JP6210354B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、代表色に置き換えることによって画像を圧縮する画像圧縮方式を用いた画像処理装置及び画像処理方法に関する。
画像を特定のブロックに分割して、ブロック毎に代表的な色(代表色と呼ぶ。)を抽出して、ブロック内の各ピクセルの色を抽出した代表色のいずれかに置き換えるという方式(代表色圧縮方式と呼ぶ。)は、一般的な画像の圧縮方法として知られている。
例えば、下記特許文献1には、入力された画像データにおいて、既定サイズの画像ブロックを設定するブロック設定手段と、前記ブロック設定手段により設定された画像ブロックに含まれる色に基づいて、画像ブロック毎に既定数以下の代表色を決定する代表色決定手段と、前記代表色決定手段によりそれぞれの画像ブロックについて決定された代表色を用いて、減色された画像ブロックのデータを生成する減色手段と、複数の画像ブロックそれぞれについて決定された代表色を互いに比較して、代表色の参照先を指定する参照情報を生成する参照情報生成手段と、前記減色手段によりそれぞれの画像ブロックについて生成された代表色のうち、一部の代表色を、前記参照情報生成手段により生成された参照情報で置換する置換手段と、前記置換手段により一部の代表色が参照情報で置換された画像ブロックの他の代表色を符号化する符号化手段とを有し、前記参照情報生成手段は、前記符号化手段により生成される符号量が小さくなるように前記参照情報を生成する画像処理装置が開示されている。
特開2007−088687号公報
上述した代表色圧縮方式では、各ブロックを複数の領域に分割し、各領域内のピクセルで使用されている色を平均化した色を代表色として採用する。そのため、ある領域である一つの色(単一色と呼ぶ。)が多く使用されている場合でも、その領域内に単一色に近い近似色が存在すると、単一色と近似色とを平均化した色が代表色となり、単一色はその平均化した代表色に置き換えられてしまい、単一色が本来の色とは異なる色になってしまうという問題があった。
また、代表色圧縮方式では、ブロック毎に圧縮処理を行うため、隣り合ったブロックで同じ単一色が使用されている場合でも、各ブロックで異なる近似色が使用されていたり、近似色が異なる割合で使用されていたりすると、単一色と近似色とを平均化した代表色の色が変化してしまう。そのため、隣り合うブロックで代表色の不一致が発生し、画質が低下するという問題もあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、単一色の再現性を高めた代表色圧縮を行うことができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックを色が近いピクセルで構成される複数の領域に分割し、分割した領域毎に代表色を設定し、領域内の各ピクセルの色を設定した代表色に置き替えて圧縮する圧縮部を備える画像処理装置において、前記圧縮部は、所定のブロックのいずれかの領域内における、同じ色のピクセルのが予め定めた閾値以上である場合、前記色を、前記所定のブロックの前記領域の代表色として設定するものである。
また、本発明は、入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックを色が近いピクセルで構成される複数の領域に分割し、分割した領域毎に代表色を設定し、領域内の各ピクセルの色を設定した代表色に置き替えて圧縮する装置における画像処理方法であって、前記代表色の設定に際し、所定のブロックのいずれかの領域内における、同じ色のピクセルのが予め定めた閾値以上である場合、前記色を、前記所定のブロックの前記領域の代表色として設定するものである。
本発明の画像処理装置及び画像処理方法によれば、単一色の再現性を高めた代表色圧縮を行うことができる。
その理由は、圧縮部では、分割したブロック内に、単一色のピクセルが予め定めた閾値以上存在する場合に、その単一色を代表色として設定するからである。また、あるブロック内に単一色のピクセルが閾値以上存在し、そのブロックに隣接するブロックにもその単一色と同じ色のピクセルが存在する場合、その単一色のピクセル数が閾値未満であっても、その単一色を隣接するブロックの代表色として設定するからである。
これにより、単一色のピクセルが多数存在する部分が本来とは異なる色に変化してしまうという問題を解決することができ、また、隣り合ったブロックで代表色の不一致が発生するという問題も解決することができる。
従来の代表色圧縮における代表色の抽出方法を説明する図である。 本発明の一実施例に係る代表色圧縮における代表色の抽出方法を説明する図である。 代表色圧縮における隣接するブロックを説明する図である。 従来の代表色圧縮における隣接するブロックの代表色の抽出方法を説明する図である。 本発明の一実施例に係る代表色圧縮における隣接するブロックの代表色の抽出方法を説明する図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る圧縮部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る圧縮部の画像圧縮処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る圧縮部の隣接するブロックの画像圧縮処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る圧縮部の残領域処理を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、代表色圧縮方式は、ブロック毎に代表色を抽出して、ブロック内の各ピクセルの色を代表色に置き換えるものであるが、代表色は、各ブロックの各ピクセルで使用されている色を平均化した色が採用されるため、ある一つの色(単一色)が多く使用されている画像では色の変化が目立ってしまう。例えば、あるブロック内で単一色が多く使用されている場合でも、その単一色と少しでも違う近似色が入っていると、単一色と近似色とを平均化した色が代表色となり、単一色はその平均化した色に置き換えられてしまうため、単一色が本来の色とは違う色になってしまう。そのため、コーポレートカラーを配色したロゴマークなどを含む画像を圧縮する場合、復元した画像のロゴマークは、本来のコーポレートカラーとは異なる色になってしまうという問題があった。
また、代表色圧縮方式では、ブロック毎に圧縮処理を行うため、単一色がブロックを跨いで使用されている画像ではブロック間の色の変化が目立ってしまう。例えば、隣り合ったブロックで同じ単一色が使用されている場合でも、異なる近似色が使用されていたり、同じ近似色が異なる割合で使用されていたりすると、それらの色を平均化した代表色の色が変化してしまい、隣り合うブロック間で代表色の不一致が発生し、ブロック毎に色が変化してしまう。そのため、上記コーポレートカラーを配色したロゴマークなどを含む画像では、ロゴマークが均一な色にならず、画質が著しく低下するという問題もあった。
そこで、本発明の一実施の形態では、入力画像を特定のサイズの矩形ブロックに分割し、上記矩形ブロック内で代表色を抽出し、抽出した代表色にブロック内の各ピクセルの色を置き替えることで画像を圧縮する画像圧縮方式を用いて圧縮する際、ブロック内のピクセルの色を平均化した色を代表色として設定するのではなく、ブロック内に単一色のピクセルが予め定めた閾値以上存在する場合には、その単一色を代表色として設定する。また、あるブロックに単一色のピクセルが閾値以上存在し、そのブロックに隣接するブロックにもその単一色と同じ色のピクセルが存在する場合は、その単一色のピクセル数が閾値未満であっても、その単一色を隣接するブロックの代表色として設定する。
これにより、単一色の部分が異なる色になってしまうという問題を解決することができ、また、隣り合ったブロック間で代表色の不一致が発生するという問題も解決することができ、例えば、コーポレートカラーのような変化させたくない色が配色される部分を含む画像に対して、コーポレートカラーの部分は色を変えずに画像を圧縮することが可能となる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像処理装置及び画像処理方法について、図1乃至図10を参照して説明する。図1は、従来の代表色圧縮における代表色の抽出方法を説明する図であり、図2は、本実施例の代表色圧縮における代表色の抽出方法を説明する図である。また、図3は、隣接するピクセルを説明する図であり、図4は、従来の代表色圧縮における隣接するピクセルの代表色の抽出方法を説明する図、図5は、本実施例の代表色圧縮における隣接するピクセルの代表色の抽出方法を説明する図である。また、図6は、本実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図、図7は、本実施例の圧縮部の構成を示すブロック図であり、図8乃至図10は、本実施例の圧縮部の画像圧縮処理を示すフローチャート図である。
最初に、代表色を用いて画像を圧縮する方法について説明する。ここでは、一例として8×8ピクセルを1つのブロックとして、各々のブロックを4色の代表色で表現する場合を挙げる。なお、以下の図では、色の種類をハッチングの種類を変えて表現し、同じ種類に属する色の詳細な違いをハッチングの線の種類を変えて表現する。また、説明を簡略化するために、ブロック内の4つの領域の内、単一色のピクセルが多数存在する領域のみ、領域内に複数の色を明記する。また、本明細書における単一色とはある一つの色を意味し、その色は原色であっても混合色であってもよい。
図1は、従来の代表色圧縮方式を模式的に説明する図であり、(a)は対象となるブロックの圧縮前の状態、(b)はブロックを4つの領域に分割した状態、(c)は各領域のピクセルを代表色に置き換えた状態を示している。従来の代表色圧縮方式では、図1(a)に示す圧縮対象となるブロックに対して、色が近いピクセル同士を集め、図1(b)に示すように領域を4分割する。ここでは、領域1に単一色と単一色に色味が近い近似色とが含まれている。そして、各領域に属するピクセルの色の平均値を取り、その平均値を各領域の代表色として設定し、図1(c)に示すように各領域の各ピクセルの色を代表色に置き換える。
その際、ある領域に単一色のピクセルが多数あり、その単一色に非常に近い近似色のピクセルが存在する場合、その近似色のピクセルは単一色のピクセルと同一の領域(図では領域1)に割り当てられる可能性が非常に高い。そして、この領域では、単一色と近似色とを平均化した色が代表色として設定されるため、単一色のピクセルが本来とは異なる色に変化してしまう。
そこで、本実施例では、単一色のピクセルが多数存在する場合は、その単一色を代表色として採用する。この手法について図2を参照して説明する。図2は、本実施例の代表色圧縮方式を模式的に説明する図であり、(a)は対象となるブロックの圧縮前の状態、(b)はブロックを4つの領域に分割した状態、(c)は単一色を検出した状態、(d)は各領域のピクセルを代表色に置き換えた状態を示している。
本実施例の代表色圧縮方式では、図2(a)に示す圧縮対象となるブロックに対して、色が近いピクセル同士を集め、図2(b)に示すように領域を4分割する。そして、図2(c)に示すように単一色のピクセルを検出し、単一色のピクセルが予め定めた閾値以上存在する場合、図2(d)に示すように、その単一色の多数のピクセル(単一色ピクセル群と呼ぶ。)が存在する領域に関しては、その領域のピクセルの色を平均化した色を代表色とするのではなく、その単一色を代表色として採用する。
このような処理を行うことにより、単一色のピクセルが多数存在する領域は、その単一色を代表色として圧縮することができるため、近似色との平均化による色の変化を抑制することができ、単一色の本来の色を正確に再現することができる。
上記処理によって、単一色ピクセル群が存在する領域を含むブロックに関しては近似色との平均化による色の変化を抑制することができるが、代表色圧縮方式ではブロック毎に画像圧縮を行うため、例えば、そのブロックに隣接するブロックにも単一色と同じ色のピクセルが存在し、隣接するブロックにおける単一色のピクセル数が閾値未満の場合は、平均化によって単一色が変化してしまい、同じ単一色がブロック間で異なる色になってしまう場合がある。
そこで、本実施例では、隣接するブロック間での代表色の不一致を解決するために、単一色ピクセル群が存在するブロックに隣接するブロックに、その単一色と同じ色のピクセルが存在する場合には、隣接するブロックに関しては、その単一色のピクセルの数や割合に関わらず、その単一色を代表色として設定する。この手法について、図3乃至図5を参照して具体的に説明する。
図3は、代表色圧縮方式で画像を圧縮する場合の走査方向を示しており、図3(a)に示すように、主走査方向(矢印の方向)に順番に圧縮処理を行う場合、ブロック11に隣接するブロックはブロック12となる。そして、図3(b)に示すように、ブロック11に単一色のピクセルが多数存在し、ブロック12にその単一色と同じ色のピクセルが存在しているとする。なお、本実施例における「隣接するブロック」は、画像圧縮を行ったブロックの直後に画像圧縮を行うブロック(すなわち、主走査方向の次のブロック)とするが、メモリが低価格かつ大容量になり、多数のブロックの画像をメモリに保存できる場合は、ブロック01やブロック21も、ブロック11に隣接するブロックとすることができる。
図4は、従来の代表色圧縮方式における隣接するブロックの代表色の抽出方法を説明する図であり、(a)は隣接するブロックの圧縮前の状態、(b)はブロックを4つの領域に分割した状態、(c)は各領域のピクセルを代表色に置き換えた状態を示している。従来の代表色圧縮方式では、図1と同様に、図4(a)に示す隣接ブロック(ブロック12)に対して、色が近いピクセル同士を集め、図4(b)に示すように領域を4分割する。ここでは、領域Aに単一色と単一色に色味が近い近似色とが含まれている。そして、各領域に属するピクセルの色の平均値を取り、その平均値を各領域の代表色として設定し、図4(c)に示すように各領域の各ピクセルの色を代表色に置き換える。
その際、ブロック12の領域Aにブロック11の領域1の単一色と同じ色のピクセルがあるが、この領域では、単一色と近似色とを平均化した色が代表色として設定されるため、ブロック11の領域1の代表色(単一色)とブロック12の領域Aの代表色とが異なる色になってしまい、単一色のピクセルが変化してしまい、隣り合うブロック間で代表色の不一致が発生する。
一方、本実施例では、隣接するブロックに前のブロックの単一色と同じ色のピクセルが存在する場合は、その単一色を代表色として採用する。この手法について図5を参照して説明する。図5は、本実施例の代表色圧縮方式における隣接するブロックの代表色の抽出方法を説明する図であり、(a)は隣接するブロックの圧縮前の状態、(b)は単一色を検出した状態、(c)はブロックを3つの領域に分割した状態、(d)は各領域のピクセルを代表色に置き換えた状態を示している。
本実施例の代表色圧縮方式では、図5(a)に示す隣接ブロック(ブロック12)に対して、図5(b)に示すように、単一色のピクセルの検出を行い、ブロック12の中にブロック11で代表色として採用した単一色と同じ色のピクセルが存在する場合、図5(c)に示すように、その単一色のピクセルの領域を除いて領域分割を行い、図5(d)に示すように、分割した各領域のピクセルの色を平均化して代表色を抽出し、各ピクセルの色を代表色に置き換える。
このような処理を行うことにより、隣接するブロックに同じ単一色のピクセルが存在する場合は、その部分の色は単一色のまま維持されるため、同じ単一色の部分がブロック間で異なる色に置き換えられる不具合を未然に防止することができる。
なお、図5では、単一色のピクセルが存在する部分を1つの領域としたが、単一色のピクセル及びその単一色に近似する近似色のピクセルが存在する部分を1つの領域として設定してもよい。
また、図5では、単一色がブロック11とブロック12とで繋がっている(ブロック11の右側とブロック12の左側に単一色のピクセルが存在する)場合を示したが、ブロック12に単一色のピクセルが存在するが、単一色がブロック11とブロック12とで繋がっていない(例えば、ブロック12の右側に単一色のピクセルが存在する)場合もある。この場合は、従来と同様の画像圧縮を行ってもよいが、例えば、コーポレートカラーのロゴが複数の点在する要素で構成されている場合なども考えられることから、図5に示すように単一色を引き継いでもよい。
以下、上記処理を実現するための装置構成について説明する。図6は、本実施例の代表色圧縮を行う画像処理装置の構成を示すブロック図であり、図7は、画像処理装置に含まれる圧縮部(圧縮回路)の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施例の画像処理装置10は、プリンタやスキャナなどであり、制御部20と、圧縮部30と、伸張部40と、原稿をスキャンした画像を圧縮部30に渡したり、伸張部40で伸張した画像を用いて印刷等を実行したりする処理部50などで構成される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21とROM(Read Only Memory)22やRAM23(Random Access Memory)などのメモリとで構成され、CPU21は、ROM22に記憶したプログラムをRAM23に展開して実行し、画像処理装置10全体を制御する。
圧縮部30は、入力された画像データ(例えば、処理部50(画像読取部)で読み取った画像データや他の装置から取得した画像データ)に基づく画像をブロックに分割し、各ブロックを代表色によって圧縮して圧縮データを出力する部分であり、例えば、圧縮部30をハードウェアで構成した圧縮回路は、図6に示すような構成となる。この圧縮回路の各部の詳細については後述する。
伸張部40は、圧縮部30により圧縮された圧縮データを伸張して、処理部50(印刷部)で処理可能なデータを復元する部分である。
処理部50は、画像読取部や印刷部などで構成される。画像読取部は、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換して画像データとして出力するA/D変換器等により構成される。印刷部は、伸張部10cで伸張した画像を用紙に転写する。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから紙媒体に2次転写し、更に定着装置で紙媒体にトナー像を定着させる処理を行う。
また、図7に示すように、本実施例の圧縮部30(圧縮回路)は、単一色確認部31と、ピクセル数比較部32と、閾値保持部33と、領域分割部34と、単一色ピクセル群検出部35と、単一色ピクセル群情報保持部36と、平均化処理部37などで構成される。
単一色確認部31は、圧縮処理を行うブロックのピクセルの中に、前のブロックの単一色と同じ色のピクセルがあるかどうかを確認する。ピクセル数比較部32は、前のブロックの単一色と同じ色のピクセルの数と、閾値保持部33が保持する閾値と、を比較する。閾値保持部33は、ユーザが設定した閾値を保持する。領域分割部34は、ブロック内の領域を代表色数に応じて分割する。単一色ピクセル群検出部35は、閾値保持部33が保持する閾値を超えるピクセル数の単一色ピクセル群を検出する。単一色ピクセル群情報保持部36は、検出された単一色ピクセル群の色情報を保持する。平均化処理部37は、分割された領域内の色を平均化し、各領域内のピクセルの色を代表色に置き換えた圧縮データを生成する。
なお、図6及び図7は、本実施例の画像処理装置10及び圧縮部30の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、図6では、画像処理装置10に圧縮部30と伸張部40と処理部50とを備える構成としているが、圧縮部30を独立した装置として切り離してもよい。また、図6では、圧縮部30と伸張部40とを別々に設けているが、これらは1つにまとめてもよい。
次に、上記構成の圧縮部30(圧縮回路)が実施する画像圧縮処理について、図8乃至図10のフローチャート図を参照して説明する。なお、以下の説明において、各々のブロックを4つの領域に分割し、各々の領域に割り当てた4色の代表色で圧縮処理を行うものとする。
図8は、最初のブロックの画像圧縮処理を示しており、事前に閾値が入力され、画像データが圧縮部30に入力されることにより、本処理がスタートする。
入力された画像データは領域分割部34に転送され、領域分割部34は、最初のブロックの領域を4分割する(S101)。領域分割後、単一色ピクセル群検出部35は、閾値保持部33に保持された閾値に基づいて、単一色のピクセルが閾値以上存在しているかどうかを判別し、単一色ピクセル群の検出を行う(S102)。なお、この閾値は任意に設定可能であるが、閾値を小さくし過ぎるとブロック内の色が多い場合に特定の色が目立ってしまい、閾値を大きくし過ぎるとコーポレートカラーのような特定の色を抽出できなくなることから、圧縮処理を行う画像の構成に応じて適宜設定することが好ましい。
単一色ピクセル群を検出した場合は、単一色ピクセル群検出部35は、単一色ピクセル群を検出した領域に単一色を割り当て(S103)、単一色ピクセル群情報保持部36は、その単一色ピクセル群の色情報を保持する(S104)。そして、平均化処理部37は、検出した領域以外の残りの3領域に対して、各ピクセルの色を平均化し(S105)、各領域のピクセルの色を代表色(単一色ピクセル群検出部35が検出した領域は単一色、その他の領域は平均化した色)に置き換えて圧縮データを生成し、出力する。
一方、S102にて単一色ピクセル群を検出しなかった場合は、平均化処理部37は、S101で分割された4領域に対して、各ピクセルの色を平均化し(S106)、各領域のピクセルの色を代表色(平均化した色)に置き換えて圧縮データを生成し、出力する。
最初のブロックの画像圧縮処理が終わったら、隣接するブロックの画像圧縮処理へ移行する。この隣接するブロックの画像圧縮処理について、図9のフローチャート図を参照して説明する。
まず、単一色確認部31は、単一色ピクセル群情報保持部36から前ブロックの単一色ピクセル群の色情報を取得する(S201)。そして、単一色確認部31は、隣接するブロックに、前ブロックの単一色ピクセル群と同じ色のピクセルがあるかどうかを確認する(S202)。前ブロックの単一色ピクセル群と同じ色のピクセルがない場合は、前述したS101〜S106の処理を行って(S209)、隣接するブロックの画像圧縮処理を終了する。
一方、前ブロックの単一色ピクセル群と同じ色のピクセルがあった場合は、単一色確認部31は、そのピクセルが存在する部分を単一色ピクセル群の領域として割り当てる(S203)。次に、ピクセル数比較部32は、閾値保持部33に保持された閾値に基づいて、S203で割り当てた領域の単一色ピクセル群のピクセル数が閾値以上であるかどうかを確認する(S204)。
単一色ピクセル群のピクセル数が閾値以上であった場合は、次のブロックに対してこのブロックの単一色を引き継ぐために、ピクセル数比較部32は、この単一色ピクセル群をこのブロックの単一色ピクセル群として設定し(S205)、単一色ピクセル群情報保持部36は、単一色ピクセル群の色情報を保持する(S206)。次に、領域分割部34は、残りの領域を3分割し(S207)、平均化処理部37は、S207で分割された3領域に対して、各ピクセルの色を平均化し(S208)、各領域のピクセルの色を代表色(単一色確認部31が割り当てた領域は単一色、その他の領域は平均化した色)に置き換えて圧縮データを生成し、出力する。
S204にて単一色ピクセル群のピクセル数が閾値未満であった場合は、残領域処理を行う(S210)。この残領域処理について、図10のフローチャート図を参照して説明する。
まず、領域分割部34は、残りの領域を3分割する(S301)。次に、単一色ピクセル群検出部35は、閾値保持部33に保持された閾値に基づいて、分割した各領域に、前述の単一色とは異なる単一色(第2の単一色と呼ぶ。)のピクセルが閾値以上あるかどうかを判別し、第2の単一色ピクセル群の検出を行う(S302)。
第2の単一色ピクセル群を検出した場合は、単一色ピクセル群検出部35は、第2の単一色ピクセル群を検出した領域に第2の単一色を割り当て(S303)、単一色ピクセル群情報保持部36は、第2の単一色ピクセル群の色情報を保持する(S304)。そして、平均化処理部37は、残りの2領域に対して、各ピクセルの色を平均化し(S305)、各領域のピクセルの色を代表色(単一色確認部31が割り当てた領域は単一色、単一色ピクセル群検出部35が検出した領域は第2の単一色、その他の領域は平均化した色)に置き換えて圧縮データを生成し、出力する。
一方、S302にて第2の単一色ピクセル群を検出しなかった場合は、平均化処理部37は、S301で分割された3領域に対して、各ピクセルの色を平均化し(S306)、各領域のピクセルの色を代表色(単一色確認部31が割り当てた領域は単一色、その他の領域は平均化した色)に置き換えて圧縮データを生成し、出力する。
その後、伸張部40では、圧縮部30から圧縮データを取得し、圧縮データを伸張して画像データを復元し、処理部50(印刷部)では、伸張部40から画像データを取得し、その画像データに基づいて印刷処理などを行う。
このように、本実施例によれば、分割したブロック内に、単一色のピクセルが予め定めた閾値以上存在する場合は、その単一色を代表色として設定し、また、あるブロックに単一色のピクセルが閾値以上あり、そのブロックに隣接するブロックにその単一色と同じ色のピクセルが存在する場合は、そのピクセルの数が閾値未満であっても、その単一色を代表色として設定するため、単一色が本来の色とは異なる色になってしまうという問題や、隣り合ったブロック間で代表色の不一致が発生するという問題を解決することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。例えば、上記実施例では、代表色を4色とする場合について記載したが、代表色の数は4色に限定されない。
本発明は、圧縮/伸張した画像を用いて処理を行う装置、例えば、プリンタやスキャナ、複合機、コンピュータ装置などに利用可能である。
10 画像処理装置
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
30 圧縮部
31 単一色確認部
32 ピクセル数比較部
33 閾値保持部
34 領域分割部
35 単一色ピクセル群検出部
36 単一色ピクセル群情報保持部
37 平均化処理部
40 伸張部
50 処理部

Claims (6)

  1. 入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックを色が近いピクセルで構成される複数の領域に分割し、分割した領域毎に代表色を設定し、領域内の各ピクセルの色を設定した代表色に置き替えて圧縮する圧縮部を備える画像処理装置において、
    前記圧縮部は、
    所定のブロックのいずれかの領域内における、同じ色のピクセルのが予め定めた閾値以上である場合、前記色を、前記所定のブロックの前記領域の代表色として設定する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記圧縮部は、
    前記所定のブロックに隣接するブロック内に、前記色のピクセルが存在する場合、前記色を、前記隣接するブロックの前記色のピクセルを含む領域の代表色として設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記圧縮部は、
    前記所定のブロックの前記色のピクセルを含む領域と、前記隣接するブロックの前記色のピクセルを含む領域と、が連続している場合に、前記色を、前記隣接するブロックの代表色として設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックを色が近いピクセルで構成される複数の領域に分割し、分割した領域毎に代表色を設定し、領域内の各ピクセルの色を設定した代表色に置き替えて圧縮する装置における画像処理方法であって、
    前記代表色の設定に際し、
    所定のブロックのいずれかの領域内における、同じ色のピクセルのが予め定めた閾値以上である場合、前記色を、前記所定のブロックの前記領域の代表色として設定する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記所定のブロックに隣接するブロック内に、前記色のピクセルが存在する場合、前記色を、前記隣接するブロックの前記色のピクセルを含む領域の代表色として設定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記所定のブロックの前記色のピクセルを含む領域と、前記隣接するブロックの前記色のピクセルを含む領域と、が連続している場合に、前記色を、前記隣接するブロックの代表色として設定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理方法。
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