JP6220901B2 - スケジューリング情報を送信する方法および基地局 - Google Patents
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Description
本発明は、モバイル通信に関し、具体的にはスケジューリング情報を送信する方法および基地局に関する。
〔背景技術〕
第3世代パートナ・プロジェクト(3GPP)のロング・ターム・エボリューション(LTE)システムは、基地局(NodeBまたはエボリューションNodeB(eNB)とも称される)が、物理下り制御チャネル(PDCCH)/増強型物理下り制御チャネル(ePDCCH)を介してスケジューリング情報(例えば上りライセンシング・ULグラント(grant))を送信する。そして、ユーザ装置(UE)が、PDCCH/ePDCCH上のスケジューリング情報を読み取り、該スケジューリング情報が示している上りサブフレームにおいて上りデータを送信する。なお、UEは、ユーザ端末であってもよく、ユーザノードや、モバイル端末またはタブレットPCであってもよい。
〔発明の内容〕
本発明は、上述した問題の少なくとも一部を解決することを目的とする。
〔図面の簡単な説明〕
図面に基づく上記詳細な説明により、本発明の上記特徴および他の特徴がさらに明白になるであろう。
〔具体的な実施形態〕
図面と併せて本発明の具体的な実施例の以下に説明することにより、本発明の原理および実現が明らかとなる。なお、本発明は下記の具体的な実施例に限定されるものではない。また、本発明に対する理解の混同を避けるように、便宜上、本発明と直接に関連しない公知技術の詳細な説明を省略している。
(例1)<TDD上り−下り設定スキーム3において、下りサブフレーム7をMBSFNサブフレームとして用いる場合>
3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキーム3、およびそれに対応しているスケジューリング・タイミングに基づき、下りサブフレーム8、9はスケジューリング情報の送信用として使用され、下りサブフレーム7はスケジューリング情報の送信用として使用されない。したがって、下りサブフレーム7をMBSFNサブフレームとして用いるときは、スケジューリング・タイミングを変更する必要がない。
(例2)<TDD上り−下り設定スキーム3において、下りサブフレーム7、8がMBSFNサブフレームとして設定されている場合>
3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキーム3、およびそれに対応しているスケジューリング・タイミングに基づき、下りサブフレーム8、9はスケジューリング情報の送信用として使用される。したがって、次の無線フレームの上りサブフレーム2をスケジューリングするためのスケジューリング情報の送信用として、下りサブフレーム8が使用される可能性がある。この場合、スケジューリング・タイミングを変更する必要がある。
(例3)<TDD上り−下り設定スキーム3において、下りサブフレーム8、9がMBSFNサブフレームとして設定されている場合>
3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキーム3、およびそれに対応しているスケジューリング・タイミングに基づき、下りサブフレーム8、9はスケジューリング情報の送信用として使用される。したがって、次の無線フレームの上りサブフレーム2、3をスケジューリングするためのスケジューリング情報の送信用として、下りサブフレーム8、9が使用される可能性がある。この場合、スケジューリング・タイミングを変更する必要がある。
Claims (14)
- 上りサブフレームをスケジューリングするためのスケジューリング情報を送信する方法であって、
前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームが、複数の時間分割デュプレックス(TDD)上り−下り設定スキームに含まれる第1のTDD上り−下り設定スキームに対応する第1のスケジューリング・タイミングに基づきスケジューリング情報の送信用として使用できないことを特定するステップと、
無線フレームのうち、前記下りサブフレームを含む1つまたは複数の下りサブフレームを上りサブフレームと見做すことにより、第1の等価TDD上り−下り設定スキームを得るステップと、
前記複数のTDD上り−下り設定スキームに含まれる第2のTDD上り−下り設定スキームに対応する第2のスケジューリング・タイミングに基づいて、前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームを選択するステップと、
選択された下りサブフレームにおいて前記スケジューリング情報を送信するステップと、を含み、
前記第2のTDD上り−下り設定スキームにより指定されている下りサブフレームのセットが、前記第1の等価TDD上り−下り設定スキームにより指定されている下りサブフレームのセットのサブセットである、方法。 - 前記第1の等価TDD上り−下り設定スキームが、前記複数のTDD上り−下り設定スキームのいずれか1つと同一である場合には、前記第2のTDD上り−下り設定スキームは、前記複数のTDD上り−下り設定スキームのうち、前記第1の等価TDD上り−下り設定スキームと同一である方のTDD上り−下り設定スキームである、請求項1に記載の方法。
- スケジューリング情報の送信用として使用できない下りサブフレームは、マルチキャスト・ブロードキャスト単周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして用いられる下りサブフレームである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記1つまたは複数の下りサブフレームは、無線フレームのうち、MBSFNサブフレームとして用いられる全ての下りサブフレームを含む、請求項3に記載の方法。
- 前記複数の時間分割デュプレックス(TDD)上り−下り設定スキームは、3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキームであり、
前記第1および第2のスケジューリング・タイミングは、3GPPのリリース10において定義されているスケジューリング・タイミングである、請求項1に記載の方法。 - 前記第2のTDD上り−下り設定スキームは、3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキーム0である、請求項5に記載の方法。
- 上りサブフレームをスケジューリングするためのスケジューリング情報を送信する方法であって、
前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームが、複数の時間分割デュプレックス(TDD)上り−下り設定スキームに含まれる第1のTDD上り−下り設定スキームに対応する第1のスケジューリング・タイミングに基づきスケジューリング情報の送信用として使用できないことを特定するステップと、
無線フレームのうち、前記下りサブフレームを含む1つまたは複数の下りサブフレームを上りサブフレームと見做すことにより、第1の等価TDD上り−下り設定スキームを得るステップと、
第1の等価TDD上り−下り設定スキームが前記複数のTDD上り−下り設定スキームのいずれとも異なる場合には、予め決められたスケジューリング・タイミングに基づいて、前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームを選択するステップと、を含み、
前記予め決められたスケジューリング・タイミングは、前記複数のTDD上り−下り設定スキームに対応するスケジューリング・タイミングのいずれとも異なり、
前記予め決められたスケジューリング・タイミングでは、前記上りサブフレームとの時間間隔およびスケジューリング負荷バランスの要求に応じて、前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームを設定する、方法。 - 上りサブフレームをスケジューリングするためのスケジューリング情報を送信する基地局であって、
前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームが、複数の時間分割デュプレックス(TDD)上り−下り設定スキームに含まれる第1のTDD上り−下り設定スキームに対応する第1のスケジューリング・タイミングに基づきスケジューリング情報の送信用として使用できないことを特定するように構成された特定ユニットと、
無線フレームのうち、前記下りサブフレームを含む1つまたは複数の下りサブフレームを上りサブフレームと見做すことにより、第1の等価TDD上り−下り設定スキームを得る取得ユニットと、
前記複数のTDD上り−下り設定スキームに含まれる第2のTDD上り−下り設定スキームに対応する第2のスケジューリング・タイミングに基づいて、前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームを選択する選択ユニットと、
選択された下りサブフレームにおいて前記スケジューリング情報を送信する送信ユニットと、を備え、
前記第2のTDD上り−下り設定スキームにより指定されている下りサブフレームのセットが、前記第1の等価TDD上り−下り設定スキームにより指定されている下りサブフレームのセットのサブセットである、基地局。 - 前記第1の等価TDD上り−下り設定スキームが、前記複数のTDD上り−下り設定スキームのいずれか1つと同一である場合には、前記第2のTDD上り−下り設定スキームは、前記複数のTDD上り−下り設定スキームのうち、前記第1の等価TDD上り−下り設定スキームと同一である方のTDD上り−下り設定スキームである、請求項8に記載の基地局。
- スケジューリング情報の送信用として使用できない下りサブフレームは、マルチキャスト・ブロードキャスト単周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして用いられる下りサブフレームである、請求項8または9に記載の基地局。
- 前記1つまたは複数の下りサブフレームは、無線フレームのうち、MBSFNサブフレームとして用いられる全ての下りサブフレームを含む、請求項10に記載の基地局。
- 前記複数の時間分割デュプレックス(TDD)上り−下り設定スキームは、3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキームであり、
前記第1および第2のスケジューリング・タイミングは、3GPPのリリース10において定義されているスケジューリング・タイミングである、請求項8に記載の基地局。 - 前記第2のTDD上り−下り設定スキームは、3GPPのリリース10において定義されているTDD上り−下り設定スキーム0である、請求項12に記載の基地局。
- 上りサブフレームをスケジューリングするためのスケジューリング情報を送信する基地局であって、
前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームが、複数の時間分割デュプレックス(TDD)上り−下り設定スキームに含まれる第1のTDD上り−下り設定スキームに対応する第1のスケジューリング・タイミングに基づきスケジューリング情報の送信用として使用できないことを特定するように構成された特定ユニットと、
無線フレームのうち、前記下りサブフレームを含む1つまたは複数の下りサブフレームを上りサブフレームと見做すことにより、第1の等価TDD上り−下り設定スキームを得る取得ユニットと、
第1の等価TDD上り−下り設定スキームが前記複数のTDD上り−下り設定スキームのいずれとも異なる場合には、予め決められたスケジューリング・タイミングに基づいて、前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームを選択する選択ユニットと、
選択された下りサブフレームにおいて前記スケジューリング情報を送信する送信ユニットと、を備え、
前記予め決められたスケジューリング・タイミングは、前記複数のTDD上り−下り設定スキームに対応するスケジューリング・タイミングのいずれとも異なり、
前記予め決められたスケジューリング・タイミングでは、前記上りサブフレームとの時間間隔およびスケジューリング負荷バランスの要求に応じて、前記上りサブフレームと対応する下りサブフレームを設定する、基地局。
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