JP6209783B2 - 疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム - Google Patents

疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6209783B2
JP6209783B2 JP2013146894A JP2013146894A JP6209783B2 JP 6209783 B2 JP6209783 B2 JP 6209783B2 JP 2013146894 A JP2013146894 A JP 2013146894A JP 2013146894 A JP2013146894 A JP 2013146894A JP 6209783 B2 JP6209783 B2 JP 6209783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatigue level
fluctuation coefficient
stage
frequency
fatigue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013146894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015016244A (ja
Inventor
泰資 岡
泰資 岡
栗山 幸久
幸久 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama National University NUC
Original Assignee
Yokohama National University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama National University NUC filed Critical Yokohama National University NUC
Priority to JP2013146894A priority Critical patent/JP6209783B2/ja
Publication of JP2015016244A publication Critical patent/JP2015016244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6209783B2 publication Critical patent/JP6209783B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラムに関する。
生体の疲労度を推定する方法として、生体の脈波を用いる方法(例えば、特許文献1を参照)や、心拍数を用いる方法(例えば、非特許文献1を参照)が知られている。
特許文献1や非特許文献1には、脈波や心拍数を周波数解析し、その傾き、すなわちパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数が伏位、座位、立位などの体位により変化することが開示されている。
国際公開第2005/000119号
"生体のフラクタルゆらぎとその機能"、[online]、山本義春、[2013年6月27日検索]、インターネット〈URL:http://www.p.u−tokyo.ac.jp/〜yamamoto/jres_6/jres_6.html〉
発明者は、被験者が消防活動などの高負荷活動を行っているときに、ゆらぎ係数が特許文献1、非特許文献1と異なる挙動をとることを見出した。そのため、特許文献1、非特許文献1に開示されているように、単にパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数が大きいほど疲労していると評価するのみでは、高負荷活動を行う作業者の疲労度を適切に推定することができないという問題がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラムを提供することにある。
また、第4の態様は、生体の心拍数を含む生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体情報取得部が取得した心拍数の第1の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第1のゆらぎ係数が第1の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が第1の段階にあると推定し、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第1の周波数範囲より中心周波数が高い第2の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第2のゆらぎ係数が第2の閾値未満になった場合に、前記生体の疲労度が前記第1の段階より高い第2の段階にあると推定する疲労度推定部とを備えることを特徴とする疲労度推定装置である。
また、第5の態様は、生体の疲労度を表示する表示部を備え、前記表示部は、生体の心拍数の第1の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第1のゆらぎ係数が第1の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が第1の段階にあることを表示し、前記表示部は、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第1の周波数範囲より中心周波数が高い第2の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第2のゆらぎ係数が第2の閾値未満になった場合に、前記生体の疲労度が前記第1の段階より高い第2の段階にあることを表示することを特徴とする疲労度表示装置である。
また、第6の態様は、第5の態様において、前記表示部は、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第2のゆらぎ係数が前記第2の閾値未満になってからの経過時間に係る値が第3の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が前記第2の段階にあることを表示することを特徴とする疲労度表示装置である。
また、第7の態様は、第5または第6の態様において、前記表示部は、前記生体の体温に係る値が所定の温度範囲を超えている場合に、前記生体の疲労度が前記第2の段階にあることを表示することを特徴とする疲労度表示装置である。
また、第8の態様は、コンピュータを、生体の心拍数を含む生体情報を取得する生体情報取得部、前記生体情報取得部が取得した心拍数の第1の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第1のゆらぎ係数が第1の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が第1の段階にあると推定し、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第1の周波数範囲より中心周波数が高い第2の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第2のゆらぎ係数が第2の閾値未満になった場合に、前記生体の疲労度が前記第1の段階より高い第2の段階にあると推定する疲労度推定部として機能させるためのプログラムである。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、高負荷活動を行う作業者の疲労度を適切に推定することができる。
少なくとも1つの実施形態に係る疲労度推定システムの構成を示す概略ブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係る疲労度推定装置の動作を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係る疲労度推定用データ提供システムの構成を示す概略ブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
実際の消防活動では、火災の拡大を防止し、消火と同時に人災を最小限に食い止めることが求められている。このため、消防隊員は火災現場到着後、素早く的確な消火作業を行う必要がある。ここで実際の消防活動における消防隊員の活動は以下のようなことを行っている。(1)救助の必要な要救助者の探索、発見、要救助者の状況を確認して火災現場からの搬送及び安全な場所への避難。(2)火災の延焼及び類焼の防止作業。(3)消火用機材の搬送と配置。(4)消火作業。(5)確実な鎮火作業とその確認等。消防隊員は、このような作業を短時間に行わざるを得ず、個人差はあるものの消防隊員の心拍数が毎分190回以上、体温が平熱から摂氏2.5度〜3度上昇してしまうほどの高負荷活動となっている。
そこで、上記のような実態を踏まえて、発明者は以下に示すような高負荷活動モデル実験を行った。
発明者は、消防隊員などの高負荷活動の作業者である被験者から、当該高負荷活動に伴う身体負荷データとして心拍数を収集し、解析を行った。なお、実際の高負荷活動中の身体負荷データを入手することは困難であるため、発明者は、以下に示す高負荷活動モデルに従って被験者に負荷を与え、当該活動中の被験者の心拍数を収集した。
高負荷活動モデルは、以下の活動からなる。まず、被験者は1分で空気呼吸器の装着を行う。次に、被験者は直径50ミリメートルのホース(7キログラム)を2本持ってトレッドミル上を3分間走り、踏み台昇降運動を1分間行う。これはホースをビルの4階まで搬送する活動を模擬したものである。次に、被験者は10キログラムの錘を持ってトレッドミル上を3分間走り、踏み台昇降運動を1分間行う。これはホースをビルの4階から5階へホースを延長する活動を模擬したものである。次に、被験者は要救助者のモデルに接触し、当該モデルのバイタルを確認する活動を1分間行う。次に、被験者は25キログラムのナップサックを前面で抱え、トレッドミル上を3分間走る。これは、被験者をビルの5階から1階まで搬送する活動を模擬したものである。次に、被験者は要救助者のモデルのバイタルを確認する活動を1分間行う。次に、被験者は24キログラムの吊り下げ錘を持ってトレッドミル上を3分間走り、踏み台昇降運動を1分間行う。これは資器材をビルの1階から5階へ搬送する活動を模擬したものである。次に、被験者は2分で発電機の起動及び照明の点灯を行う。次に、被験者はトレッドミル上を2分間走る。これは、要救助者を探索する活動を模擬したものである。次に、被験者は要救助者のモデルに接触し、当該モデルのバイタルを確認する活動を1分間行う。次に、被験者は25キログラムのナップサックを前面で抱え、トレッドミル上を3分間走り、高負荷活動モデルに従った作業を終了する。
発明者は、上述した高負荷活動モデルに従った活動を行った被験者の心拍数を解析したところ、以下の事項を見出した。
通常の負荷を被験者に与えた場合に被験者に疲労が蓄積するに従って心拍数の周波数領域A(0.00278ヘルツ〜0.4ヘルツ)におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数(以下、ゆらぎ係数βという)が「2」に漸近することが知られている。なお、ゆらぎ係数は、パワースペクトル密度を1/fβと表した場合における周波数fの指数βに相当する。これに対し、発明者は、ゆらぎ係数βが、高負荷活動の継続によりさらに増加し、「2」以上の値となることを見出した。
また、発明者は、ゆらぎ係数βが「2」を超えた後も高負荷を被験者に与え続けた場合に、心拍数の周波数領域B(0.2ヘルツ〜1ヘルツ)におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数(以下、ゆらぎ係数βという)が減少することを見出した。なお、当該ゆらぎ係数βの減少に伴い、ゆらぎ係数βも減少する。
これらのことから、発明者は、生体に疲労が蓄積することにより、ゆらぎ係数βが「2」を超えることがあり、生体に疲労がさらに蓄積することにより、ゆらぎ係数βが減少することを見出した。
次に、上記知見を踏まえ、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
《第1の実施形態》
図1は、少なくとも1つの実施形態に係る疲労度推定システム100の構成を示す概略ブロック図である。
疲労度推定システム100は、消防隊員などの高負荷活動の作業者の疲労度を推定し、各作業者の活動を管理する管理者が所持する携帯端末130に各作業者の疲労度を表示させるものである。なお、本実施形態において作業者は、生体の一例である。
疲労度推定システム100は、計測装置110、疲労度推定装置120、携帯端末130を備える。
計測装置110は、作業者の心拍数と外耳温とを計測する。なお、本実施形態において外耳温は、体温に係る値の一例である。
疲労度推定装置120は、計測装置110が計測した心拍数及び外耳温に基づいて、作業者の疲労度を推定する。
携帯端末130は、疲労度推定装置120が推定した疲労度を表示部131に表示する。なお、本実施形態において携帯端末130は、疲労度表示装置の一例である。
疲労度推定装置120は、生体情報取得部121、履歴記憶部122、ゆらぎ係数算出部123、計時部124、疲労度記憶部125、疲労度推定部126、疲労度出力部127を備える。
生体情報取得部121は、計測装置110から心拍数及び外耳温を取得する。
履歴記憶部122は、生体情報取得部121が取得した心拍数を時系列に記憶する。
ゆらぎ係数算出部123は、履歴記憶部122が記憶する心拍数の履歴に基づいて、心拍数のパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数を算出する。なお、ゆらぎ係数算出部123は、周波数領域A(0.00278ヘルツ〜0.4ヘルツ)におけるゆらぎ係数βと、周波数領域B(0.2ヘルツ〜1ヘルツ)におけるゆらぎ係数βとを算出する。なお、本実施形態においてゆらぎ係数βは第1のゆらぎ係数の一例であり、ゆらぎ係数βは第2のゆらぎ係数の一例である。また、本実施形態において周波数領域Aは第1の周波数領域の一例であり、周波数領域Bは第2の周波数領域の一例である。
計時部124は、ゆらぎ係数βが閾値εを超えた後、ゆらぎ係数βが閾値ε未満になってからの経過時間を計時する。当該経過時間は、ゆらぎ係数βが閾値εを超えた後における、ゆらぎ係数βが閾値ε未満である状態の継続時間と等価である。なお、本実施形態において、閾値εは第1の閾値の一例であり、閾値εは第2の閾値の一例である。また本実施形態では、上述した発明者の知見を踏まえ、閾値εとして「2」を採用する。また、本実施形態では、閾値εとして「0.4」を採用する。
疲労度記憶部125は、疲労度推定部126が推定した作業者の疲労度を記憶する。
疲労度推定部126は、作業者の外耳温、ゆらぎ係数算出部123が算出したゆらぎ係数β、計時部124が計時する経過時間、及び疲労度記憶部125が記憶する疲労度に基づいて、作業者の疲労度を推定する。なお、疲労度推定部126は、疲労度が低いほうから、「高負荷活動を開始または継続できる段階」、「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」、「高負荷活動を停止すべき段階」の3段階で疲労度を推定する。本実施形態において、「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」は第1の段階の一例であり、「高負荷活動を停止すべき段階」は第2の段階の一例である。
疲労度出力部127は、疲労度推定部126が推定した疲労度を携帯端末130に出力する。
図2は、少なくとも1つの実施形態に係る疲労度推定装置120の動作を示すフローチャートである。
次に、本実施形態に係る疲労度推定方法について説明する。
疲労度推定装置120が疲労度の推定を開始すると、生体情報取得部121は、計測装置110から生体情報を取得する(ステップS1)。生体情報取得部121は、取得した生体情報を履歴記憶部122に記録する(ステップS2)。
次に、ゆらぎ係数算出部123は、履歴記憶部122に所定のサンプリング時間(例えば3分間)分の生体情報が記録されているか否かを判定する(ステップS3)。ゆらぎ係数算出部123は、サンプリング時間分の生体情報が履歴記憶部122に記録されていないと判定した場合(ステップS3:NO)、ステップS1に戻り生体情報の取得を継続する。
他方、ゆらぎ係数算出部123は、サンプリング時間分の生体情報が履歴記憶部122に記録されていると判定した場合(ステップS3:YES)、現在時刻からサンプリング時間分の心拍数の時系列を履歴記憶部122から読み出す。次に、ゆらぎ係数算出部123は、読み出した心拍数の時系列を平滑化する。本実施形態では、心拍数の15秒毎の移動平均を算出することで心拍数の時系列を平滑化する。
次に、ゆらぎ係数算出部123は、平滑化した心拍数の時系列を周波数解析して心拍数の周波数波形を算出する(ステップS4)。次に、ゆらぎ係数算出部123は、心拍数の周波数波形のうち、周波数領域A(0.00278ヘルツ〜0.4ヘルツ)を抽出し、当該周波数領域Aの周波数波形を最小二乗法によって曲線1/fβ1に当てはめることで、周波数領域Aのゆらぎ係数βを算出する。また、ゆらぎ係数算出部123は、心拍数の周波数波形のうち、周波数領域B(0.2ヘルツ〜1ヘルツ)を抽出し、当該周波数領域Bの周波数波形を最小二乗法によって曲線1/fβ2に当てはめることで、周波数領域Bのゆらぎ係数βを算出する(ステップS5)。なお、周波数領域Aの最小値0.00278ヘルツは、サンプリング時間である180秒の逆数の半分の値である。また、周波数領域Bの範囲は、負荷が増加して呼吸が著しく変動する周波数に応じた範囲を示す同定精度に応じた範囲である。
ゆらぎ係数算出部123がゆらぎ係数β及びゆらぎ係数βを算出すると、疲労度推定部126は、生体情報取得部121が取得した外耳温が第1の温度範囲(例えば、摂氏32.0度〜摂氏39.0度)にあるか否かを判定する(ステップS6)。疲労度推定部126は、外耳温が第1の温度範囲内にあると判定した場合(ステップS6:YES)、疲労度推定部126が前回推定した疲労度を、疲労度記憶部125から読み出し、疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」を示すか否かを判定する(ステップS7)。なお、疲労度記憶部125は、疲労度の初期値として「高負荷活動を開始または継続できる段階」を記憶する。
疲労度推定部126は、読み出した疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」を示すと判定した場合(ステップS7:YES)、外耳温が第2の温度範囲(例えば、摂氏35.0度〜摂氏38.5度)にあるか否かを判定する(ステップS8)。疲労度推定部126は、外耳温が第2の温度範囲内にあると判定した場合(ステップS8:YES)、ゆらぎ係数βが閾値εを超えているか否かを判定する(ステップS9)。疲労度推定部126は、ゆらぎ係数βが閾値ε以下であると判定した場合(ステップS9:NO)、作業者の疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」にあると判定し、当該疲労度を疲労度記憶部125に上書きして記録する(ステップS10)。また、疲労度出力部127は、疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」にあることを示す情報を、携帯端末130に出力する。
他方、疲労度推定部126は、ゆらぎ係数βが閾値εを超えていると判定した場合(ステップS9:YES)、作業者の疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあると判定し、当該疲労度を疲労度記憶部125に上書きして記録する(ステップS11)。また、疲労度出力部127は、疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあることを示す情報を、携帯端末130に出力する。これは、発明者が見出した、ゆらぎ係数βが高負荷活動の継続により「2」以上の値となるという事実に基づくものである。
なお、疲労度推定部126は、ステップS8で外耳温が第2の温度範囲内にないと判定した場合(ステップS8:NO)、ゆらぎ係数βの値によらずに「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあると判定し、当該疲労度を疲労度記憶部125に上書きして記録する(ステップS11)。また、疲労度出力部127は、疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあることを示す情報を、携帯端末130に出力する。
また、疲労度推定部126は、ステップS7で読み出した疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」または「高負荷活動を停止すべき段階」を示すと判定した場合(ステップS7:NO)、ゆらぎ係数βが閾値ε未満であるか否かを判定する(ステップS12)。なお、ステップS7で読み出した疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」または「高負荷活動を停止すべき段階」を示すということは、以降の処理が、ゆらぎ係数βがεを超えた後の処理であることを示す。
疲労度推定部126がゆらぎ係数βが閾値ε以上であると判定した場合(ステップS12:NO)、計時部124は、計時する経過時間を「0」にリセットして計時を停止する(ステップS13)。そして、処理をステップS8に移し、疲労度推定部126は、疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」にあるか「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあるかを判定する。
他方、疲労度推定部126は、ゆらぎ係数βが閾値ε未満であると判定した場合(ステップS12:YES)、計時部124がゆらぎ係数βが閾値ε未満になってからの経過時間を計時しているか否かを判定する(ステップS14)。疲労度推定部126は、計時部124が経過時間を計時していないと判定した場合(ステップS14:NO)、計時部124は、現在時刻、すなわちゆらぎ係数βが閾値ε未満になった時刻からの経過時間の計時を開始する(ステップS15)。
計時部124が経過時間を既に計時している場合(ステップS14:YES)、またはステップS15で計時を開始した場合、疲労度推定部126は、計時部124が計時している経過時間τと生体情報取得部121が取得した心拍数hとの関数である累積心拍指数γ=f(τ、h)を算出する(ステップS16)。なお、本実施形態では、経過時間τと心拍数hとの積により、累積心拍指数γを算出する。本実施形態において累積心拍指数γは、経過時間に係る値の一例である。次に、疲労度推定部126は、算出した累積心拍指数γが閾値εを超えているか否かを判定する(ステップS17)。なお、本実施形態において閾値εは、第3の閾値の一例である。
疲労度推定部126は、累積心拍指数γが閾値ε以下であると判定した場合(ステップS17:NO)、疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあると判定し、当該疲労度を疲労度記憶部125に上書きして記録する(ステップS11)。他方、疲労度推定部126は、累積心拍指数γが閾値εを超えていると判定した場合(ステップS17:YES)、疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」にあると判定し、当該疲労度を疲労度記憶部125に上書きして記録する(ステップS18)。また、疲労度出力部127は、疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」にあることを示す情報を、携帯端末130に出力する。これは、発明者が見出した、高負荷を被験者に与え続けるとゆらぎ係数βが減少するという事実に基づくものである。
また、疲労度推定部126は、ステップS6で外耳温が第1の温度範囲内にないと判定した場合(ステップS6:NO)、心拍数によらず、作業者の状態が「高負荷活動を停止すべき段階」にあると判定する(ステップS18)。これは、作業者が熱中症または低体温症に陥っているおそれがあるためである。このように、疲労度推定装置120は、熱中症のみならず低体温症の判断にも用いることができる。したがって、消防活動以外に、冬山での遭難者救助や海上での遭難救助などの高負荷活動にも、疲労度推定装置120を適用することができる。
そして、ステップS10、ステップS11またはステップS18で疲労度推定部126が疲労度を疲労度記憶部125に記録し、また疲労度出力部127が疲労度を示す情報を携帯端末130に出力すると、疲労度推定装置120は、作業者による高負荷活動が終了したか否かを判定する(ステップS19)。高負荷活動が終了したか否かの判定は、例えば、管理者などによる操作や割り込み処理などにより、外部から処理の終了要求を入力したか否かによって推定することができる。
疲労度推定装置120は、作業者による高負荷活動が終了していないと判定した場合(ステップS19:NO)、ステップS1に戻り、次の時刻における作業者の疲労度の判定を行う。他方、疲労度推定装置120は、作業者による高負荷活動が終了したと判定した場合(ステップS19:YES)、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、疲労度推定装置120は、適切に作業者の疲労度を推定することができる。具体的には、疲労度推定装置120は、ゆらぎ係数βが高負荷活動の継続により閾値εを超えた場合に、作業者の疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあると推定する。また、疲労度推定装置120は、ゆらぎ係数βが閾値ε を超えた後、高負荷活動の継続によりゆらぎ係数βが閾値ε 未満になった場合に、作業者の疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」にあると推定する。また、疲労度推定装置120は、作業者の疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」に至った後、ゆらぎ係数βが閾値ε 以上になり、さらにその後、ゆらぎ係数βが閾値ε以下になった場合に、作業者の疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」にあると推定する。
また、上述した処理により、疲労度推定装置120が推定した作業者の疲労度は、携帯端末130に出力され、携帯端末130は、受信した情報に基づいて作業者の疲労度を示す情報を表示部131に表示する。具体的には、携帯端末130の表示部131は、ゆらぎ係数βが高負荷活動の継続により閾値εを超えた場合に、作業者の疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にあることを表示する。また、携帯端末130の表示部131は、ゆらぎ係数βが閾値ε を超えた後、高負荷活動の継続によりゆらぎ係数βが閾値ε 未満になった場合に、作業者の疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」にあることを表示する。また、携帯端末130の表示部131は、作業者の疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」に至った後、ゆらぎ係数βが閾値ε 以上になり、さらにその後、ゆらぎ係数βが閾値ε以下になった場合に、作業者の疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」にあることを表示する。
これにより、携帯端末130を所持する管理者は、作業者の疲労度を適切に知ることができる。
また、本実施形態の携帯端末130は、作業者の疲労度が「高負荷活動を開始または継続できる段階」にある場合、表示部に緑色の画像を表示させる。また、本実施形態の携帯端末130は、作業者の疲労度が「高負荷活動の継続に注意を払うべき段階」にある場合、表示部に黄色の画像を表示させる。また、本実施形態の携帯端末130は、作業者の疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」にある場合、表示部に赤色の画像を表示させる。これにより、管理者は作業者の疲労度を客観的なデータに基づき、的確に判断し、作業者に適切な指示を行うことができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について説明する。
図3は、少なくとも1つの実施形態に係る疲労度推定用データ提供システム300の構成を示す概略ブロック図である。なお、本実施形態において第1の実施形態と同様の処理を行う構成については同一の符号を用いて説明する。
疲労度推定用データ提供システム300は、第1の実施形態に係る疲労度推定装置120に代えて疲労度推定用データ提供装置320を備える。
疲労度推定用データ提供装置320は、生体情報取得部121、履歴記憶部122、ゆらぎ係数算出部123、データ出力部327を備える。データ出力部327は、計測装置110が計測した心拍数及び外耳温に基づいて、作業者の疲労度を推定するために用いるデータであるゆらぎ係数β及びゆらぎ係数βを携帯端末130に出力する。
また、携帯端末130は、各作業者の疲労度を推定するために用いるデータを表示部131に表示する。
これにより、携帯端末130を所持する管理者は、携帯端末130に表示されるゆらぎ係数β及びゆらぎ係数βを参照して、作業者の疲労度を推定することができる。例えば、作業者が高負荷活動を開始したときに、管理者は、携帯端末130に表示されるゆらぎ係数βが閾値εを超えるか否かを監視することで、活動をどこまで継続するかを判断することができる。また、例えば作業者の活動負荷が上がってきたときに、管理者は、携帯端末130に表示されるゆらぎ係数βが閾値ε未満になってからの経過時間を把握することで、活動を中止するか否かを判断することができる。また、作業者が休憩しているときに、管理者は、携帯端末130に表示されるゆらぎ係数βが閾値ε以下になったか否かを監視することで、活動を再開するか否かを判断することができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、第1の実施形態では、疲労度推定システム100が計測装置110を1つだけ備え、疲労度推定装置120が1人の作業者の疲労度を推定する場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では、計測装置110を複数の作業者に1つずつ配布し、疲労度推定装置120が複数の作業者の疲労度を同時に推定しても良い。この場合、携帯端末130の表示部131は、複数の作業者の疲労度を一覧として表示する。
また、第1の実施形態、第2の実施形態では、疲労度の推定対象である生体を高負荷活動の作業者とする場合について説明したが、これに限られない。
また、第1の実施形態、第2の実施形態では、閾値εとして「2」を採用する場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では、閾値εとして「2」の近傍の値、例えば「2.1」や「1.9」などの値を採用しても良い。また、閾値εとして「0.4」の近傍の値、例えば「−1」から「0.4」の間の値などを採用しても良い。
また、第1の実施形態では、疲労度推定装置120が推定した推定結果を携帯端末130に表示させる場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では、疲労度推定装置120が推定した推定結果を、疲労度推定装置120に設けられた表示部131に表示させても良い。当該他の実施形態において、疲労度推定装置120は、疲労度表示装置の一例である。
また、第1の実施形態では、外耳温に基づいて作業者の疲労度を推定する場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では、生体の体温に係る値の一例として、温度変化速度や心拍数の周波数領域C(0.003ヘルツ〜0.04ヘルツ)における変化を採用しても良い。なお、心拍数の周波数領域Cには、血管の拡張など自律神経活動の変化が反射するため、ここから作業者の体温調節に関する情報を推定することができる。
また、第1の実施形態では、累積心拍指数γに基づいて作業者の疲労度が「高負荷活動を停止すべき段階」にあるか否かを判定する場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では、経過時間に係る値の一例として、経過時間そのものや、ゆらぎ係数βが閾値ε未満になった時刻以降の心拍数と時間との積算値を採用しても良い。
また、第1の実施形態では、ゆらぎ係数算出部123が最小二乗法によってゆらぎ係数β、ゆらぎ係数βを算出する場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では、ゆらぎ係数算出部123が2曲線近似による方法や呼吸反射の影響を見る方法でゆらぎ係数β、ゆらぎ係数βを算出しても良い。
また、第2の実施形態では、管理者が携帯端末130に表示されたゆらぎ係数β、ゆらぎ係数βに基づいて作業者の疲労度を推定する場合について説明したが、これに限られない。他の実施形態では心拍数を周波数表示したグラフを携帯端末130に表示し、管理者が当該グラフを目視して作業者の疲労度を推定しても良い。
図4は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータ400の構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ400は、CPU410、主記憶装置420、補助記憶装置430、インタフェース440を備える。
第1の実施形態に係る疲労度推定装置120は、コンピュータ400に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置430に記憶されている。CPU410は、プログラムを補助記憶装置430から読み出して主記憶装置420に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU410は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置420に確保する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置430は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース440を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ400に配信される場合、配信を受けたコンピュータ400が当該プログラムを主記憶装置420に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置430に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
100…疲労度推定システム 110…計測装置 120…疲労度推定装置 121…生体情報取得部 122…履歴記憶部 123…ゆらぎ係数算出部 124…計時部 125…疲労度記憶部 126…疲労度推定部 127…疲労度出力部 130…携帯端末 131…表示部 300…疲労度推定用データ提供システム 320…疲労度推定用データ提供装置 327…データ出力部 330…携帯端末 331…表示部 400…コンピュータ 410…CPU 420…主記憶装置 430…補助記憶装置 440…インタフェース

Claims (5)

  1. 生体の心拍数を含む生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報取得部が取得した心拍数の第1の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第1のゆらぎ係数が第1の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が第1の段階にあると推定し、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第1の周波数範囲より中心周波数が高い第2の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第2のゆらぎ係数が第2の閾値未満になった場合に、前記生体の疲労度が前記第1の段階より高い第2の段階にあると推定する疲労度推定部と
    を備えることを特徴とする疲労度推定装置。
  2. 生体の疲労度を表示する表示部を備え、
    前記表示部は、生体の心拍数の第1の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第1のゆらぎ係数が第1の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が第1の段階にあることを表示し、
    前記表示部は、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第1の周波数範囲より中心周波数が高い第2の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第2のゆらぎ係数が第2の閾値未満になった場合に、前記生体の疲労度が前記第1の段階より高い第2の段階にあることを表示する
    ことを特徴とする疲労度表示装置。
  3. 前記表示部は、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第2のゆらぎ係数が前記第2の閾値未満になってからの経過時間に係る値が第3の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が前記第2の段階にあることを表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の疲労度表示装置。
  4. 前記表示部は、前記生体の体温に係る値が所定の温度範囲を超えている場合に、前記生体の疲労度が前記第2の段階にあることを表示する
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の疲労度表示装置。
  5. コンピュータを、
    生体の心拍数を含む生体情報を取得する生体情報取得部、
    前記生体情報取得部が取得した心拍数の第1の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第1のゆらぎ係数が第1の閾値を超えた場合に、前記生体の疲労度が第1の段階にあると推定し、前記第1のゆらぎ係数が前記第1の閾値を超えた後、前記第1の周波数範囲より中心周波数が高い第2の周波数範囲内におけるパワースペクトル密度の周波数に対するゆらぎ係数である第2のゆらぎ係数が第2の閾値未満になった場合に、前記生体の疲労度が前記第1の段階より高い第2の段階にあると推定する疲労度推定部
    として機能させるためのプログラム。
JP2013146894A 2013-07-12 2013-07-12 疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム Active JP6209783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013146894A JP6209783B2 (ja) 2013-07-12 2013-07-12 疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013146894A JP6209783B2 (ja) 2013-07-12 2013-07-12 疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015016244A JP2015016244A (ja) 2015-01-29
JP6209783B2 true JP6209783B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=52437864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013146894A Active JP6209783B2 (ja) 2013-07-12 2013-07-12 疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6209783B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6520846B2 (ja) * 2016-06-30 2019-05-29 日本電信電話株式会社 熱障害危険度判定方法およびウェアラブルセンサシステム
KR101959615B1 (ko) * 2017-02-08 2019-03-18 인제대학교 산학협력단 스마트폰 어플리케이션을 통한 근로자 건강관리 방법
JP6739764B2 (ja) * 2019-01-17 2020-08-12 日本電信電話株式会社 熱障害危険度判定方法および判定装置
JP2020149150A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 三菱電機株式会社 健康管理支援装置、健康管理支援システム、健康管理支援方法、および健康管理支援プログラム
CN111524575B (zh) * 2020-05-13 2023-12-01 广东高驰运动科技股份有限公司 运动疲劳度评估方法及设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4252268B2 (ja) * 2002-08-29 2009-04-08 パイオニア株式会社 疲労度判別システム、疲労度判別方法、および疲労度判別用プログラム
JP4636861B2 (ja) * 2004-11-25 2011-02-23 株式会社デルタツーリング 快適感評価装置
JP2007020764A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 酸素富化装置付き運動器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015016244A (ja) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6209783B2 (ja) 疲労度推定装置、疲労度表示装置、及びプログラム
US20230165473A1 (en) Pacing Templates for Performance Optimization
Elsner et al. Metabolic demands of simulated firefighting tasks
JP6110869B2 (ja) 使用者の推定メンタルバランス又はアンバランスレベルを決定するためのコルチゾールレベル推定システム
Nazari et al. The relationship between physical fitness and simulated firefighting task performance
Chan et al. Determining an optimal recovery time for construction rebar workers after working to exhaustion in a hot and humid environment
US9730617B2 (en) Power measurement method and apparatus
Clare et al. Association between leisure time physical activity, cardiopulmonary fitness, cardiovascular risk factors, and cardiovascular workload at work in firefighters
Lavender et al. Evaluating the physical demands on firefighters using hand-carried stair descent devices to evacuate mobility-limited occupants from high-rise buildings
JP7264393B2 (ja) 集団環境評価方法ならびに集団環境評価システム
WO2014195146A1 (en) Fall detection system and method.
Bugajska et al. Cardiovascular stress, energy expenditure and subjective perceived ratings of fire fighters during typical fire suppression and rescue tasks
US11564579B2 (en) System and method for determining an adaptive physiological strain index
Youdas et al. Agreement between the GAITRite walkway system and a stopwatch–footfall count method for measurement of temporal and spatial gait parameters
TW200946078A (en) Method of evaluating the health and/or physical condition of a person and corresponding device and computer software package
Williams-Bell et al. Physiological responses and air consumption during simulated firefighting tasks in a subway system
Mamen et al. A comparison of two physical ability tests for firefighters
GB2532919A (en) Monitoring physiology
Lee et al. Field use of physiological status monitoring (PSM) to identify construction workers' physiologically acceptable bounds and heart rate zones
CA3072580A1 (en) A method for the early identification of exacerbations of chronic obstructive pulmonary disease
SWANK et al. Age-related aerobic power in volunteer firefighters, a comparative analysis
Yeargin et al. Physiological and perceived effects of forearm or head cooling during simulated firefighting activity and rehabilitation
JP2016506278A5 (ja)
Pau et al. Fatigue-induced balance alterations in a group of Italian career and retained firefighters
Lin et al. Thermoregulation and subjective thermal perception of N95 respirator users: Influence of significant workloads

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6209783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250