JP6246955B2 - ワイヤレスネットワークにおける統合アンテナビームトレーニングを用いたハンドオーバ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
[0001]本願は、2014年6月30日に出願された「ワイヤレスネットワークにおける統合アンテナビームトレーニングを用いたハンドオーバ(HANDOVER WITH INTEGRATED ANTENNA BEAM TRANINING IN WIRELESS NETWORKS)」と題する米国特許仮出願第14/320,322号の利益を主張し、これは、参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
[0002]この開示は、一般に通信システムに関し、特に、狭い、リンク固有のアンテナビームペアを利用するアクセス技術に関する高速ハンドオーバを可能にすることに関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話通信、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を用い得る。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、地球規模ですら通信することを可能にする共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信標準において採用されてきた。台頭してきた電気通信標準の例は、ロングタームエボリューション(LTE)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)のモバイル標準の拡張セットである。LTEは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを向上させること、新たなスペクトルを利用すること、および、ダウンリンク(DL)にOFDMAを使用し、アップリンク(UL)にSC−FDMAを使用し、かつ多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を用いる他のオープン標準とより良く統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良好にサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術における更なる改善の必要性が存在する。望ましくは、これらの改善は、これらの技術を採用する他の多元アクセス技術および電気通信標準に適用可能であるべきである。
[0005]ミリメートル波(mmW)レンジにおけるワイヤレスアクセス技術は、高い伝搬損失および低減されたマルチパスダイバシティを克服するために、終点間で通信される狭い、パス固有のアンテナビーム(例えば、ペンシルビーム)を必要とする。ミリメートル波における短い波長および制限されたリンクマージンにより、ワイヤレスチャネルは、シャドー効果に敏感になる。そのようなシャドー効果はマクロダイバシティーを介して緩和されることができる。例えば、サービスしている基地局へのリンクが害されたとき、サービスしている基地局により現在サービスされているモバイル端末は、代替ターゲット基地局へハンドオーバすることができる。現在のモビリティプロトコル、例えば、3GPPにより定義されるプロトコルあるいはインターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)は、一般に低速であるため高速シャドー効果に追従できない。さらに、現在のモビリティプロトコルによれば、モバイル端末が参加するすべてのハンドオーバ動作は、マッチングしたペンシルビームペアを作るためにモバイル端末とターゲット基地局との間でトレーニングシーケンスを実施する必要があり、それは、全体のハンドオーバ遅延を増大させる。従って、必要なことは、狭い、リンク固有のアンテナビームペアを利用するアクセス技術のための高速ハンドオーバを可能にする解決法である。
[0006]本開示のある態様において、ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するための方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。装置は、第1の基地局との第1のリンクを介してワイヤレスネットワークとデータを通信し、第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを行うためのリソースを獲得し、ここにおいて獲得したリソースはデータが第1のリンクを介して通信されている間第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスが行われることを可能にする、第2の基地局への第2のリンクを確立するためのリソースを用いて第2の基地局とのシグナリング情報の交換とビームトレーニングシーケンスを行い、ビームトレーニングシーケンスに基づいて第2のリンクのリンク強度を評価し、および前記評価に基づいて第1のリンクから第2のリンクへデータ通信を切り替えるか否かを決定するUEにおいて具現化されることができる。
[0007]図1は、ネットワークアーキテクチャの一例を例示する図である。 [0008]図2は、アクセスネットワークの一例を例示する図である。 [0009]アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を例示する図である。 [0010]図4AはLTEシステムと共に使用されるmmWシステムの例的展開を例示する図である。 [0010]図4BはLTEシステムと共に使用されるmmWシステムの例的展開を例示する図である。 [0010]図4CはLTEシステムと共に使用されるmmWシステムの例的展開を例示する図である。 [0011]図5AはUEと接続ポイントとの間のビームフォーミングされた信号の送信の一例を例示する図である。 [0011]図5BはUEと接続ポイントとの間のビームフォーミングされた信号の送信の一例を例示する図である。 [0012]図6はパス固有のビームフォーミングを用いたmmWアクセスネットワークのアーキテクチャを例示する図である。 [0013]図7は、アウェイ−リソース構造を例示する図である。 [0014]図8は基地局ビーム掃引およびモバイルステーションビーム掃引を例示する図である。 [0015]図9は異なるタイムスロットにわたるビームトレーニングシーケンスを例示する図である。 [0016]図10はワイヤレスネットワークとのリンクを維持するための方法のフローチャートである。 [0017]図11は、例示的な装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示するデータフロー図である。 [0018]図12は処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。
[0019]添付された図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、本明細書に説明される概念が実施されうる唯一の構成を表すようには意図されない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実現されることができることは当業者には明らかになるであろう。いくつかの例において、そのような概念をあいまいにすることを避けるために、よく知られた構造およびコンポーネントがブロック図形式で示される。
[0020]ここでは、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法に関して提示される。装置および方法は、以下の詳細な記述において説明され、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、処理、アルゴリズム等(集合的に「要素」と称される)によって添付の図面に例示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいはそれらのいずれかの組み合わせを使用して実施されることができる。そのような要素がハードウェアとしてまたはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは、システム全体に課せられる設計制約および特定のアプリケーションに依存する。
[0021]例として、エレメント、またはエレメントのいずれかの一部、またはエレメントのいずれかの組み合わせは、1つ以上のプロセッサを含む「処理システム」を用いてインプリメントされることができる。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲートロジック、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体を通して記載される様々な機能性を行うように構成された他の適したハードウェアを含む。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、あるいはその他で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するように広く解釈されるべきである。
[0022]従って、1つまたは複数の例示実施形態において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのいずれかの組み合わせにおいてインプリメントされることができる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令あるいはコードとして記憶もしくは符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができるいずれかの利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいはデータ構造または命令の形式で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされることができるいずれかの他の媒体を備えることができる。上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0023]図1は、LTE(登録商標)ネットワークアーキテクチャ100を例示する図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100と称されることができる。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104、発展型パケットコア(EPC)110、およびオペレータのインターネットプロトコル(IP)サービス122を含むことができる。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡潔化のために、それらのエンティティ/インターフェースは、示されていない。示されているように、EPSは、パケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に理解するように、本開示全体を通じて提示される様々な概念は、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張されることができる。
[0024]E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106および他のeNBs108を含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE)128を含むことができる。eNB106は、UE102に対するユーザおよび制御プレーンプロトコル終端を提供する。eNB106は、バックホール(例えば、X2インターフェース)を介して他のeNBs108と接続されることができる。MCE128は、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)(eMBMS)に関する時間/周波数無線リソースを割当て、eMBMSに関する無線構成(例えば、変調およびコーディングスキーム(MCS))を決定する。MCE128は、別個のエンティティまたはeNB106の一部であり得る。eNB106はまた、基地局、ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、またはその他の適切な語で呼ばれることができる。eNB106は、UE102に関するEPC110へのアクセスポイントを提供する。UEs102の例は、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレイヤ(例えば、MP3プレイヤ)、カメラ、ゲーム機器、またはいずれかの他の同様に機能するデバイスを含む。UE102はまた、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、あるいはその他の適切な用語で呼ばれることができる。
[0025]eNB106は、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112、ホーム加入者サーバ(HSS)120、他のMMEs114、サービングゲートウェイ116、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC)126、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118を含むことができる。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME112は、ベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通じて転送され、それ自体が、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UE IPアドレス割り当て、ならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118およびBM−SC126は、IPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含むことができる。BM−SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとしての役割を果たし、PLMN内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されることができ、MBMS送信をスケジュールおよび配信するために使用されることができる。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属するeNBs(例えば、106、108)にMBMSトラフィックを配信するために使用されることができ、セッション管理(開始/停止)およびeMBMSに関連する課金情報を収集することを担当することができる。
[0026]1つの観点において、UE102はLTEネットワークおよびミリメートル波(mmW)システムを介して信号を通信することができる。従って、UE102は、LTEリンクを介してeNB106および/または他のeNBs108と通信することができる。さらに、UE102は、mmWリンクを介して接続ポイント(CP)または基地局(BS)130(mmWシステム通信が可能である)と通信することができる。
[0027]さらなる観点において、他のeNBs108の少なくとも1つはLTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することができる。したがって、eNB108は、LTE+mmW eNBと呼ばれることができる。他の観点において、CP/BS130は、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することができる。したがって、CP/BS130は、LTE+mmW CP/BSと呼ばれることが出来る。UE102はLTEリンク並びにmmWリンクを介して他のeNB108と通信することができる。
[0028]さらに、他の観点において、他のeNB108は、LTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することができ、一方、CP/BS130はmmWシステムのみを介して信号を通信することができる。したがって、LTEネットワークを介して他のeNB108にシグナリングできないCP/BS130はmmWバックホールリンクを介して他のeNB108と通信することができる。EPS100のような指向性ワイヤレスネットワークにおいてUE102とCP130との間のリンクを維持する技術は以下にさらに詳細に記載される。
[0029]図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を例示する図である。この例では、アクセスネットワーク200が、多数のセルラ領域(セル群)202に分割されている。1つまたは複数のより低電力クラスのeNB208は、セル群202のうちの1つまたは複数と重複する複数のセルラ領域210を有することができる。より低電力クラスのeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、または遠隔無線ヘッド(RRH)であり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中の全てのUE206に対してEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中制御装置(centralized controller)は存在しないが、代替の構成では、集中制御装置が使用されることができる。eNBs204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線に関連する機能を担う。eNBは、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)をサポートすることができる。「セル」という用語は、特定のカバレッジエリアをサービスするeNBサブシステムおよび/またはeNBの最小のカバレッジエリアを指すことができる。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では交換可能に使用されうる。
[0030]1つの観点において、UE206はLTEネットワークおおびミリメートル波(mmW)システムを介して信号を通信することができる。したがって、UE206はLTEリンクを介してeNB204と通信することができ、mmWリンクを介して接続ポイント(CP)または基地局(BS)212(mmSシステム通信が可能である)と通信することができる。さらなる観点において、eNB204およびCP/BS212はLTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信することができる。したがって、UE206はLTEリンクおよびmmWリンクを介してeNB204と通信することができるか、またはmmWリンクおよびLTEリンク(eNB204がmmWシステム通信が可能であるとき)を介してCP/BS212と通信することができる。さらなる観点において、eNB204はLTEネットワークおよびmmWシステムを介して信号を通信し、一方、CP/BS212は、mmWシステムのみを介して信号を通信する。したがって、LTEネットワークを介してeNB204にシグナリングできないCP/BS212はmmWバックホールリンクを介してeNB204と通信することができる。
[0031]アクセスネットワーク200により採用される変調および多元接続スキームは、展開されている特定の電気通信標準に依存して変わることができる。LTEアプリケーションでは、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。以下に続く詳細な説明から当業者が容易に認識することになるように、ここで表される様々な概念はLTEアプリケーションにうまく適合される。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を用いる他の電気通信標準に容易に拡張されることができる。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(Evolution-Data Optimized)(EV−DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張されることができる。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000ファミリー標準の一部として、第三世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたインターフェース標準であり、モバイル局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを用いる。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形例を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いる移動体通信(GSM(登録商標))のためのグローバルシステム、および発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびOFDM、UTRA、E−UTRA、UMTS,LTEおよびGSMを採用するFlash-OFDMは3GPP(登録商標)団体からの文献に記載されている。CDMA2000とUMBは3GPP2団体からの文献に記載されている。実際のワイヤレス通信標準および採用される複数のアクセス技術はシステムに課せられる全体の設計制約および特定のアプリケーションに依存する。
[0032]eNBs204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有することができる。MIMO技術の使用は、eNBs204が、空間多重、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を使用することを可能にする。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用されることができる。データストリームは、全システム容量を増大させるために複数のUEs206に、またはデータレートを増大させるために単一のUE206に、送信されることができる。これは各データストリームを空間的にプリコーディングし(つまり、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後DL上の複数の送信アンテナを介して各空間的にプリコードされたストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコードされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE(s)206へと到達し、それは、UE(s)206の各々が、そのUE206を宛先とする1つ以上のデータストリームをリカバすることを可能にする。UL上で、各UE206は、各空間的にプリコードされたデータストリームを送信し、それは、eNB204が、各空間的にプリコードされたデータストリームのソースを識別可能にする。
[0033]空間多重化は一般に、チャネル条件が良好なときに使用される。チャネル条件があまり良好でないとき、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるためにビームフォーミングが使用されることができる。これは、複数のアンテナを介した送信のためにデータを空間的にプリコードすることによって達成されることができる。セルの端において良好なカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信は、送信ダイバーシティと組み合わせて使用されることができる。
[0034]以下の詳細な説明において、アクセスネットワークの様々な態様が、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内の多数のサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、正確な周波数で間隔が空けられている。スペーシング(spacing)は、受信機が複数のサブキャリアからデータをリカバすることを可能にする「直交性」を提供する。時間領域では、OFDMシンボル間干渉に対抗するために、各OFDMシンボルにガードインターバル(例えば、サイクリックプリフィックス)が付加されることができる。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散されたOFDM信号の形態でSC−FDMAを使用することができる。
[0035]図3は、アクセスネットワーク中でUE350と通信状態にあるeNB310のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ375に提供される。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、様々なプライオリティメトリクスに基づいて、UE350への無線リソース割り当て、論理およびトランスポートチャネルとの間の多重化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、暗号化、およびヘッダ圧縮を提供する。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作、損失パケットの再送、およびUE350へのシグナリングを担う。
[0036]送信(TX)プロセッサ316は種々の信号処理機能をインプリメントする。信号処理機能は、様々な変調スキーム(例えば、2位相偏移変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、M位相変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM))に基づいて信号コンステレーションへのマッピングおよびUE350における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングとインターリービングを含む。コード化されたおよび変調されたシンボルは、次に、並列ストリームに分割される。各ストリームは、次に、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数領域において基準信号(例えば、パイロット)と多重化され、その後、逆高速フーリエ変換(IFFT)を用いて一緒に結合される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコードされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調スキームを決定するため、並びに空間処理のために使用されることができる。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル条件フィードバックから導出されることができる。各空間ストリームは、つぎに、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供されることができる。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することができる。
[0037]UE350では、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を介して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報をリカバし、受信(RX)プロセッサ356に情報を提供する。RXプロセッサ356は、様々な信号処理機能をインプリメントする。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられたいずれかの空間ストリームをリカバするために、情報に対して空間処理を行うことができる。複数の空間ストリームがUE350に宛てられる場合、それらは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに結合されることができる。RXプロセッサ356は、次に、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、時間領域から周波数領域にOFDMシンボルストリームを変換する。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアに関する別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB310によって送信された最も可能性の高い信号コンステレーションポイントを決定することによってリカバおよび復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づくことができる。軟判定は、その後、物理チャネル上でeNB310によって当初送信されたデータおよび制御信号をリカバするために復号およびデインターリーブされる。その後、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ359に提供される。
[0038]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けられることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と称され得る。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルの間の逆多重化、パケットの再組立て、暗号解読(deciphering)、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。次に、上位レイヤパケットはデータシンク362に提供される。様々な制御信号もまた、処理のためにデータシンク362に提供され得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0039]ULでは、データソース367は、コントローラ/プロセッサ359に上位レイヤパケットを提供するために使用される。eNB310によるDL送信に関連して説明された機能性と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、eNB310による無線リソース割り当てに基づいて論理およびトランスポートチャネル間の多重化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、暗号化、およびヘッダ圧縮を提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作、損失パケットの再送、eNB310へのシグナリングを担う。
[0040]eNB310によって送信される基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調スキームを選択するために、および空間処理を容易にするためにTXプロセッサ368によって使用されることができる。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供されることができる。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調することができる。
[0041]UL送信は、UE350での受信機機能に関連して記載されたのと同様の方法でeNB310で処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報をリカバし、RXプロセッサ370にその情報を提供する。
[0042]コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関連付けられることができる。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることができる。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からの上位レイヤパケットをリカバするために、制御信号処理、ヘッダの解凍、暗号解読、パケットのリアセンブリ、トランスポートチャネルと論理チャネルの間の逆多重化を提供する。コントローラ/プロセッサ375からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0043]極高周波(EHF)は電磁スペクトル内のFの一部である。EHFは30GHz乃至300GHzのレンジを有し、1ミリおよび10ミリの間の波長を有する。該バンド内の無線波はミリメートル波(mmW)と呼ばれる。近似ミリメートル波は100ミリメートルの波長を備えた3GHzの周波数へ延伸することができる(超高周波(SHF)バンドは、3GHzと30GHzの間に延伸し、センチメートル波とも呼ばれる)。本開示はmmWsを参照するが、本開示は、近似mmWsにも適用されることが理解されねばならない。さらに、本開示は、mmW基地局を参照するけれども、本開示は近似mmW基地局にも適用されることが理解されねばならない。ミリメートル波長RFチャネルは極めて高い経路損失とショートレンジを有する。ミリメートル波長スペクトルにおいて有効な通信を構築するために、ビームフォーミング技術は、該極めて高い経路損失を補償するために使用されることができる。ビームフォーミング技術はRFエネルギーを狭い方向に集中させ、RFビームがその方向へさらに伝搬することを可能にする。ビームフォーミング技術を用いて、ミリメートル波長スペクトルにおける非見通し線(NLOS)RF通信は、UEに到達するためのビームの反射および/または回析に依存することができる。UEの移動または環境の変化(例えば、障害物、湿度、雨等)のためにその方向が阻止されるなら、ビームはUEに到達することができない。したがって、UEが連続したシームレスなカバレージを持つことを保証するために、出来る限り多くの異なる方向における複数のビームが利用可能である。
[0044]継続的に変化するワイヤレス環境においてモバイルUEと基地局との間のリンクを維持するためのビームフォーミング技術と方法が以下に提供される。
[0045]LTEに関するモチベーションは、モバイルデータ需要のためのセルラネットワーク帯域を増加することである。モバイルデータ需要が増加するにつれ、需要を維持するために種々の他の技術が利用されることができる。例えば、ミリメートル波(mmW)チャネルを用いて高速モバイルデータが配信されることができる。
[0046]mmWリンクはmmWビームフォーミングが可能な送信機からmmWビームフォーミングが可能な受信機へのベースバンドシンボルの配信として定義されることができる。mmWリソースユニットはビーム幅、ビーム方向およびタイムスロットの特定の組み合わせを含むことができる。タイムスロットは、LTEサブフレームの一部であり得、LTE物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)フレームタイミングに合わせることができる。送信機において、送信電力を増大させることなく受信mmW信号強度を効率的に増大させるために、ビームフォーミングが適用されることができる。受信機利得は送信機および受信機のいずれかまたは両方のmmWビーム幅を減少することにより増加されることができる。たとえば、ビーム幅は位相シフトをアンテナアレイに適用することにより変化されることができる。
[0047]mmW通信システムは超短波バンド(例えば、10GHz乃至300GHz)で動作することができる。そのような高いキャリア周波数は大きな帯域幅の使用を可能にする。例えば、60GHz mmWワイヤレスネットワークはおよそ60GHzの周波数バンドで大きな帯域幅を提供し、非常に高速のデータレート(例えば、最大6.7Gbpsまで)をサポートする能力を有する。超短波バンドは、例えば、バックホール通信またはネットワークアクセス(例えば、ネットワークをアクセスするUEs)のために使用されることができる。mmWシステムによりサポートされるアプリケーションは、たとえば、非圧縮ビデオストリーミング、sync-n-goファイル転送、ビデオゲーム、およびワイヤレスディスプレイへの投影を含むことができる。
[0048]mmWシステムは、低い利得を有するチャネルを克服するために多数のアンテナとビームフォーミングの支援により動作することができる。例えば、高いキャリア周波数バンドにおける大きな減衰は、送信された信号の距離を数メートル(例えば、1乃至3メートル)に制限する可能性がある。また、障害物(例えば、壁、家具、人間等)の存在は、高周波ミリメートル波の伝搬をブロックする可能性がある。したがって、高いキャリア周波数での伝搬特性は損失を克服するためにビームフォーミングの必要性がある。ビームフォーミングは受信デバイスへの特定の方向に高周波信号をビームフォーミングするように協働するアンテナアレイ(例えばフェーズドアレイ)を介してインプリメントされることができ、それゆえ、信号のレンジを延伸することができる。mmWシステムはスタンドアロンの態様で動作することができるけれども、mmWシステムはLTEのような、より確立された、低周波数(およびより低い帯域)システムと共にインプリメントされることができる。
[0049]1つの観点において、本開示は、LTEシステムとmmWシステムとの間の協働技術を提供する。例えば、本開示は基地局のビームフォーミング、同期、あるいはディスカバリを支援するためのより堅固なシステムのプレゼンスを利用することができる。mmWシステムと低周波システム(例えば、LTE)との間の連携は以下によって容易化される。1)mmWチャネル上でのディスカバリ、同期、あるいはアソシエーション(association)を支援するシグナリングのタイプは、異なる、より低い周波数の堅固(robust)なキャリア上で送信されることができる。2)mmWチャネルとより低い周波数キャリア(例えば、LTE)との間でディスカバリおよび同期シグナリンクを送信する順番、3)既存の接続性の利用、4)送信されたメッセージ内における基地局(BSs)/ユーザ機器(UEs)に含まれる情報、および5)LTEシグナリングに含まれる情報。
[0050]1つの観点において、mmW可能接続ポイント(CPs)または基地局(BSs)(mmW可能デバイスに関するネットワークアクセスポイント)は、電柱、建物の側面、に取り付けることができ、および/またはメトロセル(metro cells)と一緒に用いられることができる。mmWリンクは、見通し線(LOS)に沿ったビームフォーミングによりあるいは障害物周囲の主要な反射経路または回析された経路により形成されることができる。mmW可能デバイスの課題は、ビームフォーミングのための適切なLOSあるいは反射経路を見つけることである。
[0051]図4A乃至4Cは、LTEシステムと共に使用されるmmWシステムの展開例を示す図である。図4Aにおいて図400はLTEシステムがmmWシステムと独立しておよび並列に動作する展開を示す。図4Aに示されるように、UE402はLTEシステムおよびmmWシステムを介して信号を通信することができる。したがって、UE402はLTEリンク410を介してeNB404と通信することができる。LTEリンク410と並列に、UE402はまた、第1のmmWリンク412を介して第1のBS406と通信し、第2のmmWリンク414を介して第2のBS408と通信することもできる。
[0052]図4Bにおいて、図430はLTEシステムとmmWシステムが連携された展開を示す。図4Bに示されるように、UE432はLTEシステムおよびmmWシステムを介して信号を通信することができる。1つの観点において、BS434は、LTEシステムおよびmmWシステムを介して信号を通信することができるLTE eNBであり得る。したがって、BS434はLTE+mmW eNBと呼ばれることができる。他の観点において、BS434はLTEシステムおよびmmWシステムを介して信号を通信することができるmmW CPであり得る。したがって、BS434はLTE+mmW BSと呼ばれることができる。UE 432はLTEリンク436を介してBS434と通信することができる。その一方で、UE432はmmWリンク438を介してBS434と通信することもできる。
[0053]図4Cにおいて、図470は、LTEシステムとmmWシステム(LTE+mmW基地局)を介して信号を通信することができるBSはmmWシステムのみを介して信号を通信することができるBSsと一緒に存在する展開を示す。図4Cに示されるように、UE472はLTEリンク480を介してLTE+mmW BS と474と通信することができる。LTE+mmW BS474は、LTE+mmW eNBであり得る。LTEリンク480と並列に、UE472は第1のmmWリンク482を介して第2のBS476と通信することもできるし、第2のmmWリンク484を介して第3のBS478と通信することもできる。第2のBS476はさらに第1のmmWバックホールリンク484を介してLTE+mmWBS 474と通信することができる。第3のBS478は、第2のmmWバックホールリンク486を介して、LTE+mmW BS 474と通信することができる。
[0054]図5Aおよび5Bは、CPとUEとの間でビームフォーミングされた信号の送信の例を示す図である。CPはmmWシステム内のBS(mmW BS)として具現化されることができる。図5Aを参照すると、図500は異なる方向(例えば、方向A、B、C、およびD)にビームフォーミングされた信号506(例えば、シンクロナイゼーション信号あるいはディスカバリ信号)を送信するmmWシステムのCP504を示す。一例において、CP504はシーケンスA−B―C−Dに従う送信方向を掃引することができる。別の例において、CP504はシーケンスB−D−A−Cに従う送信方向を掃引することができる。4つの送信方向と2つの送信シーケンスのみが図5Aに関して記載されるけれども、任意の数の異なる送信方向および送信シーケンスが企図される。
[0055]信号を送信した後、CP504は受信モードに切り替わることができる。受信モードにおいて、CP504は、CP504が従前に異なる送信方向に同期/ディスカバリ信号を送信したシーケンスまたはパターンに対応する(マッピングする)シーケンスまたはパターンで異なる受信方向を介して掃引することができる。例えば、CP504が、シーケンスA−B−C−Dに従う送信方向において同期/ディスカバリ信号を従前に送信したなら、CP504はUE502からアソシエーション信号を受信しようとしてシーケンスA−B−C−Dに従う受信方向を掃引することができる。他の例において、CP504がシーケンスB−D−A−Cに従う送信方向に同期/ディスカバリ信号を従前に送信したなら、CP504はUE502からアソシエーション信号を受信しようとしてシーケンスB−D−A−Cに従う受信方向を掃引することができる。
[0056]各ビームフォーミングされた信号についての伝搬遅延はUE502が受信(RX)掃引を実行することを可能にする。受信モードにあるUE502は、同期/ディスカバリ信号506(図5B参照)を検出しようとして異なる受信方向を掃引することができる。同期/ディスカバリ信号506の1つまたは複数はUE502により検出されることができる。強い同期/ディスカバリ信号506が検出されると、UE502は強い同期/ディスカバリ信号に対応するCP504の最適送信方向およびUE502の最適受信方向を決定することができる。例えば、UE502は、強い同期/ディスカバリ信号506の事前のアンテナ重み/方向を決定することができ、さらに、CP504が、ビームフォーミングされた信号を最適に受信することが予測されるリソース(例えば、図7を参照して以下に記載する)を決定することができる。そのあと、UE502はビームフォーミングされた信号を介してCP504とのアソシエーションを試みることができる。
[0057]図5Bの図520を参照すると、UE502は異なる受信方向(例えば、方向E、F、G、およびH)で、ビームフォーミングされたディスカバリ信号をリッスンすることができる。一例として、UE502はシーケンスE−F−G−Hに従う受信方向を掃引することができる。他の例において、UE502はシーケンスF−H−E−Jに従う受信方向を掃引することができる。4つの受信方向と2つの受信シーケンスのみが図5Bに関して記載されているけれども、任意の数の異なる受信方向および受信シーケンスが企図される。
[0058]UE502は、ビームフォーミングされた信号526(例えば、アソシエーション信号)を異なる送信方向(例えば、方向E、F、GおよびH)に送信することによりアソシエーションを試みることができる。1つの観点において、UE502は、CP504がアソシエーション信号を最適に受信することが予測される時刻/リソースでUE502の最適な受信方向に沿って送信することによりアソシエーション信号526を送信することができる。受信モードにあるCP504は受信方向に対応する1つまたは複数のタイムスロットの期間に異なる受信方向を掃引し、UE502からアソシエーション信号526を検出することができる。強いアソシエーション信号526が検出されると、CP504は強いアソシエーション信号に対応するUE502の最適な送信方向およびCP504の最適な受信方向を決定することができる。たとえば、CP504は、強いアソシエーション信号526の事前のアンテナ重み/方向を決定することができ、さらに、UE502がビームフォーミングされた信号を最適に受信することが予測される時刻および/またはリソースを決定することができる。図5Aおよび5Bに関連して上述した任意のプロセスは、UE502とCP504が、互いにリンクを確立するための最も最適な送信および受信方向を最終的に学習するように時間とともに反復されまたはリファインされる(refined)ことができる。そのようなリファインメントおよび反復はビームトレーニングと呼ぶことができる。
[0059]1つの観点において、CP504はビームフォーミング方向の数に従って同期/ディスカバリ信号を送信するためのシーケンスまたはパターンを選択することができる。CP504は次にUE503が同期/ディスカバリ信号を検出しようとしてある数のビームフォーミング方向を掃引するのに十分長い時間量で信号を送信することができる。例えば、CPビームフォーミング方向はnにより示されることができ、ここにおいてnは0乃至Nの整数であり、Nは送信方向の最大数である。さらに、UEビームフォーミング方向はkにより示され、ここにおいて、kは0乃至Kの整数であり、Kは受信方向の最大数である。UE502がCP504から同期/ディスカバリ信号を検出すると、UE502はUE502のビームフォーミング方向がk=2であり、CP504のビームフォーミング方向n=3であるとき、最も強い同期/ディスカバリ信号が受信されることを発見することができる。したがって、UE502は対応する応答タイムスロットにおいてCP504に応答する(ビームフォーミングされた信号を送信する)のと同じアンテナ重み/方向を用いることができる。すなわち、UE502は、CP504がCP504のビームフォーミング方向n=3で受信掃引を行うことが予測されるタイムスロットの期間にUE502のビームフォーミング方向k=2を用いてCP504に信号を送信することができる。
[0060]本開示は、リンク固有のビームトレーニングでメークビフォーブレークモビリティ(make-before-break mobility)を統合するための方法および装置を提供する。1つの観点において、UEはサービング基地局および各潜在的なターゲット基地局から独立して、ビームトレーニングシーケンスおよび/またはビームリファインメントシーケンスを実施することができる。該シーケンスは各UE−基地局リンクに関する別個のビームペアを確立することができる。エアーインタフェースリソース(例えば、アウェイリソース(away-resource))は潜在的なターゲット基地局とのビームトレーニングエフォート(beam training efforts)およびデータ交換のためにUEに割り当てられることができる。リンク強度メトリックはビームトレーニング/ビームリファインメントシーケンスから派生されることができ、UEが対応するターゲット基地局のためにステート情報(シグナリング情報)を記憶/キャッシュ(cache)すべきか否かを決定するために用いられることができる。UEは、ターゲット基地局と通信するためにターゲット基地局および関連するビームに関連した情報を記憶/キャッシュすることができる。1つの観点において、UEは2つの基地局とデータを交換することができ、ここにおいて、いくつかのデータはアウェイリソースを使用する第1の基地局と交換されることができ、他のデータは、他の時間/周波数リソースを用いて第2の基地局と交換されることができる。
[0061]図6は、経路固有のビームフォーミングを備えたmmWアクセスネットワークのアーキテクチャを示す図600である。図6を参照する、4つの基地局(BS1 604、BS2 606、BS3 608、およびBS4 610)がネットワーク650に接続されている。モバイルデバイス(例えば、UE)602はBS4 610とのアクティブリンクを維持することができる。モバイルデバイス602とBS4 610はリンク(経路666)の経路に整合される適当なビームペアを作るためにビームトレーニング/ビームリファインメントシーケンスを実施することができる。トラフィックデータがアクティブリンク上で交換される間、モバイルデバイス602は経路660および/または経路662と整合される適当なビームペアを作るためにBS1 604とビームトレーニング/ビームリファインメントシーケンスを実施することができる。図6において、第1の障害652はビームを反射することができる可能性がある。それゆえ、経路660に沿ってモバイルデバイス602とBS1 604との間で移動するビームは、意図された宛先へ到達するために第1の障害物652に反射することができる。モバイルデバイス602は、また、経路664と整合される適当なビームペアを作るためにBS2 606とビームトレーニング/ビームリファインメントシーケンスも実施することができる。モバイルデバイス602は各BSに関する作成されたビームペアに関連する情報を記憶/キャッシュすることができる。第2の障害物654はモバイルデバイス602とBS3 608との間の見通し線を阻止する可能性がある。従って、モバイルデバイス602は、BS3 608とのビームトレーニング/ビームリファインメントシーケンスを実施することができない可能性がある。
[0062]1つの観点において、本開示は、複数の基地局を備えるワイヤレスアクセスネットワークに適用する。モバイルデバイスは、ワイヤレスエアーインタフェースを用いる基地局の1つまたは複数を介してネットワークをアクセスし、トラフィックデータを交換することができる。エアーインタフェースは、ある周波数レンジで動作する、その場合、モバイルデバイスと基地局との間のリンクは、各エンドポイントが、相互接続伝搬経路に沿って方向づける専用アンテナビームを作ることを要求する可能性がある。これは、5乃至6GHzを超える(すなわち、このセルラシステムに使用される周波数バンドを超える)周波数レンジに適用することができる。これは、伝搬損失を克服するために非常に狭いアンテナビームの作成が望まれる10mm(ミリメートル波レンジ)以上の波長を有する周波数レンジにも適用可能である。
[0063]モバイルデバイス−基地局リンクのためのビームペアを確立するためにモバイルデバイスと基地局との間でビームトレーニングシーケンスが実施されることができる。チャネルダイナミックスおよびユーザモビリティが存在する場合にリンクを維持するために、モバイルデバイスと基地局は周期的なビームリファインメントシーケンスを実施することができ、および/または最終的に新しいビームトレーニングシーケンスを実施することができる。ビームトレーニングおよびビームリファインメントシーケンスは両方のエンドポイント(モバイルデバイスと基地局)との間で情報を交換することを含むことができる。情報交換は、結果的に2つのエンドポイントの一方が2つのエンドポイントの他方からステート情報(シグナリング情報)を獲得する。ステート情報は、リンク上で通信するためにリンクのリモートエンドポイントとビームのタイプについての情報を含むことができる。ビームトレーニングおよびビームリファインメントシーケンスに関連するシグナリングの例はIEEE802.11ad標準仕様に見出されることができる。
[0064]モバイルデバイスと基地局は、リンクを作成し維持するためにビームトレーニングシーケンスおよび/またはビームリファインメントシーケンスを使用することができるけれども、モビリティおよびチャネルダイナミックスはモバイルデバイスを他の基地局へハンドオーバするように強制することができる。基地局間のハンドオーバはセルラ技術から一般に知られているけれども、ビームトレーニングおよび/またはビームリファインメントの必要性は固有の障害物を付加する。特に、サービング基地局とトラフィックデータを交換するためにその無線を使用しながら、ハンドオーバの候補として他の基地局をどのように見つけるかはモバイルデバイスに明らかでない可能性がある。さらに、高周波バンドにおける無線リンクはシャドー効果の影響を受けやすく、すぐに迅速に機能しなくなる。迅速な無線リンク障害に迅速に応答するためにハンドオーバ準備、すなわち、モバイルデバイスのための代替基地局の識別は速く生じなければならず、ハンドオーバは、迅速に行われなければならない。そうでなければ、ハンドオーバはワイヤレスリンクを用いたアプリケーションに知覚可能な割り込みを作る。しかしながら、高速ハンドオーバの要求は、ビームトレーニングのおよび/またはビームリファインメントの必要性と対立し、それは各リンク上でシグナリンク交換のためのかなりの時間量を要求する可能性がある。
[0065]ハンドオーバをスピードアップすることが望ましいけれども、スピーディなハンドオーバは、セルエッジで2つの基地局間の煩雑なハンドオーバ(すなわち、ピンポン効果)を生じる可能性がある。これは、高いシグナリングオーバヘッドを生じ、より高次のレイヤの性能を損なう可能性がある。それゆえ、メークビフォーブレーク(make-before-break)の態様でハンドオーバを行う、例えば、基地局の1つへのハンドオーバを完了する前にある時間の間2つまたは複数の独立した基地局を介してトラフィックをルーティングさせることが可能であることが望ましい。これは、少なくとも2つの基地局とビームトレーニングおよび/ビームリファインメントを同時に行うことを必要とする。
[0066]1つの観点において、モバイルデバイス(例えば、UE)はサービング基地局とのリンクを維持し、そのリンクを用いてネットワークとトラフィックデータを交換し、サービング基地局と定期的なビームリファインメントおよび/またはビームトレーニングを行うことができる。リンク強度メトリックは、サービング基地局とのビームトレーニングおよび/またはビームリファインメントシーケンスから派生されることができる。
[0067]定期的に、エアーインタフェースリソース(以下、「アウェイリソース」と呼ぶ)はモバイルデバイスに割り当てられることができる。モバイルデバイスは、基地局候補管理を行うためにおよびサービング基地局とのトラフィック交換を中断するためにアウェイリソース(away-resource)使用することができる。アウェイリソースは例えば、タイムスロットであり得る。基地局候補管理は、ハンドオーバのための候補となり得る他の基地局をサーチすること、既存の基地局候補をリアサート(reassert)すること、および/または基地局候補へのハンドオーバを開始することを含むことができる。基地局は、モバイルデバイスが基地局に関連するステート情報(シグナリング情報)および基地局と通信する少なくとも1つのビームに関連する情報を所有するとき基地局候補と呼ばれることができる。基地局候補に関連したステート情報は、基地局識別子(ID)またはセルIDおよびタイミング情報のような他の基地局情報を含むことができる。ステート情報はまた例えば、セッションキーのようなリンク固有の情報も含むことができる。アウェイリソースは、また候補基地局とトラフィックデータを交換するモバイルデバイスによっても使用されることができる。このように、モバイルデバイスは、サービング基地局とのデータおよびシグナリング交換、基地局候補管理、および基地局候補とのデータおよびシグナリング交換のために同じ無線機を使用することができる。
[0068]新しい基地局候補のためのサーチは、モバイルデバイスと、現在は候補基地局またはサービング基地局ではないいずれかの他の基地局との間で少なくとも1つのビームトレーニングシーケンスを行うことを含む。モバイルデバイスは関連付けられたシグナリング交換を行うために割り当てられたアウェイ−リソースを用いる。シグナリング交換から、リンク強度メトリックが派生されることができ、その値は、基地局が候補になるか否かを決定する。この場合、モバイルデバイスは、候補に関連するすべてのステート情報(シグナリング情報)を交換することができる。たとえば、モバイルデバイスは、固有のステート情報をBSに送信することができる。 モバイルデバイスは、またBSからBSステート情報を受信することができる。ステート情報を交換するために必要なさらなるシグナリングもまたアウェイリソースを用いて行われることができる。リンク強度メトリックは、モバイルデバイスまたは基地局によって独立に派生されることができるか、またはモバイルデバイスおよび基地局の両方で行われた測定を介して調和して(in unison)派生されることができる。基地局を候補として指定するか否かの決定は、モバイルデバイス、ネットワーク、または両方により行われることができる。基地局を候補として指定するか否かを決定するために交換される如何なる情報もビームトレーニングシーケンスの一部と考えることができる。
[0069]基地局候補のリアサーション(reassertion)はモバイルデバイスと候補基地局との間で少なくとも1つのビームリファインメントシーケンスまたはビームトレーニングシーケンスを行うことを含む。モバイルデバイスは関連するシグナリング交換を行うためにアウェイリソースを使用する。シグナリング交換から、リンク強度メトリックを派生させることができ、その値は、基地局が依然として候補であるか否かを決定する。基地局がもはや候補ではないと決定されるなら、モバイルデバイスは、基地局に関するすべてのステート情報(シグナリング情報)を除去することができる。さもなければ、モバイルデバイスは、基地局に関連するステート情報を更新することができ、それは例えば、基地局へのリンクに関するより正確なビームを含むことができる。
[0070]定期的に、ハンドオーバ条件は基地局候補および/またはサービング基地局のために取得されたリンク強度値を用いて評価される。決定プロセスは、種々のリンク強度値を互いに比較することに基づいていてもよいし、あるいはアナログの態様でしきい値と比較してもよい。ハンドオーバを進める決定はモバイルデバイスあるいはネットワークにより行われることができる。ハンドオーバを行うために必要なすべてのシグナリングはモバイルデバイスとサービング基地局との間で交換されることができる。シグナリングは、またモバイルデバイスと、アウェイリソースを用いてハンドオーバに関して選択された基地局候補との間でも交換することができる。
[0071]図6を参照すると、一例において、サービング基地局S4 610から候補基地局BS2 606へハンドオーバが行われると、基地局候補BS2 606は新しいサービング基地局になる。新しいサービング基地局BS2 606へのリンクはトラフィックデータを交換するためのモバイルデバイス602により使用される新しいアクティブリンクになる。新しいアクティブリンクはまた基地局BS2 606との定期的なビームトレーニングおよび/またはビームリファインメントシーケンスのためにモバイルデバイス602により使用される。新しいアウェイリソースは他の基地局(例えば、BS1 604)との候補管理を行うためにモバイルデバイス602に割り当てられることができる。
[0072]新しいアウェイリソースは、また、基地局候補とデータを交換するためにモバイルデバイスにより使用されることができる。これは、メークビフォーブレークハンドオーバを可能にし、この場合、新しい到着データが基地局候補を介して転送される間にサービング基地局とのリンク上にインフライト(in-flight)データが転送される。マルチパス多重化もまた可能であり、この場合、モバイルデバイスとネットワークとの間のデータ交換は、サービング基地局へのリンクと基地局候補へのリンクとの間で分割されることができる。これらの場合、モバイルデバイスは、アウェイリソースを用いないサービング基地局とデータ交換するとき、サービング基地局に関して記憶された/キャッシュされたビームを作ることができる。モバイルデバイスはまた、アウェイリソースを用いる基地局候補とデータ交換するとき基地局候補に関して記憶/キャッシュされたビームを作ることができる。モバイルデバイスは、2つの異なるリンク上で受信されたデータを1つのデータストリーム上に結合することができる。同様に、モバイルデバイスは、2つの異なるリンク間で出力データストリームを分割するためのスケジューラを維持することができる。
[0073]図7はアウェイリソース構造を示す図700である。アウェイリソースは1つまたは複数のタイムスロット、たとえば、タイムスロット−1 702、タイムスロット−2 704、タイムスロット−3 706、およびタイムスロット−4 708を含むことができる。複数のタイムスロットの各々は、多数のサブタイムスロットを含むことができる。例えば、タイムスロット−1 702はN個のサブタイムスロット(例えば、サブタイムスロット−1 702(1)、サブタイムスロット−2 702(2)、・・・サブタイムスロット−i 702(i)、・・・およびサブタイムスロット−N 702(N)を含むことができる。他の例において、タイムスロット−2 704はM個のサブタイムスロット(たとえば、サブタイムスロット−1 704(1)、サブタイムスロット−2 704(2)・・・サブタイムスロット−j 704(j)・・・およびサブタイムスロット−M 702(M)を含むことができる。タイムスロットは、例えば、LTEによりサポートされるスーパーフレーム、あるいはサブフレーム、フレーム内で割り当てられることができる。アウェイリソースはまた、OFDMAシステムにおけるトーンまたはサブキャリアのサブセットまたは別個の周波数バンドとして定義されることができる。1つの観点において、特定の符号拡散シーケンスはアウェイリソースとして割り当てられることができる。アウェイリソースは、ネットワーク全体で、セル全体で、あるいはモバイルデバイス毎/基地局レベルごとに構成されることができる。アウェイリソースはサブ分割、たとえば、1つのアップリンクおよびダウンリンクセクションに分割されることができる。代替的に、独立したアウェイリソースは、アップリンクおよびダウンリンク用に割り当てられることができる。アウェイリソースは、モバイルデバイスと、サービング基地局以外の基地局との間のシグナリングおよびデータ交換のために使用されることができる。アウェイリソースは、あらかじめ構成された、スケジュールされた、またはコンテンションベースの態様で複数の基地局あるいは複数のモバイルデバイス間で共有されることができる。
[0074]図8は、基地局ビームスイープ810および移動局ビームスイープ850を示す図800である。基地局ビームスイープ810を参照すると、基地局の角度範囲は参照符号812により示される。基地局は角度範囲内の多数のセクタに対応する多数のビームを送信することができる。たとえば、基地局は1つのビームを第1のセクタ814(1)、第2のセクタ814(2)・・・(i−1)番目のセクタ814(i−1)、i番目のセクタ]814(i)、(i+1)番目のセクタ814(i+1)、・・・(N−1)番目のセクタ814(N−1)、およびN番目のセクタ814(N)に沿って送信することができる。移動局ビームスイープ850を参照すると、移動局は、移動局の角度範囲内の多数のセクタに対応する多数のビームを送信することができる。例えば、移動局は、第1のセクタ854(1)、第2のセクタ854(2)、j番目のセクタ854(j)、(j+1)番目のセクタ854(j+1)、(M−1)番目のセクタ854(M−1)、およびM番目のセクタ854(M)に沿って1つのビームを送信することができる。図8に示す例において、jは3に等しくMは6に等しくすることができる。
[0075]図9は異なるタイムスロットにわたるビームトレーニングシーケンスを示す図900である。1つの観点において、ネットワーク内のすべての基地局は時間領域内において時間同期されネットワーク全体のフレーム構造を維持することができる。したがって、1つのフレームの一部のような時間リソースの固定部分はネットワーク全体のアウェイリソース(a network-wide away-resource)として割り当てられることができる。リソースはタイムスロットにサブ分割されることができ、この場合、第1のタイムスロットは基地局ビーム掃引をサポートし、第2のタイムスロットは移動局ビーム掃引をサポートし、第3のタイムスロットは基地局への移動局によるアクセス要求をサポートし、第4のタイムスロットは移動局の要求に応答する基地局をサポートすることができる。
[0076]移動局(MS)(例えば、UE)と基地局(BS)との間のビームトレーニングシーケンスは、図7乃至9に関して記載されることができる。1つの観点において、BSとMSは十分に時間同期され、それらの間のチャネルは、時分割複信(TDD)のようなレシプロカル(reciprocal)である。時間同期は、MSとBSがタイムアライメントされたフレームとタイムスロットを有することを可能にする。さらに、1フレーム構造内のタイムスロット1乃至4の発生は、ある態様でBSとMSとの間で予め定義されるかまたは共有されることができる。
[0077]図9を参照すると、BSは、水平角度カバー範囲をN個のセクタ(図8)にサブ分割することができ、第1のタイムスロット920(タイムスロット1)をサブタイムスロット(図7)の同じ量にサブ分割することができる。BS送信ビーコン掃引922の場合、BSは各セクタにおいて狭いビーム上に1つのビーコンを送信する所定のシーケンスでセクタ群をステップスルー(step through)することができる。各ビーコンはBS識別子(BS ID)のようなシグナリング情報を含むことができる。BSの送信ビーコン掃引922の期間に、MSはオープンビーム924で受信機をアクティブにするので、MSは、すべての潜在的な方向からBSビーコンを受信することができる。BSビーコン信号を受信すると、MSは、ビーコン信号が最も強い信号強度(例えば、図7のi番目のサブタイムスロットおよび図8のi番目のセクタ)で受信されたサブタイムスロットならびにBS IDを復号し、記憶/キャッシュする。
[0078]さらに、図9を参照すると、第2のタイムスロット940(タイムスロット2)において、BSは、オープンアンテナビーム962でビーコンを送信することができ、一方、MSはM個のサブタイムスロットを用いてMのセクタにわたりその受信機上で受信ビーム掃引964を行う。これは、MSがBSと通信するための最良のMSビーム(例えば、図7のj番目のサブタイムスロットおよび図8のj番目のセクタ)を決定することを可能にする。BSセクタの数Nは、MSセクタの数Mと異なっていてもよい。
[0079]第3のタイムスロット960(タイムスロット3)において、BSは、その受信機が第1のタイムスロット920(タイムスロット1)と同じシーケンスで同じセクタを用いた受信機で受信ビーム掃引962を行うことができる。BSに到達するために最良のサブタイムスロットを従前に決定したMSは、BSのための最良のMS送信ビーム964(例えば、図8のj番目のビーム)を有するサブタイムスロットでアクセス信号を送信することができる。MSは挿入することができ、そしてアクセス信号内のMS識別子(MS ID)。アクセス信号を受信するBSは、MSと通信するためにMS ID並びに対応するBSビームを派生することができる。
[0080]4番目のタイムスロット980(タイムスロット4)において、アクセス信号を送信した後、MSはBSからの応答を期待し、それゆえBS応答を受信するための対応するMS受信ビーム984を形成する。BSは、適当なBS送信ビーム982(例えば、図8のi番目のビーム)を用いてそのアクセス信号に対する応答を送信することができる。アクセスおよび応答信号の交換(ハンドシェーク)を介して、MSとBSは、互いに通信するために最良のビームペアを相互に発見した。さらなる情報を交換するためにさらなるタイムスロットが割当てられてもよい。
[0081]1つの観点において、MSはサービングBSからアウェイリソースを要求することができる。サービングBSは、アウェイリソースを割り当て、結果をMSに送るためにバックホールを介して隣接する複数のBSsと協調することができる。
[0082]他の観点において、MSは、リッスンビフォートーク(LBT)を介してアウェイリソースを自己割り当てすることができる。ここにおいて、MSはチャネルがクリアになるまでリッスンしウエイトすることができ、次に、ビーコン信号ビーム掃引を隣接する複数のBSsにブロードキャストすることができる。サービングBSもLBTプロシージャを行うことができるので、サービングBSは、MSがブロードキャストモードにあることを観察しているときは、MSにデータを送らないであろう。サービングBSは、サービングBSがさらなるデータ送信を開始する前に、隣接するBSsがMS掃引(例えば、隣接するBSsの独自の掃引を介して)に応答するための十分な時間をさらに提供することができる。同様に、サービングBSはクリアチャネルアセスメントの後で送信ビーム掃引を開始することができる。そのようなBSによりサービスされる複数のMSは、BSへのランダムアクセスの試みあるいは固有の掃引を隣接セルのMSsが行うことができるようにBSの送信掃引が完了された後までデータ送信を保持することができる。上述したプロシージャはキャリア検知多重アクセス(CSMA)タイプエアーインタフェースプロトコルに準拠している。
[0083]ビームトレーニングシーケンスは各MSとBSが複数のアンテナビーム間で切り替わることができるという仮定に基づく。各ビームは、適当な振幅および位相ベクトルを選択することにより多数のアンテナンエレメントを介して作成されることができる。代替的に、ビームは個々のアンテナ間を切り替えることによりあるいはButlerマトリクスのような、複数のアンテナに接続されたスイッチングマトリクスを用いることにより切り替えられることができる。ビームリファインメント(refinement)シーケンスは、例えば、利用可能なビームのサブセットの間で切り替えることができ、あるいはより精細なステップサイズでビームを切り替えることができる。ビームトレーニングまたはビームリファインメントシーケンスにより生成された最良のビームは、例えば、アンテナアレイの振幅および位相の設定を表すベクトルまたはビーム識別子(ID)を介して簡潔なフォームで表されることができる。
[0084]1つの観点において、ビームトレーニングおよびビームリファインメントシーケンスはIEEE802.11adテクニカル仕様書に記載されたプロトコルにしたがってインプリメントされることができる。さらなる観点において、リンク強度メトリックは、信号強度測定、信号対雑音比(SNR)測定、信号対干渉プラス雑音比(SINR)測定、データレート推定、または同様の測定に基づくことができる。他の観点において、基地局候補に関するステート情報(シグナリング情報)は、基地局候補をアクセスするためのアウェイリソースに関する情報またはアクセスのための専用のプリアンブル、セル構成設定、セッションキー、タイミングオフセット、セルIDを含むことができる。
[0085]1つの観点において、ビームトレーニングシーケンスは、各ビームペアがMSとBSとの間の伝搬経路に合致する複数のビームペアを生成することができる。MSは、ビームペアに関連するステート情報のサブセットまたはすべてをキャッシュすることができる。MSがいずれかの候補BSと維持するリンクに対応するビームペアおよびMSがサービングBSと維持するリンクに対応するビームペアのステート情報をキャッシュすることができる。リンク毎のビーム管理は、例えば、ビートレーニングシーケンスに使用されるシグナリング期間に実行されることができる。リンク毎のビーム管理は、エンドノード(MSおよびBS)が複数の経路の1つを選択すること、複数の経路間の切り替え、またはデータ多重化のために複数の経路を利用するためのメカニズムを適用することを可能にする。
[0086]1つの観点において、上に示したプロシージャの多くは、モバイルデバイス/MSに関して記載したけれども、これらのプロシージャは、BSに等しく適用されることができる。このため、複数の隣接BSsによりサービスされる潜在的なMS候補と通信するためにBSが使用するアウェイリソースがBSに割り当てられることができる。ビームトレーニングおよびビームリファインメントシーケンスはMSと同様の方法でBSにより適用されることができる。また、MSがBS候補に関するステート情報を作成するのと同様の方法でBSはMS候補に関するステート情報を作成することができる。MSを候補として指定すべきかどうか、MSの立候補を中止すべきかどうか、および/またはハンドオーバを開始すべきかどうかを決定するためにBSにより適用されるリンクメトリックベースの決定は、MSにより適用されるリンクメトリックベースの決定と同様であり得る。1つの観点において、MS候補とBS候補との間1対1の対応があり得る。このため、MSの候補であるBSもまたMSを候補として指定しなければならない(逆もまた同様)。
[0087]図10は、ワイヤレスネットワークとリンクを維持するための方法のフローチャートである。方法は、UE(例えば、図6のモバイルデバイスまたは図8および9の移動局)により実行されることができる。ブロック1002において、UEは第1の基地局との第1のリンクを介して無線ネットワークとデータを通信する。
[0088]ブロック1004において、UEは第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行するためのリソースを獲得する。獲得したリソースは、データが第1のリンクを介して通信される間、第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスが実行されるのを可能にする。1つの観点において、リソースは、タイムスロットまたは周波数バンドの少なくとも1つである。リソースは、第1の基地局または第2の基地局の少なくとも1つからのリソース割り当てを介して獲得されることができる。代替的に、リソースは、UEにより独立して獲得されることができる。
[0089]ブロック1006において、UEは、第2の基地局に対する第2のリンクを確立するためのリソースを用いて第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換する。シグナリング情報は、例えば、基地局ID、セルID、タイミング情報、リンク固有情報(例えば、セッションキー)、および/または第2のリンク上で通信するためのビームのタイプを含むことができる。1つの観点において、データは、第1のリンクを介して第1の基地局と通信され、一方第2のデータは、第2のリンクを介して第2の基地局と通信される。第1のリンクを介して受信されたデータおよび第2のリンクを介して受信された第2のデータは、単一のデータストリームに結合されることができる。さらに、または代替的に、第1のリンクを介して送信されたデータおよび第2のリンクを介して送信された第2のデータは、単一のデータストリームから生成されることができる。
[0090]ブロック1008において、UEはビームトレーニングシーケンスに基づいて第2のリンクのリンク強度を評価する。ブロック1010において、UEは第2のリンクのリンク強度がしきい値を超えるとき、第2の基地局と交換されたシグナリング情報を記憶/キャッシュすることができる。
[0091]ブロック1012において、UEはこの評価に基づいて第1のリンクからのデータ通信を第2のリンクへ切り替えるかどうかを決定する。1つの観点において、UEは、最初に他のリソースを用いて第1の基地局とビームリファインメントシーケンスを実行しシグナリグ情報交換することにより切り替えるかどうかを決定することができる。ビームトレーニングシーケンスおよびビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して実行されることができる。次に、UEはビームリファインメントシーケンスに基づいて第1のリンクのリンク強度を評価し、第1のリンクのリンク強度または第2のリンクのリンク強度の少なくとも1つをしきい値と比較する。第1のリンクのリンク強度がしきい値未満であるとき、あるいは第2のリンクのリンク強度がしきい値より大きいとき、データ通信は、第1のリンクから第2のリンクへ切り替えられることができる。
[0092]1つの観点において、UEは、第1のリンクのリンク強度、第2のリンクのリンク強度、またはしきい値に対する比較の少なくとも1つを第1の基地局または第2の基地局を介して最初にワイヤレスネットワークに報告することにより切り替えるかどうかを決定することができる。その後、UEは、報告に応答して第1の基地局または第2の基地局を介してワイヤレスネットワークから切り替えメッセージを受信することができる。したがって、UEは受信された切り替えメッセージに基づいてデータ通信を第1のリンクから第2のリンクへデータ通信を切り替えることができる。
[0093]ブロック1014において、データ通信が第2のリンクへ切り替えられると、UEは、第2の基地局と通信するために記憶されたシグナリング情報を使用することができる。
[0094]図11は、例証的な装置1102中の異なるモジュール/手段/コンポーネント間でのデータフローを例示するデータフロー図1100である。装置は、ワイヤレスネットワーク1180とのリンクを維持するためのUE(例えば、図6のモバイルデバイスまたは図8および9の移動局)であり得る。装置は、受信モジュール1104、データ通信モジュール1106、リソース獲得モジュール1108、ビームトレーニング/リファインメントモジュール1110、リンク強度評価モジュール1113、メモリ1114および送信モジュール1116を含む。
[0095]データ通信モジュール1106は、第1の基地局1150との第1のリンクを介してワイヤレスネットワーク1180とデータを通信する。リソース獲得モジュール1108は、第2の基地局1160とビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得する。獲得されたリソースは、第1のリンクを介してデータが通信されている間に第2の基地局1160とのビームトレーニングシーケンスが実行されるのを可能にする。1つの観点において、リソースは、タイムスロットまたは周波数バンドの少なくとも1つである。リソースは、第1の基地局1150または第2の基地局1160の少なくとも1つからリソース割り当てを介して獲得されることができる。代替的に、リソースは、リソース獲得モジュール1108により独立して獲得されることができる。
[0096]ビームトレーニング/リファインメントモジュール1110は、第2の基地局1160に対する第2のリンクを確立するためのリソースを用いて(受信モジュール1104および送信モジュール1116を介して)第2の基地局1160とビームトレーニングシーケンスを実行しシグナリング情報を交換する。シグナリング情報は、例えば、第2のリンク上で通信するためのビームのタイプ、リンク固有情報(例えば、セッションキー)、タイミング情報、セルID、および/または基地局IDを含むことができる。1つの観点において、データは、第1のリンクを介して第1の基地局1150と通信され、一方第2のデータは、第2のリンクを介して第2の基地局116と通信される。第1のリンクを介して受信されたデータおよび第2のリンクを介して受信された第2のデータは単一のデータストリームに結合されることができる。さらに、または代替的に、第1のリンクを介して送信されたデータおよび第2のリンクを介して送信された第2のデータは単一のデータストリームから生成されることができる。
[0097]リンク強度評価モジュール1112は、ビームトレーニングシーケンスに基づいて第2のリンクのリンク強度を評価する。メモリは、第2のリンクのリンク強度がしきい値を超えるとき第2の基地局1160と交換されたシグナリング情報を記憶/キャッシュすることができる。
[0098]データ通信モジュール1106は、評価に基づいてデータ通信を第1のリンクから第2のリンクへ切り替えるかどうかを決定する。1つの観点において、データ通信モジュール1106は、ビームトレーニング/リファインメントモジュール1110が他のリソースを用いて(受信モジュール1104および送信モジュール1116を介して)第1の基地局1150とビームリファインメントシーケンスを最初に実行しシグナリング情報を交換することを容易にすることにより切り替えるかどうかを決定することができる。ビームトレーニングシーケンスとビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して実行されることができる。リンク強度評価モジュール1112は、次にビームリファインメントシーケンスに基づいて第1のリンクのリンク強度を評価し、第1のリンクのリンク強度または第2のリンクリンク強度の少なくとも1つをしきい値と比較する。データ通信モジュール1106は第1のリンクのリンク強度がしきい値未満である、あるいは第2のリンクのリンク強度がしきい値より大きいとき、第1のリンクから第2のリンクへデータ通信を切り替えることができる。
[0099]他の観点において、データ通信モジュール1106は、最初に、第1の基地局1150または第2の基地局1160を介して、第1のリンクのリンク強度、第2のリンクのリンク強度、または、しきい値との比較の少なくとも1つをワイヤレスネットワーク1180へ(送信モジュール1116を用いて)報告することにより切り替えるべきかどうかを決定することができる。その後、その報告に応答して、第1の基地局1150または第2の基地局1160を介してワイヤレスネットワーク1180から切り替えメッセージを(受信モジュール1104を介して)受信することができる。従って、データ通信モジュール1106は、受信された切り替えメッセージに基づいて第1のリンクから第2のリンクへデータ通信を切り替えることができる。データ通信モジュール1106は、データ通信が第2のリンクへ切り替えられると、第2の基地局1160と通信するためにメモリ1114に記憶されたシグナリング情報を使用することができる。
[00100]装置は、前述された図10のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を遂行する追加のモジュールを含むことができる。このため、図10の上述したフローチャートにおける各ブロックはモジュールによって行われ、装置は、これらモジュールのうちの1つまたは複数を含むことができる。モジュールは、特に、記載された処理/アルゴリズムを行うように構成され、記載された処理/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによりインプリメントされ、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶された1つまたは複数のハードウエアコンポーネント、あるいはその他の組み合わせであり得る。
[00101]図12は、処理システム1214を用いる装置1102’のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図1200である。処理システム1214は、一般にバス1224によって表される、バスアーキテクチャを用いてインプリメントされることができる。バス1224は、処理システム1214の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に依存して、任意の数の、相互接続バスおよびブリッジを含むことができる。バス1224は、プロセッサ1204、モジュール1104, 1106、1108、1110、1112、1114、1116、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1206によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を一緒にリンクする。バス1224はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクすることができるが、それらは、当該技術において良く知られており、したがって、これ以上は説明されない。
[00102]処理システム1214は、トランシーバ1210に結合されることができる。トランシーバ1210は、1つまたは複数のアンテナ1220に結合される。トランシーバ1210は、伝送媒体を介してその他の様々な装置と通信する手段を提供する。トランシーバ1210は、1つまたは複数のアンテナ1220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1214、具体的には受信モジュール1104に提供する。加えて、トランシーバ1210は、処理システム1214、具体的には送信モジュール1116から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1220に適用される信号を生成する。処理システム1214は、コンピュータ可読媒体/メモリ1206に結合されたプロセッサ1204を含む。プロセッサ1204は、コンピュータ可読媒体/メモリ1206上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1204によって実行された場合、処理システム1214に、任意の特定の装置に関して上記に説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1206はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ1204によって操作されるデータを記憶するために使用されうる。処理システムはさらに、モジュール1104, 1106、1108、1110、1112、1114、および1116のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ1204中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1206中に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1204に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1214は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360および/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00103]1つの構成において、ワイヤレス通信のための装置1102/1102‘は、第1の基地局との第1のリンクを開始してワイヤレスネットワークとデータを通信するための手段と、第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得する手段と、ここにおいて、獲得されたリソースは、第1のリンクを介してデータが通信されている間、第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスが実行されることを可能にする、第2の基地局に第2のリンクを確立するためにリソースを用いて第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換する手段と、ビームトレーニングシーケンスに基づいて、第2のリンクのリンク強度を評価する手段と、評価に基づいて第1のリンクから第2のリンクへデータ通信を切り替えるべきかどうかを決定する手段と、第2のリンクのリンク強度がしきい値を超えるとき、第2の基地局と交換されたシグナリング情報を記憶する手段と、およびデータ通信が第2のリンクへ切り替わると第2の基地局と通信するために記憶されたシグナリング情報を使用する手段と、を含む。
[00104]前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を遂行するように構成された装置1102’の処理システム1214、および/または、装置1102の前述されたモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム1214は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含み得る。そのため、一構成において、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を遂行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[00105]開示されたプロセス/フローチャート中のステップの特定の順序または階層は、例証的なアプローチの例示であることが理解される。設計の選好に基づいて、これらプロセス/フローチャート中のステップの特定の順序または階層は、再配置されうることが理解される。さらに、いくつかのステップは、組み合わされうるか、または省略されうる。添付の方法の請求項は、サンプルの順序で様々なステップの要素を提示しているが、提示された特定の順序または階層に限定されるようには意図されない。
[00106]先の説明は、いかなる当業者であっても、本明細書に説明された様々な態様を実施することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書に定義された包括的な原理は、他の態様に適用されうる。従って、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるように意図されてはいないが、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲を付与されるべきであり、ここにおいて、単数形での要素への言及は、そうであると具体的に記載されない限り、「1つおよび1つのみ」を意味するように意図されず、むしろ「1つまたは複数」を意味するように意図される。「例示的(exemplary)」という用語は、ここで「例、実例、または例示を提供する」という意味で用いられる。「例証的」であるとして本明細書に説明されたいずれの態様も、他の態様よりも好ましいまたは有利であるとして必ずしも解釈されるべきではない。特に記載が無い限り、用語「いくつか」は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含むことができる。特に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであることができ、ここで、任意のこのような組み合わせは、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーを含むことができる。当業者に知られている、あるいは後に知られることになる本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的な同等物は、参照によってここに明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるように意図される。さらに、ここに開示されたものは何れも、このような開示が特許請求の範囲において明記されているかどうかにかかわらず、公衆に放棄されるようには意図されていない。要素が「〜のための手段」という表現を使用して明記されていない限り、どの請求項の要素もミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するためのユーザ機器(UE)の方法において、
第1の基地局との第1のリンクを介して前記ワイヤレスネットワークとデータを通信することと、
第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得することと、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、前記第1のリンクを介して前記データが通信されている間に第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスが実行されることを可能にする;
前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局と前記ビームトレーニングを実行しシグナリング情報を交換することと、
前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価することと、および
前記評価に基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるか否かを決定することと、
を備える方法。
[C2]
前記第2のリンクの前記リンク強度がしきい値を超えるとき、前記第2の基地局と交換されたシグナリング情報を記憶することと、および
前記データ通信が前記第2のリンクへ切り替わると、前記第2の基地局と通信するために前記記憶されたシグナリングを用いることと、
をさらに備えた、C1の方法。
[C3]
前記決定することは、
他のリソースを用いて前記第1の基地局と、ビームリファインメントシーケンスを行い、シグナリング情報を交換することと、
前記ビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価することと、および
前記第1のリンクの前記リンク強度または前記第2のリンクの前記リンク強度の少なくとも1つをしきい値と比較することと
を備える、C1の方法。
[C4]
前記データ通信は、
前記第1のリンクの前記リンク強度が前記しきい値未満のとき、または、
前記第2のリンクの前記リンク強度が前記しきい値よりも大きいとき、前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、C3の方法。
[C5]
前記決定することは、
前記第1のリンクの前記リンク強度、前記第2のリンクの前記リンク強度、または前記閾値との比較の少なくとも1つを、前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークに報告することと、および
前記報告に応答して前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークから切替えメッセージを受信することと、
をさらに備え、
前記データ通信は、前記受信された切替えメッセージに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、C3の方法。
[C6]
前記ビームトレーニングシーケンスおよび前記ビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して行われる、C3の方法。
[C7]
前記第2のリンクを介して第2のデータが前記第2の基地局と通信される間、前記データは、前記第1のリンクを介して前記第1の基地局と通信される、C1の方法。
[C8]
前記第1のリンクを介して受信された前記データおよび前記第2のリンクを介して受信された前記第2のデータは、単一のデータストリームに結合される、C7の方法。
[C9]
前記第1のリンクを介して送信された前記データおよび前記第2のリンクを介して送信された前記第2のデータは単一のデータストリームから生成される、C7の方法。
[C10]
前リソースは、
タイムスロットまたは周波数バンドの少なくとも1つであり、および
前記第1の基地局または前記第2の基地局の少なくとも1つからのリソース割り当てを介して獲得されるか、または前記UEにより独立に獲得される、C1の方法。
[C11]
ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するためのユーザ機器(UE)において、
第1の基地局との第1のリンクを介して前記ワイヤレスネットワークとデータを通信する手段と、
前記第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得する手段と、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、前記データが前記第1のリンクを介して通信される間、前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスを実行することを可能にする、
前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行しシグナリング情報を交換する手段と、
前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価する手段と、および
前記評価に基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定する手段と、を備えたUE。
[C12]
前記第2のリンクの前記リンク強度がしきい値を超えると、前記第2の基地局と交換されたシグナリング情報を記憶する手段と、および
前記データ通信が前記第2のリンクに切り替わると、前記第2の基地局と通信するために前記記憶されたシグナリング情報を用いる手段と、
をさらに備えたC11のUE。
[C13]
前記決定する手段は、別のリソースを用いて前記第1の基地局と、ビームリファインメントシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換し、
前記ビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価し、
前記第1のリンクの前記リンク強度または前記第2のリンクの前記リンク強度の少なくとも1つを比較する、
ように構成される、C11のUE。
[C14]
前記データ通信は、前記第1のリンクの前記強度が前記しきい値未満のとき、または前記第2のリンクの前記リンク強度が前記しきい値より大きいとき、前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、C13のUE。
[C15]
前記決定する手段は、さらに、
前記第1のリンクの前記リンク強度、前記第2のリンクの前記リンク強度、または前記しきい値に対する比較の少なくとも1つを前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークへ報告し、および
前記報告に応答して前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークから切替えメッセージを受信するように構成され、
ここにおいて、前記データ通信は、前記受信された切替えメッセージに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、C13のUE。
[C16]
前記ビームトレーニングシーケンスおよびビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して実行される、C13のUE。
[C17]
前記第2のデータが前記第2のリンクを介して前記第2の基地局と通信される間、前記第1のリンクを介して前記第1の基地局と前記データが通信される、C11のUE。
[C18]
前記第1のリンクを介して受信された前記データおよび前記第2のリンクを介して受信された前記第2のデータは単一データストリームに結合される、C17のUE。
[C19]
前記第1のリンクを介して送信された前記データおよび前記第2のリンクを介して送信された前記第2のデータは、単一データストリームから生成される、C17のUE。
[C20]
前記リソースは、タイムスロットまたは周波数バンドの少なくとも1つであり、および
前記第1の基地局または前記第2の基地局の少なくとも1つからリソース割り当てを介して獲得されるか、または前記UEにより独立して獲得される、C11のUE。
[C21]
ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するためのユーザ機器(UE)において、
メモリと、および
前記メモリに接続され、
第1の基地局との第1のリンクを介して前記ワイヤレスネットワークとデータを通信し、
第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得し、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、前記データが前記第1のリンクを介して通信される間に前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスを実行可能にする、
前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局と前記ビームトレーニングを実行し、シグナリング情報を交換し、
前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価し、
前記評価に基づいて、前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定する、
ように構成された、少なくとも1つのプロセッサ、
とを備えた、UE。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、
前記第2のリンクの前記リンク強度がしきい値を超えるとき前記第2の基地局と交換された前記シグナリング情報を記憶し、
前記データ通信が前記第2のリンクへ切り替わると前記第2の基地局と通信するために前記記憶されるシグナリング情報を用いるように構成される、C21のUE。
[C23]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
別のリソースを用いて前記第1の基地局と、ビームリファインメントシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換し、
前記ビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価し、および
前記第1のリンクの前記リンク強度または前記第2のリンクの前記リンク強度の少なくとも1つをしきい値と比較する、
ことにより決定されるように構成される、C21のUE。
[C24]
前記第1のリンクの前記リンク強度が前記しきい値未満のとき、または、
前記第2のリンクの前記リンク強度が前記しきい値より大きいとき、前記データ通信は、前記第1のリンクから前記第2のリンク切り替わる、C23のUE。
[C25]
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、
前記第1のリンクの前記リンク強度、前記第2のリンクの前記リンク強度、または前記しきい値の前記比較の少なくとも1つを前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークへ報告し、
前記報告に応答して、前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークから切替えメッセージを受信することにより決定するように構成され、ここにおいて、
前記データ通信は、前記受信された切替えメッセージにもとづいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、C23のUE。
[C26]
前記ビームトレーニングシーケンスおよび前記ビームリファインメントシーケンスは単一無線機を介して実行される、C23のUE。
[C27]
前記データは前記第1のリンクを介して前記第1の基地局と通信され、前記第2のデータは前記第2のリンクを介して前記第2の基地局と通信される、C21のUE。
[C28]
前記第1のリンクを介して受信された前記データおよび前記第2のリンクを介して受信された前記第2のデータは単一データストリームに結合され、または
前記第1のリンクを介して送信された前記データおよび前記第2のリンクを介して送信された前記第2のデータは単一データストリームから生成される、C27のUE。
[C29]
前記リソースは、タイムスロットまたは周波数バンドの少なくとも1つであり、および
前記第1の基地局または前記第2の基地局の少なくとも1つからリソース割り当てを介して獲得されるか、または前記UEにより独立に獲得される、C21のUE。
[C30]
コンピュータ読取可能媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
第1の基地局との第1のリンクを介してワイヤレスネットワークとデータを通信させ、
第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得させ、ここにおいて前記獲得されたリソースは、前記第1のリンクを介して前記データが通信される間前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスを実行可能にする、
前記ビームトレーニングを実行させ、前記第2の基地局と第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局とシグナリング情報を交換させ、
前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価させ、および
前記評価に基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定させる、
コードを備えた、ユーザ機器(UE)のコンピュータプログラムプロダクト。

Claims (30)

  1. ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するためのユーザ機器(UE)の方法において、
    第1の基地局との第1のリンクを介して前記ワイヤレスネットワークとデータを通信することと、
    第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得することと、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、第2のリンクを確立するために用いられ、前記第1のリンクを介して前記データが通信されている間に前記第2のリンクを介して前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスが実行されることを可能にする、
    前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局と前記ビームトレーニングシーケンスを実行しシグナリング情報を交換することと、
    前記第1の基地局に関連付けられたビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価することと、
    前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価することと、
    前記第1のリンクの前記リンク強度の前記評価または前記第2のリンクの前記リンク強度の前記評価のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定することと、
    を備える方法。
  2. 前記第2のリンクの前記リンク強度がしきい値を超えるとき、前記第2の基地局と交換された前記シグナリング情報を記憶することと、
    前記データ通信が前記第2のリンクへ切り替わると、前記第2の基地局と通信するために前記記憶されたシグナリング情報を用いることと、
    をさらに備えた、請求項1の方法。
  3. 別のリソースを用いて前記第1の基地局と、前記ビームリファインメントシーケンスを行い、シグナリング情報を交換することと、
    前記第1のリンクの前記リンク強度または前記第2のリンクの前記リンク強度のうちの少なくとも1つをしきい値と比較することと、ここにおいて、前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかの前記決定は、前記比較に基づく、
    をさらに備える、請求項1の方法。
  4. 前記データ通信は、
    前記第1のリンクの前記リンク強度が前記しきい値未満のとき、または、
    前記第2のリンクの前記リンク強度が前記しきい値よりも大きいとき、
    前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、請求項3の方法。
  5. 前記決定することは、
    前記第1のリンクの前記リンク強度、前記第2のリンクの前記リンク強度、または前記しきい値との前記比較のうちの少なくとも1つを、前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークに報告することと、
    前記報告に応答して前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークから切替えメッセージを受信することと、
    をさらに備え、
    前記データ通信は、前記受信された切替えメッセージに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、請求項3の方法。
  6. 前記ビームトレーニングシーケンスおよび前記ビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して行われる、ここにおいて、前記単一の無線機は、アウェイリソースを使用して前記ビームリファインメントシーケンスを実行し、他の時間/周波数リソースを使用して前記ビームトレーニングシーケンスを実行する、請求項3の方法。
  7. 前記第2のリンクを介して第2のデータが前記第2の基地局と通信される間、前記データは、前記第1のリンクを介して前記第1の基地局と通信される、請求項1の方法。
  8. 前記第1のリンクを介して受信された前記データおよび前記第2のリンクを介して受信された前記第2のデータは、単一のデータストリームに結合される、請求項7の方法。
  9. 前記第1のリンクを介して送信された前記データおよび前記第2のリンクを介して送信された前記第2のデータは単一のデータストリームから生成される、請求項7の方法。
  10. 前記リソースは、
    タイムスロットまたは周波数バンドのうちの少なくとも1つであり、および
    前記第1の基地局または前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからのリソース割り当てを介して獲得されるか、または前記UEにより独立して獲得される、請求項1の方法。
  11. ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するためのユーザ機器(UE)において、
    第1の基地局との第1のリンクを介して前記ワイヤレスネットワークとデータを通信するための手段と、
    第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得するための手段と、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、第2のリンクを確立するために用いられ、前記データが前記第1のリンクを介して通信される間、前記第2のリンクを介して前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスが実行されることを可能にする、
    前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局と前記ビームトレーニングシーケンスを実行しシグナリング情報を交換するための手段と、
    前記第1の基地局に関連付けられたビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価するための手段と、
    前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価するための手段と、
    前記第1のリンクの前記リンク強度の前記評価または前記第2のリンクの前記リンク強度の前記評価のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定するための手段と、
    を備えたUE。
  12. 前記第2のリンクの前記リンク強度がしきい値を超えると、前記第2の基地局と交換された前記シグナリング情報を記憶するための手段と、
    前記データ通信が前記第2のリンクに切り替わると、前記第2の基地局と通信するために前記記憶されたシグナリング情報を用いるための手段と、
    をさらに備えた請求項11のUE。
  13. 前記第1のリンクのリンク強度を前記評価するための手段は、
    別のリソースを用いて前記第1の基地局と、前記ビームリファインメントシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換するように構成され、
    前記データ通信を切り替えるかどうかを前記決定するための手段は、前記第1のリンクの前記リンク強度または前記第2のリンクの前記リンク強度のうちの少なくとも1つをしきい値と比較するように構成される、請求項11のUE。
  14. 前記データ通信は、
    前記第1のリンクの前記リンク強度が前記しきい値未満のとき、または、
    前記第2のリンクの前記リンク強度が前記しきい値より大きいとき、
    前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、請求項13のUE。
  15. 前記決定するための手段は、さらに、
    前記第1のリンクの前記リンク強度、前記第2のリンクの前記リンク強度、または前記しきい値との前記比較のうちの少なくとも1つを前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークへ報告し、および
    前記報告に応答して前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークから切替えメッセージを受信するように構成され、
    ここにおいて、前記データ通信は、前記受信された切替えメッセージに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、請求項13のUE。
  16. 前記ビームトレーニングシーケンスおよび前記ビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して実行される、ここにおいて、前記単一の無線機は、アウェイリソースを使用して前記ビームリファインメントシーケンスを実行し、他の時間/周波数リソースを使用して前記ビームトレーニングシーケンスを実行する、請求項13のUE。
  17. 第2のデータが前記第2のリンクを介して前記第2の基地局と通信される間、前記第1のリンクを介して前記第1の基地局と前記データが通信される、請求項11のUE。
  18. 前記第1のリンクを介して受信された前記データおよび前記第2のリンクを介して受信された前記第2のデータは単一のデータストリームに結合される、請求項17のUE。
  19. 前記第1のリンクを介して送信された前記データおよび前記第2のリンクを介して送信された前記第2のデータは、単一のデータストリームから生成される、請求項17のUE。
  20. 前記リソースは、
    タイムスロットまたは周波数バンドのうちの少なくとも1つであり、および
    前記第1の基地局または前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからリソース割り当てを介して獲得されるか、または前記UEにより独立して獲得される、請求項11のUE。
  21. ワイヤレスネットワークとのリンクを維持するためのユーザ機器(UE)において、
    メモリと、
    前記メモリに接続され、
    第1の基地局との第1のリンクを介して前記ワイヤレスネットワークとデータを通信し、
    第2の基地局とのビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得し、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、第2のリンクを確立するために使用され、前記データが前記第1のリンクを介して通信される間に前記第2のリンクを介して前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスが実行されることを可能にする、
    前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局と前記ビームトレーニングシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換し、
    前記第1の基地局に関連付けられたビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価し、
    前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価し、
    前記第1のリンクの前記リンク強度の前記評価または前記第2のリンクの前記リンク強度の前記評価のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定する、
    ように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
    を備えた、UE。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、
    前記第2のリンクの前記リンク強度がしきい値を超えるとき前記第2の基地局と交換された前記シグナリング情報を記憶し、
    前記データ通信が前記第2のリンクへ切り替わると前記第2の基地局と通信するために前記記憶されるシグナリング情報を用いるように構成される、請求項21のUE。
  23. 前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、
    別のリソースを用いて前記第1の基地局と、前記ビームリファインメントシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換し、
    前記第1のリンクの前記リンク強度または前記第2のリンクの前記リンク強度のうちの少なくとも1つをしきい値と比較し、ここにおいて、前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかの前記決定は、前記比較に基づく、
    ように構成される、請求項21のUE。
  24. 前記データ通信は、
    前記第1のリンクの前記リンク強度が前記しきい値未満のとき、または、
    前記第2のリンクの前記リンク強度が前記しきい値より大きいとき、
    前記第1のリンクから前記第2のリンクに切り替わる、請求項23のUE。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、
    前記第1のリンクの前記リンク強度、前記第2のリンクの前記リンク強度、または前記しきい値との前記比較のうちの少なくとも1つを前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークへ報告し、
    前記報告に応答して、前記第1の基地局または前記第2の基地局を介して前記ワイヤレスネットワークから切替えメッセージを受信することにより決定するように構成され、
    ここにおいて、前記データ通信は、前記受信された切替えメッセージに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ切り替えられる、請求項23のUE。
  26. 前記ビームトレーニングシーケンスおよび前記ビームリファインメントシーケンスは単一の無線機を介して実行される、ここにおいて、前記単一の無線機は、アウェイリソースを使用して前記ビームリファインメントシーケンスを実行し、他の時間/周波数リソースを使用して前記ビームトレーニングシーケンスを実行する、請求項23のUE。
  27. 前記データは前記第1のリンクを介して前記第1の基地局と通信される一方、第2のデータは前記第2のリンクを介して前記第2の基地局と通信される、請求項21のUE。
  28. 前記第1のリンクを介して受信された前記データおよび前記第2のリンクを介して受信された前記第2のデータは単一のデータストリームに結合され、または
    前記第1のリンクを介して送信された前記データおよび前記第2のリンクを介して送信された前記第2のデータは単一のデータストリームから生成される、請求項27のUE。
  29. 前記リソースは、
    タイムスロットまたは周波数バンドのうちの少なくとも1つであり、および
    前記第1の基地局または前記第2の基地局のうちの少なくとも1つからリソース割り当てを介して獲得されるか、または前記UEにより独立して獲得される、請求項21のUE。
  30. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ読取可能媒体であって、
    第1の基地局との第1のリンクを介してワイヤレスネットワークとデータを通信することと、
    第2の基地局とビームトレーニングシーケンスを実行するためにリソースを獲得することと、ここにおいて、前記獲得されたリソースは、第2のリンクを確立するために用いられ、前記第1のリンクを介して前記データが通信される間、前記第2のリンクを介して前記第2の基地局との前記ビームトレーニングシーケンスが実行されることを可能にする、
    前記第2の基地局への第2のリンクを確立するために前記リソースを用いて前記第2の基地局と前記ビームトレーニングシーケンスを実行し、シグナリング情報を交換することと、
    前記第1の基地局に関連付けられたビームリファインメントシーケンスに基づいて前記第1のリンクのリンク強度を評価することと、
    前記ビームトレーニングシーケンスに基づいて前記第2のリンクのリンク強度を評価することと、
    前記第1のリンクの前記リンク強度の前記評価または前記第2のリンクの前記リンク強度の前記評価のうちの少なくとも1つに基づいて前記第1のリンクから前記第2のリンクへ前記データ通信を切り替えるかどうかを決定することと
    を行うためのコードを備えた、非一時的コンピュータ読取可能媒体。
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