JP6223168B2 - 建設機器のゲートレバー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、油圧ショベルなどの建設機器に設けられ、操縦時における乗降を妨げるためのゲートレバー装置に関する。
従来、油圧ショベルなどの建設機器においては、キャビン内に運転席が設けられ、この運転席に対して乗り降りするための乗降口が左右片側に設けられる。そして、キャビン内には、運転席の側部にコンソールボックスが配置され、このコンソールボックスに、操縦用の操縦レバーが突出して設けられている。
この種の建設機器において操縦時における乗降を妨げるためのゲートレバーをコンソールボックスに設けることも一般的に行われている。こうしたゲートレバーは、建設機器を操縦中は乗降口を閉鎖して人が乗降できないようにするとともに、乗降時には乗降通路を開放して人が通過できるようになっている。
こうしたゲートレバーに関して、例えば特許文献1には、ゲートバーを開状態にするとコンソールボックスがはね上げられ、同時に操作系のスイッチもオフに切り換えられるようにした構成が開示されている。この特許文献1記載の構成においては、ゲートバーを閉状態にするとコンソールボックスが元の状態に復帰し、同時に操作系のリミットスイッチがゲートバーで押し込まれてオンに切り換えられるようになっている。このような構成によれば、ゲートレバーが降りた状態でしか操作系が作動しないので安全性を高めることができる。
特開平10−280484号公報
しかし、上記した特許文献1記載の構造では、ゲートバーでリミットスイッチを押し込むことで操縦装置の操作系がオンになるため、作業時に誤ってゲートレバーにぶつかってしまった場合や、作業時の振動でゲートレバーが振れた場合には、ゲートバーが一時的にリミットスイッチから離れることでスイッチがオフになる可能性がある。一時的にスイッチがオフになってしまうと、操作系の動作が不安定になり非常に危険である。
そこで、本発明は、ゲートレバーの姿勢を安定させるとともに、ゲートレバーの状態に応じて操作系の作動をオン・オフする際のスイッチの作動を安定させることができる建設機器のゲートレバー装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、操縦時における乗降を妨げるための建設機器のゲートレバー装置であって、運転席横に配設されたコンソールボックスと、前記コンソールボックスに対して回動可能かつ摺動可能に設けられた操作レバーと、前記操作レバーと一体的に回動して乗降通路を遮断又は開放するゲートレバーと、前記コンソールボックスの内部に設けられて建設機器の操縦を可能とするためのスイッチと、前記スイッチの前面に配設される接触部と、を備え、前記コンソールボックスには、円弧状のガイド溝が形成されるとともに、このガイド溝の両端から半径方向へとロック溝が延設されており、前記操作レバーは、前記ガイド溝によって回動方向にガイドされるとともに、前記ロック溝によって摺動方向にガイドされ、かつ、前記ロック溝の末端方向へと付勢されており、前記ロック溝のうち一方のロック溝は、前記ゲートレバーが乗降通路を遮断する遮断状態とするために前記操作レバーを係合させるものであり、他方のロック溝は、前記ゲートレバーが乗降通路を開放する開放状態とするために前記操作レバーを係合させるものであり、前記スイッチは、前記ゲートレバーが前記遮断状態にあるときには前記接触部を介して前記操作レバーに押下されてオンになるとともに、前記ゲートレバーが前記開放状態にあるときにはオフとなるものであり、更に、前記一方のロック溝を前記接触部の延設方向に沿って形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記ゲートレバーが遮断状態にあるときに、前記操作レバーの軸が垂直よりも前方向に傾いていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記一方のロック溝は、前記スイッチの押下方向に対して略直交方向に延設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記接触部は前記一方のロック溝よりも長く形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記操作レバーには前記接触部と対向するように当接部が設けられており、前記操作レバーの当接部と前記接触部とは、互いに面接触可能な平坦面を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、コンソールボックスには、円弧状のガイド溝が形成されるとともに、このガイド溝の両端から半径方向へとロック溝が延設されており、操作レバーは、前記ガイド溝によって回動方向にガイドされるとともに、前記ロック溝によって摺動方向にガイドされ、かつ、前記ロック溝の末端方向へと付勢されており、前記ロック溝のうち一方のロック溝は、前記ゲートレバーが乗降通路を遮断する遮断状態とするために前記操作レバーを係合させるものであり、他方のロック溝は、前記ゲートレバーが乗降通路を開放する開放状態とするために前記操作レバーを係合させるものである。すなわち、操作レバーが一方のロック溝に係合すると、ゲートレバーが遮断状態となって乗降通路を遮断する。このとき、操作レバーは係合方向に付勢されているためしっかりとロックされるので、遮断状態が安定する。一方、操作レバーが他方のロック溝に係合すると、ゲートレバーが開放状態となって乗降通路を開放する。このとき、操作レバーは係合方向に付勢されているためしっかりとロックされるので、開放状態が安定する。なお、遮断状態から開放状態へ、または、開放状態から遮断状態へと操作レバーを操作する際には、付勢力に抗して操作レバーをロック溝に沿ってガイド溝まで摺動させ、操作レバーをガイド溝に沿って回動させればよい。
また、建設機器の操縦を可能とするためのスイッチは、前記ゲートレバーが前記遮断状態にあるときには前記接触部を介して前記操作レバーに押下されてオンになるとともに、前記ゲートレバーが前記開放状態にあるときにはオフとなる。すなわち、ゲートレバーが遮断状態にあるときには建設機器の操縦が可能となるとともに、ゲートレバーが開放状態にあるときには建設機器の操縦ができなくなるので、ゲートレバーの状態に応じて操作系の作動をオン・オフすることができる。
しかも、前記一方のロック溝を前記接触部の延設方向に沿って形成したので、仮に作業時に誤ってゲートレバーにぶつかってしまったり、作業時の振動でゲートレバーが振れたりしたとしても、操作レバーが一方のロック溝から外れない限りは、操作レバーは一方のロック溝に沿ってスイッチの押下状態に影響しない方向(接触部の延設方向)にしか摺動できない。すなわち、操作レバーが一方のロック溝内に係合しているときに震動等が発生したとしても、確実にスイッチを押下し続けることができるので、震動等の影響を受けずにスイッチ作動を安定させることができる。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記ゲートレバーが遮断状態にあるときに、前記操作レバーの軸が垂直よりも前方向に傾いているので、作業時に誤って操作レバーに当って操作レバーが押された場合でも、操作レバーが前方に押されることになるので、言い換えるとスイッチを押下する方向に押されることになる。よって、意図せずにスイッチがオフになることを防止できる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記一方のロック溝は、前記スイッチの押下方向に対して略直交方向に延設されているので、仮に作業時に誤ってゲートレバーにぶつかってしまったり、作業時の振動でゲートレバーが振れたりしたとしても、操作レバーが一方のロック溝から外れない限りは、操作レバーは一方のロック溝に沿ってスイッチの押下状態に影響しない方向(スイッチの押下方向に対して略直交方向)にしか摺動できない。すなわち、操作レバーが一方のロック溝内に係合しているときに震動等が発生したとしても、確実にスイッチを押下し続けることができるので、震動等の影響を受けずにスイッチ作動を安定させることができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、前記接触部は前記一方のロック溝よりも長く形成されているので、操作レバーが一方のロック溝に沿ってどのように摺動したとしても接触部に接触した状態を保つことができるので、操作レバーが一方のロック溝内に係合しているときに常に接触部が操作レバーによって押下された状態を維持することができる。すなわち、操作レバーが一方のロック溝内に係合しているときに震動等が発生したとしても、確実にスイッチを押下し続けることができるので、震動等の影響を受けずにスイッチ作動を安定させることができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、前記操作レバーには前記接触部と対向するように当接部が設けられており、前記操作レバーの当接部と前記接触部とは、互いに面接触可能な平坦面を有するので、操作レバーが一方のロック溝内で摺動するときに当接部と接触部とが面接触しているため、スイッチを押下した状態を安定して保つことができる。
ゲートレバー装置を上から見た図であって、(a)ゲートレバーが開放状態の図、(b)ゲートレバーが遮断状態の図である。 ゲートレバー装置の内部を示す図であって、ゲートレバーが開放状態の図である。 ゲートレバー装置の内部を示す図であって、ゲートレバーが遮断状態の図である。 ゲートレバー装置の内部を説明するための斜視図である。 操作レバーの斜視図である。 操作レバーによってスイッチを押下する様子を示す説明図であって、(a)ゲートレバーが開放状態のときの図、(b)ゲートレバーが遮断状態のときの図である。 変形例に係るゲートレバー装置の内部を示す図であって、ゲートレバーが遮断状態の図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態においては、建設機器として油圧ショベルを例に説明する。本実施形態に係る油圧ショベルは、一般的な油圧ショベルと同様にキャビン内に運転席が設けられており、運転席の両側部にコンソールボックス10が配置されている。このコンソールボックス10には、図1に示すように、操縦用の操縦レバー11が突出して設けられている。操縦者は、この操縦レバー11を両手で操作することにより、左右に旋回したり、アームを動かしたりといった操縦を行う。
運転席から見て片側のコンソールボックス10の更に奥には、運転席に対して乗り降りするための乗降口が設けられている。言い換えると、運転席に着くためにはコンソールボックス10の前を通過しなければならないようになっており、このコンソールボックス10の前が運転席への乗降通路となっている。
上記したコンソールボックス10には、操縦時における乗降を妨げるためのゲートレバー装置が設けられており、作業中は乗降通路を遮断するとともに、乗降時には乗降通路を開放するようになっている。
本実施形態に係るゲートレバー装置は、操作レバー20と、操作レバー20と一体的に回動するゲートレバー30と、コンソールボックス10の内部に設けられたスイッチ16と、スイッチ16の前面に配設されるヒンジレバー17と、を備えている。
操作レバー20は、図2及び図3に示すように、コンソールボックス10の側部において前後に回動可能に取り付けられた棒状部材である。操作レバー20の上端部にはグリップ21が設けられており、運転席に着席した作業者がこのグリップ21を把持して操作することで、ゲートレバー30の開閉操作ができるように形成されている。
この操作レバー20の下部先端には、後述するゲートレバー30のレバー受部33に接続される接続部22が設けられている。接続部22は、図5に示すような角柱形状であり、中央付近の側部に当接部23及び係合部24が突出形成されている。
接続部22に突出して形成された係合部24は短い円柱状であり、操作レバー20の軸方向に対して直交する方向に突出している。この係合部24は後述するガイド溝13及びロック溝14の内周縁に係合する部分であり、この係合部24がガイド溝13及びロック溝14と係合することで、操作レバー20の移動がガイドされるようになっている。
当接部23は係合部24の端部に設けられており、後述するヒンジレバー17を介してスイッチ16を押下するための部位である。この当接部23は、先端がヒンジレバー17に臨むように前方に突出している。なお、ヒンジレバー17に臨むように前方に突出した先端面23aは、図5等に示すように、平坦に形成されている。
ゲートレバー30は、操作レバー20と一体的に回動して乗降通路を遮断又は開放するためのものであり、図2及び図3に示すような側面視略V字形の部材である。このゲートレバー30は、側面視V字形の長い方の辺が乗降通路に突出する突出部31を構成し、短い方の辺が操作レバー20に接続するレバー受部33を構成している。また、突出部31とレバー受部33との間には、コンソールボックス10に回動可能に支持された回動支持部32が設けられている。
レバー受部33は、図2及び図3に示すように、角柱形状の中空部を備えており、この中空部に操作レバー20の接続部22を格納することで、操作レバー20を接続可能となっている。このレバー受部33を使用してゲートレバー30と操作レバー20とを接続すると、図2及び図3に示すように、ゲートレバー30と操作レバー20とで側面視略V字形が形成される。
なお、レバー受部33の内部は、接続部22が操作レバー20の軸方向に摺動できるように、接続部22よりも大きい空間となっている。すなわち、図3に示すように、操作レバー20の軸方向に見たときに、レバー受部33の内壁部と接続部22との間に間隙Gが生じるように形成されている。このため、操作レバー20はゲートレバー30に対して軸方向に摺動可能となっている。そして、レバー受部33の内部に格納された操作レバー20の接続部22は、バネなどの付勢手段25によって常に外側方向へと付勢されているため、自由状態においては操作レバー20が可能な限り外側に突出した状態となっている。ただし、付勢手段25の付勢力に抗して操作レバー20を押し込めば(図3の矢印P参照)、レバー受部33の内部空間に沿って操作レバー20を摺動させることができるようになっている。
突出部31は、図1(a)及び図2に示すように上方に持ち上がった状態では乗降通路を開放することで人が乗り降り可能な開放状態となり、図1(b)及び図3に示すように略水平に下された状態では乗降通路を遮断することで人の乗り降りを妨げる遮断状態となるものである。具体的には、運転席に着席した作業者が操作レバー20のグリップ21を把持して後方に倒すことで、ゲートレバー30が回動支持部32を中心に回動し、ゲートレバー30の突出部31が垂直方向に持ち上がって乗降通路を開放する。また、運転席に着席した作業者がグリップ21を把持して操作レバー20の軸が略垂直となるまで前方に操作することで、ゲートレバー30が回動支持部32を中心に回動し、ゲートレバー30の突出部31が水平方向に下がって乗降通路を閉鎖する。このように突出部31が乗降通路に対して上げ下げされることでゲートレバー30の開放状態と遮断状態とを切り替え可能となっている。
スイッチ16は、建設機器の操縦を可能とするためにコンソールボックス10の内部に配設されたリミットスイッチである。このスイッチ16は、建設機器の制御装置(図示せず)と電気的に接続されており、制御装置はこのスイッチ16がオンとなっているときにのみショベル等を動かすための油圧駆動システムを作動させるように形成されている。具体的には、制御装置は、このスイッチ16がオンの場合には、操縦レバー11の操作に応じて油圧駆動システムを作動させるが、スイッチ16がオフの場合には、操縦レバー11が操作されたとしても油圧駆動システムを作動させないようになっている。
このスイッチ16は、図6に示すように、前面に押し込み可能に突出したプランジャ16aを備えており、このプランジャ16aを押し込むことでオンになるリミットスイッチである。
ヒンジレバー17(接触部)は、前記したプランジャ16aに臨むようにスイッチ16の前面に配設される板状部材であり、スイッチ16に対して揺動可能に取り付けられている。このヒンジレバー17は、図3等に示すように、操作レバー20が回動したときの当接部23の軌道の延長線上に配置されており、ゲートレバー30が遮断状態となるように操作レバー20を回動操作したときに上述した操作レバー20の当接部23によって押し込まれるようになっている。なお、操作レバー20の当接部23によって押し込まれるヒンジレバー17の外側面17aは、図6等に示すように、当接部23の先端面23aと面接触可能な平坦面となっている。
ところで、本実施形態のコンソールボックス10の側板部12には、図4等に示すように、円弧状のガイド溝13と、このガイド溝13の両端から半径方向へと延設されたロック溝14と、が形成されている。このガイド溝13及びロック溝14は、操作レバー20の係合部24を貫通させることができるようになっており、係合部24の断面直径とほぼ同じ幅で形成されている。
ガイド溝13は、円弧状の溝であり、操作レバー20及びゲートレバー30の回動中心を中心とする円弧上に設けられている。このガイド溝13が操作レバー20の係合部24を摺動可能にガイドすることで、操作レバー20が回動方向にガイドされている。
ロック溝14は、ガイド溝13の両端部から外周方向に延設された真直状の溝であり、操作レバー20及びゲートレバー30の回動中心を通る線上に設けられている。このロック溝14が操作レバー20の係合部24を摺動可能にガイドすることで、操作レバー20が摺動方向にガイドされている。なお、ロック溝14はガイド溝13の両端に2つ設けられているが、そのうちの一方のロック溝14aは、操作レバー20の係合部24を係合させてゲートレバー30を遮断状態とするためのものであり、他方のロック溝14bは、操作レバー20の係合部24を係合させてゲートレバー30を開放状態とするためのものである。
ここで、上述したように、操作レバー20は付勢手段25によって常にロック溝14の末端方向(外周方向)へと付勢されているため、ロック溝14の位置まで操作レバー20を回動させると、付勢手段25によって操作レバー20がロック溝14の末端方向へと付勢され、係合部24がロック溝14に嵌り込んで係合するようになっている。このように操作レバー20をロック溝14と係合する方向に付勢することで、操作レバー20がしっかりとロックされるので、ゲートレバー30を開放状態または遮断状態で安定してロックできるように形成されている。なお、ゲートレバー30を遮断状態から開放状態へ、または、開放状態から遮断状態へと変更する場合には、ロック溝14に係合した操作レバー20を付勢力に抗して押し込むことで、操作レバー20をロック溝14に沿ってガイド溝13まで摺動させ、操作レバー20をガイド溝13に沿って回動させればよい(図6参照)。
また、操作レバー20の係合部24を一方のロック溝14aに係合させた状態、すなわち、ゲートレバー30が遮断状態にあるときには、図6(b)に示すように、ヒンジレバー17の外側面17aに操作レバー20の当接部23の先端面23aが当接し、当接部23によって押し込まれることでヒンジレバー17が揺動し、揺動したヒンジレバー17でスイッチ16のプランジャ16aが押し込まれてスイッチ16がオンになるように構成されている。
一方、操作レバー20の係合部24を他方のロック溝14bに係合させた状態、すなわち、ゲートレバー30が開放状態にあるときには、図6(a)に示すように、操作レバー20の当接部23がヒンジレバー17から離れているので、ヒンジレバー17によるスイッチ16のプランジャ16aの押下が解除されており、スイッチ16がオフになるように構成されている。
ところで、ゲートレバー30を遮断状態に維持するための一方のロック溝14aは、図6に示すように、ヒンジレバー17の延設方向D3に沿って設けられている(図6における、一方のロック溝14aの延設方向D2を参照)。このため、操作レバー20(当接部23)の摺動方向と、ヒンジレバー17の延設方向D3とが、同じ方向(図6における上方向)となっている。なお、当接部23の先端面23aも、操作レバー20(当接部23)の摺動方向と略平行に形成されている。また、一方のロック溝14aは、スイッチ16の押下方向D1に対して略直交方向に延設されているため、操作レバー20(当接部23)の摺動方向と、スイッチ16の押下方向D1とが、略直交するように形成されている。更には、接触部17の長さは一方のロック溝14aの長さよりも長くなっている。
このような構造とすることで、当接部23で確実にヒンジレバー17を押し込むとともに、操作レバー20が仮に一方のロック溝14aに沿って意図せずに移動した場合でも、当接部23によるヒンジレバー17の押し込みに影響が出ないようになっている。すなわち、操作レバー20の係合部24が一方のロック溝14aのどの位置にあっても、確実にスイッチ16が押下されるように形成されている。このため、ゲートレバー30が遮断状態にあるにもかかわらず、震動等の影響で操作レバー20が振れてスイッチ16がオフになる、といった問題が発生しない。
なお、一方のロック溝14aの延設方向D2とヒンジレバー17の延設方向D3との関係は、図6(b)に示すように、スイッチ16を押下した状態において互いに略平行であることが望ましい。たとえば、一方のロック溝14aの延設方向D2と、スイッチ16を押下した状態におけるヒンジレバー17の延設方向D3と、で成す角度が10度以下(更に望ましくは5度以下)であることが望ましい。
また、ヒンジレバー17が揺動する場合には、スイッチ16を押下した状態において、ヒンジレバー17が、一方のロック溝14aの延設方向D2を超えて揺動した状態となる(一方のロック溝14aの延設方向D2に対して平行な状態よりも、プランジャ16aの方向へと倒れた状態となる)ことが望ましい。具体的には、図6(b)に示すように、ヒンジレバー17を、一方のロック溝14aの延設方向D2と比較して、プランジャ16aを押し込む方向へと倒れた状態で固定することが望ましい。このようにすることで、確実にスイッチ16をオンにした状態を保つことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンソールボックス10には、円弧状のガイド溝13が形成されるとともに、このガイド溝13の両端から半径方向へとロック溝14が延設されており、操作レバー20は、前記ガイド溝13によって回動可能にガイドされるとともに、前記ロック溝14によって摺動可能にガイドされ、かつ、常に前記ロック溝14の末端方向へと付勢されており、前記ロック溝14のうち一方のロック溝14aは、前記ゲートレバー30が乗降通路を遮断する遮断状態とするために前記操作レバー20を係合させるものであり、他方のロック溝14bは、前記ゲートレバー30が乗降通路を開放する開放状態とするために前記操作レバー20を係合させるものである。すなわち、操作レバー20が一方のロック溝14aに係合すると、ゲートレバー30が遮断状態となって乗降通路を遮断する。このとき、操作レバー20は係合方向に付勢されているためしっかりとロックされるので、遮断状態が安定する。一方、操作レバー20が他方のロック溝14bに係合すると、ゲートレバー30が開放状態となって乗降通路を開放する。このとき、操作レバー20は係合方向に付勢されているためしっかりとロックされるので、開放状態が安定する。
また、建設機器の操縦を可能とするためのスイッチ16は、前記ゲートレバー30が前記遮断状態にあるときには接触部としてのヒンジレバー17を介して前記操作レバー20に押下されてオンになるとともに、前記ゲートレバー30が前記開放状態にあるときにはオフとなる。すなわち、ゲートレバー30が遮断状態にあるときには建設機器の操縦が可能となるとともに、ゲートレバー30が開放状態にあるときには建設機器の操縦ができなくなるので、ゲートレバー30の状態に応じて操作系の作動をオン・オフすることができる。
しかも、前記一方のロック溝14aをヒンジレバー17の延設方向に沿って形成したので、仮に作業時に誤ってゲートレバー30にぶつかってしまったり、作業時の振動でゲートレバー30が振れたりしたとしても、操作レバー20が一方のロック溝14aから外れない限りは、操作レバー20は一方のロック溝14aに沿ってスイッチ16の押下状態に影響しない方向(ヒンジレバー17の延設方向)にしか摺動できない。すなわち、操作レバー20が一方のロック溝14a内に係合しているときに震動等が発生したとしても、確実にスイッチ16を押下し続けることができるので、震動等の影響を受けずにスイッチ16の作動を安定させることができる。
また、前記一方のロック溝14aは、前記スイッチ16の押下方向に対して略直交方向に延設されているので、仮に作業時に誤ってゲートレバー30にぶつかってしまったり、作業時の振動でゲートレバー30が振れたりしたとしても、操作レバー20が一方のロック溝14aから外れない限りは、操作レバー20は一方のロック溝14aに沿ってスイッチ16の押下状態に影響しない方向(スイッチ16の押下方向に対して略直交方向)にしか摺動できない。すなわち、操作レバー20が一方のロック溝14a内に係合しているときに震動等が発生したとしても、確実にスイッチ16を押下し続けることができるので、震動等の影響を受けずにスイッチ16の作動を安定させることができる。
また、ヒンジレバー17は前記一方のロック溝14aよりも長く形成されているので、操作レバー20が一方のロック溝14aに沿ってどのように摺動したとしてもヒンジレバー17に接触した状態を保つことができるので、操作レバー20が一方のロック溝14a内に係合しているときに常にヒンジレバー17が操作レバー20によって押下された状態を維持することができる。すなわち、操作レバー20が一方のロック溝14a内に係合しているときに震動等が発生したとしても、確実にスイッチ16を押下し続けることができるので、震動等の影響を受けずにスイッチ16の作動を安定させることができる。
また、前記操作レバー20にはヒンジレバー17と対向するように当接部23が設けられており、前記操作レバー20の当接部23とヒンジレバー17とは、互いに面接触可能な平坦面を有するので、操作レバー20が一方のロック溝14a内で摺動するときに当接部23とヒンジレバー17とが面接触しているため、スイッチ16を押下した状態を安定して保つことができる。
なお、上記した実施形態においてはロック溝14をガイド溝13の両端から外周方向に延設した実施形態で説明したが、ロック溝14をガイド溝13の両端から内周方向に延設した態様であってもよい。このようにロック溝14を内周方向に延設した場合には、付勢手段25によって常に操作レバー20を内周方向へと付勢するようにすればよい。
また、上記した実施形態においては、接触部としてヒンジレバー17を使用したが、これに限らず、例えばスイッチ16の押下方向D1に対して略平行に摺動する板状部材などを接触部として使用してもよい。
また、上記した実施形態においては、ゲートレバー30を遮断状態としたときに操作レバー20の軸が略垂直となるように設定しているが(図3参照)、図7に示すように、ゲートレバー30を遮断状態としたときに操作レバー20の軸が垂直よりも前方向に傾くようにしてもよい。このように操作レバー20を前方に傾ければ、作業時に誤って操作レバー20に当って操作レバー20が押された場合でも、操作レバー20が前方に押されることになるので、言い換えるとスイッチ16を押下する方向に押されることになる。よって、意図せずにスイッチ16がオフになることを防止できる。
10 コンソールボックス
11 操縦レバー
12 側板部
13 ガイド溝
14 ロック溝
14a 一方のロック溝
14b 他方のロック溝
16 スイッチ
16a プランジャ
17 ヒンジレバー(接触部)
17a 外側面
20 操作レバー
21 グリップ
22 接続部
23 当接部
23a 先端面
24 係合部
25 付勢手段
30 ゲートレバー
31 突出部
32 回動支持部
33 レバー受部
D1 スイッチの押下方向
D2 一方のロック溝の延設方向
D3 ヒンジレバーの延設方向
G 間隙

Claims (5)

  1. 操縦時における乗降を妨げるための建設機器のゲートレバー装置であって、
    運転席横に配設されたコンソールボックスと、
    前記コンソールボックスに対して回動可能かつ摺動可能に設けられた操作レバーと、
    前記操作レバーと一体的に回動して乗降通路を遮断又は開放するゲートレバーと、
    前記コンソールボックスの内部に設けられて建設機器の操縦を可能とするためのスイッチと、
    前記スイッチの前面に配設される接触部と、
    を備え、
    前記コンソールボックスには、円弧状のガイド溝が形成されるとともに、このガイド溝の両端から半径方向へとロック溝が延設されており、
    前記操作レバーは、前記ガイド溝によって回動方向にガイドされるとともに、前記ロック溝によって摺動方向にガイドされ、かつ、前記ロック溝の末端方向へと付勢されており、
    前記ロック溝のうち一方のロック溝は、前記ゲートレバーが乗降通路を遮断する遮断状態とするために前記操作レバーを係合させるものであり、他方のロック溝は、前記ゲートレバーが乗降通路を開放する開放状態とするために前記操作レバーを係合させるものであり、
    前記スイッチは、前記ゲートレバーが前記遮断状態にあるときには前記接触部を介して前記操作レバーに押下されてオンになるとともに、前記ゲートレバーが前記開放状態にあるときにはオフとなるものであり、
    更に、前記一方のロック溝を前記接触部の延設方向に沿って形成したことを特徴とする、建設機器のゲートレバー装置。
  2. 前記ゲートレバーが遮断状態にあるときに、前記操作レバーの軸が垂直よりも前方向に傾いていることを特徴とする、請求項1記載の建設機器のゲートレバー装置。
  3. 前記一方のロック溝は、前記スイッチの押下方向に対して略直交方向に延設されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の建設機器のゲートレバー装置。
  4. 前記接触部は前記一方のロック溝よりも長く形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の建設機器のゲートレバー装置。
  5. 前記操作レバーには前記接触部と対向するように当接部が設けられており、
    前記操作レバーの当接部と前記接触部とは、互いに面接触可能な平坦面を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の建設機器のゲートレバー装置。
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