JP6250670B2 - イオン源およびイオン源をクリーニングする方法 - Google Patents

イオン源およびイオン源をクリーニングする方法 Download PDF

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Description

本願は、2012年8月7日に出願された、米国仮特許出願第61/680,539の優先権を主張するものであり、その開示は、全体が参照として本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して電子デバイスの製造技術に関し、特には、イオン源の性能を向上させ、イオン源の寿命を伸ばす技術に関する。
イオン注入とは、衝撃によって複数のドーパントまたは複数の不純物を基板へ導入する処理である。半導体製造においては、電気的、光学的、または機械的特性を変化させるべく、複数のドーパントを導入する。例えば、基板のタイプ及び基板の導電性のレベルを変化させるべく、複数のドーパントを真性半導体基板に導入してもよい。集積回路(IC)の製造において、適切なIC性能を得るためには正確なドーピングプロファイルが重要とされることが多い。所望のドーピングプロファイルを得るべく、1または複数のドーパントを、様々なドーズ量及び様々なエネルギーレベルの複数のイオンの形で注入してもよい。
図1を参照すると、従来のイオン注入システム100が示してある。図に示すように、イオン注入システム100はイオン源と、イオンビーム10が通過する、複雑な一連の複数のビームライン構成要素と、を備えてもよい。イオン源は、複数の所望のイオンが生成されるイオン源チャンバ102を備えてもよい。イオン源は、電力源101、及びイオン源チャンバ102の近くに配置された引出電極集合体104も備えてよい。図に示すように、引出電極集合体104は、抑制電極104a及びグランド電極104bを含んでもよい。イオン源チャンバ102、抑制電極104a、及びグランド電極104bの各々は、開口部を含んでもよい。イオン源チャンバ102は引出開口部(図示せず)を、抑制電極は抑制電極開口部(図示せず)を、及びグランド電極はグランド電極開口部(図示せず)を、含んでもよい。それら複数の開口部は互いに連通し合って、複数のビームライン構成要素に向けて、イオン源チャンバ102において生成された複数のイオンが通過しうるようにしてもよい。以下では、抑制電極開口部及びグランド電極開口部を総称して引出電極開口部集合体と呼んでもよい。
一方、複数のビームライン構成要素は、例えば、質量分析器106、第1の加速または減速(A1またはD1)ステージ108、コリメータ110、及び第2の加速または減速(A2またはD2)ステージ112を含んでもよい。光ビームをマニピュレートする一連の光学レンズによく似て、複数のビームライン構成要素は、所望の種、形状、エネルギー、及び他の複数の特性を有する複数のイオン、またはイオンビーム10を、フィルタ処理し、集束し、マニピュレートできる。複数のビームライン構成要素を通過するイオンビーム10は、プラテン116またはクランプ上に取り付けられた基板114へ向けられてもよい。基板114は、装置により1または複数の次元(例えば、平行移動、回転及び傾斜)に移動してよく、「ロプラット(roplat)」と呼ばれるときもある。イオン注入中は、イオンビーム10が通過する経路全体が、一般的に真空であることを、当業者は理解するべきである。
イオン源はイオン注入装置システム100の重要な構成要素である。イオン源は、様々な、異なるイオン種及び引出電圧について、安定した、明瞭なイオンビーム10を生成するために必要とされる。ゆえに、イオン源の稼働においては、長期間、メンテナンスまたは修繕の必要がないことが望ましい。イオン源の寿命、または平均故障時間(MTBF)は、イオン源の1つの性能基準であり、イオン注入装置システム100の性能に対する重要なメトリックである。
イオン源の故障の一原因は、イオン源チャンバ102の内壁、抑制電極、及びグランド電極への複数の材料の蓄積である。加えて、複数の材料は複数の開口部にも蓄積しうる。複数の材料がイオン源チャンバ102の内壁に形成されると、その材料は複数のイオンの生成速度を減少させ、ビーム電流を減少させうる。
さらに、そのような条件下でイオン源から生成され、放出された複数のイオンは、最適なものではありえない。イオンは、不安定になり得て、イオンビーム電流のドリフトを引き起こし、幾つかの場合においては、より高い頻度でグリッチを起こしうる。複数の材料が引出開口部または引出電極集合体104に蓄積すると、イオン源チャンバ102から引き出されたイオンビーム10の形状は歪みうる。例えば、イオンビーム10の形状は、引出開口部、抑制電極開口部、及び/またはグランド電極開口部に蓄積された複数の材料の形状を反映しうる。ゆえに、イオン源は、安定した、明瞭なイオンビーム10を生成し得ない。そのような歪みは、過度になると、複数のビームライン構成要素での修正が困難になりうる。従って、最適ではないICが生成されることになりうる。
材料の蓄積による影響を防ぐ一方法は、断続的にイオン源をクリーンなイオン源で置き換えることである。または、イオン注入装置全体の電源を落として、真空を解放した後、イオン源を手動でクリーニングしなくてはならないこともある。しかしながら、これらの方法は、イオン源またはイオン注入装置システム100全体の電源を落とし、イオン注入装置システム100内の真空を解放する必要がある。さらに、イオン源の置き換え、またはクリーニングの後、イオン注入装置システム100に電力供給し、真空にして、稼働条件に達するようにしなければならない。従って、これらのメンテナンスプロセスは非常に時間がかかるといえる。加えて、イオン注入装置システム100は、複数のメンテナンスプロセス中に用いられない。そのようであるから、頻繁な複数のメンテナンスプロセスは、製造コストを増大させ、過度の経済的負担を製造業者に、最終的には消費者に、にかける一方で、ICの製造時間を減少させうる。前述したことから、イオン源の性能を向上させ、イオン源の寿命を伸ばす新しい技術を提供し、上述した複数の不適正な部分、及び複数の欠点を克服することが望ましいであろう。
イオン源の性能を向上させ、イオン源の寿命を伸ばすシステム及び方法を開示する。イオン源は、イオン源チャンバ、抑制電極、及びグランド電極を含む。処理モードでは、イオン源チャンバは第1の正電圧にバイアスされてよく、一方で、抑制電極は負の電圧にバイアスされて、開口部を通してチャンバ内から複数の陽イオンを引きつけ、ワークピースへ向かうようにする。クリーニングモードでは、イオン源チャンバは接地されてよく、一方で、抑制電極は、高い電流能力を有する電源を用いてバイアスされる。抑制電極に印加された電圧は、抑制電極とイオン源チャンバとの間、及び抑制電極とグランド電極との間にプラズマを生成する。
第1の実施形態により、イオン源が開示される。 このイオン源は、処理モード中にプラズマを生成し、一面上に配置された引出開口部を有するイオン源チャンバと、内部に配置された抑制電極開口部を有する抑制電極であり、引出開口部の最も近くに配置された抑制電極と、内部に配置されたグランド電極開口部を有するグランド電極であり、抑制電極の最も近くに配置されたグランド電極と、処理モード中は第1の引出電圧及び電流を、及びクリーニングモード中は第2の引出電圧及び電流を供給すべく構成され、イオン源チャンバと連通する引出電源と、処理モード中は第1の抑制電圧及び電流を、及びクリーニングモード中は第2の抑制電圧及び電流を供給すべく構成され、抑制電極と連通する抑制電源と、を備え、第2の引出電圧と第2の抑制電圧との差は、引出開口部と抑制電極との間で画定される容積内でプラズマを生成するのに十分である。
第2の実施形態により、イオン源のクリーニング方法が開示される。イオン源は、引出開口部を有するイオン源チャンバと、グランド電極と、イオン源チャンバとグランド電極との間に配置された抑制電極と、を備える。この方法は、イオン源チャンバの中にクリーナを流し込む段階と、抑制電極と、イオン源チャンバ及びグランド電極の各々との間の電圧差が、引出開口部とグランド電極との間で画定される容積内で、流し込むクリーナからプラズマを生成するのに十分であるように、イオン源チャンバ、抑制電極、及びグランド電極の各々に、それぞれの電圧を印加する段階と、を備え、そのプラズマの生成により、引出開口部、抑制電極、及びグランド電極のクリーニングが行われる。
第3の実施形態により、処理モード中にプラズマを生成し、一面上に配置された引出開口部を有するイオン源チャンバと、内部に配置された抑制電極開口部を有する抑制電極であり、引出開口部の最も近くに配置された抑制電極と、内部に配置されたグランド電極開口部を有するグランド電極であり、抑制電極の最も近くに配置され、接地されたグランド電極と、イオン源チャンバと連通し、第1のスイッチ及び処理用引出電源を備えて、処理モード中に第1の引出電圧及び電流を供給する引出電源であり、第1のスイッチはクリーニングモード中にイオン源チャンバを接地させる引出電源と、抑制電極と連通する抑制電源であり、処理モード中に第1の抑制電圧及び電流を供給する処理用抑制電源と、クリーニングモード中に第2の抑制電圧及び電流を供給するクリーニング用抑制電源と、処理用抑制電源とクリーニング用抑制電源とを選択する第2のスイッチと、を備える抑制電源と、クリーナを含み、イオン源チャンバと連通する供給源と、クリーナの流量を調整する流量制御器と、を備え、流量制御器は、クリーニングモード中に少なくとも10SCCMのクリーナ流量を作るべく構成され、クリーニング用抑制電源は、1Aと5Aとの間の電流で、400Vと1000Vとの間の電圧を抑制電極に供給して、プラズマが、抑制電極とイオン源チャンバとの間、及び抑制電極とグランド電極との間に生成されるようにするイオン源が開示される。
本開示をより良く理解すべく、添付の複数の図面を参照する。図面は本明細書中に参照として組み込まれる。
従来技術によるイオン注入システムである。 第1の実施形態によるイオン源である。 処理モードにおいて稼働する、図2のイオン源を示す。 クリーニングモードにおいて稼働する、図2のイオン源を示す。 第2の実施形態によるイオン源を示す。 第3の実施形態によるイオン源を示す。
本明細書に、イオン源の性能を向上させ、イオン源の寿命を伸ばす新しい技術を開示する。明確に、及び簡潔にする目的で、本開示は、リボンビームイオン注入システムにおける、間接加熱陰極(IHC)源の性能を向上させ、寿命を伸ばす技術に焦点を当てうる。本開示が、しかしながら、特定のイオン源、または特定のイオン注入システムに限定されないことを、当業者は認識するであろう。本開示は、例えば、複数のビームライン構成要素を有する、または有さない、複数のウエハ(例えば、バッチ)スポットビームイオン注入システムまたはプラズマベースのイオン注入システムを含む、複数の他のタイプのイオン注入システムにおいて、例えば、ベルナス(Bernas)源またはRFプラズマ源を含む、他のタイプのイオン源に等しく適応可能であり得る。加えて、本開示は複数の他のプラズマベースの基板処理システム、または複数のイオンを用いる複数の他のシステムに等しく適応可能である。
図2を参照すると、本開示の一実施形態による、例示的イオン源200の簡略化された例が示してある。イオン源200は、図に示されるようなIHCイオン源であってもよいし、または複数の他のタイプのイオン源であってもよい。IHCイオン源200はイオン源チャンバ202を含んでもよい。イオン源チャンバ202の前側に引出開口部204を配置してもよい。陰極206及びリペラ電極208(または対陰極)を、イオン源チャンバ202の対向する両側に配置してもよい。陰極206を加熱すべく、フィラメント210をイオン源チャンバ202の外部かつ陰極206のすぐそばに配置してもよい。イオン源チャンバ202内に磁場B(矢印B参照)を生じさせるべく、1または複数のソースマグネット(図示せず)を設けてもよい。
イオン源チャンバ202の近くに、1または複数の供給源218があってもよい。本開示において、供給源218から供給される材料は、源材料及び/または追加材料を含んでもよい。源材料は、複数のイオンの形態で基板へ導入されうる(図1参照)ドーパント種を含んでもよい。一方、追加材料は希釈剤を含んでもよい。希釈剤は、チャンバ202内の源材料の濃度を希釈すべく、源材料と共にイオン源チャンバ202へ導入されてもよい。追加材料は、イオン源チャンバ202をクリーニングすべく、源材料を伴い、または伴わず、イオン源チャンバ202へ導入されうるクリーナも含んでもよい。
本開示において、さまざまな種を、源材料、及び/または追加材料として用いてもよい。源材料及び/または追加材料の複数の例としては、ボロン(B)、炭素(C)、酸素(O)、ゲルマニウム(Ge)、リン(P)、ヒ素(As)、ケイ素(Si)、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、窒素(N)、水素(H)、フッ素(F)、及び塩素(Cl)を含む、原子種または分子種を含んでもよい。上記の種は全ての種を網羅しているわけではなく、他の原子種または分子種も用いてもよいことを、当業者は認識するであろう。複数の用途に応じて、種をドーパントまたは追加材料として用いてもよい。特に、一用途においてドーパントとして用いる一種を、別の用途においては追加材料として用いてもよいし、逆も同様である。
源材料及び/または追加材料は、ガス状または蒸気状でイオン源チャンバ202に供給されるのが好ましい。源材料及び/または追加材料が非ガス上または非蒸気状ならば、材料をガス状または蒸気状に気化させるべく、ベーパライザ(図示せず)を供給源218のそばに設けてもよい。源材料及び/または追加材料がイオン源チャンバ202に供給される量及び速さを制御すべく、流量制御器334を設けてもよい。
イオン源チャンバ202の最も近く、引出開口部204のそばに、引出電極集合体214を配置してもよい。本実施形態において、引出電極集合体214は、抑制電極214a及びグランド電極214bを備えるとしてよい。抑制電極214a及びグランド電極214bの各々は、イオン源チャンバ202の引出開口部204と連通する開口を有してもよい。抑制電極214aにおいて、抑制電極開口部214a―1が存在してよく、グランド電極開口部214b―1は、グランド電極214bにおいて配置及び画定されてよい。以下、抑制電極開口部214a―1及びグランド電極開口部214b―1は総称して引出電極開口部集合体と呼んでもよい。これらはイオン源チャンバ202の引出開口部204と連通している。
イオン源チャンバ202、陰極206、フィラメント210、リペラ電極208、抑制電極214a、及び/またはグランド電極214bに電力を供給すべく、1または複数の電源を設けてもよい。明確に、及び簡潔にする目的で、電源は3つのみ示してある。当業者は認識するであろうように、複数の電源が存在してもよく、その各々は、イオン源200の複数の異なる構成要素と電気的に結合されてもよい。もしくは、電源が複数存在してよく、その複数の電源のうちの1つが複数の構成要素と電気的に結合されてもよい。さらに別の実施形態においては、複数の出力を有する単一の電源を、イオン源200内の複数の構成要素の全てに電力供給すべく用いてもよい。本開示では、電源253、254、255は、連続またはパルスの交流電流(AC)または直流電流(DC)を供給してもよい。電源253、254、255は、正または負のバイアス電圧も供給してよい。さらに、電源253、254、255は、イオン源チャンバ202、陰極206、フィラメント210、リペラ電極208、抑制電極214a、及び/またはグランド電極214bが接地されうる経路も提供してよい。
グランド電極214bはグランド電極電源255によりバイアスされてよい。幾つかの実施形態においては、グランド電極214bは接地され、それによりグランド電極電源255の必要性をなくしている。抑制電極214aは抑制電源253により電力供給されてよい。引出電源254は、イオン源チャンバ202の複数の壁をバイアスすべく用いられる。幾つかの実施形態において、抑制電源253及び/または引出電源254はグランド電極214bを基準にしてもよい。
上記のように、イオン源200の故障の一原因は、長期使用中の複数の材料の過度の蓄積でありうる。例えば、複数の材料は、とりわけイオン源チャンバ202の複数の壁、引出開口部204、抑制電極開口部214a―1、及びグランド電極開口部214b―1に蓄積しうる。幾つかの実施形態において、源材料として、カルボラン、SiF、またはGeFを用いる場合、この材料の蓄積はより深刻になりうる。過度の蓄積を防ぐべく、本実施形態のイオン源200は、処理モード及びクリーニングモードの2つのモードで稼働してもよい。処理モード中、イオン源200は複数のドーパントイオンを生成しうる。クリーニングモード中、イオン源200はインサイチュでクリーニングされてもよい。本開示において、イオン源200は処理モード及びクリーニングモードにおいて稼働してもよい。
図3aを参照すると、本開示の一実施形態による、処理モード下で稼働するイオン源200が示してある。図2に図示する複数の構成要素の全てが図3aに組み込まれることが理解されるべきである。そのようであるから、図3aにおける複数の構成要素は、図2の複数の構成要素に関連して理解されるべきである。
処理モード中、ドーパント種を含む源材料は、供給源218からイオン源チャンバ202へ導入されてもよい。幾つかの実施形態において、追加材料も、源材料と独立に、または源材料と共に、イオン源チャンバ202に導入されてよい。その間、熱電子放出によって複数の電子が陰極206に向けて放出されるべく、フィラメント210に電力供給してもよい。次に陰極206がイオン源チャンバ202内で複数の電子を放出し得て、とりわけ複数のドーパントイオンを含む第1のプラズマ220を生成する。
グランド電極214bは、イオン源チャンバ202からイオンを引き出すべく、処理用グランド電極電源255aによってバイアスされてもよい。幾つかの実施形態において、グランド電極214bは、接地されてもよく、電源とは連通していない。そのようなイオンは、基板の方へ向けられてもよい(図1)。一実施形態においては、処理用抑制電源253aは抑制電極214aに+/−のバイアス電圧及び連続/パルスのAC/DCを供給してもよい。1つの特定の実施形態においては、処理用抑制電源253aは抑制電極214aに、約100mAで約−500Vから−30kVを供給してもよい。処理用引出電源254aはイオン源202に約0.5kVと70kVとの間の電圧を供給してもよい。処理用引出電源254aは、0.5mAと最大約200mAとの間の電流を供給してもよい。
処理モードでは、イオンビーム10内の複数の電子の過度な動きを抑えながら、複数のイオンがイオン源チャンバ202から引き出されてもよい。上記電圧及び電流は、例としてのみ与えたものであって、本開示の範囲に関して限定を与えるものではないことが理解されるであろう。また、電源253a、254a、255aが供給する電圧及び電流は一定、または変動する。
図3bを参照すると、本開示の一実施形態による、クリーニングモード下で稼働するイオン源200が示してある。図2に図示する複数の構成要素のほとんどが、図3bへ組み込まれることが理解されるべきである。そのようであるから、図3bの複数の構成要素のほとんどは、図2の複数の構成要素に関連して理解されるべきである。
クリーニングモード中、イオン源はインサイチュでクリーニングされてもよい。本実施形態において、クリーナを高流量でイオン源チャンバ202に導入してもよい。 例えば、クリーナを約25SCCM(standard cubic centimeter per minute)から約200SCCMの流量で導入してもよい。クリーナを約50SCCMから約100SCCMで導入してもよく、イオン源チャンバ202と電極集合体214との間で高圧を維持するのが好ましい。しかしながら、本開示は、クリーナを、少なくとも約25SCCMの流量で導入するシナリオを排除しない。別の実施形態においては、クリーナを少なくとも10SCCMの流量で導入する。
さまざまな種がクリーナとして導入されてもよい。クリーナは化学反応性の高い種を含む、原子種または分子種であってよい。そのような種は、イオン化されると、イオン源の壁の開口部に蓄積された複数の材料と、または引出電極開口部集合体付近に蓄積された複数の材料と、化学的に反応しうる。化学反応性の種を有するクリーナが好ましいが、本開示は化学的に不活性な種の使用を排除しない。別の実施形態では、クリーナは、イオン化されると高い原子質量単位(amu)を有する複数のイオンを形成しうる重い原子種を含んでもよい。重い原子種を含む種が好ましいが、本開示はHeなどの軽い種の使用を排除しない。クリーナの複数の例としては、H、He、N、O、F、Ne、Cl、Ar、Kr及びXe、またはそれらの組み合わせを含む原子種または分子種を含んでもよい。好ましくは、クリーナとして、NF、O、Ar及びFの混合物、またはそれらの組み合わせを用いてもよい。上記以外の種もクリーナとして用いてよいことが理解されるべきである。
このクリーニングモードにおいては、フィラメント210及び陰極206にはエネルギーを与えず、イオン源チャンバ202内にプラズマが生成されないようにする。
イオン源に、第2のプラズマ、すなわちクリーニングプラズマ、222が生成されてもよい。本実施形態において、イオン源チャンバ202からグランド電極214bへ延在するエリア内で第2のプラズマ222を生成させてもよい。幾つかの実施形態において、第2のプラズマ222は、グランド電極214bとビームライン構成要素との間のエリア内で、グランド電極214bを超えて拡散しうる。ゆえに、本実施形態では、第2のプラズマ222を引出開口部204とグランド電極214bとの間で画定される容積内において生成しうる。しかしながら、本開示は、引出開口部204と抑制電極214aとの間で画定される容積内での第2のプラズマ222の生成を排除しない。本実施形態において、第2のプラズマ222はクリーナの複数のフラグメントを含みうる(例えば、複数の電子、複数のイオン、複数の中性物質、他の複数のラジカル、など)。しかしながら、第2のプラズマ222は複数のドーパントイオンを含む源材料の複数のフラグメントも含むことを当業者は認識するであろう。例えば、クリーニングプロセス中に、源材料のこれらのフラグメントを複数の電極214の複数の表面から除去しうる。幾つかの実施形態においては、第2のプラズマ222内に含まれる複数の化学種またはフラグメントは、基板114(図1)を処理すべく生成させた第1のプラズマ220に含まれる化学種と同一でありうる。さらに他の複数の実施形態においては、第2のプラズマ222は他の複数の追加材料の複数のフラグメントも含みうる。
上述したように、幾つかの実施形態においては、クリーナの流量は少なくとも50SCCMとしてよい。しかしながら、他の複数の実施形態においては、10SCCMまたは25SCCMなどの低流量が用いられてもよい。第2のプラズマ222をイオン源チャンバ202とグランド電極214bとの間で画定される容積内で生成させることを保証するのに十分な流量で、クリーナを供給してもよい。
本実施形態において、連続またはパルスのACまたはDC電圧を抑制電極214aに供給することによって、第2のプラズマ222を生成しうる。例えば、クリーニング用抑制電源253bを用いて、約1Aから約5Aの電流で、約400Vから1kVの電圧を抑制電極214aに供給してもよい。その電力は、抑制電極214aに印加されるAC電圧またはパルスDC電圧の形態であってよい。この電力は、図3aにおいて用いられるのと同じ抑制電源によって供給されてもよく、または以下に詳しく説明するように、異なる電源によって供給されてもよい。その間、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bのうちの少なくとも1つは接地されてもよい。これは、クリーニング電源254b、255bから0Vを出力することで実現されてもよい。別の実施形態において、イオン源チャンバ202及び/またはグランド電極214bは、スイッチを介して、等により、直接接地されてもよい。他の複数の実施形態では、クリーニング用引出電源254b及びクリーニング用グランド電極電源255bは、それらの複数の構成要素の各々に非ゼロ電圧を供給してもよい。
第2のプラズマ、すなわちクリーニングプラズマ222の密度を高めるべく、1または複数のソースマグネットを作動させて、抑制電極214a付近に磁場B(矢印Bを参照)を生成してもよい。磁場Bは、イオン源チャンバ202とグランド電極214bとの間で画定される容積内にクリーニングプラズマ222を閉じ込める働きもしうる。
プラズマ222が抑制電極214aとイオン源チャンバ202との間に生成されるが、それはこれら2つの構成要素間の電位差によるものであることを当業者は認識するであろう。 同様に、プラズマ222が抑制電極214aとグランド電極214bとの間に生成されるが、それはこれら2つの構成要素間の電位差によるものである。このように、本開示は、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bの接地を保持しながら、抑制電極214aに電圧を印加してプラズマ222を生成することを説明するが、他の複数の実施形態も可能である。例えば、抑制電極214aの代わりに、またはそれに加えて、グランド電極214bに同様の電流及び/または電圧を印加して、グランド電極214b付近に第2のプラズマ222を生成してもよい。
引出開口部204、抑制電極214a、抑制電極開口部214a―1、グランド電極214b、及びグランド電極開口部214b―1付近の第2のプラズマ、すなわちクリーニングプラズマ222を生成することによって、複数の電極及び複数の開口がクリーニングされうる。例えば、クリーニングプラズマ222に含まれる化学反応性の複数のラジカルは、化学反応によって、引出電極集合体214の壁面及び複数の開口部に蓄積された複数の材料を除去しうる。加えて、クリーニングプラズマ222内の複数のイオンは、スパッタリングプロセスによって、蓄積した複数の材料を除去しうる。クリーニングプラズマ222から生じる熱は、クリーニングプロセスを増進もする。なぜなら、チャンバの複数の壁及び複数の開口部に蓄積された複数の材料は、その熱によって除去され得て、温度上昇につれ、より揮発性を持つようになりうるからである。例えば、上述したように、抑制電極214aには、1アンペアと5アンペアの間の電流で、400Vから1000Vの間の電圧が供給されてもよい。ゆえに、このクリーニング用抑制電源253bを用いて、1kWから最大5kWの熱を発生させることが可能である。このように、反応性の高い、及び/または重いクリーニング種を供給することによって、及び、イオン源チャンバ202、抑制電極214a、及びグランド電極214b付近に第2のプラズマ222を生成することによって、効果的なプラズマクリーニングを実施しうる。上記のように、複数のクリーニング材料がイオン源チャンバ202に導入される流量が高いと、クリーニングプロセスを増進しうる。この技術は複数の従来技術とは異なり、インサイチュで実施でき、本開示のイオン源200は電源を落とす必要がなく、イオン源200付近、またはイオン注入装置全体の真空は維持されうる。
このように、このクリーニングモードは引出領域のクリーニングにとって有益な4つの条件を生成しうる。すなわち、高いガス流量、化学反応性の種の形成、イオンスパッタリング、及び表面の加熱、であり、これら全てがクリーニングプロセスに寄与する。
処理用抑制電源253aとクリーニング用抑制電源253bとに異なる指示子を用いたのは、抑制電極214aに供給される電力がオペレーションモードに応じて異なり得ることを示すためである。しかしながら、幾つかの実施形態においては、両方の電力の要件を満たすことのできる、抑制電源253が、両電圧を供給してもよい。他の複数の実施形態においては、以下により詳細に説明するように、各モードにおいて異なる電源が用いられる。同じことが、処理用引出電源254a及びクリーニング用引出電源254bにも、さらに、処理用グランド電極電源255a及びクリーニング用グランド電極電源255bにも当てはまる。
図4を参照すると、本開示の別の実施形態による、別の例示的イオン源400の簡略化された例が示してある。本実施形態において、イオン源400は電源を落とすことなく、連続して処理モード及びクリーニングモードで稼働しうる。図2の複数の構成要素のうちの多数は、図4に組み込まれることが理解されるべきである。そのような複数の構成要素及びそれらの動作は、図2の複数の構成要素に関連して理解されるべきである。
図に示すように、イオン源400は、図に示すような間接加熱陰極(IHC)イオン源または他の複数のタイプのイオン源であってもよい。図2、図3a、及び図3bに示すIHCと同様に、本実施形態のIHCイオン源400は、前面に引出開口部204が配置されたイオン源チャンバ202を含んでもよい。イオン源400は、陰極206、フィラメント210、及びリペラ電極208(または対陰極)を備えてもよい。1または複数のソースマグネット(図示せず)を、イオン源チャンバ202内に磁場B(矢印B参照)を生じさせるべく設けてもよい。
イオン源400は、引出電極集合体214も含んでよい。この引出電極集合体は、抑制電極214a及びグランド電極214bを含んでもよい。源材料及び追加材料を供給すべく、1または複数の供給源218をイオン源チャンバ202の近くに設けてもよい。さらに、源材料及び/または追加材料を非ガスまたは非蒸気状から、ガス状または蒸気状に気化させるべく、ベーパライザ(図示せず)も設けてよい。
抑制電極214aに電力を供給すべく、抑制電源253を設けてもよい。抑制電源253は、オペレーションの、複数の異なるモード中に抑制電極214aに電気的に結合される、処理用抑制電源253a(図3aに示すような)及びクリーニング用抑制電源253b(図3bに示すような)を備えてもよい。処理モード中、抑制電極214aは、第1のスイッチ434によって処理用抑制電源253aに電気的に結合されてもよい。一方、クリーニングモード中は、抑制電極214aは、第1のスイッチ434によってクリーニング用抑制電源253bに電気的に結合されてもよい。抑制電源253は、処理用抑制電源253a及びクリーニング用抑制電源253bとは独立した第1の接地経路253cを任意で含んでもよい。この経路により、抑制電極214aは接地されうる。この経路が備わっていないならば、処理用抑制電源253a及びクリーニング用抑制電源253bのうちの少なくとも1つが、抑制電極214aが接地されうる経路を提供してもよい。
イオン源チャンバ202を、2つの異なる電源の間で切り替えることもできる。例えば、処理モード及びクリーニングモード中に電力を供給すべく、引出電源254を用いてもよい。処理用引出電源254a(図3aに図示するような)とクリーニング用引出電源254b(図3bに図示するような)とを切り替えるべく、第2のスイッチ436を用いてもよい。幾つかの実施形態において、イオン源チャンバ202はクリーニングプロセス中、接地されてもよく、それによりクリーニング用引出電源254bを別個に持つ必要性をなくしている。この実施形態において、第2のスイッチ436は、処理用引出電源254aか、または接地の何れかを選択すべく用いられるであろう。
同様に、グランド電極214bを、2つの異なる電源の間で切り替えてもよい。例えば、処理モード及びクリーニングモード中に電力を供給すべく、グランド電極電源255を用いてもよい。処理用グランド電極電源255a(図3aに示すような)とクリーニング用グランド電極電源255b(図3bに示すような)とを切り替えるべく、第3のスイッチ437を用いてもよい。幾つかの実施形態においては、同じグランド電極電源が、処理モード及びクリーニングモードの両方において用いられる。例えば、両モードにおいて、グランド電極214bは接地されてもよい。この実施形態においては、グランド電極電源255は必要としなくともよく、グランド電極214bは単に接地されるのみである。
処理モード/クリーニングモード中に、イオン源チャンバ202、フィラメント214、陰極206、及びグランド電極214bに電力を供給する1または複数の電源(図示せず)を追加もできることを当業者は認識するであろう。
本実施形態において、抑制電極214aに供給される電流及び電圧を含む、処理用抑制電源253aの動作は、処理モード中の、図2及び図3aにおいて説明した処理用抑制電源253aの動作と同様であってよい。抑制電極214aは、処理モード中、処理用抑制電源253aから電力供給されてよく、イオンがイオン源チャンバ202から引き出されるとき、イオンビーム10の中の複数の電子の動きを抑えうる。同様に、クリーニング用抑制電源253bの動作は、クリーニングモード中の、図3bで説明したクリーニング用抑制電源253bの動作と同様であってよい。抑制電極214aは、クリーニング用抑制電源253bが供給する電流及び/または電圧を有する第2のプラズマ222を生成しうる。望むならば、抑制電極214aの接地を可能にすべく、一方で第1の接地経路253cを設けてもよい。
第1のスイッチ434は、抑制電極214aを、処理用抑制電源253a、クリーニング用抑制電源253b、及び第1の接地経路253cのうちの1つに結合しうる。一方で、イオン源チャンバ202を、処理用引出電源254a及びクリーニング用引出電源254bのうちの1つに結合すべく、第2のスイッチ436も設けてよい。グランド電極214bを、処理用グランド電極電源255a及びクリーニング用グランド電極電源255bのうちの1つに結合すべく、第3のスイッチ437をも設けてよい。上述したように、幾つかの実施形態においては、グランド電極214bは、両オペレーション中は同じ電圧に維持され、第3のスイッチ437は必要としなくともよい。第1、第2、及び第3のスイッチ434、436および437は、コントローラ438が制御してもよい。
処理モード中、抑制電極214aは第1のスイッチ434によって、処理用抑制電源253aに電気的に結合されてよい。イオン源チャンバ202において生成されるイオンは、抑制電極214a及びグランド電極214bによって引き出されうる。その間、イオン源チャンバ202は処理用引出電源254aによってバイアスされてよい。
クリーニングモード中、抑制電極214aは第1のスイッチ434によって、クリーニング用抑制電源253bに電気的に結合されてよい。その間、イオン源チャンバ202は第2のスイッチ436によって、クリーニングモード中はクリーニング用引出電源254bに接続されてよい。任意で、両オペレーション中に、グランド電極214bは接地されてもよい。
図に示すように、本実施形態のクリーニング用抑制電源253bは、抑制電極214aに結合されてよく、第2のプラズマ222が抑制電極214aの何れかの側面上に生成されうる。例えば、抑制電極214aと、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bの各々との間のバイアス電圧の差によって、抑制電極214aの何れかの側面上に第2のプラズマ222が生成されうる。第2のプラズマ222は、抑制電極214a及びグランド電極214b付近に蓄積された複数の材料の効果的な除去を可能にしうる。
図5は、1つの特定の実施形態において用いられる様な、イオン源の実施形態を示している。図4に図示した複数の構成要素のうちの多数は、図5に組み込まれることが理解されるべきである。そのような複数の構成要素及びその動作は、図4の複数の構成要素に関連して理解されるべきである。この実施形態において、処理モード及びクリーニングモードの両モード中、グランド電極214bは接地される。イオン源チャンバ202は、処理モード中に用いる処理用引出電源254aと、クリーニングモード中に用いる接地とに切り替えられる。抑制電極214aは、処理用抑制電源253aと、クリーニング用抑制電源253bとに切り替えられる。上述したように、クリーニング用抑制電源は、約1Aと5Aとの間の電流で、400Vと1000Vとの間の電圧を供給しうる。2つのスイッチ434、436を用いて、それぞれ、抑制電極214a及びイオン源チャンバ202を切り替える。複数モード間の切り替えは、コントローラ438を用いて実現される。
幾つかの実施形態においては、クリーニング用抑制電源253bにおいてAC電圧またはパルスDC電圧を用いると有益であることに注意されたい。抑制電極214aの電圧が、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bの電圧よりも正電位である場合、プラズマ222からのエネルギーを有する複数の正イオンは、抑制電極214aから遠ざけられて、これらのより電位の低い複数の構成要素へと向かうであろう。AC電圧を用いることにより、抑制電極の電圧がグランド電極214b及びイオン源チャンバ202の電圧よりも負である場合、エネルギーを有する複数の正イオンは、まず抑制電極214aの両側面から離れて、後に抑制電極214aに向かって移動する。これが全ての構成要素の効果的なクリーニングを可能にする。パルスDC電圧は同様な効果を有しうる。加えて、クリーニング電圧を変化させれば、プラズマ222内の複数のイオン及び複数の電子の連続的な再分布をもたらす。
図5は、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bは両方とも接地されながら、クリーニングモード中に抑制電極214aが電力供給される実施形態を示している。しかしながら、他の複数の実施形態も可能である。例えば、図4を参照すると、イオン源チャンバ202は、図5における抑制電極214aに対して上述したものと同様なクリーニング電圧を供給されてもよく、一方で抑制電極214aは接地されてもよい。この構成は、イオン源チャンバ202と抑制電極214aとの間に第2のプラズマ222の生成をもたらすであろう。同様に、グランド電極214bは、図5における抑制電極214aに対するものと同様なクリーニング電圧を供給されてもよく、一方で、抑制電極214aは接地されてもよい。この構成は、グランド電極214bと抑制電極214aとの間に第2のプラズマ222の生成をもたらすであろう。さらに別の実施形態では、抑制電極214aが接地される一方で、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bに複数のクリーニング電圧が印加されてもよい。別の実施形態においては、これらの構成要素3つ全てに、複数のクリーニング電圧が印加されてもよい。例えば、全ての3つの構成要素にACのクリーニング電圧を印加してもよい。この場合、抑制電極214aに印加される電圧の位相は、イオン源チャンバ202及びグランド電極214bに印加される電圧とは180°位相が異なる。さらに別の実施形態では、3つの構成要素に3つの異なる電圧を印加して、いずれの隣接する2つの構成要素間においても電位差が生まれるようにする。例えば、グランド電極214bは接地するとし、抑制電極は400Vから1000Vの間であるとし、イオン源チャンバは800Vから2000Vの間であるとしてよい。この構成は、第2のプラズマ222の生成に必要な複数の構成要素間の望ましい電位差も生み出す。
本開示は本明細書にて説明した複数の具体的実施形態によって、範囲を限定されるものではない。実際、本明細書で説明された複数の実施形態に加え、本開示の、他の様々な実施形態及び変更形態が、前述の説明及び添付の図面から、当業者には明らかであろう。ゆえに、そのような他の複数の実施形態及び複数の変更形態は、本開示の範囲内にあることが意図される。さらに、本開示は、特定の目的に対する特定の環境における特定の実施に即して本明細書にて説明されたが、当業者は、その有用性はそれに限定されず、本開示はいかなる数の目的に対するいかなる数の環境においても有益に実施され得ることを認識するであろう。したがって、以下に記載する複数の特許請求の範囲は、本明細書にて説明したような本開示の全容及び趣旨を考慮の上解釈されるべきである。

Claims (16)

  1. 処理モード中にプラズマを生成し、一面上に配置された引出開口部を有するイオン源チャンバと、
    内部に配置された抑制電極開口部を有する抑制電極であり、前記引出開口部の最も近くに配置された抑制電極と、
    内部に配置されたグランド電極開口部を有するグランド電極であり、前記抑制電極の最も近くに配置されたグランド電極と、
    前記イオン源チャンバと連通し、前記処理モード中に第1の引出電圧及び第1の引出電流を供給し、クリーニングモード中に第2の引出電圧及び第2の引出電流を供給する引出電源と、
    前記抑制電極と連通し、前記処理モード中に第1の抑制電圧及び第1の抑制電流を供給し、前記クリーニングモード中に第2の抑制電圧及び第2の抑制電流を供給する抑制電源と、を備え、
    前記第2の引出電圧と前記第2の抑制電圧との間の差は、前記引出開口部と前記抑制電極との間で画定される容積内でプラズマを生成するのに十分であり、前記クリーニングモードにおいて、前記イオン源チャンバ内にプラズマが生成されない
    イオン源。
  2. 処理モード中にプラズマを生成し、一面上に配置された引出開口部を有するイオン源チャンバと、
    内部に配置された抑制電極開口部を有する抑制電極であり、前記引出開口部の最も近くに配置された抑制電極と、
    内部に配置されたグランド電極開口部を有するグランド電極であり、前記抑制電極の最も近くに配置されたグランド電極と、
    前記イオン源チャンバと連通し、前記処理モード中に第1の引出電圧及び第1の引出電流を供給し、クリーニングモード中に第2の引出電圧及び第2の引出電流を供給する引出電源と、
    前記抑制電極と連通し、前記処理モード中に第1の抑制電圧及び第1の抑制電流を供給し、前記クリーニングモード中に第2の抑制電圧及び第2の抑制電流を供給する抑制電源と、
    前記引出開口部及び前記グランド電極によって画定される容積内に前記プラズマを閉じ込める磁場を生成するソースマグネットと
    を備え、
    前記第2の引出電圧と前記第2の抑制電圧との間の差は、前記引出開口部と前記抑制電極との間で画定される容積内でプラズマを生成するのに十分である
    イオン源。
  3. クリーナを含み、前記イオン源チャンバと連通する供給源と、前記クリーナの流量を調整する流量制御器と、を備え、前記流量制御器は前記容積内で前記プラズマを生成するのに十分な、前記クリーナの流量を作る
    請求項1又は2に記載のイオン源。
  4. 前記第2の抑制電流及び前記第2の引出電流のうちの少なくとも1つは、1アンペアと5アンペアとの間である
    請求項1から3のいずれか一項に記載のイオン源。
  5. 前記グランド電極に連通し、前記処理モード中に第1のグランド電極電圧及び第1のグランド電極電流を供給し、前記クリーニングモード中に第2のグランド電極電圧及び第2のグランド電極電流を供給するグランド電極電源をさらに備える
    請求項1からの何れか一項に記載のイオン源。
  6. 前記グランド電極は前記クリーニングモード中及び前記処理モード中に接地される
    請求項に記載のイオン源。
  7. 前記抑制電源は、処理用抑制電源と、クリーニング用抑制電源と、前記処理用抑制電源及び前記クリーニング用抑制電源のうちの1つをオペレーションモードに基づき前記抑制電極に結合するスイッチと、を備える
    請求項1からの何れか一項に記載のイオン源。
  8. 前記引出電源は、処理用引出電源と、クリーニング用引出電源と、前記処理用引出電源及び前記クリーニング用引出電源のうちの1つをオペレーションモードに基づき前記イオン源チャンバに結合するスイッチと、を備える
    請求項1からの何れか一項に記載のイオン源。
  9. イオン源をクリーニングする方法であって、前記イオン源は、引出開口部を有するイオン源チャンバ、グランド電極、及び前記イオン源チャンバと前記グランド電極との間に配置された抑制電極を備え、
    前記イオン源チャンバの中にクリーナを流し込む段階と、
    前記抑制電極と、前記イオン源チャンバ及び前記グランド電極の各々との間の電圧差が、前記引出開口部と前記グランド電極との間で画定される容積内で、前記流し込むクリーナからプラズマを生成するのに十分であるように、前記イオン源チャンバ、前記抑制電極、及び前記グランド電極の各々にそれぞれの電圧を印加する段階と、を備え、
    前記プラズマの前記生成により、前記引出開口部、前記抑制電極、及び前記グランド電極のクリーニングが行われ、前記イオン源チャンバ内にプラズマが生成されない
    方法。
  10. 前記抑制電極は、1Aと5Aとの間の電流で、400Vと1000Vとの間の電圧が供給され、前記イオン源チャンバ及び前記グランド電極は接地される
    請求項に記載の方法。
  11. 前記クリーナは、酸素、NF、及びアルゴンとフッ素との混合物からなる群から選択される
    請求項または10に記載の方法。
  12. イオン源をクリーニングする方法であって、前記イオン源は、引出開口部を有するイオン源チャンバ、グランド電極、及び前記イオン源チャンバと前記グランド電極との間に配置された抑制電極を備え、
    前記イオン源チャンバの中にクリーナを流し込む段階と、
    前記抑制電極と、前記イオン源チャンバ及び前記グランド電極の各々との間の電圧差が、前記引出開口部と前記グランド電極との間で画定される容積内で、前記流し込むクリーナからプラズマを生成するのに十分であるように、前記イオン源チャンバ、前記抑制電極、及び前記グランド電極の各々にそれぞれの電圧を印加する段階と、を備え、
    前記プラズマの前記生成により、前記引出開口部、前記抑制電極、及び前記グランド電極のクリーニングが行われ、
    磁場を印加して、前記引出開口部と前記グランド電極との間で画定される前記容積内に前記プラズマを閉じ込める
    法。
  13. 処理モード中にプラズマを生成し、一面上に配置された引出開口部を有するイオン源チャンバと、
    内部に配置された抑制電極開口部を有する抑制電極であり、前記引出開口部の最も近くに配置された抑制電極と、
    内部に配置されたグランド電極開口部を有するグランド電極であり、前記抑制電極の最も近くに配置され、接地されたグランド電極と、
    前記イオン源チャンバと連通し、第1のスイッチ及び処理用引出電源を備えて、前記処理モード中に第1の引出電圧及び第1の引出電流を供給する引出電源であり、前記第1のスイッチはクリーニングモード中に前記イオン源チャンバを接地させる引出電源と、
    前記抑制電極と連通する抑制電源であり、前記処理モード中に第1の抑制電圧及び第1の抑制電流を供給する処理用抑制電源と、前記クリーニングモード中に第2の抑制電圧及び第2の抑制電流を供給するクリーニング用抑制電源と、前記処理用抑制電源と前記クリーニング用抑制電源とを選択する第2のスイッチと、を備える抑制電源と、
    クリーナを含み、前記イオン源チャンバと連通する供給源と、
    前記クリーナの流量を調整する流量制御器と、を備え、
    前記流量制御器は前記クリーニングモード中に少なくとも10SCCMの前記クリーナの流量を作り、
    前記クリーニング用抑制電源は、1Aと5Aとの間の電流で、400Vと1000Vとの間の電圧を前記抑制電極に供給して、前記抑制電極と前記イオン源チャンバとの間、及び前記抑制電極と前記グランド電極との間にプラズマが生成されるようにし、
    クリーニングモードにおいて、前記イオン源チャンバ内にプラズマが生成されない
    イオン源。
  14. 処理モード中にプラズマを生成し、一面上に配置された引出開口部を有するイオン源チャンバと、
    内部に配置された抑制電極開口部を有する抑制電極であり、前記引出開口部の最も近くに配置された抑制電極と、
    内部に配置されたグランド電極開口部を有するグランド電極であり、前記抑制電極の最も近くに配置され、接地されたグランド電極と、
    前記イオン源チャンバと連通し、第1のスイッチ及び処理用引出電源を備えて、前記処理モード中に第1の引出電圧及び第1の引出電流を供給する引出電源であり、前記第1のスイッチはクリーニングモード中に前記イオン源チャンバを接地させる引出電源と、
    前記抑制電極と連通する抑制電源であり、前記処理モード中に第1の抑制電圧及び第1の抑制電流を供給する処理用抑制電源と、前記クリーニングモード中に第2の抑制電圧及び第2の抑制電流を供給するクリーニング用抑制電源と、前記処理用抑制電源と前記クリーニング用抑制電源とを選択する第2のスイッチと、を備える抑制電源と、
    クリーナを含み、前記イオン源チャンバと連通する供給源と、
    前記クリーナの流量を調整する流量制御器と、を備え、
    前記流量制御器は前記クリーニングモード中に少なくとも10SCCMの前記クリーナの流量を作り、
    前記クリーニング用抑制電源は、1Aと5Aとの間の電流で、400Vと1000Vとの間の電圧を前記抑制電極に供給して、前記抑制電極と前記イオン源チャンバとの間、及び前記抑制電極と前記グランド電極との間にプラズマが生成されるようにし、
    前記引出開口部及び前記グランド電極によって画定される容積内に前記プラズマを閉じ込める磁場を生成するソースマグネットをさらに備える
    オン源。
  15. 前記処理モードにおいてプラズマを生成すべく前記イオン源チャンバ内に配置されたフィラメント及び陰極と、コントローラと、をさらに備え、
    前記コントローラは、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを作動させて前記イオン源のオペレーションモードを制御し、前記コントローラは、前記クリーニングモード中に前記フィラメント及び前記陰極を無効にする
    請求項13または14に記載のイオン源。
  16. 前記クリーナは、酸素、NF、及びアルゴンとフッ素との混合物からなる群から選択される
    請求項13から15の何れか一項に記載のイオン源。
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