JP6221173B2 - 車両、位置決め装置及び充電設備 - Google Patents

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Description

本発明は、車両、位置決め装置及び充電設備に関する。
一般に、バッテリーを搭載して駆動する電気自動車、電気バス、モノレールカー等、ゴムタイヤを装着した車両は、接地する部分がゴムタイヤであるため大地に対して絶縁された状態で走行する。この場合、外部からの電力供給において、供給電力の車体への漏えい等が生じると、車体が帯電してしまう恐れがある。
そこで、車両のガイド機構(レール)の所定位置に接地板を設け、接地シューを車体に取り付け、停車時に帯電した電荷を放電する仕組みが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両は、ガイド機構に沿って走行する車両を対象とし、当該ガイド機構と一体として地表の垂直方向に設けられた接地板に、車両から水平方向に延びた接地シューが接触することで、車両本体部の接地を可能とする。
実開平5−25901号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両は、上述したように、ガイド機構に沿って走行する車両を前提としているため、一般の電気自動車、電気バス等、無軌道で走行する車両に適用することができない。また、一般道を走行する電気自動車、電気バスの車両本体から接地シューを延伸させて直接路面に接地させようとすると、接地シューの先端が常に路面に接触したまま走行することとなる。このため、摩耗等により接地シューの保守コストが高くなるばかりでなく、粉塵等が発生することから環境面で問題が生じ得ることとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、一般道等を無軌道で走行する車両でありながらも、摩耗等に伴う保守、環境面の負担を軽減しつつ、車両本体の帯電を防止可能な車両及び充電設備を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る車両検出装置の一態様は、路面上をゴムタイヤで走行する車両であって、車両本体部と、当該車両本体部から下方に延び、前記路面から離間するとともに、前記路面上において突出して設けられた接地部に接触して電気的に接地可能な接触部を先端に有する接地シューと、を備え、前記車両本体部は、前記車両本体部の上面の上方に配された外部設備と電気的に接触して受電するための受電部であって、前記車両本体部の上面に設けられた受電部を備え、前記接触部は、前記車両本体部において前記受電部と前後方向に位置を異なるようにして設けられている車両である。
この態様によれば、接地シュー先端と、路面とが常時接触することを回避しつつ、路面から突出して設けられた接地部には接触可能である。このため、接地シューの摩耗等に伴う保守、環境面の負担を軽減しつつ、車両本体を電気的に接地して帯電を防止することができる。この態様によれば、路面から突出した接地部を乗り上げて車両の高さが上昇した際に、受電部が外部設備と接触して破損、損壊することを防止できる。
また、本発明の一態様は、上述の車両において、前記接触部が、路面上に設置され自車両に電力を供給する充電設備において、前記ゴムタイヤを位置決めするために路面上において突出して設けられ、前記ゴムタイヤの前方で位置決めするハンプに設けられた前記接地部に接触して電気的に接地可能とすることを特徴とする。
この態様によれば、路面上において突出して設けられた位置決め装置に基づいてゴムタイヤが位置決めされた際に、同時に接触部と接地部との接触が確保されるので、安定して車両本体部を接地させることができる。また、充電設備の所定位置に車両をガイドする目的で設けられたハンプにより位置決めされる際に、安定して車両本体部を接地させることができる。
また、本発明の一態様は、上述の車両において、前記接地シューが、前記車両本体部のゴムタイヤを覆うタイヤハウスに隣接して設けられていることを特徴とする。
この態様によれば、タイヤハウスに収容されるゴムタイヤとの位置関係を参照しながら、車両本体部における接地シューの取り付け位置及びその長さの調整を容易に行うことができる。
また、本発明の一態様は、上述の車両において、前記接地シューが、前記接触部と前記車両本体部とを電気的に接続する導線と、前記導線を覆う可撓性素材と、を有することを特徴とする。
この態様によれば、接地シューは、接地部との接触に応じて柔軟に変形し、良好な電気的接触を維持できる上に、接地シューの破損等を抑制することができる。
また、本発明の一態様は、車両のタイヤの位置を位置決めするために路面上において突出して設けられたハンプからなる位置決め装置であって、前記タイヤの前方を位置決めする第1のハンプと、前記タイヤの後方を位置決めする第2のハンプと、前記車両の車両本体部から、前記路面から離間するように下方に延びた接地シューの先端に設けられた接触部と接触して電気的に接地させる接地部とを有し、前記接地部は、前記第1のハンプ及び前記第2のハンプの少なくとも何れか一方に前記接地部が設けられている、位置決め装置である。
また、本発明の一態様は、上述に記載の位置決め装置と、前記車両に設けられた受電部と接触して電力を供給する給電部と、を備える充電設備である。
以上の車両、位置決め装置及び充電設備によれば、一般道等を無軌道で走行する車両でありながらも、摩耗等に伴う保守、環境面の負担を軽減しつつ、車両本体の帯電を防止することができる。
第1の実施形態に係るバス運行管理システムの一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る車両の側面模式図である。 第1の実施形態に係る車両の断面模式図である。 第1の実施形態に係る接地シューの構造を示す図である。 第1の実施形態に係る位置決め装置の側面模式図である。 第1の実施形態に係る位置決め装置の上面模式図である。 第1の実施形態に係る車両による作用を説明する第1の図である。 第1の実施形態に係る車両による作用を説明する第2の図である。 第1の実施形態の変形例に係る車両の断面模式図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る車両の一例について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る車両の機能構成を示す概略図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る車両1は、バッテリー(リチウムイオン電池)35を搭載し、電力により走行する電気バスである。
電気バスである車両1は、接地シュー10、ゴムタイヤ20、車両本体部30、受電部32、コントローラ33、バッテリー制御部(BMU:Battery Management Unit)34、バッテリー35、インバータ36、電動機(モータ)37、補機38及び通信ユニット39を備えている。
この車両1は、バッテリー35に蓄えられた電力を、インバータ36を介して、電動機37に供給することで動力(回転力)を生成する。車両1は、電動機37が生成した回転力をゴムタイヤ20に伝達し、これを回転させることで走行する仕組みである。また、車両1は、バッテリー35に蓄えられた電力を、補機38の駆動にも利用する。ここで、補機38は、例えば、車両1が搭載する照明や空調等の車内設備である。
充電設備7は、地上に固定設置されるインフラ設備であって、急速充電器70、給電部71、及び通信ユニット72を備え、車両1に電力を供給可能とする。
図1に示すように、車両1の受電部32は、外部設備である充電設備7の給電部71と電気的に接触し、急速充電器70から供給される電力を受電する。受電部32を通じて受電した電力は、バッテリー35に送電される。
充電設備7は、車両1が充電設備7の所定位置に停車すると、その受電部32が、給電部71に接触するように設計されている。車両1が所定位置に停車し、充電設備7が充電を開始する際、まず、車両1のコントローラ33と、充電設備7の急速充電器70と、が通信ユニット39、通信ユニット72を介して無線通信を確立する。その後、コントローラ33は、急速充電器70との相互通信を行いながら、BMU34を介して、バッテリー35の充電処理を制御する。
なお、本実施形態に係る車両1は、上述のような電気バスに限らず、例えば、電気式の自家用乗用車やタクシー、トラック等、一般道を走行する車両であってもよい。また、一般道に限らず、無軌道で走行する車両にも適用可能である。また、バッテリーとエンジンとを搭載するいわゆるハイブリッド車であっても構わない。
図2は、第1の実施形態に係る車両の側面模式図である。
電気バスである車両1は、接地シュー10、ゴムタイヤ20、車両本体部30、タイヤハウス31及び受電部32を備えている。また車両1は、一般道としての路面Rを走行する。
図2に示すように、接地シュー10は、車両本体部30の下面(路面Rと対向する面、図2)から下方(−Z方向)に延びるように取り付けられる。ただし、図2のとおり、接地シュー10は、その先端(接触部100、図4)が路面Rからは離間するようにその長さが調整されている(例えば、80mm程度)。具体的には、車両本体底面30bから車軸21の中心までの離間距離W1及びゴムタイヤ20のタイヤ径W2で決定する路面Rから車両本体底面30bまでの高さHに対して、車両本体底面から接地シュー10の先端までの距離Lが小さくなる(H>L)ように、接地シュー10の長さが決定されている。
また、接地シュー10は、車両本体部30に設けられているタイヤハウス31に隣接するように取り付けられている。ここで、タイヤハウス31は、車両本体部30に設けられ、ゴムタイヤ20を収容するスペースである。このようにすることで、ゴムタイヤ20との位置関係を参照しながら、車両本体部30における接地シュー10の取り付け位置及びその長さの調整を容易に行うことができる。
接地シュー10は、車両本体部30において受電部32と前後方向に位置を異なるようにして設けられている。具体的には、図2に示すように、接地シュー10は、受電部32の後方側(−X方向側)のタイヤハウス31に設けられている。このように、前後方向に位置を異なるようにして接地シュー10及び受電部32を設けることに対する作用については、後に説明する。
なお、図2に示すように、本実施形態に係る車両1は、連接部30aを介して車両本体部30と連接車両本体部30cとが連接された連接バスを構成している。このような構成により、前方の車両本体部30及び後方の連接車両本体部30cのそれぞれが、独立して向きを変えながら走行することができる。
この場合、接地シュー10は、連接部30aの後方に位置する連接車両本体部30cではなく、その前方に位置し、受電部32を搭載する車両本体部30に設けられているのが望ましい。このようにすることで、接地シュー10と、受電部32と、の位置関係が同一の車両本体部30において固定されるので、車両1の運転手は、位置決め装置5によるゴムタイヤ20の位置決め及び接地の確保と、受電部32及び給電部71の接触と、を安定して実施することができる。
図3は、第1の実施形態に係る車両の断面模式図である。
図3は、図2におけるA−A’間付近の断面模式図を表している。ここで図3に示すように、接地シュー10は、二つのゴムタイヤ20の内側において、タイヤハウス31に隣接するように、左右対称に2つ設けられている。このように、接地シュー10を車両1の内側に配置することで、走行中における接地シュー10の意図しないものとの接触等による事故や破損を防ぐことができる。
図4は、第1の実施形態に係る接地シューの構造を示す図である。
次に、図4を参照しながら、接地シュー10の構造について説明する。
図4に示すように、接地シュー10は、下方(−Z方向)の先端に接触部100を備えている。接触部100は、導線100aの一部であって、被膜部101から露出した先端の部分である。導線100aは、ワイヤー状の導体であって、接触部100と、車両本体部30とを電気的に接続している。このような構成により、接触部100は、路面R上において突出して設けられた接地部500(図5、図6)に接触して車両本体部30を電気的に接地可能とする。
また、被膜部101は、可撓性を有する素材で、導線100aを覆うように形成される。このようにすることで、接地シュー10は、接触部100の接地部500(図5、図6)との接触に応じて柔軟に変形し、良好な電気的接触を維持できる上に、接地シュー10の破損等を抑制することができる。
図5は、第1の実施形態に係る位置決め装置の側面模式図である。
また、図6は、第1の実施形態に係る位置決め装置の上面模式図である。
図5に示すように、位置決め装置5は、路面R上において、+Z方向に高さhだけ突出して設けられたハンプ50a、50bを有している。位置決め装置5は、充電設備7において、車両1のゴムタイヤ20の位置を位置決めするために設けられている。具体的には、2つのハンプ50a、50bは、車両1のゴムタイヤ20の大きさに応じた離間距離をもって路面R上に取り付けられている。これにより、車両1のゴムタイヤ20は、突出して設けられたハンプ50a、50bの一方を乗り越えて、各ハンプ50a、50bの間に収まることで位置決めされる。
車両1のゴムタイヤ20が位置決め装置5によって位置決めされることで、車両1は、その受電装置32が充電設備7の給電部71とちょうど接触する位置で停止することができる。
また、図5、図6に示すように、ハンプ50aは、+Z方向に高さh(図5)だけ突出した面において導体からなる接地部500を備えている。
接地部500は、接地電位に維持されており、車両1の車両本体部30から、路面Rから離間するように下方に延びた接地シュー10の先端に設けられた接触部100と接触して、車両本体部30を電気的に接地させる。
なお、本実施形態に係る位置決め装置5は、上述の態様に限定されない。
例えば、位置決め装置5は、2つのハンプ50a、50bをもって、一つのゴムタイヤ20の位置決めを行うものとして説明したが、他の実施形態において位置決め装置5は、他の実施形態に係る位置決め装置5は、例えば、一つのハンプ50aのみによってゴムタイヤ20を位置決めするものであってもよい。
また、上記の説明においては、ゴムタイヤ20の前方で位置決めを行うハンプ50aに接地部500が設けられている例を示したが、これに限定されず、例えば、ゴムタイヤ20の後方で位置決めを行うハンプ50bの上面に接地部500が設けられていてもよい。この場合、接地シュー10は、接地部500が設けられるハンプに応じて、車両本体部30において取り付けられる位置が調整され得る。
ここで、接地シュー10の長さは、図5、図6に示したハンプ50a、50bの高さhを考慮して、車両本体底面30bから接地シュー10の先端(接触部100)までの距離L(図2)と、路面Rから接地部500までの高さh(図5)と、の合計が、路面Rから車両本体底面30bまでの高さH(図2)以上となるように決定される。すなわち、接地シュー10の長さは、L+h≧Hの関係式を満たすように決定される。
図7は、第1の実施形態に係る車両による作用を説明する図である。
車両1は、充電設備7の所定位置に停車する際、ゴムタイヤ20が位置決め装置5によって位置決めされる。具体的には、図7に示すように、位置決め装置5は、車両1が充電設備7の所定位置で停車するように、ゴムタイヤ20の位置決めをする。ここで、所定位置とはすなわち、車両本体部30に搭載された受電部32が充電設備7の給電部71と接触する位置である(図7)。
図8は、第1の実施形態に係る車両による作用を説明する第2の図である。
図8には、図7において、充電設備7に停車している車両1の接地シュー10近傍の様子を拡大して示している。
上述したように、接地シュー10の長さは、車両本体底面30bから接触部100までの距離Lと、路面Rから接地部500までの高さhとの合計が、路面Rから車両本体底面30bまでの高さH以上となるように決定されている。したがって、ゴムタイヤ20が位置決め装置5によって位置決めされたとき、図8に示すように、接地シュー10は、ハンプ50aの上面に設けられた接地部500との接触に応じてたわむように変形し、その先端に設けられた接触部100(図4)が、ちょうど接地部500と電気的に接触する。よって、充電設備7が車両1(バッテリー35(図1))に対して充電処理を行う間は、常に、接触部100と接地部500とが接点を有することにより、車両本体部30が安定的に接地された状態を維持する。これにより、充電処理中に何らかの原因により漏電が生じた場合であっても、車両本体部30が帯電することはなく、乗客等の感電の可能性を低減させることができる。
また、本実施形態に係る車両1は、電気バスとしての車両1の車両本体部30に接地シュー10を取り付けるのみで構成されている。同様に、位置決め装置5は、充電設備7と一体としてもともと設けられている位置決め装置5(ハンプ50a)に導体板としての接地部500を設けるのみで構成されている。このように、本実施形態に係る車両1及び位置決め装置5によれば、既存設備を有効に活用し、より簡素に車両1の接地の構成を構築することができる。
さらに、本実施形態においては、接地シュー10の先端(接触部100)が、路面Rから突出した接地部500と接触可能でありながらも、路面Rとは離間するようにその長さが調整されている。これにより、接地シュー10は、車両1の一般道等の走行中においては、路面Rとの接触を回避し、外部との接触に基づく摩耗や故障、及び、これらに基づく保守、環境面での負担を軽減することができる。
また、本実施形態においては、図3に示したように、接地シュー10が左右対称に2本設置されている。これにより、車両1は、接地シュー10と接地部5との接触の確保に冗長性を持たせることができる。具体的には、車両本体部30が+Z方向を中心に左右(±Y方向)に傾いた状態で停車したとしても、少なくとも、+Y方向側若しくは−Y方向側に取り付けられた何れか一方の接地シュー10が接地部5に接触することができる。
また、上述したように、接地シュー10は、受電部32の後方側(−X方向側)のタイヤハウス31に設けられ、車両1の前後方向(±X方向)に位置を異なるようにして設けられている。ここで仮に、接地シュー10と受電部32とが車両1の前後方向に位置を同じくして設けられていたとすると、車両1のゴムタイヤ20がハンプ50a、50bに乗り上げて車両本体部30が最も持ち上がる部分に受電部32及び給電部71が存在するため、受電部32と給電部71が強く接触して破損する可能性が高くなる。よって、接地シュー10と受電部32と、を車両1の前後方向に位置を異なるように配することで、ハンプ50a、50bを乗り上げて高さが上昇する部分と、給電部71と受電部32が接触する部分と、を分離し、受電部32及び給電部71が破損、損壊することを防止することができる。
以上、第1の実施形態に係る車両1によれば、一般道を走行する車両でありながらも、摩耗等に伴う保守、環境面の負担を軽減しつつ、車両本体を安定して電気的に接地することができる。
図9は、第1の実施形態の変形例に係る車両の断面模式図である。
上述の第1の実施形態に係る車両1は、以下のように変形可能である。
例えば、図9に示すように、当該変形例に係る車両1は、接地シュー10を車両1の中央に一つのみ有する態様としてもよい。このようにすることで、車両本体部30の左右の傾きに依存することなく、接触部100と接地部500(図5、図6)との接触が確保される。また、接地シュー10の本数を低減して低コスト化することもできる。
なお、上述の車両1及び位置決め装置5は、車両1に電力を供給する充電設備7において、車両1の位置をガイドする機構として説明したが、他の実施形態においては、このような態様に限定されることはない。例えば、位置決め装置5は、駐車場等において路面上に設けられる「車止めブロック」として用いられるものであってもよい。これにより、車両1の充電時に限らず、通常の停車時においても、車両本体部30の接地を確保することができるので、帯電による感電の可能性を一層低減させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1・・・車両
10・・・接地シュー
100・・・接触部
100a・・・導線
101・・・被膜部
20・・・ゴムタイヤ
21・・・車軸
30・・・車両本体部
30a・・・連接部
30b・・・車両本体底面
30c・・・連接車両本体部
31・・・タイヤハウス
32・・・受電部
33・・・コントローラ
34・・・バッテリー制御部
35・・・バッテリー
36・・・インバータ
37・・・電動機
38・・・補機
39・・・通信ユニット
5・・・位置決め装置
50a、50b・・・ハンプ
500・・・接地部
7・・・充電設備
70・・・急速充電器
71・・・給電部
72・・・通信ユニット

Claims (6)

  1. 路面上をゴムタイヤで走行する車両であって、
    車両本体部と、
    当該車両本体部から下方に延び、前記路面から離間するとともに、前記路面上において突出して設けられた接地部に接触して電気的に接地可能な接触部を先端に有する接地シューと、
    を備え、
    前記車両本体部は、前記車両本体部の上面の上方に配された外部設備と電気的に接触して受電するための受電部であって、前記車両本体部の上面に設けられた受電部を備え、
    前記接触部は、前記車両本体部において前記受電部と前後方向に位置を異なるようにして設けられている
    車両。
  2. 前記接触部は、
    路面上に設置され自車両に電力を供給する充電設備において、前記ゴムタイヤを位置決めするために路面上において突出して設けられ、前記ゴムタイヤの前方で位置決めするハンプに設けられた前記接地部に接触して電気的に接地可能とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記接地シューは、
    前記車両本体部のゴムタイヤを覆うタイヤハウスに隣接して設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の車両。
  4. 前記接地シューは、
    前記接触部と前記車両本体部とを電気的に接続する導線と、
    前記導線を覆う可撓性素材と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載の車両。
  5. 車両のタイヤの位置を位置決めするために路面上において突出して設けられたハンプからなる位置決め装置であって、
    前記タイヤの前方を位置決めする第1のハンプと、前記タイヤの後方を位置決めする第2のハンプと、
    前記車両の車両本体部から、前記路面から離間するように下方に延びた接地シューの先端に設けられた接触部と接触して電気的に接地させる接地部とを有し、
    前記接地部は、前記第1のハンプ及び前記第2のハンプの少なくとも何れか一方に前記接地部が設けられている、位置決め装置。
  6. 請求項に記載の位置決め装置と、
    前記車両に設けられた受電部と接触して電力を供給する給電部と、
    を備える充電設備。
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