JP6207801B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

この発明は、ターボチャージャのエアバイパスバルブなどに用いられる電磁弁に関するものである。
ターボチャージャ付きエンジンでは、コンプレッサの上流側と下流側とを接続するエアバイパス通路にエアバイパスバルブが設置され、このエアバイパスバルブによりエアバイパス通路を開けてコンプレッサの下流側の過給気を上流側に戻している。このエアバイパスバルブとしては、例えば、弁体を電磁力で駆動させる電磁弁が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−152885号公報
上記特許文献1に記載された電磁弁において、シリンダ内のピストンに設けられたピストン凹設溝には、シールリングであるピストンリングが装着されている。ピストンと共にピストンリングが往復移動する際、常に、ピストンリングの外縁部とシリンダの内周面とが接触して擦れるため、摺動抵抗となる。
このように、シール部材と、このシール部材が電磁弁作動時に摺動する相手側の摺動部材とが、電磁弁作動時に常に接触していると、摺動抵抗により応答性が劣化するという課題があった。また、シール部材と摺動部材とが接触する接触面が磨耗しやすいという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、電磁弁の応答性を向上させること、およびシール部材と摺動部材とが接触する接触面の磨耗量を低減することを目的とする。
この発明に係る電磁弁は、開口部を有するケースと、開口部からケースに出入りする方向に往復移動する弁体と、弁体に形成され、ケースの内側と外側とに連通する連通穴と、弁体を往復移動方向の一方側へ移動させる電磁力を発生させるソレノイド部と、弁体を往復移動方向の他方側へ移動させる付勢力を発生させるスプリングと、ケースの内周面に固定され、少なくとも弁体が往復移動範囲の両端にあるときケースと弁体の側面との隙間を塞ぐシールリングと、弁体の側面に形成され、弁体が往復移動範囲内にあるときシールリングとの間に隙間を生じさせる凹部とを備えるものである。
この発明によれば、弁体の側面に凹部を形成するようにしたので、弁体作動時に凹部とシールリングとの間に生じる隙間を通って、ケース内側の流体がケース外側へ抜けるため、弁体を閉じる方向の荷重が低下し、弁体が開きやすくなり、応答性を向上させることができる。また、弁体側面とシールリングとの接触面が少なくなるため、磨耗量を低減することができる。
この発明の実施の形態1に係る電磁弁の構成例を示す断面図である。 実施の形態1に係る電磁弁を適用したターボチャージャ付きエンジンの構成を示す図であり、アクセルON時の状態を示す。 実施の形態1に係る電磁弁を適用したターボチャージャ付きエンジンの構成を示す図であり、アクセルOFF時の状態を示す。 実施の形態1に係る電磁弁の作動方法を説明する図であり、図4(a)は全閉状態、図4(b)は全開状態を示す。 実施の形態1において弁体側面に形成した凹部による効果を説明する図であり、図5(a)は実施の形態1に係る電磁弁の拡大図、図5(b)は実施の形態1の理解を助けるための参考例の拡大図である。 実施の形態1に係る電磁弁のシールリングとその周辺部の拡大図であり、図6(a)は全閉時、図6(b)は開閉中、図6(c)は全開時の状態を示す。 実施の形態1において、弁体のストロークの変化に応じたソレノイド部の電磁力の変動を示すグラフである。 実施の形態1に係る電磁弁のシールリングの変形例を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電磁弁100の構成例を示す断面図である。この電磁弁100は、筒状のケース1の外周面にブラケット2が溶接で取り付けられている。また、このケース1の一方の開口部1aから内部へ、シールリング3、ホルダ4、プレート5、Oリング6、コイルASSY7、Oリング8、およびコア9がこの順で挿入され、この開口部1aがかしめられている。これにより、内部部品がケース1に保持され、ケース1の一方の開口部1aが閉じた状態になる。また、ケース1のもう一方の開口部1bには、内側へ突出する形状の突出部1cが形成されている。断面が略V字形をしているシールリング3は、この突出部1cに設置され、ホルダ4により保持されている。
コイルASSY7は、ボビン10にコイル11を巻回した後、コイル11とターミナル12とをヒュージングにより接続し、これらボビン10、コイル11およびターミナル12を外装樹脂7aで被覆し、成形することにより構成されている。また、外装樹脂7aを成形することにより、車両側と接続するコネクタ7bが形成されている。コイル11、コア9およびプランジャ16は、ソレノイド部29を構成している。
ケース1の開口部1aがかしめられた後、このケース1の開口部1bから内部へ、パイプ13、スプリング14、およびバルブASSY15がこの順で挿入される。バルブASSY15は、プランジャ16の一端部にスプリング17、弁体18およびワッシャ19がこの順で挿入され、プランジャ16の一端部の先端がかしめられることにより保持されている。
その後、ケース1の外周に、車両側との気密性を確保するOリング20が装着されて、電磁弁100の完成となる。全ての部品の組み立てが完了した電磁弁100は、ブラケット2のネジ穴2aに通した後記のネジ30で車両側へ取り付けられる。また、Oリング20により、電磁弁100と車両側との気密性が確保される。また、車両側のコネクタと電磁弁100のコネクタ7bとが接続される。
これにより、円筒状のケース1の一方の開口部1aが、プレート5などにより閉鎖され、内部空間22が形成される。ケース1の内部空間22と外部空間23とを仕切る弁体18には、この内部空間22と外部空間23とを連通するための連通穴21が形成されている。また、弁体18の、シールリング3に向き合う側面には、凹部24が形成されている。この凹部24は、弁体18の側面全周にわたって連続したリング形状であってもよいし、とぎれとぎれの断続的な形状であってもよい。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態1に係る電磁弁100の使用例を説明する。
図2および図3に示すターボチャージャ付きエンジンにおいて、ターボチャージャ101のコンプレッサ101aの上流側と下流側を接続するエアバイパス通路108に、図1で示した電磁弁100を取り付け、この電磁弁100を電制式エアバイパスバルブとして使用する。以下では、図1で示した電磁弁100をエアバイパスバルブ100と称す。
図2に示すアクセルON時は、吸気通路103のスロットルバルブ104が開いており、ターボチャージャ101のコンプレッサ101aで圧縮された空気(以下、過給気)がインタクーラ105を流れてエンジン102に運ばれる。この際、エアバイパスバルブ100は閉弁されている。
このコンプレッサ101aの同軸上にタービン101bが取り付けられており、エンジン102の排気ガスが排気通路106を流れてタービン101bを回転させることにより、コンプレッサ101aも回転する。また、排気通路106には、排気ガスの圧力を調整するウェイストゲートバルブ107が設置されている。
図3に示すアクセルOFF時は、スロットルバルブ104が閉じ、過給気が吸気通路103に溜まる。過給気が溜まると、ターボチャージャ101、エンジン102、および吸気通路103の配管などの破損の可能性があるため、エアバイパスバルブ100を開弁してエアバイパス通路108を連通し、過給気をコンプレッサ101aの下流側から上流側へ逃がす。
次に、図4を参照して、エアバイパスバルブ100、つまり本実施の形態1に係る電磁弁100の作動方法を説明する。
図4に示すように、エアバイパスバルブ100は、車両側のエアバイパス通路108の配管に、ネジ30で取り付けられている。また、エアバイパスバルブ100のコネクタ7bに車両側の電源109が接続されている。エアバイパス通路108は、配管内の一部が弁座108aになっている。なお、図4(a)はエアバイパスバルブ100の全閉状態を示し、図4(b)はエアバイパスバルブ100の全開状態を示す。
電源109のOFF時は、図4(a)に示すように、バルブASSY15がスプリング14に付勢されて弁体18が弁座108aに押し付けられた状態に保持され、エアバイパス通路108が閉鎖される。
ちなみに、スプリング17は、プランジャ16と弁体18のがたつきを防止するために、弁体18をワッシャ19に押し付けた状態に保持するための部材である。
電源109のON時は、図4(b)に示すように、ターミナル12を通じてコイル11に電流が流れ、コイルASSY7内が電磁石となって電磁力が生じ、プランジャ16がコア9側へ吸引される。パイプ13に案内されながらプランジャ16がコア9側へ移動することで、このプランジャ16に取り付けられているバルブASSY15が作動し、弁体18が弁座108aから離れ、過給気をコンプレッサ101aの上流側へ逃がす。
このように、弁体18が、開口部1bからケース1に出入りする方向に往復移動することによって、エアバイパス通路108を開閉する。
弁体18が往復移動範囲の両端にあるとき、すなわちエアバイパスバルブ100の全閉時および全開時、過給気は、連通穴21を通って内部空間22へ入り、シールリング3を押す。これにより、シールリング3がケース1の内周面と弁体18の側面とに隙間なく接触し、ケース1と弁体18の隙間からの空気洩れを防止する。
図5は、実施の形態1において弁体18の側面に形成した凹部24による効果を説明する図であり、図5(a)は実施の形態1に係るエアバイパスバルブ100のシールリング3とその周辺部の拡大図、図5(b)は実施の形態1の理解を助けるための参考例の拡大図である。図5(b)に示す参考例は、弁体18に凹部24が形成されていないこと以外、実施の形態1のエアバイパスバルブ100と同じ構造である。
図6は、実施の形態1に係るエアバイパスバルブ100のうち、シールリング3とその周辺部を拡大した図であり、図6(a)は弁体18の全閉時、図6(b)は開閉中、図6(c)は全開時の状態を示す。
本実施の形態1に係るエアバイパスバルブ100も、参考例のエアバイパスバルブ100も、圧力バランス構造を有している。
図5(b)の参考例において、弁体18とシールリング3は、往復移動する弁体18の位置によらず常に接触しているため、内部空間22と外部空間23の圧力が均等になり、弁体18の外部空間23側の下面の受圧面積と、弁体18の内部空間22側の上面の受圧面積とは、常に変わらない。よって、弁体18を弁座108aに押し付けているスプリング14の付勢力より、ソレノイド部29の電磁力のほうが大きくなると、弁体18が開弁方向に移動する。反対に、スプリング14の付勢力よりソレノイド部29の電磁力のほうが小さくなると、弁体18が閉弁方向に移動する。
これに対し、本実施の形態1に係るエアバイパスバルブ100においては、図6(a)と図6(c)に示すように弁体18が往復移動範囲の両端にあるときは弁体18とシールリング3とが常に接触しているが、図5(a)と図6(b)に示すように弁体18が開弁方向または閉弁方向に移動し、この弁体18が往復移動範囲の両端以外、つまり往復移動範囲内にあるときは、凹部24がシールリング3に対向する位置において弁体18とシールリング3とが接触せず、凹部24による隙間ができる。この隙間を通じて、内部空間22から外部空間23へと空気が抜けるため、内部空間22の圧力が低下し、弁体18を閉弁する方向の荷重が低下する。よって、弁体18を開弁する方向への荷重が相対的に大きくなり、弁体18が開弁しやすくなり、応答性が向上する。
弁体18を開弁する方向への荷重は、凹部24とシールリング3の隙間の大きさによって調整可能である。
なお、シールリング3は、フッ素樹脂などの可撓性をもつ素材で構成されている。このシールリング3は、連通穴21を通って外部空間23から内部空間22へ流れこんだ過給気に押されて、弁体18の側面に接触する程度に撓む一方、弁体18の凹部24へ入り込んで凹部24の底面に接触するほど大きくは撓まず、隙間が残る程度に撓むものとする。
また、本実施の形態1に係るエアバイパスバルブ100は、図5(a)に示すように弁体18の側面に凹部24が形成されているため、図5(b)の参考例に比べて、弁体18とシールリング3との接触面が少なくなり、弁体18とシールリング3の磨耗量が低下する。
次に、ソレノイド部29の電磁力の特性について説明する。
図7は、弁体18のストロークの変化に応じたソレノイド部29の電磁力の変動を示すグラフである。弁体18が全閉する位置にあるとき、図4(a)に示すようにプランジャ16とコア9との間のエアギャップが大きいため、ソレノイド部29に発生する電磁力は小さい。弁体18が全閉位置から全開位置へ向けて移動するにつれ、プランジャ16がコア9へ近づくため、電磁力が大きくなっていくが、プランジャ16がコア9の内部へ入り始めるとプランジャ16からコア9へ向かって移動方向の力だけでなく移動方向に直交する方向の力も働くため、一時的に電磁力が弱まり、電磁力落ち込みポイントとなる。その後プランジャ16がコア9の内部へ進むにつれ、移動方向においてプランジャ16とコア9との間のエアギャップが小さくなっていき、大きい電磁力が発生する。
従来は、弁体18が開弁方向に移動するときに電磁力が一時的に弱まっても十分な開弁力を確保するために、コイル11を大型化して、大きい電磁力を発生させていた。これに対し、本実施の形態1においては、弁体18の側面のうち、ソレノイド部29の電磁力が一時的に弱まる位置に弁体18があるときにシールリング3に対向する面に、凹部24を形成しておくことにより、電磁力が弱まるときに凹部24とシールリング3との隙間を通じて内部空間22から外部空間23へと空気が抜け、弁体18を閉じる方向の荷重が低下する。これにより、弱い電磁力でも弁体18を開弁することができるようになり、従来のようにコイル11を大型化する必要がないため、エアバイパスバルブ100の小型化が可能となる。
なお、実施の形態1では、断面が略V字形をしているシールリング3を例示したが、この形状に限定されるものではない。例えば、図8(a)に示すような断面が略L字形をしているシールリング3を使用してもよいし、図8(b)に示すようなプレート状のシールリング3を使用してもよい。
また、実施の形態1では、筒状の弁体18を例示したが、この形状に限定されるものではなく、板状などの形状であってもよい。また、電磁弁100をエアバイパスバルブ100として使用する例を説明したが、他の用途に使用してもよい。
以上より、実施の形態1に係る電磁弁100は、開口部1bを有するケース1と、開口部1bからケース1に出入りする方向に往復移動する弁体18と、弁体18に形成されてケース1の内側の内部空間22と外側の外部空間23とに連通する連通穴21と、弁体18を往復移動方向の一方側へ移動させる電磁力を発生させるソレノイド部29と、弁体18を往復移動方向の他方側へ移動させる付勢力を発生させるスプリング14と、ケース1の内周面に固定され、少なくとも弁体18が往復移動範囲の両端にあるときケース1と弁体18の側面との隙間を塞ぐシールリング3と、弁体18の側面に形成され、弁体18が往復移動範囲内にあるときシールリング3との間に隙間を生じさせる凹部24とを備える構成である。この構成により、電磁弁100の作動時に凹部24とシールリング3との間に生じる隙間を通って、内部空間22の流体が外部空間23へ抜けるため、弁体18を閉じる方向の荷重が低下し、弁体18が開きやすくなり、応答性を向上させることができる。また、弁体18の側面とシールリング3との接触面が少なくなるため、弁体18の側面とシールリング3の磨耗量を低減することができる。
また、実施の形態1によれば、凹部24は、弁体18の側面のうち、ソレノイド部29の電磁力が一時的に弱まる位置に弁体18があるときにシールリング3に対向する面に形成されている。そのため、電磁力が一時的に弱まっても弁体18を開弁することができる。よって、ソレノイド部29のコイル11を大型化する必要がなく、電磁弁100の小型化が可能である。
また、実施の形態1によれば、電磁弁100を、ターボチャージャ101のコンプレッサ101aの上流側と下流側とを接続するエアバイパス通路108に設置される、コンプレッサ101aの下流側の過給気を上流側に戻すエアバイパスバルブ100として用いる構成にした。そのため、エアバイパス通路108を迅速に開いてコンプレッサ101a下流側の圧力を速やかに解放することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る電磁弁は、応答性を向上させるようにしたので、ターボチャージャのエアバイパスバルブなどに用いるのに適している。
1 ケース、1a,1b 開口部、1c 突出部、2 ブラケット、2a ネジ穴、3 シールリング、4 ホルダ、5 プレート、6 Oリング、7 コイルASSY、7a 外装樹脂、7b コネクタ、8 Oリング、9 コア、10 ボビン、11 コイル、12 ターミナル、13 パイプ、14 スプリング、15 バルブASSY、16 プランジャ、17 スプリング、18 弁体、19 ワッシャ、20 Oリング、21 連通穴、22 内部空間、23 外部空間、24 凹部、29 ソレノイド部、30 ネジ、100 エアバイパスバルブ(電磁弁)、101 ターボチャージャ、101a コンプレッサ、101b タービン、102 エンジン、103 吸気通路、104 スロットルバルブ、105 インタクーラ、106 排気通路、107 ウェイストゲートバルブ、108 エアバイパス通路、108a 弁座、109 電源。

Claims (3)

  1. 開口部を有するケースと、
    前記開口部から前記ケースに出入りする方向に往復移動する弁体と、
    前記弁体に形成され、前記ケースの内側と外側とに連通する連通穴と、
    前記弁体を往復移動方向の一方側へ移動させる電磁力を発生させるソレノイド部と、
    前記弁体を往復移動方向の他方側へ移動させる付勢力を発生させるスプリングと、
    前記ケースの内周面に固定され、少なくとも前記弁体が往復移動範囲の両端にあるとき前記ケースと前記弁体の側面との隙間を塞ぐシールリングと、
    前記弁体の側面に形成され、前記弁体が往復移動範囲内にあるとき前記シールリングとの間に隙間を生じさせる凹部とを備える電磁弁。
  2. 前記凹部は、前記弁体の側面のうち、前記ソレノイド部の電磁力が一時的に弱まる位置に前記弁体があるときに前記シールリングに対向する面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. ターボチャージャのコンプレッサの上流側と下流側とを接続するエアバイパス通路に設置され、前記コンプレッサの下流側の過給気を上流側に戻すエアバイパスバルブとして用いられることを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
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