JP6240816B1 - 浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法 - Google Patents

浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】塩素成分を含まない浄水が、水道管の分岐配管内に長時間滞留することによる腐食や雑菌の発生をおさえることができる浄水器を提供することを目的とする。【解決手段】浄水器1は、内部にフィルタ部7が設けられたケーシング部22と、ケーシング部22が嵌合固定されるベース部4を有している。ベース部4には、流入配管5からの水道水をケーシング部22内に導く第1の連通路46、フィルタ部7に流入し不純物が濾過された浄水を流出配管6に流出させる第2の連通路47、ケーシング部22内に流入した水道水を、フィルタ部7を介さずに流出配管6に流出させるバイパス通路48が形成されている。また、ベース部4の側面部41には、開度調整機構8が設けられ、流出配管6に流出させる水道水の量を任意に調整し、浄水の塩素成分の含有比率を容易に変更することができる。

Description

本発明は浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法に関する。詳しくは、家庭内全体に浄水を供給するオール浄水システムに使用する浄水器に関し、塩素成分を含まない浄水が、水道管の分岐配管内に長時間滞留することによる腐食や雑菌の発生をおさえることができる浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法に係るものである。
従来より、水道水から残留塩素、カビ臭、濁り、および微生物等を除去することを目的とした小型浄水器が広く普及している。かかる浄水器の濾材は、水道水中の残留塩素、異味、異臭を取り除く活性炭、セラミックフィルタ、および濁質や微生物を取り除く精密濾過膜、中空糸膜等で主に構成されている。
このような浄水器を一般家庭に設ける場合には、台所の流し台の水道蛇口、風呂場用給湯器の注湯口などのような、水道水が出る末端の個別の分岐配管にそれぞれ接続され、使用されていた。
また、近年においては、建物内の全域で浄水を使用したいというニーズが高まっているが、全ての水道水の使用場所にそれぞれ浄水器を設置することは煩雑であった。そこで、浄水器を水道の元栓や水道メーターの二次側(水道メーターから給湯器までの給水管)に取り付け、家庭で使用する水道水をまとめて浄化し、建物全体に浄水を供給するオール浄水システムの普及が進んでいる。
このようなオール浄水システムに使用する浄水器は、濾材が充填されたカートリッジを内部に有しており、このカートリッジは、所定の試用期間経過ごと(例えば1年ごと)に交換する必要があるが、カートリッジの交換に際しては、その交換手順が複雑であり、熟練度を要する作業が要求されていた。そのため、作業者、およびユーザーがカートリッジの交換を日常的に行うことは極めて困難であった。
このような課題に対して、カートリッジの交換作業を簡単かつ安全に行うことを目的として、例えば本出願人が出願した特許文献1には、カートリッジに取り付けられたハンドルを回転させるという簡易な作業のみで、カートリッジの浄水器への着脱を可能とした浄水器が開示されている。
具体的には、図8に示すように、浄水器101の本体部102は、ベース部103と、ベース部103に着脱自在に取り付けられ、内部に図示しないフィルタを有する円筒状のケーシング部104を備えている。ケーシング部104にはハンドル部105が取り付けられており、作業者、およびユーザーは、このハンドル部105を把持して一方向に回転させることにより、ケーシング部104の着脱を容易に行うことができるものとなっている。
特開2016−47508号公報
ところで、浄水器は水道水に含まれる塩素成分をほぼ100%除去することが可能となっている。そのため、特許文献1に開示のオール浄水システムに使用する浄水器を設置した場合において、例えば、家庭内の末端の個別の水栓が長時間使用されずに放置されてしまうと、浄水器から各水栓までの分岐管内には、塩素成分をほとんど含まない水道水が長時間滞留することになる。
このような、塩素成分をほとんど含まない浄水が分岐管内で長時間滞留すると、雑菌の繁殖等により、分岐管の腐食劣化を引き起こし、特に夏場においては不衛生な水となることが懸念されていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、家庭内全体に浄水を供給するオール浄水システムに使用する浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法に関し、塩素成分を含まない浄水が、水道管の分岐配管内に長時間滞留することによる腐食や雑菌の発生をおさえることができる浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法に係るものである。
前記の目的を達成するために、本発明の浄水器は、筒状のケーシング部と、浄水が流出する中空部が形成され、水道水の少なくとも塩素成分の一部を除去し、外面が前記ケーシング部の内面と所定の間隔を形成するようにして前記ケーシング部内に設けられたフィルタ部と、前記ケーシング部の一端が嵌合可能な嵌合凹部が形成された内底部を有するベース部と、前記内底部の表面に形成された第1の開口部、および水道水が流入する流入配管が接続され前記ベース部の側面に形成された流入配管開口部を連通する第1の連通路と、一端が前記フィルタ部の前記中空部に接続され、他端が前記内底部の表面に形成された第2の開口部に接続される中空状のフィルタ支持管と、前記第2の開口部、および浄水が流出する流出配管が接続され前記ベース部の側面に形成された流出配管開口部を連通する第2の連通路と、前記内底部の表面に形成された第3の開口部、および前記第2の連通路の所定の位置に形成された連通路開口部を連通するバイパス通路と、該バイパス通路に略直交し、前記ケーシング部の外であって、かつ前記ベース部の側面に形成された雌ネジ部、該雌ネジ部と螺合するとともに、先端部で前記バイパス通路の開口面積を可変に調整可能な雄ネジ部から構成され、前記バイパス通路の開口面積を調整可能な開度調整機構とを備える。
ここで、フィルタ部の外面が、筒状のケーシング部の内面と所定の間隙を形成して設けられていることにより、ケーシング部に流入した水道水は、この間隙を通りフィルタ部内に流入し、水道水に含まれる不純物を濾過することができる。
また、フィルタ部は浄水が流出する中空部を有していることにより、フィルタ部で濾過された水道水(浄水)は、この中空部を通じて浄水器の外部に流出させることができる。
また、フィルタ部は、少なくとも塩素成分の全部、または一部を除去することにより、水道水に含まれる残留塩素を除去することができる。
また、内底部を有し、ケーシング部の一端が嵌合可能な嵌合凹部が形成されたベース部により、ケーシング部とベース部の脱着を容易に行うことができる。
また、内底部に形成された第1の開口部、および水道水が流入する流入配管が接続されベース部の側面に形成された流入配管開口部を連通する第1の連通路を有することにより、流入配管から送られてきた水道水は、第1の連通路を通じて第1の開口部からケーシング部内に流入させ、さらにはフィルタ部を通じて、不純物を除去することができる。
また、一端がフィルタ部の中空部に接続され、他端が内底部に形成された第2の開口部に接続される中空状のフィルタ支持管を有することにより、フィルタ部の中空部をフィルタ支持管の一端に接続するという簡単な作業で、フィルタ部を固定することができる。
また、フィルタ支持管が中空状であることにより、フィルタ部の中空部から流出する浄水は、フィルタ支持管を通って第2の開口部に流出させることができる。
また、第2の開口部、および浄水が流出する流出配管が接続されベース部の側面に形成された流出配管開口部を連通する第2の連通路を有することにより、第2の開口部から第2の連通路を通じて末端の個別の流出配管にそれぞれ浄水を流出させることができる。
また、内底部に形成された第3の開口部、および第2の連通路の所定の位置に形成された連通路開口部を連通するバイパス通路を有することにより、塩素成分を含有する水道水の一部を、フィルタ部を介さずに第2の連通路に流出させることができる。したがって、例えば、家庭内の末端の個別の水栓が長時間使用されずに放置されるようなことがあっても、流出配管に滞留する浄水は、一定量の塩素成分が含有されているため、雑菌の繁殖等を抑え、流出配管の腐食劣化を未然に防止することができる。
また、バイパス通路の開口面積を調整可能な開度調整機構を有することにより、流出配管に流出させる水道水の量を調整し、浄水の塩素成分の含有比率を変更することができる。したがって、例えば、家庭内の末端の個別の水栓を常時使用するような場合には、開口面積を極力小さくすることで、塩素成分をほとんど含まない浄水を利用することができる。一方、家庭内の末端の個別の水栓の使用頻度が少ない場合には、開口面積を大きくすることで、浄水に一定の塩素成分を含有するようにして、流出管内に浄水が長時間滞留することによる、流出配管の腐食劣化を未然に防止することができる。
また、開度調整機構が、雌ネジ部と、この雌ネジ部と螺合するとともに、先端部でバイパス通路の開口面積を可変に調整可能な雄ネジ部とから構成されている場合には、雄ネジ部を雌ネジ部に螺合させることによる雄ネジ部の移動に応じて、バイパス通路の開口面積を容易に変更することができる。
また、雌ネジ部がケーシング部の外であって、かつベース部の側面に形成されている場合には、開度調整機構による開度調整に際しては、作業者は浄水器本体を持ち上げたりする必要がなく、浄水器の設置状態において簡易に操作することができるため、作業者による作業負担を大幅に改善することができる。
また、雌ネジ部は、バイパス通路に対して略直交するように形成されている場合には、第3の開口部を通じて目視しながら、雄ネジ部のバイパス通路への突き出し量を調整することができるため作業性が向上する。
また、バイパス通路の開口面積が、残留塩素濃度が略0.1mg/L以上となるように設定されている場合には、浄水に最低限の残留塩素濃度を含有させることができる。
また、内底部が円形であり、第1の開口部、第2の開口部、および第3の開口部は内底部の直径線上に配置されている場合には、これらに連通する第1の連通路、第2の連通路、およびバイパス通路の配置を簡素化でき、生産性を高めることができるとともに、第1の連通路、第2の連通路、およびバイパス通路内での目詰まりなどの不具合を未然に防止することができる。
また、第1の開口部、および第3の開口部は、第1の直径線に略直交する第2の直径線に対して線対称な位置に配置されている場合には、これらに連通する第1の連通路、およびバイパス通路の配置をより簡素化でき、生産性を高めることができるとともに、第1の連通路、第2の連通路、およびバイパス通路内での目詰まりなどの不具合を未然に防止することができる。
また、開度調整機構が、第3の開口部からバイパス通路に沿って挿通可能であり、バイパス通路の断面積の少なくとも一部を閉塞する閉塞部を含み、雄ネジ部のバイパス通路への突き出し量を決定する開度調整治具を有する場合には、浄水に含まれる塩素濃度を所定の値とするために、作業者の感覚等に頼らず、雄ネジ部のバイパス通路への突き出し量を正確に設定することができるため、作業性を向上することができる。
また、閉塞部が、その外径がバイパス通路の内径と略一致する円柱状である場合には、雄ネジ部の先端のバイパス通路への突き出し量を正確に設定することができる(即ち、雄ネジ部の先端のバイパス通路への突き出し量を最小とし、バイパス通路を通過する水道水を最大量とすることができる)。
また、閉塞部がバイパス通路の内周面に当接可能である円弧面部、および雄ネジ部が当接する平滑面部を含む半円柱状である場合には、雄ネジ部の先端のバイパス通路への突き出し量を正確に設定することができる(即ち、雄ネジ部の先端のバイパス通路への突き出し量を、バイパス通路の断面積のうち、閉塞部の断面積を除く部分までとすることができる)。
前記の目的を達成するために、本発明の浄水の塩素濃度調整方法は、ベース部に形成された嵌合凹部に装着された中空状のフィルタ部を被覆するケーシング部を前記ベース部から取り外す工程と、前記フィルタ部を通過した浄水を前記ベース部の側面に接続された流出配管に導く連通路に対して、前記嵌合凹部の内定部に形成された開口部から水道水を流入させるバイパス通路の断面積の少なくとも一部を閉塞する開度調整治具を前記開口部から挿入する工程と、前記ベース部の側面に形成され、前記バイパス通路に略直交するように連通する雌ネジ部に対して、雄ネジ部の先端が前記バイパス通路に挿入された前記開度調整治具に当接するまで、前記雄ネジ部を前記ベース部の外側から前記雌ネジ部に螺合する工程と、前記バイパス通路に挿入された前記開度調整治具を前記開口部から抜去する工程とを備える。
ここで、ベース部に形成された嵌合凹部に装着された中空状のフィルタ部を被覆するケーシング部をベース部から取り外す工程を備えることにより、後述するベース部の内底部に形成された開口部を露出させることができる。
また、フィルタ部を通過した浄水をベース部の側面に接続された流出配管に導く連通路に対して、嵌合凹部の内底部に形成された開口部から水道水を流入させるバイパス通路の断面積の少なくとも一部を閉塞する開度調整治具を開口部から挿入する工程を備えることにより、後述する雄ネジ部のバイパス通路への突き出し量の位置決めのための開度調整治具を、簡単な作業により設置することができる。
また、ベース部の側面に形成され、バイパス通路に略直交するように連通する雌ネジ部に対して、雄ネジ部の先端がバイパス通路に挿入された開度調整治具に当接するまで、雄ネジ部を前記ベース部の外側から前記雌ネジ部に螺合する工程を備えることにより、作業者による感覚に基づかなくても、雄ネジ部のバイパス通路への所定の突き出し量を一義的に決定することができる。
また、バイパス通路に挿入された開度調整治具を前記開口部から抜去する工程を備えることにより、開度調整治具が抜去された部分から所定の量の水道水を通過させ、連通路に流入させることができるため、流出配管に流出する浄水の塩素濃度を所定の値に調整することができる。
本発明に係る浄水器、および浄水の塩素濃度調整方法は、家庭内全体に浄水を供給するオール浄水システムに使用する浄水器に関し、塩素成分を含まない浄水が、水道管の分岐配管内に長時間滞留することによる腐食や雑菌の発生をおさえることができる。
本発明の実施形態に係る浄水器の分解斜視図である。 ベース部の平面図である。 本発明の実施形態に係る浄水器の縦断面図である。 開度調整機構の作動状態を示す要部拡大図である。 開度調整治具の要部拡大図である。 開度調整治具の要部拡大図である。 開度調整治具の使用状態を示す図である。 従来技術を示す図である。
以下、浄水器に関する本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、各図においては、説明の便宜上、浄水器を設置した状態において、ベース部からケーシングに向かう方向を鉛直上方向と定義し、その反対方向を鉛直下方向と定義し、鉛直方向と垂直な軸方向を水平方向と定義する。
まず、本発明を適用した浄水器1の全体構成について、図1を用いて説明する。浄水器1は、例えば玄関先や庭先などの水道の元栓や水道メーターの二次側に設置されるオール浄水システムに使用する浄水器である。
図1に示すように、浄水器1は、本体部2と本体部2を覆うカバー部3を有している。カバー部3は下部が開口した略円筒状であり、カバー部3の上部には、把持部31が設けられている。ユーザーは、把持部31を手でつかんでカバー部3の着脱を行うことができる。
浄水器1の本体部2は、ベース部4とベース部4に着脱可能に取り付けられ、内部にフィルタ部7を有する円筒状のケーシング部22が備えられている。ケーシング部22にはハンドル部21が着脱可能に取り付けられており、ユーザーは、ハンドル部21を手でつかんでケーシング部22の着脱を行うことができる。
ここで、必ずしも、ケーシング部22は円筒状である必要はない。内部にフィルタ部7が設置できる空間が形成されていれば、楕円形、多角形などの筒状であってもよい。
また、必ずしも、ケーシング部22にハンドル部21が取り付けられている必要はない。ただし、ハンドル部21を有することにより、ケーシング部22の持ち運びが容易になるとともに、ケーシング部22の着脱も容易に行うことができる。
ベース部4の側面部41には、処理前の水道水が流入する流入配管5が接続されている。また、ベース部4の側面部41であって、流入配管5の対向する位置には、フィルタ部7を通過した浄水が個別の水栓に供給されるための流出配管6が接続されている。さらに、ベース部4の上部には、ケーシング部22の下部が嵌合してケーシング部22を固定する嵌合凹部42が形成されている。
ケーシング部22の下部の外周面には、複数(例えば4つ)の係止部23が突出して設けられ、嵌合凹部42の内周面には、円環状の被係止部43が突出して設けられている。被係止部43には、複数(例えば4つ)の切欠き部44が形成され、切欠き部44は、係止部23が通過できる大きさに設定されている。ケーシング部22を嵌合凹部42に挿入した後、ケーシング部22を嵌合凹部42に対して所定の方向に回転させると、係止部23が被係止部43に係止する。さらに、この浄水器1は、ロックプレート部材24を備え、ケーシング部22の回転後、切欠き部44にロックプレート部材24を差し込むと、ケーシング部22が回転不能に固定される。
図2、および図3に示すように、ベース部4に形成された嵌合凹部42は円形の内底部45を有し、この内底部45の中心部Оに第2の開口部45bが形成されている。また、内底部45の第1の直径線L1と略直交する第2の直径線L2に対して線対称となる位置において、第1の開口部45a、および第3の開口部45cが形成されている。
ここで、必ずしも、嵌合凹部42の内底部45は円形である必要はない。例えば、楕円形、多角形に形成されていてもよい。
また、必ずしも、内底部45の中心部Оに第2の開口部45bが形成されている必要はない。中心部Оから偏心した位置に第2の開口部45bが形成されていてもよい。ただし、第2の開口部45bには、後述するフィルタ部7を支持するフィルタ支持管72が接続されるため、フィルタ部7を嵌合凹部42内にて、安定して配置するためにも、第2の開口部45bは中心部Оに形成されていることが好ましい。
また、必ずしも、第2の直径線L2に対して線対称となるように第1の開口部45a、および第3の開口部45cが形成されている必要はない。ただし、第2の直径線L2に対して線対称で、第1の直径線L1上に第1の開口部45a、および第3の開口部45cが形成されている場合には、ベース部4の側面部41に対向配置された流入配管5、および流出配管6から均等な位置に第1の開口部45a、および第3の開口部45cをそれぞれ配置することができるため、後述する第1の連通路46、およびバイパス通路48の構造を簡素化でき、目詰まりなどの不具合を未然に防止することができる。
第2の開口部45bには、フィルタ部7の中空部71に挿通し、ケーシング部22内でフィルタ部7を支持する中空状のフィルタ支持管72が取り付けられている。
フィルタ部7は、水道水中の残留塩素、異味、異臭を取り除く活性炭、セラミックフィルタ、および濁質や微生物を取り除く精密濾過膜、中空糸膜等で主に構成され、ケーシング部22の内周とフィルタ部7の外周との間には、浄化前の水道水が導入される環状の間隔25が形成されている。
ベース部4内には、第1の連通路46、第2の連通路47、およびバイパス通路48が形成されている。
第1の連通路46は、ベース部4の側面部41に形成され流入配管5が接続される流入配管開口部46aから鉛直上方向に屈曲して第1の開口部45aを通じて嵌合凹部42に連通している。
第2の連通路47は、第2の開口部45bから水平方向に屈曲してベース部4の側面部41に形成された流出配管開口部47bを通じて流出配管6に連通している。
バイパス通路48は、第3の開口部45cから鉛直下方向に向けて第2の連通路47の側面部41に形成された連通路開口部47aを通じて第2の連通路47に連通している。すなわち、バイパス通路48は、流入配管5から嵌合凹部42内に流入した水道水のフィルタ部7への流入を回避して第2の連通路47に水道水を流出させることができるものとなっている。
ベース部4の側面部41であって、流出配管6の接続位置の直上位置には、バイパス通路48の開口面積を調整可能な開度調整機構8が備えられている。
開度調整機構8は、ケーシング部22の外側であって、かつカバー部3から露出する位置であるベース部4の側面に形成された雌ネジ部81と、この雌ネジ部81と螺合する雄ネジ部82から構成されている。雌ネジ部81は、ベース部4の側面部41からバイパス通路48と略直交するように貫通形成されている。
開度調整機構8の調整においては、ケーシング部22を取り外した状態において、雌ネジ部81に雄ネジ部82を螺合させる。このとき、雄ネジ部82をドライバー、または六角レンチなどの公知の工具により回動させながら雄ネジ部82の先端のバイパス通路48への突き出し量を、第3の開口部45cから目視確認しながら調整することができる。
ここで、必ずしも、開度調整機構8は雄ネジ部82と雌ネジ部81により構成されている必要はない。例えば、絞り弁、流量調整弁、またはストップ弁などの公知の調整機構から適宜選択することができる。ただし、開度調整機構8が雄ネジ部82と雌ネジ部81から構成されている場合には、構造を簡素化することができ、生産性を高めることができる。
また、必ずしも、雌ネジ部81は、ベース部4の側面部41からバイパス通路48と略直交するように貫通形成されている必要はない。雌ネジ部81とバイパス通路48が鋭角(鈍角)を形成するように貫通形成されていてもよい。ただし、雌ネジ部81とバイパス通路48が略直交するように貫通形成されている場合には、第3の開口部45cを通じて目視しながら、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量を調整することができるため作業性が向上する。
以上のような構成において、流入配管5から供給される水道水は、流出配管開口部47bから第1の連通路46を通り、第1の開口部45aを通じて嵌合凹部42に流入する。嵌合凹部42に流入した水道水は、ケーシング部22の内面とフィルタ部7の外面によって形成された間隔25を上昇してフィルタ部7内に流入する。フィルタ部7内で水道水に含まれる塩素成分などが除去されたのちに、浄水となって中空部71に流入する。中空部71に流入した浄水は、フィルタ支持管72を通り、第2の開口部45bから第2の連通路47を通じて流出配管6に流出し、個別の水栓へと送り出される。
このとき、開度調整機構8の雄ネジ部82を回動し、バイパス通路48の開口面積を変更することにより、フィルタ部7を通過した浄水に含まれる残留塩素濃度を調整することができる。例えば、図4(a)に示すように雄ネジ部82の先端のバイパス通路48への突き出し量を最大として、バイパス通路48の開口面積を全閉とすることで、水道水の第2の連通路47への流出が完全に遮断され、残留塩素濃度をほとんど含まない浄水を流出配管6から流出させることができる。
一方、図4(b)に示すように、雄ネジ部82の先端の突き出し量を変更し、バイパス通路48の開口面積を略半開状態とすることで、水質基準を満たす一定の残留塩素濃度(0.1mg/L)を含んだ浄水を流出配管6から流出させることができる。
また、図4(c)に示すように、バイパス通路48に対する雄ネジ部82の突き出し量をゼロとしてバイパス通路48の開口面積を全開状態とすることで、さらに多くの水道水をバイパス通路48を介して第2の連通路47に流出させることができる。したがって、長期間、水栓を使用する予定がない場合には、バイパス通路48の開口面積を全開状態としておき、予め流出配管6内に滞留する浄水の残留塩素濃度を高めておくことで、流出配管6の劣化を未然に防止することができる。
ここで、必ずしも、雄ネジ部82の突き出し量は、全閉、半開、全開の3段階に限られるものではない。4段階以上に雄ネジ部82の突き出し量を変更することが可能である。
また、必ずしも、バイパス通路48の開口面積が略半開状態とした場合が残留塩素濃度略0.1mg/Lとなるとは限らない。バイパス通路48の径、浄水が流出する第2の連通路47の径、フィルタ部7の性能などのパラメーターに応じて適宜変更される。
このように、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量を調整することにより、バイバス通路48から第2の連通路47に流入させる水道水の量を変更することができる。なお、以上の構成においては、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量は、第3の開口部45cから目視確認に基づく調整であるため、どの程度の突き出し量とするかは作業者による経験に頼る所が大きい。
そこで、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量を一義的に調整するために、図5、および図6に示すような棒状体からなる開度調整治具83、83´を用いることもできる。具体的には、第3の開口部45cの内周よりも所定に大きい外周を有する円柱状に形成されたストッパー部83a、83´aと、ストッパー部83a、83´aの一方側にはバイパス通路48内に挿通されるとともに、バイパス通路48の断面積の少なくとも一部を閉塞する閉塞部83b、83´b、他方側には作業者により支持される六角形に面取りされた支持部83c、83´cが連接されている。
閉塞部83b、83´bの形状は、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量に応じて種々の形状を事前に準備しておくことができる。例えば、バイパス通路48を通過する水道水の量を最大とする場合には、図5に示すように、外径がバイパス通路48の内径と略一致する円柱状に形成された閉塞部83bを有する開度調整治具83を使用して、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量を設定することができる。
また、バイパス通路48を通過する水道水を通常の50%程度とする場合には、図6に示すように、バイパス通路の内周面に当接可能な円弧面部83´b1と、雄ネジ部82が当接する平滑面部83´b2の側面形状を有し、断面形状がバイパス通路48の断面積の略半分の半円形状となる半円柱状に形成された閉塞部83´bを有する開度調整治具83´を使用して、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量を設定することができる。
ここで、必ずしも、閉塞部83b、83´bの形状として、円柱状、または半円柱状の2種類である必要はない。例えば、雄ネジ部82のバイパス通路48への突き出し量が所定の位置となるように、種々の形状とすることができる。
また、必ずしも、ストッパー部83a、83´aは円柱状に形成されている必要はない。閉塞部83b、83´bを第3の開口部45cからバイパス通路48に挿通した状態において、所定の位置で開度調整治具83、83´を固定することができるものであれば、どのような形状であっても良い。
また、必ずしも、支持部83c、83´cの側面は六角形に面取りされている必要はない。但し、支持部83c、83´cの側面が六角形に面取りされている場合には、例えば2種類以上の形状の異なる閉塞部83b、83´bを有する開度調整治具83、83´を事前に準備しておくことにより、図7に示すように、バイパス通路48に挿通しない一方の開度調整治具83´の支持部83´cにより、雄ネジ部82を回動するための工具として使用することができる。
以上の開度調整治具83、83´を用いる場合には、先ず、作業者は浄水器1のカバー部3、およびケーシング部22を取り外し、露出したベース部4の内底部45に形成された第3の開口部45cから、バイパス通路48に沿って開度調整治具83(83´)の閉塞部83c(83´c)を挿入する。次に、開度調整治具83(83´)の閉塞部83c(83´c)と当接する位置まで雄ネジ部82を雌ネジ部81に螺合する。雄ネジ部82が閉塞部83c(83´c)に当接したことを確認した後に、開度調整治具83(83´)をバイパス通路48から抜去し、ケーシング部22、およびカバー部3をベース部にセットすることで、バイパス通路48を通過する水道水の量を変更することができる。
なお、浄水器1の工場出荷時には、残留塩素濃度が0.1mg/Lとなるように雄ネジ部82の突き出し量が調整されている。これにより、浄水器1が設置された家庭内において、水栓が長時間使用されずに放置された場合でも、最低限の水質を保持することができる。また、繰り返しの使用によりフィルタ部7が目詰まりして、フィルタ部7を通過する浄水の量が相対的に減少した場合には、必然的に浄水に含まれる残留塩素濃度が高まることになる。したがって、浄水に含まれる残留塩素濃度が0.1mg/Lを下回ることがなく、常に一定以上の水質基準を有する浄水を流出させることができる。
以上のように、本発明を適用した浄水器は、塩素成分を含まない浄水が、水道管の分岐配管内に長時間滞留することによる腐食や雑菌の発生をおさえることができる。
1 浄水器
2 本体部
21 ハンドル部
22 ケーシング部
23 係止部
24 ロックプレート部材
25 間隔
3 カバー部
31 把持部
4 ベース部
41 側面部
42 嵌合凹部
43 被係止部
44 切欠き部
45 内底部
45a 第1の開口部
45b 第2の開口部
45c 第3の開口部
46 第1の連通路
46a 流入配管開口部
47 第2の連通路
47a 連通路開口部
47b 流出配管開口部
48 バイパス通路
5 流入配管
6 流出配管
7 フィルタ部
71 中空部
72 フィルタ支持管
8 開度調整機構
81 雌ネジ部
82 雄ネジ部
83、83´ 開度調整治具
83a、83´a ストッパー部
83b、83´b 閉塞部
83´b1 円弧面部
83´b2 平滑面部
83c、83´c 支持部
О 中心部
L1 第1の直径線
L2 第2の直径線

Claims (9)

  1. 筒状のケーシング部と、
    浄水が流出する中空部が形成され、水道水の少なくとも塩素成分の一部を除去し、外面が前記ケーシング部の内面と所定の間隔を形成するようにして前記ケーシング部内に設けられたフィルタ部と、
    前記ケーシング部の一端が嵌合可能な嵌合凹部が形成された内底部を有するベース部と、
    前記内底部の表面に形成された第1の開口部、および水道水が流入する流入配管が接続され前記ベース部の側面に形成された流入配管開口部を連通する第1の連通路と、
    一端が前記フィルタ部の前記中空部に接続され、他端が前記内底部の表面に形成された第2の開口部に接続される中空状のフィルタ支持管と、
    前記第2の開口部、および浄水が流出する流出配管が接続され前記ベース部の側面に形成された流出配管開口部を連通する第2の連通路と、
    前記内底部の表面に形成された第3の開口部、および前記第2の連通路の所定の位置に形成された連通路開口部を連通するバイパス通路と、
    該バイパス通路に略直交し、前記ケーシング部の外であって、かつ前記ベース部の側面に形成された雌ネジ部、該雌ネジ部に螺合するとともに、先端部で前記バイパス通路の開口面積を可変に調整可能な雄ネジ部から構成され、前記バイパス通路の開口面積を調整可能な開度調整機構と、を備える
    浄水器。
  2. 前記雌ネジ部は、前記バイパス通路に対して略直交するように形成された
    請求項1に記載の浄水器。
  3. 前記バイパス通路の開口面積は、残留塩素濃度が略0.1mg/L以上となるように設定された
    請求項1に記載の浄水器。
  4. 前記内底部は円形であり、
    前記第1の開口部、前記第2の開口部、および前記第3の開口部は前記内底部の第1の直径線上に配置されている
    請求項1に記載の浄水器。
  5. 前記第1の開口部、および前記第3の開口部は、
    前記第1の直径線に略直交する第2の直径線に対して線対称な位置に配置された
    請求項4に記載の浄水器。
  6. 前記開度調整機構は、前記第3の開口部から前記バイパス通路に沿って挿通可能であるとともに、前記バイパス通路の断面積の少なくとも一部を閉塞し、前記雄ネジ部の先端部と当接する閉塞部を含む開度調整治具を有する
    請求項1に記載の浄水器。
  7. 前記閉塞部は、
    外径が前記バイパス通路の内径と略一致する円柱状である
    請求項6に記載の浄水器
  8. 前記閉塞部は、
    前記バイパス通路の内周面に当接可能である円弧面部、および前記雄ネジ部が当接する平滑面部を含む半円柱状である
    請求項6に記載の浄水器。
  9. ベース部に形成された嵌合凹部に装着された中空状のフィルタ部を被覆するケーシング部を前記ベース部から取り外す工程と、
    前記フィルタ部を通過した浄水を前記ベース部の側面に接続された流出配管に導く連通路に対して、前記嵌合凹部の内底部に形成された開口部から水道水を流入させるバイパス通路の断面積の少なくとも一部を閉塞する開度調整治具を前記開口部から挿入する工程と、
    前記ベース部の側面に形成され、前記バイパス通路に略直交するように連通する雌ネジ部に対して、雄ネジ部の先端が前記バイパス通路に挿入された前記開度調整治具に当接するまで、前記雄ネジ部を前記ベース部の外側から前記雌ネジ部に螺合する工程と、
    前記バイパス通路に挿入された前記開度調整治具を前記開口部から抜去する工程と、を備える
    浄水の塩素濃度調整方法。
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