JP6249878B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、全周囲画像を得ることができる撮像装置に関し、特に全周囲画像の周縁部において、鮮鋭感を高める技術に関する。
360度の全周囲画像を得る従来の撮像装置として、撮像で得られた画像データを圧縮して伝送し、受信側で歪補正、画像拡大を行って表示することが知られている。その場合に、重点的に監視したい部分領域のデータと、全体領域のデータを別にして送信することも知られている(特許文献1)。
特開2005−109725号公報(第3頁、段落0016)
従来の撮像装置は、全体領域の画像データと部分領域の画像データを画像圧縮して伝送するので、受信側において各部分を切出して歪補正して表示するときに、解像度が十分でなく画像がぼやけて細部が視認できなくなる問題があった。また、画像のぼやけを補正しようと鮮鋭感を向上させる処理を適用した場合に、画像圧縮に伴うノイズや不自然なアーティファクトを強調して被写体の視認性が損なわれるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、全体画像を伝送し、画像受信側で注目部分を切り出して歪補正して表示するときに、画像のぼやけを防ぐことができる撮像装置を得ることを目的とする。
本発明の撮像装置は、
被写体を撮像して、全周囲画像を撮像画像として生成する撮像部と、
前記撮像部から出力された撮像画像を、回転させ、回転後の画像を出力する画像回転回路と、
前記画像回転回路から出力された撮像画像を、長方形の画面の長辺方向に拡大する画像拡大回路と、
前記画像拡大回路から出力された拡大画像の鮮鋭感を向上させる鮮鋭感向上回路と、
前記鮮鋭感向上回路から出力された画像を画像圧縮する画像圧縮回路と、
前記画像圧縮回路から出力された圧縮画像を伝送する画像伝送回路と
を備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、全周囲の撮像画像を画面の長辺方向に拡大することで拡大画像を形成し、鮮鋭感を向上させてから、画像圧縮して伝送するので画像受信側の表示画像の鮮鋭感が向上し被写体の視認性が向上するという効果がある。
本発明の実施の形態1の撮像装置を示すブロック構成図である。 図1の撮像装置を備えた監視システムを示すブロック構成図である。 図1の撮像部2の出力画像の一例を示す図である。 図1の画像回転回路4の一例を示すブロック構成図である。 図1の画像回転回路4において高域成分の量の算出を行う複数の方向を示す図である。 第1の斜め方向における高域成分が多い画像の一例を示す図である。 図1の画像回転回路4による回転後の画像の一例を示す図である。 図1の画像拡大回路5による拡大後の画像の一例を示す図である。 図1の画像回転回路4の第3の高域成分算出回路41cで高域成分の算出に用いられる領域の例を示す図である。 図1の画像回転回路4の第3の高域成分算出回路41cで高域成分の算出に用いられる領域の他の例を示す図である。 図1の画像回転回路4の第3の高域成分算出回路41cで高域成分の算出に用いられる領域のさらに他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2で用いられる画像回転回路4の一例を示すブロック構成図である。 被写体検出回路に入力される画像の例を示す図である。 図12の画像回転回路4の第3の面積算出回路47cで面積の算出に用いられる領域の一例を示す図である。 図1の画像回転回路4による回転後の画像を示す図である。 図1の画像拡大回路5による拡大後の画像を示す図である。 図12の画像回転回路4の第3の面積算出回路47cで面積の算出に用いられる領域の他の例を示す図である。 図12の画像回転回路4の第3の面積算出回路47cで面積の算出に用いられる領域のさらに他の例を示す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の撮像装置を含む監視システムを示す。
図示の撮像装置10は、レンズ1と、撮像部2と、撮像信号処理回路3と、画像回転回路4と、画像拡大回路5と、鮮鋭感向上回路6と、画像圧縮回路7と、画像伝送回路8とを有する。撮像部2は、撮像素子2aと、A/D変換部2bとを有する。
図1の撮像装置10は、例えば、図2に示すように、ネットワーク15を介して受信装置20と接続されており、撮像装置10と受信装置20とで監視システムが構成されている。
図1において、レンズ1は、魚眼レンズで、全周囲の画像(撮像画像)を撮像部2の撮像素子2aの撮像面SC上に合焦させる。図3のように、撮像部2の撮像面SCは、長方形状であり、撮像面SC上に円形の撮像画像D2が形成される。撮像面SCの水平方向のサイズ(画素数)をNhで表し、垂直方向のサイズ(画素数)をNvで表す。
以下では便宜上、長方形の長辺の方向を水平方向と言い、短辺の方向を垂直方向という。NhとNvの比(アスペクト比)は例えば4:3、或いは16:9である。
また、撮像部2から出力される撮像信号を受けて処理を行う回路、即ち、撮像信号処理回路3、画像回転回路4、画像拡大回路5、鮮鋭感向上回路6、及び画像圧縮回路7も撮像面SCと同じサイズの画面(撮像面と同じ符号「SC」で表す)上で画像を処理するものであるものとして、言い換えると、これらの回路が撮像面SCと同じサイズの画像に対応した伝送路を有するものとして説明を行う。
さらにまた、円形の撮像画像D2は、撮像面SCの中央に、撮像面SCの上下端(上下の長辺)に接するように形成されるものとする。
撮像部2の撮像素子2aで光電変換され、A/D変換部2bでA/D変換された後、撮像部2から出力され、撮像信号処理回路3に供給される。
撮像信号処理回路3は、入力された撮像信号に対して、色同時化処理、階調補正処理、露光調整処理、ノイズ低減処理、輪郭補正処理、白バランス調整処理、信号振幅調整処理、色補正処理などの処理を施し、これらの処理の結果生成された映像信号を出力する。
画像回転回路4は、撮像信号処理回路3から出力される映像信号で表される撮像画像に含まれる、複数の異なる方向毎の高周波数成分(高域成分)を検出し、高域成分を最も多く含む方向が画面の水平方向に向くように、撮像画像を回転させ、回転後の画像を画像拡大回路5に供給する。
画像回転回路4は例えば図4に示されるように、第1乃至第4の高域成分算出回路41a〜41dと、最大判断回路42と、回転回路43とを有する。
撮像信号処理回路3から撮像画像が入力端子40に印加され、第1乃至第4の高域成分算出回路41a〜41d及び回転回路43に供給される。
第1乃至第4の高域成分算出回路41a〜41dは、それぞれ画像の第1乃至第4の方向における高域成分の量を算出する。第1乃至第4の方向は、例えば図5に符号DRa〜DRdで示す方向である。図5に示す例では、第1の方向DRaは画面SCの長辺方向、即ち水平方向であり、第2の方向DRbは水平右向きの方向に対して、反時計まわりに45度の角度を成す方向、従って右上がりの方向(第1の斜め方向)であり、第3の方向DRcは垂直方向であり、第4の方向DRdは水平右向きの方向に対して反時計まわりに135度の角度を成す方向、従って、左上がりの方向(第2の斜め方向)である。なお、図5において、撮像画像D2は、図3と同様に画面SCの上端SCT及び下端SCBに接している。
各方向の高域成分算出回路(41a〜41d)は、当該方向の高域成分(予め定められた空間周波数以上の成分)を抽出するハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタの出力を積分する積分回路で実現することができる。
最大判断回路42は、第1乃至第4の高域成分算出回路41a〜41dの出力を比較し、高域成分算出回路41a〜41dのうち、出力が最大であるものが検出した高域成分の方向を、高域成分の量が最大である方向と判断乃至特定して回転回路43に知らせる。
回転回路43は最大判断回路42で判断した、高域成分の量が最大である方向が水平方向となるように画像を回転させて、回転後の画像D4を、出力端子44を介して出力する。
図6は、第1の斜め方向DRbに高域成分が多く含まれる画像の一例を示す。図示の例では、第1の斜め方向DRbに直交する方向に延びた白黒の縞模様が含まれる。このような画像の場合、第2の高域成分算出回路41bの出力が最大となる。
この場合、最大判断回路42は、第2の高域成分算出回路41bの出力が最大と判断して、この判断結果を示すデータ(第1の斜め方向DRbの高域成分の量が最大であることを示すデータ)を回転回路43に供給する。
回転回路43は、撮像信号処理回路3から入力端子40を介して供給された画像D2を回転させて、図7に示すように、第1の斜め方向DRbが回転後の画像D4において水平方向となるようにする。画像を反時計まわりに45度、又は時計まわりに135度回転させることで、回転前の第1の斜め方向DRbが回転後の水平方向となる。
回転後の画像D4は出力端子44を介して出力され、画像拡大回路5に供給される。
画像拡大回路5は、回転後の撮像画像D4を図8に示すように、水平方向に拡大し、拡大後の画像D5の左右端が画面SCの左右の短辺SCL、SCRに接触するようにする。
上記のように拡大前の撮像画像D4の上限の周縁部が画面の上下端SCT、SCBに接している場合、水平方向の拡大率をNh/Nvとすることで、拡大後の撮像画像D5が画面の左右端(短辺)SCL、SCRに接することになる。
拡大画像D5は、鮮鋭感向上回路6に供給される。
鮮鋭感向上回路6は、画像拡大回路5から供給された拡大画像の鮮鋭感を向上させて、画像圧縮回路7に供給する。
鮮鋭感の向上は、例えば高域成分を強調する処理、即ち輪郭を強調する処理によって行われる。また、入力画像に存在しない高解像度成分を予測し、高解像度化を行う超解像処理を行っても良い。
超解像処理には、
(a)元の画像と縮小画像の差分関係から、元の画像と高解像度画像の差分関係を類推して高解像度画像を得る超解像処理、
(b)実稼働中に入力される画像からの学習により更新される辞書を使って鮮鋭感を向上させる自己学習型の超解像処理、
(c)事前に適切な高解像度化を学習した辞書を使う辞書型の超解像処理、及び
(d)事前に決めた被写体のオブジェクトに基づく辞書を使うオブジェクト特化型の超解像処理があり、これらのいずれを用いても良い。
鮮鋭感向上後の画像は画像圧縮回路7に供給される。画像圧縮回路7は、H.264などの圧縮方式で画像を圧縮して、画像伝送回路8に供給する。
画像伝送回路8はIPパケットにして出力端子9から図2に示されるネットワーク15に出力する。
画像伝送回路8から出力された画像は、例えば図2に示されるようにネットワーク15を介して受信装置20で受信される。受信装置20は、画像受信回路21と、画像復号回路22と、受信信号処理回路23と、画像表示部24とを有する。画像受信回路21は、伝送された画像を受信する。画像復号回路22は、受信された信号を復号する。受信信号処理回路23は、画像の一部を切出し、歪補正、パン(方位角の変更)、チルト(天頂角の変更)、ズーム(拡大・縮小)などを行う。画像表示部24は、受信信号処理回路23から出力された画像を表示する。
上記のように撮像装置10で鮮鋭感を向上させてから伝送しているので、受信装置20で歪補正、ズームなどを行っても、被写体の視認性を良好に保つことができる。
上記の実施の形態によれば、撮像素子2aの撮像面SCに形成された円形の撮像画像を、長方形の画面の長辺方向に拡大し、さらに鮮鋭感を向上させてから、画像圧縮して伝送するので、伝送された圧縮画像を受信する装置において、表示画像の鮮鋭感が向上し被写体の視認性が向上する効果がある。仮に撮像装置において鮮鋭感を向上させることなく、画像を送信し、画像を受信する装置で鮮鋭感を向上させる処理を行うと、画像圧縮に伴うノイズや不自然なアーティファクトを強調して被写体の視認性が損なわれるが、本実施の形態では、撮像装置で鮮鋭感を向上させてから伝送するので、上記の問題がない。
また、高域成分を多く含む方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させてから、その長辺方向に拡大するので、高域成分を多く含む画像の視認性が向上する。
なお、上記の例では、第1乃至第4の高域成分算出回路41a〜41dは、それぞれ円形の画像の全体において、第1乃至第4の方向の高域成分の量を算出するが、代わりに、円形の画像の一部において、各方向の高域成分を検出することとしても良い。例えば、第1乃至第4の高域成分算出回路41a〜41dとして、それぞれ第1乃至第4の方向に延びた細長い領域、例えば帯状の領域における高域成分の量を算出するものを用いても良い。
この場合、各方向に延びた帯状の領域は、例えば円形の撮像画像の中心を通り当該方向に延びた直線を中心として線対称な領域で構成される。図9には、一例として垂直方向に延びた帯状の領域SRcを示す。
第3の高域成分算出回路41cは、図9に示される帯状の領域SRc内に位置する画像部分の高域成分の量を算出する。
他の高域成分算出回路41a、41b、41dも同様にそれぞれの方向に延びた帯状の領域内の画像部分の高域成分の量を算出する。
また、各方向に延びた帯状の領域における高域成分の代わりに、それぞれの方向に整列した複数の領域内に位置する画像の高域成分を検出しても良い。その一例として、図10には、垂直方向に整列した2つの領域SRca、SRcbを示す。これらの領域は、円形画像の中央部(中心からの距離が予め定められた値以下の部分)を避けて、周縁部に位置するようにすることとしても良い。鮮鋭化のために拡大が特に強く望まれるのは、周縁に近い範囲(周縁部)であるので、その点から、それぞれの方向に整列した複数の領域を、円形画像の周縁に近い範囲(周縁からの距離が予め定められた値以下の範囲)内に設定するのが望ましい。そうすることで、周縁部により多く高域成分が含まれている方向に画像を拡大することができ、これにより周縁部に位置するより多くの高域成分について視認性を高めることができる。
また、各方向に整列した複数の領域として、一対の扇形の領域を用いても良い。その一例として、図11には、垂直方向に整列した2つの領域SRcc、SRcdを示す。扇形の領域を用いれば、円形画像の周縁に近い部分ほど、領域の幅が大きくなるので、高域成分のうち、周縁部における高域成分をより重視して高域成分の量の計算を行うことができる。従って、鮮鋭化のために拡大が特に強く望まれる、周縁部における高域成分の量に応じて拡大の方向を決めることができ、周縁部に位置するより多くの高域成分について視認性を高めることができる。
また、図11に示される扇形の領域のうち、中央部(中心からの距離が予め定められた値以下の部分)を除いた領域を用いることとしても良い。
また、図9〜図11を参照して説明した例では、各方向に延びた領域、又は各方向に整列した複数の領域内で高域成分を検出する場合、当該方向の高域成分を検出しているが、代わりに、当該方向に限定せず、いずれかの1又は2以上の方向、例えば水平方向及び垂直方向の高域成分を検出することとしても良い。
また、上記の例では、4つの高域成分算出回路により4つ方向の高域成分の量が算出されるが、高域成分の量を算出する方向の数は4に限らない。一般的に言えば、N個(Nは2以上の整数)の高域成分算出回路を設け、N個の方向の各々における高域成分の量を算出して、その中で高域成分の量が最大となる方向を特定すれば良い。
また、上記の例では、撮像面SCにおける円形の画像D2の直径が撮像面SCの垂直方向の寸法に等しく、円形の画像D2の周縁部が、撮像面SCの上下の長辺に接しているが、撮像面SCにおける円形の画像の直径が撮像面SCの垂直方向の寸法よりも小さく、従って、円形の画像の周縁部が、撮像面SCの上下の長辺に接していない場合には、水平方向のみならず、垂直方向にも拡大する。いずれにしても拡大後の撮像画像が、画面に上下端のみならず、左右端(短辺)の双方に接するように拡大を行うのが望ましい。
上記の説明で長辺方向を水平方向としたが、水平方向以外の方向が長辺方向となる場合にも本発明は適用可能である。
以上、撮像画像を処理する回路が撮像面SCと同じサイズの画面上で画像の処理を行うものとして説明したが、本発明は、画像拡大回路5及びそれ以降の回路が長方形の画面上で画像を処理するものであれば、適用できる。その場合、画像拡大回路5及びそれより後段の回路(画像伝送回路8により伝送された画像を受ける回路を含む)で扱う画面の長辺の寸法(画素数)が互いに同じでなくても適用可能である。長辺の寸法が互いに異なる場合には、画像拡大回路5及びそれより後段の回路で扱う画面のうちで、長辺の寸法が最小のものにおいて拡大後の画像が長辺方向にはみ出さない程度に長辺方向の拡大率を定めることとすれば良い。
上記の実施の形態では、画像拡大回路5と鮮鋭感向上回路6とが別のものであるとして説明したが、水平方向の画像拡大の処理と鮮鋭感向上の処理を同時に行うこととしても良い。その場合にも、本発明の効果は同様に得られる。
上記の実施の形態では、レンズ1が魚眼レンズであるものとして説明したが、代わりに、他の全方位視覚の光学系、例えば双曲面ミラー、放物面ミラー、円錐ミラーを用いても良く、そのようにしても本発明の効果は同様に得られる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2による撮像装置の全体的構成は、図1に示す如くである。
実施の形態2の撮像装置は、画像回転回路4として、図4に示すものの代わりに、図12に示すものを備える。
図12に示す画像回転回路4は、注目被写体検出回路45と、最大方向特定回路46と、回転回路43とを有する。最大方向特定回路46は、第1乃至第4の面積算出回路47a〜47dと、最大判断回路48とを有する。
撮像信号処理回路3から撮像画像が入力端子40に印加され、注目被写体検出回路45、最大方向特定回路46の第1乃至第4の面積算出回路47a〜47d、及び回転回路43へ供給される。
注目被写体検出回路45は、入力画像の注目被写体の検出を行う。注目被写体とは、例えば画像のうち人の顔の部分など、特に鮮明に表示することが求められる部分である。顔を注目被写体とする場合、例えば図13に示すように顔を含む領域TA1、TA2が検出される。図13の例では、2箇所にある顔の部分TA1、TA2、具体的には、顔を囲む矩形の部分が、注目被写体として検出されている。注目被写体検出回路45は、検出した注目被写体が占める領域を示すデータを第1乃至第4の面積算出回路47a〜47dに供給する。
第1乃至第4の面積算出回路47a〜47dは、それぞれ画像の第1乃至第4の方向における、注目被写体の含まれている度合いを算出する。例えば第1乃至第4の方向に延びた細長い領域、例えば帯状の領域に含まれている注目被写体の面積、言い換えると、注目被写体のうち、それぞれの帯状の領域に重なる部分の面積を算出する。
第1乃至第4の方向は、実施の形態1で述べたのと同様に、例えば図5に符号DRa〜DRdで示す方向である。
各方向に延びた帯状の領域は、例えば円形の撮像画像の中心を通り当該方向に延びた直線を中心として線対称な領域で構成される。図14には、一例として垂直方向に延びた帯状の領域SRcを示す。
第3の面積算出回路47cは、注目被写体のうち、図14に示される帯状の領域SRc内に位置する部分の面積を算出する。
他の面積算出回路47a、47b、47dも同様にそれぞれの方向に延びた帯状の領域に重なる注目被写体の面積を算出する。
最大判断回路48は、図4の最大判断回路42と同様に、第1乃至第4の面積算出回路47a〜47dの出力を比較し、面積算出回路47a〜47dのうち、出力が最大であるものが面積の検出に用いた帯状の領域の延びた方向を判断乃至特定して回転回路43に知らせる。
図13に示す例では、垂直方向DRcが、面積が最大となる方向と判断される。
このように、第1乃至第4の面積算出回路47a〜47dと最大判断回路48とで構成される最大方向特定回路46は、第1の乃至第4の方向のうちの、注目被写体が最も多く含まれる方向を特定する。
回転回路43は最大判断回路48で判断した面積が最大となる方向が水平方向となるように画像を回転させる。入力画像が図13に示すものである場合、図13の画像を時計まわりに90度回転させて、図19に示す画像D4を生成する。回転後の画像D4は出力端子44を介して出力される。なお、代わりに反時計まわりに90度回転させても良い。
画像拡大回路5は、実施の形態1の画像拡大回路5と同様に、回転後の撮像画像D4を図16に示すように、水平方向に拡大し、拡大後の画像D5の左右端が画面SCの左右の短辺SCL、SCRに接触するようにする。
拡大画像D5は、鮮鋭感向上回路6に供給される。
鮮鋭感向上回路6、画像圧縮回路7、及び画像伝送回路8の処理は実施の形態1で説明したのと同じである。
本実施の形態では、注目被写体を多く含む方向(当該方向に延びた細長い領域、例えば帯状の領域又は当該方向に整列した複数の領域に注目被写体が多く含まれる方向)が画面の長辺方向となるように画像を回転させてから、その長辺方向に拡大するので、より多くの注目被写体の視認性が向上する。その他、本実施の形態でも、実施の形態1で述べたのと同様の効果がある。
なお、上記の例では、注目被写体のうち、それぞれの方向に延びた帯状の領域に含まれる部分の面積を求めるが、代わりに注目被写体のうち、それぞれの方向に整列した複数の領域に含まれる部分の面積を求めても良い。その一例として、図17には、垂直方向に整列した2つの領域SRca、SRcbを示す。これらの領域は、円形画像の中央部を避けて、周縁部に位置するようにすることとしても良い。周縁部に位置する領域内で注目被写体の面積を求めることの利点は、実施の形態1で説明したのと同様、周縁部に位置するより多くの注目被写体について視認性を高めることができることである。
また、各方向に整列した複数の領域として、一対の扇形の領域を用いても良い。その一例として、図18には、垂直方向に整列した2つの領域SRcc、SRcdを示す。扇形の領域を用いることの利点は実施の形態1で説明したのと同様である。即ち、扇形の領域を用いれば、円形画像の周縁に近い部分ほど、領域の幅が大きくなるので、注目被写体のうち、周縁部における注目被写体をより重視して面積の計算を行うことができる。従って、鮮鋭化のために拡大が特に強く望まれる、周縁部における注目被写体の量によりよく対応する面積に応じて拡大の方向を決めることができ、周縁部に位置するより多くの注目被写体について視認性を高めることができる。
また、図18に示される扇形の領域のうち、中央部(中心からの距離が予め定められた値以下の部分)を除いた領域を用いることとしても良い。
また、上記の例では、4つの面積算出回路により4つの方向に存在する注目被写体の面積が算出されるが、注目被写体の面積を算出する方向の数は4に限らない。一般的に言えば、N個(Nは2以上の整数)の面積算出回路を設け、N個の方向の各々における面積を算出して、その中で面積が最大となる方向を特定すれば良い。
以上のように、本発明によれば、円形の撮像画像を画面の長辺方向に拡大し、鮮鋭化を行った上で、画像圧縮して伝送するので、画像を受信する装置において表示画像の鮮鋭感及び視認性が向上する。
また、高域成分の多い方向、高域成分を多く含む方向又は注目被写体を多く含む方向が画面の長辺方向となるように回転させてから、長辺方向への拡大を行うので、高域成分又は注目被写体の視認性が向上する。
さらに、画面の長辺方向に拡大することで、長方形の画面を有効に活用して、鮮鋭感の向上を図ることができる。即ち、長方形の画面のうち、円形の撮像画像の表示には通常は利用されない部分を有効に活用して、画像の視認性を高めることができる。
1 レンズ、 2 撮像部、 2a 撮像素子、 2b A/D変換部、 SC 撮像面、 3 撮像信号処理回路、 4 画像回転回路、 5 画像拡大回路、 6 鮮鋭感向上回路、7 画像圧縮回路、 8 画像伝送回路、 10 撮像装置、 15 ネットワーク、 20 受信装置、 21 画像受信回路、 22 画像復号回路、 23 受信信号処理回路、 24 画像表示部、 41a 第1の高域成分算出回路、 41b 第2の高域成分算出回路、 41c 第3の高域成分算出回路、 41d 第4の高域成分算出回路、 42 最大判断回路、 43 回転回路、 45 注目被写体検出回路、 46 最大方向特定回路、 47a 第1の面積算出回路、 47b 第2の面積算出回路、 47c 第3の面積算出回路、 47d 第4の面積算出回路、 48 最大判断回路。

Claims (11)

  1. 被写体を撮像して、全周囲画像を撮像画像として生成する撮像部と、
    前記撮像部から出力された撮像画像を、回転させ、回転後の画像を出力する画像回転回路と、
    前記画像回転回路から出力された撮像画像を、長方形の画面の長辺方向に拡大する画像拡大回路と、
    前記画像拡大回路から出力された拡大画像の鮮鋭感を向上させる鮮鋭感向上回路と、
    前記鮮鋭感向上回路から出力された画像を画像圧縮する画像圧縮回路と、
    前記画像圧縮回路から出力された圧縮画像を伝送する画像伝送回路と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像回転回路は、前記撮像画像の高域成分が最も多い方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記画像回転回路は、前記撮像画像のうち、その周縁部における高域成分が最も多い方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記画像回転回路は、予め定められた複数の方向の各々における高域成分の量を算出し、算出した高域成分の量が最大である方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記画像回転回路は、前記撮像画像のうち、高域成分が最も多く含まれる方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記画像回転回路は、前記撮像画像のうち、その周縁部において、高域成分が最も多く含まれる方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記画像回転回路は、予め定められた複数の方向の各々に延びた細長い領域、又は前記複数の方向の各々に整列した複数の領域における高域成分の量を算出し、算出した高域成分の量が最大である方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  8. 前記画像回転回路は、前記撮像画像のうち、注目被写体が最も多く含まれる方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記画像回転回路は、前記撮像画像のうち、その周縁部において、注目被写体が最も多く含まれる方向が画面の長辺方向となるように画像を回転させることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記画像回転回路は、注目被写体のうち、予め定められた複数の方向の各々に延びた細長い領域、又は前記複数の方向の各々に整列した複数の領域に重なる部分の面積を算出し、算出した面積が最大である方向が、画面の長辺方向となるように画像を回転させる
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の撮像装置。
  11. 全周囲画像を前記撮像部に結像させる光学手段をさらに備え、
    前記光学手段は、魚眼レンズ、又は全方位反射光学系で構成されることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の撮像装置。
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