JP6246426B2 - 送信装置および受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、差動時空間符号化を用いる送信ダイバーシチ技術に関する。
無線通信では、伝送路で生じるフェージングに対して性能を改善する技術として送信ダイバーシチが用いられる。送信ダイバーシチの一つに、1つの送信系列から直交する複数の系列を生成し、それぞれを異なるアンテナから送信する時空間符号化(STBC:Space−Time Block Coding)がある。さらに、受信装置での伝送路推定を不要にする差動符号化と時空間符号化とを組み合わせた差動時空間符号化(DSTBC:Differential Space−Time Block Coding)が検討されている(非特許文献1)。
非特許文献1では、2個の送信アンテナを使用し、位相変調されたシンボルを2シンボル毎に差動時空間符号化する送信方法および受信方法が開示されている。差動時空間符号化による送信ダイバーシチ効果で伝送路の変動を補償されるので、受信装置では送信されたシンボルを正しく取得することができる。
V.Tarokoh, H.Jafrkhani、"A Differential Detection Scheme for Transmit Diversity"、 IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICATIONS, VOL.18, NO.7, JULY 2000, pp.1169-1174.
上述のような従来の差動時空間符号化を用いる送信装置が送信した信号は、受信装置において正しいシンボルを取得できることから、第三者によって傍受された場合にも比較的容易に送信系列が第三者に取得されてしまうという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、差動時空間符号化を用いる送信装置および受信装置であって、第三者が傍受によって送信系列を取得することが困難な信号を送信する送信装置、およびその送信信号を受信する受信装置を得ることを目的とする。
この発明の送信装置は、2つ以上のアンテナと、送信系列をアンテナの個数に応じた数の複数の系統に分け、複数の系統にわけた送信系列を変調してそれぞれの系統の変調シンボルを生成する変調器と、複数の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの変調シンボルに対して互いに異なる位相回転量および振幅を示す係数を決定する係数決定部と、それぞれの系統の変調シンボルを当該変調シンボルに対して決定された係数に基づいて位相回転および振幅調整する位相回転器と、それぞれの系統について位相回転後の変調シンボルを差動時空間符号化して送信シンボルを生成する符号化器と、複数の系統について、それぞれの系統の送信シンボルを無線で送信する送信信号に変換し、いずれかのアンテナに入力する送信器と、を備え、係数決定部は、複数の送信系列のそれぞれに対応して振幅の異なる係数を決定し、振幅は複数の送信系列のそれぞれに対して定められた伝送品質に応じた値であるようにしたものである。
この発明の受信装置は、差動時空間符号化されて送信された無線信号を受信するアンテナと、アンテナが受信した無線信号を受信シンボルに変換する受信器と、受信シンボルを差動時空間符号化に応じて定まる数の複数の系統に直列並列変換する直列並列変換器と、複数の系統について、それぞれの系統の受信シンボルを差動時空間復号して復号シンボルを取得する復号器と、複数の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの復号シンボルに対して互いに異なる位相回転量および振幅を示す係数を決定する係数決定部と、それぞれの系統の復号シンボルを当該復号シンボルに対して決定された係数に基づいて位相回転および振幅調整する位相回転器と、複数の系統について、それぞれの系統の位相回転された復号シンボルを復調して受信系列を取得する復調器と、を備え、係数決定部は、複数の送信系列のそれぞれに対応して振幅の異なる係数を決定し、振幅は複数の送信系列のそれぞれに対して定められた伝送品質に応じた値であるようにしたものである。
この発明の送信装置および受信装置によれば、この発明の送信装置が送信した差動時空間符号化された送信信号が傍受された場合、差動時空間復号が行われたとしても、送信装置において変調シンボルに加えられた変調シンボル毎に位相回転量の異なる位相回転を戻すことができず、正しく復調することができない。一方、この発明の受信装置によれば送信装置で変調シンボルに加えられた位相回転を元に戻して正しく復調することができ、第3者に傍受された場合にも傍受した第3者に送信系列を取得されにくい通信を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る送信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る受信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る送信装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る送信装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 実施の形態1の送信装置におけるビット列とシンボルの対応関係の一例を示す表である。 実施の形態1の送信装置におけるシンボルの複素平面における配置例を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る送信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る受信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面においては同一もしくは相当する部分に同一の符号を付している。
実施の形態1.
はじめに送信装置について説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係る送信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。この発明に係る送信装置は差動時空間符号化した信号を無線送信する装置である。図1に示す送信装置は変調器110、係数決定部120、位相回転器である乗算器130および乗算器131、符号化器140、送信器150、送信器151、アンテナ160、アンテナ161を備えている。なお、アンテナ数は3個以上であってもよく、その他の構成もアンテナ数に応じた差動時空間符号化に対応して変更して良い。
図1の送信装置が無線で送信する送信系列(ビット列とする)は変調器110に入力され、変調器110は入力されたビット列を変調する。この実施の形態では上述の通り2個のアンテナ160、161を用いる形態を前提としており、変調器110は送信系列を2つの系統に分けて変調し、2つの系統の変調シンボルを生成して、一方の系統の変調シンボル(変調シンボル1とする)を乗算器130に、もう一方の系統の変調シンボル(変調シンボル2とする)を乗算器131に入力する。なお、変調器110が行う変調は位相変調や直交振幅変調など既知の変調方式で行えばよい。また、変調シンボル1と変調シンボル2とで異なる変調を行ってもよい。
係数決定部120は乗算器130、乗算器131がそれぞれ入力された変調シンボル1、変調シンボル2に乗算する係数を決定する。乗算器130、乗算器131はそれぞれ、変調器110から入力された変調シンボル1と変調シンボル2に対して係数決定部120から入力された係数を乗算して、入力されたシンボルの位相を回転して出力する。乗算器130、乗算器131の出力は符号化器140に入力され、符号化器140は差動時空間符号の符号化(DSTBC符号化)を行って、符号化後の2系統の送信シンボルを出力する。そして、送信器150と送信器151は符号化器140が出力した2系統の送信シンボルをそれぞれ無線で送信する送信信号に変換してアンテナ160とアンテナ161に出力する。そして、アンテナ160とアンテナ161は入力された送信信号を無線送信する。
変調器110、係数決定部120、乗算器130、乗算器131、符号化器140、送信器150、送信器151はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの回路によって実現することが可能である。また、変調器110、係数決定部120、乗算器130、乗算器131、符号化器140、さらには、送信器150、送信器151が行うデジタル処理についてはプロセッサとメモリを含む周辺回路を含むハードウェアを用いて、プロセッサで実行されるプログラムで実現することも可能である。図3は変調器110、係数決定部120、乗算器130、乗算器131、符号化器140、送信器150、送信器151をASIC300で実現した送信装置のハードウェア構成の一例である。なお、これらの機能のうち例えば変調器110、係数決定部120、乗算器130、乗算器131、符号化器140などの一部のみをASICで実現することも考えられる。また、図4は変調器110、係数決定部120、乗算器130、乗算器131、符号化器140の機能をプログラムで実現した送信装置のハードウェア構成の一例であり、プロセッサ400、メモリ410、インタフェース420を備えている。なお、インタフェース420は送信系列を外部から受け取るインタフェースである。なお、送信系列を生成する機能をプロセッサ400で実行されるプログラムで実現することも可能である。
次にこの発明の実施の形態1に係る送信装置の動作を説明する。変調器110は送信するビット列が入力されると、入力されたビット列をアンテナの個数に対応して2つの系統に分けてそれぞれを変調し、複素数で表される変調シンボル1(s)、変調シンボル2(s)を出力する。なお、以下の説明では変調方式として4値の位相変調(QPSK)を用いる場合を例にする。上述の通りこの発明は変調方式をQPSKに限定するものではなく、8PSK、16PSKあるいはその他の位相変調以外の変調方式であってもよい。
QPSKによる変調では2ビットのビット列に1個のシンボルが対応付けられる。図5にQPSKを用いる場合のビット列とシンボルの対応関係の一例を示す。また、図6にQPSKの各シンボルを複素平面(IQ平面)に表した場合の配置を示す。図6ではシンボルを信号点(●)で表し、各信号点(●)に付記されている数字が対応するビット列を表している。図6に示すように、入力されたビット列をQPSKで変調した場合、出力されるシンボルはIQ平面上で象限が異なる4つの信号点のいずれかになる。なお、QPSKでは2個のシンボルを出力するためには4ビットの入力が必要であるので、変調器110は4ビットを入力される毎に1ブロックのシンボル(変調シンボル1と変調シンボル2)を出力する。
一方、係数決定部120は乗算器130、乗算器131が変調器110の出力である変調シンボル1と変調シンボル2に乗算する係数(x、x)を決定する。係数決定部120が行う係数決定の方法の具体例を示す。1つの例として、あらかじめ定められた単位位相回転量rot[rad]とrot[rad]に基づいてシンボル毎の位相回転量θ、θを以下の式1、式2により求め、求めた位相回転量θとθから係数x、xを以下の式3、式4で決定する方法がある。ここで、nは時系列に沿って1シンボル毎に増加するシンボル番号である。この方法によればシンボル毎に位相回転量がrot(もしくはrot)ずつ増加する。なお、単位位相回転量rot、rotを位相回転情報として外部から係数決定部120に入力して変更可能にする形態も考えられる。
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また、別の方法としてシンボル毎に位相回転量の変動幅が変化するようにすることも考えられる。係数決定部120は、シンボル毎の位相回転量の系列rot1,n、rot2,n(n=0,1,...)を保持しておき、式5、式6に従ってシンボルごとに位相回転量θ、θを求める。なお、係数決定部120が保持するrot1,n、rot2,nの個数は上限を定めておき、上限に達したときは初めに戻るようにすればよい。また、先の例と同様に係数決定部120の外部から位相回転情報として位相回転量の系列rot1,n、rot2,nを入力する形態も考えられる。
Figure 0006246426
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乗算器130、乗算器131は係数決定部120から指定された係数を入力されたシンボルに乗算することで入力されたシンボルの位相を回転する位相回転器である。乗算器130、乗算器131は、それぞれ式7、式8に示す変調シンボル1(s)、変調シンボル2(s)と係数x、xとの複素乗算を行い、位相回転シンボルy、yを出力する。例えば、QPSKで−π/8以下、+π/8以上の位相回転をした場合、信号点が異なる象限になるので、位相回転した状態では正しく復調することができなくなる。
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符号化器140は、乗算器130、乗算器131から入力される位相回転シンボルy、yをDSTBC符号化する。ある時刻k(k=1,2,...)に入力される位相回転シンボルy1,k、y2,kをDSTBC符号化するとき、得られる送信シンボルCは以下の式9で表される。なお、Cはあらかじめ差動時空間符号化の初期値として定めるものである。
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ここで、Y、Cはそれぞれ以下の式10、式11で定義される。なお、*(アスタリスク)は共役複素数を表す。
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符号化器140はDSTBC符号化により得た送信シンボルを送信器150と送信器151に出力する。ここでは、符号化器140は2つのアンテナに対応した2つの系統の送信シンボルを出力する。符号化器140は送信器150に送信シンボルc1、kと−c2,k を、送信器151に送信シンボルc2、kとc1,k を出力する。送信器150、送信器151はそれぞれ入力された送信シンボルを無線で送信する送信信号に変換する。なお、送信器150、送信器151が行う処理は、デジタルアナログ変換、周波数変換、フィルタ処理等の無線で送信する信号を得るために行う一般的な処理である。そして、アンテナ160とアンテナ161がそれぞれ送信器150、送信器151が出力する送信信号を無線で送信する。
次に受信装置について説明する。図2はこの発明の実施の形態1に係る受信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。この発明に係る受信装置は上述の差動時空間符号化した信号を無線送信する送信装置と対向し、当該無線送信された信号を受信する。図2に示す受信装置は復調器210、係数決定部220、位相回転器である除算器230および除算器231、復号器240、直列並列変換器270、送信器250、アンテナ260を備えている。
アンテナ260は対向する送信装置が無線送信した信号を受信して、受信器250に入力する。受信器250は入力された受信信号を受信シンボルに変換する。直列並列変換器270は受信器250で変換された連続する2つの受信シンボルを並列化し、2つの受信シンボルの系統にして復号器240に入力する。復号器240は入力された2つの受信シンボルの系統のそれぞれを差動時空間復号して2つのシンボル(復号シンボル1と復号シンボル2の2つの系統の復号シンボル)を取得し、一方(復号シンボル1とする)を除算器230に、他方(復号シンボル2とする)を除算器231に入力する。上述の送信装置と同様に受信装置が備えるそれぞれの機能は、ASIC等で構成された回路、あるいはプロセッサおよびその周辺回路で構成されたハードウェアとプロセッサ上で実行されるプログラムにより実現することが可能である。
係数決定部220は除算器230、除算器231がそれぞれに入力された復号シンボル1、復号シンボル2を除算する係数を決定する。除算器230、除算器231はそれぞれ、復号器240から入力された復号シンボル1と復号シンボル2を係数決定部220から入力された係数で除算して、それぞれ受信変調シンボル1と受信変調シンボル2を出力する。そして復調器210は入力された受信変調シンボル1と受信変調シンボル2を復調して復調したビット列を直列化した受信ビット列(受信系列)を出力する。
次に、この発明の受信装置の動作を説明する。アンテナ260は対向する送信装置の2つのアンテナ(図1のアンテナ160とアンテナ161)から無線で送信された信号を受信し、受信した信号を受信器250に出力する。受信器250は、受信信号をベースバンドの受信シンボルに変換する。受信器250が行う処理は、フィルタ処理、周波数変換、アナログデジタル変換などの無線で受信した信号をデジタル処理可能な受信シンボルに変換するための一般的な処理である。
直列並列変換部270は、受信器250からシリアルに入力される受信シンボルを2シンボルずつ並列化し、2つの系統の受信シンボルにして復号器240に出力する。並列化した2つの受信シンボルの系統について、一方の系統を受信シンボル1(r)とし、他方の系統を受信シンボル2(r)とする。復号器240は入力された受信シンボルを差動時空間復号(DSTBC復号)する。DSTBC復号は、ある時刻kに入力された2つの受信シンボルr1,k、r2,kとし、DSTBC復号後のシンボルを復号シンボルz1,k(復号シンボル1)、z2,k(復号シンボル2)とすると、以下の式12で表すことができる。
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ここで、R、Zはそれぞれ以下の式13、式14で定義される。
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そして復号器240はDSTBC復号で得られた復号シンボルz、zをそれぞれ除算器230と除算器231に入力する。除算器230と除算器231に入力される復号シンボルは、送信装置において係数1が乗算されたシンボルに復号シンボル1(z)が対応し、送信装置において係数2が乗算されたシンボルに復号シンボル2(z)が対応するようにする。なお、これ以降では時刻を表すサフィックスkを省略して表記している。係数決定部220は図1の送信装置に示した係数決定部120と同様であるので詳細な説明は省略する。係数決定部220は除算器230に係数xを、除算器231に係数x2を入力する。復号シンボル1が送信装置において係数1が乗算されたシンボルに対応するようにしたり、n=0のタイミングを対向する送信装置と同期したりすることは、無線通信のフレームやスーパーフレーム等のタイミングと関連付けることで容易に行うことができる。
除算器230と除算器231は、それぞれ次式の通り、DSTBC復号された2つの系統の復号シンボルz、zを係数x、xで除算して位相回転し、受信変調シンボルu、uを出力する。
Figure 0006246426
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そして、復調器210は、受信変調シンボルu、uを復調して、得られたビット列を直列化して出力する。なお、復調器210が行う復調処理は、対向する送信装置の変調処理と対になる処理を行うものとする。この実施の形態の復調器210は、上述の送信装置が行うQPSKによる変調と対になる復調をする。図6に示すように、QPSKで変調されたシンボルは4つの象限のいずれか1点を取る。そのため、受信変調シンボルu、uがどの象限のシンボルかを判定し、該当する象限のビット列が送信されたと判定する。
上述のようにこの実施の形態の送信装置は、2つのアンテナと、送信系列をアンテナの個数に応じた2個の系統に分け、2個の系統にわけた送信系列を変調してそれぞれの系統の変調シンボルを生成する変調器と、2個の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの変調シンボルに対して互いに異なる位相回転量を示す係数を決定する係数決定部と、それぞれの系統の変調シンボルを当該変調シンボルに対して決定された係数を乗算して位相回転する乗算器(位相回転器)と、それぞれの系統について位相回転後の変調シンボルを差動時空間符号化して送信シンボルを生成する符号化器と、2個の系統について、それぞれの系統の送信シンボルを無線で送信する送信信号に変換し、2個のアンテナのいずれかにそれぞれ入力する送信器と、を備えるようにした。
また、この実施の形態の受信装置は、送信装置で差動時空間符号化されて送信された無線信号を受信するアンテナと、当該アンテナが受信した無線信号を受信シンボルに変換する受信器と、受信シンボルを送信装置が行う差動時空間符号化に応じて定まる数の2個の系統に直列並列変換する直列並列変換器と、2個の系統について、それぞれの系統の受信シンボルを差動時空間復号して復号シンボルを取得する復号器と、2個の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの復号シンボルに対して互いに異なる位相回転量を示す係数を決定する係数決定部と、それぞれの系統の復号シンボルを当該復号シンボルに対して決定された係数で除算して位相回転する除算器(位相回転器)と、2個の系統について、それぞれの系統の位相回転された復号シンボルを復調して受信系列を取得する復調器と、を備えるようにした。
これにより、この実施の形態の送信装置が送信した差動時空間符号化された送信信号が傍受された場合、差動時空間復号が行われたとしても、送信装置において変調シンボルに加えられた変調シンボル毎に位相回転量の異なる位相回転を戻すことができず、正しく復調することができない。一方、この実施の形態の受信装置によれば送信装置で変調シンボルに加えられた位相回転を元に戻して正しく復調することができる。このように、第3者に傍受された場合にも傍受した第3者に送信系列を取得されにくい通信を行うことができる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2に係る送信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。実施の形態1に示した送信装置に対して、送信系列1が入力される変調器110aと送信系列2が入力される変調器110bを備えており、変調器110aの出力が変調シンボル1として乗算器130に、変調器110bの出力が変調シンボル2として乗算器131に入力されている点と係数決定部180を備える点が異なる。この実施の形態に係る送信装置は実施の形態1に示した送信装置と同様にASIC等を用いた回路、あるいはプロセッサとその周辺回路を有するハードウェアとプロセッサ上で実行されるプログラムで実現することが可能である。
次にこの実施の形態に係る送信装置の動作を説明する。なお、乗算器130、乗算器131、符号化器140、送信器150、送信器151、アンテナ160、アンテナ161の動作は実施の形態1と同様である。ここでは実施の形態1との差分を中心にこの実施の形態に係る送信装置の動作を説明する。
変調器110a、変調器110bはそれぞれ入力される送信系列1または送信系列2を変調する。ここでは送信系列1および送信系列2をビット系列とする。変調器110a、変調器110bは入力されたビット系列を実施の形態1の変調器110と同様に変調してそれぞれ変調シンボル1(s)、変調シンボル2(s)を出力する。実施の形態1の変調器110が2シンボルを単位として出力したのに対し、変調器110a、変調器110bはそれぞれが1シンボルずつ出力する。
係数決定部180は、乗算器130、乗算器131に対してそれぞれ係数xとxを以下の式17、式18に基づいて決定する。なお、位相回転量θ、θの決定方法は実施の形態1と同様でよい。
Figure 0006246426
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ここで、A、Aは送信系列1と送信系列2に対応してあらかじめ定められた振幅値を表す。なお、位相回転情報と同様に外部から振幅値情報として送信系列1と送信系列2に対応した振幅値を入力するようにしてもよい。なお、振幅値A、Aは以下の式19を満たすことが望ましく、これにより、係数乗算前と係数乗算後の2シンボルの平均電力を同じにすることができ、DSTBC符号化後の平均電力を一定にすることができる。
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例えば、振幅値A、Aは送信系列1と送信系列2に必要な伝送品質の比率に基づいて定めることができる。具体的には、ビット列1に必要な伝送品質に対してビット列2がP倍の伝送品質を必要とする場合、以下の式20を満たすようにすることが考えらえる。なお、振幅値情報として例えば上述のP(品質情報)を入力するようにしてもよい。
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次に、この発明の実施の形態2に係る受信装置について説明する。図8は、この発明の実施の形態2に係る受信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。実施の形態1に示した受信装置に対して、除算器230と除算器231の出力を復調する復調器210の代わりに、除算器230の出力を復調する復調器210aと除算器231の出力を復調する復調器210bとを備え、係数決定部210の代わりに係数決定部280を備える点が異なる。この実施の形態に係る受信装置は実施の形態1に示した受信装置と同様にASIC等を用いた回路、あるいはプロセッサとその周辺回路を有するハードウェアとプロセッサ上で実行されるプログラムで実現することが可能である。
次にこの実施の形態の受信装置の動作について説明する。なお、アンテナ260、受信器250、直列並列変換器270、復号器240、除算器230、除算器231の動作は実施の形態1と同様である。ここでは実施の形態1との差分を中心にこの実施の形態に係る受信装置の動作を説明する。
係数決定部280は、図5に示す送信装置を構成する係数決定部180と同じものであり、同様の処理でx、xを決定する。なお、振幅値A、Aはあらかじめ同じ値となるように定めておけばよいし、あるいは通信開始時にそれぞれを生成するために必要な情報を送受し、生成するなどしてもよい。係数決定部280が決定した係数x、xを用いて除算器230、除算器231はそれぞれ入力されたシンボルの位相を回転して、受信変調シンボル1、受信変調シンボル2を出力する。これにより、対向する送信装置の乗算器130、乗算器131で加えられた位相回転を元に戻すことができる。復調器210a、復調器210bは、それぞれ受信変調シンボル1と受信変調シンボル2に対して復調処理を行い、受信系列1、受信系列2を出力する。なお、復調処理は、送信装置の変調処理で用いた変調方式に対応する処理を用いるものとする。
上述のようにこの実施の形態の送信装置は、2つのアンテナと、2つの送信系列が入力され、入力された2つの送信系列を2個の系統の送信系列として変調してそれぞれの系統の変調シンボルを生成する変調器と、2個の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの変調シンボルに対して互いに異なる位相回転量を示し、送信信号の振幅をそれぞれの送信系列に定められた伝送品質に応じた振幅にする係数を決定する係数決定部と、それぞれの系統の変調シンボルを当該変調シンボルに対して決定された係数を乗算して位相回転する乗算器(位相回転器)と、それぞれの系統について位相回転後の変調シンボルを差動時空間符号化して送信シンボルを生成する符号化器と、2個の系統について、それぞれの系統の送信シンボルを無線で送信する送信信号に変換し、2個のアンテナのいずれかにそれぞれ入力する送信器と、を備えるようにした。
この実施の形態の送信装置によれば、実施の形態1の送信装置の効果に加え、送信系列毎に異なる変調方式を用いるなど、必要な品質が異なる送信系列を送信する場合、送信系列ごとに定められた品質に応じて振幅を調整することが可能であり、送信信号の平均信号電力をより適切に調整して送信することが可能になる。
また、係数乗算前と乗算後で2個の系統の送信シンボルの平均電力を同じにするよう係数を決定することにより、差動時空間符号化後の平均電力を一定にできる。
以上のようにこの発明の送信装置および受信装置は、差動時空間符号化された無線信号を伝送において、伝送される無線信号を傍受した第三者が送信装置から送信される送信系列を取得することを困難にすることができ、秘匿性の高い通信を提供することができる。
110、110a、110b 変調器、120 係数決定部、130,131 乗算器、140 符号化器、150、151 送信器、160、161 アンテナ、180 係数決定部、210、210a、210b 復調器、220 係数決定部、230、231 除算器、240 復号器、250 受信器、260 アンテナ、270 直列並列変換器、280 係数決定部、300 ASIC、400 プロセッサ、410 メモリ、420 インタフェース。

Claims (5)

  1. 2つ以上のアンテナと、
    送信系列を前記アンテナの個数に応じた数の複数の系統に分け、前記複数の系統にわけた送信系列を変調してそれぞれの前記系統の変調シンボルを生成する変調器と、
    前記複数の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの前記変調シンボルに対して互いに異なる位相回転量および振幅を示す係数を決定する係数決定部と、
    それぞれの前記系統の前記変調シンボルを当該変調シンボルに対して決定された前記係数に基づいて位相回転および振幅調整する位相回転器と、
    それぞれの前記系統について位相回転後の前記変調シンボルを差動時空間符号化して送信シンボルを生成する符号化器と、
    前記複数の系統について、それぞれの前記系統の前記送信シンボルを無線で送信する送信信号に変換し、前記アンテナのいずれかに入力する送信器と、
    を備え
    前記係数決定部は、複数の送信系列のそれぞれに対応して振幅の異なる前記係数を決定し、
    前記振幅は前記複数の送信系列のそれぞれに対して定められた伝送品質に応じた値である
    ことを特徴とする送信装置。
  2. 前記変調器は前記複数の送信系列が入力され、当該入力された前記複数の送信系列を前記複数の系統に分けた送信系列として変調することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記係数決定部は、前記複数の送信系列のそれぞれに対応して振幅の異なる前記係数を決定し、それぞれの前記送信系列に対応する前記振幅は前記アンテナから送信されるそれぞれの信号の送信電力の和を一定にする値であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記係数決定部は、それぞれの前記系統において連続する前記変調シンボル間の位相回転量の差が異なる値となる前記係数を決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の送信装置。
  5. 差動時空間符号化されて送信された無線信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナが受信した無線信号を受信シンボルに変換する受信器と、
    前記受信シンボルを前記差動時空間符号化に応じて定まる数の複数の系統に直列並列変換する直列並列変換器と、
    前記複数の系統について、それぞれの前記系統の前記受信シンボルを差動時空間復号して復号シンボルを取得する復号器と、
    前記複数の系統のそれぞれについて、当該系統のそれぞれの前記復号シンボルに対して互いに異なる位相回転量および振幅を示す係数を決定する係数決定部と、
    それぞれの前記系統の前記復号シンボルを当該復号シンボルに対して決定された前記係数に基づいて位相回転および振幅調整する位相回転器と、
    前記複数の系統について、それぞれの前記系統の位相回転された前記復号シンボルを復調して受信系列を取得する復調器と、
    を備え
    前記係数決定部は、複数の送信系列のそれぞれに対応して振幅の異なる前記係数を決定し、
    前記振幅は前記複数の送信系列のそれぞれに対して定められた伝送品質に応じた値である
    ことを特徴とする受信装置。
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