JP6215399B2 - ナルトレキソンの製造方法 - Google Patents

ナルトレキソンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6215399B2
JP6215399B2 JP2016125389A JP2016125389A JP6215399B2 JP 6215399 B2 JP6215399 B2 JP 6215399B2 JP 2016125389 A JP2016125389 A JP 2016125389A JP 2016125389 A JP2016125389 A JP 2016125389A JP 6215399 B2 JP6215399 B2 JP 6215399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naltrexone
process according
noroxymorphone
mixing
nalmefene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016125389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016199566A (ja
Inventor
ファベリ,カーラ デ
ファベリ,カーラ デ
ヒューバー,フロリアン,アントン,マーティン
スティバネロ,マリアノ
Original Assignee
ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット filed Critical ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット
Publication of JP2016199566A publication Critical patent/JP2016199566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6215399B2 publication Critical patent/JP6215399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D489/00Heterocyclic compounds containing 4aH-8, 9 c- Iminoethano-phenanthro [4, 5-b, c, d] furan ring systems, e.g. derivatives of [4, 5-epoxy]-morphinan of the formula:
    • C07D489/06Heterocyclic compounds containing 4aH-8, 9 c- Iminoethano-phenanthro [4, 5-b, c, d] furan ring systems, e.g. derivatives of [4, 5-epoxy]-morphinan of the formula: with a hetero atom directly attached in position 14
    • C07D489/08Oxygen atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Description

本発明は、ハロゲン化シクロプロピルメチルでアルキル化することによってノルオキシモルホン[4,5−α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オン]からナルトレキソン[17−(シクロプロピルメチル)−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オン]を製造するための改善された方法に関する。
ナルメフェンは、知られているオピオイド受容体アンタゴニストであり、投与されたオピオイドアゴニストおよびオピオイド系由来の内因性アゴニストの両方の薬理学的な効果を抑制することができる。アンタゴニストとしてのナルメフェンの臨床的な有用性は、頻繁に観察される中枢神経系および呼吸器系の機能低下などの上記のオピオイドアゴニストの効果を即座に(かつ選択的に)無効にするその能力によるものである。
ナルメフェンは、アルコール依存に対処する際に使用する目的で、主に塩酸塩として開発されたものであり、患者がアルコールに対する渇望を感じたときに10から40mgの用量で摂取されると良好な効果を示した(Karhuvaaraら、Alcohol. Clin. Exp. Res.、(2007年)、Vol. 31 No. 7、1179〜1187ページ)。さらに、ナルメフェンは、病的賭博および買い物依存症などの他の依存症の治療についても調査されてきた。これらの開発プログラムで薬物を試験する際には、例えば、非経口液剤(Revex(商標))の形態のナルメフェンが使用されてきた。
ナルメフェンは、オピエートアンタゴニストであるナルトレキソンと構造が非常に似たオピエート誘導体である。ナルトレキソンと比較したナルメフェンの利点として、半減期が長いこと、経口のバイオアベイラビリティが高いことおよび肝毒性が観察されないことが挙げられる。
ナルメフェンは、ウィッティヒ反応によってナルトレキソンから生成することができる。ウィッティヒ反応によってナルトレキソンからナルメフェンを調製する方法については、Hanhら(J. Med. Chem.、18、259〜262ページ(1975年)、Mallinckrodt(US4,751,307)、Meltznerら、(米国特許第4,535,157号)およびH.Lundbeck(WO2010/136039)が記載している。上記の方法を使用することによって、ナルメフェンの遊離塩基が得られ、その後、従来の方法を使用することによって塩酸塩に変換することができる。
直接的および間接的なさまざまなアルキル化の方法によってノルオキシモルホンからナルトレキソンを生成することができる。一方法は、ノルオキシモルホンのシクロプロピルメチルブロミドでの直接的なアルキル化によるものである。このプロセスについては、RiceがWO91/05768でおおまかに開示している。Sanofi−Avensis(WO2008/034973)は、炭酸水素ナトリウムの存在下においてジメチルアセトアミド中でノルオキシモルホン塩酸塩をシクロプロピルメチルブロミドと反応させることによって88.6%の収率でナルトレキソンを得るプロセスについて記載している。Cilag(WO2008/138605)が、炭酸水素ナトリウムの存在下においてN−メチル−ピロリドン中でノルオキシモルホンをシクロプロピルメチルブロミドでN−アルキル化することについて記載している。Mallinckrodt(WO2010/039209)は、プロトン性溶媒の存在下でノルオキシモルホンをシクロプロピルメチルブロミドでN−アルキル化することについて記載している。WO2010/039209の具体的な例としては、プロトン性溶媒としての水、イソプロパノールまたはエタノールの添加が記載されている。
当該分野において、極めて純粋なナルトレキソンを生成する方法の改善および/またはナルトレキソンを生成するための代替プロセスの発見が必要とされている。特に、容易に工業規模に適用できる方法が必要とされている。
本発明は、下記スキーム1に示されるように、N−エチル−2−ピロリドン中でノルオキシモルホンをハロゲン化シクロプロピルメチルでアルキル化することによって、ノルオキシモルホン[4,5−α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オン]からナルトレキソン[17−(シクロプロピルメチル)−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オン]を製造するための改善された方法に関する。
Xは、Br、ClおよびIから選択される
一実施形態において、本発明の方法から得られるナルトレキソンを、例えば、ウィッティヒ反応によって、さらに加工してナルメフェンにする。
一実施形態において、本発明は、i)本発明の方法によってナルトレキソンを製造するステップ、ii)i)から得られたナルトレキソンを、任意選択でウィッティヒ反応によって、さらに加工してナルメフェンにするステップを含む、ナルメフェンの製造方法に関する。
一実施形態において、本発明は、本発明の方法によって直接得られるナルトレキソンに関する。
一実施形態において、本発明は、本発明の方法によって直接得られるナルトレキソンから得られるナルメフェンに関する。
一実施形態において、本発明は、本発明の方法によって直接得られるナルトレキソンから得られるナルメフェンを含む医薬組成物に関する。
定義
本明細書全体にわたって、「ナルトレキソン」および「ナルメフェン」という用語は、遊離塩基および薬学的に許容される塩などのあらゆる形態の化合物を含むことが意図される。遊離塩基および薬学的に許容される塩としては、無水物の形態および水和物などの溶媒和形態が挙げられる。無水物の形態および溶媒和物としては、アモルファスおよび結晶の形態が挙げられる。特定の実施形態において、ナルトレキソンは、遊離塩基の形態である。特定の実施形態において、ナルメフェンは、塩酸塩の形態である。
本明細書の状況において、「ハロゲン化シクロプロピルメチル」の例として、臭化シクロプロピルメチル、塩化シクロプロピルメチル、ヨウ化シクロプロピルメチルが挙げられる。特定の実施形態において、「ハロゲン化シクロプロピルメチル」という用語は、臭化シクロプロピルメチルを指す。
本明細書の状況において、「非プロトン性溶媒」とは、任意の非プロトン性溶媒を指す。非プロトン性溶媒の非限定例として、炭化水素、ケトン、エステルおよびエーテルが挙げられる。特定の実施形態において、「非プロトン性溶媒」という用語は、トルエンを指す。
本明細書の状況において、「酸捕捉剤」は、有機および無機塩基ならびにそれらの組合せから選択される化合物を指す。例として、ホウ酸塩、リン酸塩、炭酸水素塩(例えば、KHCO、NaHCO、LiHCOおよび同種のもの)、炭酸塩(例えば、KCO、NaCO、LiCOおよび同種のもの)、有機塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン)ならびに上記の任意の混合物が挙げられる。特定の実施形態において、「酸捕捉剤」という用語は、KHCOを指す。別の特定の実施形態において、「酸捕捉剤」という用語は、N,N−ジイソプロピルエチルアミンを指す。
本明細書の状況において、「化学的に純粋な」という用語は、当該技術分野における通常の意味を持つ。したがって、化学的に少なくとも98%純粋である得られた化合物には、最大2%の化学的不純物が含まれる。化学的純度は、例えば、HPLCによって求めてもよい。本明細書の状況において、化学的純度は、HPLC面積%によって求められる。
本発明の詳細な説明
本発明者らは、N−エチル−2−ピロリドン中でハロゲン化シクロプロピルメチルでアルキル化することによって、ノルオキシモルホン[4,5−α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オン]からナルトレキソン[17−(シクロプロピルメチル)−4,5α−エポキシ−3,14−ジヒドロキシ−モルフィナン−6−オン]を生成するための改善されたプロセスを発見した。本発明者らは、N−エチル−2−ピロリドン中でアルキル化が行われると、反応速度を効率的に制御できること、および化学的に純粋な化合物としてナルトレキソンが高い収率で得られることを発見した。
簡単に述べると、N−エチル−2−ピロリドン中でノルオキシモルホンがハロゲン化シクロプロピルメチルと混合される。好適な実施形態において、この反応は、酸捕捉剤の存在下で行われる。その混合物は、30から100℃の範囲、好ましくは50〜70℃の範囲、例えば、50〜60℃の範囲の温度に加熱される。適度に高効率で変換するために反応時間が調節される。任意選択で、さらにハロゲン化シクロプロピルメチルが混合物に添加され、任意選択で、変換を増加させるために、混合物はさらに加熱される。
形成されたナルトレキソンは、
a)反応混合物を酸と混合するステップ、
b)反応混合物を濃縮するステップ、
c)得られた混合物を水と混合するステップ、
d)任意選択で、反応混合物を酸と混合するステップ、
e)任意選択で、混合物を炭により処理するステップ、
f)得られた混合物を塩基と混合するステップ、
g)得られた固体を単離するステップ。
h)任意選択で、水に該固体を懸濁させ、酸と混合した後で塩基と混合し、その後、得られた固体を単離するステップ。
i)該固体を乾燥するステップ
を含む方法によって単離される。
一実施形態において、ハロゲン化シクロプロピルメチルとの反応に先立って、ノルオキシモルホンがN−エチル−2−ピロリドンおよび非プロトン性溶媒と混合され、その際、ノルオキシモルホン、N−エチル−2−ピロリジノンおよび非プロトン性溶媒の混合物は、例えば、減圧蒸留によって濃縮される。
本発明の方法は、一貫して純粋なナルトレキソンをもたらす。フェノール部分にあるヒドロキシル基のアルキル化に由来する主な不純物は、本発明の方法により制御される。単離されたナルトレキソン中にある不純物の3−シクロプロピルメチルナルトレキソンの程度は、HPLCによって測定すると約0.5(面積)%未満である。本発明の方法により、単離されたナルトレキソン中に存在する可能性のある未反応のノルオキシモルホンも効率的に除去される。
したがって、本発明において記載される方法により調製されるナルトレキソンは、例えば、ウィッティヒ反応によるナルメフェンの調製に直接使用することができる。本発明では、こうして得られるナルメフェンは、塩酸塩などの薬学的に許容される適した塩の形態に変えることができることも予想される。特定の実施形態において、ナルメフェン塩酸塩は、二水和物の形態で得られる。
本発明はまた、本発明の方法によって得られるナルトレキソンから得られるナルメフェンを含む医薬組成物に関する。医薬組成物は、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤、担体および/または希釈剤をさらに含んでもよく、経口投与用の錠剤などの固体剤形であってもよい。
固体の医薬調製物の調製方法は、当該技術分野においてよく知られている。例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy、21版、Lippincott Williams & Wilkins(2005年)を参照のこと。錠剤などの固体の調製物は、活性成分をアジュバントおよび/または希釈剤などの通常の担体と混合し、次に、混合物を打錠機で圧縮することによって調製されてもよい。アジュバントおよび/または希釈剤の非限定例として、トウモロコシデンプン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ゼラチン、乳糖、ゴムおよび同種のものが挙げられる。活性成分に適合したものであれば他の任意の適切なアジュバントまたは着色料、香料および保存料などの添加剤も使用してよい。したがって、本発明の医薬組成物は、典型的には有効量のナルメフェン塩酸塩および1つまたは複数の薬学的に許容される担体を含む。
本発明により得られるナルメフェン塩酸塩は、例えば、経口または非経口の適した任意の様式で投与されてもよく、そのような投与に適した任意の形態、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、シロップ剤または注射用の液剤または分散剤の形態であってもよい。一実施形態において、医薬組成物は、治療有効量のナルメフェンを含む。「治療有効量」という用語は、患者に投与されたときに有効な応答(すなわち、研究者、獣医師、医師または他の臨床医が得ようとする組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的応答)をもたらすのに十分な化合物または医薬組成物の量/用量を指す。「治療有効量」は、とりわけ、疾患およびその重症度ならびに治療対象の患者の年齢、体重、健康状態および応答性に応じて変化する。さらに、本発明の化合物が1つまたは複数の化合物と併用される場合、「治療有効量」は変化することもある。そのような場合、投与される化合物の量は、よりも少ない、例えば、有効量以下の量(sub-effective amount)であることもある。好ましくは、単位剤形の医薬組成物中のナルメフェン塩酸塩の量は、約10mgから約60mgなどの約10mgから約100mgの量であり、例えば、約10mgから約40mgまたは約20mgである。
一実施形態において、本発明により得られるナルメフェン塩酸塩は、錠剤の活性成分を構成し、前記錠剤は、無水乳糖、クロスポビドン、微結晶性セルロース、ステアリン酸マグネシウムおよびOpadry OY−S−28849をさらに含む。
例となる実施形態において、本発明により得られるナルメフェン塩酸塩は、表1の組成の錠剤の活性成分を構成する。
特に、本発明の医薬組成物は、アルコール依存症の患者のアルコール摂取を低減する目的で使用され得ることが予想される。一実施形態において、本方法によって得られるナルメフェンHClを含む組成物は、アルコール依存症の患者のアルコール摂取を低減するための薬剤を製造するために使用されてもよい。
別の実施形態において、本発明は、アルコール依存を治療するための方法に関し、治療有効量の、本方法によって得られるナルメフェンHClまたはその医薬組成物を、それを必要とする患者に投与するステップを含む。
「アルコール依存」という用語は、当業者に一般に知られる用語である。第4改訂版のthe Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (DSM-IVTR)(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders、第4版テキスト改訂版、American Psychiatric Publishing、2000年)において、「アルコール依存」という用語は、同じ12か月の期間中にアルコールに関連する生活障害の7領域のうちの3領域以上がある場合と定義されている。こうした障害としては、耐性、アルコールを止めるか、または摂取量が減ると離脱症候群が現われること、長時間アルコールを摂取して過ごすことに関連して生活機能が妨げられる可能性があることおよび身体的または精神的問題があるにもかかわらずまた摂取してしまうことが挙げられる。
刊行物、特許出願および特許を含む、本明細書中で引用されるすべての参考文献は、本明細書中の別の場所で特定の文献が単独で組み込まれているかにかかわらず、その全体がならびにそれぞれの参考文献が個々におよび具体的に参照により組み込まれることが示され、本明細書中でその全体が記載される場合と同程度に(法が許す最大限の範囲で)参照により本明細書に組み込まれる。
「a」および「an」および「the」および同様の用語の使用は、本発明を説明する状況において、本明細書中で別に指示がある場合または文脈から明らかに矛盾している場合を除いて、単数および複数の両方を含むものと解釈されるべきである。例えば、「化合物(the compound)」という語句は、別に指示がある場合を除いて、本発明または特定の記載された態様のさまざまな「化合物(複数)」を言及するものと解釈されるべきである。
(1つまたは複数の)要素の言及とともに「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」または「含有する(containing)」などの用語を使用する本発明のあらゆる態様または態様の本明細書中における説明は、別に明記されている場合または文脈から明らかに矛盾している場合を除いて、「(1つまたは複数の)特定の要素からなる」、「基本的に(1つまたは複数の)特定の要素からなる」あるいは「実質的に(1つまたは複数の)特定の要素を含む」本発明の同様の態様または態様に対してのサポートを提供することが意図される(例えば、特定の要素を含むと本明細書に記載される組成物は、別に明記されている場合または文脈から明らかに矛盾している場合を除いて、その要素からなる組成物についても記載していると解釈されるべきである)。
本明細書中で言及される本発明のさまざまな態様、実施形態、実装および特徴は、単独でまたは任意の組合せで特許請求されてもよいことが理解されるべきである。
本発明による実施形態
以下に、本発明の実施形態を開示する。第1の実施形態をE1と表し、第2の実施形態をE2と表し、以下も同様である。
E1. N−エチル−2−ピロリドンの存在下でノルオキシモルホンをハロゲン化シクロプロピルメチルと反応させるステップを含む、ナルトレキソンの製造方法。
E2. 反応が、酸捕捉剤の存在下で行われる、実施形態1に記載の方法。
E3. 酸捕捉剤が、無機もしくは有機塩基またはそれらの混合物である、実施形態2に記載の方法。
E4. 酸捕捉剤が、N,N−ジイソプロピルエチルアミンである、実施形態2または3に記載の方法。
E5. 酸捕捉剤が、炭酸水素カリウムである、実施形態2または3に記載の方法。
E6. ハロゲン化シクロプロピルメチルが、臭化シクロプロピルメチルである、実施形態1〜5のいずれかに記載の方法。
E7. 反応が、非プロトン性溶媒の存在下で行われる、実施形態1〜6のいずれかに記載の方法。
E8. ハロゲン化シクロプロピルメチルとの反応に先立って、ノルオキシモルホンがN−エチル−2−ピロリドンおよび非プロトン性溶媒と混合され、その際、ノルオキシモルホン、N−エチル−2−ピロリジノンおよび非プロトン性溶媒の該混合物が濃縮される、実施形態1〜7のいずれかに記載の方法。
E9. ノルオキシモルホン、N−エチル−2−ピロリジノンおよび非プロトン性溶媒の前記混合物が、減圧蒸留によって濃縮される、実施形態8に記載の方法。
E10. 非プロトン性溶媒が、トルエンである、実施形態7〜9のいずれかに記載の方法。
E11. N−エチル−2−ピロリドンが、ノルオキシモルホンに関して0.5:1から10:1の重量比で使用される、実施形態1〜10のいずれかに記載の方法。
E12. N−エチル−2−ピロリドンが、ノルオキシモルホンに対して1:1から5:1の重量比で使用される、実施形態11に記載の方法。
E13. N−エチル−2−ピロリドンが、ノルオキシモルホンに対して約3:1の重量比で使用される、実施形態12に記載の方法。
E14. ノルオキシモルホンと酸捕捉剤のモル比が、約1:0.5から約1:2である、実施形態1〜13のいずれかに記載の方法。
E15. ノルオキシモルホンと酸捕捉剤のモル比が、約1:1から約1:2である、実施形態14に記載の方法。
E16. ノルオキシモルホンと酸捕捉剤のモル比が、約1:1から約1:1.5である、実施形態15に記載の方法。
E17. ノルオキシモルホンとハロゲン化シクロプロピルメチルのモル比が、約1:1から約1:2である、実施形態1〜16のいずれかに記載の方法。
E18. ノルオキシモルホンとハロゲン化シクロプロピルメチルのモル比が、約1:1から約1:1.5である、実施形態17に記載の方法。
E19. 反応温度が、約30〜100℃の範囲である、実施形態1〜18のいずれかに記載の方法。
E20. 反応温度が、50〜55℃または55〜60℃または60〜65℃または65〜70℃の範囲などの約50〜70℃の範囲である、実施形態19に記載の方法。
E21. 反応温度が、約50〜60℃の範囲である、実施形態19または20に記載の方法。
E22. 反応が、少なくとも8時間、8〜48時間の範囲など、例えば、8〜12時間、12〜16時間、16〜20時間、20〜24時間、24〜28時間、28〜32時間、32〜36時間、36〜40時間、40〜44時間または44〜48時間継続している、実施形態1〜21のいずれかに記載の方法。
E23. 反応が、約12〜24時間の範囲で継続している、実施形態22に記載の方法。
E24. 反応が、約16〜20時間の範囲で継続している、実施形態23に記載の方法。
E25. 形成されたナルトレキソンが、
a)反応混合物を酸と混合するステップ、
b)反応混合物を濃縮するステップ、
c)得られた混合物を水と混合するステップ、
d)任意選択で、反応混合物を酸と混合するステップ、
e)任意選択で、混合物を炭により処理するステップ、
f)得られた混合物を塩基と混合するステップ、
g)得られた固体を単離するステップ。
h)任意選択で、水に該固体を懸濁させ、酸と混合した後で塩基と混合し、その後、得られた固体を単離するステップ。
i)該固体を乾燥するステップ
を含む方法によって単離される、実施形態1〜24のいずれかに記載の方法。
E26. ステップa)、d)およびh)の酸が、塩酸である、実施形態25に記載の方法。
E27. ステップf)およびh)の塩基が、水酸化アンモニウムである、実施形態25または26に記載の方法。
E28. 3−シクロプロピルメチル−ナルトレキソンの形成が、約0.5(面積)%未満である、実施形態1〜27のいずれかに記載の方法。
E29. 出発材料として遊離塩基または塩酸塩の形態のノルオキシモルホンが使用される、実施形態1〜28のいずれかに記載の方法。
E30. ナルトレキソンが、遊離塩基として得られる、実施形態1〜29のいずれかに記載の方法。
E31. ナルトレキソンの遊離塩基が、水和物として得られる、実施形態30に記載の方法。
E32. ナルトレキソンの遊離塩基の水和物が、一水和物である、実施形態31に記載の方法。
E33. ナルトレキソンの遊離塩基の一水和物が、結晶の形態で得られる、実施形態32に記載の方法。
E34. 本方法から得られるナルトレキソンを、さらに加工してナルメフェンをもたらす、実施形態1〜33のいずれかに記載の方法。
E35. 本方法から得られるナルトレキソンを、ウィッティヒ反応によってさらに加工してナルメフェンをもたらす、実施形態34に記載の方法。
E36. i)実施形態1〜33のいずれかに記載の方法によってナルトレキソンを製造するステップ、
ii)i)から得られたナルトレキソンを、任意選択でウィッティヒ反応によって、さらに加工してナルメフェンにするステップ
を含む、ナルメフェンの製造方法。
E37. 後に続く、
iii)薬学的に許容される塩としてナルメフェンを沈殿させるステップ、
iv)任意選択で、得られたナルメフェン塩を精製するステップ
を含む、実施形態36に記載の方法。
E38. ナルメフェンが、塩酸塩として得られる、実施形態34〜37のいずれかに記載の方法。
E39. ナルメフェン塩酸塩が、二水和物として得られる、実施形態38に記載の方法。
E40. ナルメフェン塩酸塩の二水和物が、結晶の形態で得られる、実施形態39に記載の方法。
E41. 実施形態34〜40のいずれかに記載の方法から得られるナルメフェンを含む医薬組成物の製造方法。
E42. 実施形態1〜33のいずれかに記載の方法から直接得られるナルトレキソン。
E43. 実施形態34〜40のいずれかに記載の方法から直接得られるナルメフェン。
E44. 実施形態34〜40のいずれかに記載の方法から得られるナルメフェンを含む医薬組成物。
本発明を、以下の非限定的実施例により示す。
HPLCクロマトグラフィーの条件
カラム:Zorbax Eclipse XDB、150×4.6mm、5μmまたは同等のもの
移動相A:緩衝液
移動相B:アセトニトリル
緩衝液:1Lの水に1.1gのオクタンスルホン酸ナトリウムを溶解させ、HPOによりpHを2.3に調節したもの。
カラム温度:35℃
検出器:230nmのUV
流速:1.2ml/分
注入量:20μl
分析時間:45分間
ノルオキシモルホン(52.7g)、N−エチル−2−ピロリドン(100ml)およびトルエン(100ml)の混合物を減圧下80℃で濃縮した。その混合物をトルエン(100ml)で希釈し、再び濃縮した。懸濁液をN−エチル−2−ピロリドン(50ml)で希釈した。炭酸水素カリウム(24.4g)および臭化シクロプロピルメチル(29.3g)を添加し、その混合物を23時間55℃に加熱した。その反応混合物の組成をHPLC(面積%)によって検査した:ナルトレキソン 97.3%、ノルオキシモルホン 1.4%、3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.4%。
N−エチル−2−ピロリドン(168ml)およびトルエン(100ml)中のノルオキシモルホン(51.5g)を減圧下80〜85℃で濃縮した。トルエンを添加し(200ml)、減圧蒸留を繰り返した。炭酸水素カリウム(24.4g)および臭化シクロプロピルメチル(29.3g)を添加し、その混合物を60℃に加熱して、22時間その温度に維持した。さらに臭化シクロプロピルメチル(2.3g)を入れ、60℃でさらに5時間撹拌した。その反応混合物の組成をHPLCによって検査した:ノルオキシモルホン 1.5%、ナルトレキソン 97.4%および3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.3%。その反応混合物をHCl 10%(88.9g)により処理し、減圧下で濃縮した。その混合物を冷まし、水(1580g)で希釈した。4%水酸化アンモニウム水溶液を3時間かけて添加して、懸濁液(pH9.3)を得た。その懸濁液を、撹拌し、その後、ろ過した。その固体を、水で洗浄し、減圧下60℃で乾燥して、55.9gのナルテキソン(naltexone)を得た。HPLC分析(面積%):ナルトレキソン 99.0%、ノルオキシモルホン 0.1%、3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.3%。
N−エチル−2−ピロリドン(150ml)中のノルオキシモルホン(52.7g)、炭酸水素カリウム(24.4g)および臭化シクロプロピルメチル(30.5g)の混合物を17時間60℃に加熱した。その反応混合物の組成をHPLC(面積%)によって検査した:ナルトレキソン 95.7%、ノルオキシモルホン 2.9%、3−シクロプロイルメチルナルトレキソン(cycloproylmethylnaltrexone) 0.3%。
N−エチル−2−ピロリドン(100ml)およびトルエン(100ml)中のノルオキシモルホン(52.7g)を減圧下で濃縮した。トルエンを添加し(100ml)、減圧蒸留をさらに2回繰り返した。その混合物をN−エチル−2−ピロリドンで希釈した。臭化シクロプロピルメチル(30.5g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(29.2g)を添加し、その混合物を60℃に加熱して、17時間その温度に維持した。その反応混合物の組成をHPLC(面積%)によって検査した:ナルトレキソン 95.0%、ノルオキシモルホン 3.3%、3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.3%。
ノルオキシモルホン(60Kg、0.209Kmol)、N−エチル−2−ピロリジノン(180kg)、臭化シクロプロピメチル(cyclopropymethyl bromide)(36.6kg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(35.1kg)の混合物を20時間10分間52〜57℃に加熱した。その後、その混合物を、塩酸37%(29kg)および水(79kg)を混合することによって調製した溶液で希釈した。70℃未満の温度に維持しながら減圧蒸留することによって低沸点の化合物を取り除いた。25〜30℃に冷ました後、その混合物を水(1910kg)でさらに希釈した。その後、pH=9〜10になるまで水酸化アンモニウム4%(199kg)を3時間かけて添加して生成物を沈殿させた。その固体をろ過し、水(2×120kg)で洗浄し、減圧下60℃で乾燥して68.5kgのナルトレキソンを得た(モル収率93.2%)。HPLC分析(面積%):ナルトレキソン 99.1%、ノルオキシモルホン 0.11%、3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.41%
ノルオキシモルホン(60Kg、0.209Kmol)、N−エチル−2−ピロリジノン(180kg)、臭化シクロプロピメチル(cyclopropymethyl bromide)(36.6kg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(35.1kg)の混合物を18時間30分間52〜57℃に加熱した。その後、その混合物を、塩酸37%(29kg)および水(79kg)を混合することによって調製した溶液で希釈した。70℃未満の温度に維持しながら減圧蒸留することによって低沸点の化合物を取り除いた。25〜30℃まで冷ました後、その混合物を水(1910kg)でさらに希釈した。その後、pH=9〜10になるまで水酸化アンモニウム4%(199kg)を3時間かけて添加して生成物を沈殿させた。その固体をろ過し、水(2×120kg)で洗浄し、減圧下60℃で乾燥して69kgのナルトレキソンを得た(モル収率89.7%)。HPLC分析(面積%):ナルトレキソン 99.1%、ノルオキシモルホン 0.09%、3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.41%
ノルオキシモルホン(62Kg)、N−エチル−2−ピロリジノン(186kg)、臭化シクロプロピメチル(cyclopropymethyl bromide)(37.8kg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(36.2kg)の混合物を24時間45分間52〜57℃に加熱した。その後、その混合物を、塩酸37%(30kg)および水(82kg)を混合することによって調製した溶液で希釈した。70℃未満の温度に維持しながら減圧蒸留することによって低沸点の化合物を取り除いた。25〜30℃まで冷ました後、その混合物を水(1975kg)でさらに希釈した。その後、pH=9〜10になるまで水酸化アンモニウム4%(206kg)を3時間かけて添加して生成物を沈殿させた。その固体をろ過し、水(2×124kg)で洗浄し、減圧下60℃で乾燥して71.3kgのナルトレキソンを得た(モル収率89.6%)。HPLC分析(面積%):ナルトレキソン 99.45%、ノルオキシモルホン 0.16%、3−シクロプロピルメチルナルトレキソン 0.28%

Claims (20)

  1. N−エチル−2−ピロリドンの存在下でノルオキシモルホンをハロゲン化シクロプロピルメチルと反応させるステップを含む、ナルトレキソンの製造方法であって、
    形成されたナルトレキソンが、
    a)形成されたナルトレキソンを含む反応混合物を酸と混合するステップ、
    b)ステップa)で得られた反応混合物を濃縮するステップ、
    c)ステップb)で得られた混合物を水と混合するステップ、
    f)ステップc)で得られた混合物を塩基と混合するステップ
    を含む方法によって単離される、ナルトレキソンの製造方法。
  2. ステップa)の酸が、塩酸である、請求項1に記載の方法。
  3. ステップf)の塩基が、水酸化アンモニウムである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 反応が、酸捕捉剤の存在下で行われる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 酸捕捉剤が、無機もしくは有機塩基またはそれらの混合物である、請求項4に記載の方法。
  6. 酸捕捉剤が、N,N−ジイソプロピルエチルアミンである、請求項4および5のいずれかに記載の方法。
  7. ハロゲン化シクロプロピルメチルが、臭化シクロプロピルメチルである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. ハロゲン化シクロプロピルメチルとの反応に先立って、ノルオキシモルホンがN−エチル−2−ピロリドンおよび非プロトン性溶媒と混合され、その際、ノルオキシモルホン、N−エチル−2−ピロリドンおよび非プロトン性溶媒の混合物が濃縮される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. N−エチル−2−ピロリドンが、ノルオキシモルホンに対して0.5:1から10:1の重量比で使用される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ノルオキシモルホンと酸捕捉剤のモル比が、1:0.5から1:2である、請求項4〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. ノルオキシモルホンとハロゲン化シクロプロピルメチルのモル比が、1:1から1:2である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 反応温度が、30〜100℃の範囲である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 反応温度が、50〜70℃の範囲である、請求項12に記載の方法。
  14. 形成されたナルトレキソンが、
    a)形成されたナルトレキソンを含む反応混合物を塩酸と混合するステップ、
    b)ステップa)で得られた反応混合物を濃縮するステップ、
    c)ステップb)で得られた混合物を水と混合するステップ、
    d)任意選択で、ステップc)で得られた反応混合物を酸と混合するステップ、
    e)任意選択で、ステップc)またはd)で得られた混合物を炭により処理するステップ、
    f)ステップc)、d)、またはe)で得られた混合物を水酸化アンモニウムと混合するステップ、
    g)ステップf)で得られた固体を単離するステップ、
    h)任意選択で、水に前記固体を懸濁させ、酸と混合した後で塩基と混合し、その後、得られた固体を単離するステップ、および
    i)前記固体を乾燥するステップ
    を含む方法によって単離される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. i)請求項1〜14のいずれかに記載の方法によってナルトレキソンを製造するステップ、
    ii)i)から得られたナルトレキソンを、任意選択でウィッティヒ反応によって、さらに加工してナルメフェンにするステップ
    を含む、ナルメフェンの製造方法。
  16. 後に続く、
    iii)薬学的に許容される塩としてナルメフェンを沈殿させるステップ、
    iv)任意選択で、得られたナルメフェン塩を精製するステップ
    を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 反応温度が、50〜55℃の範囲である、請求項13に記載の方法。
  18. 反応温度が、55〜60℃の範囲である、請求項13に記載の方法。
  19. 反応温度が、60〜65℃の範囲である、請求項13に記載の方法。
  20. 反応温度が、65〜70℃の範囲である、請求項13に記載の方法。
JP2016125389A 2010-11-05 2016-06-24 ナルトレキソンの製造方法 Active JP6215399B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US41040510P 2010-11-05 2010-11-05
DKPA201001007 2010-11-05
DKPA201001007 2010-11-05
US61/410,405 2010-11-05
US201161489701P 2011-05-25 2011-05-25
DKPA201100396 2011-05-25
DKPA201100396 2011-05-25
US61/489,701 2011-05-25

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013537002A Division JP6246589B2 (ja) 2010-11-05 2011-11-04 ナルトレキソンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016199566A JP2016199566A (ja) 2016-12-01
JP6215399B2 true JP6215399B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=45001588

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013537002A Active JP6246589B2 (ja) 2010-11-05 2011-11-04 ナルトレキソンの製造方法
JP2016125389A Active JP6215399B2 (ja) 2010-11-05 2016-06-24 ナルトレキソンの製造方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013537002A Active JP6246589B2 (ja) 2010-11-05 2011-11-04 ナルトレキソンの製造方法

Country Status (19)

Country Link
EP (1) EP2635586B1 (ja)
JP (2) JP6246589B2 (ja)
AP (1) AP3415A (ja)
AU (1) AU2011325563B2 (ja)
CA (1) CA2815093C (ja)
CY (1) CY1118742T1 (ja)
DK (1) DK2635586T3 (ja)
EA (1) EA022266B1 (ja)
ES (1) ES2620660T3 (ja)
HR (1) HRP20170379T1 (ja)
HU (1) HUE033596T2 (ja)
LT (1) LT2635586T (ja)
ME (1) ME02621B (ja)
MX (1) MX2013005009A (ja)
PL (1) PL2635586T3 (ja)
PT (1) PT2635586T (ja)
RS (1) RS55777B1 (ja)
SI (1) SI2635586T1 (ja)
WO (1) WO2012059103A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140005217A1 (en) 2012-06-27 2014-01-02 H. Lundbeck A/S Nalmefene for reduction of alcohol consumption in specific target populations
AR096851A1 (es) 2013-07-11 2016-02-03 H Lundbeck As Sales que no forman hidratos ni solvatos de nalmefeno
CA2933733A1 (en) 2013-12-20 2015-06-25 Connie Sanchez Morillo Use of an opioid receptor antagonist with kappa-activity and vortioxetine for treatment of depressive disorder with melancholic features
AR100153A1 (es) 2014-04-22 2016-09-14 Otsuka Pharma Co Ltd Medicamento
US9701688B2 (en) * 2014-05-05 2017-07-11 Noramco, Inc. Process for the preparation of opioid compounds
US9701687B2 (en) * 2014-05-05 2017-07-11 Noramco, Inc. Process for the preparation of opioid compounds

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4535157A (en) * 1983-11-01 1985-08-13 Key Pharmaceuticals, Inc. Process for making 6-desoxy-6-methylenenaloxone and 6-desoxy-6-methylenenaltrexone
US4751307A (en) 1985-01-17 1988-06-14 Mallinckrodt, Inc. Wittig-reaction processes
CA2067200C (en) * 1989-10-16 1998-06-30 Kenner C. Rice Total synthesis of northebaine, normorphine, noroxymorphone enantiomers and derivatives via n-nor intermediates
FR2906252B1 (fr) 2006-09-21 2008-11-28 Sanofi Aventis Sa Procede de preparation d'halogenures de n-aklyl naltrexone
WO2008138383A1 (de) 2007-05-16 2008-11-20 Cilag Ag Verfahren zur herstellung von n-methylnaltrexonbromid
PL2344506T3 (pl) 2008-09-30 2016-08-31 SpecGx LLC Sposoby alkilowania grup aminy drugorzędowej pochodnych morfinanowych
MA33368B1 (fr) 2009-05-25 2012-06-01 Lundbeck & Co As H Préparation de chlorhydrate de nalmefene à partir de naltrexone

Also Published As

Publication number Publication date
CY1118742T1 (el) 2017-07-12
JP2013541564A (ja) 2013-11-14
EA201390658A1 (ru) 2013-11-29
AU2011325563A1 (en) 2013-05-02
DK2635586T3 (en) 2017-03-27
CA2815093C (en) 2019-08-06
AP2013006897A0 (en) 2013-05-31
AP3415A (en) 2015-09-30
RS55777B1 (sr) 2017-07-31
ES2620660T3 (es) 2017-06-29
EP2635586B1 (en) 2017-02-08
ME02621B (me) 2017-06-20
WO2012059103A1 (en) 2012-05-10
JP2016199566A (ja) 2016-12-01
CA2815093A1 (en) 2012-05-10
EA022266B1 (ru) 2015-11-30
PT2635586T (pt) 2017-03-30
MX2013005009A (es) 2013-08-01
AU2011325563B2 (en) 2015-08-20
PL2635586T3 (pl) 2017-06-30
JP6246589B2 (ja) 2017-12-13
LT2635586T (lt) 2017-04-10
EP2635586A1 (en) 2013-09-11
HUE033596T2 (hu) 2017-12-28
HRP20170379T1 (hr) 2017-05-05
SI2635586T1 (sl) 2017-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6215399B2 (ja) ナルトレキソンの製造方法
EP2300479B1 (en) Nalmefene hydrochloride dihydrate
EP2435439B1 (en) Preparation of nalmefene hydrochloride from naltrexone
TWI466671B (zh) 末梢性類鴉片受體拮抗劑及其用途
EP2788357B1 (en) Process for recovery of nalmefene hydrochloride
KR101837795B1 (ko) 날트렉손의 제조 방법
US8580963B2 (en) Method for the manufacturing of naltrexone

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6215399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250