JP6207573B2 - スパークプラグ用の絶縁体の検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関等において着火に用いられるスパークプラグ用の絶縁体の検査方法に関する。
特許文献1には、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法が開示されている。この検査方法では、絶縁体の軸孔に配置された電極と、絶縁体の外周面の近傍に配置された電極と、の間に所定の電圧を印加する第1工程が実施される。第1工程によって、絶縁体の欠陥を含む部分が電圧によって貫通することによって、欠陥が顕在化される。第1工程の後に、と、これらの2個の電極間に、第1工程で印加される電圧より低い電圧を印加する第2工程が実施される。第2工程によって、顕在化された欠陥を含む部分に生じる火花放電を検出することによって、絶縁体の欠陥が検出される。
特開2007−134132号公報
しかしながら、上記技術では、絶縁体を貫通することなく、絶縁体の表面(内周面および外周面)を通る経路で、火花放電が生じるフラッシュオーバー現象が発生する電圧以上の電圧を、第1工程において印加することはできない。このために、絶縁体に欠陥が含まれる場合であっても、例えば、その欠陥が比較的小さい場合には、第1工程によって、その欠陥を含む部分を貫通させることができない場合があった。この結果、絶縁体に欠陥が含まれる場合であっても、その欠陥を検出できない可能性があった。このために、欠陥の検出精度を向上できる技術が求められていた。
本明細書は、スパークプラグ用の絶縁体の欠陥の検出精度を向上できる技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]軸線方向に延びるスパークプラグ用の絶縁体の欠陥の有無を検査する検査方法であって、
前記絶縁体の軸孔内に配置される第1の電極と、前記絶縁体の外周面の近傍に配置された第2の電極と、の間に電圧を印加する電圧印加工程を備え、
前記電圧印加工程は、前記第1の電極の先端と、前記第1の電極の先端と対向する前記絶縁体の内周面と、の間隙に第1絶縁物が隙間無く配置された状態で実行されることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
上記構成によれば、電圧印加工程は、第1の電極の先端と、第1の電極の先端と径方向に対向する内周面と、の隙間に第1絶縁物が隙間無く配置された状態で実行される。この結果、電圧印加工程において、フラッシュオーバー現象の発生を抑制することができる。したがって、電圧印加工程において印加できる電圧を高くすることができるので、欠陥の検出精度を向上できる。例えば、絶縁体に比較的小さな欠陥が含まれる場合であっても、その欠陥を検出することができる。


[適用例2]適用例1に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
前記電圧印加工程は、さらに、前記第1の電極の後端側が第2絶縁物で被覆された状態で実行されることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
上記構成によれば、電圧印加工程は、さらに、第1の電極の後端側が第2絶縁物で被覆された状態で実行される。この結果、電圧印加工程において、フラッシュオーバー現象の発生を、さらに抑制することができる。したがって、電圧印加工程において印加できる電圧をさらに高くすることができるので、欠陥の検出精度をさらに向上できる。
[適用例3]適用例1または2に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
前記第1絶縁物は、絶縁性の液体であることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
こうすれば、容易に、第1の電極の先端と絶縁体の内周面との間隙に絶縁物が隙間無く配置された状態を実現できる。
[適用例4]適用例1〜3のいずれか1項に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
前記電圧印加工程において、前記第1の電極の先端は、前記軸孔内に位置することを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
こうすれば、第1の電極の先端から第2の電極までの経路を長くできるので、よりフラッシュオーバー現象の発生を抑制できる。
[適用例5]適用例3に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
前記絶縁性の液体の沸点は、摂氏0度以上摂氏100度以下であることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
こうすれば、絶縁性の液体の適度な揮発性を確保できるので、検査後の絶縁体を乾燥させる工程を省略することができるとともに、絶縁性の液体の液面の過度な変動を抑制することができる。
[適用例6]適用例2〜5のいずれか1項に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
前記第2絶縁物の先端は、前記絶縁体の外周に主体金具が取り付けられた場合における前記主体金具の後端の位置より先端側に位置することを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
こうすれば、絶縁体の後端側の開口を経由するフラッシュオーバー現象の発生をさらに抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグの検査装置等の態様で実現することができる。
本実施形態のスパークプラグ100の断面図である。 検査装置1000の概要を示す図である。 絶縁体支持部材200、板状電極300を後端側から先端方向に向かって見た図である。 電極支持部材400、棒状電極500、油槽600を後端側から先端方向に向かって見た図である。 絶縁体10の検査方法の工程を示すフローチャートである。
A.実施形態:
A−1.スパークプラグの構成:
以下、本明細書に開示される技術を実施形態に基づいて説明する。図1は本実施形態のスパークプラグ100の断面図である。図1の一点破線は、スパークプラグ100の軸線COを示している。軸線COを中心とする円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、軸線COを中心とする円の周方向を、単に「周方向」とも呼ぶ。図1における下方向を先端方向FDと呼び、上方向を後端方向BDとも呼ぶ。図1における下側を、先端側と呼び、図1における上側を後端側と呼ぶ。スパークプラグ100は、絶縁体としての絶縁体10と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40と、主体金具50と、を備える。
絶縁体(絶縁碍子)10はアルミナ等を焼成して形成されている。絶縁体10は、軸線方向に沿って延び、絶縁体10を貫通する軸孔12を有する略円筒形状の部材である。絶縁体10は、鍔部19と、後端側胴部18と、先端側胴部17と、段部15と、脚長部13とを備えている。後端側胴部18は、鍔部19より後端側に位置し、鍔部19の外径より小さな外径を有している。先端側胴部17は、鍔部19より先端側に位置し、鍔部19の外径より小さな外径を有している。脚長部13は、先端側胴部17より先端側に位置し、先端側胴部17の外径よりも小さな外径を有している。脚長部13は、スパークプラグ100が内燃機関(図示せず)に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。段部15は、脚長部13と先端側胴部17との間に形成されている。
また、絶縁体10の軸孔12は、後端側の第1の孔12Aと、第1の孔12Aより先端側に位置する第2の孔12Bと、第1の孔12Aと第2の孔12Bとの間に位置する縮径孔12Cと、を含んでいる。換言すれば、軸孔12の観点から見ると、絶縁体10は、第1の孔12Aが形成された第1部分と、第2の孔12Bが形成された第2部分と、縮径孔12Cが形成された段部と、を備えている。第2の孔12Bは、孔径が第1の孔12Aより小さい。縮径孔12Cは、後端側から先端側に向かって、孔径が小さくなっている。
主体金具50は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼材)で形成され、内燃機関のエンジンヘッド(図示省略)にスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具である。主体金具50は、軸線COに沿って貫通する挿入孔59が形成されている。主体金具50は、絶縁体10の外周に配置される。すなわち、主体金具50の挿入孔59内に、絶縁体10が挿入・保持されている。絶縁体10の先端は、主体金具50の先端より先端側に突出している。絶縁体10の後端は、主体金具50の後端より後端側に突出している。
主体金具50は、スパークプラグレンチが係合する六角柱形状の工具係合部51と、内燃機関に取り付けるための取付ネジ部52と、工具係合部51と取付ネジ部52との間に形成された鍔状の座部54と、を備えている。取付ネジ部52の呼び径は、例えば、M8(8mm(ミリメートル))、M10、M12、M14、M18のいずれかとされている。
主体金具50の取付ネジ部52と座部54との間には、金属板を折り曲げて形成された環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、スパークプラグ100が内燃機関に取り付けられた際に、スパークプラグ100と内燃機関(エンジンヘッド)との隙間を封止する。
主体金具50は、さらに、工具係合部51の後端側に設けられた薄肉の加締部53と、座部54と工具係合部51との間に設けられた薄肉の圧縮変形部58と、を備えている。主体金具50における工具係合部51から加締部53に至る部位の内周面と、絶縁体10の後端側胴部18の外周面との間に形成される環状の領域には、環状のリング部材6,7が配置されている。当該領域における2つのリング部材6、7の間には、タルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53の後端は、径方向内側に折り曲げられて、絶縁体10の外周面に固定されている。主体金具50の圧縮変形部58は、製造時において、絶縁体10の外周面に固定された加締部53が先端側に押圧されることにより、圧縮変形する。圧縮変形部58の圧縮変形によって、リング部材6、7およびタルク9を介し、絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。これによって、金属製の環状の板パッキン8を介して、主体金具50の取付ネジ部52の内周に形成された段部56(金具側段部)によって、絶縁体10の段部15(絶縁碍子側段部)が押圧される。この結果、内燃機関の燃焼室内のガスが、主体金具50と絶縁体10との隙間から外部に漏れることが、板パッキン8によって防止される。
ここで、図1の位置SHは、主体金具50の後端(すなわち、加締部53の後端)の軸線方向の位置を示している。
中心電極20は、軸線方向に延びる棒状の中心電極本体21と、中心電極本体21の先端に接合された円柱状の中心電極チップ29と、を備えている。中心電極本体21は、絶縁体10の軸孔12の内部の先端側の部分に配置されている。中心電極本体21は、例えば、ニッケルまたはニッケルを主成分とする合金で形成されている。また、中心電極本体21は、軸線方向の所定の位置に設けられた鍔部24と、鍔部24よりも後端側の部分である頭部23と、鍔部24よりも先端側の部分である脚部25と、を備えている。鍔部24は、絶縁体10の縮径孔12Cが形成された段部に支持されている。脚部25の先端、すなわち、中心電極本体21の先端は、絶縁体10の先端より先端側に突出している。中心電極チップ29は、例えば、高融点の貴金属材料で形成され、中心電極本体21の先端に接合されている。
接地電極30は、主体金具50の先端に接合された接地電極本体31と、円柱状の接地電極チップ39と、を備えている。接地電極本体31の後端は、主体金具50の先端面に接合されている。接地電極本体31は、耐腐食性の高い金属、例えば、ニッケル合金を用いて形成されている。接地電極チップ39は、高融点の貴金属材料で形成され、接地電極本体31の先端部分の中心電極20を向いた面に接合されている。
接地電極チップ39の後端面と、中心電極チップ29の先端面とは、火花放電が発生する間隙(ギャップとも呼ぶ)を形成している。ギャップの近傍をスパークプラグ100の発火部とも呼ぶ。
端子金具40は、軸線方向に延びる棒状の部材である。端子金具40は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼)で形成されている。端子金具40は、鍔部42(端子顎部)と、鍔部42より後端側に位置するキャップ装着部41と、鍔部42より先端側の脚部43(端子脚部)と、を備えている。端子金具40の脚部43は、絶縁体10の軸孔12(第1の孔12A)に挿入されている。キャップ装着部41は、絶縁体10より後端側に露出している。
絶縁体10の軸孔12内において、端子金具40の先端と中心電極20の後端との間には、火花発生時のノイズを低減するための抵抗体70が配置されている。軸孔12内において、抵抗体70と中心電極20との隙間は、導電性シール60によって埋められている。また、抵抗体70と端子金具40の脚部43との隙間は、導電性シール80によって埋められている。
このスパークプラグ100は、自動車等の内燃機関に取り付けて使用される。具体的には、端子金具40と主体金具50との間に、例えば、約20kVの直流電圧が印加されることによって、中心電極20と接地電極30と間のギャップに火花放電が発生する。該火花放電のエネルギーによって、内燃機関において、燃料ガスへの着火が行われる。
A−2. 絶縁体10の検査
次に、上述したスパークプラグ100に用いられる絶縁体10の検査方法について説明する。図2は、絶縁体10の検査方法を実現するための検査装置1000の概要を示す図である。
この検査装置1000は、N個(Nは自然数、本実施例では、16個)の絶縁体10を、同時に検査することができる装置である。図2には、検査装置1000のうち、2個の絶縁体10を検査するための部分が図示されている。図2に示す絶縁体10の軸線COの方向を、スパークプラグ100の軸線方向とする。そして、絶縁体10の先端方向FDを検査装置1000の先端方向FDとし、絶縁体10の後端方向BDを検査装置1000の後端方向BDとする。
検査装置1000は、絶縁体支持部材200と、板状電極300と、電極支持部材400と、N本の棒状電極500と、油槽600と、電源700と、を備えている。検査装置1000は、本実施例では、大気圧中にて使用される。図3、図4は、検査装置1000の各構成要素200〜600を、図2の後端側から先端方向FDに向かって見た図である。
図3(A)には、絶縁体支持部材200が図示されている。絶縁体支持部材200は、例えば、後端側から先端方向FDに向かって見た形状が矩形である板状の部材である。絶縁体支持部材200は、例えば、ポリプロピレンなどの絶縁性の樹脂材料を用いて形成されている。絶縁体支持部材200には、検査対象のN個の絶縁体10を固定するためのN個の固定孔210が形成されている。図3(A)の例では、N個の固定孔210は、絶縁体支持部材200を後端側から先端方向FDに向かって見た場合に、格子状に配置されている。固定孔210の孔径R1は、絶縁体10の先端側胴部17の外径より大きく、絶縁体10の鍔部19の外径より小さい。これによって、後述するように、検査時において、各固定孔210に絶縁体10をそれぞれ固定することができる。
図3(B)には、板状電極300が図示されている。板状電極300は、例えば、絶縁体支持部材200と同様に、後端側から先端方向FDに向かって見た形状が矩形である板状の部材である。板状電極300は、例えば、鉄や銅などの金属、あるいは、これらの金属を含む合金などの導電性の材料を用いて形成されている。板状電極300には、絶縁体支持部材200に形成された上述したN個の固定孔210と対応する位置に、N個の電極孔310が形成されている。すなわち、板状電極300と絶縁体支持部材200とを適切な位置で重ねた場合に、N個の電極孔310の軸線とN個の固定孔210の軸線とが一致する。電極孔310の孔径R2は、絶縁体10の先端側胴部17の外径より僅かに大きい。これによって、後述するように、検査時において、検査対象の絶縁体10の先端側胴部17の外周面の近傍に、板状電極300を配置することができる。なお、図2に示すように、板状電極300は、接地されている。
図4(A)には、電極支持部材400と、N本の棒状電極500とが、図示されている。電極支持部材400は、例えば、絶縁体支持部材200や板状電極300と同様に、後端側から先端方向FDに向かって見た形状が矩形である板状の部材である。電極支持部材400は、板状電極300と同様に、金属や合金などの導電性の材料を用いて形成されている。電極支持部材400には、絶縁体支持部材200に形成された上述したN個の固定孔210と対応する位置に、N本の棒状電極500の後端が固定されている(図2、図4(A))。これによって、後述するように、検査時において、検査対象の絶縁体10の軸孔12内に、棒状電極500を配置することができる。
図2に示すように、N本の棒状電極500は、軸線方向に沿って延びる棒状の部材である。各棒状電極500は、板状電極300および電極支持部材400と同様に、金属や合金などの導電性の材料を用いて形成されている。各棒状電極500は、後端側の大径部510と、先端側の小径部520と、大径部510と小径部520との間に位置する縮外径部530と、を備えている。大径部510の外径R3は、絶縁体10の第1の孔12Aの孔径より小さく、絶縁体10の第2の孔12Bの孔径より大きい。小径部520の外径R4は、絶縁体10の第2の孔12Bの孔径より小さい。縮外径部530の外径は、後端側から先端方向FDに向かって、R3からR4まで縮径している。棒状電極500の後端側(具体的には、大径部510の後端側の一部分)は、絶縁部材550で被覆されている。絶縁部材550は、絶縁性の材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレンやシリコンゴムなどの絶縁性の樹脂材料を用いて形成されている。
電源700(図2)は、導電性の電極支持部材400と接続されており、電極支持部材400を介して、各棒状電極500に、後述する特定の電圧を印加することできる。
図4(B)には、油槽600が図示されている。後端側から先端方向FDに向かって見た油槽600の形状は、絶縁体支持部材200とほぼ同じサイズの矩形である。油槽600には、絶縁性のオイル650が貯留されている。絶縁性のオイルには、例えば、フッ素系の不活性油が用いられる。本実施形態では、3M(登録商標)社製のフロリナート(登録商標)FC−770(沸点:摂氏95度、絶縁耐力:40kV)が用いられ得る。
次に、検査装置1000を用いた絶縁体10の検査方法の工程について説明する。図5は、絶縁体10の検査方法の工程を示すフローチャートである。S1では、オイル650が貯留された油槽600と、油槽600の上方(図2の後端方向BD)に配置された板状電極300と、板状電極300の上方に配置された絶縁体支持部材200と、が準備される。板状電極300および絶縁体支持部材200は、図示しない固定具を用いて、油槽600内のオイル650の液面OSに対して平行に、所定の間隔を置いて固定される。
S2では、絶縁体支持部材200に対して、検査対象のN個の絶縁体10が配置される。具体的には、作業者が、図2に示すように、絶縁体支持部材200のN個の固定孔210に、1個ずつ絶縁体10を、後端方向BDから挿入することによって、N個の絶縁体10が絶縁体支持部材200に配置される。この結果、各絶縁体10の先端は、板状電極300の各電極孔310を通り、油槽600内のオイル650に浸された状態となる。
より具体的には、板状電極300の電極孔310を形成する縁部分が、各絶縁体10の先端側胴部17の外周面の近傍に、全周に亘って配置される。電極孔310を形成する縁部分と、絶縁体10の先端側胴部17の外周面と、の間には、所定のクリアランスC1(例えば、1mm)が確保される。また、各絶縁体10の脚長部13のほぼ全体がオイル650に浸される。
S3では、N個の絶縁体10のそれぞれの軸孔12内に、1本ずつ棒状電極500が配置される。具体的には、N本の棒状電極500が固定された電極支持部材400が、図示しないスライド機構に取り付けられる。そして、電極支持部材400が、スライド機構によって、後端方向BDから先端方向FDに向かってスライドすることによって、N個の絶縁体10のそれぞれの軸孔12に後端側から、棒状電極500が挿入される。そして、図2に示すように、各棒状電極500は、棒状電極500の縮外径部530が、絶縁体10の縮径孔12Cを形成する段部に接触する位置で固定される。
この結果、棒状電極500の小径部520は、絶縁体10の第2の孔12B内に配置される。また、棒状電極500の大径部510の先端側部分は、第1の孔12A内に配置される。そして、棒状電極500の先端側部分(小径部520の先端側部分)は、油槽600内のオイル650に浸された状態となる。この状態では、図2に破線で囲んで示す領域PA内の状態から解るように、棒状電極500の先端と、絶縁体10のうち棒状電極500の先端と径方向に対向する内周面との間隙に、オイル650が隙間無く充填(配置)される。
なお、この状態で、棒状電極500の先端は、絶縁体10の先端より後端側に配置されている。すなわち、棒状電極500の先端は、絶縁体10の軸孔12から先端方向FDに露出していない。
また、この状態で、棒状電極500(大径部510)のうち、絶縁部材550に被覆された部分は、先端側の一部が絶縁体10の軸孔12(第1の孔12A)内に配置され、後端側の一部が絶縁体10の後端より後端側に露出した状態になる。絶縁部材550の先端は、図1で説明した軸線方向の位置SH、すなわち、絶縁体10の外周に主体金具50が取り付けられた場合における主体金具50の後端の位置SHより先端側に位置している。
なお、この状態において、棒状電極500を被覆する絶縁部材550の外周面と、第1の孔12Aを形成する絶縁体10の内周面と、の間には、所定のクリアランスC2が確保される。同様に、棒状電極500の大径部510の外周面と、第1の孔12Aを形成する絶縁体10の内周面と、の間には、所定のクリアランスC3が確保され、小径部520と、第2の孔12Bを形成する絶縁体10の内周面と、の間には、所定のクリアランスC4が確保される。
S4では、電源700によって、板状電極300と棒状電極500との間に特定の電圧を、特定時間に亘って印加しながら、各絶縁体10における貫通の発生の有無が監視される。
特定の電圧は、例えば、通常時のフラッシュオーバー発生電圧より高い電圧である。通常時のフラッシュオーバー発生電圧は、絶縁体10の先端および棒状電極500の先端が、オイル650に浸されておらず、かつ、棒状電極500の後端側が絶縁部材550に被覆されていないと仮定した場合に、フラッシュオーバー現象が生じる電圧である。フラッシュオーバー現象は、電流が絶縁体を貫通することなく、絶縁体の表面(内周面および外周面)を通る経路で、火花放電が生じる現象である。通常時のフラッシュオーバー発生電圧は、本実施例では、18kVの交流電圧である。本実施例のS4で印加される特定の電圧は、例えば、20kVの交流電圧である。特定の電圧が印加される特定時間は、例えば、30秒である。
そして、特定の電圧が印加されている間に、作業者が目視によって、各絶縁体10における貫通の発生の有無を監視する。貫通は、絶縁体10の一部が絶縁破壊される現象である。絶縁体10に貫通が発生すると、貫通が発生した部位と、板状電極300と、の間に、火花が発生するので、作業者は、貫通の発生の有無を、目視によって確認することができる。絶縁体10に、耐電圧性能を有意に低下させるピンホールなどの欠陥が含まれる場合には、当該欠陥を基点として当該欠陥を含む部位に貫通が発生する。一方、絶縁体10に、当該欠陥が含まれない場合には、貫通が発生しない。したがって、貫通の発生の有無を検出することによって、絶縁体10の欠陥の有無を検査することができる。
S5では、貫通の発生の有無に基づいて、検査対象のN個の絶縁体10の合否が判定される。すなわち、貫通の発生が認められた絶縁体10は、不合格と判定され、貫通の発生が認められない絶縁体10は、合格と判定される。
以上説明した実施形態によれば、絶縁体10の軸孔12内に配置される棒状電極500(第1の電極とも呼ぶ)と、絶縁体10の外周面の近傍に配置された板状電極300(第2の電極とも呼ぶ)と、の間に電圧を印加する電圧印加工程が実行される(図5のS4)。この工程は、棒状電極500の後端側が絶縁部材550(第2絶縁物とも呼ぶ)で被覆され、かつ、棒状電極500の先端と、棒状電極500の先端と対向する絶縁体10の内周面と、の間隙に絶縁性のオイル650(第1絶縁物とも呼ぶ)が隙間無く配置された状態で実行される。
この結果、電圧印加工程において、フラッシュオーバー現象の発生を抑制することができる。すなわち、フラッシュオーバー現象が発生する先端側の経路RTa、すなわち、棒状電極500の先端から、絶縁体10の軸孔12の先端側の開口を経由して、板状電極300に至る経路RTaの途中に、絶縁性のオイル650が配置されるので、該経路RTaにおけるフラッシュオーバー現象の発生が抑制される。また、フラッシュオーバー現象が発生する後端側の経路、すなわち、棒状電極500から、絶縁体10の軸孔12の後端側の開口を経由して、板状電極300に至る経路は、仮に絶縁部材550がない場合には、図2に示す経路RTbであるが、絶縁部材550が配置されることによって、該経路は、絶縁体10の後端から絶縁部材550の先端にまでの軸線方向の長さ分だけ、長くなる。この結果、フラッシュオーバー現象が発生する後端側の経路を長くすることによって、該経路におけるフラッシュオーバー現象の発生が抑制される。
したがって、電圧印加工程において印加できる特定の電圧を、絶縁部材550やオイル650などの絶縁物を配置しない場合と比較して高くすることができる。例えば、フラッシュオーバー現象が発生すると、絶縁体10に貫通が発生していないにも拘わらずに、棒状電極500と板状電極300との間に電流が流れるので、これ以上、高い電圧を印加することができない。本実施形態では、上述したように、通常時のフラッシュオーバー発生電圧(例えば、18kV)より、高い電圧(例えば、20kV)を印加しても、フラッシュオーバー現象が発生することはない。
この結果、より微細な欠陥を含む部位を貫通させることができるので、欠陥の検出精度を向上できる。すなわち、絶縁体10に比較的小さな欠陥が含まれる場合であっても、その欠陥を検出することができる。
また、絶縁体10の先端は、電気エネルギーが集中しやすいので、比較的高い電圧が印加されると、欠陥が無くても貫通が発生し得るが、絶縁体10の先端がオイル650に浸されることによって、絶縁体10の先端に電気エネルギーが集中することを抑制することができる。この結果、欠陥の誤検出を抑制できる。
さらに、棒状電極500の先端側に配置される絶縁物は、絶縁性の液体(具体的には、オイル650)である。この結果、棒状電極500の先端と径方向に対向する絶縁体10の内周面との間隙に絶縁物が隙間無く配置された状態を、容易に実現できる。
さらに、棒状電極500の先端は、絶縁体10の軸孔12内に位置している。この結果、上述した経路RTaを、棒状電極500の先端が絶縁体10の軸孔12から先端方向FDに露出している場合と比較して、長くできる。この結果、よりフラッシュオーバー現象の発生を抑制することができる。
また、例えば、オイルの沸点が過度に低いと、オイル650の揮発性が過度に高くなる。この場合には、オイル650の液面OSが揮発によって変動し、適切な検査を行うことが困難になり得る。また、オイルの沸点が過度に高いと、オイル650の揮発性が過度に低くなり、検査後に、絶縁体10の乾燥工程が必要になる場合がある。上記実施形態では、絶縁性のオイル650として、沸点が摂氏0度以上摂氏100度以下の範囲内のオイル(具体的には、沸点が摂氏95度のフッ素系の不活性油)が用いられている。この結果、オイル650の適度な揮発性を確保できるので、検査後の絶縁体を乾燥させる工程を省略することができるとともに、オイル650の液面OSの過度な変動を抑制することができる。なお、揮発性の観点から、絶縁性のオイル650の沸点は、摂氏30度以上摂氏100度以下の範囲内であることがより好ましく、摂氏50度以上摂氏100度以下の範囲内であることがさらに、好ましい。
さらに、電圧印加工程が行われる状態で、絶縁部材550の先端は、絶縁体10の外周に主体金具50が取り付けられた場合における主体金具50の後端の位置SH(図1、図2)より先端側に位置している。この結果、絶縁体10の後端側の開口を経由するフラッシュオーバー現象の経路をより長くすることができる。したがって、該フラッシュオーバー現象の発生をさらに抑制することができる。
B.変形例
(1)上記実施形態の検査方法では、電圧印加工程(図5のS4)は、棒状電極500の後端側が絶縁部材550(第2絶縁物とも呼ぶ)で被覆され、かつ、棒状電極500の先端と、棒状電極500の先端と対向する絶縁体10の内周面との間隙に絶縁性のオイル650(第1絶縁物とも呼ぶ)が隙間無く配置された状態で実行される。これに代えて、絶縁部材550は、省略されても良い。すなわち、電圧印加工程(図5のS4)は、棒状電極500の先端と、棒状電極500の先端と対向する絶縁体10の内周面と、の間隙に絶縁性のオイル650が隙間無く配置されているが、棒状電極500の後端側は絶縁部材550で被覆されていない状態で実行されても良い。この場合であっても、よりフラッシュオーバー現象が発生しやすい先端側の経路RTa、すなわち、棒状電極500の先端から、絶縁体10の軸孔12の先端側の開口を経由して、板状電極300に至る経路RTaの途中に、絶縁性のオイル650が配置されるので、該経路RTaにおけるフラッシュオーバー現象の発生が抑制される。したがって、欠陥の検出精度を向上できる。
(2)上記実施形態の検査方法では、絶縁体10および棒状電極500の先端側に配置される絶縁物として、絶縁性のオイル650が用いられている。これに代えて、例えば、ジェル状の絶縁物や、固体の絶縁物が用いられても良い。いずれの絶縁物が用いられる場合であっても、電圧印加工程は、棒状電極500の先端と径方向に対向する絶縁体10の内周面と、の間隙に、該絶縁物が隙間無く配置された状態で実行されればよい。
(3)棒状電極500の後端側を被覆する絶縁部材550の位置は、上記実施形態に限られない。例えば、棒状電極500の先端は、上述した取り付けられるべき主体金具50の後端の位置SHより後端側にあっても良い。棒状電極500の後端側を被覆する絶縁部材550は、少なくとも棒状電極500の後端側の一部、すなわち、棒状電極500のうち、電圧印加工程が行われる状態で絶縁体10の後端が位置する軸線方向の位置を被覆していることが好ましい。
(4)上記実施形態の検査方法では、電圧印加工程は、大気圧で行われているが、大気圧より高圧の雰囲気下で行われても良い。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
5...ガスケット、6...リング部材、8...板パッキン、9...タルク、10...絶縁体、12...軸孔、12A...第1の孔、12B...第2の孔、12C...縮径孔、13...脚長部、15...段部、17...先端側胴部、18...後端側胴部、19...鍔部、20...中心電極、21...中心電極本体、23...頭部、24...鍔部、25...脚部、29...中心電極チップ、30度以上摂氏80度以...摂氏、30...接地電極、31...接地電極本体、39...接地電極チップ、40...端子金具、41...キャップ装着部、42...鍔部、43...脚部、50...主体金具、51...工具係合部、52...取付ネジ部、53...加締部、54...座部、56...段部、58...圧縮変形部、59...挿入孔、60...導電性シール、70...抵抗体、100...スパークプラグ、200...絶縁体支持部材、210...固定孔、300...板状電極、310...電極孔、400...電極支持部材、500...棒状電極、510...大径部、520...小径部、530...縮外径部、550...絶縁部材、600...油槽、650...オイル、700...電源、1000...検査装置

Claims (6)

  1. 軸線方向に延びるスパークプラグ用の絶縁体の欠陥の有無を検査する検査方法であって、
    前記絶縁体の軸孔内に配置される第1の電極と、前記絶縁体の外周面の近傍に配置された第2の電極と、の間に電圧を印加する電圧印加工程を備え、
    前記電圧印加工程は、前記第1の電極の先端と、前記第1の電極の先端と対向する前記絶縁体の内周面との間隙に第1絶縁物が隙間無く配置された状態で実行されることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
    前記電圧印加工程は、さらに、前記第1の電極の後端側が第2絶縁物で被覆された状態で実行されることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
  3. 請求項1または2に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
    前記第1絶縁物は、絶縁性の液体であることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
    前記電圧印加工程において、前記第1の電極の先端は、前記軸孔内に位置することを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
  5. 請求項3に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
    前記絶縁性の液体の沸点は、摂氏0度以上摂氏100度以下であることを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載のスパークプラグ用の絶縁体の検査方法であって、
    前記第2絶縁物の先端は、前記絶縁体の外周に主体金具が取り付けられた場合における前記主体金具の後端の位置より先端側に位置することを特徴とする、スパークプラグ用の絶縁体の検査方法。
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