JP6248758B2 - タッチパネルセンサ部材、タッチパネル及び画像表示装置 - Google Patents

タッチパネルセンサ部材、タッチパネル及び画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネルセンサ部材、タッチパネル及び画像表示装置に関する。
近年、タッチパネルは、表示装置と組み合わされて表示画面に人間の手などで軽く触れるだけで情報を入力することができるため、携帯電話、ゲーム機、電子書籍リーダーなどのポータブルデバイスや、自動販売機、パーソナルコンピューター、デジタルサイネージなど種々の製品に展開されている。
これらの多種多様な製品に対応して、最近タッチパネルの部材としてタッチパネルセンサの電極をメッシュ状の金属膜としたものが製品化されている。メッシュ状の電極は、従来から使用されているITOに比べて低抵抗導電体を使用することでタッチパネルのセンサ感度を高めることができることから、大型の表示装置用として適しており普及しつつある。
例えば特許文献1に開示されたタッチパネルセンサでは、アクティブエリア内に位置する検出電極は、多数の開口部を画成するメッシュパターンにて金属導線を配置してなる導電性メッシュとして構成され、アクティブエリアでのタッチパネルセンサの可視光透過性を確保している。しかしながら、このような導電性メッシュは、モアレや濃淡むらといった不具合を引き起こすことが知られている。そして、このような不具合を解消するため、種々の研究が行われてきた。
特許第5224203号公報
モアレは、明暗の筋模様が視認されるようになる現象であり、導電性メッシュのパターンの規則性と、導電性メッシュと重ねられる他の部材、例えば画像表示装置の表示パネルの画素配列の周期性などのパターンの規則性との干渉によって生じるとされている。
一方、濃淡むらは、導電性メッシュの透過光量や導電性メッシュからの外光反射量が面内で不均一となり、明るく観察される部分が局所的に存在するようになる現象である。
従来、モアレの不可視化には、導電性メッシュのパターンの不規則化が有効であり、濃淡むらの不可視化には、導電性メッシュのパターンの規則化が有効であるとされてきたため、モアレ及び濃淡むらの両方に対処できる導電性メッシュは存在しなかった。
また、導電性メッシュによる導電体は、帯状等の所定の形状を有するものであるが、導電性メッシュパターンを所定形状に区切る輪郭線の配置によって、センサ電極としての電気特性が安定し難くなる現象があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、モアレ及び濃淡むらの両方を目立たなくさせ、電気特性を安定させた導電性メッシュを含んだタッチパネルセンサ部材を提供することを目的とする。また、本発明は、このタッチパネルセンサ部材を含むタッチパネル及び画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決する第1の発明の要旨は、透明基材と、前記透明基材の少なくとも一方の面上にセンサ電極と、を有し、前記センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の前記センサ電極は、該センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の電極要素と、長手方向の隣り合う前記電極要素間を電気的に連結する接続部とを有し、かつ、前記センサ電極は、複数の不規則的な四角形形状の開口部を有するメッシュ状導電体を含み、前記メッシュ状導電体は、複数の線分状の導電体要素と、一つの前記導電体要素に対して両端に位置する二つの分岐点と、前記導電体要素により区画形成された複数の前記開口部とを有しており、前記導電体要素は、二つの交点の間を延びた線分により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部を規則的に配列した参照メッシュパターンにおける一つの線分の両端に位置する二つの交点にそれぞれ対応する二つの分岐点の間を延びており、前記交点に対応する前記分岐点は、前記参照メッシュパターンにおける一つの交点上または当該一つの交点から不規則的にずれた点に位置しており、かつ、前記メッシュ状導電体の前記電極要素の外周端部を結ぶ輪郭線は、前記電極要素を構成する最外側の前記導電体要素の線状部に沿って平行に位置しているタッチパネルセンサ部材を特徴とするものである。
上記の問題を解決する第2の発明の要旨は、上記の第1の発明に記載のタッチパネルセンサ部材において、前記開口部の四角形形状の内角のうち最小角が、60度以上80度以下であることを特徴とするものである。
上記の問題を解決する第3の発明の要旨は、上記の第1乃至第2の発明のいずれかに記載のタッチパネルセンサ部材において、前記センサ電極が第1センサ電極及び第2センサ電極を含み、前記透明基材の一方の面上に前記第1センサ電極を有し、前記第1センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の前記第1センサ電極は、該第1センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素と、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間を電気的に連結する第1接続部とを有し、前記透明基材の前記第1センサ電極を有する側と反対側の面に第2センサ電極を有し、前記第2センサ電極は、該第2センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素と、長手方向の隣り合う前記第2電極要素間を電気的に連結する第2接続部とを有し、前記第1センサ電極と前記第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、前記第1電極要素と前記第2電極要素とは平面視上重ならないように配列されていることを特徴とするものである。
上記の問題を解決する第4の発明の要旨は、上記の第1乃至第2の発明のいずれかに記載のタッチパネルセンサ部材において、前記センサ電極が第1センサ電極及び第2センサ電極を含み、前記透明基材の一方の面上に第1センサ電極を有し、前記第1センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の前記第1センサ電極は、該第1センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素と、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間を電気的に連結する第1接続部とを有し、前記透明基材の前記第1センサ電極を有する側と同じ側の面に第2センサ電極を有し、前記第2センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の前記第2センサ電極は、該第2センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素と、長手方向の隣り合う前記第2電極要素間を電気的に連結する第2接続部とを有し、前記第1センサ電極と前記第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、前記第1電極要素と前記第2電極要素とは平面視上重ならないように配列されていることを特徴とするものである。
上記の問題を解決する第5の発明の要旨は、上記の第1乃至第2の発明のいずれかに記載のタッチパネルセンサ部材において、前記透明基材は、第1透明基材及び第2透明基材を含み、第1透明基材の一方の面上に第1センサ電極を有し、前記第1センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の前記第1センサ電極は、該第1センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素と、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間を電気的に連結する第1接続部とを有し、第2透明基材の一方の面上に第2センサ電極を有し、前記第2センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の前記第2センサ電極は、該第2センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素と、長手方向の隣り合う前記第2電極要素間を電気的に連結する第2接続部とを有し、第1透明基材上の第1センサ電極を有する側の面に、第2透明基材の第2センサ電極を有する側と反対側の面を接するように積層してなり、前記第1センサ電極と前記第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、前記第1電極要素と前記第2電極要素とは平面視上重ならないように配列されていることを特徴とするものである。
上記の問題を解決する第6の発明の要旨は、上記の第1乃至第5の発明のいずれかに記載のタッチパネルセンサ部材を有するタッチパネルであることを特徴するものである。
上記の問題を解決する第7の発明の要旨は、上記の第6の発明に記載のタッチパネルを有する画像表示装置であることを特徴するものである。
本発明によれば、モアレ及び濃淡むらの両方を目立たなくさせ、電気特性を安定させた導電性メッシュを含んだタッチパネルセンサ部材を提供することができ、このタッチパネルセンサ部材を含むタッチパネル及び画像表示装置を提供することができる。
本発明のタッチパネルセンサ部材を用いた画像表示装置を示す概略図である。 本発明のタッチパネルセンサ部材の第1実施形態を示す平面図と断面図である。 本発明に係るメッシュ状導電体と参照メッシュパターンとの関係を示す平面図である。 本発明に係るセンサ電極の外周端部の周辺を示す平面図である。 本発明のタッチパネルセンサ部材の第2実施形態を示す平面図及び断面図である。 本発明のタッチパネルセンサ部材の第3実施形態を示す平面図及び断面図である。 本発明のタッチパネルセンサ部材の第4実施形態を示す平面図及び断面図である。
以下に本発明を実施するための形態について、まず本発明に係るタッチパネルセンサ部材を用いたタッチパネル及び画像表示装置について、図1に基づいて説明する。次に本発明のタッチパネルセンサ部材について、図2〜4に基づいて説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件、並びにそれらの程度を特定する、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は、本発明に係るタッチパネルセンサ部材を用いた画像表示装置の一例を示す概略斜視図である。
図1に示すように、画像表示装置200は、タッチパネル100と表示パネルDとを組み合わせて構成されている。タッチパネル100は、タッチパネルセンサ部材10と検出制御部TCに接続されて投影型静電容量結合方式タッチパネルとして構成されている。表示パネルDは表示制御部DCに接続されている。タッチパネル100は透光性を有しており、表示パネルDの上に配置されているので、観察者側から表示パネルDに表示された画像を観察することができる。
また、タッチパネル100の表面に人間の指等が接触または接近すると、人間の指等が表示パネルDの上のどの位置に接触または接近したかの位置情報を検出制御部TCにより検出することができる。さらに検出制御部TCは表示制御部DCに接続されており、処理した位置情報を表示制御部DCに送信し、表示制御部DCは受信した位置情報に基づいて画像情報を作成し、位置情報に対応した画像を表示パネルDに表示させることができる。
本発明のタッチパネルセンサ部材の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図2は、本発明に係るタッチパネルセンサ部材10の第1実施形態を示し、図2(a)はその平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A’断面図である。
図2(b)に示すように、タッチパネルセンサ部材10は、透明基材1の一方の面上にセンサ電極2を有している。
また、図2(a)に示すように、センサ電極2は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
各々のセンサ電極2は、センサ電極2の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の電極要素21と、長手方向の隣り合う前記電極要素21間を電気的に連結する接続部22とを有している。
また、図2(a)右下の部分拡大図Mに示すように、センサ電極2は、複数の不規則的な四角形形状の開口部24を有するメッシュ状導電体25から構成されている。
図3は、メッシュ状導電体25を示し、図3(a)はメッシュ状導電体25と参照メッシュパターン30との関係を示す平面図であり、図3(b)は参照メッシュパターン30を示す平面図である。
図3(a)に示すように、メッシュ状導電体25は、複数の線分状の導電体要素23と、一つの導電体要素23に対して両端に位置する二つの分岐点26と、導電体要素23により区画形成された複数の開口部24とを有している。
一方、図3(b)に、二つの交点36の間を延びた線分33により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部34を規則的に配列した参照メッシュパターン30を示す。
図3(a)において、導電体要素23は、二つの交点36の間を延びた線分33により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部34を規則的に配列した参照メッシュパターン30における一つの線分33の両端に位置する二つの交点36にそれぞれ対応する二つの分岐点26の間を延びており、交点36に対応する分岐点26は、前記参照メッシュパターン30における一つの交点36上または当該一つの交点36から不規則的にずれた点に位置している。
図4は、センサ電極2の外周端部の周辺を示す平面図である。
図4に示すように、メッシュ状導電体25の電極要素21の外周端部を結ぶ輪郭線40は、電極要素21を構成する最外側の前記導電体要素23の線状部に沿って平行に位置している。
タッチパネルセンサ部材を構成する材料について説明する。
透明基材1は、本発明のタッチパネルセンサ部材においてセンサ電極2等を形成する支持材となるものであり、図1のようにタッチパネル100として表示パネルDの上に組み込まれ画像表示装置200となるため光透過性を有するものである。
透明基材1の厚さとしては、目的とするタッチパネルの種類に応じて適宜選択されるものであるが、20μm〜1500μmの範囲内であることが好ましく、20μm〜1000μmの範囲内であることがより好ましく、20μm〜300μmの範囲内であることがさらに好ましい。
透明基材1の厚さが上記範囲よりも厚いと、タッチパネルセンサの薄層化が難しくなる可能性があるからであり、一方、上記範囲よりも薄いと、製造ラインでのハンドリングが困難となる可能性があるからである。
透明基材1の材料としては、光透過性および絶縁性を有しているものであれば使用でき、従来公知のタッチパネルに使用されている透明基材を用いることができる。例として、ガラスやポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート等の合成樹脂を使用することができる。
透明基材1の形状としては、板状、シート状、フィルム状、膜状等を用いることができる。透明基材1としてフレキシブルなフィルム状のものを使用した場合には、大型のタッチパネルの製作に適している。
透明基材1上には、センサ電極2との密着性を向上させるために、プライマー処理等の表面処理を施してもよい。また、有機層からなるアンダーコート層や、酸化ケイ素、酸化ニオブ等からなる屈折率調整層等が形成されていてもよい。
アンダーコート層の材料としては、透明基材1との密着性、及び導電金属層との密着性がよいものであって、センサ電極2等のパターン形成工程で使用される液体に対して溶解又は膨潤しないものであればよく、熱可塑性樹脂、二液硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂など適宜使用することができる。
センサ電極2は、透明基材1上に形成されるものであり、外部導体(例えば、指)がタッチパネル100に接近した際に生じる、静電容量の変化を検知するために設けられるものである。従って。センサ電極2には、静電容量の変化に起因する電流を検知可能な程度に流すことができる導電性が必要である。
本発明のセンサ電極2はメッシュ状導電体25から形成されている。
メッシュ状導電体の線幅は、1μm以上30μm以下とすることができ、メッシュ状導電体の開口率は90%以上99%以下とすることができる。
メッシュ状導電体25の導電体の材料としては、優れた導電性を有する金属材料、すなわち導電性金属、例えば、金、銀、白金、銅、鉄、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウムの金属のうち1種の金属または2種以上を組み合わせた合金から適宜選択される。
尚、第1センサ電極の導電体と第2センサ電極の導電体とは、両者ともに同一の導電性金属を用いてもよく、互いに異なる導電性金属を用いてもよい。
メッシュ状導電体25の形成は、透明基材1上に上記の導電性金属を用いて蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法等により得られた金属薄膜をフォトリソグラフィー法を用いてパターニングすることや、上記の導電性金属材料を含むインキを用いてスクリーン印刷やインクジェット印刷を行うこと等の方法を採用することができる。
次に、図3により、メッシュ状導電体のパターンの決定方法について、参照メッシュパターンの決定する工程を含めて説明する。
図3(a)に示すメッシュ状導電体25のパターンは、図3(b)に示す参照メッシュパターン30を基礎にして決定されている。
図3(b)の参照メッシュパターン30においては、二つの交点36の間を延びて参照メッシュ開口部34を形成する複数の線分33から形成されており、参照メッシュ開口部34は規則的に配列されている。
図3(a)のメッシュ状導電体25においては、その開口部24が、参照メッシュパターン30の周期性を持って配列されてなる参照メッシュ開口部34を、濃淡むらを引き起こさないように配置位置の均一性を維持しつつ、その一方でモアレを十分に不可視化できる程度に、参照メッシュ開口部34の形状を変化させて該参照メッシュ開口部34の開口面積をばらつかせることにより、決定されている。
以下に説明する方法では、二つの交点36の間を延びて参照メッシュ開口部34を区画形成する複数の線分33から形成され参照メッシュパターン30を決定する工程と、参照メッシュパターン30の交点36に基づいて、メッシュ状導電体25の分岐点26の位置を決定する工程と、決定された分岐点26及び参照メッシュパターン30の線分33に基づいて、導電体要素23の位置を決定する工程と、を有している。以下、各工程について順に説明していく。
<参照メッシュパターン>
図3(b)に示すように、参照メッシュパターン30を決定する工程において、メッシュ状導電体25の基礎となる規則的なパターン、すなわち、参照メッシュパターン30を決定する。ここで決定される参照メッシュパターン30の二つの交点36の間を延びて参照メッシュ開口部34を区画形成する複数の線分33から形成されている。この参照メッシュパターン30において、菱形形状の参照メッシュ開口部34が交差する二以上の方向d1,d2に規則的に配列されている。
図3(b)に示すように、参照メッシュパターン30は、一定の菱形形状の参照メッシュ開口部34が、隙間なく敷き詰められたパターンとなっている。参照メッシュ開口部34は、互いに交差する第1方向d1及び第2方向d2にそれぞれ一定ピッチで配列されている。とりわけ、参照メッシュパターン30は、各々が第1方向d1に直線状に延び且つ第1方向d1に直交する方向に一定ピッチpで配列された複数の第1の直線30aと、各々が第2方向d2に直線状に延び且つ第2方向d2に直交する方向に前記一定ピッチpと同一の一定ピッチpで配列された第2の直線30b群と、によって形成されている。結果として、参照メッシュパターン30に含まれる参照メッシュ開口部34は、すべて同一の菱形形状に形成されている。
ところで、一般的に、表示パネルの画素配列とタッチパネルセンサ部材のメッシュ状導電体25の干渉によるモアレを不可視化する観点からは、表示パネルにおける画素の配列方向に対し、タッチパネルセンサ部材の開口部の配列方向を傾斜させることが好ましいとされている。
一方、表示パネルにおける正方格子配列された一般的な画素は、平面視において正方形形状を有しており、このような画素を用いた場合、対角線方向が画素配列方向に対して45°傾斜している。
本発明では、表示パネルにおける正方格子配列された画素とのモアレを不可視化する上では、さらに、画素の対角線方向に対しても、タッチパネルセンサ部材の開口部の配列方向を傾斜させることが有効であることが確認された。
すなわち、上記の正方形形状の画素とのモアレを不可視化する上で、開口部の配列方向が直交する画素配列方向のうちの一方dxに対してなす角度が30°以上40°以下であることが好ましく、33°以上37°以下であることより好ましく、35°であることが最も好ましかった。すなわち、正方形形状の画素とのモアレを不可視化する上で、開口部の配列方向が、直交する画素の配列方向のうちの他方dyに対してなす角度が50°以上60°以下であることが好ましく、53°以上57°以下であることより好ましく、55°であることが最も好ましかった。
図3(a)に示すように、参照メッシュパターン30が表示パネルの正方格子配列された画素とのモアレを不可視化する上では、参照メッシュパターン30における参照メッシュ開口部34の配列方向は、参照メッシュパターン30に含まれる参照メッシュ開口部34の向きを決める第1方向d1及び第2方向d2は、直交する表示パネルの画素の配列方向のうちの一方dxに対して30°以上40°以下の角度をなすことが好ましく、33°以上37°以下の角度をなすことがより好ましく、35°の角度θ1x、θ2xをなすことが最も好ましい。また、参照メッシュパターン30に含まれる参照メッシュ開口部34の向きを決める第1方向d1及び第2方向d2は、直交する画素の配列方向のうちの他方dyに対して50°以上60°以下の角度をなすことが好ましく、53°以上57°以下の角度をなすことがより好ましく、55°の角度θ1y、θ2yをなすことが最も好ましい。
したがって、第1方向d1及び第2方向d2が互いに対してなす角度(θ1x2x)は、60°以上80°以下であることが好ましく、66°以上74°以下であることがより好ましく、70°であることが最も好ましい。
すなわち、参照メッシュ開口部34の菱形形状の内角の最小角が、60°以上80°以下であることが好ましく、66°以上74°以下であることがより好ましく、70°であることが最も好ましい。
<メッシュ状導電体パターン>
メッシュ状導電体25のパターンは、上記で得た参照メッシュパターン30に従って決定され、メッシュ状導電体25の開口部24は、参照メッシュパターン30の参照メッシュ開口部34の配列方向に従う。
参照メッシュパターン30の交点36に基づいて分岐点26の位置を決定する工程について説明する。この工程では、参照メッシュパターン30の一つの交点36から、一つの分岐点26の位置を決定する。具体的には、各分岐点26は、参照メッシュパターン30の対応する交点36上、或いは、当該対応する交点36からずれた位置に配置される。この際、各分岐点26に対応する交点36からの距離と方向を組み合わせて交点36からのずれ量を不規則的に変えることにより決定することができる。このように各分岐点26が交点36からずれることによって、最終的に得られるメッシュ状導電体25の開口部24の形状が一定とはならず、モアレを効果的に目立たなくさせることができる。
なお、各分岐点26の対応する交点36からのずれ量は、導電体要素23が他の導電体要素23に接触することを回避すべく、開口部24の配列ピッチの半分未満となっていることが好ましい。一つの導電体要素23が他の導電体要素23と重なってしまうと、当該部分が視認されてしまい濃淡むらの原因となってしまう可能性があるからである。具体的には、導電体要素23が他の導電体要素23に接触することを回避すべく、各分岐点26の対応する交点36からのずれ量は、第1方向d1に直交する方向における第1の直線30a群の配列ピッチpの半分未満、且つ、第2方向d2に直交する方向における第2の直線30b群の配列ピッチpの半分未満とすることができる。
さらに、導電体要素23の位置を決定する工程について説明する。以上のようにして、メッシュ状導電体25における分岐点26の位置が決定されると、次に、決定された分岐点26に基づき、導電体要素23の位置を決定する。具体的には、参照メッシュパターン30の或る一つの線分33の両端に位置する二つの交点36にそれぞれ対応する二つの分岐点26の間を延びるように、メッシュ状導電体25の一つの導電体要素23の位置を決定する。
このようにして、センサ電極2をなすメッシュ状導電体25のメッシュパターンが形成される。メッシュ状導電体25の分岐点26の位置が、規則性を有した参照メッシュパターン30の交点36の位置に基づいて、分岐点26の位置が対応する交点36の位置から不規則的に選択された所定範囲内の量だけずれて決定されているため、得られたメッシュ状導電体25において開口部24の形状または開口面積の規則性または一定性が失われ、メッシュ状導電体25の開口部24が或る程度均一に分散して、濃淡むらの発生を抑制することができ、モアレによる不具合を回避することができる。
また、メッシュ状導電体25の分岐点26の位置が、規則性を有した参照メッシュパターン30の交点36の位置に基づいて決定されているため、表示パネルにおける正方格子配列された画素とのモアレを不可視化する上で、メッシュ状導電体25の四角形形状の開口部24の内角の最小角は、60°以上80°以下であることが好ましく、66°以上74°以下であることがより好ましく、70°であることが最も好ましい。
次に、図4は、本発明に係るセンサ電極の外周端部の周辺を示す平面図である。
図4に示すように、メッシュ状導電体25の電極要素21の外周端部を結ぶ輪郭線40は、該電極要素21を構成する最外側の導電体要素23の線状部に沿って平行に位置しているものである。
例えば、図2のセンサ電極2の電極要素21においては、その菱形形状の外周端部は、メッシュ状導電体25が区切られて導電体要素23の端部が突き出た状態となっており、その各最端部を結ぶ線が輪郭線40となる。
従来、メッシュ状導電体のパターンを所定形状に区切る輪郭線の配置によって、センサ電極としての電気特性が、メッシュ状でない透明導電体に比べて、安定し難くなる現象があったが、上記のように、メッシュ状導電体25の外周端部を結ぶ輪郭線40が、メッシュ状導電体25を構成する導電体要素23の最も外側の線状部の各々に平行に沿うように延びて位置するように形成することにより、タッチの際の静電容量の変化を安定して検出を可能とすることができる。
上記のような実施形態によって、タッチパネルセンサ部材10のメッシュ状導電体25において表示パネルの画素とのモアレ及び濃淡むらを解消し、かつ、メッシュ状導電体25の外周端部から生じる影響を少なくして電気特性を安定させたタッチパネルセンサ部材が得られる。
<第2実施形態>
図5は、本発明のタッチパネルセンサ部材の第2実施形態を示し、図5(a)はその平面図であり、図5(b)は、図5(a)のB−B’断面図である。なお、本実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する部分には同一符号を付して図示することにしてそれらの説明を省略する。
図5(a)に示すように、タッチパネルセンサ部材10は平面視上、透明基材1の面上に第1センサ電極2x及び第2センサ電極2yを有しており、図5(b)に示すように、第1センサ電極2xは透明基材1の一方の面上に有し、第2センサ電極2yは、同一の透明基材1の該第1センサ電極2xを有する側とは反対側の面上に有している。
図5(a)のタッチパネルセンサ部材10において、第1センサ電極2xは、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の第1センサ電極2xは、該第1センサ電極2xの長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素21xと、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間21xを電気的に連結する第1接続部22xとを有している。
かつ、第1センサ電極2xを有する面とは反対側の面上に有する第2センサ電極2yは、該第2センサ電極2yの長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素21yと、長手方向の隣り合う前記第2電極要素21y間を電気的に連結する第2接続部22yとを有している。
さらに、上記の第1センサ電極2xと第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、第1電極要素21xと第2電極要素21yとは平面視上重ならないように配置されている。
また、タッチパネルセンサ部材10の第1センサ電極2xと第2センサ電極の各々は、上記の第1実施形態と同様に、図3(a)及び図3(b)に示すように、複数の不規則的な四角形形状の開口部を有するメッシュ状導電体を含み、メッシュ状導電体は、複数の線分状の導電体要素と、一つの導電体要素に対して両端に位置する二つの分岐点と、前記導電体要素により区画形成された複数の前記開口部とを有しており、導電体要素は、二つの交点の間を延びた線分により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部を規則的に配列した参照メッシュパターンにおける一つの線分の両端に位置する二つの交点にそれぞれ対応する二つの分岐点の間を延びており、前記交点に対応する前記分岐点は、参照メッシュパターンにおける一つの交点上または当該一つの交点から不規則的にずれた点に位置しているものである。
また、図4に示すように、メッシュ状導電体25の電極要素21の外周端部を結ぶ輪郭線40は、該電極要素21を構成する最外側の導電体要素23の線状部に沿って平行に位置しているものである。
上記のような実施形態によって、タッチパネルセンサ部材10のメッシュ状導電体25において表示パネルの画素とのモアレ及び濃淡むらを解消し、かつ、メッシュ状導電体25の外周端部から生じる影響を少なくして電気特性を安定させたタッチパネルセンサ部材が得られる。
<第3実施形態>
図6は、本発明のタッチパネルセンサ部材の第3実施形態を示し、図6(a)はその平面図であり、図6(b)は、図6(a)のC−C’断面図である。なお、本実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する部分には同一符号を付して図示することにしてそれらの説明を省略する。
図6(a)に示すように、タッチパネルセンサ部材10は平面視上、透明基材1の面上に第1センサ電極2x及び第2センサ電極2yを有しており、図6(b)に示すように、第1センサ電極2xは透明基材1の一方の面上に有し、第2センサ電極2yは、同一の透明基材1の該第1センサ電極2xを有する側と同じ側の面上に有している。
図6(a)のタッチパネルセンサ部材10において、第1センサ電極2xは、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の第1センサ電極2xは、該第1センサ電極2xの長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素21xと、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間21xを電気的に連結する第1接続部22xとを有している。
かつ、第1センサ電極2xを有する面とは同じ側の面上に有する第2センサ電極2yは、該第2センサ電極2yの長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素21yと、長手方向の隣り合う前記第2電極要素21y間を電気的に連結する第2接続部22yとを有している。
ここで、上記の第2センサ電極2yの第2接続部22yは、図6(b)のC−C’断面図に示すように、第1センサ電極の上を絶縁層(図示せず)を介して交差し、ブリッジ状に設けられている。
さらに、上記の第1センサ電極2xと第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、第1電極要素21xと第2電極要素21yとは平面視上重ならないように配置されている。
また、タッチパネルセンサ部材10の第1センサ電極2xと第2センサ電極の各々は、上記の第1実施形態と同様に、図3(a)及び図3(b)に示すように、複数の不規則的な四角形形状の開口部を有するメッシュ状導電体を含み、メッシュ状導電体は、複数の線分状の導電体要素と、一つの導電体要素に対して両端に位置する二つの分岐点と、前記導電体要素により区画形成された複数の前記開口部とを有しており、導電体要素は、二つの交点の間を延びた線分により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部を規則的に配列した参照メッシュパターンにおける一つの線分の両端に位置する二つの交点にそれぞれ対応する二つの分岐点の間を延びており、前記交点に対応する前記分岐点は、参照メッシュパターンにおける一つの交点上または当該一つの交点から不規則的にずれた点に位置しているものである。
また、図4に示すように、メッシュ状導電体25の電極要素21の外周端部を結ぶ輪郭線40は、該電極要素21を構成する最外側の導電体要素23の線状部に沿って平行に位置しているものである。
上記のような実施形態によって、タッチパネルセンサ部材10のメッシュ状導電体25において表示パネルの画素とのモアレ及び濃淡むらを解消し、かつ、メッシュ状導電体25の外周端部から生じる影響を少なくして電気特性を安定させたタッチパネルセンサ部材が得られる。
<第4実施形態>
図7は、本発明のタッチパネルセンサ部材の第4実施形態を示し、図7(a)はその平面図であり、図7(b)は、図7(a)のD−D’断面図である。なお、本実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する部分には同一符号を付して図示することにしてそれらの説明を省略する。
図7(a)に示すように、タッチパネルセンサ部材10は平面視上、透明基材の面上に第1センサ電極2x及び第2センサ電極2yを有しており、図7(b)に示すように、第1センサ電極2xは第1透明基材1xの面上に有しており、第2センサ電極2yは、前記第1透明基材1xとは異なる第2透明基材1yの面上に有している。そして、第1透明基材1x上の第1センサ電極2xを有する側の面が、第2透明基材1y上の第2センサ電極2yを有する側と反対側の面に接するように積層されている。
図7(a)のタッチパネルセンサ部材10において、第1センサ電極2xは、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、各々の第1センサ電極2xは、該第1センサ電極2xの長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素21xと、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間21xを電気的に連結する第1接続部22xとを有している。
かつ、第1センサ電極2xを有する第1透明基材1xとは異なる第2透明基材1yの面上に有する第2センサ電極2yは、該第2センサ電極2yの長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素21yと、長手方向の隣り合う前記第2電極要素21y間を電気的に連結する第2接続部22yとを有している。
さらに、上記の第1センサ電極2xと第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、第1電極要素21xと第2電極要素21yとは平面視上重ならないように配置されている。
また、タッチパネルセンサ部材10の第1センサ電極2xと第2センサ電極の各々は、上記の第1実施形態と同様に、図3(a)及び図3(b)に示すように、複数の不規則的な四角形形状の開口部を有するメッシュ状導電体を含み、メッシュ状導電体は、複数の線分状の導電体要素と、一つの導電体要素に対して両端に位置する二つの分岐点と、前記導電体要素により区画形成された複数の前記開口部とを有しており、導電体要素は、二つの交点の間を延びた線分により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部を規則的に配列した参照メッシュパターンにおける一つの線分の両端に位置する二つの交点にそれぞれ対応する二つの分岐点の間を延びており、前記交点に対応する前記分岐点は、参照メッシュパターンにおける一つの交点上または当該一つの交点から不規則的にずれた点に位置しているものである。
また、図4に示すように、メッシュ状導電体25の電極要素21の外周端部を結ぶ輪郭線40は、該電極要素21を構成する最外側の導電体要素23の線状部に沿って平行に位置しているものである。
上記のような実施形態によって、タッチパネルセンサ部材10のメッシュ状導電体25において表示パネルの画素とのモアレ及び濃淡むらを解消し、かつ、メッシュ状導電体25の外周端部から生じる影響を少なくして電気特性を安定させたタッチパネルセンサ部材が得られる。
本発明のタッチパネルは、上記のタッチパネルセンサ部材の第1〜4実施形態のいずれか1つを有するものである。
図1に示すように、画像表示装置200において、タッチパネル100は、タッチパネルセンサ部材10と検出制御部TCに接続されて投影型静電容量結合方式タッチパネルとして構成されている。表示パネルDは表示制御部DCに接続されて構成されている。
また、本発明の画像表示装置200は、上記のタッチパネル100と表示パネルDとを組み合わせて構成されている。
1 基材
2 センサ電極
2x 第1センサ電極
2y 第2センサ電極
10 タッチパネルセンサ部材
21 電極要素
22 接続部
23 導電体要素
24 開口部
25 メッシュ状導電体
26 分岐点
30 参照メッシュパターン
33 線分
34 参照メッシュ開口部
36 交点
40 輪郭線
100 タッチパネル
200 画像表示装置
D 表示パネル
TC 検出制御部
DC 表示制御部

Claims (7)

  1. 透明基材と、
    前記透明基材の少なくとも一方の面上にセンサ電極と、を有し、
    前記センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
    各々の前記センサ電極は、該センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の電極要素と、長手方向の隣り合う前記電極要素間を電気的に連結する接続部とを有し、かつ、
    前記センサ電極は、複数の不規則的な四角形形状の開口部を有するメッシュ状導電体を含み、前記メッシュ状導電体は、複数の線分状の導電体要素と、一つの前記導電体要素に対して両端に位置する二つの分岐点と、前記導電体要素により区画形成された複数の前記開口部とを有しており、前記導電体要素は、二つの交点の間を延びた線分により形成された複数の菱形形状の参照メッシュ開口部を規則的に配列した参照メッシュパターンにおける一つの線分の両端に位置する二つの交点にそれぞれ対応する二つの分岐点の間を延びており、前記交点に対応する前記分岐点は、前記参照メッシュパターンにおける一つの交点上または当該一つの交点から不規則的にずれた点に位置しており、かつ、
    前記メッシュ状導電体の前記電極要素の外周端部を結ぶ輪郭線は、前記電極要素を構成する最外側の前記導電体要素の線状部に沿って平行に位置している
    ことを特徴とするタッチパネルセンサ部材。
  2. 請求項1に記載のタッチパネルセンサ部材において、
    前記開口部の四角形形状の内角のうち最小角が、60度以上80度以下であることを特徴とするタッチパネルセンサ部材。
  3. 請求項1〜2のいずれか1項に記載のタッチパネルセンサ部材において、
    前記センサ電極が第1センサ電極及び第2センサ電極を含み、
    前記透明基材の一方の面上に前記第1センサ電極を有し、前記第1センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
    各々の前記第1センサ電極は、該第1センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素と、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間を電気的に連結する第1接続部とを有し、
    前記透明基材の前記第1センサ電極を有する側と反対側の面に第2センサ電極を有し、前記第2センサ電極は、該第2センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素と、長手方向の隣り合う前記第2電極要素間を電気的に連結する第2接続部とを有し、
    前記第1センサ電極と前記第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、前記第1電極要素と前記第2電極要素とは平面視上重ならないように配列されている
    ことを特徴とするタッチパネルセンサ部材。
  4. 請求項1〜2のいずれか1項に記載のタッチパネルセンサ部材において、
    前記センサ電極が第1センサ電極及び第2センサ電極を含み、
    前記透明基材の一方の面上に第1センサ電極を有し、前記第1センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
    各々の前記第1センサ電極は、該第1センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素と、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間を電気的に連結する第1接続部とを有し、
    前記透明基材の前記第1センサ電極を有する側と同じ側の面に第2センサ電極を有し、前記第2センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
    各々の前記第2センサ電極は、該第2センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素と、長手方向の隣り合う前記第2電極要素間を電気的に連結する第2接続部とを有し、
    前記第1センサ電極と前記第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、前記第1電極要素と前記第2電極要素とは平面視上重ならないように配列されている
    ことを特徴とするタッチパネルセンサ部材。
  5. 請求項1〜2のいずれか1項に記載のタッチパネルセンサ部材において、
    前記透明基材は、第1透明基材及び第2透明基材を含み、
    第1透明基材の一方の面上に第1センサ電極を有し、前記第1センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
    各々の前記第1センサ電極は、該第1センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第1電極要素と、長手方向の隣り合う前記第1電極要素間を電気的に連結する第1接続部とを有し、
    第2透明基材の一方の面上に第2センサ電極を有し、前記第2センサ電極は、直線状に配列方向と直交する方向に沿って複数配列してなり、
    各々の前記第2センサ電極は、該第2センサ電極の長手方向に並ぶ複数の菱形形状の第2電極要素と、長手方向の隣り合う前記第2電極要素間を電気的に連結する第2接続部とを有し、
    第1透明基材上の第1センサ電極を有する側の面に、第2透明基材の第2センサ電極を有する側と反対側の面を接するように積層してなり、前記第1センサ電極と前記第2センサ電極とは、平面視上直交するように配置されてなり、前記第1電極要素と前記第2電極要素とは平面視上重ならないように配列されている
    ことを特徴とするタッチパネルセンサ部材。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のタッチパネルセンサ部材を有する
    ことを特徴とするタッチパネル。
  7. 請求項6に記載のタッチパネルを有する
    ことを特徴とする画像表示装置。
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