JP6257958B2 - X線断層撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線発生器と架台を分離し、架台にX線検出器を設けたX線断層撮影装置に関する。
従来のX線断層撮影装置(X線CT装置)は、X線管から被検体へX線を照射するとともに、被検体を透過したX線をX線検出器で検出することにより、被検体の投影データを得るようにしている。X線CT装置では、投影データに基づいて被検体内の画像を再構成する。また、X線管とX線検出器は、架台に設けた回転部にそれぞれ対向配置し、回転部を回転することでX線管とX線検出器を被検体の体軸の回りに回転するようにしている。
ところで、従来のX線断層撮影装置では、重量のあるX線管を支えるために、頑丈な架台が必要であり、さらに架台に回転機構、電源供給部、冷却オイル等を設ける必要がある。そのため、架台が大きくなり重量もあるため、既存の病院へ納入する際には、建物の補強やドアを広げるなどの工事が必要な場合があった。また架台を軽量化した場合は、強度が保てず、X線管等の重量物を回転可能に支持するだけの強度を確保できないため、架台は必然的に堅固で重量のある構成となっていた。
また他の従来技術で、X線ミラーや、ポリキャピラリ光学素子を使用して、X線を曲げて使用する方式がある(例えば特許文献1)。しかしながら、この方式でもX線管は架台に搭載していたため、架台のサイズは小さくできず、重量のあるものとなっていた。
特表2006−528891号公報
発明が解決しようとする課題は、X線発生器と架台を分離し、X線発生器から架台まで光学素子を用いてX線を供給し、架台を軽量化したX線断層撮影装置を提供することにある。
実施形態に係るX線断層撮影装置は、被検体を挿入可能な開口部を有する架台と、チャンネル方向及びスライス方向に複数のX線検出素子を配列し前記開口部の外周に設けたX線検出器と、前記架台と離れた位置に設置し、X線を発生するX線発生器と、前記X線発生器で発生したX線を前記架台の本体と対向する位置に向け、かつ前記開口部の周りの円軌道上を移動するように偏向するX線分配器と、前記X線分配器からのX線を反射して前記X線検出器に対角的に照射する光学素子とを含むX線偏向部と、を備える。
一実施形態に係るX線断層撮影装置の基本構成を示すブロック図。 一実施形態における反射光学素子で反射したX線がX線検出器に照射される状態を示す説明図。 一実施形態におけるX線装置の具体例を示す構成図。 第2の実施形態に係るX線断層撮影装置を示す構成図。 第2の実施形態におけるX線装置の具体例を示す構成図。 第2の実施形態の変形例に係るX線断層撮影装置を示す構成図。 第2の実施形態におけるX線装置の変形例を示す構成図。 実施形態に係るX線断層撮影装置のシステム構成図。
以下、実施形態に係るX線断層撮影装置について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係るX線断層撮影装置の基本構成を示すブロック図である。X線断層撮影装置は、図1(a)に示すように、架台10とX線装置20から成る。便宜上、架台10の全体の構成は省略するが、架台10の中央部分は開口しており、開口部に寝台(図示せず)の天板13に載置された被検体Pが挿入される(架台10の全体の外観は図8に示す)。また架台10の開口部の外周にX線検出器12を設けている。X線検出器12は、架台10の開口部の外周に設けた支持部11に取り付けられる。支持部11は、架台10の本体を構成する筐体に設けたものである。
X線検出器12は、複数のX線検出素子から構成されている。X線検出素子は、例えば、シンチレータアレイ、フォトダイオードアレイから成る複数の検出素子を含み、複数のX線検出素子は、スライス方向(被検体Pの体軸方向に平行な方向)にn列、チャンネル方向(円周方向)に複数個(m個)マトリクス状に配列されている。
X線装置20は、X線発生器21とX線分配器22と、X線を反射してX線検出器12に供給するリング状の反射光学素子23を備え、X線分配器22と反射光学素子23は、X線偏向部を構成する。リング状の反射光学素子23は、X線を反射する素子であり、架台10の本体の支持部11に対向する位置に配置される。リング状の反射光学素子23としては、例えば、スーパーミラーが用いられ、以下の説明では、スーパーミラーリング23として説明する。
X線発生器21は、架台10と離れた位置に設置し、X線管と、X線の曝射に必要な電力(管電流、管電圧)をX線管に供給する高電圧発生部とを含み、X線管から発生したX線をX線分配器22に供給する。X線分配器22は、X線発生器21からのX線を架台10の本体(支持部11)の方向(つまりスーパーミラーリング23の方向)に向け、かつスーパーミラーリング23の円周方向にX線を偏向する。円周方向に偏向されるため、X線が架台10の中心軸(Y)を中心に矢印D方向に回転するように見える。
スーパーミラーリング23は、図1(b)に示すように断面が曲面であり、スーパーミラーリング23に入射したX線は、曲面に当たって反射し、X線検出器12に到達する。つまり、リング状のスーパーミラーリング23の曲面に当たって反射したX線は、X線検出器12に対向する照射位置からX線検出器12にX線を照射し、かつ照射位置が架台10の開口部の周りの円軌道上を移動するようにX線を偏向させる。こうしてスーパーミラーリング23で反射したX線は、X線検出器12に向けて対角的に照射され、被検体Pを透過したX線がX線検出器12で検出される。X線検出器12では、チャンネル方向に順次検出したX線を電圧信号に変換する。
図2は、スーパーミラーリング23の曲面で反射したX線がX線検出器12に照射される状態を示す説明図である。図2(a)では、便宜上、スーパーミラーリング23の一部のみを図示し、X線分配器22からのX線がスーパーミラーリング23の曲面の点P0に当たって反射し、X線検出器12に照射された状態を示している。点P0は、X線検出器12に対向する照射位置であり、スーパーミラーリング23の曲面で反射したX線はファンビームF0となってX線検出器12の所定の照射領域14に照射される。
図2(b)は、X線分配器22からのX線がスーパーミラーリング23の円軌道方向に移動したときのファンビームの照射領域の変化を簡略的に示した図である。図2(b)では、スーパーミラーリング23の円軌道23’ 上の第1の照射位置P1からX線検出器12に照射されるファンビームをF1で示し、第2の照射位置P2からX線検出器12に照射されるファンビームをF2で示している。
スーパーミラーリング23に対してX線の当たる位置が順次に変化することで、X線検出器12のX線の照射領域は円軌道上を順次に移動する。したがって、被検体Pを全周囲方向から撮影することができ、X線検出器12の円周方向に沿って所定の単位毎にデータを収集することで、被検体Pの投影データを細かく収集することができる。
図3は、X線装置20の具体例を示す構成図であり、X線発生器21とX線分配器22の一例を示している。X線発生器21は、内部にX線管(図示せず)を有し、X線発生器21の外周はX線防護部材で成るカバー24で覆われ、出射口25からX線が放出される。カバー24には、出射口25に対向する位置に絞り機構26を設けている。また絞り機構26と対向する位置には、反射光学素子27を設けている。
反射光学素子27は、X線を反射する素子であり、モータ28の回転軸29の先端に所定の角度だけ傾斜して取り付けられている。反射光学素子27としては、例えばスーパーミラーが用いられ、以下の説明では、スーパーミラー27として説明する。
スーパーミラー27は、X線発生器21からのX線を架台10の本体(支持部11)の方向、つまりスーパーミラーリング23の方向に反射するものであり、モータ28の回転軸29が回転すると、スーパーミラー27も回転する。スーパーミラー27は傾斜しているため、X線の反射方向がモータ28の回転によって変化し、X線はスーパーミラーリング23の円軌道に沿って回転するように偏向される。尚、モータ28は制御装置51によって回転駆動する。またX線が不要に漏洩するのを防ぐため、X線検出器21とX線分配器22の外周を筐体30でカバーするようにしている。筐体30の構造は任意に設計することができるため、具体的な構成は省略し、点線で示すにとどめる。
こうして、X線発生器21で発生したX線は、X線分配器22によってスーパーミラーリング23の円軌道上を移動し、スーパーミラーリング23で反射したX線は架台10の開口部の周りの円軌道上を移動するように偏向される。したがって、従来のようにX線管とX線検出器を回転させる必要がないため、架台10は軽量のものでも良い。またX線装置20と架台10と筐体30は分離可能であるため、病院への納入の際には、それぞれ分離した状態で搬入し、そのあとで組み立てることができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係るX線断層撮影装置を示す構成図である。図4では、X線分配器22からのX線をスーパーミラーリング23に導くため、X線ガイド素子31を配置したものである。X線分配器22とスーパーミラーリング23及びX線ガイド素子31は、X線偏向部を構成する。
X線ガイド素子31としては、例えばポリキャピラリ光学素子を使用する。ポリキャピラリ光学素子は、一端に入射したX線を湾曲させて他端から出射できるようにしたガイド光学素子である。図4では、複数本のX線ガイド素子31の一端32をX線分配器22に対向させ、複数本のX線ガイド素子31の他端33を架台10の本体の支持部11の方向に延ばし、スーパーミラーリング23に対向させ、全体として漏斗状に配置している。X線ガイド素子31の他端33は、例えばリング状の支持部材34に支持され、他端33のそれぞれの先端がスーパーミラーリング23に向くようにしている。
X線分配器22は、X線発生器21から発生したX線を、スーパーミラー27を使用して、各X線ガイド素子31の一端32にX線を順番に供給する。したがって、各X線ガイド素子31の他端33から出射したX線が、スーパーミラーリング23によって順次に反射され、架台10の開口部内周に設けたX線検出器12に対角的に順番にX線が発せられる。これにより、被検体Pを透過したX線がX線検出器12によって検出され、投影データを得ることができる。
図5は、第2の実施形態におけるX線装置20(X線発生器21、X線分配器22、X線ガイド素子31)の具体例を示す構成図である。複数のX線ガイド素子31の一端32は、円環状に並べて配置し、円環状に配置したX線ガイド素子31の内側にX線発生器21を取り付けている。
X線発生器21は、X線防護部材で成るカバー24で覆われ、出射口25からX線が放出される。カバー24には、出射口25に対向する位置に絞り機構26を設けている。また絞り機構26と対向する位置には、スーパーミラー27を設けている。スーパーミラー27は、モータ28の回転軸29の先端に所定の角度だけ傾斜して取り付けられており、モータ28の回転軸29が回転すると、スーパーミラー27も回転する。モータ28の回転軸29とX線発生器21の出射口25は、中心軸Yに一致するように筐体30内に支持される。
スーパーミラー27は傾斜しているため、X線の反射方向がモータ28の回転によって変化し、X線は円環状に配置した各X線ガイド素子31の一端32に順次に入射するように偏向される。尚、モータ28は制御装置51によって回転駆動する。また、X線が不要に漏洩するのを防ぐため、X線検出器21とX線分配器22と、X線ガイド素子31の外周を筐体30でカバーするようにしている。
こうして、X線発生器21で発生したX線は、X線分配器22によって順次にそれぞれのX線ガイド素子31に向けられ、かつX線ガイド素子31を介してスーパーミラーリング23の円軌道方向に照射される。第2の実施形態においても、従来のようにX線管とX線検出器を回転させる必要がないため、架台10は軽量のものでも良い。またX線装置20と架台10と筐体30は分離可能であるため、病院への納入の際には、それぞれ分離した状態で搬入し、そのあとで組み立てることができる。
図6は、第2の実施形態の変形例に係るX線断層撮影装置を示す構成図である。図6のX線断層撮影装置は、図4のスーパーミラーリング23を省略し、X線分配器22とX線ガイド素子31とでX線偏向部を構成し、X線ガイド素子31の他端33を架台10のX線検出器12に向くように支持体34に支持したものである。
各X線ガイド素子31は、X線分配器22と支持体34の間に漏斗状に配置され、各X線ガイド素子31の一端32は円環状に配置される。また各X線ガイド素子31の他端33は、その先端部が架台10の中心軸YからX線検出器12の方向に向くようにしている。したがって各X線ガイド素子31の他端33から出射したX線は、架台10の開口部の周りの円軌道上を移動するように、対角的にX線検出器12に向けて順次に発せされ、被検体Pを透過したX線をX線検出器12で検出することができる。
図7は、第2の実施形態におけるX線装置20の変形例を示す構成図である。図7において、X線発生器21はX線防護部材で成るカバー24で覆われ、出射口25からX線が放出される。カバー24には、出射口25に対向する位置に絞り機構26を設けている。また絞り機構26と対向する位置には、反射光学素子であるスーパーミラー35を設けている。
スーパーミラー35は、モータ36の一方の回転軸371の先端に所定の角度だけ傾斜して取り付けられており、X線発生器21からのX線を中心軸Yに対して所定の角度だけ反射(屈折)させる。モータ36の回転軸371が回転すると、スーパーミラー35も回転し、X線の屈折方向がモータ36の回転によって変化し、X線は円環状に配置した各X線ガイド素子31の一端32に順次に照射するように偏向される。
またスーパーミラー35とX線ガイド素子31の間には、X線シャッター38を設けている。X線シャッター38は2枚の回転板39,40を対向して配置し、2枚の回転板39,40を異なる速度で互いに逆方向に回転する。回転板39はモータ36の他方の回転軸372に取り付けられ、例えば時計回り(A方向)に回転する。また回転板40はモータ43の回転軸44に取り付けられ、反時計回り(B方向)に回転する。モータ43は、円環状に配置したX線ガイド素子31の内側に取り付けている。モータ36の回転軸371,372とモータ43の回転軸44は、中心軸Yに一致するように筐体30内に支持される。
また2枚の回転板39,40には、スーパーミラー35で屈折したX線がX線ガイド素子31に向かって進行する位置に穴41,42を有し、穴41と42の位置が重なったときにX線が通過し、重ならないときはX線を遮断する。スーパーミラー35と回転板39は、モータ36によって同時に回転するため、スーパーミラー35で反射(屈折)したX線は、常に回転板39の穴41に向かって照射される。
回転板39の角速度をωとしたとき、回転板40を角速度ωよりも遅い速度で逆方向に回転させると、穴41と42が重なる位置は少しずつ時計回りにシフトする。したがって、スーパーミラー35で屈折したX線はそれぞれのX線ガイド素子31の一端32に順次に入射する。尚、モータ36、43は制御装置51によって回転駆動する。また、回転板40を角速度ωよりも早い速度で逆方向に回転させると、穴41と42が重なる位置は少しずつ反時計回りにシフトする。
X線シャッター38を設けることにより、X線ガイド素子31のいずれかに順次にX線を入射させることができ、他のX線ガイド素子31に不要なX線が入射するのを防ぐことができる。また絞り機構26によって絞ったビーム強度の強いX線をX線ガイド素子31に入射することができる。
図8は、実施形態に係るX線断層撮影装置のシステム構成図である。X線断層撮影装置100は、架台10とX線装置20とコンピュータシステム50から構成される。架台10の中央部分には開口部101を有し、開口部101の外周に設けた支持部11にX線検出器12を取り付けている。開口部101には、寝台(図示せず)の天板13に載置された被検体Pが挿入される。
X線検出器12は、被検体Pを透過したX線を検出するものであり、例えばシンチレータとフォトダイオードを組み合わせて構成した複数の検出素子が、チャンネル方向とスライス方向に二次元的に配列されている。X線検出器12で検出したデータは、データ収集部15で収集され、X線検出器12から出力される信号を電圧信号に変換し、増幅し、さらにデジタル信号に変換する。このデジタルデータは、コンピュータシステム50に送られる。
X線装置20は、X線発生器21、X線分配器22及び光学素子200を有し、X線分配器と光学素子200は、X線偏向部を構成する。X線発生器21はX線管を含む。X線分配器22は、モータ28とスーパーミラー27(又はモータ36とスーパーミラー35)を含む。光学素子200は、図1の実施形態ではスーパーミラーリング23であり、図4の実施形態では、スーパーミラーリング23とX線ガイド素子31であり、図6の実施形態では、X線ガイド素子31である。
光学素子200を介して、X線を開口部101の周りの円軌道上を移動するように偏向してX線検出器12に対角的に順次照射し、同時に天板13を被検体Pの対軸方向に沿うように移動させれば、螺旋状に被検体をスキャンし、所謂ヘリカルスキャンが可能となる。
コンピュータシステム50は、システム制御部51、前処理部52、記憶部53、データ処理部54、入力部55、表示部56を含み、各ユニットがバスライン57を介して接続されている。
システム制御部51は、天板13の体軸方向への送り量や送り速度を制御する。またX線発生器21におけるX線管の管電圧や管電流の制御や、X線分配器22のモータ28(36,43)の回転を制御する。システム制御部51は、図3、図5、図7の制御装置51に相当する。またシステム制御部51は、バスライン57を介してコンピュータシステム50の全体的な制御を行う。
前処理部52は、データ収集部15からのデータを受け取り、感度補正やX線強度補正等を行う。前処理部52によって各種の補正を受けたデータは、バスライン57を介して記憶部53に一旦記憶される。
データ処理部54は、例えば複数種類の再構成法を装備し、オペレータが入力部55を操作して選択した再構成法により画像データを再構成する。またデータ処理部54は、再構成した画像データに対して表示のための画像処理を行い、表示部56に出力する。また、データ処理部54は、オペレータの指示に基づき、任意断面の断層像、任意方向からの投影像、3次元画像等の生成を行い、表示部56に出力する。
また記憶部53は、再構成処理した断層像データ等の画像データを記憶する。入力部55は、キーボードや各種スイッチ、マウス等を備え、オペレータによって操作可能である。表示部26は、データ処理部54から入力したコンピュータ断層画像等のCT画像を表示する。
以上述べたように本発明の実施形態によれば、X線装置20と架台10と筐体30は分離可能であり、X線発生器21で発生したX線は、X線分配器22とスーパーミラーリング23やX線ガイド素子31により、開口部101の周りの円軌道上を移動するように偏向され、X線検出器12に向けて順次に照射するため、X線管やX線検出器を回転させる必要がない。したがって、架台10の軽量化を図ることができる。また、病院への納入の際には、各構成要素をそれぞれ分離した状態で搬入し、そのあとで組み立てることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…X線断層撮影装置
10…架台
101…開口部
11…支持部
12…X線検出器
13…天板
20…X線装置
21…X線発生器
22…X線分配器
23…リング状の反射素子(スーパーミラーリング)
27,35…反射素子(スーパーミラー)
28、36、43…モータ
30…筐体
31…X線ガイド素子(ポリキャピラリ光学素子)
38…X線シャッター
50…コンピュータシステム
51…システム制御部(制御装置)

Claims (10)

  1. 被検体を挿入可能な開口部を有する架台と、
    チャンネル方向及びスライス方向に複数のX線検出素子を配列し前記開口部の外周に設けたX線検出器と、
    前記架台と離れた位置に設置し、X線を発生するX線発生器と、
    前記X線発生器で発生したX線を前記架台の本体と対向する位置に向け、かつ前記開口部の周りの円軌道上を移動するように偏向するX線分配器と、前記X線分配器からのX線を反射して前記X線検出器に対角的に照射する光学素子とを含むX線偏向部と、
    を備えるX線断層撮影装置。
  2. 前記X線分配器は、モータの回転軸に対して傾斜した角度で取り付けられ、前記X線発生器で発生したX線を前記架台の本体と対向する位置に向けて反射し、前記反射したX線を前記モータの回転によって前記開口部の周りの円軌道上を移動するように偏向する第1の反射光学素子を含む請求項記載のX線断層撮影装置。
  3. 前記光学素子は、前記架台の本体と対向配置し、前記X線分配器からのX線を内周面で受けて前記X線検出器に対角的に反射するリング状の第2の反射光学素子で成る請求項記載のX線断層撮影装置。
  4. 前記光学素子は、一端に前記X線分配器からのX線を入射し、他端を前記架台の本体と対向する位置に配置した複数本のX線ガイド素子と、
    前記架台の本体と対向配置し、前記複数本のX線ガイド素子からのX線を内周面で受けて前記X線検出器に対角的に反射するリング状の第2の反射光学素子と、を含む請求項記載のX線断層撮影装置。
  5. 前記光学素子は、一端に前記X線分配器からのX線を入射し、他端を前記架台の本体と対向する位置に配置するとともに、前記他端が対角的に前記X線検出器に向くようにした複数本のX線ガイド素子で成り、前記複数本のX線ガイド素子からのX線を前記X線検出器に照射する請求項記載のX線断層撮影装置。
  6. 異なる角速度で互いに逆方向に回転し、前記X線が通過可能な穴を形成した一対の回転板を含み、前記X線分配器からのX線を前記一対の回転板の穴が重なった時に通過させるX線シャッターを備える請求項記載のX線断層撮影装置。
  7. 前記第1の反射光学素子は、スーパーミラーで成る請求項記載のX線断層撮影装置。
  8. 前記リング状の第2の反射光学素子は、スーパーミラーで成る請求項又は記載のX線断層撮影装置。
  9. 前記複数本のX線ガイド素子は、ポリキャピラリ光学素子で成る請求項又は記載のX線断層撮影装置。
  10. 前記X線発生器は、外周をX線防護部材で覆って成る請求項1記載のX線断層撮影装置。
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