JP6231095B2 - ビデオコード化のためのランダムアクセスピクチャのコード化 - Google Patents
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Description
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2012年7月10日に出願された米国仮出願第61/670,066号の利益を主張する。
[0071]HEVC WD7によれば、クロック単位変数は、HRD出力時間を制約するために使用され得る。即ち、場合によっては、出力順序で連続する2つのピクチャ(即ち、第1のピクチャ及び第2のピクチャ)のプレゼンテーション時間の間の差がクロック単位に等しくなることが必要とされ得る。HEVC WD7は、出力順序で連続する2つのピクチャのプレゼンテーション時間の間の差がクロック単位に等しくなるかどうかを示すfixed_pic_rate_flagシンタックス要素を含む。fixed_pic_rate_flagシンタックス要素は、SPS中に含まれ得るVUIパラメータのセット中に含まれ得る。HEVC WD7では、fixed_pic_rate_flagシンタックス要素が1に等しくなるとき、任意の2つの出力順序で連続するピクチャのHRD出力時間の間の時間距離は、(1)第2のピクチャが、第1のピクチャと同じコード化ビデオシーケンス中にある、又は(2)第2のピクチャが、第1のピクチャとは異なるコード化ビデオシーケンス中にあり、fixed_pic_rate_flagが、第2のピクチャを含んでいるコード化ビデオシーケンス中で1に等しくなり、num_units_in_tick÷time_scaleの値が、両方のコード化ビデオシーケンスについて同じであるという条件のいずれかが真であることを受けて決定されたクロック単位に等しくなることを強制される。fixed_pic_rate_flagシンタックス要素が0に等しくなるとき、任意の2つの出力順序で連続するピクチャ(即ち、第1のピクチャ及び第2のピクチャ)のHRD出力時間の間の時間距離にそのような制約は適用されない。fixed_pic_rate_flagは、存在しないとき、0に等しくなることが推論されることに留意されたい。HEVC WD7によれば、fixed_pic_rate_flagが1に等しくなるとき、幾つかの最高時間レイヤが破棄される場合、時間スケーラビリティに基づくストリーミング適応は、time_scale又はnum_units_in_tickのいずれかの値の変更を必要とすることになることに留意されたい。HEVC WD7が、fixed_pic_rate_flagについての次のセマンティクスを与えることに留意されたい。
[0073]HEVC WD7に関連する上述のタイミング及びランダムアクセス特性に鑑みて、本開示では、会話アプリケーションなどのビデオアプリケーションにおける遅延を低減することと、コード化ビデオシーケンスに対してランダムアクセスの改良を与えることとを行うために使用され得る技法について説明する。一例では、本開示では、NAL単位タイプを割り振るための技法について説明する。別の例では、本開示では、サブピクチャレベル又は復号単位レベルのHRD挙動について説明する。別の例では、本開示では、パラメータセットIDの参照のための技法について説明する。また別の例では、本開示では、fixed_pic_rate_flagシンタックス要素についての改善されたセマンティクスを与えるための技法について説明する。これらの技法及び本明細書で説明する他の技法の任意の及び全ての組合せがビデオ符号化及び復号システムに組み込まれ得ることに留意されたい。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ビデオデータを復号する方法であって、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかを決定することと、前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかの前記決定に基づいて前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することと、を備える方法。
[2] 前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが前記CRAピクチャを備えることを示し、決定することは、前記NAL単位タイプ値に基づいて、前記RAPピクチャが廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定することを備え、復号することは、前記CRAピクチャがランダムアクセスポイントとして使用されるとき、TFDピクチャに対応する前記ビットストリームのデータを、復号することなしに、構文解析することを備える、請求項1に記載の方法。
[3] 前記スライスを逆カプセル化することは、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示す前記NAL単位タイプ値の値を取り出すことを備える、[1]に記載の方法。
[4] 後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足拡張情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定することと、前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することと、を更に備える、[1]に記載の方法。
[5] 復号順序で前記サフィックスSEI NAL単位より前にアクセス単位(AU)中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出することを更に備える、[4]に記載の方法。
[6] 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順序で前記AU中の全てのVCL NAL単位の後にくる、[5]に記載の方法。
[7] ビデオデータを復号するための装置であって、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかを決定することと、前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかの前記決定に基づいて前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することとを行うように構成されたプロセッサを備える装置。
[8] 前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが前記CRAピクチャを備えることを示し、前記プロセッサは、前記NAL単位タイプ値に基づいて、前記RAPピクチャが廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると前記NAL単位タイプ値に基づいて決定するように構成され、前記プロセッサは、前記CRAピクチャがランダムアクセスポイントとして使用されるとき、TFDピクチャに対応する前記ビットストリームのデータを、復号することなしに、構文解析するように構成された、[7]に記載の装置。
[9] 前記プロセッサは、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示す前記NAL単位タイプ値の値を取り出すように構成された、[7]に記載の装置。
[10] 前記プロセッサは、後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足拡張情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定することと、前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することとを行うように更に構成された、[7]に記載の装置。
[11] 前記プロセッサは、復号順序で前記サフィックスSEI NAL単位より前にアクセス単位(AU)中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出するように構成された、[10]に記載の装置。
[12] 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順序で前記AU中の全てのVCL NAL単位の後にくる、[11]に記載の装置。
[13] ビデオデータを復号するための装置であって、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化するための手段と、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかを決定するための手段と、前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかの前記決定に基づいて前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータを復号するための手段と、を備える装置。
[14] 前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが前記CRAピクチャを備えることを示し、決定するための前記手段は、前記NAL単位タイプ値に基づいて、前記RAPピクチャが廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定するための手段を備え、復号するための前記手段は、前記CRAピクチャがランダムアクセスポイントとして使用されるとき、TFDピクチャに対応する前記ビットストリームのデータを、復号することなしに、構文解析するための手段を備える、[13]に記載の装置。
[15] 前記スライスを逆カプセル化するための前記手段は、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示す前記NAL単位タイプ値の値を取り出すための手段を備える、[13]に記載の装置。
[16] 後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足拡張情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定するための手段と、前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号するための手段と、を更に備える、[13]に記載の装置。
[17] 復号順序で前記サフィックスSEI NAL単位より前にアクセス単位(AU)中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出するための手段を更に備える、[16]に記載の装置。
[18] 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順序で前記AU中の全てのVCL NAL単位の後にくる、[17]に記載の装置。
[19] 実行されたとき、プロセッサに、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかを決定することと、前記RAPピクチャが関連する先行ピクチャを有することができるかどうかの前記決定に基づいて前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することと、を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
[20] 前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが前記CRAピクチャを備えることを示し、決定することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記NAL単位タイプ値に基づいて、前記RAPピクチャが廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定することを前記プロセッサに行わせる命令を備え、復号することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記CRAピクチャがランダムアクセスポイントとして使用されるとき、TFDピクチャに対応する前記ビットストリームのデータを、復号することなしに、構文解析することを前記プロセッサに行わせる命令を備える、[19]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[21] 前記スライスを逆カプセル化することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示す前記NAL単位タイプ値の値を取り出すことを前記プロセッサに行わせる命令を備える、[19]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[22] 後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足拡張情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定することと、前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することと、を前記プロセッサに行わせる命令を更に備える、[19]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[23] 復号順序で前記サフィックスSEI NAL単位より前にアクセス単位(AU)中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出することを前記プロセッサに行わせる命令を更に備える、[22]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[24] 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順序で前記AU中の全てのVCL NAL単位の後にくる、[23]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[25] ビデオデータを含むビットストリームを生成する方法であって、ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャを備えるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを備えるのかとを決定することと、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位を含むビットストリームを生成することと、を備える方法。
[26] 前記RAPピクチャは前記CRAピクチャを備え、決定することは、前記RAPピクチャが、廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定することを備え、前記スライスをカプセル化することは、前記CRAピクチャが、関連するTFD先行ピクチャを有することができることを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定することを備える、[25]に記載の方法。
[27] 前記スライスをカプセル化することは、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定することを備える、[25]に記載の方法。
[28] 補足拡張情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定することと、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの前記符号化されたスライスに関係するデータを含む、SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化することと、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、を更に備え、前記ビットストリームを生成することが、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成することを更に備える、[25]に記載の方法。
[29] 前記ビットストリームを生成することは、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順序でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを備える、[28]に記載の方法。
[30] 前記ビットストリームを生成することは、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順序で前記AU中の最後のVCL NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを更に備える、[29]に記載の方法。
[31] ビデオデータを含むビットストリームを生成するための装置であって、ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャを備えるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを備えるのかとを決定することと、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位を含むビットストリームを生成することとを行うように構成されたプロセッサを備える装置。
[32] 前記RAPピクチャは前記CRAピクチャを備え、前記プロセッサは、前記RAPピクチャが、廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定するように構成され、前記プロセッサは、前記CRAピクチャが、関連するTFD先行ピクチャを有することができることを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定するように構成された、[31]に記載の装置。
[33] 前記プロセッサは、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定するように構成された、[31]に記載の装置。
[34] 前記プロセッサは、補足拡張情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定することと、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの前記符号化されたスライスに関係するデータを含む、SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化することと、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成することとを行うように更に構成された、[31]に記載の装置。
[35] 前記プロセッサは、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順序でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化するように構成された、[34]に記載の装置。
[36] 前記プロセッサは、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順序で前記AU中の最後のVCL NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化するように構成された、[35]に記載の装置。
[37] ビデオデータを含むビットストリームを生成するための装置であって、ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャを備えるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを備えるのかとを決定するための手段と、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化するための手段と、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位を含むビットストリームを生成するための手段と、を備える装置。
[38] 前記RAPピクチャは前記CRAピクチャを備え、決定するための前記手段は、前記RAPピクチャが、廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定するための手段を備え、前記スライスをカプセル化するための前記手段は、前記CRAピクチャが、関連するTFD先行ピクチャを有することができることを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定するための手段を備える、[37]に記載の装置。
[39] 前記スライスをカプセル化するための前記手段は、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定するための手段を備える、[37]に記載の装置。
[40] 補足拡張情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定するための手段と、前記SEIメッセージが、ビデオデータの前記符号化されたスライスに関係するデータを含む、SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化するための手段と、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、を更に備え、前記ビットストリームを生成するための前記手段が、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成するための手段を更に備える、[37]に記載の装置。
[41] 前記ビットストリームを生成するための前記手段は、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順序でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化するための手段を備える、[40]に記載の装置。
[42] 前記ビットストリームを生成するための前記手段は、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順序で前記AU中の最後のVCL NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化するための手段を更に備える、[41]に記載の装置。
[43] 実行されたとき、プロセッサに、ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかと、前記RAPピクチャが、瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャを備えるのか又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを備えるのかとを決定することと、ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが、関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであるかどうかを示すNAL単位タイプ値を含む、前記NAL単位を含むビットストリームを生成することと、を行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
[44] 前記RAPピクチャは前記CRAピクチャを備え、決定することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記RAPピクチャが廃棄タグ付き(TFD)先行を含む関連する先行ピクチャを有することができるタイプのものであると決定することを前記プロセッサに行わせる命令を備え、前記スライスをカプセル化することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記CRAピクチャが、関連するTFD先行ピクチャを有することができることを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定することを前記プロセッサに行わせる命令を備える、[43]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[45] 前記スライスをカプセル化することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記RAPピクチャが前記IDRピクチャを備えるのか又は前記CRAピクチャを備えるのかを示すように前記NAL単位タイプ値の値を設定することを前記プロセッサに行わせる命令を備える、[43]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[46] 補足拡張情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定することと、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの前記符号化されたスライスに関係するデータを含む、SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化することと、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、を前記プロセッサに行わせる命令を更に備え、前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせる前記命令が、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせる命令を更に備える、[43]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[47] 前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順序でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを前記プロセッサに行わせる命令を備える、[46]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[48] 前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順序で前記AU中の最後のVCL NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを前記プロセッサに行わせる命令を更に備える、[47]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
Claims (38)
- プロセッサを含む復号機器が、ビデオデータを復号する方法であって、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかを示し、更に、前記RAPピクチャがIDRピクチャであるとき、前記IDRピクチャが、復号可能な先行ピクチャ(DLP)である関連する先行ピクチャを有し得るタイプのIDRピクチャであるのかどうかを示すNAL単位タイプ値を含み、ここにおいて、各先行ピクチャが復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行し、ここにおいて、
第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることを示し、
第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることを示し、
第3のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、CRAピクチャであることを示す、
前記RAPピクチャが、前記CRAピクチャでないこと及び前記RAPピクチャが、
前記第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであること、又は
前記第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有さないIDRピクチャであること、
を決定することと、
前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャと前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータとを復号することと、
を備える方法。 - 後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定することと、ここにおいて、前記サフィックスSEIメッセージは、前記後続のNAL単位が復号順でアクセス単位(AU)の最後のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位に後続し得ることを示す、
前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。 - 復号順で前記サフィックスSEI NAL単位より前に前記AU中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出することを更に備える、請求項2に記載の方法。
- 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順で前記AU中のすべてのVCL NAL単位の後にくる、請求項3に記載の方法。
- ビデオデータを復号するための復号機器であって、
前記ビデオデータを記憶するように構成されたメモリと、
プロセッサと、
を備え、前記プロセッサは、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかを示し、更に、前記RAPピクチャがIDRピクチャであるとき、前記IDRピクチャが、復号可能な先行ピクチャ(DLP)である関連する先行ピクチャを有し得るタイプのIDRピクチャであるのかどうかを示すNAL単位タイプ値を含み、ここにおいて、各先行ピクチャが復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行し、ここにおいて、
第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることを示し、
第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることを示し、
第3のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、CRAピクチャであることを示す、
前記RAPピクチャが、前記CRAピクチャでないこと及び前記RAPピクチャが、
前記第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであること、又は
前記第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有さないIDRピクチャであること、
を決定することと、
前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャと前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータとを復号することと、
を行うように構成された、復号機器。 - 前記プロセッサは、後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックスSEIメッセージを含むサフィックス補足エンハンスメント情報(SEI)NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定することと、ここにおいて、前記サフィックスSEIメッセージは、前記後続のNAL単位が復号順でアクセス単位(AU)の最後のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位に後続し得ることを示す、前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することとを行うように更に構成された、請求項5に記載の復号機器。
- 前記プロセッサは、復号順で前記サフィックスSEI NAL単位より前に前記AU中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出するように更に構成された、請求項6に記載の復号機器。
- 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順で前記AU中のすべてのVCL NAL単位の後にくる、請求項7に記載の復号機器。
- ビデオデータを復号するための復号機器であって、
前記ビデオデータを記憶するための手段と、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化するための手段と、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかを示し、更に、前記RAPピクチャがIDRピクチャであるとき、前記RAPピクチャが、復号可能な先行ピクチャ(DLP)である関連する先行ピクチャを有し得るタイプのRAPピクチャであるのかどうかを示すNAL単位タイプ値を含み、ここにおいて、各先行ピクチャが復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行し、ここにおいて、
第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることを示し、
第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることを示し、
第3のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、CRAピクチャであることを示す、
前記RAPピクチャが、前記CRAピクチャでないこと及び前記RAPピクチャが、
前記第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであること、又は
前記第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有さないIDRピクチャであること、
を決定するための手段と、
前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャと前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータとを復号するための手段と、
を備える復号機器。 - 後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定するための手段と、ここにおいて、前記サフィックスSEIメッセージは、前記後続のNAL単位が復号順にアクセス単位AUの最後のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位に後続し得ることを示す、
前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号するための手段と、
を更に備える、請求項9に記載の復号機器。 - 復号順で前記サフィックスSEI NAL単位より前に前記AU中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出するための手段を更に備える、請求項10に記載の復号機器。
- 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順で前記AU中のすべてのVCL NAL単位の後にくる、請求項11に記載の復号機器。
- 復号機器のプロセッサによって実行されたとき、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位からビットストリームのランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャのスライスを逆カプセル化することと、ここにおいて、前記NAL単位は、前記RAPピクチャが瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又はクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャであるのかを示し、更に、前記RAPピクチャがIDRピクチャであるとき、前記IDRピクチャが、復号可能な先行ピクチャ(DLP)である関連する先行ピクチャを有し得るタイプのIDRピクチャであるのかどうかを示すNAL単位タイプ値を含み、ここにおいて、各先行ピクチャが復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行し、ここにおいて、
第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることを示し、
第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることを示し、
第3のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値は、前記RAPピクチャが、CRAピクチャであることを示す、
前記RAPピクチャが、前記CRAピクチャでないこと及び前記RAPピクチャが、
前記第1のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであること、又は
前記第2のNAL単位タイプ値である前記NAL単位タイプ値に基づいて、関連するDLPを有さないIDRピクチャであること、
を決定することと、
前記NAL単位タイプ値に基づいて前記RAPピクチャと前記RAPピクチャに続く前記ビットストリームのビデオデータとを復号することと、
を前記プロセッサに行わせる命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体。 - 後続のNAL単位について、前記後続のNAL単位が、サフィックス補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージを含むサフィックスSEI NAL単位を備えることをNAL単位タイプ値が示すことを決定することと、ここにおいて、前記サフィックスSEIメッセージは、前記後続のNAL単位が復号順にアクセス単位AUの最後のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位に後続し得ることを示す、
前記サフィックスSEIメッセージのデータに基づいて前記サフィックスSEI NAL単位に続く前記ビットストリームのビデオデータを復号することと、
を前記プロセッサに行わせる命令を更に備える、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 復号順で前記サフィックスSEI NAL単位より前に前記AU中に第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位を少なくとも含む前記AUから前記サフィックスSEI NAL単位を抽出することを前記プロセッサに行わせる命令を更に備える、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
- 前記サフィックスSEI NAL単位が、復号順で前記AU中のすべてのVCL NAL単位の後にくる、請求項15に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
- プロセッサを含む符号化機器が、ビデオデータを含むビットストリームを生成する方法であって、
ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する復号可能な先行ピクチャを有し得る瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又は関連する復号可能な先行ピクチャ(DLP)を有さないIDRピクチャであるのかと、前記RAPピクチャがクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャではないこととを決定することと、ここにおいて、各先行ピクチャは、復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行する、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化することと、
前記NAL単位を含むビットストリームを生成することと、
を備え、
ここにおいて、カプセル化することは、前記NAL単位のNAL単位タイプ値を生成することを備え、ここにおいて、前記NAL単位タイプ値を生成することは、前記NAL単位タイプ値を、
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることに基づいて第1のNAL単位タイプ値に、又は
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることに基づいて第2のNAL単位タイプ値に
設定し、
前記RAPピクチャがCRAピクチャではないことに基づいて第3のNAL単位タイプ値に
設定しないこと
を備える、方法。 - 補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定することと、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの符号化されたスライスに関係するデータを含む、
SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化することと、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、
を更に備え、ここにおいて、前記ビットストリームを生成することが、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成することを更に備える、
請求項17に記載の方法。 - 前記ビットストリームを生成することは、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを備える、請求項18に記載の方法。
- 前記ビットストリームを生成することは、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順で前記AU中の最後のVCL NAL単位に後続するように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを更に備える、請求項19に記載の方法。
- ビデオデータを含むビットストリームを生成するための符号化機器であって、
前記ビデオデータを記憶するように構成されたメモリと、
プロセッサと、
を備え、前記プロセッサは、
ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する復号可能な先行ピクチャを有し得る瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又は関連する復号可能な先行ピクチャ(DLP)を有さないIDRピクチャであるのかと、前記RAPピクチャがクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャではないこととを決定することと、ここにおいて、各先行ピクチャは、復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行する、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化することと、
前記NAL単位を含むビットストリームを生成することと、
を行うように構成され、
ここにおいて、前記プロセッサは、前記NAL単位のNAL単位タイプ値を生成するように構成され、ここにおいて、前記NAL単位タイプ値を生成するために、前記プロセッサは、前記NAL単位タイプ値を、
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることに基づいて第1のNAL単位タイプ値に、又は
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることに基づいて第2のNAL単位タイプ値に
設定し、
前記RAPピクチャがCRAピクチャではないことに基づいて第3のNAL単位タイプ値に
設定しないこと
を行うように構成された、符号化機器。 - 前記プロセッサは、補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定することと、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの符号化されたスライスに関係するデータを含む、SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化することと、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成することとを行うように更に構成された、請求項21に記載の符号化機器。
- 前記プロセッサは、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを行うように構成された、請求項22に記載の符号化機器。
- 前記プロセッサは、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順で前記AU中の最後のVCL NAL単位に後続するように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを行うように構成された、請求項23に記載の符号化機器。
- ビデオデータを含むビットストリームを生成するための符号化機器であって、
前記ビデオデータを記憶するための手段と、
ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する復号可能な先行ピクチャを有し得る瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又は関連する復号可能な先行ピクチャ(DLP)を有さないIDRピクチャであるのかと、前記RAPピクチャがクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャではないこととを決定するための手段と、ここにおいて、各先行ピクチャは、復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行する、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化するための手段と、
前記NAL単位を含むビットストリームを生成するための手段と、
を備え、
ここにおいて、カプセル化するための前記手段は、前記NAL単位のNAL単位タイプ値を生成するための手段を備え、ここにおいて、前記NAL単位タイプ値を生成するための前記手段は、前記NAL単位タイプ値を、
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることに基づいて第1のNAL単位タイプ値に、又は
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることに基づいて第2のNAL単位タイプ値に
設定し、
前記RAPピクチャがCRAピクチャではないことに基づいて第3のNAL単位タイプ値に
設定しないための手段
を備える、符号化機器。 - 補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定するための手段と、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの符号化されたスライスに関係するデータを含む、
SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化するための手段と、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、
を更に備え、
ここにおいて、前記ビットストリームを生成するための前記手段が、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成するための手段を更に備える、請求項25に記載の符号化機器。 - 前記ビットストリームを生成するための前記手段は、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化するための手段を備える、請求項26に記載の符号化機器。
- 前記ビットストリームを生成するための前記手段は、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順で前記AU中の最後のVCL NAL単位に後続するように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化するための手段をさらに備える、請求項27に記載の符号化機器。
- 符号化機器のプロセッサによって実行されたとき、
ランダムアクセスポイント(RAP)ピクチャが、関連する復号可能な先行ピクチャを有し得る瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャであるのか、又は関連する復号可能な先行ピクチャ(DLP)を有さないIDRピクチャであるのかと、前記RAPピクチャがクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャではないこととを決定することと、ここにおいて、各先行ピクチャは、復号順にランダムアクセスピクチャに追随し、出力順に前記ランダムアクセスピクチャに先行する、
ネットワークアブストラクションレイヤ(NAL)単位中に前記RAPピクチャのスライスをカプセル化することと、
前記NAL単位を含むビットストリームを生成することと、
を前記プロセッサに行わせる命令を記憶し、
ここにおいて、前記スライスをカプセル化することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記NAL単位のNAL単位タイプ値を生成することを前記プロセッサに行わせる命令を備え、ここにおいて、前記NAL単位タイプ値を生成することを前記プロセッサに行わせる前記命令は、前記NAL単位タイプ値を、
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有し得るIDRピクチャであることに基づいて第1のNAL単位タイプ値に、又は
前記RAPピクチャが、関連するDLPを有さないIDRピクチャであることに基づいて第2のNAL単位タイプ値に
設定し、
前記RAPピクチャがCRAピクチャではないことに基づいて第3のNAL単位タイプ値に
設定しないこと、
を前記プロセッサに行わせる命令を備える、コンピュータ可読記憶媒体。 - 補足エンハンスメント情報(SEI)メッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかを決定することと、ここにおいて、前記SEIメッセージが、ビデオデータの符号化されたスライスに関係するデータを含む、
SEI NAL単位中に前記SEIメッセージをカプセル化することと、ここにおいて、前記SEI NAL単位は、前記SEI NAL単位がプレフィックスSEI NAL単位であるのか又はサフィックスSEI NAL単位であるのかと、前記SEIメッセージがプレフィックスSEIメッセージであるのか又はサフィックスSEIメッセージであるのかとを示すNAL単位タイプ値を含む、
を前記プロセッサに行わせる命令を更に備え、
ここにおいて、前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせるための前記命令は、前記SEI NAL単位を含むように前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせるための命令を更に備える、請求項29に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせるための前記命令は、前記SEI NAL単位がサフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、復号順でアクセス単位(AU)中の第1のビデオコード化レイヤ(VCL)NAL単位の後にくるように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを前記プロセッサに行わせるための命令を更に備える、請求項30に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
- 前記ビットストリームを生成することを前記プロセッサに行わせるための前記命令は、前記SEI NAL単位が前記サフィックスSEI NAL単位であることを前記NAL単位タイプ値が示すとき、前記SEI NAL単位が、更に、復号順で前記AU中の最後のVCL NAL単位に後続するように前記AU中に前記SEI NAL単位をカプセル化することを前記プロセッサに行わせるための命令を更に備える、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
- マイクロプロセッサ、集積回路、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレス通信機器、電話、テレビジョン、カメラ、表示装置、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームコンソール、またはビデオストリーミング機器
のうちの少なくとも1つを備える、請求項5に記載の復号機器。 - 前記ビデオデータに関連する少なくとも1つのピクチャを表示するように構成された表示器
を更に備える、請求項5に記載の復号機器。 - マイクロプロセッサ、集積回路、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレス通信機器、電話、テレビジョン、カメラ、表示装置、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームコンソール、またはビデオストリーミング機器
のうちの少なくとも1つを備える、請求項9に記載の復号機器。 - 前記ビデオデータに関連する少なくとも1つのピクチャを表示するための表示手段
を更に備える、請求項9に記載の復号機器。 - 前記ビデオデータに関連する少なくとも1つのピクチャを撮影するように構成されたカメラ
を更に備える、請求項21に記載の符号化機器。 - 前記ビデオデータに関連する少なくとも1つのピクチャを撮影するための手段
を更に備える、請求項25に記載の符号化機器。
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