蓄積されるようなシールドの形状である。シールドに行使される例えば衝撃といった閾値の力を超える力は、シールドが第1の機械的状態から第2の機械的状態へと移行し、又はその逆の移行も引き起こす。シールドを移行させるためにシールドに行使される力は、ニップルを環境に対して保護するために、又はニップルを子供の口に再挿入するために覆いを取るために、世話をする人によって付与される。また、力は、衝撃によってシールドに付与されてもよい。衝撃の際に、シールドは、第1の安定した機械的状態から第2の安定した機械的状態へと移行する。したがって、シールドが例えば床といった物体にぶつかる場合、シールドは開位置から閉位置へと移行し、ニップルを覆う。
好ましい実施形態では、シールドは、1以上の切欠きを含む。切欠きの間のシールドの部分が互いに近接されるとき、ニップルのための空洞を形成するハウジングが形成され、ハウジングはニップルを部分的に又は十分に囲む。1以上の切欠きは、シールドが、第1の状態から第2の状態へと又はその逆が、より容易に移行することを可能にする。有利には、切欠きは、最初はニップルから遠ざかる方向に配向される。したがって、第2の状態では、切欠きはニップルの下側からニップルの上側までにおいて配向される。切欠きの存在は、シールドにおける接線方向の応力を低減させる。したがって、シールドを第1の状態から第2の状態へと移行するため又はその逆の移行は、より少ない力が必要とされる。
有利には、切欠きは、当該切欠きが、妨げられることのない子供の呼吸を可能にするような形状である。シールドが第1の安定した機械的状態にあり、すなわちニップルから遠ざかって折り返されているとき、シールドはシールドとして機能する。安全の理由で、シールドは、子供がニップルを吸うときにおしゃぶりが飲み込まれるのを防止するのに十分大きくなければならない。更に、シールドは、子供の口におしゃぶりがある間、子供が当該子供の鼻で呼吸することを可能にするような形状とされなければならない。そうでない場合、子供は呼吸するために継続的に子供の口を開けていなければならず、おしゃぶりをなくすリスクを冒す。これらの条件は、切欠きが、子供の鼻を当該切欠きが覆わずに、子供が妨げられることなく呼吸できるような形状とされるときに満たされる。
本発明によるおしゃぶりは、おしゃぶりの重さの低減に貢献する。シールドが、シールドとニップルカバーとの2つの機能を果たすので、おしゃぶりの重さは、おしゃぶりにシールドと追加的な組み込まれたニップルカバーが存在するときよりも少ない。
また、おしゃぶりは、管理する物体の低減にも貢献する。子供は常におしゃぶりを使うわけではなく、あるいは、世話をする人は子供がいつでもおしゃぶりを吸うことを望まない。したがって、おしゃぶりが財布、おむつバッグ、又は家等のどこに格納されるかに関わらずおしゃぶりをきれいに保つために、別個のケースが必要とされる。一部のおしゃぶりは、ニップルに適合するケース又は蓋を有する。しかしながら、ケース及び蓋はなくなるか又は壊れて、当該ケース及び蓋を意図されるよりも便利でないものとする。更に、ケースはポケットに入れて持ち運ぶのに大きすぎる。本明細書によるおしゃぶりでは、おしゃぶりを衛生的且つ安全に格納するために、追加的なおしゃぶりカバーの必要がない。
本発明のおしゃぶりのこれらの態様及び他の態様は、図面を参照して更に解明され、説明されるであろう。
第1の状態のおしゃぶりを示す。 第2の状態のおしゃぶりを示す。
図1は、第1の安定した機械的状態のおしゃぶり1を提示し、図2は、第2の安定した機械的状態のおしゃぶり1を提示する。ここで図1及び図2を参照すると、この実施例は、本発明の実施形態によるおしゃぶり1を提供する。おしゃぶり1は、ニップル2とシールド3とを含む。シールド3は、上側でニップル2に接続される。おしゃぶり1は、シールド3の下側に接続されるハンドル4を更に含む。ハンドル4は、シールド3に直接接続されるか、又はノブ5を介して接続されてもよい。
ニップル2と、シールド3と、ハンドル4と、ノブ5とを含むおしゃぶり1は、適切なプラスチック又はエラストマ若しくは同様の柔軟性を有するもの等の、本目的のために適切な任意の材料で作製される。
ニップル2は、従来、エラストマ材料で作られる。ニップル2は、シリコーン若しくは好ましくは液体シリコーンゴム、ラテックス、又は別の弾性材料で作られる。ニップル2は、中空であるか又は中実であってもよく、任意の好ましい形状であってよい。ニップル2のサイズは幅があり、通常子供の口に依存する。ニップル2のサイズは、子供の口が大きくなるにつれ、徐々により大きなサイズにされて大きくなる。
シールド3は、上側3aと下側3bとを含む実質的に可撓性のシールド3である。上側はニップル2に面し、下側はハンドル4に面する。シールド3の上側3aは、ニップル2により近く、ニップル2と接続され、下側3bは、ハンドル4により近い。ハンドル4は、シールド3に直接接続されるか、又はノブ5を介して接続されてもよい。ニップル2は、通常、シールド3の上側3aの中心に取り付けられる。対称位置のニップル2は、子供の口における快適な装着を提供し、おしゃぶり1は、重力モーメントのためのずれ又は回転の傾向を有しない。
おしゃぶり1のシールド3は、当該シールド3が1つの要素だけを有して2つの安定した機械的状態を得ることができるような形状とされる。図1は、ニップル2から遠ざかって折り返された第1の安定した機械的状態のシールドを示す。このときニップル2は、子供の口がおしゃぶり1を吸うために容易に接触可能である。このときシールド3は開位置にあり、ニップル2は子供が吸うために接触可能である。この第1の状態は安定した機械的状態であり、シールド3に力が付与されないとき、シールド3は第1の状態に留まる。第1の状態では、シールド3の形状は凸状である。第1の状態では、シールド3の上側3aの表面の曲率半径が、下側3bの表面の曲率半径よりも大きい。図2は、ニップル2の方向に折り畳まれた第2の安定した機械的状態のシールド3を示す。シールド3は、ニップル2を部分的に又は十分に囲み、したがってニップル2を汚れ等の他の物体との接触に対して保護する。このときシールド3は閉位置にあり、ニップル2は子供が吸うために接触可能ではない。第2の状態では、シールド3の形状は凹状である。第2の状態も同様に安定した機械的状態であり、シールド3に力が付与されないとき、シールド3は第2の状態に留まる。第2の状態では、シールド3の下側3bの表面の曲率半径が、上側3aの表面の曲率半径よりも大きい。したがって、シールド3は、吸っている乳幼児によっておしゃぶりが飲み込まれるのを防止するためのシールドとしての役割を果たすという目的と、ニップル2をとりわけ汚れ、細菌、他の子供に対して安全且つ衛生的に保護するためのニップルカバーであるという目的とである、2つの目的に適う。
おしゃぶり1のシールド3は、第1の安定した機械的状態と第2の安定した機械的状態との間での弾性変形が可能である。第1の安定状態では、シールド3はドーム状であり、シールド3の上側3aの表面がドームの外側にある。シールド3は有限の剛性を有するので、第1の状態から第2の状態への移行又はその逆の移行は、ニップル2の軸に対して横断する平面に配置される下にある閉じ込められた平面を通じて、比較的大きなシールド領域を押すための、シールド3の強制的な変形を伴う。シールド3の変形は、シールド材料である材料の、ニップル2の中心軸に向かった一時的な変位を伴い、これはシールド3の壁における周方向又は接線方向の圧縮応力をもたらす。下にある閉じ込められた平面を通る際、シールドにおける応力は解放され、シールドにおける材料は第2の安定状態へと移行する。第2の安定状態では、シールドはニップルを少なくとも部分的に囲む。シールド3が実質的に弛緩されている安定状態は、シールド3が部分的に変形されている非安定状態の弾性エネルギ最小値よりも低い弾性エネルギ最小値を表す。
第1の状態から第2の状態への移行又はその逆の移行は、ニップル2の軸に対して横断する平面に配置される下にある閉じ込められた平面を通じて、比較的大きなシールド領域を押すための、同様のシールド3の強制的な変形を伴う。シールド3の変形は、シールド材料である材料の、ニップル2の中心軸に向かった一時的な変位を伴い、これはシールド3における周方向又は接線方向の圧縮応力をもたらす。下にある閉じ込められた平面を通る際、シールドにおける応力は解放され、シールドにおける材料は他の安定状態、すなわち、第1の安定状態から下にある閉じ込められた平面を通る際には第2の安定状態、第2の安定状態から下にある閉じ込められた平面を通る際には第1の安定状態へと移行する。不安定な、中間の状態は、第1の安定状態から第2の安定状態へと、及びその逆も同じく、自由に移行するための障壁を形成する。したがって、第1の安定した機械的状態と第2の安定した機械的状態とは、中間の状態によって互いに区別される安定平衡として特徴付けられる。
シールド3は、例えば子供に食べ物を与えたいときにおしゃぶり1を脇に置きたい親といったユーザによって行使される力によって、第1の安定状態から第2の安定状態へと移行する。また、シールドは、例えばおしゃぶり1のシールド3が床にぶつかるときといった衝撃の際にも、第1の安定状態から第2の安定状態へと移行する。両方の状況において、シールド3は、略ドーム状又は略平坦のシールドから、ニップル2を十分に覆う形状へと移行する。第2の安定状態は、ニップル2を環境に対して保護する。展開された状態から折り畳まれた状態への移行は、力又は衝撃が閾値を超えるまでは起こらない。力又は衝撃が閾値を超えるとき、シールドは、第1の安定状態から第2の安定状態へと移行し、又はその逆の移行もある。閾値の力の値は、とりわけシールド3の材料及び形状の結果である。両方の移行に対する閾値は必ずしも等しいとは限らない。第1の安定状態から第2の安定状態への移行の閾値のデザインにおける検討事項は、子供がニップルを吸って、ニップル2とシールド3の一部分とが子供の口の中で引っ張られるとき、あるいは子供がシールドの部分3Cを押すときに、シールド3が第1の安定状態から第2の安定状態へと移行してはならないことである。
シールド3は湾曲した形状を有することが有利である。湾曲した形状は、湾曲していない形状に対してエネルギ的に好ましく、内部応力がより低いので弾性エネルギ最小値がより低い。シールドの第2の安定状態の好ましい形状は、球状である。球形状のシールド3は、ニップル2を少なくとも部分的に囲み、ニップル2と環境との間の直接接触が防止される。
第1の安定状態において、シールド3に力又は衝撃が行使されるとき、シールド3は局所的に変形され、シールド3の変形された部分に内部応力が発生する。これらの内部応力は、シールド3の隣接部分に影響を及ぼし、この結果、シールド3の隣接部分も同様に局所的に変形される。したがって、各々の局所変形は、隣接部分が変形することを引き起こし、ひいてはシールド3が、中間状態を介して第2の安定状態まで変形される。
シールド3に1以上の切欠き6が形成される。切欠き6は、好ましくは、ニップルの下側2bから遠ざかる最初の配向を有する。したがって、第2の安定した機械的状態では、切欠き6は、ニップル2の下側2bからニップル2の上側2aまでにおいて配向される。切欠き6は、シールド3の第1の状態では子供の肌への安全且つ快適な接触を提供し、シールド3の第2の状態ではニップル2に対する適切な保護を提供するような、任意の適切な形状及びサイズで形成される。切欠き6は、シールド3における接線又は周方向の応力を低減させる。したがって、圧縮状態を介して、シールド3を第1の安定状態から第2の安定状態へと移行し、又はその逆の移行のために、より少ない力が必要とされる。第1の安定した機械的状態では、切欠き6は、吸っている子供の鼻の周りに切欠きが存在するような形状とされる。鼻の位置での切欠きは、子供がおしゃぶりを吸っている間に子供の鼻で呼吸することを可能にする。子供は呼吸するために子供の口を開ける必要がないので、おしゃぶりを落とすリスクが低減される。切欠き6の存在のおかげで、シールド3と子供の顔との間の肯定的な空気換気となる。空気換気は、おしゃぶり1を吸うときにシールド3と子供の顔との間に唾液が存在するときに引き起こされる皮膚刺激及び/又は吸盤効果を防止するのに役立つ。第2の安定状態では、切欠き6の具備は、ニップル2を保護するための球状のニップルカバー3bを確立するのに役立つ。切欠き6の存在は、シールドの部分3cがより容易にニップルを囲むことを可能にする。したがって、シールドの部分3cは、ニップルを少なくとも部分的に囲むが、好ましくは完全に囲む。
シールド3は、エラストマ材料で作られることが好ましい。好ましいエラストマ材料は、シリコーン、ラテックス、1以上の熱プラスチックエラストマ、又はこれらの組合せを含む。材料の弾性特性は、シールド3が第1の状態から第2の状態へと移行することを可能にする。
シールド3は、シールド3の第1の状態では子供の肌への安全且つ快適な接触を提供し、シールド3の第2の状態ではニップル2に対する適切な保護を提供するような任意のサイズで形成される。シールド3の形状は、おしゃぶり1を吸っている間の子供の顔との相互作用に適していなければならない。
ハンドル4は、おしゃぶり1が使用されているか、洗われているか、又は持ち運ばれているときにおしゃぶり1を取り扱うのに適切な任意の形状、サイズ、又はデザインである。ハンドル4は、通常、硬質のプラスチック材料で作られる。ハンドル4は、通常、ハンドル4がシールド3に対して回るか又は反転され得るように、ノブ5の位置でシールド3に連結される。ハンドル4は、シールド3に固定されてもよい。固定されたハンドル4は、通常、連結されたハンドル4よりも小さい。通常、連結されたハンドル4は、おしゃぶり1を子供から取り外すために用いられ、一方、固定されたハンドル4は、子供の服におしゃぶり1をつなげるための取付けバンドを、おしゃぶり1に取り付けるために用いられる。図1及び図2は連結されたハンドル4を含むおしゃぶり1を提示するが、当業者にとって、ハンドル4は、本発明の目的を達成するために必ずしも必要ではないことが明らかである。

Claims (7)

  1. ニップルと、弾性材料で作られるシールドと、を含むおしゃぶりであって、前記シールドは2つの安定した機械的状態を有し、第1の状態では、前記シールドはシールドの目的に適い、第2の状態では、前記シールドはニップルカバーの目的に適い、前記シールドは、前記シールドの前記弾性材料に蓄積された張力が、前記シールドへの衝撃の際に、前記シールドを前記第1の状態から前記第2の状態へと移行させるように設けられており、前記第1の状態は、前記弾性材料自体の弾性特性によって実現される、おしゃぶり。
  2. 前記2つの安定した機械的状態は、前記第1の状態と前記第2の状態との間に前記第1の状態よりも弾性エネルギが大きくなる障壁を形成することで実現される、請求項1に記載のおしゃぶり。
  3. 前記シールドは、湾曲した形状を有する、請求項1又は2に記載のおしゃぶり。
  4. 前記シールドは、前記第1の状態において前記ニップルから遠ざかる方向に曲げられた球面状であり、前記第2の状態において前記ニップルを少なくとも部分的に囲む球面状である、請求項1、2又は3に記載のおしゃぶり。
  5. 前記シールドへの衝撃の際に、前記シールドが前記第1の状態から前記第2の状態へと移行するように、前記シールドの材料に張力が蓄積されるような前記シールドの形状である、請求項1乃至4の何れか一項に記載のおしゃぶり。
  6. 前記シールドは、1以上の切欠きを含む、請求項1乃至5の何れか一項に記載のおしゃぶり。
  7. 前記切欠きは、当該切欠きが、妨げられることのない子供の呼吸を可能にするような形状である、請求項6に記載のおしゃぶり。
JP2016537432A 2013-12-09 2014-12-04 おしゃぶり Expired - Fee Related JP6259096B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13196236 2013-12-09
EP13196236.7 2013-12-09
PCT/EP2014/076472 WO2015086411A1 (en) 2013-12-09 2014-12-04 A pacifier

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017500101A JP2017500101A (ja) 2017-01-05
JP6259096B2 true JP6259096B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=49753023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016537432A Expired - Fee Related JP6259096B2 (ja) 2013-12-09 2014-12-04 おしゃぶり

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10195118B2 (ja)
EP (1) EP3079643B1 (ja)
JP (1) JP6259096B2 (ja)
CN (1) CN105873560B (ja)
ES (1) ES2632491T3 (ja)
MX (1) MX2016007359A (ja)
RU (1) RU2670984C1 (ja)
WO (1) WO2015086411A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10751261B2 (en) 2016-10-14 2020-08-25 Doddle & Co., Llc Hygienic pacifier with annular shield folding structure and method of manufacturing same
RU201854U1 (ru) * 2020-02-20 2021-01-15 Надир Харунович Нутфуллин Съёмная защитная оболочка детской соски-пустышки
USD963174S1 (en) * 2020-03-24 2022-09-06 Mayborn (Uk) Limited Pacifier for babies
USD954278S1 (en) 2020-05-08 2022-06-07 Hannah Simon Pacifier
US11793730B2 (en) 2021-01-23 2023-10-24 Jennifer Wynh Retractable pacifier system

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3363630A (en) * 1965-05-07 1968-01-16 Charles F. Hines Pacifier with collapsible shield
US4819641A (en) * 1987-10-30 1989-04-11 Russell Joseph W Sanitary baby pacifier
DE19512699A1 (de) * 1995-04-07 1996-10-10 Wolfgang Held Schnuller mit Mundstück
US5578058A (en) * 1995-12-15 1996-11-26 Chen; Chean-Shui Hygienic pacifier shielded with bivalve shell
DE19702455A1 (de) * 1997-01-24 1997-12-04 Mahmut Koese Beruhigungssauger (Schnuller) mit selbstschließenden Schutzklappen
CN2291153Y (zh) 1997-06-23 1998-09-16 林芳嫈 一种铰接有曲状护片的卫生奶嘴
DE19858003A1 (de) * 1998-12-16 1999-05-27 Mahmut Koese Beruhigungssauger (Schnuller) mit selbständig schließenden Schutzklappen zum Schutz vor Verschmutzung in Integralbauweise
JP2002037338A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Kenwood Corp 衝撃検知を可能とした梱包構造
DE20014123U1 (de) * 2000-08-16 2000-12-07 me micro-electric Vertrieb von Communications- und Sicherungsgeräten GmbH, 26135 Oldenburg Schnuller
US6461374B2 (en) * 2001-01-03 2002-10-08 Te-Ta Huang Protective pacifier nipple structure
US20030019829A1 (en) * 2001-07-27 2003-01-30 Te-Ta Huang Nursing nipple protective sleeve structure
JP2003117263A (ja) * 2001-10-17 2003-04-22 Papajiino Kk おしゃぶり
JP3984943B2 (ja) * 2003-03-11 2007-10-03 京セラミタ株式会社 フックの係合を利用した樹脂部材の組立構造
US7311721B2 (en) * 2003-04-11 2007-12-25 Rosuck Stefan E Pacifier having pivotally mounted covers
US7214239B2 (en) * 2004-05-22 2007-05-08 Chean-Shui Chen Anti-swallow pacifier with bivalve shell
EP1781232B1 (en) * 2004-07-29 2011-11-16 Douglas David May A teat device for a baby
US20060135997A1 (en) * 2004-12-20 2006-06-22 Agustin Carmona Peek a boo pacifier
EP2266524B1 (en) 2008-03-18 2014-08-06 Combi Corporation Baby pacifier
FR2937246B1 (fr) * 2008-10-22 2012-03-16 El Miloud Boughalem Tetine hygienique
US20100152774A1 (en) * 2008-12-16 2010-06-17 Christopher Douglas Branham Pacifier/ protection from all surfaces
CN202029611U (zh) 2011-03-01 2011-11-09 唐智川 一种安全图钉
FR2980690B1 (fr) * 2011-10-03 2013-10-25 Beaba Sucette avec tetine pour enfant
RU120004U1 (ru) * 2011-12-31 2012-09-10 Давит Варданович Манукян Детская соска
US20130331887A1 (en) * 2012-06-10 2013-12-12 Narayanan M. Subramanian Pacifier with protective shield
US9814654B2 (en) * 2013-03-08 2017-11-14 Munchkin, Inc. Collapsible pacifier

Also Published As

Publication number Publication date
US20160296424A1 (en) 2016-10-13
WO2015086411A1 (en) 2015-06-18
US10195118B2 (en) 2019-02-05
ES2632491T3 (es) 2017-09-13
MX2016007359A (es) 2016-08-19
RU2670984C1 (ru) 2018-10-29
JP2017500101A (ja) 2017-01-05
EP3079643B1 (en) 2017-04-12
EP3079643A1 (en) 2016-10-19
CN105873560A (zh) 2016-08-17
CN105873560B (zh) 2019-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6259096B2 (ja) おしゃぶり
US20170319439A1 (en) Modular pacifier assembly
US5366481A (en) Sanitary retractable baby pacifier
US20090163952A1 (en) Combination pacifier and hand cover
US20120016416A1 (en) Teething Glove
US20070288056A1 (en) Mitten teether/pacifier
US20090143822A1 (en) Teething device
US9814654B2 (en) Collapsible pacifier
US20120078143A1 (en) Vibrating pacifier
JP7061782B2 (ja) 生理用具
US7311721B2 (en) Pacifier having pivotally mounted covers
US20130331887A1 (en) Pacifier with protective shield
US20150272832A1 (en) Pacifier storage device and method of using same
AU2018200057A1 (en) Tether with flexible socket for pacifiers, teethers, toys and other implements babies use
US20040088005A1 (en) Pacifier
AU2012100939A4 (en) A pacifier holder
US20060135997A1 (en) Peek a boo pacifier
RU201854U1 (ru) Съёмная защитная оболочка детской соски-пустышки
KR20170098419A (ko) 과자 부스러기 받침 밴드
GB2429169A (en) Pacifier with self retracting teat
US11641896B2 (en) Mitten pacifier
KR200301232Y1 (ko) 손가락 빨기 방지기구
US10674875B1 (en) Cover assembly attachable to a bathtub
US20240146834A1 (en) Baby Teether Phone Case
CN209347661U (zh) 一种奶瓶

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171005

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6259096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees