JP6233521B2 - 基地局、無線通信システムおよび通信方法 - Google Patents

基地局、無線通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局、無線通信システムおよび通信方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、2つのeNB(eNode B)とUE(User Equipment)との間でパケットデータを送受信する、Dual Connectivityと称されるEUTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network。UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークが制定されている。
図1に、Dual Connectivityを実現する無線通信システムの構成の一例を示す。
図1に示す無線通信システムは、UE10と、MeNodeB(Master eNode B。以下、MeNBと表記する)20と、SeNodeB(Secondary eNode B。以下、SeNBと表記する)30と、MME(Mobility Management Entity)40と、S-GW(Serving Gateway)50と、を有している。
MeNB20は、マスタセル基地局である。
SeNB30は、スモールセル基地局である。なお、SeNB30の配下のセル(SCG:Secondary Cell Group)は、MeNB20の配下のセル(MCG:Master Cell Group)のカバーエリア内に位置している。
UE10は、2つのMeNB20およびSeNB30からDL(DownLink)のパケットデータを受信する端末である。なお、UE10は、UL(UpLink)のパケットデータについては、MeNB20のみに送信するか、または、2つのMeNB20およびSeNB30に送信することになる。
MME40は、CN(Core Network)に配置されたコアネットワーク装置であり、C(Control)-planeの伝送やUE10の移動管理を行う。
S-GW50は、CNに配置されたコアネットワーク装置であり、U(User)-planeのパケットデータの伝送を行う。
なお、MeNB20とSeNB30とは、X2 Interfaceを介して接続され、MME40およびS-GW50とMeNB20およびSeNB30とは、S1 Interfaceを介して接続されている。
図2に、Dual ConnectivityにおけるC-planeの接続構成の一例を示す。
図2に示すように、C-planeは接続されている。Dual Connectivityの接続状態にあるUE10のConnectionは、MeNB20とMME40間のS1-MMEのみとなる。また、UE10のRRC(Radio Resource Control) Connectionも、MeNB20との間の無線区間に存在するのみである。即ち、少なくともUE10とSeNB30との間の無線区間には、RRC Connectionが存在しない。ただし、SeNB30は、UE10へのRRCメッセージに関連する信号情報を作成して、その作成した信号情報をMeNB20経由でUE10に送信することはある。
また、Dual ConnectivityにおけるU-planeの接続構成としては、Split bearer option構成と、SCG bearer option構成と、が挙げられる。
図3に、Split bearer option構成の場合のU-planeの接続構成の一例を示す。図4に、Split bearer option構成の場合のRadio Protocolの接続構成の一例を示す。
図3および図4に示すように、Split bearer option構成の場合、U-planeのDLのパケットデータは、S-GW50からMeNB20にのみ送信され、SeNB30には送信されない。なお、図3および図4に示す構成において、MeNB20からUE10へのベアラは、MCG bearerと称され、SeNB30からUE10へのベアラは、SCG bearerと称される(後述の図5および図6において同じ)。
図4に示すように、UE10、MeNB20、およびSeNB30は、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、およびMAC(Medium Access Control)レイヤからなるレイヤ構成を取っている。
MeNB20では、S-GW50から受信したU-planeのDLのパケットデータは、PDCPレイヤにて受け付けられる。ここで、MeNB20の一方のPDCPレイヤ(図4中右側のレイヤ)は、ある一部のパケットデータ(PDCP PDU(Protocol Data Unit))については自配下のセル経由でUE10に送信し、ある一部のパケットデータ(PDCP PDU)についてはSeNB30経由でUE10に送信することができる。即ち、MeNB20のPDCPレイヤでは、U-planeのパケットデータを分離する(Splitする)ことができる。
このようなSplit bearer option構成においては、SeNB30のリソースを圧迫することなく、SeNB30のリソースを十分に利用するという目的のため、MeNB20が、SeNB30からFlow Control信号(フロー制御信号)をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNB30へ送信するDLのパケットデータのデータ量(PDCP PDUの量)を調整するFlow Control(フロー制御)が導入されている。
Flow Control信号は、MeNB20から受信したDLのパケットデータのUE10へのSeNB30の送信状況を示す情報と、SeNB30の残バッファー量を示す情報と、を含む。Flow Control信号は、他にも例えばSeNB30の送信電力に関する情報、SeNB30の収容できるベアラの数、SeNB30の収容できる最大ビットレートを含んでもよい。
ここで、Flow Controlのメカニズムについて、以下に具体例を挙げて説明する。
MeNB20は、自配下のセル経由で、PDCP SN(Sequence Number)#100, #102, #104, #106, #108のパケットデータをUE10に送信する。その一方、MeNB20は、SeNB30には、PDCP SN#101, #103, #105, #107, #109, #111のパケットデータを送信する。
SeNB30は、PDCP SN#101, #103, #105, #107, #109, #111のパケットデータをすべて受信し、UE10に送信することができたとする。また、SeNB30は、UE10からのRLC Ackを受信することで、パケットデータをすべて送信済みと判断したとする。この場合、SeNB30は、SeNB30の残バッファー量とともに、順番的に最後にUE10からRLC Ackを受信したPDCP SNとしてのSN#111を、Flow Control信号としてMeNB20にフィードバックする。ここで、“順番的に最後にUE10からRLC Ackを受信したPDCP SN”としてのSN#111をMeNB20に示すことで、MeNB20は、PDCP SN#101, #103, #105, #107, #109のパケットデータをすべてUE10に送信できたと判断することができる。なお、UE10からのRLC Ackの受信とは、非特許文献1(3GPP TS 36.322 V12.0.0)でいうところのStatus PDU(またはStatus Report)の受信に相当する。
MeNB20は、SeNB30に送信したパケットデータ(PDCP PDU)のすべてがUE10に送信完了したと判断すると、SeNB30の残バッファー量を見て、次にSeNB30に送信するパケットデータのデータ量(PDCP PDUの量)を調整する。
なお、上述した、Dual ConnectivityにおけるU-planeの接続構成のうち、SCG bearer option構成は本発明には関係しないが、参考のため、以下に簡単に説明する。
図5に、SCG bearer option構成の場合のU-planeの接続構成の一例を示す。図6に、SCG bearer option構成の場合のRadio Protocolの接続構成の一例を示す。
図5および図6に示すように、SCG bearer option構成の場合、U-planeのDLのパケットデータは、S-GW50からMeNB20およびSeNB30の双方に送信され、MeNB20およびSeNB30の各々の配下のセル経由でUE10に送信される。
このようなSCG Bearer Option構成においては、CNとUE10間で送受信されるパケットデータはX2-Uを経由することがない。ただし、例えば、SeNB30の追加や削除などの場合に、MeNB20またはSeNB30の一方に残存するパケットデータを他方にForwardingするData Forwardingを行うために、X2-Uが使用される。
3GPP TS 36.322 V12.0.0 (2014-06)
しかし、例えば、Split bearer option構成のように、第2の基地局(MeNB)が、CNから受信した下りデータを、自局と第1の基地局(SeNB)とを経由して端末(UE)に送信可能な構成である場合、以下のような問題がある。
例えば、第2の基地局がマクロ基地局である場合、第2の基地局は多くの第1の基地局と接続することがある。しかし、第2の基地局が、多くの第1の基地局から大量のFlow Control信号を受信することになると、第2の基地局のFlow Controlに関連する処理負荷が増加する。その結果、本来Dual Connectivityが狙う効果であるスループットの増加や通信の高速化といった効果が得られなくなる可能性がある。
また、例えば、昼間は会社にいてほぼ移動しないユーザがいたとする。このようなユーザの端末に対するパケットデータの送信において、第2の基地局は、自配下のセルを経由させないことができる。即ち、第2の基地局は、すべてのパケットデータを第1の基地局のセルを経由して端末に送信することができる。この構成では、第1の基地局を、第2の基地局におけるDual Connectivity専用のSeNBにする場合もあり、この場合は第1の基地局からのFlow Control信号を必要としない。この構成では、例えば、第1の基地局がPico eNBでありエリアに設置される数が多い場合も、MMEへの接続負荷を減らすために、第1の基地局をMMEと直接接続しない。即ち、この構成では、SeNBの機能を持つPico eNBはSeNB専用となる。
このように、例えば、Split bearer option構成においては、第1の基地局から第2の基地局にフィードバックするFlow Control信号を不要とすることが課題となっている。
そこで、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、上述した課題を解決することができる基地局、無線通信システムおよび通信方法を提供することにある。
本発明の基地局は、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局であって、
フロー制御の可不可を識別可能な情報を前記他の基地局に送信する通信部を有する。
本発明の無線通信システムは、
第1の基地局と、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と前記第1の基地局とを経由して端末に送信可能な第2の基地局と、を有し、
前記第2の基地局は、
フロー制御の可不可を識別可能な情報を前記第1の基地局に送信する。
本発明の通信方法は、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局による通信方法であって、
フロー制御の可不可を識別可能な情報を前記他の基地局に送信する。
本発明によれば、第2の基地局から第1の基地局にフィードバックするフロー制御信号を不要とすることができるという効果が得られる。
Dual Connectivityを実現する無線通信システムの全体構成の一例を示す図である。 Dual ConnectivityにおけるC-planeの接続構成の一例を示す図である。 Dual ConnectivityにおけるU-planeの接続構成の一例(Split bearer option)を示す図である。 Dual ConnectivityにおけるRadio Protocolの接続構成の一例(Split bearer option)を示す図である。 Dual ConnectivityにおけるU-planeの接続構成の他の例(SCG bearer option)を示す図である。 Dual ConnectivityにおけるRadio Protocolの接続構成の他の例(SCG bearer option)を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるMeNBの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるSeNBの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるMeNBの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるSeNBの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態におけるDual Connectivity設定手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態におけるMeNBによるFlow Control可不可判断処理の一例を示すフロー図である。 本発明の第3の実施形態におけるSeNB Addition Requestメッセージの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態におけるSeNB Addition Requestメッセージの他の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態におけるFlow Control IndicationのIEの他の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態におけるFlow Control IndicationのIEのさらに他の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるDual Connectivity設定手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施形態におけるFlow Control PeriodのIEの一例を示す図である。 本発明の第8の実施形態におけるFlow Control Frameのフォーマットの一例を示す図である。 本発明の第8の実施形態におけるFlow Control Frameのフォーマットの他の例を示す図である。 本発明の第9の実施形態における無線通信システムの全体構成の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
本実施形態は、無線通信システムの全体構成自体は図1と同様であるが、MeNB20およびSeNB30に新たな機能を追加している。
そこで、以下に、MeNB20およびSeNB30の構成について詳細に説明する。
SeNB30は、第1の基地局である。
MeNB20は、第2の基地局である。MeNB20は、Dual Connectivityを設定し、CNから受信したDLのパケットデータを、MeNB20(MeNB20のセル)とSeNB30とを経由してUE10に送信可能である。
図9に、MeNB20の構成の一例を示す。
図9に示すように、MeNB20は、通信部21を有している。
通信部21は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。Flow Controlとは、SeNB30からFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNB30に送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することである。
図10に、SeNB30の構成の一例を示す。
図10に示すように、SeNB30は、通信部31を有している。
通信部31は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をMeNB20から受信する。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、MeNB20によるFlow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。
したがって、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、Flow Controlが不可の場合にSeNB30からMeNB20へのFlow Control信号を不要にできる。これにより、MeNB20のFlow Controlに関連する処理負荷を低減することができるため、本来のスループットの増加や通信の高速化といったDual Connectivityの効果を得ることができる。
また、MeNB20が、すべてのパケットデータをSeNB30のセル経由でUE10に送信する場合に、SeNB30からMeNB20へのFlow Control信号を不要とすることができる。
(2)第2の実施形態
本実施形態は、無線通信システムの全体構成自体は第1の実施形態と同様であるが、MeNB20およびSeNB30の構成は第1の実施形態から変更している。
そこで、以下に、MeNB20およびSeNB30の構成について詳細に説明する。
図9に、MeNB20の構成の一例を示す。
図9に示すように、MeNB20は、第1の実施形態と比較して、制御部22が追加されている。
制御部22は、MeNB20によるFlow Controlの可不可を決定する。
通信部21は、制御部22が決定した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。
なお、制御部22および通信部21は、上述した動作以外に、上記の背景技術で説明したMeNBの機能を実現するための動作も行うものとする。
図10に、SeNB30の構成の一例を示す。
図10に示すように、SeNB30は、第1の実施形態と比較して、制御部32が追加されている。
通信部31は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をMeNB20から受信する。
制御部32は、MeNB20から受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNB20へのFlow Control信号のフィードバックを制御する。具体的には、Flow Controlが可であれば、Flow Control信号をMeNB20にフィードバックする。一方、Flow Controlが不可であれば、Flow Control信号をフィードバックしない。なお、Flow Control信号をフィードバックしない、とは、Flow Control信号をMeNB20に送信しない、と表現しても良い。
なお、制御部32および通信部31は、上述した動作以外に、上記の背景技術で説明したSeNBの機能を実現するための動作も行うものとする。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、MeNB20によるFlow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。
したがって、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(3)第3の実施形態
本実施形態は、第2の実施形態の動作をより具体化したものであり、無線通信システムの全体構成とMeNB20およびSeNB30の構成とは、第2の実施形態と同様である。
以下に、本実施形態の無線通信システムの動作について、図11を参照して説明する。
図11に、本実施形態の無線通信システムにおけるDual Connectivityの設定手順の一例を示す。なお、図11の例は、UE10が既にConnected状態にあることを前提にしている。
図11を参照すると、S-GW50は、ステップS101において、不図示のP-GW(Packet Data Network Gateway)からDLのパケットデータを受信するか、もしくは不図示のP-GWからCreate Bearer Requestメッセージを受信すると、ステップS102において、UE10へのE-RAB(EUTRAN-Radio Access Bearer)を設定する目的で、MME40に対し、Create Bearer Requestメッセージを送信する。
MME40は、S-GW50からCreate Bearer Requestメッセージを受信すると、ステップS103において、UE10が在圏するMeNB20に対し、E-RAB Setup Requestメッセージを送信する。
MeNB20の制御部22は、MME40からE-RAB Setup Requestメッセージを受信すると、ステップS104において、Dual Connectivityを設定するか否かを判断する。また、Dual Connectivityを設定する場合はFlow Controlの可不可も判断する。
図12に、図11のステップS104におけるMeNB20によるFlow Controlの可不可の判断手順の一例を示す。
図12を参照すると、まず、MeNB20の制御部22は、ステップS201において、UE10に設定するE-RABの通信種別を判断する。
ステップS201において、E-RABの通信種別が音声などのリアルタイムサービスに属するものであれば、MeNB20の制御部22は、ステップS202において、Dual Connectivityを設定不要と判断し、処理を終了する。
一方、ステップS201において、E-RABの通信種別がデータなどのノン・リアルタイムサービスに属するものであれば、続いて、MeNB20の制御部22は、ステップS203において、UE10がSeNB30の配下のセル内に在圏するかを判断する。
ステップS203において、UE10がSeNB30の配下のセル内に在圏しなければ、MeNB20の制御部22は、ステップS202において、Dual Connectivityを設定不要と判断し、処理を終了する。
一方、ステップS203において、UE10がSeNB30の配下のセル内に在圏すれば、MeNB20の制御部22は、ステップS204において、Dual Connectivityを設定要と判断する。
続いて、MeNB20の制御部22は、ステップS205において、MeNB20がSeNB30と接続した場合にMeNB20の処理能力が上限を超えるか否かを判断する。
ステップS205において、MeNB20の処理能力が上限を超えれば、MeNB20の制御部22は、ステップS206において、Flow Controlは不可と判断し、処理を終了する。
一方、ステップS205において、MeNB20の処理能力が上限を超えなければ、MeNB20の制御部22は、ステップS207において、Flow Controlは可と判断し、処理を終了する。
なお、ステップS205におけるFlow Controlの可不可の判断は、MeNB20の処理能力が上限を超えるか否かで判断すること以外に、その他の方法で判断することができる。
例えば、MeNB20の負荷状況で判断することができる。例えば、MeNB20の負荷状況の指標としてCPU(Central Processing Unit)使用率を用いる場合、CPU使用率が閾値よりも高い場合に、Flow controlを不可と判断することができる。
または、E-RABのQoS(Quality of Service)で判断することもできる。例えば、QoSの高い(即ち、プライオリティの高い)E-RABは、よりよいサービスを提供するために、Flow Controlを可と判断することができる。逆に、QoSの低い(即ち、プライオリティの低い)E-RABは、Flow Controlを不可と判断することができる。
図11を再度参照すると、MeNB20の制御部22は、ステップS104でDual Connectivityを設定要と判断した場合、ステップS105において、ステップS104で判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)をSeNB Addition Requestメッセージに設定する。MeNB20の通信部21は、そのSeNB Addition RequestメッセージをSeNB30に送信する。ここで、Flow Control Indicationは、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを示すIE(Information Element。情報要素)である。
図13に、SeNB Addition Requestメッセージの一例を示す。
図13に示すSeNB Addition Requestメッセージでは、Flow Control IndicationがE-RABリストの中に示されている。これは、Flow Control Indicationが、E-RABごとに設定されることを意味している。
しかし、Flow Control Indicationは、E-RABごとに設定するのではなく、UE10ごとに設定しても良い。
図14に、SeNB Addition Requestメッセージの他の例を示す。
図14に示すSeNB Addition Requestメッセージでは、Flow Control IndicationがE-RABリストの外に示されている。これは、Flow Control Indicationが、UE10ごとに設定されることを意味している。
図15および図16に、Flow Control IndicationのIEの他の例を示す。
図15に示す例では、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを“ENUMERATED”で示している。また、図16に示す例では、Flow Controlが可または不可のいずれかであるかを、“TRUE”または“FALSE”で示している。
なお、図13〜図16は、Flow Control IndicationのIEがM(Mandatory)の例を示しており、Flow Control Indicationが、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを示している。
しかし、Flow Control IndicationのIEがO(Option)である場合、このIEが存在しなければ、Flow Controlが不可の意味にすることができる。
図11を再度参照すると、SeNB30の制御部32は、MeNB20からSeNB Addition Requestメッセージを受信すると、ステップS106において、Dual Connectivityを実行するための無線リソースを設定する。SeNB30の通信部31は、ステップS107において、MeNB20に対し、SeNB Addition Request Acknowledgeメッセージを返送する。
MeNB20の通信部21は、SeNB30からSeNB Addition Request Acknowledgeメッセージを受信すると、ステップS108において、UE10に対し、RRC Connection Reconfigurationメッセージを送信し、SeNB30の無線リソース設定を行う。
UE10は、MeNB20からRRC Connection Reconfigurationメッセージを受信すると、ステップS109において、MeNB20に対し、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを返送する。
MeNB20の通信部21は、UE10からRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを受信すると、ステップS110において、SeNB30に対し、SeNB Reconfiguration Completeメッセージを返送し、UE20が用意できていることを通知する。
続いて、UE10は、ステップS111において、SeNB30に対する無線リソースの設定を行い、Random Access Procedureを実行する。
SeNB30の通信部31は、UE10に対する無線リソースの設定が完了すると、ステップS112において、MeNB20に対し、SeNB Addition Completeメッセージを送信する。
MeNB20の通信部21は、SeNB30からSeNB Addition Completeメッセージを受信すると、ステップS113において、MME40に対し、E-RAB Setup Responseメッセージを送信し、E-RABの設定が完了した旨を通知する。E-RAB Setup Responseメッセージには、MeNB20のIP(Internet Protocol)アドレスが設定される。
MME40は、MeNB20からE-RAB Setup Responseメッセージを受信すると、ステップS114において、S-GW50に対し、MeNB20のIPアドレスが設定されたCreate Bearer Responseメッセージを送信する。これを受けて、S-GW50は、MeNB20との間にGTP(GPRS Tunneling Protocol。GPRS:General Packet Radio Service)トンネルを設定し、DLのパケットデータの送信が開始される。
以降、SeNB30の通信部31は、ステップS105において、MeNB20から受信したSeNB Addition RequestメッセージのFlow Control Indicationによって、Flow Control可が通知されていれば、Flow Control信号をMeNB20にフィードバックする。一方、Flow Control不可が通知されていれば、SeNB30の通信部31は、Flow Control信号をフィードバックしない。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを示すFlow Control Indicationを、SeNB Addition Requestメッセージに設定してSeNB30に送信する。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態においては、Flow Controlが不可の場合、MeNB20からSeNB30へ送信するDLのパケットデータのデータ量(PDCP PDUの量)は固定量となる。この場合、MeNB20が「Flow Control不可」という情報を、SeNB30だけでなくUE10に通知しても良い。UE10は、MeNB20(またはSeNB30)から「Flow Control不可」の情報が通知された場合、SeNB30からMeNB20へのフィードバックがないと判断し、UE10からMeNB20へHFN(Hyper Frame Number)の値を通知するよう制御を切り替える。
また、Flow Controlが不可の場合、SeNB30からMeNB20へのFlow Control信号のフィードバックがないことになるため、MeNB20は、SeNB30における送信状態を知ることができない。しかし、MeNB20のPDCPとUE10のPDCPとにおけるHFNの値を一致させておく必要がある。そこで、PDCP Status ReportメッセージをUE10からMeNB20へ定期的に送信し、PDCP Status Reportメッセージを受信したMeNB20が、UE10のPDCPにおける受信状況を照らし合わせる。MeNB20が送信したが、UE10が未受信のPDCP SNがあれば、そのPDCP SNをMeNB20が再送することが考えられる。または、MeNB20は、PDCPをリセットすることを試み、UE10にRRC Connectionの再設定の手順を実行させることが考えられる。UE10がRRC Connectionを再設定することによってPDCPのSNもリセットされるので、MeNB20のPDCPとUE10のPDCPとにおけるHFNの値を一致させることができる。
(4)第4の実施形態
第3の実施形態は、UE10が既にConnected状態にあることを前提にしている。
これに対して、本実施形態は、UE10がIdle状態であることを前提にしている。
以下、本実施形態の無線通信システムの動作について、図17を参照して説明する。
図17に、本実施形態の無線通信システムにおけるDual Connectivityの設定手順を示す。なお、図17の例は、UE10がIdle状態にあることを前提にしている。
図17を参照すると、S-GW50は、ステップS301において、不図示のP-GWからDLのパケットデータを受信すると、ステップS302において、MME40に対し、Downlink Data Notificationメッセージを送信する。
MME40は、S-GW50からDownlink Data Notificationメッセージを受信すると、ステップS303,304において、UE10に対して、UE10が在圏するMeNB20経由でPagingを転送する。
UE10が、ステップS305において、Pagingに応答してRRC Connection Establishメッセージを返送すると、MeNB20の通信部21は、ステップS306において、MME40に対し、Initial UE Messageを送信する。
MME40は、MeNB20からInitial UE Messageを受信すると、ステップS307において、MeNB20に対し、Initial Context Setup Requestメッセージを送信する。
以降、第3の実施形態の図11のステップS104〜S122と同様のステップS308〜S316の処理を行う。
MeNB20の通信部21は、SeNB30からSeNB Addition Completeメッセージを受信すると、ステップS317において、MME40に対し、Initial Context Setup Responseメッセージを送信する。
MME40は、MeNB20からInitial Context Setup Responseメッセージを受信すると、ステップS318において、S-GW50に対し、Modify Bearer Requestメッセージを送信する。S-GW50は、ステップS319において、MME40に対し、Modify Bearer Responseメッセージを送信する。
以降、SeNB30の通信部31は、ステップS309において、MeNB20から受信したSeNB Addition RequestメッセージのFlow Control Indicationによって、Flow Control可が通知されていれば、Flow Control信号をMeNB20にフィードバックする。一方、Flow Control不可が通知されていれば、Flow Control信号をフィードバックしない。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、第3の実施形態と同様に、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを示すFlow Control Indicationを、SeNB Addition Requestメッセージに設定してSeNB30に送信する。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(5)第5の実施形態
第3および第4の実施形態は、MeNB20がFlow Control IndicationをSeNB Addition Requestメッセージに設定していた。
これに対して、本実施形態は、MeNB20がFlow Control IndicationをSeNB Modification Requestメッセージに設定する点で、第3および第4の実施形態とは異なる。
具体的には、第3および第4の実施形態においては、MeNB20がFlow Controlの可不可を決定した時点では、SeNB30にDual Connectivityを未設定の状態であった。そのため、MeNB20は、SeNB30に送信するSeNB Addition RequestメッセージにFlow Control Indicationを設定していた。
これとは逆に、MeNB20がFlow Controlの可不可を決定した時点で、SeNB30にDual Connectivityを設定済みであった場合、SeNB30には新たなE-RABを追加することになる。そこで、その場合には、MeNB20は、SeNB30に送信するSeNB Modification RequestメッセージにFlow Control Indicationを設定する。
また、MeNB20からSeNB30にFlow Control Indicationを通知した後、MeNB20の負荷状況等が変化し、Flow controlの可不可の状況が変化(可から不可へ、または、不可から可へ)する場合も考えられる。
こうした場合も、MeNB20は、変化後のFlow Control Indicationを、SeNB Modification Requestメッセージに設定してSeNB30に送信することができる。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを示すFlow Control Indicationを、SeNB Modification Requestメッセージに設定してSeNB30に送信する。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(6)第6の実施形態
第3〜第5の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control Indicationとしていた。
これに対して、本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control信号をフィードバックする時間間隔を示すFlow Control Periodとする点で、第3〜第5の実施形態とは異なる。
図18に、Flow Control PeriodのIEの一例を示す。
図18に示す例では、MeNB20は、Flow Control信号をフィードバックする時間間隔を、0秒から2047秒の間隔(1秒単位)で指定する。なお、時間間隔は、ミリ秒単位で指定しても良い。
時間間隔が0である場合は、Flow Control信号のフィードバックが不要(即ち、Flow Controlが不可)を意味する。
一方、時間間隔が0以外の値である場合は、その値は、Flow Control信号をフィードバックする時間間隔を示し、Flow Controlが可であることを意味する。
Flow Control Periodは、SeNB Addition RequestメッセージやSeNB Modification Requestメッセージに設定して送信することができる。
なお、Flow Control信号をフィードバックする時間間隔は種々の方法で判断することができる。
例えば、MeNB20の負荷状況で判断することができる。例えば、MeNB20の負荷状況の指標としてCPU使用率を用いる場合、例えば、CPU使用率が高くなるにしたがって、時間間隔を長くすることができる。
または、E-RABのQoSで判断することもできる。例えば、QoSの高い(即ち、プライオリティの高い)E-RABによりよいサービスを提供するために、E-RABのQoSが高くなるにしたがって、時間間隔を短くすることができる。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、Flow Control信号をフィードバックする時間間隔を示すFlow Control PeriodをSeNB30に通知する。
そのため、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(7)第7の実施形態
第3〜第5の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control Indicationとしていた。また、第6の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control Periodとしていた。
これに対して、本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを示すAll PDCP-PDUとする点で、第3〜第6の実施形態とは異なる。
具体的には、MeNB20は、SeNB Addition Requestメッセージや、SeNB Modification Requestメッセージに、All PDCP-PDUというIEを設定する。
All PDCP-PDUは、上述したように、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを意味するものであるが、これと同時に、Flow Controlの不可をも意味する。そのため、SeNB30からMeNB20へのFlow Control信号のフィードバックは全く不要になる。これは、あるPico eNBがSeNB専用である場合に有効である。
なお、All PDCP-PDUのIEは、M(Mandatory)またはO(Option)のどちらの設定にすることもできる。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを示すAll PDCP-PDUをSeNB30に通知する。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(8)第8の実施形態
本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、MeNB20とSeNB30間でやり取りするFrame ProtocolもしくはUser Plane Protocolで送信する点で、第3〜第7の実施形態とは異なる。Frame ProtocolもしくはUser Plane Protocolはデータを転送するプロトコルである。
図19および図20に、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をFrame Protocolで送信するためのFlow Control Frameのフォーマットの例を示す。
図19に示す例は、Frame ProtocolのIEにおいて、第3〜第5の実施形態と同様に、Flow Controlが可または不可のいずれであるかを示す例である。
図19において、RAN Container Type (0x02)は、このFrameがFlow Control Frameであることを示している。
Spareは、未使用で常に0が設定される。
Fは0または1が設定される。1はFlow Controlが可であることを示し、0はFlow Controlが不可であることを示している。ただし、その逆に、0はFlow Controlが可、1はFlow Controlが不可を示すような定義にすることも可能である。
図20に示す例は、Frame ProtocolのIEにおいて、第6の実施形態と同様に、Flow Control信号をSeNB30からMeNB20にフィードバックする時間間隔を示す例である。
図20において、RAN Container Type (0x02)は、このFrameがFlow Control Frameであることを示している。
Spareは、未使用で常に0が設定される。
Fは、0〜1023の値のいずれかが設定される。0は、Flow Controlが不可であることを示し、それ以外の値は、Flow Controlが可であり、Flow Control信号をSeNB30からMeNB20にフィードバックする時間間隔を示している。その時間間隔は1023以外も可能である。
なお、本実施形態において、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をFrame Protocolで送信するタイミングは、E-RABの設定が完了した後、即ち、図11の処理や図17の処理が完了した後の任意のタイミングとなる。
また、図19および図20の使い分けの方法としては、例えば、Fとして1bit分しか割り当てられていない場合は図19を、それ以外の場合は図20を使用するといったことが考えられる。
上述したように本実施形態においては、MeNB20はFlow Controlの可不可を識別可能な情報をFrame Protocolで送信する。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(9)第9の実施形態
第2〜第8の実施形態は、MeNB20が、Flow Controlの可不可の決定や、Flow Controlが可の場合にFlow Control信号をフィードバックする時間間隔の決定を行っていた。
これに対して、本実施形態は、オペレータがFlow Controlの可不可や、Flow Controlが可の場合にFlow Control信号をフィードバックする時間間隔を決定し、Flow Controlの可不可を識別可能な情報のO&M(Operation & Maintenance)設定を行う。
図21に、Dual Connectivityを実現する無線通信システムの全体構成の他の例を示す。
図21に示す無線通信システムは、図1と比較して、O&Mサーバ60が追加されている。
Flow Controlの可不可を識別可能な情報は、オペレータがO&Mサーバ60に設定し、O&Mサーバ60がMeNB20およびSeNB30に設定する。
上述したように本実施形態においては、O&Mサーバ60がFlow Controlの可不可を識別可能な情報をMeNB20およびSeNB30に設定する。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(10)第10の実施形態
第1〜第8の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、MeNB20がSeNB30に直接送信していた。
これに対して、本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、まず、MeNB20がUE10に送信し、UE10がSeNB30に送信する。
具体的には、Flow Controlの可不可を識別可能な情報は、まず、MeNB20がUE10にFlow Control informationとして送信し、UE10がSeNB30にFlow Control informationとして送信する。
上述したように本実施形態においては、Flow Controlの可不可を識別可能な情報が、MeNB20からUE10経由でSeNB30に送信される。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(11)第11の実施形態
第1〜第8の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、MeNB20がSeNB30に直接送信していた。
これに対して、本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、まず、MeNB20がCN側に送信し、CN側がSeNB30に送信する。
具体的には、Flow Controlの可不可を識別可能な情報は、まず、MeNB20がCN内のMME40にFlow Control informationとして送信し、MME40がSeNB30にFlow Control informationとして送信する。
上述したように本実施形態においては、Flow Controlの可不可を識別可能な情報が、MeNB20からCN経由でSeNB30に送信される。
それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年8月7日に出願された日本出願特願2014−161013を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局であって、
    フロー制御の可不可を識別可能な情報を前記他の基地局に送信する通信部を有する、基地局。
  2. 前記フロー制御の可不可を識別可能な情報は、前記フロー制御が可または不可のいずれであるかを示す情報である、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記フロー制御の可不可を識別可能な情報は、前記下りデータの全てを前記の基地局に送信することを示す情報である、請求項1に記載の基地局。
  4. 前記フロー制御の可不可を識別可能な情報は、前記他の基地局から自局にフロー制御信号をフィードバックする時間間隔を示す情報である、請求項1に記載の基地局。
  5. 自局が前記他の基地局と接続した場合に自局の処理能力が上限を超えるか否かに応じて、前記フロー制御の可不可を決定する制御部をさらに有する、請求項2から4のいずれか1項に記載の基地局。
  6. 自局の負荷状況に応じて、前記フロー制御の可不可を決定する制御部をさらに有する、請求項2または3に記載の基地局。
  7. 前記端末へのベアラのQoSに応じて、前記フロー制御の可不可を決定する制御部をさらに有する、請求項2または3に記載の基地局。
  8. 自局の負荷状況に応じて、前記フロー制御の可不可および前記時間間隔を決定する制御部をさらに有する、請求項4に記載の基地局。
  9. 第1の基地局と、
    コアネットワークから受信した下りデータを、自局と前記第1の基地局とを経由して端末に送信可能な第2の基地局と、を有し、
    前記第2の基地局は、
    フロー制御の可不可を識別可能な情報を前記第1の基地局に送信する、無線通信システム。
  10. コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局による通信方法であって、
    フロー制御の可不可を識別可能な情報を前記他の基地局に送信する、通信方法。
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