JP6233066B2 - 半導体装置の検査装置および検査方法 - Google Patents

半導体装置の検査装置および検査方法 Download PDF

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Description

この発明は、放電電圧をトランスを介して半導体装置に印加し故障の有無を検査する半導体装置の検査装置および検査方法に関するものである。
自動車のエンジンなどの内燃機関では、安定した火花放電が求められる。その放電試験(放電検査)は気中で行われることが多く、気中で安定に放電させる方式としては、レーザ光照射方式、トリガ電圧発生方式、高圧環境下での放電方式などがある。
レーザ光照射方式では、二次コイルの電圧を監視装置にて監視して所定の電圧に到達した時点で主電極の先端にレーザ光を照射し放電開始を促す方式である。
また、トリガー電圧発生方式では、トランスの二次コイル電圧を監視装置で監視して所定の電圧に到達した時点で補助電極にトリガ電圧を印加し放電開始を促す方式である。
また、高圧環境下での放電方式では、2点間電極間を高圧(10気圧)環境にしてその中で所定の電圧で放電させる方式である。
前記の三つの方式は、いずれも一定の電圧で放電が開始され安定した放電が得られる。
しかし、レーザ光照射方式およびトリガ電圧発生方式では、電圧監視や電圧比較回路製作に高度な技術が必要になる。またレーザ発生装置およびトリガ電圧発生装置は高価な装置である。また、高圧環境下での放電方式も高価な装置と高度な製作技術が必要になる。
半導体装置の製造工程において、製造した半導体装置の特性や外観を確認検査するために検査工程を設けている。特に実動作時における半導体装置の故障を低減するために、検査工程では、実動作と同等の動作をさせて、半導体装置の故障の有無を検査している。
車載用の半導体装置、特に内燃機関を駆動する半導体装置は、内燃機関の点火プラグを放電させ、この放電電圧がトランスを介して半導体装置に印加される。点火プラグが放電して発生する放電電圧は、−35kV程度の高電圧であり、トランスを介して半導体装置に印加される電圧も高い。そのため、半導体装置が機能停止(劣化)を起こしたり破壊したりする恐れがある。
これを未然に防ぐために、半導体装置には機能停止または破壊を防止するための機能を施してある。しかし半導体装置に製造バラツキがあるため、その機能を検査する必要がある。そこで半導体装置の製造メーカーは実動作と同等の放電電圧を発生させる検査装置を用いて半導体装置を検査している。
内燃機関の点火プラグに発生する高電圧と同等の電圧を発生させる方法として、昇圧変圧器(トランス)を用い、当該トランスの一次コイルに接続する半導体装置をオン・オフさせて二次コイルに接続した導体電極を高電圧で放電させる方法がある。この導体電極間で発生した高い放電電圧を、トランスを介して一次コイルに接続した半導体装置に高電圧のサージ電圧として印加する。この高電圧のサージ電圧の印加で半導体装置が機能停止または破壊を起こすか否かを検出して良否を判定する。この方式の従来の検査装置について説明する。
図12は、従来の検査装置500の回路図であり、図13は、図12の導体電極部の構成図である。ここでは半導体装置としてMOSFETを示したがIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)の場合もある。
図12において、従来の検査装置500は、火花放電を発生させる導体電極部51と、導体電極部51に二次コイル53を介して高電圧を印加し、半導体装置55に接続する一次コイル52を有する昇圧変圧器54と、半導体装置55を制御する制御回路56およびバッテリーに相当する電源57と、放電で発生するオゾンや金属粉などを導体電極部51から除去するための気流58を流すチューブ59とを備える。このチューブ59から気流58を導体電極部51の各電極61,62,63に当ててオゾンや金属粉を除去する。
また、図13において、導体電極部51は、第1主電極61、第2主電極62および補助電極63の三電極より構成される。従来の検査装置500では三電極とも先端の球状表面の曲率半径rは例えば1mm程度で電極直径Dは2mm程度である。この三電極方式の導体電極部51は、内燃機関の点火プラグの一部に相当する箇所である。また、第1主電極61の球状表面の高さと補助電極63の球状表面の高さは同一高さである。但し、表面高さとは、第2主電極62の球状表面からこれに対向する第1主電極の球状表面方向の高さである。つぎに、検査手順の流れを図12を用いて説明する。
まず、制御回路56から半導体装置55のゲート端子へ導通・非導通信号(オン・オフ信号)を出力する。半導体装置55はこの信号により導通・非導通状態となり、導通時に昇圧変圧器54の一次コイル52に電流が流れ、非導通時には電流を遮断する。これにより昇圧変圧器54の一次コイル52に断続電流が流れる。
昇圧変圧器54の内部には一つの鉄芯に巻数の異なる二つのコイルが巻かれており、巻数の少ないコイルが一次コイル52と呼ばれ、巻数の多いコイルが二次コイル53と呼ばれている。一次コイル52に対する二次コイル53の巻線比は例えば100程度である。一次コイル52の断続電流により一次コイル52上に起電力が発生する。この起電力は一次コイル52と鉄芯を共有する二次コイル53に相互誘導作用により起電力が発生し巻数比分の高電圧(例えば、−35kV程度)が発生する。
この高電圧は気中に配置された導体電極部51の電極間の気体を絶縁破壊させて火花放電を発生させる。火花放電時の電圧は昇圧変圧器54の一次コイル52を介してサージ電圧となって半導体装置55に印加される。このサージ電圧に耐えない半導体装置55は機能停止または破壊する。検査装置500による半導体装置55の良否判定は、検査中に半導体装置55がスイッチング動作を停止するか否かで判断される。
非特許文献1、2には、飛火電圧を安定化させる条件に関して記載されている。非特許文献1は三針(三電極)の先端形状に関するものであり、非特許文献2は第三針つき半球電極と飛火電圧に関するものである。いずれも、第三針が存在するだけで、火花放電電圧のばらつきが大幅に少なくなる。さらに、第三針を高抵抗を介してアースすると、よりばらつきがよくなることが記載されている。
大塚新太郎、織田勉、「二極・三極針状火花ギャップの特性と二極火花ギャップ特性の改良」、福井工業大学研究紀要、福井工業大学、1988年6月15日、第18号、p.131−142 大塚新太郎、「飛火電圧一定の火花ギャップを目ざして」、福井工業大学研究紀要.第二部、福井工業大学、1997年3月20日、第27号、p.89−100
前記した検査装置500には、内燃機関の実動作時と同等の放電電圧が精度よく繰り返し安定して発生することが要求される。
図14は、従来の検査装置500の導体電極部51での放電の様子を説明する模式的な図である。第1主電極61と第2主電極62の間の等電位線64は乱れて、最短経路の形成が困難になる。そのため、放電の度に放電経路65が異なり、放電電圧のばらつき(偏差電圧)が大きくなる。
図15〜図18は、放電電圧波形図である。横軸は時間であり、縦軸は放電電圧である。また、図15および図16はそれぞれ異なる単発波形を示す図であり、図17は単発波形を重ね表示した波形図である。図18は図17の最大電圧箇所(放電箇所の電圧)であるA部を時間的に拡大(横軸の単位区間を4μsから100nsに変更)した波形図である。図17の波形は、図15や図16のような単発波形を40回程度以上繰り返し、それらの波形を放電時が時間軸の中央となるように重ね表示した波形である。なお、前記の各波形図はすべてオシロスコープ波形の模写図である。
図17および図18に示すように、放電電圧は−30kV〜−38kVの範囲でばらついている。このばらついた放電電圧を絶対値で表わし、その絶対値の最大値と最小値の差を偏差電圧とした。つまり放電電圧の偏差電圧(ばらつき)は|Vmax|−|Vmin|で表示した。
そのため、放電電圧が−30kV〜−38kVの範囲である場合、偏差電圧は8kV(|−38kV|−|−30kV|)=8kVとなる。内燃機関で要求される検査時の偏差電圧は3.5kV以下であるので、従来の検査装置500は要求される偏差電圧を満たしていない。つまり、従来の検査装置500は検査精度が低い。
半導体装置55における放電電圧の検査では、放電電圧の偏差電圧が規定値に入る条件で数十回繰り返して行い、半導体装置55が破壊したり動作停止を起こしたりしないことを確認する必要がある。
この検査において、放電電圧の偏差電圧が規定値より大きい場合(ばらつきが大きい場合)、規定の放電電圧範囲から外れて高い放電電圧と低い放電電圧が混在して昇圧変圧器54を介して半導体装置55に印加される。本来良品の半導体装置に規定範囲を超えた高い電圧が印加されると、半導体装置は破壊や動作不能を起こして、検査時の良品率を低下させる。一方、本来不良の半導体装置に低い電圧が混在する電圧が印加されると、半導体装置に印加される責務(パワー:電圧×電流)が軽くなり、良品と判定される場合が生じる。
本来不良と判定されるはずの半導体装置が内燃機関に搭載されると、内燃機関の動作中に半導体装置が破壊する場合が生じる。そのために、良品の半導体装置が不良と判定される確率および不良の半導体装置が良品と判定される確率を共に小さくする必要がある。それを実現するためには精度の高い検査装置が必要になる。具体的には、例えば、内燃機関から要求される偏差電圧(=3.5k以下)を満足する高精度の検査装置が必要になる。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、放電電圧の偏差電圧が小さく、高精度でサージ電圧耐量を検査することができる低コストの半導体装置の検査装置および検査方法を提供することである。
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、電源と、前記電源の低電位側が接続するグランドと、前記電源の高電位側に一次側コイルの一端が接続するトランスと、前記トランスの一次側コイルの他端に接続し半導体装置の高電位端子に高電位を与える高電位側電流プローブと、前記半導体装置のゲートに接続する駆動回路と、前記グランドに接続し前記半導体装置の低電位端子にグランド電位を与える低電位側電流プローブと、前記トランスの一次コイルの一端とアノードが接続するダイオードと、ダイオードのカソードが一端に接続する前記トランスの二次コイルと、前記二次コイルの他端に接続する第1主電極と、前記グランドに接続する第2主電極と、前記第1主電極に隣接して配置される補助電極と、前記半導体装置を載置する支持台と、前記第1主電極と前記第2主電極および前記補助電極に気流を当てて放電で発生した物質を除去する吸引機と、を備えた半導体装置の検査装置にであって、前記の第1主電極の先端の球状表面と第2主電極の先端の球状表面の最短距離を結ぶ第1直線上で、第2主電極とは反対方向に第1主電極内に前記第1直線を延ばし、第1主電極の先端の球状表面から、前記第1直線上に沿った所定の位置までの距離L1で、前記第1直線に直角方向に伸ばした第2直線上に、前記第1主電極の先端の球状表面から離して前記補助電極の先端の球状表面を配置し、前記第1主電極の先端の球状表面から前記補助電極の先端の球状表面までの距離L2を0.1mm〜0.5mmにする構成とする。
また、特許請求の範囲の請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記距離L1が0.5mm〜1.0mmであるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記第2主電極の先端の球状表面の曲率半径を1としたとき、前記第1主電極の先端の球状表面の曲率半径が0.03〜0.1であると好ましい。
また、特許請求の範囲の請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明におい
て、前記第2主電極の先端の球状表面の曲率半径を1としたとき、前記補助電極の先端の球状表面の曲率半径が0.03〜0.1であると好ましい。
また、特許請求の範囲の請求項5に記載の発明によれば、請求項請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記吸引機が0.3mm/s〜0.7mm/sの速度の気流を調整して発生させる能力を有するとよい。
また、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明におい
て、前記の吸引機が排気ファンもしくは真空ポンプであること好ましい。
また、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記半導体装置の検査装置を用いて行なう前記半導体装置の検査方法であって、前記支持台に前記半導体装置を載置する工程と、前記トランスの一次コイルに接続する前記高電位側電流プローブを前記半導体装置の高電位電極に接触させ、低電位電極を前記低電位側電流プローブに接触させる工程と、前記第1主電極、第2主電極および補助電極に気流に当て、該気流を排気ファンで吸引しながら前記半導体装置を前記駆動回路の信号でスイッチング動作させて、前記トランスの二次コイルに接続する前記第1主電極と前記第2主電極の間で前記補助電極を介して放電させる工程と、前記半導体装置の破壊もしくは動作停止の有無により良否を判定する工程と、を含む検査方法とする。
また、特許請求の範囲の請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明におい
て、前記第1主電極、第2主電極および補助電極を通過する前記気流の流速が0.3m/s〜0.7m/sであるとよい。
この発明により、放電電圧の偏差電圧が小さく、高精度でサージ電圧耐量を検査することができる低コストの半導体装置の検査装置および半導体装置の検査方法を提供することができる。
この発明に係る第1実施例の半導体装置の検査装置の要部構成図である。 図1で示す検査装置の要部回路図である。 図1で示す検査装置の三極電極部の要部断面図 図3の三極電極部の拡大図である。 本発明の検査装置の放電時の等電位線図の推定図である。 本発明の検査装置の放電電圧を重ねた波形図である。 距離L1と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。 距離L2と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。 r1/r2と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。 気流の速度と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。 この発明に係る第2実施例の半導体装置の検査方法を説明する図である。 従来の検査装置の回路図である。 図12の導体電極部の構成図である。 従来の検査装置の導体電極部での放電の様子を説明する図である。 放電電圧の単発波形を示す図である。 放電電圧の別の単発波形を示す図である。 図15および図16などの単発波形を重ね表示した波形図である。 図17の最大電圧箇所(放電箇所の電圧)を時間的に拡大(横軸の単位区間を4μsから100nsに変更)した波形図である。
実施の形態を以下の実施例で説明する。
図1、図2、図3および図4は、この発明に係る第1実施例の半導体装置の検査装置100の説明図であり、図1は要部構成図、図2は要部回路図、図3は三極電極部の要部断面図、図4は図3の三極電極部の拡大図である。ここでは供試品(被試験品)である半導体装置をMOSFETで示したがIGBTの場合もある。また、この検査装置100は、半導体装置のサージ電圧耐量(イグナイタの火花放電耐量)を高精度で検査できる装置である。
図1において、この検査装置100は、バッテリーなどの電源1と、この電源1の高電位側(正極)に一次コイル2の一端が接続するトランス3(昇圧変圧器)とを備える。トランス3の一次コイル2の他端に接続する高電位側プローブ6と、グランド(GND)に接続するグランド側プローブ8と、MOSFET4のゲート端子9に接続するゲートプローブ9aを備える。高電位側プローブ6は破線で示したMOSFET4のドレイン端子5(高電位側端子)に接続し、グランド側プローブ8は破線で示したMOSFET4のソース端子7(低電位側端子)に接続する。
検査装置100はまた、ゲートプローブ9aおよびグランド側プローブ8を介してMOSFET4のゲート端子9(制御端子)およびソース端子7に接続する制御回路11と、MOSFET4を載置する支持台10を備える。これらのプローブ6,8,9aは測子とも呼ばれている。トランス3の一次コイル2の一端にアノード12が接続し、二次コイル13の一端にカソード14が接続するダイオード15を備える。トランス3の二次コイル13の他端に高電位側放電プラグ16と、この高電位側放電プラグ16に接続する第1主電極17を備える。GNDに接続するグランド側放電プラグ18と、グランド側放電プラグ18に接続する第2主電極19を備える。第1主電極17に隣接して配置され、第1主電極17と静電容量Cを介して接続する補助電極20(浮遊電位電極)を備える。電極17,19,20間の放電時に発生するオゾンや放電で発生する物質(金属粉など)を除去するために排気ファンや真空ポンプなどの吸引機21を備える。各電極17,19,20を固定する樹脂製支持体22を備える。各電極17,19,20を収納し、側壁に吸引口23を、底面に開口部24を設けるとともに、吸引口23から入る込む気流25を開口部24から排気する吸引機21を設置した放電箱26を備える。尚、電源1の高電位側とトランス3の一次コイル2を接続する配線には、図示しないが、スイッチが設けられている。
放電プラグ27は、前記の高電位側放電プラグ16、グランド側放電プラグ18、高電位側放電プラグ16に接続する第1主電極17と、グランド側放電プラグ18に接続する第2主電極19および浮遊電位状態にある補助電極20で構成され、それぞれの電極17,19,20の先端は球状表面(球状の表面)をしている。前記の各電極17,19,20は樹脂製支持体22に固定され、放電箱26内に収納されている。また、高電位側放電プラグ16およびグランド側放電プラグ18は放電箱26に固定される。また、前記のグランド側放電プラグ18は設けずに、直接第2主電極19をグランドGNDに接続しても構わない。
前記の第1主電極17、第2主電極19、補助電極20の材質としては、融点が高く、硬度が高いタングステンが好適である。放電現象は一般に火花放電と呼ばれ、強い音に伴って火花を発しながら電流が流れる。この際に電極表面には熱ストレスが加わり、オゾンや電極金属粉などが発生し、電極の表面状態を変化させて放電電圧の偏差電圧を大きくする。これを回避するためには、電極材料としては融点が高くまた硬度が高い材料(例えば、モリブデンなど)を使用するとよい。
図2において、電源1の高電位側にトランス3の一次コイル2の一端が接続し、トランス3の一次コイル2の他端に供試品であるMOSFET4のドレイン端子5が接続する。MOSFET4のソース端子7とゲート端子9は制御回路11に接続する。トランス3の一次コイル2の一端にダイオード15のアノード12が接続し、二次コイル13の一端にダイオード15のカソード14が接続する。トランス3の二次コイル13の他端に第1主電極17が接続する。第2主電極19はグランドGNDに接続する。第1主電極17に補助電極20が浮遊容量である静電容量Cを介して接続する。ゲート端子9は制御回路11に接続する。この回路動作は、従来回路での検査手順で説明した通りであるので説明は省く。
図3において、第1主電極17、第2主電極19および補助電極20は樹脂製支持体22に固定されている。第1主電極17は構造的には高電位側放電プラグ16の一部として形成され、高電位側放電プラグ16は放電箱26の壁面に固定される。第2主電極19は構造的にはグランド側放電プラグ18の一部として形成され、グランド側放電プラグ18は放電箱26の壁面に固定される。また、補助電極20は浮遊電位状態であり静電容量Cを介して第1主電極17に接続する。高電位側放電プラグ16、グランド側放電プラグ18、補助電極20を含めて放電プラグ27が構成される。また放電箱26の側壁には多数の吸引口23が形成され、底部の開口部24には排気ファンなどの吸引機21が設置されている。この吸引機21を稼動させることで、各電極17,19,20に当たる気流25の速度を制御し、放電で発生するオゾンや発生物質を素早く除去して、良好な放電を確保する。気流25の速度は0.3m/s〜0.7m/sの間に調整される。
図4において、前記の第1主電極17の先端の球状表面とグランド側の第2主電極19の先端の球状表面の最短距離を結ぶ第1直線31上で、第2主電極19とは反対方向に第1主電極17内に第1直線31を延ばす。第1主電極17の先端の球状表面から第1主電極17に入った第1直線31上の所定の位置Pまでの距離をL1とする。この距離L1の箇所で前記の第1直線31に対し直角方向に伸ばした第2直線32上に、第1主電極17の先端の球状表面から離して補助電極20の先端の球状表面を配置する。第1主電極17の先端の球状表面から補助電極20の先端の球状表面までの距離をL2とし、このL2を0.1mm〜0.5mmにする。また、前記のL1を1.0mm〜1.5mmとする。
前記の第1主電極17の先端の球状表面の曲率半径(=補助電極の先端の球状表面の曲率半径)をr1とし、第2主電極19の先端の球状表面の曲率半径をr2としたとき、r1/r2=0.03〜0.1とする。ここでは補助電極20の先端の球状表面の曲率半径をr3としたとき、r3=r1とした。
L1,L2,r1/r2および気流25の速度の値を前記の範囲にすることで、放電電圧の偏差電圧を3.5kV以下に小さくすることができる。
図5は、L1,L2,r1/r2および気流25の速度の値を前記の範囲にしたときの放電時の等電位線図の推定図である。等電位線33が第1主電極17と第2主電極19の間で乱れずに形成され、最短経路34が安定して形成されるために、放電電圧の偏差電圧を小さくすることができる。
図6は、L1,L2,r1/r2および気流25の速度の値を前記の範囲にしたときの放電電圧波形を重ねた波形図である。横軸は時間であり縦軸は放電電圧である。放電電圧の偏差電圧が3.5kV以下であることが分かる。
また、前記の第1主電極17と第2主電極19の間隔Hを30mm程度とすることで、放電電圧を35kV〜38.5kVの範囲内にすることができて、偏差電圧を3.5kV以下にすることができる。
このように放電電圧の偏差電圧を小さくすることで、高い精度の検査装置とすることができる。この高い精度の検査装置を用いて検査することで、内燃機関の動作中に内燃機関に搭載された半導体装置が破壊や動作を停止するという不具合を防止できる。また、検査工程での良品率を向上させることができる。
つぎに、前記したL1,L2,r1/r2の範囲を決めるために行った実験について説明する。この実験を説明する前にこの実験に係る放電について説明する。
放電の動作原理は、第1主電極17と第2主電極19間に電圧を印加する。印加電圧の上昇と共にまず第1主電極17と補助電極20間で絶縁破壊を起こす。これがトリガーとなり第1主電極17と第2主電極19間に絶縁破壊が起こる。これが放電現象であり、放電電圧が発生する。
絶縁破壊のメカニズムを説明する。高電圧電場により空気分子の電子が加速的に空気のプラズマ化と運動電子を生み出すことによって経路ができ、この経路を伝わって電気が流れ、絶縁破壊が起こる。そのため絶縁破壊電圧と経路長は密接に関係し、経路長が長くなると絶縁破壊電圧は大きくなり、また、経路長さの変動が放電電圧のばらつきを引き起こす。
つまり、気中間を最短経路で電流を流すことが、放電電圧のバラツキを小さく抑えるためには重要になる。この気中の電流経路を最短にするためには、第1主電極と第2主電極の間の等電位線の乱れを出来るだけ小さくして、最短の放電経路を形成する必要がある。
三針電極法では、第1主電極17と補助電極20の間の距離が短いために、この間での放電経路を所定の距離にすることで再現性よく放電を開始させることができる。この補助電極20と第1主電極17の間の放電により第1主電極17の表面が活性化され、第1主電極17と第2主電極19の間で放電が開始される。第1主電極17と第2主電極19の間の放電電圧は、第1主電極17に対する補助電極20の位置に依存する。そのため、補助電極20の位置(前記の距離L1)を求めるための実験を行った。
図7は、L1と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。L1が0.5mm未満および1mm超の範囲では偏差電圧は共に増大する。そのため、L1=0.5mm〜1mmの範囲が偏差電圧3.5kV以下で安定しており、好適である。但し、距離L2が0.2mmの場合を示したが、L2=0.1mm〜0.5mmの範囲でもほぼ同じ結果が得られた。
図8は、L2と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。L2が0.1mm未満および0.5mm超の範囲では偏差電圧は共に増大する。そのため、L2=0.1mm〜0.5mmの範囲が偏差電圧が3.5kV以下で安定しており、好適である。但し、距離L1は0.2mmの場合であるが、L1=0.1mm〜1.0mmの範囲でほぼ同じ結果が得られた。
図9は、r1/r2と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。気中を最短経路で放電電流を流すことが、放電電圧のバラツキを小さく抑えることになる。そのため、第1主電極17と第2主電極19の先端の球状表面の影響について実験した。本実験において、第1主電極17の先端の球状表面の曲率半径r1を0.1mm〜5.5mmとし、第2主電極19の先端の球状表面の曲率半径r2を0.2mm〜5.5mmとして、r1、r2の組み合わせを変えて、r1/r2としては0.018〜27.5の範囲で実験した。図8ではr1/r2は0.14以下の範囲を示したが、r1/r2が0.14より大きい範囲では偏差電圧は3.5kVを超えて高くなり、r1/r2が1以上になると偏差電圧は8kVでほぼ一定になる。
図9から、r1/r2=0.03〜0.1の範囲で放電電圧の偏差電圧は3.5kV以下になることが分かった。但し、L1が0.2mm,L2が0.2mm,r3が0.2mmの場合であるが、L1=0.1mm〜1.0mm,L2=0.1mm〜0.5mm、r3/r2=0.03〜0.1の範囲でもほぼ同じ結果が得られた。
本発明の検査装置100は、従来の検査装置500を構成する三針電極の電極構造(曲率半径)と配置(距離)を適正化して、検査精度を高めた。本検査装置100を用いることで、放電電圧の偏差電圧を3.5kV以下と小さくすることができる。
また、従来の簡便で安価な検査装置500と構成を同じにすることで、本検査装置100は、簡便で安価な装置にできる。
放電現象は先に説明した通り電極間の気中における電流経路を最短にする必要がある。しかし、気中では放電が行なわれる毎(20回〜50回/1秒程度)にイオン、オゾン、金属粉などが発生する。そのため、常に最短経路が形成されることは困難であり、繰り返しす毎に経路が微妙に変化し、放電電圧の偏差電圧を大きくする。そのため、発生した不純物を気流で流し去って、放電電圧のばらつきが減少することを確かめる実験を行なった。
図10は、気流25の速度と放電電圧の偏差電圧の関係を示す図である。放電電極軸の下部に気流の吸引機21として排気ファンを設け、電極17,19,20で挟まれた空間における気流25の速度と放電電圧の偏差電圧の関係を求めた。この実験結果より、気流25の速度を0.3m/s〜0.7m/sの範囲にすると放電電圧の偏差電圧を小さくできて、検査精度を高めることができる。風速が0.7m/s超では、気中の電流が吹き飛ばされて電流経路が最短にならない。また、風速が0.3m/s未満では、放電で発生したオゾンや金属粉などの除去が不十分で放電経路が最短にならない。
従って、吸引機21としては、各電極で挟まれる空間の気流25の速度を、0.3m/sec〜0.7m/secの範囲に調整できる吸引能力が必要になる。
尚、気流25を吸引機21で吸引するのは、放電で発生した物質(オゾンや金属粉など)を乱れの少ない気流で電極17,19,20から除去するためである。乱れの少ない気流にすることで最短の放電経路が得られる。一方、従来のように、電極に気流25を吹き付ける方法は、電極17,19,20に当たった気流は乱気流となり放電経路をかき乱し最短の放電経路が得られないので好ましくない。
図11は、この発明に係る第2実施例の検査方法を説明する図である。ここでは検査対象の半導体装置の例としてMOSFETを挙げた。また、図1の検査装置100を用いて検査を行なった。
まず、支持台10に供試品であるMOSFET4を載置し(順序1)、トランス3の一次コイル2に接続する高電位側プローブ6をMOSFET4のドレイン端子5に接触させ、グランドGNDおよび制御回路11に接続するグランド側プローブ8をソース端子7に接触させ、制御回路11に接続するゲートプローブ9aをMOSFET4のゲート端子9に接触させる(順序2)。
つぎに、第1主電極17、第2主電極19、補助電極20に前記吸引機21である排気ファンを動作させて、0.3m/s〜0.7m/sの気流25を流す(順序3)。
つぎに、前記の気流25を流して各電極17,19,20に気流を当てながら(気流に各電極17,19,20を晒しながら)、前記制御回路11の出力信号をMOSFET4のゲート端子9に出力し、MOSFET4をオン・オフ動作させる(順序4)。このとき、例えば、放電電圧が35kV程度で、偏差電圧が3.5kV以下の火花放電が繰り返される。この放電電圧はトランス3の一次コイル2を介してMOSFET4のドレイン端子5に減圧されて印加される。ここでは、放電回数は1秒間に数十回であり、検査時間は数秒〜数分程度である。この放電中に発生したオゾンや金属粉などの物質は気流25で放電箱26の外へ除去される。この放電工程でMOSFET4が動作を停止した場合は不良と判定し、停止しない場合は良品と判定する。
この検査工程で良品と判定されたMOSFET4は、各種特性の測定後に最終的な良否判定が行われる。
1 電源
2 一次コイル
3 トランス
4 MOSFET
5 ドレイン端子
6 高電位側プローブ
7 ソース端子
8 グランド側プローブ
9 ゲート端子
9a ゲートプローブ
10 支持台
11 制御回路
12 アノード
13 二次コイル
14 カソード
15 ダイオード
16 高電位側放電プラグ
17 第1主電極
18 グランド側放電プラグ
19 第2主電極
20 補助電極
21 吸引機
22 樹脂製支持体
23 吸引口
24 開口部
25 気流
26 放電箱
27 放電プラグ
31 第1直線
32 第2直線
33 等電位線
34 最短経路

Claims (8)

  1. 電源と、前記電源の低電位側が接続するグランドと、前記電源の高電位側に一次側コイルの一端が接続するトランスと、前記トランスの一次側コイルの他端に接続し半導体装置の高電位端子に高電位を与える高電位側電流プローブと、前記半導体装置のゲートに接続する駆動回路と、前記グランドに接続し前記半導体装置の低電位端子にグランド電位を与える低電位側電流プローブと、前記トランスの一次コイルの一端とアノードが接続するダイオードと、ダイオードのカソードが一端に接続する前記トランスの二次コイルと、前記二次コイルの他端に接続する第1主電極と、前記グランドに接続する第2主電極と、前記第1主電極に隣接して配置される補助電極と、前記半導体装置を載置する支持台と、前記第1主電極と前記第2主電極および前記補助電極に気流を当てて放電で発生した物質を除去する吸引機と、を備えた半導体装置の検査装置にであって、
    前記の第1主電極の先端の球状表面と第2主電極の先端の球状表面の最短距離を結ぶ第1直線上で、第2主電極とは反対方向に第1主電極内に前記第1直線を延ばし、第1主電極の先端の球状表面から、前記第1直線上に沿った所定の位置までの距離L1で、前記第1直線に直角方向に伸ばした第2直線上に、前記第1主電極の先端の球状表面から離して前記補助電極の先端の球状表面を配置し、前記第1主電極の先端の球状表面から前記補助電極の先端の球状表面までの距離L2を0.1mm〜0.5mmにすることを特徴とする半導体装置の検査装置。
  2. 前記距離L1が0.5mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の検査装置。
  3. 前記第2主電極の先端の球状表面の曲率半径を1としたとき、前記第1主電極の先端の球状表面の曲率半径が0.03〜0.1であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の検査装置。
  4. 前記第2主電極の先端の球状表面の曲率半径を1としたとき、前記補助電極の先端の球状表面の曲率半径が0.03〜0.1であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の検査装置。
  5. 前記吸引機が0.3mm/s〜0.7mm/sの速度の気流を調整して発生させる能力を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項であることを特徴とする半導体装置の検査装置。(西部注:SI単位系の秒の単位はs)
  6. 前記の吸引機が排気ファンもしくは真空ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の検査装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記半導体装置の検査装置を用いて行なう前記半導体装置の検査方法であって、
    前記支持台に前記半導体装置を載置する工程と、
    前記トランスの一次コイルに接続する前記高電位側電流プローブを前記半導体装置の高電位電極に接触させ、低電位電極を前記低電位側電流プローブに接触させる工程と、
    前記第1主電極、第2主電極および補助電極に気流に当て、該気流を排気ファンで吸引しながら前記半導体装置を前記駆動回路の信号でスイッチング動作させて、前記トランスの二次コイルに接続する前記第1主電極と前記第2主電極の間で前記補助電極を介して放電させる工程と、
    前記半導体装置の破壊もしくは動作停止の有無により良否を判定する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の検査方法。
  8. 前記第1主電極、第2主電極および補助電極を通過する前記気流の流速が0.3m/s〜0.7m/sであることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の検査方法。
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