JP6219267B2 - 3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置における下注造塊方法 - Google Patents

3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置における下注造塊方法 Download PDF

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Description

本発明は、3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置における下注造塊方法に関する。
通常、下注造塊装置においては、取鍋からの溶鋼を注入する注入管を基準にすると、当該注入管に対して、左右対称に鋳型を配列して鋳造を行うことが多い。鋳型数が多くなると、各鋳型内で湯上がり速度にバラツキが生じて、注入管から最も遠い鋳型の湯上がり速度が速くなることがある。このような場合、例えば、湯面が同じ高さとなるまで溶鋼の注入を中断したり、取鍋のノズルを絞って溶鋼の注入速度を極端に少なくすることで湯面の高い鋳型内の溶鋼を湯道に逆流させることにより、鋳型間での湯面の高さを均一化をしている。
しかしながら、このような方法では、注湯速度の制御が非常に大変であると共に、注湯時間が長くなり、作業効率が低下してしまう。また、溶鋼を湯道に逆流させる方法を行った場合は、湯道内に残留していた溶損した耐火物などがゆっくりとした流れで他の鋳型内に持ち込まれると共に、持ち込まれた耐火物は鋳型内で浮上することが難しいため、鋼塊のボトム部に容易に捕捉されて、介在物による欠陥が発生してしまう虞がある。
さて、下注造塊方法として、特許文献1及び2に示すものがある。
特許文献1は、2つ以上並設された鋳型への溶鋼注入速度を均一化させ、鋳造欠陥を防止することを目的としている。特許文献1では、2つ以上並設された鋳型に各鋳型底部より溶鋼を導入して造塊する下注ぎ造塊方法であって、注入管よりn番目の鋳型ノズルより上流側湯道を流れる溶鋼流速をVn,注入管よりn+1番目の鋳型ノズルより上流側湯道を流れる溶鋼流速をVn+1としたとき、「Vn<1.5Vn+1」となるように造塊している。
特許文献2は、注入管からの距離が長くなるほどその鋳型への溶鋼注入速度が他の鋳型に比べ早まり注入終了時期が異なり品質を損なうのを防止することを目的としている。特許文献2では、定盤上に多数の鋳型を配置して下注造塊する定盤において、注入管から最長距離にある注入口径を他の注入口径より小径にした定盤を用いて造塊している。
また、上述した特許文献1及び2の他に、特許文献3に示す技術がある。この特許文献3は、溶融金属注入流に巻き込まれたガス体が湯道管を通じて鋳型内へ流れ込むことを防止することを目的としている。特許文献3では、下注ぎ管と鋳型との間に設けた湯道管の一部内径を他の湯道内径より小径にして、湯道全体の溶鋼流に抵抗を与え、ガスの巻き込みを防止している。
特開昭61−23555公報 特開昭50−114348号公報 実開昭50−89913号公報
特許文献1では、湯道を細くすることが開示されているものの、湯道を細くする際の注入流量との関係が示されていない。特許文献2は、注入口の径を小さくするのに限られているため、注入口の煉瓦に負担が掛かりやすく、破損や侵食を受けやすいので、耐火物の巻き込みによる鋳片欠陥を引起したり、鋳造中に細径部が広がり、注湯速度を安定して保持することが難しい。
特許文献3は、湯道径を細くすることが開示されているものの、湯道径を短くする基準が示されていないと共に、細くした湯道部の長さについても示されておらず、湯面高さを一定にすることは困難である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置における下注造塊方法であって、各鋳型間の湯面高さの差を少なくしつつ、高品質の
鋼塊を製造することができる下注造塊方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る下注造塊方法は、注入管から分かれた湯道に、鋳型数が3基である右側鋳型と鋳型数が3基である左側鋳型とが設けられた下注造塊装置において下注ぎ鋳造を行うに際して、前記注入管に注入する注湯流量は5〜10t/minとされており、前記右側鋳型及び左側鋳型の湯道に関して、前記注入管から2番目の鋳型に至る第1湯道の内径を湯道内径D2(mm)とし、前記2番目の鋳型から3番目の鋳型に至る第2湯道に設けた細径部の内径を湯道内径D1(mm)とし、水モデルにおける注湯流量を実機に換算した場合の注湯流量をW としたとき、前記湯道内径D1、湯道内径D2は、式(1)及び(2)を満たし、前記第2湯道の細径部の長さL1(mm)式(3)を満たすと共に前記第2湯道の細径部の終端位置から3番目の鋳型の注入口までの距離L2(mm)が式(4)を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置を用いた下注造塊方法において、各鋳型間の湯面高さの差を少なくしつつ、高品質の鋼塊を製造することができる。
下注ぎ造塊を行う下注造塊装置の概略図である。 湯道内径と、2.5L/min、5.0L/min、7.5L/minの鋳型内への注入流量における最大注入流量差との関係を示す図である。 湯道内径と、2.5L/min、5.0L/min、7.5L/minの鋳型内への注入流量における最大注入流量差をパーセントで表した場合の最大注入流量差との関係を示す図である。 水モデルの模型を示す図である。 D2=16mmφでの細湯道内径D1と、最大注入流量差と注入管への注湯流量Qとの関係を示す図である。 注湯流量Qと細湯道内径D1との関係を示す図である。 最大注入流量差が7.1%以下となる状況下における、注湯流量Qと、主湯道内径D2及び細湯道内径D1との関係を示す図である。 細径部の長さL1と最大注入流量差との関係を示す図である。 注湯流量Qと、細湯道内径D1及び細径部の長さL1との関係を示す図である。 スプラッシュの状態を示す図である。 D2=16mmφ、D1=11mmφ、L1=314mmでの注湯流量Qと、離間距離L2と、スプラッシュの有無の関係図である。 D2=16mmφ、D1=13mmφ、L1=314mmでの注湯流量Qと、離間距離L2と、スプラッシュの有無の関係図である。 D2=18mmφ、D1=13mmφ、L1=314mmでの注湯流量Qと、離間距離L2と、スプラッシュの有無の関係図である。 注湯流量Qと、スプラッシュ発生の有無の離間距離L2の境界との関係を示す図である。 注湯流量18.0L/min、D1=D2=16mmφとした場合の注入開始からの時間と湯面高さとの関係を示す図である。 注湯流量18.0L/min、D1=11mmφ、D2=16mmφとした場合の注入開始からの時間と湯面高さとの関係を示す図である。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
造塊法として、下注ぎ造塊法と上注ぎ造塊法の2種類がある。上注ぎ造塊法では鋳型の上部の開口部に取鍋から直接、溶鋼を注ぎ込んで鋳造するのに対し、下注ぎ造塊法では、注入管と呼ばれるロート状の注ぎ口が設けられた垂直の管に溶鋼を注ぎ込んで、湯道を介して鋳型に注湯することにより鋳造を行う。本発明では、造塊法のうち、下注ぎ造塊法を対象としている。
下注ぎ造塊法において、2基以上の鋳型に同時に注湯する場合は、注入管の下部から左右若しくは多方向に分岐された湯道を経由して、各鋳型の底の注入口から当該鋳型内に溶鋼が注湯される。ここで、鉄鋼メーカでは多くの場合、大量のインゴットを効率良く鋳造し、注入場から搬出するため、鋳造したインゴットを鋳型と注入管、湯道ともども、運搬用列車の台車に積載して移動させる。このようなことから、湯道は、台車の長手方向、即ち、左右方向に沿った配列になる。つまり、湯道は、注入管から左右に分かれて設置される。
さて、本発明の下注ぎ造塊法では、注入管を基準として、左右対称に鋳型を配置する。また、この下注造塊方法では、1ヒート分の溶解量が90〜300tで、鋳造時間が45分〜1.5時間、注湯流量は5〜10t/min、1基の鋳型当たりの注湯量が15〜30tの範囲である。
通常、大型の高品質インゴットの下注造塊方法下では、鋳片品質を保つためにスループットを10t/minを超えて大きくすることは、注入口から鋳型内に噴出する溶鋼流速が過大になり鋳型内に投入される型内剤や保温剤を巻き込むため行われていない。また、注湯流量が2t/min以下の場合、溶鋼の温度低下、湯道内での溶鋼の凝固による詰まりを引き起こす虞があるため、2t/min以下での鋳造は行われない。なお、本発明では、3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置で造塊を行うこととしており、鋳型数が6基である。また、1基当たりの注湯量が15〜30tであるため、注湯時間が長くならないよう注湯流量は5t/min以上で鋳造を行うこととしている。
まず、下注造塊方法を行う下注造塊装置の構造について説明する。
図1は、下注造塊装置の全体を示している。
図1に示すように、下注造塊装置1は、下注ぎ造塊法により溶鋼2を鋳造するものであって、取鍋3内の溶鋼2を注入する注入管4と、注入管4の下端から左右に分岐した湯道5と、この湯道5に連通する鋳型6とを備えている。
詳しくは、定盤7には1本の注入管4が立設され、注入管4の下端であって定盤7の内部には当該注入管4から枝分かれした湯道5が形成されている。また、注入管4を基準として、左側に3基の鋳型6a、6b、6cが設けられ、右側にも3基の鋳型6d、6e、6fが設けられている。注入管4、湯道5、注入口8の内面は耐火物で構成され、鋳型6は鋳鉄で構成されている。また、鋳型6上部の押湯部の内面には耐火物が貼られている。以降、説明の便宜上、左側に設けた3基の鋳型6a、6b、6cのことを「左側鋳型」、右側に設けた3基の鋳型6d、6e、6fのことを「右側鋳型」という。また、左側鋳型に関し、注入管4を基準として、1番目に左側に位置する鋳型6cのことを「鋳型C」、2番目に左側に位置する鋳型6bのことを「鋳型B」、注入管4から3番目(最も左側に位置する)鋳型6aのことを「鋳型A」という。右側鋳型に関し、注入管4を基準として、当該注入管4から1番目に位置する鋳型6dのことを「鋳型D」、2番目に位置する鋳型6eのことを「鋳型E」、注入管4から3番目(最も右側に位置する)鋳型6fのことを「鋳型F」という。
各鋳型(鋳型A、鋳型B、鋳型C、鋳型D、鋳型E、鋳型F)の幅方向中央部には注入口8が形成されている。また、湯道5に関し、注入管4から左側鋳型(鋳型A、鋳型B、鋳型C)に向かう左側湯道5Fは、左側鋳型の注入口8に接続されている。注入管4から右側鋳型(鋳型D、鋳型E、鋳型F)に向かう右側湯道5Rは、右側鋳型の注入口8に接続されている。
図1に示すように、左側湯道5Fに関して、注入管4から2番目の鋳型(鋳型B)に至る第1湯道5F−1と、2番目の鋳型(鋳型B)から3番目の鋳型(鋳型A)に至る第2湯道5F−2とに分けた場合、第2湯道5F−2には、内径が第1湯道5F−1の内径以
下である細径部9Fが形成されている。第2湯道5F−2の細径部9F以外の湯道径は第1湯道5F-1の内径と同じである。
右側湯道5Rに関して、注入管4から2番目の鋳型(鋳型E)に至る第1湯道5R−1と、2番目の鋳型(鋳型E)から3番目の鋳型(鋳型F)に至る第2湯道5R−2とに分けた場合、第2湯道5R−2には、内径が第1湯道5R−1の内径以下である細径部9Rが形成されている。第2湯道5R−2の細径部9R以外の湯道径は第1湯道5R-1の内径と同じである。
つまり、左側湯道5Fであって、鋳型Aと鋳型Bとの間の第2湯道5F−2には、細径部9Fが形成され、右側湯道5Rであって、鋳型Eと鋳型Fとの間の第2湯道5R−2には、細径部9Rが形成されている。
以上、まとめると、下注造塊装置1は、注入管4を中心として3基の鋳型を左右対称に設置した装置で、湯道には細径部9F及び細径部9Rが形成されている。
次に、下注造塊方法について詳しく説明する。
例えば、2基の鋳型を注入管4を中心として対称に設置た場合、鋳型間の注入速度は略一定と考えられるが、水モデル実験結果により、当該左右対称の鋳造でも、鋳型毎の注入流量のバラツキが生じている。しかしながら、左右対称の鋳造において、注湯流量を変化させて鋳造し、鋳型毎の注入流量のバラツキがあったとしても、品質上の問題は発生していない。そこで、左側に3基の鋳型を設置し、右側に3基の鋳型を設置した場合においても、最大注入流量差(注入流量の差が最も大きい場合での流量差)が従来のような左右対称の鋳造と同等以下であれば問題がないとした。
図2及び図3は、左側に2基、右側に2基の左右対称の鋳型における水モデルの結果をまとめたものである。
水モデルでは、注湯流量を10L/min、20L/min、30L/minの3つのパターンとし、各パターンにおいて、左右の湯道の内径を同じとした。湯道の内径は、14mmφ、16mmφ、18mmφとした。また、水モデルでは、注湯流量を各パターンに応じて変化させ、各鋳型への湯上り速度を測定し、各鋳型への注入流量を求め、各鋳型間で生じる注入流量の最大値を最大注入流量差とした。左右に配置した鋳型の合計は4基であるため、各鋳型への注入流量は、注湯流量を鋳型基数の4で割った値(2.5L/min、5.0L/min、7.5L/min)である。
このような水モデルでは、湯道管径(湯道内径)と、各注入流量における最大注入流量差との関係は、図2に示す結果となった。また、最大注入流量差を各鋳型への注入流量で割り、最大注入流量差をパーセントで示すと図3の結果となった。
図3に示すように、注入流量において最大注入流量差が7.1%以下であれば、品質上の問題は生じないと考えられる。
次に、3基の鋳型を左右対称に設置した鋳造において、鋳型間の注入速度を一定にするための湯道内径(湯道管径)の検証を行った。
まず、図1に示した下注造塊装置1の1/5に相当する対称の水モデルの模型を作成する。具体的には、図4に示すように、水モデルでは、3基の左側鋳型6a、6b、6cに相当する鋳型(便宜上、鋳型A、鋳型B、鋳型Cという)を左側に設置し、3基の右側鋳型6d、6e、6fに相当する鋳型(便宜上、鋳型D、鋳型E、鋳型Fという)を右側に設置した。
また、左側鋳型の湯道5Fに相当する湯道11Fを鋳型A、鋳型B及び鋳型Cに接続する。右側鋳型の湯道5Rに相当する湯道11Rを鋳型D、鋳型E及び鋳型Fに接続する。そして、第1湯道に関し、第1湯道5F−1に相当する第1左湯道11F−1を形成し、第1湯道5R−1に相当する第1右湯道11R−1を形成した。第2湯道に関し、第2湯道5F−2の細径部9Fに相当する細径部12Fを形成し、第2湯道5R−2の細径部9Rに相当する細径部12Rを形成する。
説明の便宜上、実機の第1湯道に相当する第1左湯道11F−1及び第1右湯道11R−1の内径を「主湯道内径」という。実機の細径部に相当する細径部12F及び細径部12Rの内径を「細湯道内径」という。
水モデルを用いて、細湯道内径と、主湯道内径と、注湯流量とを、それぞれ変化させた場合の各鋳型への注入流量を求めた。なお、細湯道内径を変化させるにあたっては、細径部12Fの内径と細径部12Rの内径とを同じにした。主湯道内径を変化させるにあたっても、第1左湯道11F−1の内径と第1右湯道11R−1の内径を同じにした。また、主湯道内径(第1左湯道11F−1及び第1右湯道11R−1)は、16mmφとした。細径部12F及び細径部12Rのそれぞれの長さは314mmの一定とした。左右の第2湯道内の細径部以外の湯道内径は主湯道内径と同じにした。
図5は、主湯道内径をD2を16mmφとした場合において、細湯道内径D1と、鋳型への最大注入流量差との関係をまとめたものである。各鋳型(鋳型A、鋳型B、鋳型C、鋳型D、鋳型E)内の0〜400mm高さまでの湯面の上昇速度を平均し、各鋳型の湯面の平均上昇速度から各鋳型の平均注入流量を求めた。さらに最も平均注入流量の大きい鋳型と最も小さい鋳型の差を最大注入流量差とした。
図5のカギ状のマークは最大注入流量差が7.1%以下となる限界を示しており、このカギ状マークの下の範囲では最大注入流量差が7.1%以下で品質上問題のないレベルであることを示している。
ここで、主湯道内径D2を16mmφとした場合において、最大注入流量差が7.1%以下となる細湯道内径D1と注湯流量Qとの関係をまとめると図6に示す結果となった。図6に示すように、注湯流量Qが16L/minを超える場合には、注湯流量Qに応じて細湯道内径D1を主湯道内径D2よりも小さくすることにより、最大注入流量差を7.1%以下にすることができる。また、注湯流量Qが16L/min以下では、細湯道内径D1を主湯道内径D2と同じ径以下とすることによって、最大注入流量差を7.1%以下にすることができる。
図6に示す結果、即ち、主湯道内径D2を16mmφとした場合において、最大注入流量差が範囲以下(7.1%以下)となるための注湯流量Qと、細湯道内径D1(細径部12Fの内径と細径部12Rの内径)の最大値D1maxとの関係をまとめると、式(a1)及び式(b2)となった。
なお、水モデルにおける細径部12F及び細径部12Rは、実機において、それぞれ第2湯道5F−2の細径部9Fに相当し、第2湯道5R−2の細径部9Rに相当する。そのため、便宜上、式(a1)及び式(b1)において、第2湯道5F−2の細径部9F及び第2湯道5R−2の細径部9Rの内径における最大値を湯道内径D1maxとしている。
次に、水モデルにおいて、主湯道内径が14mmφ、18mmφについても同様な方法で、最大注入流量差が7.1%以下となる細湯道内径の最大値D1maxと注湯流量Qと主湯道内径D2との関係についてまとめると、式(a’)及び式式(b’)となった。
さて、実機において、細径部が55mmφ以上(水モデルでは11mmφ以上)であると、湯道での溶鋼の詰まりが発生しないことから、細湯道内径の上下限値を考慮して、湯道内径D1と注湯流量Qをまとめると、図7の結果となった。主湯道内径D2、細湯道内径D1、注湯流量Qとの関係を整理すると、式(a)及び式(b)となる。なお、式(a’)及び式(b’)のD1maxに対し、効果をより確実にするために式(a)及び式(b
)ではD1を式(a’)及び式(b’)のD1max未満とした。したがって、式(a)及び式(b)では最大注入流量差が7.1%未満となる場合を示す。
なお、水モデルにおける第1左湯道11F及び第1右湯道11Rは、それぞれ第1湯道5F−1、第1湯道5R−1に相当する。そのため、便宜上、式(a)及び式(b)において、第1湯道(第1湯道5F−1、第1湯道5R−1)の内径を湯道内径D2とした。
さて、上述した結果は水モデルによる結果であるため、式(A)を用いて、水モデルにおける注湯流量Qを実機のスループットW(t/min)に換算する。そうすると、スループット(実機の注湯流量)Wと、湯道内径D1と、湯道内径D2とは、式(1)及び式(2)となった。
式(1)及び式(2)に示すように、湯道内径D1を、湯道内径D2と注湯流量Wに基づいて設定することにより、各鋳型の湯上がり速度を一定にすることができると考えられる。
発明者は、左側鋳型及び右側鋳型の細径部(細径部9F、細径部9R)について、さらに検証したところ、湯道内径D1を湯道内径D2と注湯流量Wに基づいて設定したとしても、細径部の長さが短すぎると効果が無いことが分かった。
そこで、実機の細径部9F及び細径部9Rの長さを求めるために、まず、水モデルにおいて、最大注入流量差が7.1%未満となる細径部12F及び細径部12Rの長さL1について検証を行うこととした。
主湯道内径D2を16mmφとし、細湯道内径D1(細径部12Fの内径と細径部12Rの内径)を13mmφとして、細径部12F、12Rの長さL1を変化させた。最大注入流量差と、細径部12F、12Rの長さL1は、図8に示す結果となった。図8に示す矢印は、最大注入流量差が7.1%となったとき細径部12F、12Rの長さを示している。
水モデルにおいて、細湯道内径を11mmφ、13mmφ、15mmφに変化させ、同様に、細径部12F、12Rの長さを変化させた。細湯道内径が11mmφ、13mmφ、15mmφとした場合において、最大注入流量差が7.1%未満となる場合の注湯流量Qと、細径部12F、12Rの長さL1との関係は、図9に示す結果となった。
主湯道内径を16mmφした場合において、最大注入流量差が7.1%未満となる細径部12F、12Rの長さL1と、注湯流量Qと、細湯道内径D1との関係についてまとめると、式(3a)に示す結果となった。
なお、水モデルにおける細径部12F、12Rは、実機における細径部9F及び細径部9Rに相当するため、式(3a)では、細径部の長さについては、水モデルのパラメータで示した。また、上述した実施形態では、主湯道内径D2を16mmφにした場合の結果
について説明しているが、主湯道内径D2を14mmφ、18mmφにした場合でも同様の結果が得られた。
ここで、水モデルの細径部12F、12Rの長さを実機に置き換えると、実機における細径部の長さL1は、式(3)となった。
以上、下注造塊装置によって下注造塊方法を行うには、右側鋳型及び左側鋳型の湯道に関して、注入管4から2番目の鋳型(鋳型B、鋳型E)に至る第1湯道5F−1、5R−1の内径を湯道内径D2とし、2番目の鋳型(鋳型B)から3番目の鋳型(鋳型A)に至る第2湯道5F−2、5R−2に設けた細径部9F、9Rの内径を湯道内径D1(mm)としたとき、湯道内径D1、湯道内径D2は、式(1)及び(2)を満たし、第2湯道5F−2、5R−2の細径部9F、9Rの長さL1は、式(3)を満たす必要がある。なお、細径部L1を長くすると湯道内での溶鋼の詰まりが発生する虞があるので湯道内径にも依存するが、最大で1200〜1600mmとするのが望ましい。
さて、左側鋳型及び右側鋳型において、注入管4から最も遠い鋳型、即ち、3番目の鋳型(鋳型A、鋳型F)では、細径部9F、9Rの終端位置から3番目の鋳型の注入口8までの距離L2が短いと、注入初期に図10に示すようなスプラッシュが発生する虞がある。スプラッシュは出来る限り発生しないことが好ましい。
そこで、水モデルにおいて、図4に示すように、実機の細径部9F、9Rに相当する細径部12F、12Rから鋳型A及び鋳型Fの注入口13までの部分には、細径部12F、12Rよりも大きな内径を有する大径部15を設けてスプラッシュの実験を行うこととした。細径部9F、9R以外の部分の内径については、第1左湯道11F及び第1右湯道11Rの内径と同じにした。即ち、大径部15の内径も、第1左湯道11F及び第1右湯道11Rと同じとした。なお、細径部9F、9R以外の部分の内径のことを、細径部外内径という。
この水モデルでは、上述した式(1a)〜式(3a)を満たすことを前提とした。
この水モデルでは、細径部の終端部21から注入口13までの距離L2(離間距離L2という)を変化させ、スプラッシュの有無について調査を行った。スプラッシュの状況は、鋳造開始時の注入流の噴出状況をビデオ撮影によって撮像して確認した。
細径部外内径が16mmφ、細湯道内径が11mm、細径部長さが314mmであるときの注湯流量と、離間距離L2と、スプラッシュの有無の関係は図11に示す結果となった。図11に示すように、注湯流量の増加に応じて離間距離L2を大きくすれば、スプラッシュは発生しなくなる。
また、細径部外内径が16mmφ、細湯道内径が13mm、細径部長さが314mmであるときの注湯流量と、離間距離L2と、スプラッシュの有無の関係は図12に示す結果となった。細径部外内径が18mmφ、細湯道内径が13mm、細径部長さが314mmであるときの注湯流量と、離間距離L2と、スプラッシュの有無の関係は図13に示す結果となった。
細径部外内径D2、細湯道内径D1、注湯流量Qを変えて同様な実験を行い、スプラッシュが発生しない離間距離L2と、細径部外内径D2と、細湯道内径D1と注湯流量Qとの関係を整理すると図14に示すものとなり、実験式で示すと式(4a)に示す通りとなった。
次に、式(A)を用いて、水モデルにおける注湯流量を実機のスループットWに換算すると、スプラッシュが発生しない離間距離L2とスループット(実機の注湯流量)Wと、細湯道内径D1、細径部外内径D2との関係は、式(4)となった。
なお、水モデル流量を実機のスループットに換算するに際しては、フルード数を適用した。即ち、流体の流速を「V」、代表寸法を「L」、動粘性係数を「ν」、フルード数を「Fr」、レイノルズ数を「Re」、重力の加速度を「g」とするとこれらの関係は、式(B)、(C)となる。
運動方程式を無次元化すると、(慣性項)+(粘性項)/Re+(外力項)=0でFrは外力項に(1/Fr)で入る。Reが大きくなれば、(粘性項)/Reが小さくなるため、Reは運動方程式より消去されることになる。Re>4000以上で通常乱流領域とされており、Fr数近似を用いることができる。本発明の範囲ではRe>38、000となるので、乱流域となることからFr数近似を適用した。
インゴットの下注ぎ鋳造における実機と模型実験のフルード数の一致させ、実機の代表寸法と水モデル模型の代表寸法比を5:1、すなわち1/5の縮尺モデルとした場合、フルード数一致の観点から、V/L0.5を同じにする必要がある。縮尺を1/λ(=1/5)とすると、V/L 0.5=V/L 0.5(ここでRは実機、Mはモデルを示す。)となる。
/V=L 0.5/L 0.5=1/λ0.5=1/50.5≒0.447となる。つまり、V≒0.447Vとなる。したがって、縮尺1/5の模型実験では、0.447倍の流速でFr数の一致が得られることになる。ここで、流量をQ、時間をTとすると、
=L/V
=L/V
=T・L/L・V/V=Tλ0.5
/Q=(L /T)/(L /T)=λ−3・λ0.5=λ−2.5
となり、この結果、水モデルの流量は、実機の流量の1/52.5=0.0179倍となる。また、水モデルの流量Q(L/min)を実機スループットW(t/min)に換算する場合、溶鋼の比重を7t/mとすると、上述した式(A)となる。
なお、水モデルでは、細径部の段差部は直角としたが、実機で湯道を耐火煉瓦で作る場合、木型や金型内で造型した後に煉瓦原料を型から抜き出すのを容易にするため、最大で20mmRのコーナーRもしくは20mmCのチャンファーを設ける場合がある。細径部において、R部やチャンファー部を除く各長さが上述した長さを満たしておればよい。
表1〜9は、本発明の下注造塊方法に基づいて実験を行った例と、本発明の下注造塊方法とは異なる方法によって実験を行った例とをまとめたものである。
20t鋼塊用鋳型の実機の1/5のスケールの模型を用いて実験を行った。水モデルでは、鋳型は、透明ポリ塩化ビニル製であって、上部が底部よりも広がった上広鋳型とした。詳しくは、底面は、240×220mm、上面は、280×240mm、高さは、500mm、注入管の内径は、26mmφとした。水モデルにおいて、注入管から最も近い鋳型Cまでの湯道長さは250mm、鋳型Cから鋳型Bまでの湯道長さは390mm、した
がって、第1湯道に相当する長さは640mm(250mm+390mm)、鋳型Bから鋳型Aまでの湯道長さは、390mmとした。鋳型1基の注湯量が15〜30tの鋳型の場合、第1湯道は実寸で、2500〜4000mm、第2湯道は、1500〜2500mmである。
細径部以外の湯道内径は、14mmφ、16mmφ、18mmφとした。細径部の内径は、11mmφ、12mmφ、13mmφ、14mmφ、15mmφ、16mmφ、18mmφとした。実機では、湯道内で溶鋼が固まって湯道詰まりを防ぐため通常、内径55mmφ以上の煉瓦が使用される。そのため、水モデルでは、最も細い部分の内径を11mmφ(実機55mmφ相当)とした。
細径部の長さは、114mm、171mm、228mm、285mm、314mmとした。細径部から注入口までの距離(離間距離)は、5mm〜40mmの間で5mm刻みとした。
注湯流量Qは、12.0L/min(実機で4.68t/min相当)、14.0L/min(実機で5.46t/min相当)、16.0L/min(実機で6.24t/min相当)、18.0L/min(実機で7.02t/min相当)、20.0L/min(実機で7.80t/min相当)、22.0L/min(実機で8.58t/min相当)、24.0L/min(実機で9.36t/min相当)とした。なお、水モデルにおける注湯流量は、注入管に水を注入する前の配管に取り付けた流量計で注湯流量を計測した値である。実機における注湯流量は5t/minから10t/minを対象としているので、注湯流量Qが、12.0L/minの実験は式(a)、式(b)を導くために行なった。
水モデルでは、透明な鋳型内に赤色インクで着色した水の湯面上昇速度をデジタルムービーカメラで撮影し、撮影した画像を再生し、一定時間ごとの湯面位置から上昇速度を求め、鋳型への注入流量に換算した。鋳型への注入流量は、例えば、2.0L/min(実機で0.78t/min相当)、2.3L/min(実機で0.90t/min相当)、2.7L/min(実機で1.05t/min相当)、3.0L/min(実機で1.17t/min相当)、3.3L/min(実機で1.29t/min相当)、3.7L/min(実機で1.44t/min相当)、4.0L/min(実機で1.56t/min相当)となった。
表1〜9では、最大注入流量差が7.1%未満の場合を良好「○」、最大注入流量差が7.1%以上の場合を不良「×」として評価を行った。また、スプラッシュが発生していない場合を良好「○」、最大注入流量差が7.1%以上、或いは、スプラッシュが発生している場合を不良「×」とし、総合評価を行った。
表1〜9に示すように、注入管に注入する注湯流量(実機換算値)が4.7〜9.4t/minであって、湯道内径D1、湯道内径D2は、式(a)及び(b)を満たし、第2湯道の細径部の長さL1は、式(3a)を満たし、さらに、離間距離L2が式(4a)を満たしている場合は、最大注入流量差を7.1%未満にすることができると共に、スプラッシュを抑制することができた。
一方、湯道内径D1、D2が式(a)〜式(b)を満たさなかったり、細径部の湯道長さL1が式(3a)を満たさない場合、最大注入流量差を7.1%未満にすることができなかった。また、離間距離L2が式(4a)を満たしていない場合は、スプラッシュが発生した。
例えば、実験17、18では、湯道内径D1、D2が式(a)及び式(b)を満たしているが、細径部の湯道長さが式(3a)を満たすことができなかったため、最大注入流量差が7.1%以上であった(総合評価「×」)。実験21、24では、細径部の湯道長さが式(3a)を満たしているが、湯道内径D1、D2が式(a)及び式(b)を満たしていないため、最大注入流量差を7.1%未満にすることができなかった。
図15及び図16は、左側に3基の鋳型、右側に3基の鋳型を設置した下注造塊装置において下注造塊を行った実験結果をまとめた図である。図15は、湯道内径D1と湯道内径D2とを同じにした結果(D1=D2=16mmφ)である。図16は、湯道内径D1
を湯道内径D2よりも小さくして細径部を設けた結果(D1=11mmφ、D2=16mmφ、L1=171mm)で、共に注湯流量Qが、18.0L/minの場合である。
図15で示したように湯道内径が同じ場合、注入管から最も遠い鋳型Aや鋳型Fの鋳型の注入速度が最も速く、注入管から最も近い鋳型Cや鋳型Dの注入速度が遅くなり、鋳型の湯面上昇速度のバラツキが大きい。一方、図16に示したように注入管から2番目に近い鋳型までの湯道径D2は16mmφで同じとし、2番目に近い鋳型と3番目の鋳型との間の湯道内径D1をD2より11mmφと細径とした場合は、各鋳型間の湯面の上昇速度の傾向は同じであるが、そのバラツキはかなり減少した。
以上、本発明によれば、各鋳型間の湯面高さの差を少なくしつつ、高品質の鋼塊を製造することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 下注造塊装置
2 溶鋼
3 取鍋
4 注入管
5 湯道
5F−1、5R−1 第1湯道
5F−2、5R−2 第2湯道
6 鋳型
9F 細径部
9R 細径部

Claims (1)

  1. 注入管から分かれた湯道に、鋳型数が3基である右側鋳型と鋳型数が3基である左側鋳型とが設けられた下注造塊装置において下注ぎ鋳造を行うに際して、
    前記注入管に注入する注湯流量は5〜10t/minとされており、
    前記右側鋳型及び左側鋳型の湯道に関して、前記注入管から2番目の鋳型に至る第1湯道の内径を湯道内径D2(mm)とし、前記2番目の鋳型から3番目の鋳型に至る第2湯道に設けた細径部の内径を湯道内径D1(mm)とし、水モデルにおける注湯流量を実機に換算した場合の注湯流量をW としたとき、
    前記湯道内径D1、湯道内径D2は、式(1)及び(2)を満たし、
    前記第2湯道の細径部の長さL1(mm)式(3)を満たすと共に前記第2湯道の細径部の終端位置から3番目の鋳型の注入口までの距離L2(mm)が式(4)を満たすことを特徴とする3基の鋳型を対称に配置した下注造塊装置における下注造塊方法。
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