JP6205791B2 - 解析支援装置、解析支援方法、および解析支援プログラム - Google Patents

解析支援装置、解析支援方法、および解析支援プログラム Download PDF

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    • G11C29/022Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters in I/O circuitry

Description

本発明は、解析支援装置、解析支援方法、および解析支援プログラムに関する。
従来、回路解析ソフトウェアは、解析対象の回路に対して、直流解析(Direct Current Analysis)を実行して回路内の節点の電圧値を算出し、算出した電圧値を初期電圧値として交流解析(Alternating Current Analysis)または過渡解析(Transient Analysis)を実行する。
また、回路解析ソフトウェアは、直流解析では、回路の動作を解析するために、回路内の節点の電圧値を規定の電圧値に設定して解析し、回路内の節点の電圧値を規定の電圧値に設定した場合に対応する、回路の一つの動作の状態を示す節点の電圧値を算出する。
関連する技術としては、例えば、回路解析を実行して電圧値が解に収束しなかった非収束の節点を検出する技術がある。また、例えば、回路解析を実行して非収束の節点が検出された場合に他の節点における解に収束済みの電圧値の平均値を初期値として設定して再び回路解析を実行する技術がある。また、例えば、回路解析を実行して節点に対する最後の電圧値と最後から1つ前の電圧値とにより収束判定を行う技術がある。また、例えば、所定の収束条件を満たすまで、ニュートン法やDamped−Newton法などの複数のソルバを所定順序で起動して電圧値の解を求める技術がある。
特開平7−121578号公報 特開平5−342294号公報 特開平6−110959号公報 特開平9−179895号公報
しかしながら、上述した従来技術では、回路の複数の動作の状態の各々の状態を示す節点の電圧値を算出するために、直流解析において回路内のどの節点の電圧値を規定の電圧値とは異なる電圧値に設定すればよいか判断することが難しい。
1つの側面では、本発明は、回路解析を支援することができる解析支援装置、解析支援方法、および解析支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、回路内の複数の素子と、複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得し、取得した回路データに基づいて、素子の種別と素子を信号が通過する場合に信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過した信号がいずれかの節点に帰還した場合に信号の位相が反転するか否かを判定し、信号の位相が反転しないと判定された場合に、いずれかの節点を示す情報を出力する解析支援装置、解析支援方法、および解析支援プログラムが提案される。
本発明の一態様によれば、回路解析を支援することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる解析支援装置100による解析支援処理の一例を示す説明図である。 図2は、実施の形態にかかる解析支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、位相情報テーブル300の記憶内容の一例を示す説明図である。 図4は、解析支援装置100の機能的構成を示すブロック図である。 図5は、取得データの一例を示す説明図である。 図6は、解析対象の回路600の一例を示す説明図である。 図7は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その1)である。 図8は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その2)である。 図9は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その3)である。 図10は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その4)である。 図11は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その5)である。 図12は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その6)である。 図13は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図(その7)である。 図14は、解析支援装置100の解析支援処理手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、ステップS1402に示した探索処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、ステップS1508に示したループ判定処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる解析支援装置、解析支援方法、および解析支援プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(解析支援処理の一例)
図1は、実施の形態にかかる解析支援装置100による解析支援処理の一例を示す説明図である。図1において、解析支援装置100は、解析対象の回路の中から正帰還のループを検出して正帰還のループに含まれる節点を示す情報を出力するコンピュータである。
ここで、正帰還のループとは、一旦通過した信号の位相と同相の信号が帰還するループである。このため、ループ内の節点の電圧値は解に収束しない場合がある。以下の説明では、回路内の入力端子から入力された信号の位相を「正位相」と表記する場合がある。一方で、正位相の信号を位相反転した信号の位相を「逆位相」と表記する場合がある。
解析支援装置100は、例えば、(A)の回路に対して、入力端子101から入力された正位相の信号が通過する節点を特定し、一旦いずれかの節点を通過した信号が再び同一の節点に帰還する経路を探索する。解析支援装置100は、(A)の回路では、節点102を通過して再び節点102に帰還する経路を探索する。
次に、解析支援装置100は、経路上の素子の種別に基づいて、節点102を通過した信号が再び節点102に帰還した場合に、信号の位相が反転するか否かを判定する。解析支援装置100は、(A)の回路では、節点102を通過する信号の位相が正位相であって、素子103において位相反転して逆位相になり、素子104において位相反転して正位相になり、素子105において位相反転せずに節点102に帰還することを特定する。
したがって、解析支援装置100は、節点102を通過した信号が、節点102に帰還した場合に、信号の位相が反転しないと判定する。換言すれば、解析支援装置100は、節点102が、正帰還のループに含まれる節点であると判定する。
これにより、解析支援装置100は、正帰還のループに含まれ、回路解析において電圧値が解に収束しない場合がある節点を検出して出力することができる。以下の説明では、回路解析において電圧値が解に収束しない場合がある節点を「不定節点」と表記する場合がある。
このため、解析支援装置100の利用者は、通知された不定節点を把握し、不定節点の電圧値が解に収束するように不定節点の電圧値を設定することができる。また、解析支援装置100の利用者は、回路の複数の動作の状態を示す初期電圧値を算出するために、不定節点に複数の電圧値を設定することにより、回路解析における解析漏れを低減することができ、実際の回路の動作に応じた解析結果を得ることができることがある。
また、解析支援装置100は、例えば、(B)の回路に対して、入力端子106から入力された正位相の信号が通過する節点を特定し、一旦いずれかの節点を通過した信号が再び同一の節点に帰還する経路を探索する。解析支援装置100は、(B)の回路では、節点107を通過して再び節点107に帰還する経路を探索する。
次に、解析支援装置100は、経路上の素子の種別に基づいて、節点107を通過した信号が再び節点107に帰還した場合に、信号の位相が反転するか否かを判定する。解析支援装置100は、(B)の回路では、節点107を通過する信号の位相が正位相であって、素子108において位相反転して逆位相になり、素子109において位相反転して正位相になり、素子110において位相反転して逆位相になることを特定する。そして、解析支援装置100は、節点107を通過する信号の位相が逆位相になって節点107に帰還することを特定する。
したがって、解析支援装置100は、節点107を通過した信号が、節点107に帰還した場合に、信号の位相が反転すると判定する。換言すれば、解析支援装置100は、節点107が、負帰還のループに含まれる節点であると判定する。ここで、負帰還のループとは、一旦通過した信号の位相と逆相の信号が帰還するループである。解析支援装置100は、負帰還のループに含まれ、電圧値が発散しない節点を検出しない。
(解析支援装置100のハードウェア構成例)
図2は、実施の形態にかかる解析支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、解析支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、磁気ディスクドライブ(Hard Disk Drive)204と、磁気ディスク205と、光ディスクドライブ206と、光ディスク207と、ディスプレイ208と、インターフェース(I/F:Interface)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、解析支援装置100の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ204は、CPU201の制御にしたがって磁気ディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ206は、CPU201の制御にしたがって光ディスク207に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク207に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F209は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク214に接続され、このネットワーク214を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク214と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、解析支援装置100内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。なお、光ディスクドライブ206、光ディスク207、ディスプレイ208、キーボード210、マウス211、スキャナ212、およびプリンタ213の少なくともいずれか1つは、なくてもよい。
(位相情報テーブル300の記憶内容)
次に、図3を用いて、位相情報テーブル300の記憶内容の一例について説明する。位相情報テーブル300は、例えば、上述したROM202、RAM203、磁気ディスク205などにより実現される。
図3は、位相情報テーブル300の記憶内容の一例を示す説明図である。図3に示すように、位相情報テーブル300は、検索項目に対応付けて、符号項目を有し、検索方向ごとに各項目に情報が設定されることによりレコードを記憶する。
検索項目には、信号が通過する素子の種別が記憶される。符号項目には、検索項目が示す種別の素子を通過した信号の位相が同じままか反転するかを示す情報が記憶される。例えば、レコード301には、信号がゲート端子からドレイン端子へと通過する場合のトランジスタを示す情報と、信号の位相が反転することを示す情報と、が対応付けて記憶されている。
(解析支援装置100の機能的構成例)
次に、図4を用いて、解析支援装置100の機能的構成例について説明する。
図4は、解析支援装置100の機能的構成を示すブロック図である。解析支援装置100は、取得部401と、探索部402と、記憶部403と、判定部404と、出力部405と、解析部406と、を含む。取得部401と、探索部402と、記憶部403と、判定部404と、出力部405と、解析部406とは、例えば、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F209により、その機能を実現する。
取得部401は、回路内の複数の素子と、複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得する。ここで、回路とは、直流解析、交流解析、過渡解析などの解析対象になる回路である。回路データとは、例えば、解析対象になる回路を示すネットリストである。ネットリストについては、図5に後述する。
また、取得部401は、ネットリストに記載された節点のうち、入力端子になる節点を示す端子データを取得してもよい。これにより、探索部402は、取得部401によって取得された回路データに基づいて、解析対象の回路においてループになる経路を探索することができる。取得されたデータは、例えば、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
探索部402は、回路データを参照して、回路内の入力端子から入力された信号が通過する順に回路内の節点を特定して、信号がいずれかの節点を通過してからいずれかの節点に帰還するまでの経路を探索する。
探索部402は、例えば、回路データを参照して、入力端子になる節点を現在の節点として設定し、現在の節点に接続された素子を特定し、特定した素子のうちで現在の節点からの信号が通過可能な素子を特定する。次に、探索部402は、特定した通過可能な素子を通過した先にある節点を特定して、現在の節点と特定した節点との経路を探索する。
ここで、信号が通過可能な素子とは、例えば、ゲート端子からドレイン端子へと通過する場合のトランジスタ、ドレイン端子とソース端子との間を通過する場合のトランジスタ、ゲート端子からソース端子へと通過する場合のトランジスタである。また、信号が通過可能な素子とは、例えば、抵抗、容量、およびインダクタなどの受動素子である。
そして、探索部402は、特定した通過可能な素子を通過した先にある節点を、新たな現在の節点として設定し、上述した処理と同様にして新たな現在の節点から通過可能な素子を通過した先にある節点を特定して経路を探索する処理を繰り返す。この時、探索部402は、現在の節点から通過可能な素子を通過した先にある節点であっても、直前に特定した節点であれば、経路の逆戻りを防止するために特定しない。
探索部402は、上述した処理において、既に探索した経路に含まれる節点が特定された場合に、特定した節点を始点として経路を逆に戻って特定した節点に戻るまでの経路を、ループとして検出する。これにより、探索部402は、正帰還のループになりうるループを検出することができる。探索結果は、例えば、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
記憶部403は、素子の種別と素子を信号が通過する場合に信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する。記憶部403は、例えば、トランジスタと、トランジスタのゲート端子からドレイン端子へと信号が通過する場合に信号の位相が反転することを示す情報と、を対応付けて記憶する。ここで、トランジスタとは、例えば、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)である。記憶部403は、例えば、図3に示した位相情報テーブル300を記憶する。
判定部404は、取得部401によって取得された回路データに基づいて、記憶部403の記憶内容を参照して、回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過した信号がいずれかの節点に帰還した場合に信号の位相が反転するか否かを判定する。
判定部404は、例えば、探索部402によって探索された経路上の素子の種別に基づいて、記憶部403の記憶内容を参照して、いずれかの節点を通過した信号がいずれかの節点に帰還した場合に信号の位相が反転するか否かを判定する。
判定部404は、具体的には、経路上で信号がトランジスタのゲート端子からドレイン端子へと偶数回通過した場合に、信号の位相が反転しないと判定する。ここで、0回は、偶数回に含まれる。換言すれば、判定部404は、記憶部403の記憶内容を参照して、入力端子から入力された信号が、経路上で信号の位相が偶数回反転した場合に、信号の位相が反転しないと判定する。
これにより、判定部404は、信号の位相が反転しない場合、探索部402によって探索されたループが正帰還のループであると判定することができる。判定結果は、例えば、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
出力部405は、判定部404によって信号の位相が反転しないと判定された場合に、いずれかの節点を示す情報を出力する。出力形式としては、例えば、ディスプレイ208への表示、プリンタ213への印刷出力、I/F209による外部装置への送信がある。また、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
解析部406は、判定部404によって信号の位相が反転しないと判定されたいずれかの節点に、回路内の電源の電圧値を設定した場合と、回路内の接地の電圧値を設定した場合と、について、回路の回路解析を行う。例えば、判定部404によって信号の位相が反転しないと判定された第1の節点と第2の節点とがある場合を例に挙げる。この場合、解析部406は、第1の節点に電源の電圧値を設定し、第2の節点に電源の電圧値を設定し、回路の回路解析を行う。
また、この場合、解析部406は、第1の節点に電源の電圧値を設定し、第2の節点に接地の電圧値を設定し、回路の回路解析を行う。また、この場合、解析部406は、第1の節点に接地の電圧値を設定し、第2の節点に電源の電圧値を設定し、回路の回路解析を行う。また、この場合、解析部406は、第1の節点に接地の電圧値を設定し、第2の節点に接地の電圧値を設定し、回路の回路解析を行う。
これにより、解析部406は、解が非収束になる場合がある節点について複数の初期値を設定して解析することにより、解析漏れを低減することができる。解析結果は、例えば、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
(取得データの一例)
次に、図5を用いて、取得データの一例について説明する。取得データは、取得部401によって取得された回路データ502と端子データ501とを含む。
図5は、取得データの一例を示す説明図である。図5に示すように、端子データ501は、入力端子、出力端子、電源、または接地になる節点の名称と、端子の種別と、を示すデータである。図5の例では、例えば、inputは、入力端子を示す。outputは、出力端子を示す。Powerは、電源を示す。GNDは、接地を示す。図5の例では、具体的には、節点「IN」が入力端子になる節点であることを示す。
また、回路データ502は、素子名と、素子の接続される節点と、を示すデータである。図5の例では、1行目が素子名を、2行目以降の行が節点の名称を、各々、示す。図5の例では、具体的には、トランジスタ「M1」と、トランジスタ「M1」のドレイン端子が接続された節点「OUT」、ゲート端子が接続された節点「IN」、ソース端子が接続された節点「VDD」、バルク端子が接続された節点「VDD」を示す。
(解析対象の回路600の一例)
次に、図6を用いて、解析対象の回路600の一例について説明する。
図6は、解析対象の回路600の一例を示す説明図である。図6に示すように、解析対象の回路600は、図5に示した回路データ502に対応する回路600であって、トランジスタM1〜M8を含む回路600である。
(解析支援装置100の動作)
次に、図7〜図13を用いて、図6に示した解析対象の回路600に対する解析支援装置100の動作の一例について説明する。
図7〜図13は、解析支援装置100の動作の一例を示す説明図である。図7に示すように、解析支援装置100は、入力端子になる節点「IN」を現在の節点として設定する。次に、解析支援装置100は、現在の節点「IN」から通過可能な素子として、トランジスタM1,M3を特定する。そして、解析支援装置100は、特定したトランジスタM1,M3を通過した先の節点を特定する。
ここで、解析支援装置100は、現在の節点と、特定した各々の素子と、各々の素子を通過した先の節点と、を示すデータを、作成する。以下の説明では、現在の節点と、特定した各々の素子と、各々の素子を通過した先の節点と、を示すデータを「接続データ」と表記する場合がある。図7の例では、解析支援装置100は、接続データ[M1:IN:OUT]と、接続データ[M1:IN:VDD]と、接続データ[M3:IN:OUT]と、接続データ[M3:IN:X]と、を作成する。上述した接続データは、[素子の名称:現在の節点:通過した先の節点]を示す。
次に、解析支援装置100は、作成した接続データのうちのいずれかの接続データを、探索する経路を示す接続データとして選択する。図7の例では、解析支援装置100は、接続データ[M1:IN:OUT]を選択し、作業メモリ701に記憶する。解析支援装置100は、未選択の接続データを、未処理メモリ703に記憶する。そして、解析支援装置100は、図8に示す動作に移行する。
図8に示すように、解析支援装置100は、選択した接続データ[M1:IN:OUT]に基づいて、節点「IN」から節点「OUT」へとトランジスタM1を信号が通過した場合に信号の位相が反転するか否かを特定する。
ここで、解析支援装置100は、回路データ502を参照して、節点「IN」から節点「OUT」へとトランジスタM1を信号が通過した場合に、トランジスタM1のゲート端子からドレイン端子へと信号が通過することを特定する。次に、解析支援装置100は、位相情報テーブル300を参照して、トランジスタのゲート端子からドレイン端子へと信号が通過するため、信号が反転することを特定する。
そして、解析支援装置100は、選択した接続データ[M1:IN:OUT]が示す経路を通過した場合に、信号が反転することを示す位相データ[IN:OUT:−]を作成して、節点メモリ702に記憶する。
また、解析支援装置100は、選択した接続データ[M1:IN:OUT]を、探索済みの経路を示す接続データとして、作業メモリ701から検索履歴メモリ704に移動する。また、解析支援装置100は、選択した接続データ[M1:IN:OUT]に基づいて、現在の節点を、トランジスタM1を通過した先の節点「OUT」に設定する。そして、解析支援装置100は、図9に示す動作に移行する。
図9に示すように、解析支援装置100は、図7と同様に、現在の節点「OUT」から通過可能な素子として、トランジスタM5,M7を特定する。そして、解析支援装置100は、特定したトランジスタM5,M7を通過した先の節点を特定する。
ここで、解析支援装置100は、現在の節点と、特定した各々の素子と、各々の素子を通過した先の節点と、を示す接続データを、作成する。図9の例では、解析支援装置100は、接続データ[M5:OUT:IN]と、接続データ[M5:OUT:VDD]と、接続データ[M7:OUT:IN]と、接続データ[M7:OUT:Y]とを作成する。
次に、解析支援装置100は、作成した接続データのうちのいずれかの接続データを、探索する経路を示す接続データとして選択する。図9の例では、解析支援装置100は、接続データ[M5:OUT:IN]を選択し、作業メモリ701に記憶する。解析支援装置100は、未選択の接続データを、未処理メモリ703に記憶する。そして、解析支援装置100は、図10に示す動作に移行する。
図10に示すように、解析支援装置100は、図8と同様に、選択した接続データ[M5:OUT:IN]に基づいて、節点「OUT」から節点「IN」へとトランジスタM5を信号が通過した場合に信号の位相が反転するか否かを特定する。
ここで、解析支援装置100は、回路データ502を参照して、節点「OUT」から節点「IN」へとトランジスタM5を信号が通過した場合に、トランジスタM5のゲート端子からドレイン端子へと信号が通過することを特定する。次に、解析支援装置100は、位相情報テーブル300を参照して、トランジスタのゲート端子からドレイン端子へと信号が通過するため、信号が反転することを特定する。
そして、解析支援装置100は、選択した接続データ[M5:OUT:IN]が示す経路を通過した場合に、信号が反転することを示す位相データ[OUT:IN:−]を作成して、節点メモリ702に記憶する。
ここで、解析支援装置100は、選択した接続データ[M5:OUT:IN]が示す経路を通過した先の節点「IN」が、検索履歴メモリ704のいずれかの接続データが示す経路の始点となる節点と同一であるか否かを判定する。
図10の例では、解析支援装置100は、選択した接続データ[M5:OUT:IN]が示す経路を通過した先の節点「IN」が、検索履歴メモリ704の接続データ[M1:IN:OUT]が示す経路の始点となる節点「IN」と同一であると判定する。
これにより、解析支援装置100は、作業メモリ701と検索履歴メモリ704とを参照して、解析対象の回路600内に、節点「IN」から節点「OUT」を通過して節点「IN」に戻るループを検出する。そして、解析支援装置100は、図11に示す動作に移行する。
図11に示すように、解析支援装置100は、節点メモリ702を参照して、節点「IN」から節点「OUT」を通過して節点「IN」に戻るループ上で、信号の位相が反転する場合があれば、「−1」を作業メモリ1101に記憶する。また、解析支援装置100は、節点メモリ702を参照して、節点「IN」から節点「OUT」を通過して節点「IN」に戻るループ上で、信号の位相が同じままである場合があれば、「1」を作業メモリ1101に記憶する。そして、解析支援装置100は、作業メモリ1101に記憶した各々の値を乗算した値をAnsとして算出する。
次に、解析支援装置100は、Ansが「1」になる場合に、ループ上での位相の反転が偶数回であって正帰還のループであると判定する。ここで、0回は偶数回に含む。一方で、解析支援装置100は、Ansが「−1」になる場合に、ループ上での位相の反転が奇数回であって負帰還のループであると判定する。
図11の例では、解析支援装置100は、節点「IN」から節点「OUT」を通過して節点「IN」に戻るループ上で、トランジスタM1を通過して信号が位相反転するため、「−1」を作業メモリ1101に記憶する。また、解析支援装置100は、節点「IN」から節点「OUT」を通過して節点「IN」に戻るループ上で、トランジスタM5を通過して信号が位相反転するため、「−1」を作業メモリ1101に記憶する。
次に、解析支援装置100は、作業メモリ1101に記憶した「−1」と「−1」とを乗算した値をAns「1」として算出する。解析支援装置100は、Ansが「1」であるため、正帰還のループであると判定する。そして、解析支援装置100は、図12に示す動作に移行する。
図12に示すように、解析支援装置100は、節点「IN」から節点「OUT」を通過して節点「IN」に戻るループが正帰還のループであると判定されたため、節点「IN」が正帰還のループに含まれる不定節点であると判定する。次に、解析支援装置100は、不定節点であると判定された節点「IN」を不定節点メモリ1201に記憶する。
また、解析支援装置100は、選択した接続データ[M5:OUT:IN]を、探索済みの経路を示す接続データとして、作業メモリ701から検索履歴メモリ704に移動する。そして、解析支援装置100は、図13に示す動作に移行する。
図13に示すように、解析支援装置100は、ループが探索されたため、別の経路の探索に移行する。図13の例では、解析支援装置100は、未処理メモリ703に記憶された未選択の接続データのうち、接続データ[M3:IN:OUT]を選択し、作業メモリ701に記憶する。そして、解析支援装置100は、図8〜図12の処理と同様にして経路を探索する。
これにより、解析支援装置100は、正帰還のループに含まれ、電圧値が発散する場合がある節点であって、回路解析において電圧値が解に収束しない場合がある節点を記憶することができる。また、解析支援装置100は、記憶した不定節点を示す情報を、解析支援装置100の利用者に通知することができる。
結果として、解析支援装置100の利用者は、解析対象の回路600の回路解析を行う場合に、通知された節点が不定節点であることを把握して回路解析を行うことができ、不定節点の電圧値を調整して解析漏れを低減することができる。
また、解析支援装置100は、記憶した不定節点を示す情報に基づいて、不定節点に規定の電圧値を設定して、回路解析ソフトウェアを用いて自動で回路解析を行ってもよい。回路解析ソフトウェアとは、例えば、SPICEである。結果として、解析支援装置100は、不定節点の電圧値を調整して回路解析を行うため、解析漏れを低減することができる。
(解析支援処理手順の一例)
次に、図14を用いて、解析支援装置100の解析支援処理手順の一例について説明する。
図14は、解析支援装置100の解析支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図14において、解析支援装置100は、回路データ502が入力されたか否かを判定する(ステップS1401)。ここで、回路データ502が入力されていない場合(ステップS1401:No)、解析支援装置100は、ステップS1401の処理に戻る。
一方で、回路データ502が入力された場合(ステップS1401:Yes)、解析支援装置100は、図15に示す探索処理を実行して(ステップS1402)、不定節点を検出する。次に、解析支援装置100は、検出された各々の不定節点に対して所定の電圧値を設定する場合の全ての組み合わせを示すパターン情報を作成する(ステップS1403)。
次に、解析支援装置100は、作成したパターン情報のうちの未選択のパターン情報を選択する(ステップS1404)。そして、解析支援装置100は、選択したパターン情報が示す、各々の不定節点の電圧値の組み合わせを設定した場合について、解析対象の回路600の回路解析を行う(ステップS1405)。
次に、解析支援装置100は、未選択のパターン情報があるか否かを判定する(ステップS1406)。ここで、未選択のパターン情報がある場合(ステップS1406:Yes)、解析支援装置100は、ステップS1404の処理に戻る。
一方で、未選択のパターン情報がない場合(ステップS1406:No)、解析支援装置100は、解析支援処理を終了する。これにより、解析支援装置100は、不定節点を検出し、検出した不定節点に規定の電圧値を設定して、回路解析ソフトウェアを用いて自動で回路解析を行うことができる。結果として、解析支援装置100は、不定節点の電圧値を調整して回路解析を行うため、解析漏れを低減することができる。
(探索処理手順の一例)
次に、図15を用いて、ステップS1402に示した探索処理手順の一例について説明する。
図15は、ステップS1402に示した探索処理手順の一例を示すフローチャートである。図15において、解析支援装置100は、未選択の入力端子になる節点を選択する(ステップS1501)。次に、選択した入力端子になる節点に接続された素子を抽出して、接続データを作成する(ステップS1502)。
そして、解析支援装置100は、素子が抽出されたか否かを判定する(ステップS1503)。ここで、素子が抽出されていない場合(ステップS1503:No)、解析支援装置100は、ステップS1510の処理に移行する。
一方で、素子が抽出された場合(ステップS1503:Yes)、解析支援装置100は、作成した接続データのうちの未選択の接続データを選択する(ステップS1504)。次に、解析支援装置100は、選択した接続データに基づいて位相データを作成する(ステップS1505)。そして、解析支援装置100は、作成した位相データを節点メモリ702に記憶する(ステップS1506)。
次に、解析支援装置100は、検索履歴メモリ704に記憶された接続データが示す経路の始点になる節点に、選択した接続データが示す経路を通過した先にある節点と一致するものがあるか否かを判定する(ステップS1507)。
ここで、一致するものがある場合(ステップS1507:Yes)、解析支援装置100は、図16に後述するループ判定処理を実行して(ステップS1508)、ステップS1510の処理に移行する。
一方で、一致するものがない場合(ステップS1507:No)、解析支援装置100は、選択した接続データを検索履歴メモリ704に記憶して(ステップS1509)、ステップS1510の処理に移行する。
ステップS1510において、解析支援装置100は、未選択の接続データがあるか否かを判定する(ステップS1510)。ここで、未選択の接続データがある場合(ステップS1510:Yes)、解析支援装置100は、ステップS1502の処理に戻る。
一方で、未選択の接続データがない場合(ステップS1510:No)、解析支援装置100は、未選択の入力端子になる節点があるか否かを判定する(ステップS1511)。ここで、未選択の入力端子になる節点がある場合(ステップS1511:Yes)、解析支援装置100は、ステップS1501の処理に戻る。
一方で、未選択の入力端子になる節点がない場合(ステップS1511:No)、解析支援装置100は、探索処理を終了する。これにより、解析支援装置100は、不定節点を検出することができる。
(ループ判定処理手順)
次に、図16を用いて、ステップS1508に示したループ判定処理手順について説明する。
図16は、ステップS1508に示したループ判定処理手順を示すフローチャートである。図16において、解析支援装置100は、接続データに基づいて、ループを探索する(ステップS1601)。次に、解析支援装置100は、探索したループが、正帰還のループであるか否かを判定する(ステップS1602)。
ここで、正帰還のループである場合(ステップS1602:Yes)、解析支援装置100は、不定節点として節点メモリ702に記憶して(ステップS1603)、ステップS1604の処理に移行する。一方で、正帰還のループではない場合(ステップS1602:No)、解析支援装置100は、ステップS1604の処理に移行する。
ステップS1604において、解析支援装置100は、選択した接続データを検索履歴メモリ704に記憶して(ステップS1604)、ループ判定処理を終了する。これにより、解析支援装置100は、不定節点を検出することができる。
以上説明したように、解析支援装置100によれば、回路600内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過した信号がいずれかの節点に帰還した場合に信号の位相が反転するか否かを判定することができる。これにより、解析支援装置100は、回路600内の正帰還のループに含まれる節点を検出することができる。
このため、解析支援装置100の利用者は、通知された不定節点を把握し、不定節点の電圧値が解に収束するように不定節点の電圧値を設定することができる。また、解析支援装置100の利用者は、回路の複数の動作の状態を示す初期電圧値を算出するために、不定節点に複数の電圧値を設定することにより、回路解析における解析漏れを低減することができ、実際の回路の動作に応じた解析結果を得ることができることがある。また、解析支援装置100の利用者は、回路600内の正帰還のループに含まれるハイインピーダンスになる節点を検出することができる。
また、解析支援装置100によれば、検出した不定節点に、回路600内の電源の電圧値を設定した場合と、回路600内の接地の電圧値を設定した場合と、について、回路600の回路解析を行うことができる。これにより、解析支援装置100は、不定節点の電圧値を調整して回路解析を行うため、解析漏れを低減することができる。
また、回路内の全ての節点に対して複数通りの電圧値を設定して解析することにより解析漏れを低減する場合が考えられる。しかしながら、この場合、解析にかかる時間が増大してしまう。一方で、解析支援装置100は、不定節点を検出して、不定節点に複数通りの電圧値を設定して解析することにより、全ての節点に対して複数通りの電圧値を設定して解析する場合に比べて、解析にかかる時間を低減しつつ、解析漏れを低減することができる。
なお、本実施の形態で説明した解析支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本解析支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本解析支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)回路内の複数の素子と、前記複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記回路データに基づいて、素子の種別と前記素子を信号が通過する場合に前記信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過した信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に前記信号の位相が反転するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記信号の位相が反転しないと判定された場合に、前記いずれかの節点を示す情報を出力する出力部と、
を有することを特徴とする解析支援装置。
(付記2)前記回路データを参照して、前記回路内の入力端子から入力された信号が通過する順に前記回路内の節点を特定して、前記信号が前記いずれかの節点を通過してから前記いずれかの節点に帰還するまでの経路を探索する探索部を有し、
前記判定部は、前記探索部によって探索された前記経路上の素子の種別に基づいて、前記記憶部の記憶内容を参照して、前記いずれかの節点を通過した前記信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に前記信号の位相が反転するか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の解析支援装置。
(付記3)前記記憶部は、トランジスタと、前記トランジスタのゲート端子からドレイン端子へと信号が通過する場合に前記信号の位相が反転することを示す情報と、を対応付けて記憶し、
前記判定部は、前記記憶部の記憶内容を参照して、前記入力端子から入力された信号が、前記経路上でトランジスタのゲート端子からドレイン端子へと偶数回通過した場合に、前記信号の位相が反転しないと判定することを特徴とする付記2に記載の解析支援装置。
(付記4)前記判定部によって前記信号の位相が反転しないと判定された前記いずれかの節点に、前記回路内の電源の電圧値を設定した場合と、前記回路内の接地の電圧値を設定した場合と、について、前記回路の回路解析を行う解析部を有することを特徴とする付記1または2に記載の解析支援装置。
(付記5)コンピュータが、
回路内の複数の素子と、前記複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得し、
取得した前記回路データに基づいて、素子の種別と前記素子を信号が通過する場合に前記信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過した信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に前記信号の位相が反転するか否かを判定し、
前記信号の位相が反転しないと判定された場合に、前記いずれかの節点を示す情報を出力する、
処理を実行することを特徴とする解析支援方法。
(付記6)コンピュータに、
回路内の複数の素子と、前記複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得し、
取得した前記回路データに基づいて、素子の種別と前記素子を信号が通過する場合に前記信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過した信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に前記信号の位相が反転するか否かを判定し、
前記信号の位相が反転しないと判定された場合に、前記いずれかの節点を示す情報を出力する、
処理を実行させることを特徴とする解析支援プログラム。
100 解析支援装置
401 取得部
402 探索部
403 記憶部
404 判定部
405 出力部
406 解析部

Claims (7)

  1. 回路内の複数の素子と、前記複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記回路データを参照して、前記回路の実動作時に信号が入力される前記回路内の入力端子を起点に、当該信号が通過する順に前記回路内の節点を特定して、当該信号が前記回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過してから前記いずれかの節点に帰還するまでの経路を探索する探索部と、
    素子の種別と前記素子を信号が通過する場合に当該信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記探索部によって探索された前記経路上の素子の種別に基づいて、前記いずれかの節点を通過した信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に当該信号の位相が反転するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって当該信号の位相が反転しないと判定された場合に、前記いずれかの節点を示す情報を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする解析支援装置。
  2. 前記記憶部は、トランジスタと、前記トランジスタのゲート端子からドレイン端子へと信号が通過する場合に当該信号の位相が反転することを示す情報と、を対応付けて記憶し、
    前記判定部は、前記記憶部の記憶内容を参照して、前記入力端子から入力された信号が、前記経路上でトランジスタのゲート端子からドレイン端子へと偶数回通過した場合に、当該信号の位相が反転しないと判定することを特徴とする請求項1に記載の解析支援装置。
  3. 前記判定部によって信号の位相が反転しないと判定された前記いずれかの節点に、複数の電圧値のそれぞれの電圧値を設定した場合について、前記回路の回路解析を行う解析部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の解析支援装置。
  4. 前記解析部は、前記判定部によって信号の位相が反転しないと判定された前記いずれかの節点に、前記回路内の電源の電圧値を設定した場合と、前記回路内の接地の電圧値を設定した場合と、について、前記回路の回路解析を行う、ことを特徴とする請求項3に記載の解析支援装置。
  5. 前記解析部は、前記回路の回路解析を行う際、前記回路内の複数の節点のうち、前記回路内の前記入力端子に接続される節点であって、前記判定部によって信号の位相が反転しないと判定された前記いずれかの節点を除いた節点に、所定の電圧値を設定する、ことを特徴とする請求項3または4に記載の解析支援装置。
  6. コンピュータが、
    回路内の複数の素子と、前記複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得し、
    取得した前記回路データを参照して、前記回路の実動作時に信号が入力される前記回路内の入力端子を起点に、当該信号が通過する順に前記回路内の節点を特定して、当該信号が前記回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過してから前記いずれかの節点に帰還するまでの経路を探索し、
    素子の種別と前記素子を信号が通過する場合に当該信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、探索した前記経路上の素子の種別に基づいて、前記いずれかの節点を通過した信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に当該信号の位相が反転するか否かを判定し、
    当該信号の位相が反転しないと判定された場合に、前記いずれかの節点を示す情報を出力する、
    処理を実行することを特徴とする解析支援方法。
  7. コンピュータに、
    回路内の複数の素子と、前記複数の素子のうちの少なくとも2つの素子が接続される節点と、を示す回路データを取得し、
    取得した前記回路データを参照して、前記回路の実動作時に信号が入力される前記回路内の入力端子を起点に、当該信号が通過する順に前記回路内の節点を特定して、当該信号が前記回路内の複数の節点のうちのいずれかの節点を通過してから前記いずれかの節点に帰還するまでの経路を探索し、
    素子の種別と前記素子を信号が通過する場合に当該信号の位相が反転するか否かを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、探索した前記経路上の素子の種別に基づいて、前記いずれかの節点を通過した信号が前記いずれかの節点に帰還した場合に当該信号の位相が反転するか否かを判定し、
    当該信号の位相が反転しないと判定された場合に、前記いずれかの節点を示す情報を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする解析支援プログラム。
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