JP6242461B2 - ホモピペラジン誘導体 - Google Patents

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Description

本発明は、新規ホモピペラジン誘導体に関する。
環状アミン化合物は、衣料用洗剤、カビ取り剤、パルプ漂白、染毛剤など、過酸化水素を酸化剤として用いる漂白(剤)においてその漂白効果を向上させることが知られている(特許文献1、2)。
特開2007−246455号公報 特開2007−246457号公報
しかしながら、この化合物を漂白剤や脱色剤として用いる場合、機能設計、すなわち、漂白力の強さや持続性を所望のレベルに調節する必要がある。また、漂白剤や脱色剤においては、酸化剤、アルカリ剤等の添加剤と併用されることが多いので、それらの添加剤との適合性、すなわち均一に配合でき、長期間安定であることも要求される。従って、これらの機能設計自由度、配合自由度の観点から、さらなる新規な環状アミン化合物の開発が望まれる。
そこで、本発明は、衣料用洗剤、カビとり剤、パルプの漂白、染毛剤など、過酸化水素を酸化剤として用いる漂白剤や脱色剤において、その漂白効果や脱色効果を向上でき、かつ安定に配合可能な新規なホモピペラジン誘導体を提供する。
本発明者らは、ホモピペラジンの所定の位置に水酸基を有する特定の基を導入した新規ホモピペラジン誘導体が、上記要求を満たすものであることを見出した。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表されるホモピペラジン誘導体(以下、「本発明のホモピペラジン誘導体」ということがある。)に関する。
Figure 0006242461

[式(1)中、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、又は下記一般式(2)で表される置換基を示す。ただし、R1及びR2は、同時に水素原子にはならない。kは0又は1以上、10以下の整数である。R3は、それぞれ独立して、水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1以上、24以下の脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基を示す。]
Figure 0006242461
[式(2)中、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、ベンジル基、又は−CH2OR6で表される基を示す。R4及びR5は、共同して環構造を形成していてもよい。また、R4及びR5は、全てが同時に水素原子にはならない。R6は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、下記式(3)で表される基(以下、基(3)という)、又は式(4)で表される基(以下、基(4)という)を示す。基(3)及び基(4)の酸素原子は、それぞれ、水素原子と結合しているか、又は他の基(3)もしくは基(4)の炭素原子と結合している。]
Figure 0006242461
また、本発明は、前記ピペラジン誘導体を含む漂白剤組成物(以下、「本発明の漂白剤組成物」ということがある。)に関する。
本発明により新規なホモピペラジン誘導体が提供される。本発明のホモピペラジン誘導体によれば、衣料用洗剤、カビとり剤、パルプの漂白、染毛剤など、過酸化水素を酸化剤として用いる漂白剤や脱色剤において、その漂白効果や脱色効果を向上させることができる。また、本発明は、原料の入手容易性やアルカリ条件下での安定性が期待できる。本発明の漂白剤組成物によれば、優れた漂白効果を発現することができる。
本発明のホモピペラジン誘導体は、前記一般式(1)で表される。本発明の新規ホモピペラジン誘導体が、過酸化水素を用いた漂白処理や脱色処理において、優れた漂白または脱色効果を発揮する理由は明らかではないが、ホモピペラジンの所定の位置に水酸基を有する特定の基を導入することで、漂白対象分子への吸着性が向上する、又はホモピペラジン誘導体の水溶性が向上するためであると考えられる。
一般式(1)において、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、又は下記一般式(2)で表される置換基を示し、R1及びR2は、同時に水素原子にはならない。すなわち、R1、R2の一方又は両方が、下記一般式(2)で表される基である。
Figure 0006242461
[式(2)中、2つのR4及び2つのR5は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、ベンジル基、又は−CH2OR6で表される基を示す。R4及びR5は、共同して環構造を形成していてもよい。また、R4及びR5は、全てが同時に水素原子にはならない。R6は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、下記式(3)で表される基(以下、基(3)という)、又は式(4)で表される基(以下、基(4)という)を示す。基(3)及び基(4)の酸素原子は、それぞれ、水素原子と結合しているか、又は他の基(3)もしくは基(4)の炭素原子と結合している。]
Figure 0006242461
一般式(2)の置換基について、R4及びR5となり得る基のうち、置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基は、直鎖又は分岐鎖炭化水素基が挙げられる。該脂肪族炭化水素基が有していてもよい置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基が挙げられる。また、R4及びR5が共同して形成する環構造としては、シクロアルキル基等の環状炭化水素基(芳香族炭化水素基を除く)が挙げられる。脂肪族炭化水素基の炭素数は、24以下、更に18以下、更に12以下が好ましい。直鎖又は分岐鎖炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられ、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、炭素数1以上、そして、18以下、更に12以下の直鎖アルキル基、炭素数3以上、そして、18以下、更に12以下の分岐鎖アルキル基が挙げられる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシル基、iso−デシル基、及びn−ドデシル基、2−エチルヘキシル基から選ばれる1種以上の基が挙げられる。また、アルキル基は置換基を有するアルキル基であってもよい。置換基を有するアルキル基としては、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−メトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、2−(ジメチルアミノ)エチル基、3−(ジメチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
また、R4及びR5となり得る基のうち、置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基としては、置換基を有していてもよいフェニル基、更に、フェニル基、置換基を有するフェニル基が挙げられる。該芳香族炭化水素基が有していてもよい置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、炭素数1以上、24以下の炭化水素基が挙げられる。炭素数1以上、24以下の炭化水素基としては、アルキル基、アルケニル基が挙げられる。なお、置換基を有する芳香族炭化水素基の場合、置換基の炭素数を除いた炭素数が、5以上、12以下であることが好ましい。
また、R4及びR5となり得る基として、−CH2OR6で表される基が挙げられる。ここで、R6は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、基(3)、又は基(4)である。基(3)及び基(4)の酸素原子は、それぞれ、水素原子と結合しているか、又は他の基(3)もしくは基(4)の炭素原子と結合している。脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、及びこれらが有し得る置換基は、それぞれ、前記のものから選択することができる。R6は、炭素数3以上18以下の脂肪族炭化水素基が好ましい。
Figure 0006242461
ホモピペラジン環の炭素原子は全て水素原子と結合してもよく、1個以上、10個以下のR3を置換基として有していてもよい。一般式(1)中、kは0又は1以上、10以下の整数である。kは、0、1又は2が好ましく、更に0又は1が好ましい。また、一般式(1)中、R3は、kが1以上の場合にホモピペラジン環の炭素原子に結合する1つ以上の置換基であり、それぞれ独立して、水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1以上、24以下の脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基である。これらは、それぞれ、R4、R5で説明したものから選択することができる。R3は、漂白性能向上の観点から、炭素数1以上、24以下の脂肪族炭化水素基が好ましく、炭素数1以上、12以下の脂肪族炭化水素基、更に、炭素数1以上、12以下のアルキル基が好ましい。R3は、ホモピペラジン環の炭素原子に結合する1つの置換基であることが好ましい。
漂白性能向上の観点から、本発明のホモピペラジン誘導体としては、一般式(1)において、R1及びR2が一般式(2)で表される置換基であり、一般式(2)中、2つのR4及び2つのR5が、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、又は−CH2OR6で表される基であり、R6が炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、又はベンジル基である化合物が好ましい。該化合物において、kは0、1又は2、更に0又は1が好ましい。該化合物においてkが1又は2の場合、R3は、それぞれ独立に炭素数1以上、12以下の脂肪族炭化水素基が好ましい。
更に、漂白性能向上の観点から、本発明のホモピペラジン誘導体としては、一般式(1)において、R1及びR2が一般式(2)で表される置換基であり、一般式(2)中、2つのR4及び2つのR5のうち3つが水素原子であり、他の1つが炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、又は−CH2OR6で表される基であり、R6が炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、又はベンジル基である化合物が好ましい。該化合物において、kは0、1又は2、更に0又は1が好ましい。該化合物においてkが1又は2の場合、R3は、それぞれ独立に炭素数1以上、12以下の脂肪族炭化水素基が好ましい。
本発明のホモピペラジン誘導体の好ましい態様を例示する。
(I)一般式(1)中、R1及びR2の両方が一般式(2)で表される基である化合物
(II)一般式(1)中、kが0、1又は2、好ましくは0又は1であり、kが1又は2の場合、R3は、それぞれ独立して炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基である、好ましくは炭素数1以上、12以下の脂肪族炭化水素基である、より好ましくはメチル基である化合物
(III)一般式(2)中、R4、R5が、それぞれ水素原子、炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、又は−CH2OR6である、好ましくは4つのR4及びR5のうち3つが水素原子であり、他の1つが炭素数1以上、12以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、又は−CH2OR6である、より好ましくは4つのR4及びR5のうち3つが水素原子であり、他の1つが置換基を有していてもよいフェニル基、ベンジル基、又は−CH2OR6である化合物
(IV)一般式(2)中のR4及びR5のうち、少なくとも1つが−CH2OR6で表される基であり、R6が炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよいフェニル基、更に置換基を有するフェニル基である、好ましくは1以上、12以下の脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいフェニル基、更に置換基を有するフェニル基である化合物
(V)上記(I)〜(IV)の2つ以上の態様を満たす化合物
本発明のホモピペラジン誘導体の具体例としては、以下の化合物を挙げることができる。なお、アルキル基を有する化合物においては、アルキル基は異性体(直鎖、分岐鎖)も含む。また、これらの化合物番号は、後述の実施例で用いた化合物の番号と一致する。
Figure 0006242461
Figure 0006242461
式中、「nBu」はノルマルブチル基、「iD」はイソデシル基、「2EH」は2−エチルヘキシル基、「C12」は炭素数12のアルキル基(ドデシル基)を意味する。
本発明のホモピペラジン誘導体の製造方法は、特に限定されないが、例えば、下記一般式(1’)で表されるホモピペラジン化合物と下記一般式(2’)で表されるエポキシ化合物とを、一般式(1)を満たす条件となるように用いて、反応させる(以下、方法1という)ことで製造することができる。よって、本発明は、下記一般式(1’)で表されるホモピペラジン化合物と下記一般式(2’)で表されるエポキシ化合物とを反応させて得られるホモピペラジン誘導体を提供する。また、本発明は、下記一般式(1’)で表されるホモピペラジン化合物と下記一般式(2’)で表されるエポキシ化合物とを反応させる、一般式(1)で表されるホモピペラジン誘導体の製造方法を提供する。
Figure 0006242461
[式(1’)中、R3及びkは、一般式(1)と同じである。また、式(2’)中、R4及びR5は、一般式(2)と同じである。]
反応原料の一つである一般式(1’)で表されるホモピペラジン化合物は、例えば非特許文献、Journal ofOrganic Chemistry 1961年、26号、131頁に記載の方法で合成することができる。
方法1における反応温度は、反応させるエポキシ化合物の反応性により適宜設定することができるが、通常−20℃以上、200℃以下である。反応時発熱を伴う場合は、−20℃以上、0℃以下で反応することが好ましい。反応が進行しづらい場合には、80℃以上、200℃以下で反応することが好ましい。
方法1に用いる溶媒としては、反応条件下安定でかつ蒸留等の操作により生成物から分離できるものであれば、特に限定はされない。使用されうる溶媒としては、例えば、脂肪族炭化水素化合物、芳香族炭化水素化合物、ハロゲン化炭化水素化合物、エーテル化合物、アミド化合物、スルホキシド化合物等が挙げられる。なお、溶媒を用いずに反応を行ってもよく、反応後の精製工程の負荷の観点から、前記溶媒の使用量は、式(1’)のホモピペラジン化合物に対して5000質量%以下、更に2000質量%以下、更に1000質量%以下が好ましい。
方法1では、酸性及び塩基性の均一系触媒もしくは酸性及び塩基性の固体触媒を使用することができるが、反応後の精製工程の負荷低減の観点からは、無触媒で反応を行うことが好ましい。
前記の反応に用いる酸触媒としては、アルキル硫酸、p−トルエンスルホン酸等のアルキルスルホン酸やアリールスルホン酸、リン酸、トルフルオロメタンスルホン酸、フッ化水素、SO3、ホウ酸、過塩素酸、ルイス酸(例えばホウ素、アルミニウム、鉄、チタン、スズ、亜鉛、スカンジウム、ランタン等のハロゲン化物やスルホン酸塩)、スルホン酸基を有する酸性イオン交換樹脂、ヘテロポリ酸及びその塩(例えば、H4SiMo1240、H3PMo1240、H3PW1240)、ゼオライト、などを挙げることができる。
塩基触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキサイド等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、水素化物、アルコキサイド等が挙げられる。
使用する触媒の量としては、一般式(1’)で表されるホモピペラジン化合物に対して、0.001質量%以上、更に0.01質量%以上、更に0.1質量%以上が好ましく、そして、30質量%以下、更に20質量%以下、更に10質量%以下が好ましい。
本発明のホモピペラジン誘導体の好ましい用途については、医薬、農薬等の合成中間体や衣料用洗剤、カビとり剤、パルプの漂白、染毛剤など、過酸化水素を酸化剤として用いる漂白剤や脱色剤において、その漂白効果や脱色効果を向上させる基剤として利用することができる。本発明により、本発明のホモピペラジン誘導体を含む漂白剤組成物が提供される。また、本発明により、本発明のホモピペラジン誘導体及び過酸化水素又は水中で過酸化水素を放出する化合物を含む漂白剤組成物が提供される。
◎NMR測定条件
・NMR装置:Mercury400BB(400MHz、Varian社製)
・観測幅:6410.3Hz
・データポイント:64K
・パルス幅:45マイクロ秒
・パルス遅延時間:10秒
・積算:16回
・測定温度:室温(25℃)
・溶媒:重クロロホルム
◎ガスクロマトグラフィー(GC)測定条件
化合物(1)〜(18)は、エタノール溶液とし、GCにより、下記条件で測定した。
・装置: HP6850 Series(HEWLETT PACKARD社製)
・カラム:Agilent J&W DB1−HT(Agilent Technologies社製、内径0.25mm、長さ15m、膜厚0.1m)
・キャリアガス:He、1.0mL/分
・注入口温度:350℃
・検出:FID方式、350℃
・カラム温度条件:100℃で2分保持した後、10℃/分で昇温し、350℃で8分保持した。
◎ガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)測定条件
化合物(1)〜(18)は、エタノール溶液とし、GC/MSにより、下記条件で測定した。
・GC装置: GC−2010 Series(島津サイエンス社製)
・カラム:RESTEK Rxi−1ms(島津ジーエルシー社製、内径0.25mm、長さ30m、膜厚0.25μm)
・キャリアガス:He、1.0mL/分
・注入口温度:300℃
・検出:FID方式、300℃
・カラム温度条件:50℃で2分保持した後、10℃/分で昇温し、330℃で10分保持した。
・MS装置: QP−2010plus Series(島津サイエンス社製)
・イオン源種類:NCI
・イオン源温度:200℃
・インターフェス温度:300℃
・イオン化モード:SCI
実施例1<1,4‐ビス(2−ヒドロキシブチル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.820g(8.20mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子、R5の内一方が水素原子、もう一方がエチル基である化合物〕1.180g(16.38mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-ThermHeating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシブチル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれともに一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中、二つのR4が水素原子、R5の内一方が水素原子、もう一方がエチル基である化合物、以下、化合物1という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 0.95 (t 6H), 1.31-1.43 (m 2H), 1.43-1.57 (m 2H), 1.80(t 2H), 2.35-2.45 (dd 2H), 2.50-2.58 (dd 2H), 2.70-2.85 (m 8H), 3.28-3.32 (m2H), 3.51-3.62 (m 2H)
・MS
Retention time: 14.450
Calculated for C13H29N2O2 +[M+H]+ 245.2
Found 245
実施例2<1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.820g(8.20mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子、二つのR5がメチル基である化合物〕1.180g(16.38mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-ThermHeating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中、二つのR4が水素原子、二つのR5がメチル基である化合物、以下、化合物2という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 1.16 (s 12H), 1.76 (q 2H), 2.48 (s 4H), 2.84-2.88 (m8H), 3.28-3.32 (m 2H)
・MS
Retention time: 12.633
Calculated for C13H29N2O2 +[M+H]+ 245.2
Found 245
実施例3<1,4‐ビス(2−ヒドロキシシクロペンチル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.746g(7.45mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中のR4のうち一方が水素原子であり、もう一方がR5とともに五員環環状構造を形成し、R5のもう一方が水素原子である化合物〕1.254g(14.90mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシシクロペンチル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中、R4のうち一方が水素原子であり、もう一方がR5とともに五員環環状構造を形成し、R5のもう一方が水素原子である化合物、以下、化合物3という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 1.37-1.50 (m 2H), 1.50-1.75 (m 6H),1.80-2.00 (m 6H), 2.76-2.90 (m 10H), 3.30(s 2H), 4.03 (q 2H)
・MS
Retention time: 18.367
Calculated for C15H29N2O2 +[M+H]+ 269.2
Found 269
実施例4<1,4‐ビス(2−ヒドロキシシクロへキシル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕1.014g(10.12mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中のR4のうち一方が水素原子であり、もう一方がR5とともに六員環環状構造を形成し、R5のもう一方が水素原子である化合物〕1.986g(20.23mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、3.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシシクロへキシル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中、R4のうち一方が水素原子であり、もう一方がR5とともに六員環環状構造を形成し、R5のもう一方が水素原子である化合物、以下、化合物4という〕を得た(GC純度98%)。
1H−NMR
δ 1.23 (s 8H), 1.63-1.86 (m 8H), 2.01 (s 2H), 2.27-2.32(m 2H), 2.60-2.73 (m 4H), 2.79-2.94 (m 4H) , 3.28-3.32 (m 2H) , 3.35-3.43 (m2H)
・MS
Retention time: 20.283
Calculated for C17H33N2O2 +[M+H]+ 297.3
Found 297
実施例5<1,4‐ビス(2−[4−クロロフェニル]−2−ヒドロキシエチル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.244g(2.44mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が4−クロロフェニル基である化合物〕0.755g(4.88mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-ThermHeating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、1.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−[4−クロロフェニル]−2−ヒドロキシエチル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が4−クロロフェニル基である化合物、以下、化合物5という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 1.70-1.85 (m 2H), 2.58-2.72 (m 4H), 2.72-2.91 (m 8H),3.28-3.32 (m 2H), 4.67-4.74 (m 2H), 7.22-7.37 (m 8H)
・MS
Retention time: 26.467
Calculated for C21H27Cl2N2O2 +[M+H]+ 409.1
Found 409
実施例6<1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル))ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.588g(5.87mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子、R5のうち一方が水素原子、もう一方がフェニル基である化合物〕1.412g(11.75mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-ThermHeating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子、R5のうち一方が水素原子、もう一方がフェニル基である化合物、以下、化合物6という〕を得た(GC純度98%)。
1H−NMR
δ 1.71-1.86 (m 2H), 2.61-2.74 (m 4H), 2.74-2.93 (m 8H),3.28-3.32 (m 2H), 4.68-4.76 (m 2H), 7.18-7.38 (m 10H)
・MS
Retention time: 23.408
Calculated for C21H29N2O2 +[M+H]+ 341.2
Found 341
実施例7<1,4‐ビス(3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.610g(6.09mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がアリル基である化合物〕1.390g(12.18mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がアリル基である化合物、以下、化合物7という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 1.81 (t 2H), 2.48-2.55 (dd 2H), 2.58-2.65 (dd 2H),2.78 (s 8H), 3.30 (s 2H), 3.35-3.40 (dd 2H), 3.40-3.50 (dd 2H), 3.80-3.87 (m2H) , 3.98-4.05 (d 4H) , 5.14(d 2H), 5.27 (d 2H) , 5.85-5.97 (m 2H)
・MS
Retention time: 19.225
Calculated for C17H33N2O4 +[M+H]+ 329.2
Found 329
実施例8<1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−イソプロピルオキシプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.602g(6.02mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がイソプロピル基である化合物〕1.398g(12.03mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−イソプロピルオキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がイソプロピル基である化合物、以下、化合物8という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 1.15 (d 12H), 1.81 (t 2H), 2.45-2.53 (dd 2H),2.59-2.65 (dd 2H), 2.78 (s 8H),3.33-3.40 (dd 2H), 3.40-3.45 (dd 2H), 3.60 (q2H) , 3.78 (m 2H)
・MS
Retention time: 18.217
Calculated for C17H37N2O4 +[M+H]+ 333.3
Found 333
実施例9<1,4‐ビス(3−t-ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.555g(5.55mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がt-ブチル基である化合物〕1.444g(11.09mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−t-ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がt-ブチル基である化合物、以下、化合物9という〕を得た(GC純度98%)。
1H−NMR
δ 1.20 (s 18H), 1.80 (m 2H), 2.45-2.54 (dd 2H),2.60-2.67 (dd 2H), 2.78 (s 8H),3.28-3.40 (m 6H), 3.75 (m 2H)
・MS
Retention time: 19.225
Calculated for C19H41N2O4 +[M+H]+ 361.3
Found 361
実施例10<1,4‐ビス(3−n-ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.556g(5.55mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がn-ブチル基である化合物〕1.444g(11.09mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−n-ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がn-ブチル基である化合物、以下、化合物10という〕を得た(GC純度98%)。
1H−NMR
δ 1.93 (t 6H), 1.38 (q 4H), 1.55 (q 4H), 2.80 (m 2H),2.45-2.54 (dd 2H), 2.58-2.65 (dd 2H), 2.78 (s 6H) , 3.30 (s 2H) , 3.32-3.50 (m10H), 3.80 (m 2H)
・MS
Retention time: 20.800
Calculated for C19H41N2O4 +[M+H]+ 361.3
Found 361
実施例11<1,4‐ビス(3−[2−エチルヘキシルオキシ]−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.424g(4.23mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6が2−エチルヘキシル基である化合物〕1.577g(8.47mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.001gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−[2−エチルヘキシルオキシ]−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6が2−エチルヘキシル基である化合物、以下、化合物11という〕を得た(GC純度97%)。
1H−NMR
δ 0.90 (t 12H), 1.25-1.45 (m 16H), 1.50 (m 2H), 2.30 (m2H), 2.45-2.54 (dd 2H),2.60-2.69 (dd 2H), 2.78 (s 8H) , 3.30 (s 2H) , 3.31-3.40(dd 8H), 3.72 (m 2H)
・MS
Retention time: 25.250
Calculated for C27H57N2O4 +[M+H]+ 473.4
Found 473
実施例12<1,4‐ビス(3−イソデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル))ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.379g(3.78mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がイソデシル基である化合物〕1.621g(7.56mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−イソデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がイソデシル基である化合物、以下、化合物12という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 0.73-0.90 (m 20H), 1.06-1.62 (m 20H), 1.81 (t 2H),2.47 (t 2H), 2.59-2.87 (m 10H), 3.38-3.49 (m 8H), 3.76-3.80 (m 2H)
・MS
Retention time: 28.567
Calculated for C31H65N2O4 +[M+H]+ 529.5
Found 529
実施例13<1,4‐ビス(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.342g(3.41mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がドデシル基である化合物〕1.657g(6.81mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、1.999gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がドデシル基である化合物、以下、化合物13という〕を得た(GC純度97%)。
1H−NMR
δ 0.88 (t 6H), 1.26 (m 36H), 1.54-1.61 (m 4H),1.77-1.84 (q 2H), 2.43-2.49 (m 2H), 2.58-2.87 (m 10H) , 3.38-3.48 (m 8H), 3.78(m 2H)
・MS
Retention time: 28.208
Calculated for C35H73N2O4 +[M+H]+ 585.6
Found 585
実施例14<1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.500g(5.00mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がフェニル基である化合物〕1.500g(9.99mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.00gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がフェニル基である化合物、以下、化合物14という〕を得た(GC純度98%)。
1H−NMR
δ 1.90 (m 2H), 2.30-2.35 (dd 2H), 2.35-2.38 (dd 2H),2.91 (s 8H) , 3.15 (s 2H) , 3.95-4.40 (m 6H), 6.94-6.97 (m 6H) , 7.10-7.13 (m4H)
・MS
Retention time: 25.925
Calculated for C23H33N2O4 +[M+H]+ 401.2
Found 401
実施例15<1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−[2−メチルフェニルオキシ]プロピル)ホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが0である化合物〕0.467g(4.66mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中のR4が水素原子、R5のうち一方が水素原子、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6が2−メチルフェニル基である化合物〕1.533g(9.34mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.00gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−[2−メチルフェニルオキシ]プロピル)ホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが0であり、式(2)中、R4が水素原子、R5のうち一方が水素原子、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6が2−メチルフェニル基である化合物、以下、化合物15という〕を得た(GC純度92%)。
実施例16<1,4‐ビス(3−イソデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)‐2‐メチルホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが1であり、R3として2位にメチル基が置換した化合物〕0.421g(3.68mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がイソデシル基である化合物〕1.579g(7.37mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-ThermHeating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−イソデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)‐2‐メチルホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが1であり、R3として2位にメチル基が置換しており、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がイソデシル基である化合物、以下、化合物16という〕を得た(GC純度95%)。
1H−NMR
δ 0.73-0.90 (m 20H), 0.99-1.89 (m 25H), 2.36-3.09 (m11H), 3.39-3.49 (m 8H) , 3.74-3.76 (m 2H)
・MS
Retention time: 28.683
Calculated for C32H67N2O4 +[M+H]+ 543.5
Found 543
実施例17<1,4‐ビス(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)‐2‐メチルホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが1であり、R3として2位にメチル基が置換した化合物〕0.381g(3.34mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がドデシル基である化合物〕1.619g(6.68mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-ThermHeating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、2.00gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)‐2‐メチルホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが1であり、R3として2位にメチル基が置換しており、式(2)中二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方が−CH2OR6で表される基であり、R6がドデシル基である化合物、以下、化合物17という〕を得た(GC純度96%)。
1H−NMR
δ 0.88 (t 6H), 0.99-1.04 (m 3H), 1.26 (m 36H), 1.58 (q6H), 2.40-3.07 (m 11H), 3.28-3.46 (m 8H), 3.67-3.81 (m 2H)
・MS
Retention time: 28.483
Calculated for C36H75N2O4 +[M+H]+ 599.6
Found 600
実施例18<1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)‐2‐メチルホモピペラジンの合成>
ホモピペラジン化合物〔一般式(1’)中のkが1であり、R3として2位にメチル基が置換した化合物〕0.597g(5.23mmol)とエポキシ化合物〔一般式(2’)中の二つのR4が水素原子、R5のうち一方が水素原子、もう一方がベンジル基である化合物〕1.403g(10.46mmol)を反応容器にて混合した後、ホットプレートスターラー(Reacti-Therm Heating/Stirring Module、PIEACE社製)を用いて120℃に昇温し、10時間維持した。反応終了後、1.000gの薄黄色粘性液体として1,4‐ビス(2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)‐2‐メチルホモピペラジン〔一般式(1)中のR1、R2が、それぞれ一般式(2)で表される基であり、kが1であり、R3として2位にメチル基が置換しており、式(2)中の二つのR4が水素原子であり、R5のうち一方が水素原子であり、もう一方がベンジル基である化合物、以下、化合物18という〕を得た(GC純度99%)。
1H−NMR
δ 0.96-1.02 (m 3H), 1.52-1.85 (m 2H), 2.25-2.38 (m 2H),2.44-3.02 (m 11H) , 3.72-3.83 (m 2H) , 7.18-7.31 (m 10H)
・MS
Retention time: 24.592
Calculated for C24H35N2O2 +[M+H]+ 382.5
Found 383
試験例
表1に示す組成のA液及びB液を調製し、両者を等量(体積比1:1)混合し、酸化性組成物であるカビ取り剤組成物を得た〔(C)成分の含有量は過酸化水素としての量である。〕。A液とB液は、硫酸及び/又は水酸化ナトリウムを用いてpHを調整した。この組成物を使用し、下記のカビ汚れ洗浄試験を実施した。その結果を下記表1に示す。なお、A液とB液を等量混合した組成物のpH(20℃)は、何れも12.0であった。また、A液とB液を等量混合した直後の組成物中の各成分の含有量は、表1中の数値(質量%)の1/2となる。なお、各試験例の(A)成分の含有量が同モル濃度となるように、(A)成分の質量濃度を調整している。
<カビ汚れ洗浄試験>
クラドスポリウム(Cladosporium)属細菌を素焼きタイルに接種し、温度30℃、湿度100%RHで60日間培養したものをカビ発生タイルとし、漂白性能を比較した。
カビ発生タイルに上記カビ取り剤組成物を20μl滴下し、直径約1cmとし、25℃で20分放置後、水洗、風乾した後、色差計(日本電色工業製SE6000)を用いて明度(L)値を測定し、次式により漂白率を算出した。この漂白率の10%(10ポイント)以上の相違は、漂白効果に有意な差があることを当業者が認識できるものである。
Figure 0006242461
Figure 0006242461
表1の結果から、(B)成分と(C)成分と(D)成分の併用系に(A)成分を用いることで、漂白率が大幅に向上することがわかる。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で表されるホモピペラジン誘導体。
    Figure 0006242461

    [式(1)中、R1は水素原子、R2は下記一般式(2)で表される置換基を示す。kは0又は1以上、10以下の整数である。R3は、それぞれ独立して、水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1以上、24以下の脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基を示す。]
    Figure 0006242461

    [式(2)中、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素原子、又は炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、又はハロゲン原子、水酸基、及び炭素数1以上、24以下の炭化水素基から選ばれる置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、又はベンジル基、又は−CH2OR6を示す。R4及びR5は、共同して環状炭化水素基(芳香族炭化水素基を除く)を形成していてもよい。また、R4及びR5は、全てが同時に水素原子にはならない。R6は、ハロゲン原子、水酸基、及びアミノ基から選ばれる置換基を有していてもよい炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、又は下記式(3)で表される基(以下、基(3)という)、又は式(4)で表される基(以下、基(4)という)を示す。基(3)及び基(4)の酸素原子は、それぞれ、水素原子と結合しているか、又は他の基(3)もしくは基(4)の炭素原子と結合している。]
    Figure 0006242461
  2. 下記一般式(1)で表されるホモピペラジン誘導体。
    Figure 0006242461

    [式(1)中、R1及びR2は、それぞれ独立して、下記一般式(2)で表される置換基を示す。kは0又は1以上、10以下の整数である。R3は、それぞれ独立して、水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1以上、24以下の脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基を示す。]
    Figure 0006242461

    [式(2)中、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素原子、又はメチル基、又はエチル基、又はハロゲン原子、水酸基、及び炭素数1以上、24以下の炭化水素基から選ばれる置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、又はベンジル基、又は−CH2OR6を示す。R4及びR5は、共同して環状炭化水素基(芳香族炭化水素基を除く)を形成していてもよい。また、R4及びR5は、全てが同時に水素原子にはならない。R6は、水素原子、又は炭素数1以上、30以下の脂肪族炭化水素基、又はハロゲン原子、水酸基、及び炭素数1以上、24以下の炭化水素基から選ばれる置換基を有していてもよい炭素数5以上、12以下の芳香族炭化水素基、又は下記式(3)で表される基(以下、基(3)という)、又は式(4)で表される基(以下、基(4)という)を示す。基(3)及び基(4)の酸素原子は、それぞれ、水素原子と結合しているか、又は他の基(3)もしくは基(4)の炭素原子と結合している。]
    Figure 0006242461
  3. 一般式(2)中のR4及びR5のうち、少なくとも1つが−CH2OR6で表される基であり、R6が炭素数1以上、18以下の脂肪族炭化水素基、又はハロゲン原子、水酸基、及び炭素数1以上、24以下の炭化水素基から選ばれる置換基を有していてもよいフェニル基である、請求項2に記載のホモピペラジン誘導体。
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