JP6235992B2 - 移動端末試験装置とそのアップリンク信号試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信端末の試験を行なう移動端末試験装置に関する。
携帯電話やデータ通信端末等の移動体通信端末を開発した場合、この開発した移動体通信端末が正常に通信を行なえるか否かを試験する必要がある。このため、実際の基地局の機能を擬似する擬似基地局として動作する試験装置に試験対象の移動体通信端末を接続し、試験装置と移動体通信端末との間で通信を行ない、この通信の内容を確認する試験を行なっている。
また、無線通信の規格を作成している3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE−A(Long Term Evolution-Advanced)の規格のなかで、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)技術が導入されている。このキャリアアグリゲーションは、複数のLTEキャリアを同時に用いて通信を行なうことで、伝送速度の向上を図るものである。
キャリアアグリゲーションにおいては、コンポーネントキャリア(以下、CCともいう)と呼ばれるLTEキャリアを複数用いて通信を行なうが、各CCの周波数の配置により、Intra-band contiguous CA(連続した周波数配置の複数のCCによるキャリアアグリゲーション)、Intra-band non-contiguous CA(同じ周波数バンドで非連続の周波数配置の複数のCCによるキャリアアグリゲーション)、Inter-band CA(異なる周波数バンドで非連続の周波数配置の複数のCCによるキャリアアグリゲーション)の3つに分類される。
キャリアアグリゲーションでは、移動体通信端末が基地局との接続を維持するために必要なCCである1つのプライマリコンポーネントキャリア(以下、PCCともいう)と、移動体通信端末と基地局との伝送速度を向上させるために使用されるCCである1つ以上のセカンダリコンポーネントキャリア(以下、SCCともいう)とにより通信が行なわれる。
特許文献1には、キャリアアグリゲーションの試験を行なうことができるようにした試験装置が記載されている。
特開2014−27656号公報
3GPP Release10以降の規格では、アップリンク(移動体通信端末から基地局に向かうリンク)についてもキャリアアグリゲーション技術を適用するようになっている。
3GPPの規格では、試験時の移動体通信端末(DUT:Device Under Test)と移動端末試験装置とを接続するアンテナコネクタ構成を3種類規定している。移動端末試験装置は、3種類のアンテナコネクタ構成のDUTのいずれに対しても試験可能な構成となっていなければならない。
しかしながら、従来の移動端末試験装置にあっては、DUTとのアンテナコネクタを接続する無線ポートについて、決められた信号の受信しかできない場合があり、DUTのアンテナコネクタ構成によって、移動端末試験装置とDUTとの間に結合器や分配器等を組み合わせて接続して測定系を作る必要があった。
そこで、本発明は、無線ポートの受信信号に対する処理を変更可能にして、簡易に測定系を構築することができる移動端末試験装置を提供することを目的としている。
本発明の移動端末試験装置は、移動端末との間で無線信号を送信または送受信する複数の無線ポートを有し、この無線ポートはアンテナ構成がそれぞれ異なる各移動端末のアンテナと接続可能な移動端末試験装置であって、複数の無線ポートの一部をなす送受信無線ポートを含んでなる1つの無線信号処理部と、1つの無線信号処理部の送受信無線ポートにアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号を合わせた信号が入力される場合、アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは、1つの無線信号処理部に1の送受信無線ポートの受信周波数をアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させ、アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは、1つの無線信号処理部に1の送受信無線ポートの受信周波数をアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させる制御部と、を備えるものである。
この構成により、プライマリコンポーネントキャリアとセカンダリコンポーネントキャリアの信号の周波数の配置が離れたアップリンク信号を同一の無線ポートで受信する場合でも、移動端末との間に結合器や分配器等を接続することなく、簡易に測定系を構築することができる。
また、本発明の移動端末試験装置は、移動端末との間で無線信号を送信または送受信する複数の無線ポートを有し、この無線ポートはアンテナ構成がそれぞれ異なる各移動端末のアンテナと接続可能な移動端末試験装置であって、複数の無線ポートの一部をなす送受信無線ポートと、送受信無線ポートにアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号を合わせた信号が入力され、アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数が隣接している場合、アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数帯域を合算した帯域で受信させて試験を実施させる制御部と、を備えるものである。
この構成により、アップリンクのプライマリコンポーネントキャリアとセカンダリコンポーネントキャリアの信号の周波数の配置が隣接している場合に、受信周波数を変えることなく試験を実施することができ、試験時間を短縮させることができる。
また、本発明の移動端末試験装置において、制御部は、試験実施前に、TPC(Transmission Power Control)コマンドによりアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の出力レベルを調整させるものである。
この構成により、アップリンク信号の出力レベルを試験に適したレベルに調整することができ、精度良く試験を実施することができる。
また、本発明の移動端末試験装置において、制御部は、試験実施中に、TPCコマンドによりアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の出力レベルを固定させるものである。
この構成により、試験中のアップリンク信号の出力レベルを安定させることができ、精度良く試験を実施することができる。
本発明のアップリンク信号試験方法は、移動端末との間で無線信号を送受信する送受信無線ポートを含んでなる1つの無線信号処理部を有する移動端末試験装置のアップリンク信号試験方法であって、送受信無線ポートの1にアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号を合わせた信号が入力される場合、アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは1の送受信無線ポートの受信周波数をアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させるステップと、アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは1の送受信無線ポートの受信周波数をアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させるステップと、を備えるものである。
この構成により、プライマリコンポーネントキャリアとセカンダリコンポーネントキャリアの信号の周波数の配置が離れたアップリンク信号を同一の無線ポートで受信する場合でも、移動端末との間に結合器や分配器等を接続することなく、簡易に測定系を構築することができる。
本発明は、無線ポートの受信信号に対する処理を変更可能にして、簡易に測定系を構築することができる移動端末試験装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のPCCとSCCが別々のコネクタを使う構成の移動体通信端末との接続形態を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のPCCとSCCが共通のコネクタを使う構成の移動体通信端末との接続形態を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のPCCとSCCが共通のコネクタを使いアップリンクの送信アンテナが別々の構成の移動体通信端末との接続形態を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置の移動体通信端末のPCC及びSCCの送信パワーを調整する処理を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のPCCとSCCが共通のコネクタを使う構成のIntra-band contiguous CAの場合の受信試験手順を示すシーケンス図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のPCCとSCCが共通のコネクタを使う構成でのInter-band CAの場合の受信試験手順を示すシーケンス図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置のアップリンクのPCCとSCCが別々のコネクタを使う構成での受信試験手順を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る移動端末試験装置1は、擬似基地局として同軸ケーブル等を介して有線でDUT2(図2〜4参照)と無線信号を送受信するようになっている。移動端末試験装置1は、LTE−Aの規格に対応しており、アップリンクにおいてもキャリアアグリゲーション技術によりDUT2との間で通信できるようになっている。
移動端末試験装置1は、無線信号処理部10と、無線ハードウェア制御部11と、2つのコールプロセッシング部12−0、1と、2つの無線信号測定部13−0、1と、ユーザインターフェース部14と、制御部15とを含んで構成されている。
無線信号処理部10は、DUT2との間で無線信号を送受信するものである。無線信号処理部10は、コールプロセッシング部12−0、1の送信データを符号化や、変調、周波数変換などして無線信号を生成して送信する。また、無線信号処理部10は、DUT2から受信した無線信号を周波数変換や、復調、復号などしてコールプロセッシング部12−0、1に出力する。
無線信号処理部10は、4個の無線ポート101〜104を備えている。第1の無線ポート101と第3の無線ポート103は、無線信号の送受信ができるようになっている。第2の無線ポート102と第4の無線ポート104は、無線信号の送信のみができるようになっている。すなわち、第1の無線ポート101と第3の無線ポート103は、DUT2のダウンリンク(基地局から移動体通信端末に向かうリンク)の受信アンテナ及びDUT2のアップリンクの送信アンテナと接続するようになっている。第2の無線ポート102と第4の無線ポート104は、DUT2のダウンリンクの受信アンテナと接続するようになっている。
無線信号処理部10は、第1の無線ポート101と第3の無線ポート103から受信した受信信号をコールプロセッシング部12−0、1に出力する。無線信号処理部10は、コールプロセッシング部12−0、1の送信データを、結合したり単一CCの信号として送信したりすることができる。また、無線信号処理部10は、コールプロセッシング部12−0、1の送信データを、任意の無線ポート101〜104から出力することができる。
無線ハードウェア制御部11は、無線信号処理部10を制御して、無線信号の送受信レベルや周波数を制御するものである。
コールプロセッシング部12−0、1は、無線信号処理部10及び無線ハードウェア制御部11と接続され、設定されたパラメータに従って無線ハードウェア制御部11に設定信号を送信して無線信号処理部10に試験条件に適合した無線信号を送信させる。また、コールプロセッシング部12−0、1は、無線信号処理部10を介して、DUT2との間で無線信号を送受信して、コンポーネントキャリアとしての試験条件に適合した呼接続をDUT2との間で行なったり、試験条件に対応したコンポーネントキャリアとしての呼制御を行なったりするものである。すなわち、一つのコールプロセッシング部12−0、1が一つのコンポーネントキャリアとして動作する。
本実施形態の移動端末試験装置1は、複数のコールプロセッシング部12−0、1を備え、複数のコンポーネントキャリアによるキャリアアグリゲーションに対応するようになっている。
無線信号測定部13−0、1は、無線信号処理部10と接続され、無線信号処理部10の送受信する無線信号の送受信レベルやスループットなどを測定し、測定結果を制御部15に出力するようになっている。制御部15は、無線信号測定部13−0、1からの測定結果を時刻情報などと関連付けてハードディスク等に記憶しておき、ユーザの要求によりユーザインターフェース部14に表示出力させたり、ログとしてファイルに出力したりするようになっている。
ユーザインターフェース部14は、ユーザからの操作入力を受け付ける入力部141と、試験用パラメータの設定画面や無線信号測定部13の測定結果などを表示する表示部142とを備えている。入力部141は、タッチパッドやキーボードやプッシュボタンなどによって構成される。表示部142は、液晶表示装置などによって構成される。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、ハードディスク装置と、入出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
制御部15のROM及びハードディスク装置には、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットを制御部15として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、制御部15において、CPUがROM及びハードディスク装置に記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、制御部15として機能する。
制御部15の入出力ポートには、無線ハードウェア制御部11、コールプロセッシング部12−0、1、無線信号測定部13−0、1、ユーザインターフェース部14が接続され、制御部15と各部は信号の送受信をできるようになっている。
なお、本実施形態において、無線ハードウェア制御部11、コールプロセッシング部12−0、1、無線信号測定部13−0、1は、各処理を実行するようにプログラミングされたDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサによってそれぞれ構成されている。また、無線信号処理部10は、通信モジュールによって構成されている。
制御部15は、表示部142に表示させたパラメータ設定画面に従って設定されたパラメータに基づいて、無線ハードウェア制御部11に設定信号を送信して無線信号処理部10による無線信号のパラメータを制御したり、コールプロセッシング部12−0、1に設定パラメータを通知してCCのパラメータを制御して試験のための設定を行なったりして、無線信号測定部13により測定を行なうようになっている。
また、制御部15は、入力部141に入力された指示に従って、無線ハードウェア制御部11及びコールプロセッシング部12−0、1に信号を送信して、試験用の呼制御などを行なわせるようになっている。
具体的には、まず、ユーザにより試験に使用するCCのパラメータ設定が行なわれる。制御部15は、ユーザによる入力部141の操作によりパラメータ設定の機能が選択されると、例えば、表示部142にパラメータ設定画面を表示させて、各CCのデュプレックスモードやチャネル帯域幅などのパラメータを設定させる。
ユーザは、目的の試験に合わせてパラメータをCCごとに設定する。制御部15は、設定されたパラメータをCCごとにハードディスク装置に記憶するとともに、対応するコールプロセッシング部12−0、1にパラメータを通知し、コールプロセッシング部12−0、1が設定されたパラメータに従ってCCの制御をできるようにする。
パラメータを設定した後、ユーザは、移動端末試験装置1とDUT2とを有線で接続して測定系を構築する。3GPPでは、試験対象となるDUT2のアンテナコネクタ構成が3種類規定されている。
図2は、PCCとSCCが別々のコネクタを使う構成のDUT2の接続形態を示している。なお、図中「p」はプライマリコンポーネントキャリア、「s」はセカンダリコンポーネントキャリアの信号を示す。
図2に示すように、第1の無線ポート101は、DUT2のPCCの送受信アンテナ(プライマリアンテナ)へ接続され、第2の無線ポート102は、DUT2のPCCの受信アンテナ(セカンダリアンテナ)へ接続され、第3の無線ポート103は、DUT2のSCCの送受信アンテナへ接続され、第4の無線ポート104は、DUT2のSCCの受信アンテナへ接続される。
この場合、制御部15は、送信処理においては、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、各無線ポートに対応するCCの信号のみの送信を行なうように設定する。また、制御部15は、受信処理においては、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、各無線ポートに対応するCCの周波数や帯域の条件に合わせて受信を行ない対応するコールプロセッシング部12−0、1に出力させるとともに、無線信号測定部13−0、1にも出力させる。
図3は、PCCとSCCが共通のコネクタを使う構成のDUT2の接続形態を示している。
図3に示すように、第1の無線ポート101は、DUT2のPCC及びSCCの送受信アンテナへ接続され、第2の無線ポート102は、DUT2のPCC及びSCCの受信アンテナへ接続される。なお、DUT2がこのようなアンテナコネクタ構成の場合、第3の無線ポート103と第4の無線ポート104に別のDUT2を接続するようにしてもかまわない。このようにすると、移動端末試験装置1一台で2台のDUT2を一度に試験することができる。
この場合、制御部15は、送信処理においては、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、各無線ポートにPCCとSCCを結合した信号を送信するように設定する。また、制御部15は、受信処理においては、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、Intra-band non-contiguous CAやInter-band CAの場合は、単一無線ポートでPCC及びSCCの両方の信号を受信できるように各CCの周波数に合わせて受信周波数を変えて受信を行なわせて、対応するコールプロセッシング部12−0、1に出力させるとともに、無線信号測定部13−0、1にも出力させる。また、制御部15は、受信処理において、Intra-band contiguous CAの場合は、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、PCCとSCCの合算の帯域で受信を行ない対応するコールプロセッシング部12−0、1に振り分けて出力させるとともに、無線信号測定部13−0、1のいずれかに出力させる。
図4は、PCCとSCCが共通のコネクタを使いアップリンクの送信アンテナが別々の構成のDUT2の接続形態を示している。
図4に示すように、第1の無線ポート101は、DUT2のPCCの送受信アンテナ及びSCCの受信アンテナに接続され、第3の無線ポート103は、DUT2のSCCの送受信アンテナ及びPCCの受信アンテナに接続される。この場合、制御部15は、送信処理においては、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、各無線ポートにPCCとSCCを結合した信号を送信するように設定する。また、制御部15は、受信処理においては、無線ハードウェア制御部11により、無線信号処理部10に、各無線ポートに対応するCCの周波数や帯域の条件に合わせて受信を行ない対応するコールプロセッシング部12−0、1に出力させるとともに、無線信号測定部13−0、1にも出力させる。
ユーザは、上記いずれかの接続形態により移動端末試験装置1とDUT2とを接続し、接続した形態を入力部141の操作により移動端末試験装置1に設定する。制御部15は、設定された接続形態に合わせて、上述したような、無線ポート101〜104からの受信信号のコールプロセッシング部12−0、1への割り当てやコールプロセッシング部12−0、1の送信信号の出力先無線ポート101〜104の設定などを行なう。
このように、本実施形態の移動端末試験装置1では、DUT2との間をアンテナコネクタで接続するのみで、3GPPで規定された3種類のアンテナコネクタ構成に対応した測定系を構築することができ、DUT2との間に結合器や分配器等を接続することなく、簡易に測定系を構築することができる。
その後、ユーザは、DUT2の電源を入れるなどして位置登録を行なわせ、移動端末試験装置1側で位置登録が正常に行なわれたか確認する。
制御部15は、位置登録が行なわれた状態で、ユーザによる入力部141の操作により呼接続の操作が行なわれると、ユーザに指定されたCCに対応するコールプロセッシング部12−0、1に呼接続の指示を送信し、呼接続を行なわせる。
制御部15は、呼接続が行なわれた状態で、ユーザによる入力部141の操作により送信試験の実行の操作が行なわれると、無線信号測定部13−0、1に試験実行の指示を送信して、送信信号の試験を行なわせ、無線信号測定部13−0、1から試験結果の情報を受信すると、ログとしてハードディスク装置に記憶するとともに、表示部142に結果等を表示させる。
また、制御部15は、呼接続が行なわれた状態で、ユーザによる入力部141の操作により受信試験の実行の操作が行なわれると、呼接続されたCCに対応するコールプロセッシング部12−0、1に試験実行の指示を送信して、DUT2の送信信号の出力レベルを調節させ、無線信号測定部13−0、1に試験実行の指示を送信して、受信信号の測定を行なわせ、無線信号測定部13−0、1から測定結果の情報を受信すると、ログとしてハードディスク装置に記憶するとともに、表示部142に結果等を表示させる。
このような移動端末試験装置1によりアップリンクのキャリアアグリゲーションの試験を行なう場合、ユーザは、PCCとしてのCCのパラメータの設定と、SCCとしてのCCのパラメータ設定を行ない、移動端末試験装置1とDUT2とを接続し、位置登録を行なわせる。
制御部15は、位置登録が行なわれた状態で、ユーザによる入力部141の操作により呼接続の操作が行なわれると、PCCとして設定されたCCに対応するコールプロセッシング部12−0に呼接続の指示を送信し、呼接続を行なわせる。
その後、制御部15は、ユーザによる入力部141の操作によりSCCの呼接続の操作が行なわれると、PCCとして設定されたCCに対応するコールプロセッシング部12−0にSCCの呼接続の指示を送信し、SCCとして設定されたCCに対応するコールプロセッシング部12−1に呼接続の指示を送信し、呼接続を行なわせる。
このようにして、ユーザは、試験条件に合ったPCC及びSCCでの呼接続を行なわせ、アップリンクのキャリアアグリゲーションでの受信試験を行なう。
ユーザによる入力部141の操作により測定開始が指示されると、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1によりDUT2からのPCC及びSCCの送信パワーを予め設定されたレベルになるように図5に示すフローチャートの手順で調整させる。
図5に示すように、制御部15は、PCCに対応するコールプロセッシング部12−0にPCCの受信に設定された無線ポートでPCCの受信を行なわせる(ステップS11)。
そして、制御部15は、コールプロセッシング部12−0にPCCの受信に設定された無線ポートでPCCのパワーが所定のレベルになるようにTPCコマンドを送信させDUT2の送信パワーを制御するとともに、SCCに対応するコールプロセッシング部12−1にSCCの受信に設定された無線ポートでSCCのパワー制御のためのTPCコマンドを常に0dB(パワーの増減を行なわない)で送信させる(ステップS12)。
PCCのパワーが所定のレベルになると、制御部15は、コールプロセッシング部12−0にPCCの受信に設定された無線ポートでPCCのパワー制御のためのTPCコマンドを常に0dB(パワーの増減を行なわない)で送信させるとともに、図3に示したアンテナコネクタ構成のように1つの無線ポートでPCCとSCCの両方を受信する場合は無線ハードウェア制御部11にSCCの受信に設定された無線ポートの受信周波数をSCCの周波数に切替えさせる(ステップS13)。
次いで、制御部15は、コールプロセッシング部12−1にSCCの受信に設定された無線ポートでSCCの受信を行なわせる(ステップS14)。
そして、制御部15は、コールプロセッシング部12−1にSCCの受信に設定された無線ポートでSCCのパワーが所定のレベルになるようにTPCコマンドを送信させDUT2の送信パワーを制御する(ステップS15)。
SCCのパワーが所定のレベルになると、図3に示したアンテナコネクタ構成のように1つの無線ポートでPCCとSCCの両方を受信する場合には、制御部15は、無線ハードウェア制御部11にPCCの受信に設定された無線ポートの受信周波数をPCCの周波数に切替えさせる(ステップS16)。
このようにして、DUT2からのPCC及びSCCの送信パワーを調整したあと、制御部15は、受信試験の手順を行なう。
図3に示したPCCとSCCが共通のコネクタを使う構成でのCCの周波数の配置がIntra-band contiguous CAの場合の受信試験時の手順を図6のシーケンス図で説明する。
図6に示すように、まず、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1に「測定前準備指示」を送信する(ステップS21)。
コールプロセッシング部12−0、1は、「測定前準備指示」を受信すると、送信するTPCコマンドを0dB固定とするとともに、HARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat request-ACKnowledge)情報に常にACK(ACKnowledge)を設定するようにし(ステップS22)、制御部15に「測定前準備完了」を送信する(ステップS23)。
制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1から「測定前準備完了」を受信すると、無線信号測定部13−0にアップリンクのPCCの周波数やアップリンクのPCCとSCCの合算の周波数帯域などの受信試験内容を含んだ「測定前準備指示」を送信する(ステップS24)。
無線信号測定部13−0は、「測定前準備指示」を受信すると、「測定前準備指示」に含まれた受信試験内容に基づいて測定前準備を行ない、測定前準備が完了したら「測定前準備完了」を制御部15に送信し(ステップS25)、アップリンクのPCCの周波数を基準としてアップリンクのPCCとSCCの周波数帯域を合算した全帯域で受信信号の測定を行なう(ステップS26)。
無線信号測定部13−0は、受信信号の測定が終わると、制御部15に測定結果を含んだ「試験結果報告」を送信する(ステップS27)。
制御部15は、無線信号測定部13−0から「試験結果報告」を受信すると、「試験結果報告」に含まれる測定結果情報などをハードディスク装置に記憶する。そして、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1に「測定完了通知」を送信する(ステップS28)。
コールプロセッシング部12−0、1は、「測定完了通知」を受信すると、測定前に変更した設定を元に戻し(ステップS29)、「処理完了通知」を制御部15に送信する(ステップS30)。
このように、CCの周波数の配置がIntra-band contiguous CAの場合PCCとSCCの周波数帯域を合算した帯域で測定を行なうので、別々に測定する場合に比べ、試験時間を短縮させることができる。
次に、図3に示したPCCとSCCが共通のコネクタを使う構成でのCCの周波数の配置がInter-band CAの場合の受信試験時の手順を説明する。
まず、制御部15は、上述の図5の処理によりDUT2からのPCC及びSCCの送信パワーを調整したあと、図7のシーケンス図の手順で試験を行なう。
図7に示すように、まず、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1に「測定前準備指示」を送信する(ステップS41)。
コールプロセッシング部12−0、1は、「測定前準備指示」を受信すると、送信するTPCコマンドを0dB固定とするとともに、HARQ−ACK情報に常にACKを設定するようにし(ステップS42)、制御部15に「測定前準備完了」を送信する(ステップS43)。
制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1から「測定前準備完了」を受信すると、無線信号測定部13−0にアップリンクのPCCの周波数やアップリンクのPCCの周波数帯域などの受信試験内容を含んだ「PCC測定前準備指示」を送信する(ステップS44)。
無線信号測定部13−0は、「PCC測定前準備指示」を受信すると、「PCC測定前準備指示」に含まれた受信試験内容に基づいて測定前準備を行ない、測定前準備が完了したら「PCC測定前準備完了」を制御部15に送信し(ステップS45)、アップリンクのPCCの周波数を基準としてアップリンクのPCCの周波数帯域で受信信号の測定を行なう(ステップS46)。
無線信号測定部13−0は、受信信号の測定が終わると、制御部15に測定結果を含んだ「PCC試験結果報告」を送信する(ステップS47)。
制御部15は、無線信号測定部13−0から「PCC試験結果報告」を受信すると、「PCC試験結果報告」に含まれる測定結果情報などをハードディスク装置に記憶する。そして、制御部15は、無線信号測定部13−0にアップリンクのSCCの周波数やアップリンクのSCCの周波数帯域などの受信試験内容を含んだ「SCC測定前準備指示」を送信する(ステップS48)。
無線信号測定部13−0は、「SCC測定前準備指示」を受信すると、「SCC測定前準備指示」に含まれた受信試験内容に基づいて無線ハードウェア制御部11にSCCの受信に設定された第1の無線ポート101の情報とアップリンクのSCCの周波数を含む「周波数切替指示」を送信する(ステップS49)。
無線ハードウェア制御部11は、「周波数切替指示」を受信すると、「周波数切替指示」に含まれる情報に基づいて、第1の無線ポート101の周波数をアップリンクのSCCの周波数に変更し(ステップS50)、無線信号測定部13−0に「周波数切替完了」を送信する(ステップS51)。
無線信号測定部13−0は、無線ハードウェア制御部11から「周波数切替完了」を受信すると、「SCC測定前準備完了」を制御部15に送信し(ステップS52)、アップリンクのSCCの周波数を基準としてアップリンクのSCCの周波数帯域で受信信号の測定を行なう(ステップS53)。
無線信号測定部13−0は、受信信号の測定が終わると、無線ハードウェア制御部11に第1の無線ポート101の情報とアップリンクのPCCの周波数を含む「周波数切替指示」を送信する(ステップS54)。
無線ハードウェア制御部11は、「周波数切替指示」を受信すると、「周波数切替指示」に含まれる情報に基づいて、第1の無線ポート101の周波数をアップリンクのPCCの周波数に変更し(ステップS55)、無線信号測定部13−0に「周波数切替完了」を送信する(ステップS56)。
無線信号測定部13−0は、無線ハードウェア制御部11から「周波数切替完了」を受信すると、制御部15に測定結果を含んだ「SCC試験結果報告」を送信する(ステップS57)。
制御部15は、無線信号測定部13−0から「SCC試験結果報告」を受信すると、「SCC試験結果報告」に含まれる測定結果情報などをハードディスク装置に記憶する。そして、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1に「測定完了通知」を送信する(ステップS58)。
コールプロセッシング部12−0、1は、「測定完了通知」を受信すると、測定前に変更した設定を元に戻し(ステップS59)、「処理完了通知」を制御部15に送信する(ステップS60)。
このように、Inter-band CAのようにCCの周波数の配置が離れたPCCとSCCを同一の無線ポートで受信する場合でも、受信周波数を変えて各CCの信号を受信し、アップリンクのキャリアアグリゲーションの受信試験を実施することができ、DUT2との間に結合器や分配器等を接続することなく、簡易に測定系を構築することができる。
次に、図2または図4に示したアップリンクのPCCとSCCが別々のコネクタを使う構成での受信試験時の手順を説明する。
まず、制御部15は、上述の図5の処理によりDUT2からのPCC及びSCCの送信パワーを調整したあと、図8のシーケンス図の手順で試験を行なう。
図8に示すように、まず、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1に「測定前準備指示」を送信する(ステップS71)。
コールプロセッシング部12−0、1は、「測定前準備指示」を受信すると、送信するTPCコマンドを0dB固定とするとともに、HARQ−ACK情報に常にACKを設定するようにし(ステップS72)、制御部15に「測定前準備完了」を送信する(ステップS73)。
制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1から「測定前準備完了」を受信すると、PCCに対応する無線信号測定部13−0にアップリンクのPCCの周波数やアップリンクのPCCの周波数帯域などの受信試験内容を含んだ「PCC測定前準備指示」を送信する(ステップS74)。
無線信号測定部13−0は、「PCC測定前準備指示」を受信すると、「PCC測定前準備指示」に含まれた受信試験内容に基づいて測定前準備を行ない、測定前準備が完了したら「PCC測定前準備完了」を制御部15に送信する(ステップS75)。
制御部15は、無線信号測定部13−0から「PCC測定前準備完了」を受信すると、続けて、SCCに対応する無線信号測定部13−1にアップリンクのSCCの周波数やアップリンクのSCCの周波数帯域などの受信試験内容を含んだ「SCC測定前準備指示」を送信する(ステップS76)。
無線信号測定部13−1は、「SCC測定前準備指示」を受信すると、「SCC測定前準備指示」に含まれた受信試験内容に基づいて測定前準備を行ない、測定前準備が完了したら「SCC測定前準備完了」を制御部15に送信する(ステップS77)。
そして、無線信号測定部13−0は、アップリンクのPCCの周波数を基準としてアップリンクのPCCの周波数帯域で受信信号の測定を行ない(ステップS78)、受信信号の測定が終わると、制御部15に測定結果を含んだ「PCC試験結果報告」を送信する(ステップS79)。
制御部15は、無線信号測定部13−0から「PCC試験結果報告」を受信すると、「PCC試験結果報告」に含まれる測定結果情報などをハードディスク装置に記憶する。
また、無線信号測定部13−1は、アップリンクのSCCの周波数を基準としてアップリンクのSCCの周波数帯域で受信信号の測定を行ない(ステップS80)、受信信号の測定が終わると、制御部15に測定結果を含んだ「SCC試験結果報告」を送信する(ステップS81)。
制御部15は、無線信号測定部13−1から「SCC試験結果報告」を受信すると、「SCC試験結果報告」に含まれる測定結果情報などをハードディスク装置に記憶する。そして、制御部15は、コールプロセッシング部12−0、1に「測定完了通知」を送信する(ステップS82)。
コールプロセッシング部12−0、1は、「測定完了通知」を受信すると、測定前に変更した設定を元に戻し(ステップS83)、「処理完了通知」を制御部15に送信する(ステップS84)。
このように、アップリンクのPCCとSCCの信号を別々の無線ポートで受信する場合は、各無線ポートの対応するCCの周波数や帯域の条件に合わせて受信を行ない、アップリンクのキャリアアグリゲーションの受信試験を実施することができる。
以上のように、上述の実施形態では、送受信を行なう第1の無線ポート101、第3の無線ポート103にアップリンクのPCC信号とアップリンクのSCC信号を合わせた信号が入力される場合、第1の無線ポート101または第3の無線ポート103の受信周波数をアップリンクのPCC信号の周波数に変更させてアップリンクのPCC信号の試験を行なわせ、第1の無線ポート101または第3の無線ポート103の受信周波数をアップリンクのSCC信号の周波数に変更させてアップリンクのSCC信号の試験を行なわせる制御部15を備える。
これにより、Inter-band CAのようにCCの周波数の配置が離れたPCCとSCCを同一の無線ポートで受信する場合でも、アップリンクのキャリアアグリゲーションの受信試験を実施することができ、DUT2との間に結合器や分配器等を接続することなく、簡易に測定系を構築することができる。
また、制御部15は、アップリンクのPCC信号とアップリンクのSCC信号の周波数が隣接している場合、アップリンクのPCC信号とアップリンクのSCC信号の周波数帯域を合算した帯域で受信させて試験を実施させる。
これにより、PCCとSCCの周波数帯域を合算した帯域で測定を行なうので、別々に測定する場合に比べ、試験時間を短縮させることができる。
また、制御部15は、試験実施前に、TPCコマンドによりアップリンクのPCC信号とアップリンクのSCC信号の出力レベルを調整させる。
これにより、アップリンク信号の出力レベルを試験に適したレベルに調整することができ、精度良く試験を実施することができる。
また、制御部15は、試験実施中に、TPCコマンドによりアップリンクのPCC信号とアップリンクのSCC信号の出力レベルを固定させる。
これにより、試験中のアップリンク信号の出力レベルを安定させることができ、精度良く試験を実施することができる。
また、上述の実施形態では、無線信号の送受信を行なう第1の無線ポート101、第3の無線ポート103と、無線信号の送信を行なう第2の無線ポート102、第4の無線ポート104とを備えている。
これにより、3GPPの規格に記載されたDUT2のアンテナコネクタ構成のいずれについても、DUT2との間に結合器や分配器等を接続することなく、簡易に測定系を構築することができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 移動端末試験装置
2 DUT(Device Under Test)
10 無線信号処理部
11 無線ハードウェア制御部
12−0、1 コールプロセッシング部
13−0、1 無線信号測定部
14 ユーザインターフェース部
15 制御部
101 第1の無線ポート
102 第2の無線ポート
103 第3の無線ポート
104 第4の無線ポート
141 入力部
142 表示部

Claims (5)

  1. 移動端末との間で無線信号を送信または送受信する複数の無線ポートを有し、前記無線ポートはアンテナ構成がそれぞれ異なる各移動端末の当該アンテナと接続可能な移動端末試験装置であって、
    前記複数の無線ポートの一部をなす送受信無線ポート(101、103)を含んでなる1つの無線信号処理部(10)と、
    前記1つの無線信号処理部の前記送受信無線ポートの1(101)にアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号を合わせた信号が入力される場合、前記アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは、前記1つの無線信号処理部に前記1の送受信無線ポートの受信周波数を前記アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させ、前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは、前記1つの無線信号処理部に前記1の送受信無線ポートの受信周波数を前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させる制御部(15)と、を備える移動端末試験装置。
  2. 移動端末との間で無線信号を送信または送受信する複数の無線ポートを有し、前記無線ポートはアンテナ構成がそれぞれ異なる各移動端末の当該アンテナと接続可能な移動端末試験装置であって、
    前記複数の無線ポートの一部をなす送受信無線ポート(101、103)と、
    前記送受信無線ポートにアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号を合わせた信号が入力され、前記アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号と前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数が隣接している場合、前記アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号と前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数帯域を合算した帯域で受信させて試験を実施させる制御部(15)と、を備える移動端末試験装置。
  3. 前記制御部は、試験実施前に、TPCコマンドにより前記アップリンクのプライマリコ
    ンポーネントキャリア信号と前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号
    の出力レベルを調整させる請求項1または2に記載の移動端末試験装置。
  4. 前記制御部は、試験実施中に、TPCコマンドにより前記アップリンクのプライマリコ
    ンポーネントキャリア信号と前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号
    の出力レベルを固定させる請求項1から3のいずれか1項に記載の移動端末試験装置。
  5. 移動端末との間で無線信号を送受信する送受信無線ポートを含んでなる1つの無線信号処理部を有する移動端末試験装置のアップリンク信号試験方法であって、
    前記送受信無線ポートの1にアップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号とアップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号を合わせた信号が入力される場合、
    前記アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは前記1の送受信無線ポートの受信周波数を前記アップリンクのプライマリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させるステップと、
    前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の試験を行なうときは前記1の送受信無線ポートの受信周波数を前記アップリンクのセカンダリコンポーネントキャリア信号の周波数に変更させるステップと、を備えるアップリンク信号試験方法。
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