JP6244726B2 - 暗視装置 - Google Patents

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Description

この発明は、増幅部を備える暗視装置に関する。
従来、増幅部を備える暗視装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、入射光を増幅する増幅部と、増幅部により増幅された出力光に基づいて画像を撮像する撮像部と、撮像された画像に基づいて、増幅部のゲインを制御する制御手段とを備える画像取得装置(暗視装置)が開示されている。
特開2010−98427号公報
上記特許文献1の画像取得装置(暗視装置)では、撮像された画像に基づいて増幅部のゲインを制御して、増幅部の焼き付きをある程度は防止している一方、増幅部の焼き付きをより確実に防止することが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、増幅部の焼き付きをより確実に防止することが可能な暗視装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における暗視装置は、入射光を増幅する増幅部と、増幅部により増幅された出力光に基づいて画像を撮像する撮像部と、増幅部の出力光に基づいて、増幅部のゲートを制御することによって、増幅部に入射する光の増幅のオンオフを制御する制御手段とを備える。
この発明の一の局面による暗視装置では、上記のように、増幅部の出力光に基づいて、増幅部のゲートを制御することによって、増幅部に入射する光の増幅のオンオフを制御する制御手段を設けることによって、増幅部の出力光を直接取得して増幅部のゲートを制御することができるので、増幅部の焼き付きをより確実に防止することができる。

上記一の局面による暗視装置において、好ましくは、制御手段は、増幅部の出力光および撮像部により撮像された画像に基づいて、増幅部および撮像部を一元的に制御するように構成されている。このように構成すれば、増幅部と撮像部とを一元的に制御することにより、増幅部および撮像部の動作を互いに競合させることなく、輝度調整をスムーズに行うことができるので、低照度環境下での感度を向上させることができるとともに、過大光が増幅部に入射した場合でも増幅部が焼き付きなどにより損傷することを防止することができる。また、撮像部により撮像された画像に基づいて増幅部および撮像部を制御することによって、撮像された画像において局所的に輝度が高い部分を検知することができるので、増幅部が焼き付きを起こすのを効果的に防止することができる。
上記一の局面による暗視装置において、好ましくは、増幅部は、出力光の光量モニタ信号を制御手段に出力するように構成されている。このように構成すれば、制御手段が容易に増幅部の出力光を取得することができるので、増幅部の焼き付きを容易に確実に防止することができる。
上記一の局面による暗視装置において、好ましくは、制御手段は、増幅部の出力光に基づいて、増幅部のゲートおよびゲインを制御するように構成されている。このように構成すれば、増幅部のゲートおよびゲインが制御手段により制御されるので、増幅部のゲートを制御して増幅部の焼き付きを容易に防止しつつ、増幅部のゲインを制御して入射光を適切に増幅させることができる。
上記一の局面による暗視装置において、好ましくは、制御手段は、ソフトウェアにより制御を行う信号処理部と、増幅部の制御を行うハードウェアとしての制御回路とを含み、増幅部の出力光量が第1レベル以上の場合、増幅部のゲート制御を、信号処理部によるソフトウェア制御から制御回路によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている。このように構成すれば、増幅部の出力光量が焼き付きを起こすレベルに近づいた場合に、処理の速い制御回路によるハードウェア制御に切り替えられるので、ソフトウェア制御により増幅部のゲート制御を行う場合に比べて、処理速度を速くすることができる。これにより、増幅部が焼き付きを起こさないように迅速に制御して、増幅部の焼き付きを確実に防止することができる。
この場合、好ましくは、制御回路は、増幅部の出力光量が第1レベル以上か否かを判定するとともに、増幅部の出力光量が第1レベル以上の場合、増幅部のゲート制御を、信号処理部によるソフトウェア制御から制御回路によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている。このように構成すれば、増幅部のゲート制御を処理の速い制御回路によるハードウェア制御により切り替えることができるので、ソフトウェア制御により切り替える場合に比べて、切替速度を速くすることができる。これにより、増幅部の焼き付きをより確実に防止することができる。
上記一の局面による暗視装置において、好ましくは、制御手段は、撮像部により撮像された増幅部の出力光に基づく画像の解析結果に基づいて、画像の画素値が局所的に第2レベル以上の場合、画像の画素値が第2レベル未満となるように増幅部のゲートおよびゲインを制御するように構成されている。このように構成すれば、画像における局所的に輝度が高い部分を検知して、増幅部が局所的に焼き付きを起こすことを防止することができる。
上記一の局面による暗視装置において、好ましくは、制御手段は、増幅部のゲートがオフ状態または増幅部の起動時に、増幅部の出力光に基づいて単位時間あたりの増幅部のゲートオン時間を増加させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、増幅部のゲートがオフ状態または増幅部の起動時において、増幅部により増幅される出力光の光量を検知しながら増幅部のゲートオン時間が増加されていくので、増幅部により過大に光が増幅されて、増幅部が焼き付きを起こすのを防止することができる。
この場合、好ましくは、制御手段は、撮像部のフレーム周期に同期したゲート制御信号を増幅部に出力して、増幅部のゲートオン時間の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ゲートをオンにするタイミングと撮像部の撮像するタイミングとを合わせることができるので、増幅部の出力光を撮像部により確実に撮像することができる。
本発明によれば、上記のように、増幅部の焼き付きをより確実に防止することができる。
本発明の一実施形態による暗視装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による暗視装置の制御部の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による暗視装置の増幅部の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による暗視装置のゲートの制御を説明するための図である。 本発明の一実施形態による暗視装置の輝度制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による暗視装置のゲートオフ状態からの復帰処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態による暗視装置100の構成について説明する。
図1に示すように、暗視装置100は、増幅部1と、撮像部2と、制御部3と、光学系4とを備える。なお、制御部3は、本発明の「制御手段」の一例である。
増幅部1は、たとえば、イメージ・インテンシファイアなどを含む。また、増幅部1は、レンズを含む光学系4を介して入射する光を増幅して撮像部2に出力するように構成されている。また、増幅部1は、ゲートを制御することにより、増幅部1に入射する光の増幅のオンオフが制御されるように構成されている。また、増幅部1は、ゲインを制御することにより、入射光に対する出力光の増幅度が調整されるように構成されている。
具体的には、図3に示すように、増幅部1は、ゲイン入力端子11と、ゲート入力端子12と、光量モニタ端子13と、増幅部制御回路14と、光電面15と、MCP(マイクロチャンネルプレート)16と、蛍光面17とを含む。
ゲイン入力端子11は、制御部3から出力されるゲイン制御信号が入力されるように構成されている。ゲート入力端子12は、制御部3から出力されるゲート制御信号が入力されるように構成されている。光量モニタ端子13は、増幅部1により増幅した光の光量に対応する光量モニタ信号を制御部3に出力するように構成されている。
増幅部制御回路14は、制御部3から出力されるゲイン制御信号に基づいて、増幅部1のゲインを制御するように構成されている。具体的には、増幅部制御回路14は、光電面15、MCP16および蛍光面17の電位を制御して、出力光の増幅度を制御するように構成されている。
また、増幅部制御回路14は、制御部3から出力されるゲート制御信号に基づいて、増幅部1のゲートを制御するように構成されている。具体的には、増幅部制御回路14は、光電面15およびMCP16の間に順バイアス状態の電圧を印加することによりゲートをオンに制御するように構成されている。また、増幅部制御回路14は、光電面15およびMCP16の間に逆バイアス状態の電圧を印加することによりゲートをオフに制御するように構成されている。これにより、過大な光が入射した場合でも、ゲートをオフに制御すれば、入射光に基づく電子はMCP16に到達しない。つまり、増幅部1により入射光は増幅されない。
また、増幅部制御回路14は、蛍光面17に増倍された電子が到達したことに基づく電気信号を、光量モニタ信号として光量モニタ端子13を介して制御部3に出力するように構成されている。
光電面15は、増幅部1の入射光に基づいて光を電子に変換するように構成されている。つまり、光電面15は、入射光の光量に応じた量の電子をMCP16側に出力するように構成されている。
MCP16は、光電面15から出力される電子の量を増倍するように構成されている。また、MCP16は、増倍した電子を蛍光面17側に出力するように構成されている。
蛍光面17は、MCP16から出力される電子を光に変換するように構成されている。つまり、蛍光面17は、入射する電子の量に応じた光量の光を出力するように構成されている。蛍光面17から出力された光は、ファイバーオプティックプレート(図示せず)またはリレーレンズ(図示せず)などを介して撮像部2に出力される。
撮像部2は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサまたはCCD(Charge−Coupled Device)センサなどを含む。また、撮像部2は、増幅部1により増幅された出力光に基づいて画像を撮像するように構成されている。また、撮像部2は、ゲインおよび露出時間を含む撮像パラメータが制御されて、撮像する画像の輝度が調整されるように構成されている。
制御部3は、暗視装置100の各部を制御するように構成されている。また、図2に示すように、制御部3は、CPU31と、増幅光量レベル判定部32と、画像処理部33と、ゲート信号発生部34と、切替回路部35とを含む。また、CPU31は、メモリ311を有する。また、増幅光量レベル判定部32は、メモリ321と、判定部322と、ゲート設定算出部323とを有する。なお、CPU31は、本発明の「信号処理部」の一例であり、増幅光量レベル判定部32は、本発明の「制御回路」の一例である。
ここで、本実施形態では、制御部3は、増幅部1の出力光に基づいて、増幅部1のゲートを制御するように構成されている。また、制御部3は、増幅部1の出力光および撮像部2により撮像された画像に基づいて、増幅部1および撮像部2を一元的に制御するように構成されている。具体的には、制御部3は、増幅部1の出力光に基づいて、増幅部1のゲートおよびゲインを制御するように構成されている。具体的には、制御部3は、増幅部1から出力される光量モニタ信号に基づいて、ゲイン制御信号およびゲート制御信号を増幅部1に出力して、増幅部1のゲートおよびゲインを制御するように構成されている。また、制御部3は、増幅部1の出力光および撮像部2により撮像された画像に基づいて、撮像部2のゲインおよび露出時間を制御するように構成されている。
また、制御部3は、増幅部1の出力光量が第1レベル以上の場合、増幅部1のゲートの制御を、CPU31によるソフトウェア制御から増幅光量レベル判定部32によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている。具体的には、制御部3の増幅光量レベル判定部32は、増幅部1の出力光量が第1レベル以上か否かを判定する。また、増幅光量レベル判定部32は、増幅部1の出力光量が第1レベル以上の場合、切替回路部35を切り替えて、増幅部1のゲートの制御をCPU31によるソフトウェア制御から増幅光量レベル判定部32によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている。なお、第1レベルの出力光量は、たとえば、増幅部1が劣化(焼き付きなど)する恐れがある増幅光量が設定されている。
また、制御部3は、撮像部2により撮像された増幅部1の出力光に基づく画像の解析結果に基づいて、画像の画素値(輝度)が局所的に第2レベル以上の場合に、画像の画素値が第2レベル未満となるように増幅部1のゲートおよびゲインを制御するように構成されている。具体的には、制御部3は、撮像部2により撮像された画像に基づいて、ヒストグラムを算出する。また、制御部3は、算出したヒストグラムに基づいて、画素値が第2レベル以上の画素(領域)があるか否かを判断する。なお、第2レベルの画素値は、たとえば、増幅部1が劣化(焼き付きなど)する恐れがある増幅光量に対応する画素値(輝度)が設定されている。
また、制御部3は、図4に示すように、増幅部1のゲートがオフ状態または増幅部1の起動時に、増幅部1の出力光に基づいて単位時間あたりの増幅部1のゲートオン時間を増加させる制御を行うように構成されている。また、制御部3は、撮像部2のフレーム周期(たとえば、60Hz)に同期したゲートの制御信号を増幅部1に出力して、増幅部1のゲートオン時間の制御を行うように構成されている。
具体的には、制御部3は、増幅部1のゲートがオフ状態または増幅部1の起動時に初期値として、図4の(A)に示すように、増幅部1のゲートの最小のゲート幅(パルス幅(秒))およびレート(1秒あたりのゲートオン回数)を設定する。そして、制御部3は、図4の(B)〜(F)に示すように、増幅部1の出力光に基づいて、増幅部1のゲートのゲート幅およびレートを増加させる制御を行う。なお、図4の(A)〜(D)では、増幅部1のゲートのレートを増加させている。また、図4の(D)〜(F)では、増幅部1のゲートのゲート幅(パルス幅)を大きくしている。また、撮像部2の撮像期間(フレーム)毎にゲートがオンになれば、各フレームにおいて撮像部2に増幅部1の出力光が入るので、全てのフレームにおいて画像が撮像可能となる。
CPU31は、撮像部2により撮像した画像に基づいて、増幅部1のゲートおよびゲインと、撮像部2のゲインおよび露光時間を制御するように構成されている。具体的には、CPU31は、画像処理部33により算出された撮像された画像のヒストグラムに基づいて、増幅部1のゲートおよびゲインと、撮像部2のゲインおよび露光時間を制御するように構成されている。また、CPU31は、ヒストグラムに基づいて、増幅部1のゲート設定を算出して、切替回路部35を介してゲート信号発生部34にゲート設定を出力するように構成されている。
また、CPU31は、メモリ311に格納されているソフトウェアを用いて、増幅部1に出力するゲイン制御信号と、撮像部2に出力する制御信号を生成して、増幅部1および撮像部2を制御するように構成されている。
増幅光量レベル判定部32は、増幅部1の出力光に基づいて、増幅部1のゲートを制御するように構成されている。具体的には、増幅光量レベル判定部32のゲート設定算出部323は、増幅部1から出力される光量モニタ信号に基づいて、増幅部1のゲート設定を算出して、切替回路部35を介してゲート信号発生部34にゲート設定を出力するように構成されている。
また、増幅光量レベル判定部32は、増幅部1の出力光に基づいて、切替回路部35を切り替えて、増幅部1のゲートの制御をCPU31によるソフトウェア制御または増幅光量レベル判定部32によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている。具体的には、増幅光量レベル判定部32の判定部322は、増幅部1から出力される光量モニタ信号に基づいて、切替回路部35を切り替えるように構成されている。
ゲート信号発生部34は、CPU31または増幅光量レベル判定部32から出力されるゲート設定に基づいて、増幅部1のゲート制御信号を生成するように構成されている。また、ゲート信号発生部34は、生成したゲート制御信号を増幅部1に出力するように構成されている。
次に、図5を参照して、本実施形態の暗視装置100の制御部3による輝度制御処理について説明する。なお、増幅部1を動作させている間は常に輝度制御処理が行われる。また、ステップS1〜ステップS3の処理は、制御部3の増幅光量レベル判定部32により処理される。また、ステップS4〜ステップS9の処理は、制御部3のCPU31により処理される。
ステップS1において、制御部3の増幅光量レベル判定部32により、増幅部1から出力される光量モニタ信号が取得される。また、増幅部1のゲート制御の設定が算出される。ステップS2において、取得した光量モニタ信号に基づいて増幅部1の出力光量が第1レベル以上か否かが判断される。第1レベル以上であれば、ステップS3に進み、第1レベル未満であれば、切替回路部35を切り替えて、増幅部1のゲートの制御がCPU31によるソフトウェア制御に切り替えられて、ステップS5に進む。
ステップS3において、設定されたゲート制御信号が増幅部1に出力され、増幅部1の出力光量が第1レベル未満になるように制御される。その後、ステップS1に戻る。
ステップS4において、制御部3のCPU31により、撮像部2により撮像された画像の画像信号が取得される。ステップS5において、取得した画像信号に対応する画像のうち画素値(輝度)が第2レベル以上の領域があるか否かが判断される。第2レベル以上の領域があれば、ステップS6に進み、第2レベル以上の領域がなければ、ステップS8に進む。
ステップS6において、第2レベル以上の画素値の領域が第2レベル未満の画素値となるような増幅部1のゲート設定が算出される。ステップS7において、設定されたゲート制御信号が増幅部1に出力される。その後、ステップS1に戻る。
第2レベル以上の画素値の領域がなければ、ステップS8において、画像処理部33が算出したヒストグラムに基づいて増幅部1のゲートおよびゲインを制御する制御信号と、撮像部2のゲートおよび露光時間を制御する制御信号とが算出される。ステップS9において、設定された制御信号が増幅部1および撮像部2にそれぞれ出力される。その後、ステップS1に戻る。
次に、図6を参照して、本実施形態の暗視装置100の制御部3による増幅部ゲートオフ状態からの復帰処理について説明する。なお、増幅部1のゲートがオフ状態または増幅部1の起動時にこの復帰処理が行われる。また、ステップS11〜ステップS16の処理は、制御部3の増幅光量レベル判定部32により処理される。また、ステップS17〜ステップS23の処理は、制御部3のCPU31により処理される。
ステップS11において、制御部3の増幅光量レベル判定部32により、増幅部1のゲートを常時オフ状態から復帰する場合の初期値として、図4の(A)に示すように、増幅部1の最小のゲート幅(パルス幅(秒))およびレート(1秒あたりのゲートオン回数)が設定される。ステップS12において、設定されたゲート制御信号が増幅部1に出力される。
ステップS13において、増幅部1から出力される光量モニタ信号が取得される。ステップS14において、取得した光量モニタ信号に基づいて増幅部1の出力光量が第1レベル以上か否かが判断される。第1レベル以上であれば、ステップS15に進み、第1レベル未満であれば、切替回路部35を切り替えて、増幅部1のゲートの制御がCPU31によるソフトウェア制御に切り替えられて、ステップS18に進む。
ステップS15において、増幅部1のゲート設定が最小のゲート幅およびレート設定であるか否かが判断される。つまり、ゲート設定が初期値としての設定であるか否かが判断される。最小のゲート幅およびレート設定であればステップS12に戻る。最小のゲート幅およびレート設定でなければ、ステップS16において、ゲート幅またはレートを減らす。その後、ステップS12に戻る。
ステップS17において、制御部3のCPU31により、ゲート出力に同期した画像の画像信号が取得される。つまり、増幅部1のゲートをオンにしている間に撮像されたフレームの画像が取得される。ステップS18において、取得した画像信号に対応する画像のうち画素値(輝度)が第2レベル以上の領域があるか否かが判断される。第2レベル以上の領域があれば、ステップS19に進み、第2レベル以上の領域がなければ、ステップS21に進む。
ステップS19において、増幅部1のゲート設定が最小のゲート幅およびレート設定であるか否かが判断される。つまり、ゲート設定が初期値としての設定であるか否かが判断される。最小のゲート幅およびレート設定であればステップS12に戻る。最小のゲート幅およびレート設定でなければ、ステップS20において、ゲート幅またはレート設定を減らす。その後、ステップS12に戻る。
ステップS21において、増幅部1のゲート設定が低照度運用設定範囲であるか否かが判断される。つまり、増幅部1の出力光量が小さくて光を増幅する必要があるか否かが判断される。低照度運用設定範囲でなければ、ステップS22において、ゲート幅またはレートを増やす。その後、ステップS12に戻る。低照度運用設定範囲であれば、低照度運用モードに移行する。その後、増幅部ゲートオフ状態からの復帰処理が終了される。
本実施形態では、上記のように、増幅部1の出力光に基づいて、増幅部1のゲートを制御する制御部3を設けることによって、増幅部1の出力光を直接取得して増幅部1のゲートを制御することができるので、増幅部1の焼き付きをより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3を、増幅部1の出力光および撮像部2により撮像された画像に基づいて、増幅部1および撮像部2を一元的に制御するように構成する。これにより、増幅部1と撮像部2とを一元的に制御することによって、増幅部1および撮像部2の動作を互いに競合させることなく、輝度調整をスムーズに行うことができるので、低照度環境下での感度を向上させることができるとともに、過大光が増幅部1に入射した場合でも増幅部1が焼き付きなどにより損傷することを防止することができる。また、撮像部2により撮像された画像に基づいて増幅部1および撮像部2を制御することによって、撮像された画像において局所的に輝度が高い部分を検知することができるので、増幅部1が焼き付きを起こすのを効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、増幅部1を、出力光の光量モニタ信号を制御部3に出力するように構成する。これにより、制御部3が容易に増幅部1の出力光を取得することができるので、増幅部3の焼き付きを容易に確実に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3を、増幅部1の出力光に基づいて、増幅部1のゲートおよびゲインを制御するように構成する。これにより、増幅部1のゲートおよびゲインが制御部3により制御されるので、増幅部1のゲートを制御して増幅部1の焼き付きを容易に防止しつつ、増幅部1のゲインを制御して入射光を適切に増幅させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3を、増幅部1の出力光量が第1レベル以上の場合、増幅部1のゲートの制御を、CPU31によるソフトウェア制御から増幅光量レベル判定部32によるハードウェア制御に切り替えるように構成する。これにより、増幅部1の出力光量が焼き付きを起こすレベルに近づいた場合に、処理の速い制御部3によるハードウェア制御に切り替えられるので、ソフトウェア制御により増幅部1のゲートの制御を行う場合に比べて、処理速度を速くすることができる。これにより、増幅部1が焼き付きを起こさないように迅速に制御して、増幅部1の焼き付きを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、増幅光量レベル判定部32を、増幅部1の出力光量が第1レベル以上か否かを判定するとともに、増幅部1の出力光量が第1レベル以上の場合、増幅部1のゲートの制御を、CPU31によるソフトウェア制御から増幅光量レベル判定部32によるハードウェア制御に切り替えるように構成する。これにより、増幅部1のゲートの制御を増幅光量レベル判定部32による処理の速いハードウェア制御により切り替えることができるので、ソフトウェア制御により切り替える場合に比べて、切替速度を速くすることができる。これにより、増幅部1の焼き付きをより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3を、撮像部2により撮像された増幅部1の出力光に基づく画像の解析結果に基づいて、画像の画素値(輝度)が局所的に第2レベル以上の場合、画像の画素値が第2レベル未満となるように増幅部1のゲートおよびゲインを制御するように構成する。これにより、画像における局所的に輝度が高い部分を検知して、増幅部1が局所的に焼き付きを起こすことを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3を、増幅部1のゲートがオフ状態または増幅部1の起動時に、増幅部1の出力光に基づいて単位時間あたりの増幅部1のゲートオン時間を増加させる制御を行うように構成する。これにより、増幅部1のゲートがオフ状態または増幅部1の起動時において、増幅部1により増幅される出力光の光量を検知しながら増幅部1のゲートオン時間が増加されていくので、増幅部1により過大に光が増幅されて、増幅部1が焼き付きを起こすのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部3を、撮像部2のフレーム周期に同期したゲートの制御信号を増幅部1に出力して、増幅部1のゲートオン時間の制御を行うように構成する。これにより、ゲートをオンにするタイミングと撮像部2の撮像するタイミングとを合わせることができるので、増幅部1の出力光を撮像部2により確実に撮像することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、増幅部がイメージ・インテンシファイアを含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、入射光を増幅することができれば、増幅部がイメージ・インテンシファイア以外であってもよい。
また、上記実施形態では、CPU(信号処理部)と増幅光量レベル判定部(制御回路)とが同じ制御部に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、信号処理部と制御回路とは、別個に設けられていてもよい。また、CPU(信号処理部)のソフトウェア処理をFPGA(Field Programmable Gate Array)にて構成する形態として、より高速な処理を実現してもよい。
また、上記実施形態では、増幅部のゲートがオフ状態または増幅部の起動時に、ゲートのレート(1秒あたりのゲートオン回数)を増加させてから、ゲート幅(パルス幅)を増加させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、増幅部のゲートがオフ状態または増幅部の起動時に、たとえば、ゲート幅を増加させてから、ゲートのレートを増加させてもよいし、ゲート幅およびゲートのレートを並行して増加させてもよい。
また、上記実施形態では、制御部(制御手段)が、増幅部のゲートおよびゲインと、撮像部のゲインおよび露光時間とを制御する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御手段が増幅部と撮像部とを一元的に制御すれば、増幅部のゲートおよびゲインと、撮像部のゲインおよび露光時間以外を制御してもよい。たとえば、撮像部の感度や、さらにはメカニカルな絞りを光学系4に配置して、その絞り値を制御してもよい。
また、上記実施形態では、撮像部のフレーム周期が60Hzである構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、撮像部のフレーム周期は60Hz以外であってもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、本発明の制御手段(制御部)の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御手段の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 増幅部
2 撮像部
3 制御部(制御手段)
31 CPU(信号処理部)
32 増幅光量レベル判定部(制御回路)
100 暗視装置

Claims (9)

  1. 入射光を増幅する増幅部と、
    前記増幅部により増幅された出力光に基づいて画像を撮像する撮像部と、
    前記増幅部の出力光に基づいて、前記増幅部のゲートを制御することによって、前記増幅部に入射する光の増幅のオンオフを制御する制御手段とを備える、暗視装置。
  2. 前記制御手段は、前記増幅部の出力光および前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記増幅部および前記撮像部を一元的に制御するように構成されている、請求項1に記載の暗視装置。
  3. 前記増幅部は、出力光の光量モニタ信号を前記制御手段に出力するように構成されている、請求項1または2に記載の暗視装置。
  4. 前記制御手段は、前記増幅部の出力光に基づいて、前記増幅部のゲートおよびゲインを制御するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の暗視装置。
  5. 前記制御手段は、ソフトウェアにより制御を行う信号処理部と、前記増幅部の制御を行うハードウェアとしての制御回路とを含み、前記増幅部の出力光量が第1レベル以上の場合、前記増幅部のゲート制御を、前記信号処理部によるソフトウェア制御から前記制御回路によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の暗視装置。
  6. 前記制御回路は、前記増幅部の出力光量が前記第1レベル以上か否かを判定するとともに、前記増幅部の出力光量が前記第1レベル以上の場合、前記増幅部のゲート制御を、前記信号処理部によるソフトウェア制御から前記制御回路によるハードウェア制御に切り替えるように構成されている、請求項5に記載の暗視装置。
  7. 前記制御手段は、前記撮像部により撮像された前記増幅部の出力光に基づく画像の解析結果に基づいて、画像の画素値が局所的に第2レベル以上の場合、画像の画素値が前記第2レベル未満となるように前記増幅部のゲートおよびゲインを制御するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の暗視装置。
  8. 前記制御手段は、前記増幅部のゲートがオフ状態または前記増幅部の起動時に、前記増幅部の出力光に基づいて単位時間あたりの前記増幅部のゲートオン時間を増加させる制御を行うように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の暗視装置。
  9. 前記制御手段は、前記撮像部のフレーム周期に同期したゲート制御信号を前記増幅部に出力して、前記増幅部のゲートオン時間の制御を行うように構成されている、請求項8に記載の暗視装置。
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