JP6234147B2 - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

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本発明は、プリレック機能を有する画像記録装置及び画像記録方法に関する。
従来の画像記録装置には、ユーザの記録開始指示より前の時間に撮影された画像からさかのぼって本記録する機能(プリレック機能)を実装したものがある。これは、動画像信号を繰り返しメモリに記憶しておき、記録開始指示に応じて、当該指示の所定時間前に撮影された動画像信号以降を記録媒体に記録する機能である(特許文献1参照)。
この機能により、ユーザが記録開始ボタンを押下する前のシーンから動画像信号を記録できる。プリレック可能な時間は、プリレック用に割り当てられた記録領域のサイズと動画像の記録レートに依存する。プリレック機能により、撮り逃しを防ぐことができる。
特開2002−232834号公報
プリレック機能で録画された動画は、プリレック機能を使わずに録画された動画と違いがないので、プリレック機能で録画された動画を再生した場合、ユーザは、どの時点で記録開始操作をしたのかが分からなかった。
本発明は、プリレック機能を使用した場合、記録開始位置をユーザが容易に指定可能な画像記録装置及び画像記録方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像記録装置は、動画像を入力する動画像入力手段と、前記動画像を圧縮符号化し、符号化動画像データを出力する符号化処理手段と、記録開始指示に先行する所定時間分の前記符号化動画像データを記憶する記憶手段と、前記動画像入力手段により入力される前記動画像から、ユーザにより指定される被写体の位置を検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段により検出される被写体位置に従い、前記被写体検出手段により検出される前記被写体の軌跡を前記動画像に重畳する表示制御手段と、前記被写体の軌跡と前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データとの対応を記憶する位置管理テーブルと、前記記録開始指示を入力し、前記軌跡上の位置を指示する指示手段と、前記指示手段により入力される前記記録開始指示に従い、前記指示手段で指示される前記軌跡上の位置以降の、前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データ、及び、前記記録開始指示以降の、前記動画像入力手段により入力される前記動画像に対する前記符号化処理手段による前記符号化動画像データを記録媒体に記録する記録手段とを有し、前記表示制御手段は、前記記憶手段への前記符号化動画像データの記憶開始後に、前記軌跡の、前記動画像への重畳を開始することを特徴とする。
本発明によれば、記録開始したい位置を、被写体の軌跡位置で指定すればよいので、撮り逃しを防ぎ、且つ記録開始位置を容易に指定できるようになる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 プリレック機能に使用するメモリの説明図である。 バッファ位置管理テールの構成例である。 本実施例の記録動作フローチャートである。 被写体軌跡の表示例である。 被写体軌跡とステータスバーの表示例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した画像記録再生装置の一実施例の概略構成ブロック図を示す。
101はレンズユニットであり、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、及び変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と焦点調節を行なう機能とを兼ね備えた補正レンズ群により構成されている。104はCCD(Charge Coupled Device)撮像素子であり、光を電荷に変換し撮像信号を生成する。レンズユニット101は、撮像素子104の結像面上に被写体光学像を結像する。105はA/D処理部であり、撮像信号に所定の処理を施しデジタル画像データを出力する。レンズユニット101、撮像素子104及びA/D処理部105は、動画像入力手段としてのカメラユニット123を構成する。また、図1には図示していないが、変倍レンズ群及び絞りなどを駆動するアクチュエータ、手ぶれ補正のためのセンサ(例えば角速度センサ)及び手ぶれ補正手段(シフトレンズなど)が備えられている。カメラユニット123は、被写体を撮像するモジュールである。
118はカメラ制御CPU(Central Processing Unit)であり、CPU110の制御に従いカメラユニット123の各部を制御する。カメラ制御CPU118は、カメラユニット123の情報、例えば合焦情報及び手ぶれ情報などのカメラユニット123で得られる情報をCPU110に伝達する。
109はマイクユニットである。マイクユニット109は撮影時に周囲の音声を取り込み、音声信号を出力する。マイクユニットは、増幅器及び帯域制限器等を含む。119はA/D処理部であり、マイクユニット109から出力されるアナログ音声信号をデジタル音声データに変換する。
110はマイクロコンピュータからなるCPUであり、図示した記録再生装置の全体を制御する。CPU110は、プログラムを格納する不揮発性メモリ(ROM)、作業領域となる揮発性メモリ(RAM)、他のハードウエアとデータの受け渡しや制御用レジスタをアクセスするための外部バス、及び時間を計測するタイマを有する。
103はバスである。バス103には各ブロックが接続されており、CPU110の制御に従ってデータの受け渡しを行なう伝送路である。
102はCPU110の制御に従いデジタル画像データ及びデジタル音声データを圧縮符号化するエンコーダ又は符号化処理手段であり、圧縮画像データと圧縮音声データを時系列順に多重化して圧縮ビデオデータを生成する。エンコーダ102は、例えばデータ位置とフレーム位置の変換に必要となる情報などをCPU110に通知する。
121は記録再生回路であり、エンコーダ102と、メモリ106、メモリカード120及びデコーダ108とのインターフェースを有し、CPU110の制御によってデータの受け渡しを制御する。
106はメモリであり、各ブロックが作業用に使用可能となっている。また、メモリ106は、カメラユニット123から入力される画像データを一時的に記憶するバッファ手段としても使用される。バッファされるデータは、エンコーダ102で圧縮符号化された圧縮画像データである。
120は撮影した動画を記録するメモリカードである。記録再生回路121は、バス103に接続されるCPU110及びメモリ106とのインターフェースと、メモリカード120とのインターフェースを有している。記録再生回路121は、CPU110等からメモリカード120の制御レジスタにアクセスするための変換を行なう。
メモリカード120内には、映像(画像)データと音声データが圧縮状態で格納される。ユーザから記録開始指示を受けると、CPU110は、メモリ106内にバッファしていた圧縮データを読み出し、メモリカード120に記録する。記録再生回路121は、CPU110の介在無しにメモリ106とメモリカード120との間でデータを転送する、所謂ダイレクトメモリーアクセス(DMA)機能を備える。すなわち、記録再生回路121にメモリ106の先頭アドレスとデータ量、及びメモリカード120の先頭書き込みアドレスを指定すると、記録再生回路121は、メモリ106からメモリカード120にデータを転送する。
108はエンコーダ102に対応するデコーダである。デコーダ108は、CPU110に指定されたメモリ106のアドレスから圧縮データを逐次読み出し、復号化する。デコーダ108は、復号化された画像データ及び音声データを、例えば、ITU-R BT.656(CCIR656)等に準拠するフォーマットで出力する。デコーダ108はまた、静止画については、復号化された画像データのサイズを縮小(画素間引き)する機能を具備する。
107は音声出力部であり、117は映像出力部である。音声出力部107は、デコーダ108によって復号化された音声データを外部に出力する。また、映像出力部117は、デコーダ108によって復号化された画像データを所定の映像形式で外部に出力する。音声出力部107及び映像出力部117は、例えば、テレビジョン受像機等に接続する。
顔検出部124は、撮像素子104で撮像した画像データに顔検出処理を行って、画像内に含まれる人物の顔領域を検出する。顔検出部124は、特定種類の被写体として人物の顔を検出する被写体検出手段である。この顔検出処理は公知のアルゴリズムによって行われる。例えば、顔検出部124は、公知の特徴点を抽出する処理によって、スルー画像又は撮像画像から、眼、鼻及び口の各端点並びに顔の輪郭点等の特徴点を抽出し、これらの特徴点に基づいて被写体の顔領域と顔の大きさを検出する。
顔認識部125は、顔検出部124の検出結果に基づいて、認証対象となる顔の特徴を示す顔認証データを生成する。例えば、顔認識部125は、検出された顔の特徴点の位置、特徴点から求まる顔パーツの大きさ及び各特徴点の相対距離などから顔認証データを生成する。顔検出部124と顔認識部125を用いて、被写体になっている人物を検出する。
奥行き検出部126は、カメラから被写体までの距離を検出する。奥行き検出には例えば、位相差方式の外側センサを使用し、三角測量の原理で距離を計測する。
113はオンスクリーンディスプレイ(OSD)部であり、後述する各種設定を行なうためのメニュー画面、タイトル及び時間などの情報をビデオ画像に重畳又は合成する表示制御手段である。OSD部113は、デコーダ108から入力される画像データをキャプチャし、縮小処理を施し、任意の位置に再配置する機能も備えている。詳細は後述するが、OSD部113は、顔検出部124により検出された被写体位置に基づいて、被写体軌跡を描画する。
112はユーザが操作する複数のスイッチからなるスイッチ操作部である。スイッチ操作部112は、タッチパネル操作部115と同様に、ユーザ操作を受け付けてCPU110に入力する手段である。スイッチ操作部112は、動画の記録開始/終了を指示する記録開始・終了スイッチ、及びレンズユニット101の焦点距離を変更するズームボタンを備える。
CPU110は所定のファイルシステムを扱うソフトウェアを具備しており、このファイルシステムに従ってメモリカード120へのデータの読み書きが行なわれる。111はEEPROMであり、書き換え可能なROMである。CPU110は、スイッチ操作部112及びタッチパネル操作部115によるユーザの指示又は入力を待機しており、随時、受け付ける。
114はEVF(Electronic View Finder)であり、撮影視野内の被写体の配置等を確認するのに使用される。116は液晶パネルであり、撮影視野内の被写体を表示するモニタ画面として用いられる。
115はタッチパネル操作部であり、液晶パネル116と一体化されている。液晶パネル116にサムネイル画像や仮想ボタンを表示すると、ユーザは、タッチパネル操作部115によってそのサムネイル画像などを調節操作するような操作感で種々の指示をCPU110に入力できる。
122は、画面制御部であり、タッチパネル操作部115からの入力を演算して、仮想ボタンを押されたことを判断する。画面制御部122はさらに、液晶パネル116に表示する仮想ボタンの制御も行なっている。スイッチ操作部112とタッチパネル操作部115は、ユーザからの指示を入力する操作手段を構成する。
プリレック機能を説明する。プリレック機能は、撮影モードにおいて、記録開始指示に先行する所定時間内に撮影された動画像の圧縮画像データ又は符号化データをメモリ106に先行して記憶しておく先行記録又は暫定記録の機能である。先行記憶場所としてメモリ106の一部を使用するが、もちろん、メモリカード120を使用してもよい。
ユーザはスイッチ操作部112及びタッチパネル操作部115を操作することにより、プリレック機能の実行の有無を任意に設定できる。プリレック機能が設定されると、エンコーダ102は、カメラユニット123から出力される動画像の各画像データを圧縮し、その所定時間分の符号化データをメモリ106の決められた記憶領域に暫定記憶する。所定時間を経過した動画像部分をメモリ106から時間の経過とともに消去していくことで、メモリ106には、直近の所定時間分の動画像データが保持される。
記録開始指示があると、CPU110にその指示時点でメモリ106に記憶されていた所定時間分の動画像データ(符号化データ)をその先頭から読み出し、メモリカード120に書き込む。これに続けて、CPU110は、撮影開始指示後のカメラユニット123からの動画像の符号化画像データをメモリカード120に書き込む。撮影停止の指示があると、CPU110は、停止の指示があったシーンまでの動画像データ(符号化データ)をメモリカード120に記録し、記録を停止する。CPU110は引き続き、メモリ106に所定時間分の動画像データを記憶しながら、次の記録開始指示を待つ。
図2は、プリレック機能が設定されているときに、エンコーダ102がメモリ106に圧縮画像データを記憶する様子を示す模式図である。前述のように、本実施例では、メモリ106の決められた領域(アドレス)をプリレック機能のための記憶領域に設定している。この記憶領域を、いわゆるリングメモリ又はリングバッファとして使用する。
図2(1)はプリレック用記憶領域202のアドレスを示す。記憶領域202は、先頭アドレスが0x00001000、最終アドレスが0x02000FFFとする。本実施例では、符号化動画像データが数分程度、例えば、3分程度、記憶可能な領域をプリレック用記憶領域202としている。
エンコーダ102は、プリレック用記憶領域202の先頭から最終アドレスに向かい圧縮動画像信号を順次記憶し、最終アドレスまで記憶したら、再度先頭アドレスに戻り記憶を続けていく。図2(1)で、現在の書き込みアドレスが0x17FFFFFFの場合、0x17FFFFFFのデータが最新のデータであり、その直ぐ先のアドレス0x018000000に記録されているデータが最も古いデータとなる。
エンコーダ102は、1フレーム分の符号化動画像データをメモリ106に記憶する度に、その先頭アドレスをCPU110に通知する。これにより、CPU110は、現在から所定フレーム前の動画像が記憶されているメモリ106のアドレスを確認できる。
ユーザ操作によりCPU110がプリレック機能を有効にすると、エンコーダ102は、カメラユニット123からの動画像データの圧縮符号化を開始し、メモリ106のプリレック用記憶領域202への符号化データの書き込みを開始する。ただし、この段階では、メモリ106に記憶された符号化データは、メモリカード120には転送されない。記録停止状態では、プリレック用記憶領域202に直前の所定期間分の動画像データが圧縮状態で保持されることになる。
ユーザが記録開始指示をCPU110に入力すると、CPU110は、メモリ106のプリレック用記憶領域202に記憶された記録開始指示以降の所定期間前の符号化動画像データを逐次読み出して、メモリカード120に記録する。
図2(2)は、記録開始指示があったときにメモリ106に蓄積されている動画像データを示す模式図である。
図2(2)において、アドレス204までデータを記憶された時点で、ユーザが記録開始指示を入力したとする。CPU110は、撮影開始指示の所定期間前(例えば、3分前)の符号化動画像データの記憶アドレス206から符号化動画像データの読み出しを開始し、メモリカード120に記録するように、記録再生回路121に指示する。208は、記録開始指示から3分前までの符号化動画像データである。
CPU110は、プリレック機能で記憶領域202に保持された動画像に含まれる被写体の軌跡を管理する。そのためのバッファ位置管理テーブルの構成と例を図3に示す。図3に示すように、バッファ位置管理テーブルは、被写体ID、被写体座標及び記憶領域202のバッファアドレスから構成される。被写体座標を決定する時刻情報を含めても良い。この時刻情報を含めることにより、記憶領域202から消去されたふるい画像データに対応する被写体座標を簡単に判別出来、管理テーブルから消去出来る。また、この時刻情報は、記憶領域202に格納される符号化動画像データのタイムコードとも対応するので、バッファ管理テーブルにバッファアドレスを格納しなくても良くなる。
バッファ管理テーブルで、被写体IDは、被写体毎に割り当てられるユニークな識別子(ID)である。被写体が複数いる場合には、被写体毎に互いに異なる被写体IDが割り当てられる。バッファアドレスは、記憶領域202上で、被写体IDで特定される被写体を含むフレーム又は画面のアドレスを示す。被写体座標は、被写体IDで特定される被写体のフレーム又は画面上での座標を示す。被写体座標の原点(0,0)は、液晶パネル116の左上を示す。右下の座標は(959,539)である。図3では、被写体IDが0の被写体が座標(800,10)に位置するフレーム画像が、バッファメモリ0x15000000に記憶されていることを示す。
図3はまた、被写体IDが0の被写体が時間の経過と共に画面内で移動する様子を示す。被写体が増えた場合には、被写体IDと被写体座標が増加する。これにより、被写体と被写体位置とバッファアドレスとを関連付けすることができる。
図4は、本実施例の記録時の動作フローチャートを示す。
S401で、ユーザは、スイッチ操作部112又はタッチパネル操作部115により記録モードへの設定をCPU110に指示する。CPU110は、各部を記録モードでスタンバイさせる。
S402で、ユーザは、スイッチ操作部112又はタッチパネル操作部115等のユーザ指示手段によりプリレック機能のオンをCPU110に指示する。すなわち、ユーザが、スイッチ操作部112及びタッチパネル操作部115に備えたプリレックボタンを押下することで、CPU110は、プリレック機能をオンにする。
S403で、CPU110はプリレック動作を開始する。すなわち、カメラユニット123からの撮像画像データはエンコーダ102でエンコードされ、記録再生回路121によりメモリ106の記憶領域202に記憶される。これにより、常時、直前の所定時間分の撮影画像データ(符号化データ)が記憶領域202に保持される。
S404で、CPU110は、顔検出部124及び顔認識部125を使い、一定時間毎に(例えば、フレーム毎に)、被写体位置を検出し、その軌跡を液晶パネル116上に撮影画像に重畳して表示する。具体的には、1/30秒ごとに、顔検出部124が入力画像から被写体の顔を検出し、顔認識部125がその顔を認識する。これにより被写体を識別できる。そして、OSD部113が、識別した被写体の顔の中心位置にマークを描く。これを繰り返すことにより、被写体の軌跡を描画できる。ただし、被写体軌跡は、記憶領域202に保持されている画像データのシーンに対応するもののみを描画し、記憶領域202に保持されていない画像の被写体軌跡は、描画しない。すなわち、OSD部113は、記憶領域202への記憶開始後に、軌跡の撮影画像への重畳を開始する。被写体軌跡を描画する範囲は、バッファ位置管理テーブル(図3)に登録された被写体座標を参照することで決定できる。
OSD部113が描画する軌跡は、液晶パネル116上で撮影画像に重畳して表示される。複数の被写体がある場合、被写体の軌跡を被写体毎に色分けするのが好ましい。
S405で、CPU110は、被写体の軌跡位置とバッファアドレスとを関連付けるバッファ位置管理テーブル(図3)を作成する。CPU110は、図3に示すように、1/30秒毎にバッファ一管理テーブルに被写体座標とバッファアドレスを登録する。
S406で、CPU110は、タッチパネル操作部115及びスイッチ操作部112からのユーザ指示の有無を判別する。ユーザ指示があった場合(S406)、CPU110は、S407に進んで、被写体軌跡にタッチしたか否かを検出する。ユーザ指示が無かった場合(S406)、CPU110は、S404に戻り、被写体軌跡を表示する。
S407では、CPU110は、S406でユーザがタッチした座標と、バッファ位置管理テーブルに登録されている被写体軌跡の座標とを照合し、ユーザが軌跡を押下したか否かを判別する。被写体軌跡がタッチされなかった場合(S407)、CPU110は、S410に進み、記録開始指示があったか否かを検出する。軌跡が押下された場合(S407)、CPU110は、S408に進む。
記録開始指示がされていない場合(S410)、CPU110は、S404に戻り、被写体軌跡を表示する。記録開始指示を検出した場合(S410)、CPU110は、S409に進む。
S408で、CPU110は、S407で押下された軌跡の座標から、バッファ位置管理テーブル(図3)を参照し、押下された被写体軌跡に対応する記憶領域202のバッファアドレスを特定する。
S409で、CPU110は、記録媒体への動画記録を開始する。具体的には、被写体軌跡が指示された場合、CPU110は、記憶領域202の特定されたバッファアドレスからメモリカード120に動画データを本記録し、続けて、記録指示後の撮影画像をメモリカード120に本記録する。被写体軌跡が指示されていない場合、CPU110は、記憶領域202からメモリカード120に動画データを本記録し、続けて、記録指示後の撮影画像をメモリカード120に本記録する。
以上のように、本実施例では、ユーザが記録を開始したい被写体の軌跡位置を指定することで、プリレック機能においても、ユーザ所望の被写体位置から記録を開始できる。
図5は、プリレック時の被写体軌跡の表示例を示す。図5(1)は、ユーザがプリレック開始指示を入力し、入力画像の記憶領域202への記憶が開始した後に、被写体が登場したシーンである。図5(1)はS404に対応する。被写体軌跡は、プリレック開始後に被写体を検出した場合に表示される。
図5(2)は、図5(1)に続いて被写体たる人物Aが移動した状態を示す。人物Aの被写体軌跡(移動軌跡)も合わせて表示されている。なお、時間の経過により記憶領域202から消去された画像にあった被写体(人物A)の位置に対応する被写体軌跡は、表示されない。被写体が複数いる場合には、被写体軌跡の色を被写体毎に変えても良い。また、ユーザがタッチパネル操作部115から被写体を指定することで、表示されている被写体の被写体軌跡を非表示にすることや、表示されていない被写体の被写体軌跡を表示することが可能である。
図5(3)は、図5(2)に示す表示状態でユーザが被写体軌跡を指定した状態を示す。図5(3)は、ステップS408に対応する。先に説明したように、この被写体軌跡の指定により、プリレック機能で記憶領域202に先行保持された符号化データの内、軌跡上で指定された位置以降の符号化データが、記録開始指示に従いメモリカード120に本記録される。
ユーザが記録開始を支持すると、CPU110はOSD部113に指示して、図5(4)に示すように、液晶パネル116の画面上から被写体軌跡を非表示にする。
以上のように、プリレック機能が有効な場合であっても本記録の開始点をユーザが指定できるので、撮り逃しを防ぎつつ、ユーザの希望するタイミングからの録画が可能になる。
記憶領域202への格納状態を定量的に理解できるように、液晶パネル116の画面に記憶領域202の使用状態をステータスバーとしてグラフ表示してもよい。図6はその表示例を示す。被写体軌跡とステータスバーは、OSD部113が、被写体軌跡とステータスバーを描画し、撮影画像に重畳する。
図4に示す記録動作フローチャートを参照しつつ、ステータスバーの表示態様の変遷を説明する。
S401の段階では、図6(1)に示すように、ステータスバーは表示されない。S402でプリレック機能が有効化されると、OSD部113はステータスバーのグラフィックを生成し、図6(2)に示すようにステータスバーが表示される。ステータスバーは、記憶領域202に記憶可能なバッファ時間(ここでは、3分)で表示される。
S403でプリレック機能により記憶領域202に撮影画像データ(圧縮データ)が格納され始めると、OSD部113は、記憶領域202への画像データ格納量をステータスバー上に表示する。図6(3)に示す例では、約2分間の画像データが記憶領域202に保持されている。
S404で被写体が検出されると、OSD部113は、図6(4)に示すように、被写体軌跡を線で描画すると共に、ステータスバーに被写体軌跡の表示開始位置を示すシンボルを付加して表示する。図6(4)では、約2分20秒の動画像データが記憶領域202に保持され、ステータスバー上の軌跡表示開始位置から、そのうちの20秒間程度に被写体が存在することが分かる。
図6(5)に示すように、S406とS407でユーザが被写体軌跡を指示すると、CPU110は、指示された軌跡上の点に対応する画像データのシーンを、バッファ位置管理テーブルを参照して検索する。記録再生回路121は、検索されたシーン以降の動画像データを記憶領域202から読み出してメモリカード120に本記録する。
メモリカード120への記録が開始されると、OSD部113は、図6(6)に示すように、被写体軌跡とステータスバーを非表示とする。
以上のように、プリレック時に被写体軌跡と共にステータスバーを表示することで、先行又は暫定記録されているシーンの中で被写体を含むシーンが分かる。これにより、記録開始指示に先行して記憶領域202に暫定記録した画像の内で本記録される部分をユーザが認識しやすくなる。

Claims (4)

  1. 動画像を入力する動画像入力手段と、
    前記動画像を圧縮符号化し、符号化動画像データを出力する符号化処理手段と、
    記録開始指示に先行する所定時間分の前記符号化動画像データを記憶する記憶手段と、
    前記動画像入力手段により入力される前記動画像から、ユーザにより指定される被写体の位置を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段により検出される被写体位置に従い、前記被写体検出手段により検出される前記被写体の軌跡を前記動画像に重畳する表示制御手段と、
    前記被写体の軌跡と前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データとの対応を記憶する位置管理テーブルと、
    前記記録開始指示を入力し、前記軌跡上の位置を指示する指示手段と、
    前記指示手段により入力される前記記録開始指示に従い、前記指示手段で指示される前記軌跡上の位置以降の、前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データ、及び、前記記録開始指示以降の、前記動画像入力手段により入力される前記動画像に対する前記符号化処理手段による前記符号化動画像データを記録媒体に記録する記録手段
    とを有し、
    前記表示制御手段は、前記記憶手段への前記符号化動画像データの記憶開始後に、前記軌跡の、前記動画像への重畳を開始する
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データに対応する軌跡を前記動画像に重畳することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記指示手段による前記軌跡上の位置の指示が無い場合、前記記録手段は、前記指示手段により入力される前記記録開始指示に従い、前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データ、及び、前記記録開始指示以降の、前記動画像入力手段により入力される前記動画像に対する前記符号化処理手段による前記符号化動画像データを記録媒体に記録することを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 動画像を入力する動画像入力ステップと、
    前記動画像を圧縮符号化し、符号化動画像データを出力する符号化処理ステップと、
    記録開始指示に先行する所定時間分の前記符号化動画像データを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記動画像入力ステップにより入力される前記動画像から、ユーザにより指定される被写体の位置を検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出ステップにより検出される被写体位置に従い、前記被写体検出ステップにより検出される前記被写体の軌跡を前記動画像に重畳する表示制御ステップと、
    前記被写体の軌跡と前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データとの対応を管理テーブルに記憶するステップと、
    指示手段による前記記録開始指示の入力と前記軌跡上の位置の指示を受け付けるステップと、
    前記指示手段により入力される前記記録開始指示に従い、前記指示手段で指示される前記軌跡上の位置以降の、前記記憶手段に記憶される前記符号化動画像データ、及び、前記記録開始指示以降の、前記動画像入力ステップにより入力される前記動画像に対する前記符号化処理ステップによる前記符号化動画像データを記録媒体に記録する記録ステップ
    とを有し、
    前記表示制御ステップは、前記記憶手段への前記符号化動画像データの記憶開始後に、前記軌跡の、前記動画像への重畳を開始する
    ことを特徴とする画像記録方法。
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