JP6254621B2 - 基地局装置 - Google Patents
基地局装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6254621B2 JP6254621B2 JP2016021742A JP2016021742A JP6254621B2 JP 6254621 B2 JP6254621 B2 JP 6254621B2 JP 2016021742 A JP2016021742 A JP 2016021742A JP 2016021742 A JP2016021742 A JP 2016021742A JP 6254621 B2 JP6254621 B2 JP 6254621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- small cell
- cell
- handover
- ocn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 92
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 24
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 claims description 20
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 21
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 18
- 238000005315 distribution function Methods 0.000 description 13
- 230000006870 function Effects 0.000 description 12
- 241001125929 Trisopterus luscus Species 0.000 description 7
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 5
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 3
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000977 initiatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
また、近年のトラフィック急増に対応すべく、例えばLTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システムにおいて、従来のマクロセル基地局(以下、適宜「MeNB」ともいう。)やピコ基地局(以下、適宜「PeNB」ともいう。)よりさらにセル半径が小さいスモールセル基地局(以下、適宜「小型基地局」、「Home eNB」又は「HeNB」ともいう。)の需要が高まっている。このようなLTE方式の移動通信システムのサービス開始に伴い、高速データ通信が可能となり、多様なサービスを提供することが可能となってきている。
前記基地局装置において、自セルの負荷情報L1を取得する情報取得手段を備え、前記制御手段は、自セルの負荷L1が所定の負荷よりも高い場合に、前記ハンドオーバーのオフセット及び前記下りリンクの送信電力の設定を下げるように制御してもよい。
また、前記基地局装置において、自セルの負荷情報L1と隣接セルの負荷情報L2とを取得する情報取得手段を備え、前記制御手段は、L1とL2との差分(L1−L2)が予め設定した閾値Lthよりも大きい又はLth以上の場合に、前記ハンドオーバーのオフセット及び前記下りリンクの送信電力の設定を下げるように制御してもよい。ここで、前記制御手段は、所定時間内に前記L1とL2との差分(L1−L2)が予め設定した閾値Lthよりも大きい又はLth以上になったときにカウンタnをインクリメントし、そのカウンタnの値が所定回数Nincよりも多く又は所定回数Ninc以上の場合に、前記ハンドオーバーのオフセット及び前記下りリンクの送信電力の設定を下げるように制御してもよい。
また、前記基地局装置において、前記制御手段は、ハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更を行わずに前記下りリンクの送信電力の設定を下げる制御のみを行ってもよいし、ハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更を優先的に行い、オフセット(Ocn)が所定の最大値又は最小値になった後に前記下りリンクの送信電力の設定を下げる制御を行ってもよい。
また、前記基地局装置において、前記制御手段は、自セルから隣接セルへのハンドアウトを遅らせるように自セルから隣接セルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定を変更する場合に、下りリンクの送信電力の設定を上げるように制御してもよい。ここで、前記制御手段は、自セルの負荷L1が所定の負荷よりも低い場合に、前記自セルから隣接セルへのハンドアウトを遅らせる自セルから隣接セルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更と、前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御とを行ってもよい。また、前記制御手段は、L2とL1との差分(L2−L1)が予め設定した閾値Tdecよりも大きい又はTdec以上の場合に、前記自セルから隣接セルへのハンドアウトを遅らせる自セルから隣接セルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更と、前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御とを行ってもよい。また、前記制御手段は、前記所定時間内に前記L2とL1との差分(L2−L1)が予め設定した閾値Tdecよりも大きい又はTdec以上になったときに前記カウンタ(n)をデクリメントし、そのカウンタnの値が所定回数Ndecよりも少なく又はそのカウンタnの値が以下の場合に、前記自セルから隣接セルへのハンドアウトを遅らせる自セルから隣接セルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更と、前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御とを行ってもよい。また、前記制御手段は、ハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更を行わずに前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御のみを行ってもよいし、ハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定変更を優先的に行い、オフセット(Ocn)が所定の最大値又は最小値になった後に前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御を行ってもよい。
また、前記基地局装置は、スモールセル基地局の基地局装置であってもよいし、マクロセル基地局の基地局装置であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局装置を有する基地局が配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図である。図1において、本実施形態の移動通信システムは、LTEの仕様に準拠した通信システムであり、マクロセル基地局10,11,12と、その一つのマクロセル基地局10の無線通信エリアであるマクロセル10A内に位置するスモールセル基地局20とを備える。スモールセル基地局20の無線通信エリアであるスモールセル20Aは、マクロセル10Aの内側に含まれている。図示の例では、移動局であるユーザ装置(UE)30はスモールセル20Aに在圏しており、スモールセル基地局20と間で電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。また、ユーザ装置30は、マクロセル10Aの内部であってスモールセル20Aの外縁部(マクロセル10Aとの境界部)に位置しているため、ユーザ装置30から発した無線信号がマクロセル基地局10に到達したりマクロセル基地局10から発した無線信号がユーザ装置30に到達したりする状況にある。また、スモールセル基地局20の周辺に位置する基地局としては、マクロセル基地局10のほかマクロセル基地局11,12がある。
OFDM復調部304は、OFDM方式で変調されている無線信号を復調して受信信号を得る。
受信品質測定部305は、OFDM復調部304で復調された受信信号から、下りの無線信号を受信するときの下り受信品質(例えば、電界強度、受信レベルなど)を測定し、測定した下り受信品質の情報(RSRP:Reference Signal Received Power)を制御部301に渡す。
報知情報抽出部306は、OFDM復調部304で復調された受信信号から、基地局10,20が送信した報知情報(例えば、CGIやセルIDなどのセル識別情報、TACなどの位置登録エリア情報、制御チャネル情報、ネットワークバージョン情報など)を抽出し、抽出した報知情報を制御部301に渡す。
Measurement Report生成部307は、制御部301から受け取った下り受信品質の情報(RSRP)及び報知情報に基づいて、ユーザ装置30から周期的に送信する測定報告(Measurement Report)としての送信信号を生成する。
SC−FDMA変調部308は、LTEに規定されているアップリンク用のSC−FDMA(単一キャリア周波数分割多重アクセス)方式を用いて、ベースバンドの各種送信信号を変調する。特に、本例では、SC−FDMA変調部308により、Measurement Report生成部307で生成されたMeasurement Reportの送信信号がSC−FDMA方式で変調される。
無線送信部309は、SC−FDMA変調部308で変調されたMeasurement Reportなどの送信信号を、送受共用器302及びアンテナを介して、基地局10,20に送信する。
SC−FDMA復調部203は、上り無線受信部202で受信した受信信号に対してSC−FDMA方式の復調処理を実行する。
(1)スモールセル基地局20がマクロセル10A内に又はマクロセル10Aに隣接して配置されている場合に、ユーザ装置30がマクロセル10Aからスモールセル20Aへハンドインする際にマクロセル基地局10からハンドオーバー要求を受信したタイミングとスモールセル20Aへのハンドオーバーが失敗した旨の情報をマクロセル基地局10から受信したタイミングとの時間間隔を測定する測定手段。
(2)スモールセル基地局20がマクロセル10A内に又はマクロセル10Aに隣接して配置されている場合に、ユーザ装置30がマクロセル10Aからスモールセル20Aへハンドインした際に接続設定信号を該移動局に送信したタイミングと該移動局の該スモールセルからのハンドアウトに伴ってハンドオーバー要求をマクロセル基地局10に送信したタイミングとの間の時間間隔を測定する測定手段。
(3)前記測定手段で測定した時間間隔に基づいて下りリンクの送信電力の設定を下げるように制御する制御手段。
(4)自セルから隣接セルへのハンドアウトを早めるように自セルから隣接セルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定を変更するときに、下りリンクの送信電力の設定を下げるように制御する制御手段。
(5)自セルの負荷情報L1を取得する情報取得手段、又は、自セルの負荷情報L1と隣接セルの負荷情報L2とを取得する情報取得手段。
OFDM変調部207は、下り信号生成部206で生成した下り信号を、制御部205で決定した送信電力で送信されるように、OFDM方式で変調する。
下り無線送信部208は、OFDM変調部211で変調した送信信号を、送受共用器201及びアンテナを介して送信する。
図3(a)〜(d)は、一般的な移動通信システムにおけるハンドオーバーの種類を示す説明図である。移動通信システムにおけるハンドオーバー(HO)は、そのHO先の周波数や無線アクセス方式により、下記の4種類に大別される(例えば、非特許文献1参照)。例えば、図3(a)は、同一周波数(例えば2.1GHz帯)、同一無線アクセス方式(例えばLTE→LTE)のHOを示している。後述する各実施形態の制御は、これらの4種類のハンドオーバーのいずれにも適用することができる。
図3(a):Intra Freq/Intra RAT HO
図3(b):Inter Freq/Intra RAT HO
図3(c):Intra Freq/Inter RAT HO(CSフォールバック含む)
図3(d):Inter Freq/Inter RAT HO(CSフォールバック含む)
ST01:UEは接続先となるSource eNBに在圏すると同時に、Serving eNB(SeNB)が送信する隣接セル情報を受信する。
ST02:UEは定期的にSeNBのパイロット信号電力(RSRP)Mpを測定する。
ST03:UEはMpと予め定められた第一の閾値(Th1)を比較する。Mpのほうが小さい場合、ST04に遷移する。
ST04:UEはMpに加え、ST01にて取得した隣接セル情報に基づき、当該隣接セルのRSRP(Mn)を測定する。
ST05:MnとMpが所定のハンドオーバ判定式を満足した場合、ST06に遷移する。
ST06:UEはMpおよびMnをSeNBに報告する。
ST07:SeNBがUEから報告されたMpおよびMnに基づき、HO実行を判断する。
・Ocn増:ハンドオーバーし易くなる(ハンドオーバーのタイミングが早くなる)。
・Ocn減:ハンドオーバーし難くなる(ハンドオーバーのタイミングが遅くなる)。
また、スモールセル基地局(HeNB)のRSRPが強いエリアが屋内に漏れた場合、ユーザーが一瞬スモールセルに在圏し、直後に周辺のマクロセルへHOするため、HO失敗が起こりやすい。
スモールセル基地局(HeNB)が瞬間的なハンドイン−ハンドアウトに起因するHO失敗を検知した場合、上記オフセット(Ocn)の値を小さくし、HOのタイミングを遅らせることで、HO失敗を防止することができる。
しかしながら、上記従来のMROでは、ユーザーが自動車で移動している場合のように高速で移動するUEのHO失敗を解消できない。
(2)UEのHOが失敗した場合、eNB1はeNB2からHOを失敗した旨の信号(RLF INDICATION)を受け取る。同時に、eNB1はタイマーを停止する。
(3)当該タイマー値(t1)が所定の閾値(Tth)より小さい場合、eNB1は高速UEを検出したと見なし、カウンターをインクリメントする。
(4)当該カウンター値が単位時間内に所定の値に達した場合、eNB1は下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を下げる。
(5)一方、当該カウンター値が単位時間内に所定の値に達しなかった場合、eNB1は下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を初期値に戻す。
また、上記手順(4)において、上記カウンター値が単位時間内に所定の値よりも大きくなった場合に、下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を下げるようにし、当該カウンター値が単位時間内に所定の値以下になった場合に、下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を初期値に戻すようにしてもよい。
また、上記図6及び図7の制御例において、上記タイマーを用いずに、上記時間間隔t[sec]が予め設定した閾値Tth[sec]より小さい又は閾値Tth[sec]以下の場合に、下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を下げるようにしてもよい。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るハンドオーバー時における下りリンクの送信電力の制御例を示す説明図である。また、図9は、同下りリンクの送信電力の制御例を示すシーケンス図である。なお、図8及び図9において、基地局eNB2がマクロセル基地局10であり、基地局eNB1がそのマクロセル10A内に設置されたスモールセル基地局20である。
(2)UEがeNB2へHOすることに伴い、eNB1はeNB2にハンドオーバー要求(HANDOVER REQUEST)を送信する。同時に、eNB1はタイマーを停止する。
(3)当該タイマー値(t1)が所定の閾値(Tth)より小さい場合、eNB1は高速UEを検出したと見なし、カウンターをインクリメントする。
(4)当該カウンター値が単位時間内に所定の値に達した場合、eNB1は下り送信信号出力を下げる。
(5)当該カウンター値が単位時間内に所定の値に達しなかった場合、eNB1は下り送信信号出力を初期値に戻す。
特に、上記図8及び図9の制御例によれば、HO失敗が発生しなくても高速UEの検出が可能である。
また、上記図8及び図9の制御例の手順(3)において、上記タイマー値(t1)が所定の閾値(Tth)以下の場合に、eNB1は高速UEを検出したと見なし、カウンターをインクリメントしてもよい。
また、上記手順(4)において、上記カウンター値が単位時間内に所定の値よりも大きくなった場合に、eNB1は下り送信信号出力を下げるようにし、当該カウンター値が単位時間内に所定の値以下になった場合に、下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を初期値に戻すようにしてもよい。
また、上記図8及び図9の制御例において、上記タイマーを用いずに、上記時間間隔t[sec]が予め設定した閾値Tth[sec]より小さい又は閾値Tth[sec]以下の場合に、下りリンクの送信電力(下り送信信号出力)の設定を下げるようにしてもよい。
また、上記実施形態1(図6及び図7の制御例)と上記実施形態2(図8及び図9の制御例)とを組み合わせて実行するようにしてもよい。
図10は、従来の移動通信システムに適用可能な負荷分散機能(MLB)を示す説明図である(非特許文献3参照)。この負荷分散機能(MLB)は、例えばマクロセル10A内の配置されているスモールセル基地局20のスモールセルにおけるトラフィックが高くなってスモールセル基地局20が高負荷になったとき、スモールセル基地局20においてハンドオーバー関連のパラメータを変更し、スモールセル20Aの有効セル半径を狭くする機能である。これにより、スモールセル20Aのセルエッジに位置するユーザ装置(UE)30をマクロセル(隣接セル)10Aへハンドオーバー(ハンドアウト)させ、スモールセル基地局20の負荷を下げることができる。
しかしながら、以下に示すように、上記負荷分散機能(MLB)を適用した場合、本来各基地局の受信信号レベルに応じて適切に在圏させているUEを強制的にハンドアウトさせると、ハンドアウト後のUEは高い干渉を受けることとなる。更に、スモールセル20Aの中心にUEが集中した場合は、上記負荷分散機能(MLB)を適用しても、マクロセル(隣接セル)10Aへハンドオーバー(ハンドアウト)させることができず、スモールセル基地局20の負荷を下げることができない。
図11(b)はスモールセル基地局20の負荷が大きくなった場合の説明図である。スモールセル20Aに在圏するUEが増えてスモールセル基地局20の負荷が大きくなったとき、上記負荷分散機能(MLB)されると、HOラインがスモールセル基地局20側に変化する。これにより、セルエッジに在圏していたUE30は、スモールセル基地局20からの信号のRSRP/RSRQが高いにもかかわらず、マクロセル10Aに強制的にハンドアウトされる。すると、ハンドアウト後のUE30はスモールセル20Aから高い干渉を受ける。
図11(c)はスモールセル基地局20の近くに在圏するUEが増えて負荷が大きくなった場合の説明図である。この場合は、ハンドオーバーのオフセット(Ocn)を許容最大まで大きくしてHOラインをスモールセル基地局20に限界まで移動させても、スモールセル基地局20の近くに在圏する多数のUE30をマクロセル10Aにハンドアウトさせることができない。そのため、スモールセル基地局20における負荷増大を解消することができない。
(1)eNB2は、リソースステータス報告手順(Resource Status Reporting Procedure)を開始する。具体的には、隣接セルのeNB1にリソースステータス報告要求(Resource Status Reporting Request)を送信し、当該eNB1からのリソースステータス応答(Resource Status Response)の受信をもって、本リソースステータス報告手順の開始とする(ST01)。
(2)タイマーおよび当該eNB2の負荷状況を示すカウンタ(n)を初期化する(ST02)。
(3)自セルの負荷情報L1(無線リソース使用率など)を取得する。同時に、隣接セルから受信したリソースステータス更新(Resource Status Update)により、隣接セルの負荷情報L2を取得する(ST03)。ここで、隣接セルの負荷情報L2は、例えば図14に示す基地局間のX2インターフェースを介した通信制御手順(Resource Status Reporting Initiation Procedure)により取得することができる(非特許文献4参照)。
(4)L1とL2の差(L1−L2)が所定の閾値Tinc以上の場合、すなわち自セルの負荷L1が隣接セルの負荷L2より高い場合、カウンタ(n)をインクリメントする(ST04,05)。
(5)L2とL1の差(L2−L1)が所定の閾値Tdec以上の場合、すなわち隣接セルの負荷L2が自セルの負荷L1より高い場合、カウンタ(n)をデクリメントする(ST06,07)。
(6)上記(3)〜(5)をタイマーが満了するまで繰り返す(ST08)。
(7)タイマー満了後、カウンタ(n)の値をチェックする(ST09)。カウンタ(n)が所定の閾値(Ninc)より大きい場合、ハンドオーバーのオフセットOcnを増加するとともに、下りリンクの送信電力Poutの設定を下げる(ST10)。また、カウンタ(n)が別の閾値(Ndec)より小さい場合、ハンドオーバーのオフセットOcnを減少させるとともに、下りリンクの送信電力Poutの設定を上げる(ST11)。
また、上記手順(5)において、L2とL1の差(L2−L1)が所定の閾値Tdecよりも大きい場合に、隣接セルの負荷L2が自セルの負荷L1より高いと判断し、カウンタ(n)をデクリメントするように制御してもよい。
また、上記手順(7)において、カウンタ(n)が所定の閾値(Ninc)以上の場合に、ハンドオーバーのオフセットOcnを増加するとともに、下りリンクの送信電力Poutの設定を下げるように制御してもよい。また、カウンタ(n)が別の閾値(Ndec)以下の場合に、ハンドオーバーのオフセットOcnを減少させるとともに、下りリンクの送信電力Poutの設定を上げるように制御してもよい。
図15は、本発明の第4の実施形態に係る負荷分散機能(MLB)の実行時における下りリンクの送信電力の制御例を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートと共通する部分については説明を省略する。図15の制御例では、ST10および11において、ハンドオーバーのオフセットOcnは調整せずに、下りリンクの送信電力Poutの設定のみ調整している。図15の制御例においても、高負荷のスモールセル20AからハンドアウトしたUE30への干渉を低減するとともに、適切な負荷分散を実現することができる。
図16は、本発明の第5の実施形態に係る負荷分散機能(MLB)の実行時における下りリンクの送信電力の制御例を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートと共通する部分については説明を省略する。図16の例御例では、ST10および11において、ハンドオーバーのオフセットOcnの値を優先的に調整し、そのOcnの値が予め設定されている最大値又は最小値に達した後、下りリンクの送信電力Poutの設定の調整を行っている。図16の制御例においても、高負荷のスモールセル20AからハンドアウトしたUE30への干渉を低減するとともに、適切な負荷分散を実現することができる。
10A マクロセル
20 スモールセル基地局
20A スモールセル
30 ユーザ装置(移動局)
Claims (7)
- 移動通信システムにおける移動局と無線通信を行うようにマクロセル内に配置されたスモールセル基地局に設けられる基地局装置であって、
自局のスモールセルの負荷情報L1と前記マクロセルの負荷情報L2とを取得する情報取得手段と、
所定時間内に前記スモールセルの負荷情報L1と前記マクロセルの負荷情報L2との差分(L1−L2)が予め設定した閾値Tincよりも大きい又はTinc以上になったときにカウンタnをインクリメントし、そのカウンタnの値が所定回数Nincよりも多く又は所定回数Ninc以上になって自局のスモールセルにおける負荷が増加したと判断したとき、前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドアウトを早めるように前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドオーバーの判定式における隣接セルである前記マクロセルの受信電力に対するオフセット(Ocn)の設定値を増加するように変更し、そのオフセット(Ocn)の設定値の変更を行ったとき、前記スモールセルから前記マクロセルにハンドアウトした移動局に対する干渉を低減するように前記スモールセル基地局からの下りリンクの送信電力の設定を下げる制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする基地局装置。 - 請求項1の基地局装置において、
前記ハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定値を増加する変更を優先的に行い、該オフセット(Ocn)が所定の最大値に達した後に前記下りリンクの送信電力の設定を下げる制御を行うことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1又は2の基地局装置において、
前記制御手段は、前記スモールセルにおける負荷が減少したとき前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドアウトを遅らせるように前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドオーバーの判定式における隣接セルである前記マクロセルの受信電力に対するオフセット(Ocn)の設定値を減少するように変更し、そのオフセット(Ocn)の設定値の変更を行ったとき、前記スモールセル基地局からの下りリンクの送信電力の設定を上げるように制御することを特徴とする基地局装置。 - 請求項3の基地局装置において、
前記制御手段は、前記スモールセルの負荷情報L1が所定の負荷よりも低い場合に、前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドアウトを遅らせる前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定値を減少する変更と、前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御とを行うことを特徴とする基地局装置。 - 請求項3の基地局装置において、
前記制御手段は、前記マクロセルの負荷情報L2と前記スモールセルの負荷情報L1との差分(L2−L1)が予め設定した閾値Tdecよりも大きい又はTdec以上の場合に、前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドアウトを遅らせる前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定値を減少する変更と、前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御とを行うことを特徴とする基地局装置。 - 請求項5の基地局装置において、
前記制御手段は、所定時間内に前記差分(L2−L1)が予め設定した閾値Tdecよりも大きい又はTdec以上になったときにカウンタnをデクリメントし、そのカウンタnの値が所定回数Ndecよりも少なく又はそのカウンタnの値が以下の場合に、前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドアウトを遅らせる前記スモールセルから前記マクロセルへのハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定値を減少する変更と、前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御とを行うことを特徴とする基地局装置。 - 請求項3乃至6のいずれかの基地局装置において、
前記ハンドオーバーのオフセット(Ocn)の設定値を減少する変更を優先的に行い、該オフセット(Ocn)が所定の最大値に達した後に前記下りリンクの送信電力の設定を上げる制御を行うことを特徴とする基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016021742A JP6254621B2 (ja) | 2016-02-08 | 2016-02-08 | 基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016021742A JP6254621B2 (ja) | 2016-02-08 | 2016-02-08 | 基地局装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014245781A Division JP5992984B2 (ja) | 2014-12-04 | 2014-12-04 | 基地局装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016111718A JP2016111718A (ja) | 2016-06-20 |
JP6254621B2 true JP6254621B2 (ja) | 2017-12-27 |
Family
ID=56125137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016021742A Active JP6254621B2 (ja) | 2016-02-08 | 2016-02-08 | 基地局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6254621B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5391757B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2014-01-15 | 日本電気株式会社 | 無線パラメータ制御装置および制御方法ならびに制御システム |
JP5555546B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2014-07-23 | 京セラ株式会社 | 無線通信システム、無線基地局、及び基地局パラメータ調整方法 |
JP2011250211A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Kyocera Corp | 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法 |
JP5592702B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2014-09-17 | 京セラ株式会社 | 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法 |
KR101503042B1 (ko) * | 2011-04-22 | 2015-03-16 | 주식회사 케이티 | 부하 분산 방법, 이를 수행하는 펨토 기지국 및 펨토 기지국 관리 시스템 |
US20130225182A1 (en) * | 2012-02-24 | 2013-08-29 | Qualcomm Incorporated | Method and system for joint parameter optimization for macro and femto cells |
-
2016
- 2016-02-08 JP JP2016021742A patent/JP6254621B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016111718A (ja) | 2016-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5992984B2 (ja) | 基地局装置 | |
US11671310B2 (en) | Mobility robustness in a cellular network | |
EP2926593B1 (en) | Expanding or shrinking a coverage area of a cell | |
CN106031292B (zh) | 用于双连接性中的特定辅小区选择的处置的方法和系统 | |
US10299178B2 (en) | Methods and apparatus for hetergeneous network handover | |
CN103250448B (zh) | 蜂窝式无线通信系统中切换准则的确定方法 | |
JP5809284B2 (ja) | 無線通信システムにおけるハンドオーバ実行方法 | |
EP3146666B1 (en) | Technique for aggregating radio resources | |
JP6457128B2 (ja) | 基地局及びコントローラ | |
US20160219473A1 (en) | Radio Access Node, Wireless Device and Methods for Handling Mobility Of The Wireless Device in a Radio Communication Network | |
EP2763461B1 (en) | Radio resource control connection reestablishment method | |
JP6910298B2 (ja) | 基地局及び無線端末 | |
JP6368315B2 (ja) | ワイヤレス電気通信セル検出技術 | |
EP2627121A1 (en) | A method for efficient mobility handling in a mobile communication system | |
JP5580393B2 (ja) | 無線基地局および通信制御方法 | |
JP6254621B2 (ja) | 基地局装置 | |
KR20180010381A (ko) | 무선랜 종단 간 핸드오버 방법 및 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6254621 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |