JP6253699B2 - データ処理方法、データ処理装置、方法、および、装置 - Google Patents
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Description
る。よって、光音響トモグラフィの受信データ処理装置をFPGAチップに実装しやすい状況となっている。しかし、FPGAチップに搭載されているロジック、高速メモリの容量にも限りがある。また大規模なFPGAチップは高価であり、可能な限り少ないロジック、メモリ容量で構成可能な光音響トモグラフィの受信データ処理装置が求められている。
被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理方法であって、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶手段に記憶するステップ、および
前記記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応する三次元のターゲット領域を構成する複数のボクセルのボクセルデータを取得する取得ステップ、
を有し、
前記取得ステップにおいて、前記ボクセルごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数のボクセルのボクセルデータを取得する
ことを特徴とするデータ処理方法である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理装置であって、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応する三次元のターゲット領域を構成する複数のボクセルのボクセルデータを取得する演算部と、
を有し、
前記演算部は、前記ボクセルごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数のボクセルのボクセルデータを取得すること
を特徴とするデータ処理装置である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理方法であって、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶手段に記憶する記憶ステップ、および、
前記記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応するターゲット領域を構成する複数の構成点のデータを取得する取得ステップ、
を有し、
前記取得ステップにおいて、前記構成点ごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数の構成点の構成点データを取得するものであり、
同一の構成点について、前記取得ステップを複数回実行して得られた複数の構成点データを加算する加算ステップをさらに有する
ことを特徴とするデータ処理方法である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理装置であって、
前記複数の音響波受信素子と、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応するターゲット領域を構成する複数の構成点のデータを取得する構成点データ取得手段と、
を有し、
前記構成点データ取得手段は、前記構成点ごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数の構成点の構成点データを取得するものであり、
同一の構成点について、前記構成点データ取得手段による処理を複数回実行して得られた複数の構成点データを加算する加算手段をさらに有する
ことを特徴とするデータ処理装置である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
測定光を被検部に照射する光照射手段と、前記測定光の照射によって前記被検部内に生じる音響波を検出する音響波検出手段と、該音響波検出手段により検出された音響波の受信信号に基づいて、前記被検部の内部の画像を取得する画像取得手段とを備える装置において、
前記音響波検出手段が複数の音響波受信素子を含み、
前記複数の音響波受信素子のそれぞれによって検出された前記音響波に基づくデジタル信号を記憶する記憶手段を備え、
前記画像取得手段が、前記記憶手段に記憶された前記デジタル信号に基づいて、前記画像を構成する各点について画像再構成処理を繰り返して、前記被検部の画像を取得するものである
ことを特徴とする装置である。
本発明はまた、以下の構成を採用する。すなわち、
測定光を被検部に照射する光照射ステップと、
前記測定光の照射によって前記被検部内に生じる音響波を検出する音響波検出ステップと、
該音響波検出ステップにより検出された音響波の受信信号に基づいて、前記被検部の内部の画像を取得する画像取得ステップと、
を有する方法において、
前記音響波検出ステップでは、複数の音響波受信素子により音響波を検出し、
前記複数の音響波受信素子のそれぞれによって検出された前記音響波に基づくデジタル信号を記憶する記憶ステップを有し、
前記画像取得ステップでは、前記記憶ステップにて記憶された前記デジタル信号に基づいて、前記画像を構成する各点について画像再構成処理を繰り返して、前記被検部の画像を取得する
ことを特徴とする方法である。
装置構成は、N個のADコンバータ1−1〜1−Nと、N個の遅延記憶メモリ(遅延記憶M)2−1〜2−Nと、演算回路3、とを具備する。加えて、メモリ制御回路4、再構成メモリ5、窓関数重み係数計算回路6、遅延メモリアドレス計算回路7、信号処理ブロック8、画像構成部9、画像表示部10、とを具備している。
るものである。音響波受信アレイ52は受信手段を構成するもので、処理対象とする被検体領域由来の音響波をN個の音響波受信素子54−1〜54−Nによって受信してアナログの電気信号に変換する。
遅延記憶メモリ2−1〜2−Nは第一の記憶手段であり、ADコンバータ1−1〜1−Nによってデジタル化された受信デジタル信号を時系列に記憶する。
信デジタル信号を順次読み出し、ボクセルデータを合成する。このボクセルデータが最小構成単位毎の音響波のデータである。各ボクセル由来の受信デジタル信号の読み出しは、各ボクセルから音響波が各音響波受信素子54−1〜54−Nに到達するとした場合の音
響波の遅延情報に従ってなされ、読み出された受信デジタル信号を整相加算する。
演算回路3は、図2に示すように、N個の乗算器11−1〜11−Nと、一つの加算回路12と、を有している。
画像構成部9は画像構成手段であり、再構成メモリ5に保存されたボクセルデータに基づき被検体領域の画像を構成する。
遅延メモリアドレス計算回路7はアドレス演算手段であり、被検体領域の各最小構成単位座標であるボクセル座標より、各ボクセルから各音響波受信素子54−1〜54−Nに
到達する音響波の遅延時間を算出する。そして、各遅延メモリ2−1〜2−Nに対して、
遅延時間に対応する各ボクセル由来の受信デジタル信号が格納されているアドレスを供給する。
信号処理ブロック8は信号処理手段であり、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等のフィルタ処理、対数圧縮(log圧縮)処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理といった信号処理がなされる。
図示しない光源からレーザ光等の光が被検体に照射され、その結果、被検体が居部的に熱膨張・収縮を起こすことにより音響波が発生する。この音響波が音響波受信素子アレイ52のN個の受信素子54−1〜54−Nによって受信され、アナログ電気信号に変換される。このアナログ電気信号が、N個のADコンバータ1−1〜1−Nによりデジタル化され、N個の遅延記憶メモリ(遅延記憶M)2−1〜2−Nへ出力される。
遅延記憶メモリ(遅延記憶M)2−1〜2−Nは、ADコンバータ1−1〜1−Nより出力されたデジタル信号を記憶する。
音響波到達時間(遅延時間)と、遅延記憶メモリ2−1〜2−Nにおけるデジタルデータ
記憶の規則を基に遅延記憶メモリアドレスを特定できる。この遅延メモリアドレスは、あるターゲットボクセル由来のデジタルデータが存在するメモリアドレスである。
画像構成部9は、信号処理を施されたボクセルデータに基づき、光音響トモグラフィ画像の構成を行い、画像表示部10に出力する。画像表示部10では、構成された光音響トモグラフィ画像を表示する。これが、実施例1の一連の動作である。
このような構成を取ると、すべての処理が終わった時点で加算平均され、S/Nが向上したターゲットボクセルデータが再構成メモリ5に保存されることとなる。
てもよいし、音響波受信素子の受信チャンネル毎に配置してもよいし、受信チャンネル毎に遅延記憶メモリ2−1〜2−Nの出力部に1つずつ配置してもよい(図示せず)。その場合、信号処理に必要なパラメータをチャンネル毎に独立して算出し、与えるようにしてもよい(図示せず)。
N個のADコンバータ1−1〜1−N以降の各回路の動作は、基本的に実施例1と同じである。しかし、スイッチング回路16により、音響波受信素子54−1〜54−LとA
Dコンバータ1−1〜1−Nとの接続状態を切り替えることができる点が実施例1と異なっている。
まず、L個ある音響波受信素子54−1〜54−Lの中からN個(a,a+1,a+2….a+N−1)を選び、光音響トモグラフィの受信データ処理装置のN個のチャンネルに接続する(S1参照)。
図5では、L個の音響波受信素子のうち、音響波受信素子(a+1,a+2….a+N)を新たに選択している例を示している(S8、S1参照)。次に、被検体のターゲット領域に光を照射し、それにより発生した音響波を、新たに選択したN個の音響波受信素子(a+1,a+2….a+N)を用いて受信する。そして、ターゲット領域のすべてのボクセルについて整相加算を行い、時分割にて順次得られる最小構成単位データとしてのボクセルデータを、再構成メモリ5中の同一ボクセルデータに累積加算する(S2〜S5参照)。
−N、演算回路3、とを具備する。加えて、メモリ制御回路4、再構成メモリ5、窓関数重み係数計算回路6、遅延メモリアドレス計算回路7、信号処理ブロック8、画像構成部9、画像表示部10、とを具備する。
この実施例3では、加算平均手段としての加算平均回路15−1〜15−Nを有する点で実施例1、2と相違している。
N個のADコンバータ1−1〜1−Nの動作、演算回路3以降の各回路の動作は基本的に実施例1、実施例2と同じである。しかし、遅延記憶メモリ2−1〜2−Nが加算平均回路15−1〜15−Nと協働し、受信デジタル信号の加算平均処理が可能である点が実施例1、2と異なっている。
いる。加えて、メモリ制御回路4、再構成メモリ5、窓関数重み係数計算回路6、遅延メモリアドレス計算回路7、信号処理ブロック8、画像構成部9、画像表示部10、とを具備している。
この実施例4では、遅延記憶メモリ2−1〜2−Nと演算回路3の間にメモリ選択スイッチ27−1〜27−(N/M)が配置されている。そして、M個の遅延記憶メモリがグループ化されて、メモリ選択スイッチ27−1〜27−(N/M)に接続され、メモリ選択スイッチ27−1〜27−(N/M)がチャンネル選択回路32によって選択される構成となっている。
N個のADコンバータ1−1〜1−Nの動作は基本的に他の実施例と同じである。しかし、メモリ選択スイッチ27−1〜27−(N/M)により、遅延記憶メモリ2−1〜2−Nと演算回路3との接続状態を順次切り替えることができる点が、実施例1乃至3と異なっている。
まず、被検体のターゲット領域に光を照射し、それにより発生した音響波を受信し、ADコンバータ1−1〜1−Nによってデジタル化する。デジタル化された受信データは、N個の遅延記憶メモリ2−1〜2−Nに記憶される(S41参照)。次に、N個ある遅延記憶メモリ2−1〜2−Nの中から(N/M)個(a,a+M,a+2M….a+N−M)を選び、演算回路3の乗算器に接続する(S42参照)。
図9では、N個の遅延記憶メモリ26−1〜26−Nのうち、遅延記憶メモリ(a+1,a+M+1,a+2M+1…,a+N−M+1)を新たに選択している例を示している。遅延記憶メモリを選択した後、ターゲット領域のすべてのボクセルについて整相加算を行う(S43〜S46参照)。
こうして、ターゲット領域のすべてのボクセルデータが生成される。
ここで、遅延記憶メモリ2−1〜2−Nの選択方式は、図7に示したものと必ず同一である必要はなく、適宜必要に応じて選択方式は決定すればよい。
さらに、この実施例5では、実施例3と同様に、ADコンバータ1−1〜1−Nと遅延記憶メモリ(遅延記憶M)2−1〜2−Nの間に、加算平均手段としての加算平均回路38−1〜38−Nを有している。この点が実施例4と相違する。
ADコンバータ1−1〜1−Nの動作は基本的に実施例4と同様である。しかし、遅延記憶メモリ2−1〜2−Nが加算平均回路38−1〜38−Nと協働し、受信データの加算平均処理が可能である点が実施例4と異なっている。
2−1〜2−N:遅延調整メモリ(第一の記憶手段)
3:演算回路(最小構成単位データ合成手段)
4:メモリ制御回路(制御手段)
5:再構成メモリ(第二の記憶手段)
6:窓関数重み係数計算回路(窓関数重み係数演算手段)
7:遅延メモリアドレス計算回路(遅延メモリアドレス演算手段)
8:信号処理ブロック(信号処理手段)
9:画像構成部(画像構成手段)
10:画像表示部
11:乗算器
12:加算回路
15−1〜15−N:加算平均回路
16:スイッチング回路(接続切り替え手段)
27−1〜27−(N/M):メモリ選択スイッチ(接続切り替え手段)
28:演算回路(最小構成単位データ合成手段)
32:チャンネル選択回路
38:加算平均回路(加算平均手段)
50:乗算器
51:加算回路
52:音響波受信素子アレイ(受信手段)
53:被検体領域内のターゲットボクセル(最小構成単位)
54−1〜54−N:音響波受信素子
Claims (62)
- 被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理方法であって、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶手段に記憶するステップ、および
前記記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応する三次元のターゲット領域を構成する複数のボクセルのボクセルデータを取得する取得ステップ、
を有し、
前記取得ステップにおいて、前記ボクセルごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数のボクセルのボクセルデータを取得する
ことを特徴とするデータ処理方法。 - 同一のボクセルについて、前記取得ステップを複数回実行して得られた複数のボクセルデータを加算する加算ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。 - 前記加算ステップにおいて、前記受信データのうちの、一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成されたボクセルデータと、別の一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成されたボクセルデータとを加算する
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理方法。 - 前記取得ステップにおいて、前記ボクセルと前記複数の音響波受信素子との位置関係に応じて、前記ボクセルごとに前記受信データに対して異なる処理を施す
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に窓関数重み係数を設定する窓関数重み係数設定ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に、フィルタ処理、対数圧縮処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理の少なくとも一つを含む信号処理を行う信号処理ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 前記ボクセルデータに基づいて、表示手段に表示させる画像データを生成する画像データ生成ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理装置であって、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応する三次元のターゲット領域を構成する複数のボクセルのボクセルデータを取得する演算部と、
を有し、
前記演算部は、前記ボクセルごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数のボクセルのボクセルデータを取得すること
を特徴とするデータ処理装置。 - 同一のボクセルについて、前記ボクセルデータを取得する処理を複数回実行して得られた複数のボクセルデータを加算する加算部をさらに有する
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ処理装置。 - 前記加算部は、前記受信データのうちの、一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成されたボクセルデータと、別の一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成されたボクセルデータとを加算する
を特徴とする請求項9に記載のデータ処理装置。 - 前記演算部は、前記ボクセルと前記複数の音響波受信素子との位置関係に応じて、前記ボクセルごとに前記受信データに対して異なる処理を施す
ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に窓関数重み係数を設定する窓関数重み係数設定部をさらに有する
ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に、フィルタ処理、対数圧縮処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理の少なくとも一つを含む信号処理を行う信号処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記ボクセルデータに基づいて、表示手段に表示させる画像データを生成する画像データ生成部をさらに有する
ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記記憶手段は、FIFOメモリである
ことを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記ボクセルデータを記憶する第二の記憶手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項8乃至15のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子ごとに設けられた、前記受信信号をデジタル化する電気信号変換手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項8乃至16のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子から出力された前記受信信号をデジタル化する、前記複数の音響波受信素子の数よりも少ない数の電気信号変換手段と、
前記複数の音響波受信素子と、前記電気信号変換手段との接続を切り替えるスイッチング手段と、
をさらに有する
ことを特徴とする請求項8乃至16のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理方法であって、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶手段に記憶する記憶ステップ、および、
前記記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応するターゲット領域を構成する複数の構成点のデータを取得する取得ステップ、
を有し、
前記取得ステップにおいて、前記構成点ごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数の構成点の構成点データを取得するものであり、
同一の構成点について、前記取得ステップを複数回実行して得られた複数の構成点データを加算する加算ステップをさらに有する
ことを特徴とするデータ処理方法。 - 前記加算ステップにおいて、前記受信データのうちの、一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成された構成点データと、別の一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成された構成点データとを加算する
ことを特徴とする請求項19に記載のデータ処理方法。 - 前記取得ステップにおいて、前記構成点と前記複数の音響波受信素子との位置関係に応じて、前記構成点ごとに前記受信データに対して異なる処理を施す
ことを特徴とする請求項19または20に記載のデータ処理方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に窓関数重み係数を設定する窓関数重み係数設定ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に、フィルタ処理、対数圧縮処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理の少なくとも一つを含む信号処理を行う信号処理ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項19乃至22のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 前記構成点データに基づいて、表示手段に表示させる画像データを生成する画像データ生成ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項19乃至23のいずれか1項に記載のデータ処理方法。 - 被検体への光の照射により該被検体から発生する音響波を、複数の音響波受信素子で受信することにより得られるデータを処理するデータ処理装置であって、
前記複数の音響波受信素子と、
前記複数の音響波受信素子から出力される受信信号に対応する受信データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された受信データを用いて、前記被検体の内部に対応するターゲット領域を構成する複数の構成点のデータを取得する構成点データ取得手段と、
を有し、
前記構成点データ取得手段は、前記構成点ごとに、前記受信データに対して異なる処理を施すことで前記複数の構成点の構成点データを取得するものであり、
同一の構成点について、前記構成点データ取得手段による処理を複数回実行して得られた複数の構成点データを加算する加算手段をさらに有する
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 前記加算手段は、前記受信データのうちの、一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成された構成点データと、別の一部の音響波受信素子に対応する受信データを用いて構成された構成点データとを加算する
ことを特徴とする請求項25に記載のデータ処理装置。 - 前記構成点データ取得手段は、前記構成点と前記複数の音響波受信素子との位置関係に応じて、前記構成点ごとに前記受信データに対して異なる処理を施す
ことを特徴とする請求項25または26に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に窓関数重み係数を設定する窓関数重み係数設定手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項25乃至27のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネル毎に、フィルタ処理、対数圧縮処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理の少なくとも一つを含む信号処理を行う信号処理手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項25乃至28のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記構成点データに基づいて、表示手段に表示させる画像データを生成する画像データ生成手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項25乃至29のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記記憶手段は、FIFOメモリである
ことを特徴とする請求項25乃至30のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記構成点データを記憶する第二の記憶手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項25乃至31のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子ごとに設けられた、前記受信信号をデジタル化する電気信号変換手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項25乃至32のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 前記複数の音響波受信素子から出力された前記受信信号をデジタル化する、前記複数の音響波受信素子の数よりも少ない数の電気信号変換手段と、
前記複数の音響波受信素子と、前記電気信号変換手段との接続を切り替えるスイッチング手段と、
をさらに有する
ことを特徴とする請求項25乃至32のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 測定光を被検部に照射する光照射手段と、前記測定光の照射によって前記被検部内に生じる音響波を検出する音響波検出手段と、該音響波検出手段により検出された音響波の受信信号に基づいて、前記被検部の内部の画像を取得する画像取得手段とを備える装置において、
前記音響波検出手段が複数の音響波受信素子を含み、
前記複数の音響波受信素子のそれぞれによって検出された前記音響波に基づくデジタル信号を記憶する記憶手段を備え、
前記画像取得手段が、前記記憶手段に記憶された前記デジタル信号に基づいて、前記画像を構成する各点について画像再構成処理を繰り返して、前記被検部の画像を取得するものである
ことを特徴とする装置。 - 前記画像取得手段が、前記各点と前記複数の音響波受信素子との位置関係により定まる遅延時間を考慮した画像再構成処理を実行することにより、前記被検部の画像を取得することを特徴とする請求項35に記載の装置。
- 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネルごとに窓関数重み係数を設定する窓関数重み係数設定手段をさらに有し、
前記画像取得手段は、前記記憶手段に記憶されたデジタル信号に、前記窓関数重み係数を用いて前記画像再構成処理を実行する
ことを特徴とする請求項35または36に記載の装置。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネルごとに、フィルタ処理、対数圧縮処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理の少なくとも一つを含む信号処理を行う信号処理手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項35乃至37のいずれか1項に記載の装置。 - 前記測定光を発する光源をさらに有する
ことを特徴とする請求項35乃至38のいずれか1項に記載の装置。 - 前記光源がレーザー光源である
ことを特徴とする請求項39に記載の装置。 - 前記画像取得手段が、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Array)、またはCPUを含んで構成される
ことを特徴とする請求項35乃至40のいずれか1項に記載の装置。 - 前記画像取得手段が、前記各点について、前記画像再構成処理を複数回実行して得られたデータを加算する
ことを特徴とする請求項35乃至41のいずれか1項に記載の装置。 - 前記画像取得手段が、前記記憶手段に記憶された前記デジタル信号のうちの、一部の音響波受信素子に対応するデジタル信号を用いて再構成されたデータと、別の一部の音響波受信素子に対応するデジタル信号を用いて再構成されたデータとを加算する
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。 - 前記記憶手段はFIFOメモリである
ことを特徴とする請求項35乃至43のいずれか1項に記載の装置。 - 前記画像再構成処理によって得られたデータを記憶する再構成データ記憶手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項35乃至44のいずれか1項に記載の装置。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネルごとに設けられた複数のAD変換手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項35乃至45のいずれか1項に記載の装置。 - 前記複数の音響波受信素子よりも少ない数の複数のAD変換手段と、
前記複数の音響波受信素子と前記複数のAD変換手段との接続を切り替える切り替え手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項35乃至45のいずれか1項に記載の装置。 - 前記画像を表示部に表示させる表示制御手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項35乃至47のいずれか1項に記載の装置。 - 測定光を被検部に照射する光照射ステップと、
前記測定光の照射によって前記被検部内に生じる音響波を検出する音響波検出ステップと、
該音響波検出ステップにより検出された音響波の受信信号に基づいて、前記被検部の内部の画像を取得する画像取得ステップと、
を有する方法において、
前記音響波検出ステップでは、複数の音響波受信素子により音響波を検出し、
前記複数の音響波受信素子のそれぞれによって検出された前記音響波に基づくデジタル信号を記憶する記憶ステップを有し、
前記画像取得ステップでは、前記記憶ステップにて記憶された前記デジタル信号に基づいて、前記画像を構成する各点について画像再構成処理を繰り返して、前記被検部の画像を取得する
ことを特徴とする方法。 - 前記画像取得ステップでは、前記各点と前記複数の音響波受信素子との位置関係により定まる遅延時間を考慮した画像再構成処理を実行することにより、前記被検部の画像を取得する
ことを特徴とする請求項49に記載の方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネルごとに窓関数重み係数を設定する窓関数重み係数設定ステップをさらに有し、
前記画像取得ステップでは、前記記憶ステップにて記憶されたデジタル信号に、前記窓関数重み係数を用いて前記画像再構成処理を実行する
ことを特徴とする請求項49または50に記載の方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネルごとに、フィルタ処理、対数圧縮処理、微分処理、包絡線検波処理、直交検波処理の少なくとも一つを含む信号処理を行う信号処理ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項49乃至51のいずれか1項に記載の方法。 - 前記光照射ステップでは、光源から発した前記測定光を照射する
ことを特徴とする請求項49乃至52のいずれか1項に記載の方法。 - 前記光源がレーザー光源である
ことを特徴とする請求項53に記載の方法。 - 前記画像取得ステップでは、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Array)、またはCPUを用いて画像を取得する
ことを特徴とする請求項49乃至54のいずれか1項に記載の方法。 - 前記画像取得ステップでは、前記各点について、前記画像再構成処理を複数回実行して得られたデータを加算する
ことを特徴とする請求項49乃至55のいずれか1項に記載の方法。 - 前記画像取得ステップでは、前記記憶ステップにて記憶された前記デジタル信号のうちの、一部の音響波受信素子に対応するデジタル信号を用いて再構成されたデータと、別の一部の音響波受信素子に対応するデジタル信号を用いて再構成されたデータとを加算することを特徴とする請求項56に記載の方法。
- 前記記憶ステップでは、FIFOメモリに前記デジタル信号を記憶する
ことを特徴とする請求項49乃至57のいずれか1項に記載の方法。 - 前記画像再構成処理によって得られたデータを記憶する再構成データ記憶ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項49乃至58のいずれか1項に記載の方法。 - 前記複数の音響波受信素子の受信チャンネルごとに設けられた複数のAD変換手段により、AD変換を行うAD変換ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項49乃至59のいずれか1項に記載の方法。 - 前記複数の音響波受信素子よりも少ない数の複数のAD変換手段により、AD変換を行うAD変換ステップをさらに有し、
前記AD変換ステップでは、切換え手段が、前記複数の音響波受信素子と前記複数のAD変換手段との接続を切り替える
をさらに有することを特徴とする請求項49乃至59のいずれか1項に記載の方法。 - 前記画像を表示部に表示させる表示制御ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項49乃至52のいずれか1項に記載の方法。
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