JP6250917B2 - ロールシェード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のルーフに形成された窓部に取り付けられるロールシェード装置に関する技術分野に属する。
この種のロールシェード装置として、ロール状に巻取り・引出し可能に構成された遮光シートと、遮光シートの幅方向の両側端縁部をそれぞれガイドする一対のガイド部と、を備えたものが知られている。
各ガイド部は、遮光シートの移動方向に延びる上壁部及び下壁部と、上壁部及び下壁部同士を連結する縦壁部と、下壁部のシート幅方向の内側端部から上側に突出する突出壁部と、を有している。上壁部、下壁部、縦壁部及び突出壁部により囲まれた空間がガイド空間とされ、このガイド空間内に遮光シートの端縁部が案内帯と共に収容されている。上壁部、下壁部、及び縦壁部は、遮光シートの移動方向から見てコ字状に配置されており、上記突出壁部は下壁部に対して垂直に延びている。
欧州特許出願公開第1553259号明細書
上記ロールシェード装置では、遮光シートの寸法バラツキや、装置の組立て誤差等に起因して、遮光シートの開閉中に遮光シートが幅方向(移動方向に直交する方向)に動く場合がある。上記突出壁部は、このように遮光シートが幅方向に動いた場合でも案内帯がガイド空間外に飛び出さないように案内帯をガイドする機能を有している。したがって、案内帯のガイド空間外への飛び出しを防止する観点では、突出壁部の高さを極力大きくとることが好ましい。
しかし突出壁部の高さを大きくとると、上壁部と下壁部との距離も広くとらざるを得ず、上壁部と下壁部との間に形成されるガイド空間の上下方向の空間長さが広くなってしまう。この結果、例えば、案内帯が突出壁部から離間する向きに遮光シートが動いた場合に、遮光シートの張力が不足(低下)するので、案内帯をガイドするガイド空間の上下方向の空間長さを広くとったことと相俟って、案内帯がガイド空間内で上下にバタツクという問題がある。この結果、遮光シートの安定した開閉動作が妨げられて、遮光シートに皺が生じたり遮光シートの巻取り不良が生じたりするという問題が生じる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遮光シートの開閉時における案内帯のガイド空間外への飛び出しを確実に防止しながら、案内帯の上下方向のバタツキを抑制可能なロールシェード装置を提供しようとすることにある。
第1の発明では、ロール状に巻取り・引出し可能に構成されて、車両のルーフに形成された窓部を開閉可能に覆う遮光シートと、該遮光シートを巻取ることで開方向に移動させ且つ引出すことで閉方向に移動させる巻取り手段と、該遮光シートの移動方向に直交する幅方向の両側端縁部に沿って帯状に延びてそれぞれの下面に連結される一対の案内帯と、該遮光シートの幅方向の両側端縁部をそれぞれ該案内帯と共に上記移動方向に案内する一対のガイド部と、備えたロールシェード装置を対象とする。
そして、上記案内帯は、上記遮光シートとの連結部を基端として該シート幅方向の内側に向かって下側に傾斜するように構成され、上記ガイド部は、上記遮光シートの上面側を覆う上壁部と、上記案内帯の下側を覆う下壁部と、上記案内帯よりもシート幅方向の内側に位置し、該下壁部におけるシート幅方向の内側寄りの部分から上方に突出する突出壁部とを有し、上記上壁部と下壁部との上下方向の離間距離が、シート幅方向の外側寄りでは内側寄りに比べて小さく構成され、上記案内帯は、上記遮光シートとの連結部を支点として上下方向に可撓可能に構成され、該連結部は、上記上壁部と下壁部との上下方向の離間距離が大きくなる位置よりもシート幅方向の外側に位置するように設定し、さらに上記突出壁部におけるシート幅方向の外側の面は、上側に向かって該シート幅方向の外側に傾斜する傾斜面部を有し、上記案内帯は、そのシート幅方向の内側端縁が上記傾斜面部に当接するように構成されているものとした。
第1の発明によれば、上壁部と下壁部との間に形成されるガイド空間の上下方向の空間長さを、シート幅方向の外側寄りでは内側寄りに比べて狭くすることができる。これにより、案内帯が突出壁部から大きく離間して遮光シートの張力が不足する状況では、ガイド空間のうち、上下方向の空間長さが比較的狭いシート幅方向外側寄りの部分よって、案内帯をガイドすることができ、延いては、シート開閉時における案内帯の上下方向のバタツキを確実に抑制することができる。
また、逆に言うと上壁部と下壁部との離間距離を、シート幅方向の内側寄りでは外側寄りに比べて広くとることができるので、下壁部のシート幅方向の内側寄りの部分から突出する突出壁部の高さを十分に大きくとることができる。これにより、案内帯の突出壁部に対する引っ掛かり高さを十分に確保して、案内帯がガイド空間外に飛び出すのを確実に防止することができる。
また、案内帯のシート幅方向の内側端縁部が突出壁部に当接する状態では、案内帯が突出壁部側に動くにしたがって、案内帯は、突出壁部からの反力を受けて、遮光シートとの連結部を支点に下側に撓む。したがって、案内帯が突出壁部側に動くほど、突出壁部に対する案内帯の引っ掛かり高さが増加するので、案内帯がガイド空間外に飛び出すのを確実に防止することができる。
また、上述したように、案内帯が突出壁部側から大きく離間した状態においては、案内帯が突出壁部に当接する状態に比べて、案内帯をガイドするガイド空間の上下方向の空間長さが狭くなるが、案内帯を遮光シートに対して上下方向に可撓可能に構成したことで、このように上下に狭いガイド空間内に案内帯を無理なく収容することができる。
さらに、案内帯が傾斜面部から離間する側に遮光シートが動いた際に、該遮光シートに対して、該案内帯の復元力を利用してシート幅方向の張力を常時付与することができる。したがって、遮光シートの幅方向の張力(テンション)が過度に低下して、遮光シートに皺が生じたり、この皺に起因して遮光シートの巻取り不良が生じたりするのを防止することが可能となる。
第2の発明では、第1の発明において、上記下壁部の上面は、そのシート幅方向の外側寄りの部分が内側寄りの部分に比べて上側に位置するように形成されているものとした。
第2の発明によれば、案内帯が突出壁部から大きく離間して遮光シートの幅方向の張力が不足する状態になった場合に、遮光シートの幅方向の端縁部及び案内帯を、下壁部の上面のうち、比較的高い位置に形成されたシート幅方向外側寄りの部分で支持することができる。したがって、遮光シートの端縁部が自重により下側に垂れ下がるのを抑制することができる。延いては、遮光シート全体の変形を抑制して、車室内の乗員から見た遮光シートの外観意匠の低下を防止することができる。
上説明したように、本発明のロールシェード装置によると、ガイド部を構成する上壁部と下壁部との離間距離を、シート幅方向の外側寄りでは内側寄りに比べて狭くするようにしたことで、遮光シートの開閉時における案内帯のガイド空間外への飛び出しを確実に防止しながら、案内帯の上下方向のバタツキを抑制して遮光シートの安定した開閉動作を実現することが可能となる。
本発明の実施形態に係るロールシェード装置が設けられた車両ルーフを示す、車両前方の斜め左側から見た斜視図である。 ロールシェード装置を示す車両後方の斜め右側且つ斜め上側から見た斜視図である。 図2のIII-III線断面図である。 案内帯が傾斜面部に接近又は離間する向きに遮光シートが動く際の、案内帯の傾斜角度の変化を説明するための説明図である。 下壁部の上面を階段面状に形成することによる効果を説明するための説明図であって、(a)は、下壁部の上面を平坦面状に形成した場合を示し、(b)は、下壁部の上面を階段面状に形成した場合を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るロールシェード装置1が装着された車両ルーフ部2を示す。この車両ルーフ部2のルーフパネル3には、略矩形状の開口部4にガラスパネルを嵌め込んでなる窓部5が形成されている。この窓部5は、日光を車室内に取り込むための透光部として機能する。以下の説明において、「前側」及び「後側」はそれぞれ、車両前側及び車両後側を意味するものとする。
ロールシェード装置1は、電動モータにより駆動される電動式ロールシェード装置である。ロールシェード装置1は、窓部5の下側に配設されていて、ロール状に巻取り・引出し可能に構成された遮光シート11を有している。そして、ロールシェード装置1は、引出された遮光シート11により窓部5を覆うことで直射日光を遮るようになっている。
上記ロールシェード装置1fは、図2に示すように、窓部5の車幅方向の両側端縁部に沿ってそれぞれ前後方向に延びるアルミ製の一対のガイドフレーム12と、両ガイドフレーム12の前端部同士を連結する樹脂フレーム13と、軸方向の両端部が両ガイドフレーム12の後端部により支持された巻取りローラ14と、を備えている。
樹脂フレーム13は車両平面視で後側に開放するコ字状をなしており、樹脂フレーム13の車幅方向の中央部には、電動モータ(図示省略)及び該電動モータにより駆動される駆動ギヤ15が取付けられている。この駆動ギヤ15には、外周面にギヤ部が形成されたギヤードケーブル16が噛合している。
上記巻取りローラ14には、遮光シート11が巻取り・引出し可能に巻回されている。遮光シート11の引出し側の端縁が自由端とされ、該引出し側とは反対側の端縁が巻取りローラ14に固定された固定端とされている。遮光シート11の引出し側の端縁には、該端縁に沿って車幅方向に延びるガーニッシュ17が連結されている。このガーニッシュ17の車幅方向の両端部には、ガイドフレーム12に沿って前後にスライド可能に構成されたランナ部(図示省略)が設けられている。このランナ部はギヤードケーブル16に連結されており、モータが回転すると、ギヤードケーブル16が駆動ギヤ15により駆動されてランナ部を前後に移動させるようになっている。ランナ部が前後に移動すると、遮光シート11がランナ部(ガーニッシュ17)と共に前後方向に開閉移動する。
遮光シート11は、巻取りローラ14に内蔵された付勢機構により巻取り側に常時付勢されている。本実施形態では、遮光シート11が巻取りローラ14により巻取られると、遮光シート11は開方向(車両後方)に移動し、遮光シート11が巻取りローラ14から引出されると、遮光シート11は閉方向(車両前方)に移動するようになっている。遮光シート11の移動方向に直交する方向は、遮光シート11の幅方向に一致すると共に車幅方向にも一致している。
図3に示すように、遮光シート11の幅方向両側の端縁部における下面には、それぞれ、該端縁部に沿って帯状に延びる案内帯18が連結されている。案内帯18は、本実施形態では樹脂材で構成されているが、これに限ったものではなく、例えば、ゴム等の弾性部材で構成してもよい。この案内帯18と遮光シート11とは縫合により連結されており、縫合ラインは、遮光シート11の幅方向両側端縁に沿って直線状に延びている。
この案内帯18は、遮光シート11との連結部10(縫合部)を基端として、該シート幅方向の内側に向かって下側に傾斜していて、該連結部10を支点として上下方向に可撓可能に構成されている。案内帯18に外力が作業していない状態(図3の状態)では、遮光シート11に対する案内帯18の傾斜角度θは所定の中立角θN(<90°)となるが、案内帯18に外力が作用することにより、案内帯18の遮光シート11に対する傾斜角度θが中立角θNよりも小さくなると、案内帯18には傾斜角度θを増大させる向き(下向き)の復元力が作用し、傾斜角度が中立角θNよりも大きくなると、案内帯18には傾斜角度θを減少させる向き(上向き)の復元力が作用する。この中立角θNは、遮光シート11や案内帯18の材質や縫合用糸の材質等により定まる角度である。
上記各ガイドフレーム12の車幅方向内側の端縁部には、前後方向に延びるガイド部19が形成されている。各ガイド部19には、遮光シート11の幅方向の両側端縁部をそれぞれ案内帯18と共に受け入れて前後方向に移動可能にガイドするガイド空間20が形成されている。
上記ガイド部19は、図3〜図5に示すように、遮光シート11の幅方向両側端縁よりも該幅方向の外側に位置し且つ上下方向に延びる縦壁部25と、該縦壁部25の上端部からシート幅方向内側に延びる上壁部26と、縦壁部25の下端部からシート幅方向内側に延びる下壁部27と、該下壁部27におけるシート幅方向内側の端部から上方に突出する突出壁部28と、を有している。
上壁部26は、遮光シート11の幅方向の端縁部の上面を覆うように前後方向に延設され、下壁部27は、案内帯18の下側を覆うように該上壁部26に対面して前後方向に延設されている。突出壁部28は、案内帯18よりもシート幅方向内側で且つ遮光シート11よりも下側に位置している。上壁部26のシート幅方向内側端部と突出壁部28の上端部との間には、遮光シート11が挿通される挿通口21が形成されている。
上記ガイド空間20は、上記各壁部25〜28により囲まれて形成されている。上壁部26と下壁部27との上下方向の離間距離は、シート幅方向の外側寄りでは内側寄りに比べて小さく設定されており、このため、ガイド空間20の上下方向の空間長さは、シート幅方向の外側寄りの部分では内側寄りの部分に比べて狭くなっている。詳しくは、ガイド空間20は、シート幅方向内側寄りに位置し且つ突出壁部28に隣接する内側ガイド空間20aと、シート幅方向外側寄りに位置し且つ縦壁部25に隣接する外側ガイド空間20bとからなり、外側ガイド空間20bの上下方向の空間長さHb(図5(b)参照)は、内側ガイド空間20aの上下方向の空間長さHaよりも小さい。
ガイド空間20の内壁面は、上壁部26の下面を形成する水平面部30と、縦壁部25のシート幅方向内側の面を形成する垂直面部29と、下壁部27の上面を形成する二段の階段状面部31と、突出壁部28のシート幅方向外側の面を形成する傾斜面部32とで構成されている。
下壁部27の上面を形成する階段状面31は、縦壁部25に隣接する外側水平面27aと、外側水平面27aよりもシート幅方向内側に位置する内側水平面27bとを有している。外側水平面27aは内側水平面27bよりも上側に位置している。外側水平面27aのシート幅方向の内側端部と、内側水平面27bのシート幅方向の外側端部とは、接続面27cを介して繋がっている。接続面27cは、シート幅方向の内側に向かって下側に傾斜している。
上記傾斜面部32は、案内帯18に隣接してそのシート幅方向の内側に位置していて、上側に向かってシート幅方向の外側に傾斜している。傾斜面部32の上記内側水平面27bに対する傾斜角度θKは、案内帯18の中立状態での傾斜角度である中立角θNよりも大きい。
次に、ガイド空間20による遮光シート11及び案内帯18のガイド機能について、図
4を参照しながら説明する。
図4(a)は、案内帯18の内側端縁部と突出壁部28の傾斜面部32との間に所定の隙間が存在する状態を示している。この状態では、遮光シート11の上面の一部が上壁部26に当接してガイドされ、遮光シート11の下面が突出壁部28の上端部に当接してガイドされている。
遮光シート11の開閉移動中に、案内帯18が傾斜面部32に接近する向きに(図4中の黒矢印で示す向きに)遮光シート11が動いたとする。案内帯18のシート幅方向の内側端縁部と突出壁部28の傾斜面部32との距離は次第に縮まり、やがて案内帯18の内側端縁部が該傾斜面部32に当接する(図4(b)参照)。そして、この状態から、遮光シート11がさら太矢印の向きに動くと、案内帯18は、シート幅方向の内側端縁部を、傾斜面部32に沿ってその傾斜方向の下側に摺動させて行く。この結果、案内帯18は、遮光シート11との連結部10を支点として下側に撓んで、結果として、遮光シート11に対する案内帯18の傾斜角度(開き角)が増加する。そうして、案内帯18が下側に撓むことにより、遮光シート11に作用する幅方向の荷重をいなして緩和し、遮光シート11に対してシート幅方向の過度の張力が作用するのを防止することができる。また、案内帯18が傾斜面部32に接近するにしたがって、突出壁部28に対する案内帯18の引っ掛かり高さhが増加するため、案内帯18が挿通口21からガイド空間20外に飛び出すのを確実に防止することができる(図4(c)参照)。
一方、案内帯18が傾斜面部32から離間する向きに遮光シート11が動いた場合には、この逆の過程を辿る。すなわち、先ず、図4(c)に示す状態では、案内帯18のシート幅方向の内側端縁部が上記傾斜面部32に当接することにより、案内帯18が遮光シート11との連結部10を支点として下側に撓み変形している。この状態から、案内帯18が傾斜面部32から離間する向き(図4中の白矢印で示す向き)に遮光シート11が動くと、図4(b)に示すように、案内帯18は、シート幅方向の内側端縁部を傾斜面部32に沿ってその傾斜方向の上側に摺動させながら、その復元力により遮光シート11に対する傾斜角度θを減少させて行く。これにより、案内帯18が傾斜面部32から離間する側に遮光シート11が動いた際にも、遮光シート11に対して、該案内帯18の復元力を利用したシート幅方向の張力を常時付与することができる。したがって、遮光シート11の幅方向の張力が過度に低下して、遮光シート11に皺が生じたり、この皺に起因して遮光シート11の巻取り不良が生じたりするのを防止することが可能となる。
そして、図4(b)に示す状態から、遮光シート11がさらに白矢印の向きに動くと、案内帯18のシート幅方向の内側端縁部が、傾斜面部32から完全に離間して図4(a)に示す状態となる。
ここで、この離間距離が大きいと、遮光シート11の幅方向の端縁部が自重により、該遮光シート11と突出壁部28との当接部付近を支点として下方に垂れ下がり易くなる。このため、例えば図5(a)に示すように、下壁部27の上面を段差のない水平面で構成した場合、遮光シート11における突出壁部28との当接部付近が車室側から見て上方に大きく盛り上がり、この結果、車室内の乗員から見た遮光シート11の外観意匠が損なわれるという問題がある。
これに対して、上記実施形態では、上述の如く、ガイド部19の下壁部27の上面(つまりガイド空間20の下面)のうちシート幅方向の外側寄りの部分(外側水平面27a)を、シート幅方向の内側寄りの部分(内側水平面27b)に比べて一段高い位置に形成するようにしたことで、図5(b)に示すように、案内帯18の傾斜面部32からの離間距離が大きい場合においても、遮光シート11の幅方向の端縁部を外側水平面27aにより
極力高い位置に支持してその下方への垂れ下がりを防止することができる。よって、上述した外観意匠の低下の問題を生じることもない。
またさらに、上記実施形態では、ガイド空間20は、シート幅方向の外側寄りの部分の方が、シート幅方向の内側寄りの部分に比べて上下方向の空間長さが狭くなるように形成されている。
これにより、案内帯18のシート幅方向の内側端縁部が傾斜面部32から離間している状態においては、案内帯18が傾斜面部32によってガイドされない代わりに、上下方向の空間長さが狭い外側ガイド空間20bによって、遮光シート11の幅方向の端縁部を案内帯18と共に、上下方向のバタツキが生じないようにしっかりとガイドすることができる。よって、遮光シート11の安定した開閉動作を実現することができ、延いては、遮光シート11に皺が生じたり、遮光シート11の巻取り不良が生じたりするのを防止することが可能となる。
一方、ガイド空間20におけるシート幅方向内側寄りの部分の上下方向の空間長さは、シート幅方向外側寄りの部分の上下方向の空間長さに比べて広くなるため、案内帯18のシート幅方向の内側端縁部が傾斜面部32に当接している状態(図4(b)及び(c)の状態)においては、案内帯18の傾斜角度θを大きくとって、傾斜面部32に対する案内帯18の引っ掛かり高さhを十分に確保することができる。これにより、案内帯18が挿通口21からガイド空間20外に飛び出すのを確実に防止することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、上壁部26と下壁部27とを連結する縦壁部25を設けるようにしているが、必ずしも縦壁部25を設ける必要はなく、例えば、上壁部26及び下壁部27をそれぞれ別の部材に連結するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ロールシェード装置1は、電動モータにより遮光シート11を開閉駆動する電動式ロールシェード装置とされているが、これに限ったものではなく、例えば特開2001−180279に示すように、手動開閉式のロールシェード装置であってもよい。
また、上記実施形態では、案内帯18は、遮光シート11の下面に縫製により連結されているが、これに限ったものではなく、例えば、接着や溶着により連結するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、突出壁部28のシート幅方向の外側面全体が傾斜面部32とされているが、突出壁部28の上端部にのみ傾斜面部32を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、遮光シート11の移動方向(つまりガイドフレーム12の延設方向)は、車両前後方向とされているが、これに限ったものではなく、例えば車幅方向であってもよい。
本発明は、ロールシェード装置に有用であり、特に、電動式ロールシェード装置に有用である。
1 ロールシェード装置
2 車両ルーフ部
5 窓部
10 連結部
11 遮光シート
14 巻取りローラ(巻取り手段)
18 案内帯
19 ガイド部
25 縦壁部
26 上壁部
27 下壁部
28 突出壁部

Claims (2)

  1. ロール状に巻取り・引出し可能に構成されて、車両のルーフに形成された窓部を開閉可能に覆う遮光シートと、該遮光シートを巻取ることで開方向に移動させ且つ引出すことで閉方向に移動させる巻取り手段と、該遮光シートの移動方向に直交する幅方向の両側端縁部に沿って帯状に延びてそれぞれの下面に連結される一対の案内帯と、該遮光シートの幅方向の両側端縁部をそれぞれ該案内帯と共に上記移動方向に案内する一対のガイド部と、備えたロールシェード装置であって、
    上記案内帯は、上記遮光シートとの連結部を基端として該シート幅方向の内側に向かって下側に傾斜するように構成され、
    上記ガイド部は、上記遮光シートの上面側を覆う上壁部と、上記案内帯の下側を覆う下壁部と、上記案内帯よりもシート幅方向の内側に位置し、該下壁部におけるシート幅方向の内側寄りの部分から上方に突出する突出壁部とを有し、
    上記上壁部と下壁部との上下方向の離間距離が、シート幅方向の外側寄りでは内側寄りに比べて小さく構成され、
    上記案内帯は、上記遮光シートとの連結部を支点として上下方向に可撓可能に構成され、
    該連結部が、上記上壁部と下壁部との上下方向の離間距離が大きくなる位置よりもシート幅方向の外側に位置するように設定されており、
    上記突出壁部におけるシート幅方向の外側の面は、上側に向かって該シート幅方向の外側に傾斜する傾斜面部を有し、
    上記案内帯は、そのシート幅方向の内側端縁部が上記傾斜面部に当接するように構成されている
    ことを特徴とするロールシェード装置。
  2. 請求項1記載のロールシェード装置において、
    上記下壁部の上面は、そのシート幅方向の外側寄りの部分が内側寄りの部分に比べて上側に位置するように形成されていることを特徴とするロールシェード装置。
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