JP6213133B2 - Mems構造体、角速度センサ及びバネ定数調整方法 - Google Patents

Mems構造体、角速度センサ及びバネ定数調整方法 Download PDF

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Description

本願に開示の技術は、特に、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて構成される弾性部材を有するMEMS構造体、当該MEMS構造体を備える角速度センサ及び弾性部材のバネ定数調整方法に関するものである。
近年、MEMS技術を用いて物理量を検出する慣性センサがある(例えば、特許文献1〜3など)。この慣性センサは、例えば角速度を検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)である。慣性センサを含むMEMS構造体には、構造体の様々な部分に弾性部材が用いられ、その弾性部材のバネ定数やバネ定数に依存した共振周波数を調整する必要が生じる。例えば、特許文献1に開示される角速度センサは、錘部を能動的に振動させる駆動部及び角速度が加わったときのコリオリ力によって静電容量が変動する電極を備える検出部を有し、駆動部及び検出部が弾性部材(特許文献1中では、「両持梁」)により支持されている。この種の角速度センサでは、駆動部や検出部の共振周波数が感度に影響を及ぼすため、共振周波数を変更するために弾性部材のバネ定数を調整する方法が非常に重要となってくる。
特開平9−196682号公報 特開2010−230441号公報 特開2008−14633号公報
ここで、上記した特許文献には、構造的あるいは電気的にバネ定数を調整する方法が開示されている。例えば、構造的にバネ定数を調整する方法は、弾性部材そのものの長さや太さを変更してバネ定数を調整する方法である。しかしながら、MEMS構造体、特に物理量を検出するための慣性センサでは、設計上の自由度が少なく、弾性部材の構造を変更すると他の部材の位置や大きさを変更する必要が生じ、ひいては感度に影響を及ぼすため構造的な変更が容易ではない。また、上記した方法は、設計段階でバネ定数を調整する方法であり、製造後の弾性部材のバネ定数を変更可能とする方法ではない。
また、例えば、電気的にバネ定数を調整する方法は、駆動部や検出部を支持する弾性部材に直流電圧を印加しバネ定数を見かけ上低下させる方法がある。しかしながら、この調整方法では、弾性部材に印加する直流電圧を強くしすぎると、電荷を帯びた弾性部材と他の構造体とにスティッキング(固着)が生じる可能性が高くなる。従って、電気的にバネ定数を調整する方法は、スティッキングを引き起こす不具合があり所望の値まで周波数が調整できないという問題がある。このため、弾性部材の構造的な変更や弾性部材に対する電気的な処理を必要とせずに、弾性部材のバネ定数を調整する方法が望まれている。
本願に開示される技術は、上記の課題に鑑み提案されたものである。弾性部材の構造的な変更及び弾性部材に対する電気的な処理を必要とせずに、弾性部材のバネ定数を調整できるMEMS構造体、角速度センサ及びバネ定数調整方法を提供することを目的とする。
本願に開示される技術に係るMEMS構造体は、両端部の一方側の端部が第1保持部により保持され、他方側の端部が第2保持部により保持される弾性部材と、第1保持部に設けられる可動電極と、可動電極との間に調整電圧が印加され静電気力によって第1保持部に外力を加える固定電極と、第1保持部に加えられる外力に抗して弾性部材の一方側の端部及び他方側の端部のどちらか一方の移動を規制する規制手段とを備え、弾性部材は、第1保持部に加えられる外力により、一方側の端部及び他方側の端部のどちらか他方が外力の作用する方向に移動し変形する。
当該MEMS構造体では、弾性部材の両端部の一方の端部を保持する第1保持部に可動電極が設けられ、この可動電極と対向する固定電極との間に調整電圧が印加されることによって生じる静電気力が第1保持部に外力として加えられる。規制手段は、外力が加えられた弾性部材の両端部の各々を保持する第1及び第2保持部のどちらか一方の移動を規制することで、弾性部材が第1及び第2保持部のどちらか他方を外力の作用する方向へ移動させながら変形する。その結果、弾性部材は、両端部の一方が外力の作用する方向への移動が規制された状態で、両端部の他方が外力の作用する方向へ移動することによって弾性変形しバネ定数が変更される。この構成では、弾性部材そのものの長さ等の構造的な変更をすることなく、且つ製造後のMEMS構造体が有する弾性部材に外力を加えて変形させバネ定数の調整を図ることが可能となる。また、この構成では、バネ定数の調整を図るために弾性部材に直接行う電気的な処理、例えば弾性部材に対して直流電圧を印加するなどの処理が必要なく、弾性部材に高い直流電圧を印加することで生じるスティッキングなどの不具合が発生する可能性が低減される。従って、この構成では、弾性部材の構造的な変更及び弾性部材に対する電気的な処理を必要とせずに、弾性部材のバネ定数を好適に調整できるMEMS構造体が構成できる。
本願に開示される技術に係るMEMS構造体において、可動電極は、第1保持部に接続される基端部分から延設されてなり、固定電極は、可動電極の先端部分と対向する位置に設けられる構成としてもよい。
当該MEMS構造体では、固定電極は、第1保持部に接続される基端部分から延設される可動電極の先端部分と対向する位置に設けられる。可動電極は、固定電極との間に調整電圧が供給されることによって生じる静電気力が先端部分に加えられる。第1保持部は、静電気力が先端部分に加えられた可動電極の基端部分に接続されており、てこの原理による外力が加えられることとなる。従って、この構成では、同一の大きさの静電気力に基づいてより大きな外力を第1保持部に加えることが可能となる。その結果、少ない静電気力、例えば電圧値がより小さい調整電圧に基づいて大きな外力を第1保持部に加えることができ、バネ定数の調整に必要な消費電力の低減が図れるMEMS構造体が構成できる。
本願に開示される技術に係るMEMS構造体において、可動電極は、第1保持部に対して互いに反対の方向に延設されてなる一対の可動電極であり、固定電極は、一対の可動電極の各々の先端部分と対向する位置に設けられ、一対の可動電極との間で、第1保持部に回転モーメントを加える静電気力を印加する構成としてもよい。
当該MEMS構造体では、一対の可動電極が第1保持部に対して互いに反対の方向に延設された対称な構造となる。また、固定電極は、一対の可動電極の各々の先端部分と対向する位置に設けられる。第1保持部には、各可動電極の先端部分に静電気力が印加されることによって、当該第1保持部を回転させるモーメントが加えられる。これにより、この構成では、第1保持部に加えた回転モーメントを利用して弾性部材を変形させることができる。また、このモーメントは、仮に、第1保持部、一対の可動電極、一対の固定電極をそれぞれ対称な構造、配置とした場合には、第1保持部をその中心に対して回転させるモーメントが発生することとなる。従って、この構成では、可動電極と固定電極との間に供給する調整電圧を制御し第1保持部をその中心に対して回転させることによって、調整電圧の増減に合わせて弾性部材に対して外力を安定的に加えて変形させることが可能となる。
本願に開示される技術に係る角速度センサは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されており、規制手段により第1保持部の移動を規制するMEMS構造体と、第2保持部を含み、第1保持部の移動が規制された第1方向に弾性部材のバネ定数に応じて可動する可動部と、可動部を第1方向に振動させた状態で、角速度が加わることによって作用するコリオリ力に応じた可動部の変化量を検出する検出部と、を有する。
当該角速度センサでは、第1保持部の移動が規制された第1方向に弾性部材のバネ定数に応じて可動する可動部を振動させた状態で、角速度が加わることによって作用するコリオリ力に応じた可動部の変化量から検出部が角速度を検出する。角速度センサは、MEMS構造体を有しており、MEMS構造体の固定電極及び可動電極の間に供給する調整電圧を制御することによって、可動部を第2保持部で保持する弾性部材のバネ定数を調整することが可能となる。これにより、この角速度センサでは、例えば、弾性部材のバネ定数を調整し可動部を所望の共振周波数で振動させることによって、検出部において検出されるコリオリ力に応じた可動部の変化量を増大させて感度の向上を図ることが可能となる。
本願に開示される技術に係るバネ定数調整方法は、両端部の一方側の端部が第1保持部により保持され他方側の端部が第2保持部により保持される弾性部材に対し、第1保持部に設けられる可動電極と、可動電極と対向する固定電極との間に印加される調整電圧により生ずる静電気力よって第1保持部に外力を加え、第1保持部に加えられる外力に抗して弾性部材の一方側の端部及び他方側の端部のどちらか一方の移動を規制し、第1保持部に加えられる外力により、一方側の端部及び他方側の端部のどちらか他方が外力の作用する方向に移動することにより、弾性部材を変形させてバネ定数を調整する。
当該バネ定数調整方法では、可動電極と固定電極との間に調整電圧を印加し静電気力よって第1保持部に外力を加える。弾性部材は、第1保持部に加えられる外力に抗して、両端部の各々を保持する第1及び第2保持部のどちらか一方の移動が規制され、どちらか他方が外力の作用する方向へ移動することによって、変形しバネ定数が変更、調整される。これにより、このバネ定数調整方法を用いれば、弾性部材の構造的な変更及び弾性部材に対する電気的な処理を必要とせずに、弾性部材のバネ定数を好適に調整できる。
本願に開示される技術によれば、弾性部材の構造的な変更及び弾性部材に対する電気的な処理を必要とせずに、弾性部材のバネ定数を調整できるMEMS構造体、角速度センサ及びバネ定数調整方法を提供することができる。
本実施例の角速度センサの概略構成を示す平面図である。 錘部が回転する状態を説明するための模式図である。
以下、本発明を具体化した一実施例について添付図面を参照しながら説明する。なお、添付図面は、説明の便宜上、実際の寸法・縮尺とは異なって図示されている部分がある。
図1は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造した本実施例に係るMEMS構造体を備える静電容量型の角速度センサを示す図であり、当該角速度センサの概略構成を示す平面図である。同図1に示すように、静電容量型の角速度センサ(以下、「センサ」という)10は、錘部11と、錘部11の外縁を取り囲むように設けられた枠状錘部12とが基板14上に設けられている。枠状錘部12は、平面視形状が長方形枠状に形成され、当該枠状錘部12に囲まれた領域の平面視における中央部分に錘部11が設けられている。なお、以下の説明では、図1に矢印で示すように、枠状錘部12の長手方向に沿った方向をX方向、X方向に対して直角で枠状錘部12の短手方向に沿った方向をY方向、X方向とY方向との両方に直角となる方向をZ方向と称し、説明する。
錘部11は、平面視が略長方形の板状に形成され、X方向の両側に形成された側面のそれぞれに第1バネ21が接続されている。基板14は、錘部11をX方向の両側で挟むように一対の第1アンカー22が設けられている。第1アンカー22は、基端部が基板14に接続されZ方向にのびる直方体形状に形成されている。第1バネ21の各々は、一端部が錘部11に接続され、他端部が第1アンカー22のX方向における錘部11側の側面に接続されている。第1バネ21は、例えば、Y方向及びZ方向の2方向に対する撓動性を備え、X方向に対する剛性を高めて伸縮が規制される構造となっている。従って、錘部11は、基板14に固定された一対の第1アンカー22に第1バネ21により支持されることによって、基板14上に浮いた状態で保持されている。
また、錘部11は、後述するトーションバー25のバネ定数を調整するための一対の調整用可動電極23が形成されている。一対の調整用可動電極23は、錘部11のY方向の両側に形成された側面のそれぞれに形成され、当該側面におけるX方向の端部部分に形成されている。調整用可動電極23の各々は、錘部11と同様に、基板14とZ方向において離間し浮いた状態で保持されている。調整用可動電極23の各々は、主面がZ方向に沿った板状に形成され、Y方向に沿って延設されている。一対の調整用可動電極23は、平面視におけるセンサ10の中心Cに対し一方側の調整用可動電極23が他方側の調整用可動電極23と点対称な位置となっている。従って、一対の調整用可動電極23は、一方側の調整用可動電極23をセンサ10の中心Cを通るZ方向に沿った直線を回転軸として180°回転させた位置が他方側の調整用可動電極23の位置となる。
また、調整用可動電極23の各々は、基板14に固定された調整用固定電極31とX方向で互いに対向しており平行平板コンデンサを構成している。調整用固定電極31は、Y方向の一端部に導電材料が埋め込まれたスルーホール31Aが形成され、当該スルーホール31Aが基板14上に形成された配線(図示略)により外部回路に接続されている。調整用固定電極31は、Y方向に沿った長さが調整用可動電極23に比べて短い。また、調整用固定電極31は、調整用可動電極23のY方向の先端部分とのみで対向している。調整用固定電極31の各々は、X方向において各調整用可動電極23に対し中心Cとは反対側となる位置に設けられている。従って、一対の調整用固定電極31は、一対の調整用可動電極23の両方をX方向の間に挟んで中心Cに対して点対称となる位置に設けられる。
また、錘部11は、一対のトーションバー25がY方向の両側に設けられた側面に接続されている。トーションバー25の各々は、錘部11のY方向の両側に設けられた側面の中央部分に第1端部25Aが接続され、センサ10の中心Cを通るY方向の直線に沿って延設する棒状に形成されている。トーションバー25の各々は、錘部11と接続された第1端部25Aとは反対側の第2端部25Bが枠状錘部12の内周面に接続されている。枠状錘部12は、Y方向において対向する2つの内周面のそれぞれのX方向における中央部分にトーションバー25の第2端部25Bが接続されている。従って、センサ10の中心Cは、平面視が長方形枠状の枠状錘部12の各頂点を結ぶ対角線が交わる点と一致する。
また、枠状錘部12は、Y方向に沿った短辺の外周面、換言すればX方向の両側に設けられた外周面の各々に2つずつ、合計で4つの第2バネ41が接続されている。第2バネ41は、4つの第2バネ41のうち、枠状錘部12のX方向の一方側に設けられた2つの第2バネ41がY方向で所定の間隔を設けて配置されている。また、第2バネ41は、平面視において、枠状錘部12のX方向の一方側に設けられた2つの第2バネ41が、X方向の他方側に設けられた2つの第2バネ41とセンサ10の中心Cを通るY方向に沿った直線に対して対称な位置となっている。4つの第2バネ41の各々は、枠状錘部12と接続される端部とは反対側の端部が第2アンカー42に接続されている。第2アンカー42は、枠状錘部12のX方向の両側に設けられた外周面とX方向で対向する位置に設けられている。4つの第2アンカー42の各々は、基端部が基板14に接続されZ方向にのびる直方体形状に形成されている。第2アンカー42の各々は、導電材料が埋め込まれたスルーホール42Aが形成され、当該スルーホール42Aが基板14上に形成された配線(図示略)により外部回路に接続されている。第2バネ41は、例えば、X方向及びZ方向の2方向に対する撓動性を備え、Y方向に対する剛性を高めて伸縮が規制される構造となっている。枠状錘部12は、基板14に固定された4つの第2アンカー42に対し第2バネ41により支持されることによって、基板14上に浮いた状態でX方向及びZ方向に揺動可能に保持されている。
ここで、センサ10は、X方向及びZ方向の2方向に変位可能な枠状錘部12をX方向に振動させた状態でY方向を回転軸としたY軸回転(例えば、図中の回転を示す矢印の方向の回転)の角速度が加えられたときに、枠状錘部12がコリオリ力(慣性力)によりZ方向に変位するのを利用して角速度を検出する構成となっている。詳述すると、枠状錘部12は、X方向で互いに対向する内周面に当該枠状錘部12を能動的に振動させるための複数の駆動用可動電極44が設けられている。駆動用可動電極44の各々は、主面がZ方向に沿った板状に形成され枠状錘部12の内周面から中心C側に向かってX方向に沿って延設されている。枠状錘部12は、駆動用可動電極44がY方向に沿って等間隔に並んで形成された櫛歯状に構成されている。枠状錘部12は、X方向で対向する櫛歯状の駆動用可動電極44がセンサ10の中心Cを通るY方向に沿った直線に対して対称な位置に形成されている。また、基板14は、駆動用可動電極44の各々のY方向の間となる位置に駆動用固定電極34が設けられている。駆動用固定電極34の各々は、基板14に固定され、Y方向において所定の隙間を設けて対向する駆動用可動電極44と平行平板コンデンサを構成している。駆動用固定電極34は、X方向の一端部に形成されたスルーホール34Aが基板14上に形成された配線により外部回路に接続されている。そして、駆動用固定電極34は、例えば、X方向の一方側に設けられた駆動用固定電極34と他方側の駆動用固定電極34とに互いに逆位相となる交流の駆動信号が外部回路から印加されることにより、各駆動用可動電極44との間でX方向の静電気力を交互に発生させ、枠状錘部12をX方向(図中の左右の振動方向)に振動させる。
また、センサ10は、枠状錘部12のコリオリ力によるZ方向への変位量を検出するための複数の検出用可動電極46及び検出用固定電極36を有する。検出用可動電極46の各々は、主面がZ方向に沿った板状に形成され枠状錘部12のY方向で互いに対向する内周面から中心C側に向かってY方向に沿って延設されている。検出用可動電極46は、枠状錘部12のY方向で互いに対向する内周面の各々において、中心Cを通るY方向及びX方向に沿った各々の直線に対して、X方向及びY方向の両側の領域(合計で4つの領域)の各々に線対称の位置に形成されている。枠状錘部12の4つの領域の各々に形成された検出用可動電極46は、X方向に沿って等間隔に並んで形成された櫛歯状に構成されている。また、基板14は、検出用可動電極46の各々のX方向の間となる位置に検出用固定電極36が設けられている。検出用固定電極36の各々は、基板14に固定され、X方向において所定の隙間を設けて対向する検出用可動電極46と平行平板コンデンサを構成している。検出用固定電極36は、Y方向の一端部に形成されたスルーホール36Aが基板14上に形成された配線により外部回路に接続されている。
なお、上記したセンサ10は、錘部11、調整用可動電極23、トーションバー25及び枠状錘部12が、例えば導電性を有する低抵抗なシリコン材料等からなり、第2バネ41を介して第2アンカー42のスルーホール42Aに電気的に接続されている。同様に、枠状錘部12の駆動用可動電極44及び検出用可動電極46は、導電性を有する低抵抗なシリコン材料等からなり、第2バネ41を介して第2アンカー42のスルーホール42Aに電気的に接続されている。従って、各可動電極(調整用可動電極23、駆動用可動電極44及び検出用可動電極46)は、スルーホール42Aを介して外部回路(図示略)に電気的に接続されている。
センサ10は、Y軸回転の角速度が加えられた枠状錘部12がコリオリ力によりZ方向に変位するのにともなって、枠状錘部12と一体形成された検出用可動電極46がZ方向に変位する。センサ10は、コリオリ力が加えられることによりZ方向に変位する検出用可動電極46と基板14に固定された検出用固定電極36との対向面の面積の増減に応じて、両電極で構成されるコンデンサの静電容量の変化量から角速度が検出される。センサ10は、例えば、検出用可動電極46及び検出用固定電極36の間の静電容量の変化量が外部回路に出力され、外部回路がCV変換により静電容量の変化量を電気信号に変換及び増幅等し角速度信号として抽出することによってY軸回転の角速度を検出する。
(トーションバー25のバネ定数の調整について)
センサ10は、角速度の検出動作において、例えば駆動用固定電極34に外部回路から交流の駆動信号が入力されると、駆動用固定電極34と駆動用可動電極44との間にX方向の静電気力が発生し検出用可動電極46を含む枠状錘部12が振動する。センサ10は、例えば、振動体である枠状錘部12がX方向に対して周波数f、振幅Aで振動するものとする。この場合、枠状錘部12のX方向の変位xと、X方向への速度vは、時間tを用いて次式で表される。
x=Asin(2πft)
v=2πfAcos(2πft)
センサ10は、この状態で例えばY軸回転の角速度Ωが枠状錘部12に加えられると、次式で表されるコリオリ力Fcが枠状錘部12に対してZ方向に作用する。なお、mは枠状錘部12の質量を示している。
Fc=2*m*Ω*v
ここで、センサ10の感度SをS=Fc/Ωとすると、上記した式から感度Sが周波数fに比例することがわかる。一般的に、角速度を検出するセンサ10は、振動体である枠状錘部12がX方向に振動するときの周波数fが共振周波数fc(=√(Kt/m)/(2*π))で振動しているときに感度が向上する。このバネ定数Ktは、枠状錘部12をX方向に変位可能に保持する弾性部材のバネ定数の合計値である。本実施例のセンサ10では、トーションバー25のX方向のバネ定数をK1、第2バネ41のX方向のバネ定をK2とすると、バネ定数Ktが次式で表される。
Kt=2K1+4K2
なお、第1バネ21は、X方向に対する剛性を高めて伸縮が規制される構造とされるため、X方向に対するバネ定数Ktには影響を与えないものとする。
上記したように、センサ10は、例えば、製造された段階で駆動用固定電極34に対する電圧制御によって枠状錘部12が共振周波数fcで振動することが理想的である。しかしながら、特に、MEMS技術を用いて製造されるセンサ10は、製造工程の精度の限界、例えばトーションバー25や枠状錘部12を形成するエッチングにおいて生じるトーションバー25の太さや枠状錘部12の膜厚にバラツキが生じる場合がある。このため、センサ10は、製造された後にバネ定数Ktを好適に調整可能な機構を備えることが望ましい。本実施例のセンサ10は、バネ定数を調整する機構の一例として、トーションバー25の構造的な変更やトーションバー25に対する電気的な処理を必要とせずに、当該トーションバー25のバネ定数K1を調整可能な機構を備える。
本実施例のセンサ10の錘部11は、外部回路により調整用固定電極31と調整用可動電極23との間に調整電圧が供給されると、静電気力によってモーメントが作用する。図2は、錘部11が回転する状態を示す模式図であり、センサ10の一部を示している。図2に示すように、調整用可動電極23は、外部回路により調整用固定電極31との間に調整電圧が供給されることによって静電気力が生じる。調整用固定電極31は、調整用可動電極23のY方向の先端部分とのみで対向している。従って、調整用可動電極23は、Y方向の先端部分のみに静電気力が加えられる。錘部11は、Y方向の両側に設けられた一対の調整用可動電極23(図1参照)の各々の先端部分に静電気力が加えられるため、この調整用可動電極23の基端部に接続された錘部11にはてこの原理による外力が加えられる。外力が加えられた錘部11は、図中に矢印で示すように、例えば、センサ10の中心Cを通るZ方向に沿った直線を回転軸として反時計回りの方向のモーメントが作用する。
トーションバー25を第1アンカー22(図1参照)に保持する第1バネ21は、X方向に対する剛性を高めて伸縮が規制される構造となっている。従って、モーメントが作用する錘部11は、X方向に対する変位が規制される。一方で、枠状錘部12は、トーションバー25の錘部11に接続される第1端部25Aとは反対側の第2端部25Bに接続され、第2アンカー42(図1参照)と接続される第2バネ41がX方向の撓動性を備えY方向に対する剛性を高めて伸縮が規制される構造となっている。従って、枠状錘部12は、モーメントが作用する錘部11に対してY方向に向かった変位が規制された状態のままX方向(図中の左方向)に向かって変位することとなる。その結果、トーションバー25は、X方向の移動が規制された錘部11に接続された第1端部25Aに対し、枠状錘部12に接続された第2端部25BがX方向に変位し全体の長さが伸びるように弾性変形することとなる。トーションバー25は、例えば、錘部11が回転する前のY方向に沿った長さLが、調整用可動電極23に静電気力が加えられることによって変化量ΔLだけ伸びるように弾性変形する。トーションバー25は、棒形状の両端部(第1端部25A及び第2端部25B)が引っ張られることでバネ定数K1が大きくなる(硬くなる)。従って、センサ10は、調整用固定電極31及び調整用可動電極23の間に供給する調整電圧を制御してトーションバー25のバネ定数K1を調整することが可能となる。例えば、センサ10は、調整用固定電極31及び調整用可動電極23の間に供給する調整電圧を制御して枠状錘部12を所望の共振周波数fcで振動させ感度の向上を図ることが可能となる。なお、トーションバー25は、図1に示す第1バネ21のようなX方向に蛇行しながらY方向にのびるようなバネとは異なり棒状に形成されているため、その棒状の両端部が引っ張られることでバネ定数K1が比較的大きく増大する傾向にある。
以上、上記した実施例によれば、以下の効果を奏する。
<効果1>本実施例のセンサ10は、トーションバー25の第1端部25Aに接続された錘部11に調整用可動電極23が形成されている。錘部11は、調整用可動電極23と、それに対向する調整用固定電極31との間に外部回路から調整電圧が供給されることによって生じる静電気力が外力として加えられる。トーションバー25は、錘部11に接続される第1端部25Aとは反対側の第2端部25Bが枠状錘部12に接続されている。センサ10は、錘部11のX方向への変位が規制されている一方で、枠状錘部12がY方向への移動が規制されつつX方向に揺動可能に保持されている。枠状錘部12は、外力(モーメント)が作用する錘部11に対してY方向に向かった変位が規制された状態のままX方向に向かって変位することとなる。その結果、トーションバー25は、X方向の移動が規制された第1端部25Aに対し、第2端部25BがX方向に変位し全体の長さLが伸びるように弾性変形しバネ定数K1が大きくなる。つまり、センサ10は、調整用固定電極31及び調整用可動電極23の間に供給する調整電圧を制御してトーションバー25のバネ定数K1を調整することが可能となる。これにより、この構成では、トーションバー25の長さLを変更するなどの構造的な変更をする必要がなくトーションバー25に外力を加えて弾性変形させバネ定数K1の調整を図ることが可能となる。また、この構成では、バネ定数K1の調整を図るためにトーションバー25に直接行う電気的な処理、例えばトーションバー25に対して直流電圧を印加するなどの処理が必要なく、スティッキングなどの不具合が発生する可能性が低減される。従って、この構成では、トーションバー25の構造的な変更及びトーションバー25に対する電気的な処理を必要とせずに、バネ定数K1を好適に調整することができる。
<効果2>調整用固定電極31は、調整用可動電極23のY方向の先端部分とのみで対向している。調整用可動電極23は、調整用固定電極31との間に調整電圧が供給されることによって生じる静電気力が先端部分のみに加えられる。錘部11は、Y方向の両側に設けられた一対の調整用可動電極23の各々の先端部分に静電気力が加えられるため、この調整用可動電極23の基端部に接続された錘部11にはてこの原理による外力が加えられる。従って、調整用固定電極31及び調整用可動電極23は、同一の大きさの静電気力に基づいてより大きな外力を錘部11に加えることが可能となる。これにより、センサ10は、例えば電圧値がより小さい調整電圧に基づいて大きな外力を錘部11に加えることができ、バネ定数の調整に必要な消費電力の低減が図れる。
<効果3>一対の調整用可動電極23は、一方側の調整用可動電極23をセンサ10の中心Cを通るZ方向に沿った直線を回転軸として180°回転させた位置が他方側の調整用可動電極23の位置となる。調整用固定電極31は、一対の調整用可動電極23の両方をX方向の間に挟んで中心Cに対して点対称となる位置に設けられている。これにより、錘部11は、Y方向の両側に設けられた一対の調整用可動電極23の各々の先端部分に静電気力が加えられ、センサ10の中心Cを通るZ方向に沿った直線を回転軸として反時計回りの方向の回転モーメントが作用する。このような構成では、調整用可動電極23及び調整用固定電極31の間に供給する調整電圧を制御して錘部11に対して一対の調整用可動電極23の両方から同一の大きさの回転モーメントを加えることができ、調整電圧の増減に合わせてトーションバー25に安定的に外力を加えて変形させることが可能となる。
<効果4>本実施例の静電容量型の角速度センサ10は、調整用固定電極31及び調整用可動電極23の間に供給する調整電圧を制御してトーションバー25のバネ定数K1を調整することが可能となる。これにより、センサ10は、調整用固定電極31及び調整用可動電極23の間に供給する調整電圧を制御して枠状錘部12を所望の共振周波数fcで振動させ感度の向上を図ることが可能となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施例では、錘部11のX方向への移動を規制する一方で、枠状錘部12をX方向に移動可能に保持したが、逆に、枠状錘部12のX方向への移動を規制し錘部11を移動可能にした構成としてもよい。また、バネ定数K1を調整する可動電極としての調整用可動電極23を錘部11に設けたが、枠状錘部12にバネ定数K1を調整する可動電極を設けた構成としてもよい。また、上記実施例では、Y方向に沿って延設されるトーションバー25をX方向に捻るようにして変形させたが、トーションバー25をY方向(延設される方向)に伸ばして変形させる構成でもよい。要は、弾性部材(トーションバー25)に直接電圧を印加せず、静電気力に起因した外力を加えて弾性変形させる構成であれば適宜変更してもよい。
また、上記実施例では、本発明のバネ定数の調整を図るMEMS構造体として、角速度センサを例に説明したが、バネ定数の調整が必要となる弾性部材を備える他のMEMS構造体、例えば、加速度センサやマイクロアクチュエータに本発明を適用してもよい。
また、バネ定数を調整する対象となる弾性部材は、棒状のトーションバー25に限らず、他の形状、例えば、第2バネ41のように蛇行した形状のバネでもよい。
また、上記実施例のセンサ10は、静電容量の変化量から角速度を検出する構成としたが、他の方法(抵抗素子の抵抗値の変化量など)を用いて角速度を検出する構成でもよい。
また、上記実施例では、導電性を有するトーションバー25に調整用可動電極23への調整電圧を印加する構成としたが、トーションバー25を電気的に絶縁した構成でもよい。例えば、上記したセンサ10の構成において、調整用可動電極23に対する調整電圧の供給を第1アンカー22から供給する構成でもよい。これにより、バネ定数を調整するトーションバー25(弾性部材)を絶縁状態とし、静電気力に起因したスティッキングがトーションバー25に発生するのを防止することが可能となる。
また、各部材の形状・構成等は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、駆動用可動電極44及び検出用可動電極46は、枠状錘部12の外周面に形成してもよい。調整用可動電極23及び調整用固定電極31を複数組備えてもよい。トーションバー25を1つだけ備えた構成でもよい。各部材を変位、振動させる方向は適宜変更してもよい。
ちなみに、角速度センサ10は、角速度センサの一例である。錘部11は、第1保持部の一例である。枠状錘部12は、第2保持部及び第2保持部を含む可動部の一例である。調整用可動電極23は、可動電極の一例である。トーションバー25は、弾性部材の一例である。調整用固定電極31は、固定電極の一例である。錘部11を基板14に対して保持する第1バネ21及び第1アンカー22は、規制手段の一例である。X方向は、第1方向の一例である。検出用固定電極36及び検出用可動電極46は、検出部の一例である。
10 静電容量型角速度センサ(センサ)、11 錘部、12 枠状錘部、21 第1バネ、22 第1アンカー、23 調整用可動電極、25 トーションバー、25A 第1端部、25B 第2端部、31 調整用固定電極、41 第2バネ。

Claims (5)

  1. 両端部の一方側の端部が第1保持部により保持され、他方側の端部が第2保持部により保持される弾性部材と、
    前記第1保持部に設けられる可動電極と、
    前記可動電極との間に調整電圧が印加され静電気力によって前記第1保持部に外力を加える固定電極と、
    前記第1保持部に加えられる前記外力に抗して前記弾性部材の前記一方側の端部及び前記他方側の端部のどちらか一方の移動を規制する規制手段とを備え、
    前記弾性部材は、前記第1保持部に加えられる前記外力により、前記一方側の端部及び前記他方側の端部のどちらか他方が前記外力の作用する方向に移動し変形することを特徴とするMEMS構造体。
  2. 前記可動電極は、前記第1保持部に接続される基端部分から延設されてなり、
    前記固定電極は、前記可動電極の先端部分と対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のMEMS構造体。
  3. 前記可動電極は、前記第1保持部に対して互いに反対の方向に延設されてなる一対の可動電極であり、
    前記固定電極は、前記一対の可動電極の各々の先端部分と対向する位置に設けられ、前記一対の可動電極との間で、前記第1保持部に回転モーメントを加える静電気力を印加することを特徴とする請求項2に記載のMEMS構造体。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されており、前記規制手段により前記第1保持部の移動を規制するMEMS構造体と、
    前記第2保持部を含み、前記第1保持部の移動が規制された第1方向に前記弾性部材のバネ定数に応じて可動する可動部と、
    前記可動部を前記第1方向に振動させた状態で、角速度が加わることによって作用するコリオリ力に応じた前記可動部の変化量を検出する検出部と、
    を有することを特徴とする角速度センサ。
  5. 両端部の一方側の端部が第1保持部により保持され他方側の端部が第2保持部により保持される弾性部材に対し、前記第1保持部に設けられる可動電極と、前記可動電極と対向する固定電極との間に印加される調整電圧により生ずる静電気力よって前記第1保持部に外力を加え、
    前記第1保持部に加えられる前記外力に抗して前記弾性部材の前記一方側の端部及び前記他方側の端部のどちらか一方の移動を規制し、
    前記第1保持部に加えられる前記外力により、前記一方側の端部及び前記他方側の端部のどちらか他方が前記外力の作用する方向に移動することにより、
    前記弾性部材を変形させてバネ定数を調整することを特徴とするバネ定数調整方法。
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