JP6256115B2 - 操作探索プログラム、操作探索方法、および操作探索装置 - Google Patents
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Description
〔第1の実施の形態〕
まず、第1の実施の形態について説明する。
関連付け手段12は、複数の操作それぞれを、その操作の事後条件を事前条件とする操作に関連付ける。例えば関連付け手段12は、条件定義情報4に基づいてグラフ5を作成する。グラフ5は、複数の操作それぞれを遷移元とし、遷移元の操作の事後条件を事前条件とする操作を遷移先とし、遷移元の操作から遷移先の操作への遷移を定義したものである。ある操作から別の操作への遷移は、グラフ5上では、例えば事前条件または事後条件を示す条件を経由した遷移として定義される。関連付け手段12は、作成したグラフ5を記憶手段13に格納する。
操作手段16は、操作手順8にしたがって、操作対象システム1に対する操作を行う。
[手順1]操作手段16が、操作手順が生成されるごとに、その操作手順に示された最初の操作を、操作対象システム1に対して実行する。
[手順2]関連付け手段12が、操作が実行されるごとに、その操作の実行によって操作対象システム1が満たした条件を、その操作の事後条件に加えてグラフ5を更新する。
[手順3]探索手段14が、操作が実行されるごとに、操作の実行によって操作対象システム1に生じた条件を初期条件に加え、初期条件を事前条件とする未実行の操作から、既に辿った操作の事後条件または初期条件を事前条件とする操作への遷移を辿って、目標条件を事後条件とする操作に到達する、グラフ5上での経路を探索する。
[手順4]生成手段15が、経路が探索されるごとに、探索された経路上の操作を並べた操作手順を生成する。
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、多数のICTシステムから作業ログを収集して、特定のICTシステムに対する操作手順を自動生成できるようにしたものである。
CMDB140は、ICTシステム41〜44の構成情報を記憶する。例えばメモリ102またはHDD103の記憶領域の一部が、CMDB140として使用される。
手順探索部180は、初期条件(操作対象のシステムの現在の状態)と目標条件(操作対象のシステム上に作りたい状態)に基づいてグラフDB170に格納されたグラフから、操作対象となるICTシステムが目標条件を満たすようにするための操作を探索する。例えば手順探索部180は、グラフDB170に格納されたグラフから、初期条件と目標条件とをつなぐサブグラフを探索する。その際、手順探索部180は、例えばCMDB140を参照し、操作対象のICTシステムで実行できる操作のみを探索対象とすることができる。例えば手順探索部180は、操作対象のシステム構成と、条件や操作の属性を比べ、操作対象のシステムにおいて適合している条件または操作のみを、探索対象とする。手順探索部180は、探索により得られた操作の配列から、操作手順を作成する。
図5は、ログDBに格納される作業ログの一例を示す図である。ログDB130には、ICTシステム41〜44から収集した複数の作業ログ131,132,・・・が格納されている。作業ログ131,132,・・・には、システム構成変更作業においてICTシステムに対して行われた操作と、その操作によりICTシステムで実行された処理とが記述されている。
図6は、CMDBの一例を示す図である。CMDB140には、ICTシステムごとの構成情報141,142,・・・が格納されている。
図7は、条件判定辞書の一例を示す図である。条件判定辞書記憶部150に格納された条件判定辞書151には、文字列のパターンに対応付けて、事前条件または事後条件に関する判定内容が定義されている。図7の例では、「O_RDONLY」の記述がある行は、事前条件が示されているものと判定される。「O_WRONLY」の記述がある行は、事後条件が示されているものと判定される。「O_RDWR」の記述がある行は、事前条件かつ事後条件が示されているものと判定される。
図8は、グラフDBの一例を示す図である。グラフDB170には、操作テーブル171と条件テーブル172とが格納されている。
・発見した操作は4つ:操作ID「操作1」、「操作2」、「操作3」、「操作4」
・操作ID「操作1」の操作の事前条件の条件IDは「条件11」と「条件12」、事後条件の条件IDは「条件13」と「条件14」
・操作ID「操作2」の操作の事前条件の条件IDは「条件12」と「条件21」、事後条件の条件IDは「条件14」と「条件22」
・操作ID「操作3」の操作の事前条件の条件IDは「条件13」、事後条件の条件IDは「条件31」
・操作ID「操作4」の操作の事前条件の条件IDは「条件22」、事後条件の条件IDは「条件31」
条件テーブル172は、事前条件または事後条件として用いられる条件に関する情報を管理するデータテーブルである。条件テーブル172には、条件IDと属性との欄が設けられている。条件IDの欄には、条件の識別情報(条件ID)が設定される。属性の欄には、システムに期待される状態を示す属性が設定される。条件に関する属性は、属性名と属性値とを含んでいる。条件ID「条件ij」の属性についての属性名と属性値は、「属性1=属性ij1」,・・・,「属性n=属性ijn」(左辺が属性名、右辺が属性値、nは1以上の整数)と表される。
[ステップS101]情報収集部120は、ICTシステム41〜44それぞれから、作業ログと構成情報とを収集する。例えば情報収集部120は、ユーザからの情報収集指示に応じて情報収集を行う。情報収集の際には、例えば情報収集部120は、ICTシステム41〜44に対して、情報提供要求を送信する。ICTシステム41〜44の情報提供部41a,42a,43a,44aは、情報提供要求に応じて、予め蓄積してある作業ログと構成情報とを管理サーバ100に送信する。情報収集部120は、収集した作業ログをログDB130に格納する。また情報収集部120は、収集した構成情報をCMDB140に格納する。
このようにして、操作手順を生成し、その操作手順にしたがってICTシステムを操作することができる。次に、グラフ作成処理について詳細に説明する。
[ステップS111]グラフ作成部160は、ログDB130から作業ログを読み出し、読み出した作業ログを操作ごとに分割する。例えば図5に示したような作業ログ131,132,・・・であれば、execveシステムコールの記述の直前を境界として、作業ログを分割する。
[ステップS113]グラフ作成部160は、操作に関するログを解析し、操作と操作の属性とを抽出する。例えばグラフ作成部160は、操作のログから、execveで実行されるコマンドのファイルパスと引数を抽出する。抽出した文字列がICTシステムに対して行われた操作であり、この文字列を操作の名前を示す属性とする。操作のログから抽出される操作の属性としては、名前以外に、例えば、操作の実行者、OS種別、コマンドのファイルパス、コマンドのバージョン、コマンドのサイズ、コマンドのハッシュ値などがある。
[ステップS114]グラフ作成部160は、操作に関するログを解析し、操作の事前条件と属性、および事後条件と属性を抽出する。例えばグラフ作成部160は、openシステムコールのログから、事前/事後条件を抽出する。すなわち、ファイルはopen(“ファイルパス”,オプション)といった形で操作される。そこでグラフ作成部160は、openシステムコールのオプションの合致するパターンを条件判定辞書151(図7参照)から検索する。そしてグラフ作成部160は、openシステムコールの記載内容が、オプションに合致したパターンに対応する条件を定義しているものと判断する。
図13は、条件の属性の取得方法の一例を示す図である。図13には、ファイルに関する条件が定義されている場合における、ファイルについての属性の取得方法を示している。
[ステップS115]グラフ作成部160は、既にグラフDB170に格納されている操作から、ステップS113で抽出した操作と同じ操作を検索する。同じ操作とは、例えば各属性の属性値がすべて同じ操作である。またグラフ作成部160は、既にグラフDB170に格納されている条件から、ステップS114で抽出した条件と同じ条件を検索する。同じ条件とは、例えば属性の属性値がすべて同じ操作である。
[ステップS118]グラフ作成部160は、すべての操作のログについて、ステップS113〜S117の処理が終了したら、グラフ作成処理を終了する。
次に手順探索処理について詳細に説明する。手順探索処理は、例えば、ユーザから、初期条件と目標条件とを指定した手順探索指示の入力があったときに実行される。初期条件には、操作対象のICTシステムの現在の構成が示されている。初期条件はシステム構成に関する条件の集合であり、操作対象のICTシステムは、初期条件に含まれる条件のすべてを満たしている。例えば初期条件としてファイルが定義されていれば、操作対象のICTシステムには、初期条件の属性値を満たしたファイルが存在する。目標条件は、操作対象のICTシステム上に構築するシステム構成である。目標条件はシステム構成に関する条件の集合であり、目標条件に含まれるすべての条件を満たすように、操作対象のICTシステムの手順探索が行われる。
[ステップS121]手順探索部180は、グラフDB170に格納されているグラフから、目標条件に対応する条件があるかどうかを検索する。例えば手順探索部180は、目標条件を包含する条件を、グラフ内の条件から検索する。該当する条件があれば、処理がステップS122に進められる。該当する条件がなければ、処理がステップS124に進められる。
なお図15の例では、目標条件から初期条件に遡って探索を行っているが、初期条件から目標条件に向かって探索を行ってもよい。例えば手順探索部180は、事前条件がすべて初期条件に含まれる操作のノードを起点とし、その操作の事後条件を事前条件とする操作について、実行可能かどうかを判断する。実行可能な操作とは、事前条件が、初期条件または既に辿った経路上の操作の事後条件に含まれており、その操作の属性および操作の事前条件の属性それぞれで示される状態が、操作対象のICTシステムで満たされているような操作である。手順探索部180は、実行可能な操作が見つかれば、その操作から目標条件の方向に向かって、順次操作を探索する。これにより、初期条件から目標条件に向かって探索することができる。
次に目標条件67に対応する条件から、グラフ65上を初期条件まで遡れるかどうかが探索される。グラフ65では、初期条件66に対応する条件(条件ID「条件11」、「条件12」)が存在する。そして初期条件66に対応する条件のノードと、目標条件67に対応する条件のノードとの間は、操作ID「操作1」、条件ID「条件13」、操作ID「操作3」の各ノードを介して接続されており、経路上の各操作・条件は、操作対象のICTシステムで満たされている。そこで、探索によって抽出された経路上のノードとエッジとが抽出され、サブグラフ68が生成される。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、操作対象のICTシステムから、想定通りの操作結果が得られない場合であっても、操作対象のICTシステムの構成を、目標条件に適合する構成に変更できるようにするものである。
[ステップS211]手順探索部181は、グラフDB170に格納されているグラフに基づいて、操作対象のICTシステムの最新の構成を、目標条件を満たす構成に変更するための操作手順を探索する。手順探索処理の詳細手順は、図15に示した処理と同様である。なお手順探索部181は、手順探索時の初期条件については、CMDB140に格納されている操作対象のICTシステムの最新の構成に基づいて生成する。
図20は、第3の実施の形態の手順探索の一例を示す第1の図である。条件ID「条件1」、「条件5」の条件を初期条件72とし、条件ID「条件4」の条件を目標条件73としたとき、図20に示すようなグラフ71が生成されたものとする。このグラフ71から操作手順の探索を行うと、2つのサブグラフ74,75が得られる。すなわち、操作対象のICTシステムの構成が目標条件を満たすように変更する操作手順が2通り存在する。このとき、手順探索部181はいずれか一方のサブグラフに基づいて操作手順を作成する。図20の例では、サブグラフ74に基づく操作手順76が生成されている。操作手順76には、操作ID「操作1」、「操作2」、「操作3」に対応する操作を順に行うことが示されている。
このように、第3の実施の形態によれば、操作対象のICTシステムに対して操作した結果が期待通りにならない場合であっても、目標条件に適合するように、そのICTシステムの構成を変更することができる。その結果、操作対象のICTシステムの構成を所望の構成に変更する操作を自動で実施できる可能性が高くなり、システム管理者の作業工数を削減できる。
複数の作業ログにおいて同じ操作が異なる事前/事後条件を持つことがある。そこでグラフ作成部160,161がグラフを作成するとき、グラフの条件・操作を結ぶエッジに「そのエッジのログからの抽出数」、「手順抽出で実行された回数」といったカウンタを持たせる。そして手順探索部180,181は、探索時に、同一の操作からの異なるエッジを通る複数のサブグラフを生成したとき、例えばカウンタの値の大きいエッジを通るサブグラフを「信頼度の高いサブグラフ」とみなし、そのサブグラフから操作手順を作成する。これにより、信頼性の高い操作手順を生成することができる。
2,3 作業ログ
4 条件定義情報
5 グラフ
6 探索条件
7 探索結果
8 操作手順
10 操作探索装置
11 判断手段
12 関連付け手段
13 記憶手段
14 探索手段
15 生成手段
16 操作手段
Claims (7)
- コンピュータに、
過去に実施されたシステムの変更作業で行われた複数の操作と、前記複数の操作に応じて実行された処理とを記録した作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するシステムに期待される状態を示す事前条件と、操作に応じた処理を実行したシステムに期待される状態を示す事後条件とを判断し、
前記作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するプログラムの版数を示す情報を取得し、
前記複数の操作それぞれを、当該操作の事後条件を事前条件とする操作に関連付け、
操作対象システムが満たしている初期条件を事前条件とする操作から、関連付けられた操作のうち、前記作業ログに示された版数のプログラムにより前記操作対象システムが実行可能な操作への遷移を辿り、作業後の前記操作対象システムの目標とする状態を示す目標条件を事後条件とする操作に到達する経路を探索し、
探索された当該経路上の操作を並べた操作手順を生成する、
処理を実行させる操作探索プログラム。 - 操作間の関連付けでは、前記複数の操作それぞれを遷移元とし、遷移元の操作の事後条件を事前条件とする操作を遷移先とし、遷移元の操作から遷移先の操作への遷移を定義したグラフを作成し、
経路の探索では、前記操作対象システムが満たしている前記初期条件と、作業によって前記操作対象システムが満たすこととなる前記目標条件とに基づき、前記初期条件を事前条件とする操作から、既に辿った操作の事後条件または前記初期条件を事前条件とする操作への遷移を辿って、前記目標条件を事後条件とする操作に到達する、前記グラフ上での経路を探索する、
ことを特徴とする請求項1記載の操作探索プログラム。 - 前記コンピュータに、さらに、事前条件または事後条件において、システム内に存在すると定義された情報について、前記作業ログに基づいて、当該情報を使用可能なシステムの状態を求める処理を実行させ、
経路の探索では、前記グラフに含まれる操作のうち、事前条件と事後条件とのそれぞれで使用する情報が前記操作対象システムで使用可能である操作への遷移を辿ることを特徴とする請求項2記載の操作探索プログラム。 - 前記コンピュータに、さらに、生成された操作手順にしたがって、前記操作対象システムを操作する処理を実行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の操作探索プログラム。
- コンピュータに、
過去に実施されたシステムの変更作業で行われた複数の操作と、前記複数の操作に応じて実行された処理とを記録した作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するシステムに期待される状態を示す事前条件と、操作に応じた処理を実行したシステムに期待される状態を示す事後条件とを判断し、
前記複数の操作それぞれを遷移元とし、遷移元の操作の事後条件を事前条件とする操作を遷移先とし、遷移元の操作から遷移先の操作への遷移を定義したグラフを作成し、
操作対象システムが満たしている初期条件を事前条件とする操作から、既に辿った操作の事後条件または前記初期条件を事前条件とする操作への遷移を辿って、作業後の前記操作対象システムの目標とする状態を示す目標条件を事後条件とする操作に到達する、前記グラフ上での経路を探索し、
探索された当該経路上の操作を並べた操作手順を生成し、
操作手順が生成されるごとに、当該操作手順に示された最初の操作を、前記操作対象システムに対して実行し、
操作が実行されるごとに、当該操作の実行によって前記操作対象システムが満たした条件を、当該操作の事後条件に加えて前記グラフを更新し、
前記グラフが更新されるごとに、当該操作の実行によって前記操作対象システムが満たした条件を前記初期条件に加え、前記初期条件を事前条件とする未実行の操作から、既に辿った操作の事後条件または前記初期条件を事前条件とする操作への遷移を辿って、前記目標条件を事後条件とする操作に到達する、前記グラフ上での経路を探索し、
経路が探索されるごとに、探索された当該経路上の操作を並べた操作手順を生成する、
処理を実行させる操作探索プログラム。 - コンピュータが、
過去に実施されたシステムの変更作業で行われた複数の操作と、前記複数の操作に応じて実行された処理とを記録した作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するシステムに期待される状態を示す事前条件と、操作に応じた処理を実行したシステムに期待される状態を示す事後条件とを判断し、
前記作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するプログラムの版数を示す情報を取得し、
前記複数の操作それぞれを、当該操作の事後条件を事前条件とする操作に関連付け、
操作対象システムが満たしている初期条件を事前条件とする操作から、関連付けられた操作のうち、前記作業ログに示された版数のプログラムにより前記操作対象システムが実行可能な操作への遷移を辿り、作業後の前記操作対象システムの目標とする状態を示す目標条件を事後条件とする操作に到達する経路を探索し、
探索された当該経路上の操作を並べた操作手順を生成する、
操作探索方法。 - 過去に実施されたシステムの変更作業で行われた複数の操作と、前記複数の操作に応じて実行された処理とを記録した作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するシステムに期待される状態を示す事前条件と、操作に応じた処理を実行したシステムに期待される状態を示す事後条件とを判断する判断手段と、
前記作業ログに基づいて、前記複数の操作それぞれについて、操作に応じた処理を実行するプログラムの版数を示す情報を取得する取得手段と、
前記複数の操作それぞれを、当該操作の事後条件を事前条件とする操作に関連付ける関連付け手段と、
操作対象システムが満たしている初期条件を事前条件とする操作から、関連付けられた操作のうち、前記作業ログに示された版数のプログラムにより前記操作対象システムが実行可能な操作への遷移を辿り、作業後の前記操作対象システムの目標とする状態を示す目標条件を事後条件とする操作に到達する経路を探索する探索手段と、
探索された当該経路上の操作を並べた操作手順を生成する生成手段と、
を有する操作探索装置。
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