JP6204817B2 - 逃し弁 - Google Patents

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Description

本発明は、弁装置の一種である逃し弁に関する。本発明の逃し弁は例えば、エコキュート(登録商標)や電気温水機器等の圧力配管(タンクを含む)を備える分野において配管内の圧力を開放する圧力開放弁として用いられる。
従来から図7に示す逃し弁が知られており、この逃し弁には、圧力配管内の流体圧力が大きくなったときや圧力配管を備える機器の作動を停止するとき等にレバー106を揺動操作することにより強制開弁して配管内の圧力を外部へ開放する機能すなわち強制開弁機能が設定されている。
レバー106は、ケーシング101の外側に揺動可能に配置され、手動で揺動操作されるものであって、揺動操作されたときに図上C点を中心として矢印方向にほぼ直角度の範囲に亙って揺動する。またレバー106には、このレバー106によって押圧される被押圧部材107が当接しており、被押圧部材107は復帰スプリング108によってレバー106に押し付けられている。
図7はレバー106を揺動操作する前の定常時の状態を示し、レバー106はケーシング101に対し横倒しの姿勢とされている。また被押圧部材107はその一部がケーシング101から突出した状態でレバー106に当接して停止しており、この停止位置が被押圧部材107の初動位置とされている。
図7の位置にあるレバー106を揺動操作するとレバー106が被押圧部材107を押圧して図上下方へ向けて移動させ、移動する被押圧部材107に対し弁体105が従動する。したがって弁体105が弁座104から離れるので開弁し、圧力が流入ポート102から流出ポート103へ流れ開放される。
また、揺動操作したレバー106を図7の位置へ戻すと、被押圧部材107が復帰スプリング108によって初動位置へ復帰する。したがって弁体105が弁座104に対し着座可能とされる。
しかしながら上記従来の逃し弁には、以下の問題が指摘される。
上記したようにレバー106はケーシング101に対し相対に動く(揺動する)部品であり、被押圧部材107はこれもケーシング101に対し相対に動く(往復動する)部品である。一般的にケーシング101に対し相対に動く部品については組立てに際し少なくとも少々のガタつきが存在する。したがって上記従来の逃し弁によると、ケーシング101に対し相対に動く部品であるレバー106が同じくケーシング101に対し相対に動く部品である被押圧部材107の初動位置を規定する結果として、ガタつきが累積することがあり、これを原因として当該逃がし弁の作動精度に誤差が生じる等の不都合が発生することがある。
また、上記したようにレバー106はケーシング101に対し相対に動く部品であってかつケーシング101の外側に装着されていることから、レバー106がケーシング101から外れて脱落してしまうことが懸念される。レバー106がケーシング101から外れて脱落すると被押圧部材107が図7の位置から更に突出して、弁体105が連動しなくなり、逃し弁の内部機構がもはや正常に作動しなくなる。
特開2011−47506号公報 特開2008−138784号公報
本発明は以上の点に鑑みて、弁の組立てに際して複数の可動部品によるガタつきの累積が生じにくく、もって弁が正常に作動しやすい構造の逃し弁を提供することを目的とし、併せてレバーがケーシングから外れにくく脱落しにくい構造の逃し弁を提供することを目的とする。また、弁が強制開弁機能を発揮するとともに、圧力配管が負圧で破壊されるのを防止すべく負圧解消機能を発揮することもできる構造の逃し弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による逃し弁は、流体の流入ポートおよび流出ポートを備えるケーシングと、前記ケーシングの内部に互いに接離可能に配置された弁座および弁体と、前記ケーシングの外側に揺動可能に配置されたレバーと、前記ケーシングによって往復動可能に保持されるとともに前記レバーを揺動操作したときに前記レバーにより押圧され移動して前記弁体を前記弁座から離間させる被押圧部材と、前記被押圧部材を押圧前の初動位置へ復帰動させる復帰スプリングとを有し、前記被押圧部材の初動位置を規定するとともに前記レバーを前記ケーシングから抜け止めするストッパ部材が前記ケーシングの外側に装着され、前記流出ポートとともに吸気ポートが前記ケーシングの内面に開口するように設けられ、前記吸気ポートは、前記ケーシング内が負圧となったときに開弁して大気圧を導入する逆止弁に接続されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2による逃し弁は、上記した請求項1記載の逃し弁において、前記ケーシングの外側に、立ち上がり部の幅方向両側に互いに平行な一対のレバー保持片を設けたレバー保持部が設けられ、前記ストッパ部材は、前記ケーシングの外面と前記一対のレバー保持片との間に差し込み式で装着されるものであって、前記復帰スプリングにより弾性付勢された前記被押圧部材が当接することにより前記被押圧部材の初動位置を規定するとともに前記レバー保持片との間に前記レバーの回転軸部を挟み込むプレート状のストッパ本体を有し、さらに、前記レバーの回転軸部を前記ストッパ本体および前記レバー保持片間から抜け止めする突起状の抜け止め片と、前記レバーを前記被押圧部材に対し接離可能に接触させる穴状の連通部とが前記プレート状のストッパ本体に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3による逃し弁は、上記した請求項1または2記載の逃し弁において、前記ケーシングの内部空間に往復動可能に配置された環状のピストンと、前記ピストンの外周側に配置されるとともに前記ケーシングの内部空間を前記流入ポートに通じる流入室および前記流出ポートに通じる流出室に仕切るシール手段と、前記ピストンの内周側に相対移動可能に配置されたポペットと、前記ピストンの流入室側端部に設けられた前記弁座と、前記弁座の流入室側に接離可能に配置されるとともに前記ポペットに保持された前記弁体と、前記弁体が前記弁座に接触する方向へ前記ポペットを弾性付勢する封止スプリングとを有することを特徴とすることを特徴とする。
更にまた、本発明の請求項4による逃し弁は、上記した請求項1、2または3記載の逃し弁において、前記流出ポートおよび吸気ポートは前記ケーシングの内面における円周上同一位置に設けられ、前記ケーシングの内面における前記吸気ポートの開口部高さ位置は前記流出ポートの開口部高さ位置より高い位置に設定されていることを特徴とする。
上記構成を備える本発明の逃し弁においては、流体の流入ポートおよび流出ポートを備えるケーシングの内部に弁座および弁体が互いに接離可能に配置され、ケーシングの外側にレバーが揺動可能に配置され、ケーシングによって往復動可能に保持されるとともにレバーを揺動操作したときにレバーにより押圧され移動して弁体を弁座から離間させる被押圧部材が設けられ、被押圧部材を押圧前の初動位置へ復帰動させる復帰スプリングが設けられているため、レバーを揺動操作するとレバーが被押圧部材を押圧して移動させ、弁体が弁座から離間し、開弁する。したがってレバーを揺動操作することにより強制開弁して配管内の圧力を外部へ開放する強制開弁機能が発揮される。
また、上記構成を備える本発明の逃し弁においては、被押圧部材の初動位置を規定するとともにレバーをケーシングから抜け止めするストッパ部材がケーシングの外側に装着されている。ストッパ部材はケーシングに対し相対に動くものではなくケーシングに対し静止的ないし固定的に装着されるものである。したがってこのようなストッパ部材が被押圧部材の初動位置を規定することにより、複数の可動部品によるガタつきの累積が抑制される。また、ストッパ部材はレバーとともにケーシングの外側に装着され、かつケーシングに対し静止的ないし固定的に装着されるものである。したがってこのようなストッパ部材がレバーをケーシングから抜け止めすることにより、レバーの脱落が抑制される。
本発明によるストッパ部材の好適な例として、ストッパ部材はプレート状のストッパ本体を備える。またその前提として、ケーシングの外側にレバー保持部が設けられ、レバー保持部は立ち上がり部の幅方向両側に互いに平行な一対のレバー保持片を設けたものとされる。プレート状のストッパ本体はケーシングの外面と一対のレバー保持片との間に差し込み式で装着される。装着されたストッパ本体には、復帰スプリングにより弾性付勢された被押圧部材が当接し、これにより被押圧部材の初動位置が規定される。また、装着されたストッパ本体とレバー保持片との間にレバーの回転軸部が挟み込まれ、ストッパ本体に突起状の抜け止め片が設けられているので、レバーの回転軸部がストッパ本体およびレバー保持片間から抜け止めされる。また、ストッパ本体に穴状の連通部が設けられているので、レバーは被押圧部材に対し接離可能に接触することが可能とされ、これによりレバーは揺動操作されたときに被押圧部材を押圧して移動させる。
尚、本発明の逃し弁は、上記したようにレバーを揺動操作することにより強制開弁して圧力を開放する強制開弁機能を発揮するが、このほか、流入ポート側の1次圧が負圧となったときに自動で開弁して大気圧を導入する機能すなわち負圧解消機能を併せて発揮する弁とすることもでき、この場合、逃し弁は例えば以下のように構成される。
すなわち上記強制開弁機能を備える逃し弁において、ケーシングの内部空間に環状のピストンが往復動可能に配置され、ピストンの外周側にケーシングの内部空間を流入ポートに通じる流入室および流出ポートに通じる流出室に仕切るシール手段が配置され、ピストンの内周側にポペットが相対移動可能に配置され、ピストンの流入室側端部に弁座が設けられ、弁座の流入室側にポペットに保持された弁体が接離可能に配置され、弁体が弁座に接触する方向へポペットを弾性付勢する封止スプリングが配置される。また、流出ポートとともに吸気ポートがケーシングの内面に開口するよう設けられ、流出ポートは大気開放され、吸気ポートは逆止弁に接続される。逆止弁はケーシング内が負圧となったときに開弁して大気圧を導入する。逆止弁は逃し弁が強制開弁機能を発揮するとき(1次圧を開放するとき)には圧力の流れ方向により閉弁するため、圧力の開放は専ら流出ポートで行なわれる。また流出ポートは大気開放されているため通常であればここから大気圧を導入するが、長期間の使用で詰まったり別の設備に接続されたりして大気圧導入不可(吸気不可)となることがあり、このように流出ポートが大気圧導入不可となっても逆止弁を設置した吸気ポートが設けられているため、大気圧を導入することが可能とされる。ケーシング内部の機構の作動としては流入ポート側の1次圧が負圧になるとこの負圧に吸引されてポペットが移動し、弁体が弁座から離間し、開弁する。したがって大気圧が1次側へ導入される。
また、上記したように流出ポートとともに吸気ポートがケーシングの内面に開口するように設けられると、逃し弁が強制開弁機能を発揮するときに流体(水)が吸気ポートへ流れ込み、このとき逆止弁は閉弁しているので、流体が吸気ポート内に溜まってしまって外部へ放出されないことが懸念される。
これに対策するには、ケーシングの内面における吸気ポートの開口部高さ位置を流出ポートの開口部高さ位置よりも高い位置に設定するのが好適であり、これによれば高さ位置の差の分、流体が吸気ポートへ流れ込みにくくなる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち本発明においては以上説明したように、ストッパ部材がケーシングの外側に装着されているため、ストッパ部材が被押圧部材の初動位置を規定することにより複数の可動部品によるガタつきの累積が抑制される。また、ストッパ部材がレバーをケーシングから抜け止めすることによりレバーの脱落が抑制される。したがって本発明所期の目的どおり、弁の組立てに際して複数の可動部品によるガタつきの累積が生じにくく、もって弁が正常に作動しやすい構造の逃し弁を提供することができ、併せてレバーがケーシングから外れにくく脱落しにくい構造の逃し弁を提供することができる。
また、ストッパ部材としてはプレート状のストッパ本体を備えてケーシングの外面と一対のレバー保持片との間に差し込み式で装着されるものが好適であり、これによれば装着に手間がかからず作業性が良い。ストッパ本体は突起状の抜け止め片を備えているので、レバーの回転軸部をストッパ本体およびレバー保持片間から抜け止めすることができる。また、ストッパ本体は穴状の連通部を備えているので、ストッパ部材を装着したままであってもレバーによって被押圧部材を押圧し移動させることができる。
また本発明は、強制開弁機能を備える逃し弁に適用されるほか、強制開弁機能および負圧解消機能を備える逃し弁に適用することもできる。また負圧解消機能に関連する構造として、逆止弁を設置した吸気ポートが流出ポートと併設されているため、流出ポートが大気圧導入不可となっても吸気ポートからケーシング内へ大気圧を導入することが可能とされる。したがって1次側に負圧が発生してもこれを解消できる機会が多く、負圧破壊防止弁として有効である。また負圧解消機能において吸気ポートおよび逆止弁を備える場合、ケーシングの内面に流出ポートおよび吸気ポートが併設されてもケーシングの内面における吸気ポートの開口部高さ位置を流出ポートの開口部高さ位置よりも高い位置に設定することにより弁内の流体は流出ポートのほうへ流出しやすい。したがって流体が吸気ポートに溜まるのを抑制することができる。
本発明の実施例に係る逃し弁の斜視図 (A)は同逃し弁におけるケーシングの一部斜視図、(B)は同逃し弁におけるストッパ部材の斜視図 同逃し弁の閉弁時の状態を示す断面図 図3におけるD−D線断面図 同逃し弁の調圧作動時の状態を示す断面図 同逃し弁の強制開弁時の状態を示す断面図 従来例に係る逃し弁の断面図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。当該実施例に係る逃し弁は以下のように構成されている。
すなわち図1および図3に示すように、図上下半分のボディ2と上半分のカバー3とが組み合わされて当該逃し弁のケーシング1が設けられ、このケーシング1の図上ボトム位置に流体の流入ポート(1次ポート)4が設けられるとともにケーシング1の図上側面位置に流出ポート(2次ポート)5が設けられている。
図3に示すように、ケーシング1の内部に環状のピストン11が弁軸長手方向(軸方向)に往復動可能に配置され、ピストン11の外周側にケーシング1の内部空間を流入ポート4に通じる流入室6および流出ポート5に通じる流出室7に仕切るシール手段12としてダイアフラム13がケーシング1との間に架設されている。ダイアフラム13は膜部13aならびに内周側および外周側の取付部13b,13cを一体に有し、内周側の取付部13bをピストン11およびネジ部材14間に挟持されるとともに外周側の取付部13cをボディ2およびカバー3間に挟持されることにより取り付けられている。
流出室7内に位置してピストン11およびケーシング1間にピストン11を流入室6側へ向けて弾性付勢する調圧スプリング21が配置されている。ピストン11の内周側にポペット(第1弁軸)22が軸方向に相対移動可能に配置されている。ピストン11の流入室側端部に環状の弁座23が設けられ、弁座23の流入室6側に弁座23に接離可能に接触する環状の弁体24が配置され、弁体24は弁体カバー25とともにポペット22の流入室側端部にネジ止めされている。ピストン21およびポペット22間の間隙は開弁時の圧力流路とされる。またこの間隙に位置してピストン21およびポペット22間に封止スプリング27が配置され、封止スプリング27は弁体24が弁座23に接触する方向へポペット22を弾性付勢している。
流出室7内に位置してシャフト(第2弁軸)28が配置され、更に調整ネジ29が配置されている。シャフト28は、ケーシング1に設けた軸受部8によって円周方向に回転可能かつ軸方向に移動可能に保持されている。シャフト28と軸受部8の間はOリング等のシール材30によってシールされている。シャフト28におけるポペット22と反対側の端部には雄ネジ部28aが設けられている。調整ネジ29は雌ネジ部29aを備えて雄ネジ部28aに螺合され、ケーシング1に対し回り止めされかつ軸方向に移動可能に保持されている。調整ネジ29は、請求項1に記載した被押圧部材に相当する部品である。
調整ネジ29の一部はケーシング1の外側に突出しており、この調整ネジ29を押圧するための揺動レバー31がケーシング1の外側に設けられ、更に、調整ネジ29の初動位置を規定するとともにレバー31をケーシング1から抜け止めするストッパ部材35がケーシング1の外側であってケーシング1とレバー31との間に設けられている。
レバー31は、回転部32aおよび取手部32bを一体に備えるレバー本体32を有し、図1に示すように回転32a部の左右側面に一対の回転軸部33が設けられている。
また、図1および図2(A)に示すようにケーシング1の外側に、立ち上がり部9aの幅方向両側に互いに平行な一対のレバー保持片9bを設けたレバー保持部9が設けられている。
ストッパ部材35は、ケーシング1の外面に設けた一対の台座部10と一対のレバー保持片9bとの間にワンタッチの差し込み方式で装着されるものであって、図2(B)に示すようにプレート状のストッパ本体36を有している。
プレート状のストッパ本体36は、このストッパ本体36に、復帰スプリング34により弾性付勢された調整ネジ29が当接することにより調整ネジ29の軸方向移動の初動位置を規定する。またプレート状のストッパ本体36は、このストッパ本体36とレバー保持片9bとの間にレバー31の回転軸部33を挟み込むかたちにてレバー31を揺動可能に保持する。レバー保持片9bのストッパ本体36と対向する面には、回転軸部33を組み付ける切欠状の保持凹部9cが設けられている。
また、プレート状のストッパ本体36には、レバー31の回転軸部33を当該ストッパ本体36およびレバー保持片9b間から抜け止めする突起状の抜け止め部36aが設けられている。またプレート状のストッパ本体36には、レバー31を調整ネジ29に対し接離可能に接触させる穴状の連通部36bが設けられている。またプレート状のストッパ本体36には、当該ストッパ本体36自体を位置決めしかつ抜け止めする穴状の係合部36cが設けられ、これに対応して台座部10上にはフック状の係合部10aが設けられている。
装着の手順としては、図2(A)のケーシング1に対し先ず、レバー31を装着し、引きつづきストッパ部材35を差し込むことになる。
レバー31は手動で揺動操作され、図1および図3に示す定常位置(横倒しの状態)から図6に示す作動位置(垂直の状態)までほぼ90度の角度範囲に亙って揺動し、図3の定常位置から図6の作動位置へ揺動操作されたときに調整ネジ29を押圧し、調整ネジ29、シャフト28、ポペット22、取付ネジ26、弁体カバー25および弁体24よりなる部品群を流入室6側へ移動させ、弁体24を弁座23から離間させる。ストッパ部材35には上記したように穴状の連通部36bが設けられているので、レバー31はストッパ部材35が装着されたままの状態で揺動操作される。
また、ケーシング1の軸受部8および調整ネジ29間に復帰スプリング34が設けられ、調整ネジ29をケーシング1の外側方向へ向け弾性付勢している。したがってレバー31を図6の作動位置から図3の定常位置へ戻すと、調整ネジ29がシャフト28とともに図6の作動から図3の位置へ復帰動する。レバー31は図3の定常位置にあるとき、調整ネジ29に接触しておらず、調整ネジ29は復帰スプリング34に押されてストッパ部材35に当接し、その位置(初動位置)で停止している。これに対しレバー31を図3の定常位置から図6の作動位置へ揺動操作するとレバー31が調整ネジ29に接触し、これを押圧して移動させる。調整ネジ29は復帰スプリング34でレバー31に押し付けられた状態で移動する。またレバー31の回転部32aには、調整ネジ29に対するシャフト28の雄ネジ部28aの螺合量をケーシング外部から調節するときに治具を差し込むための治具差し込み穴32cが設けられている。
図3の説明に戻って、ケーシング1における有底円筒状に成形されたカバー3の内周面に流出ポート5とともに吸気ポート41が円周上の位置を揃えて開口している。カバー3に延管42が一体成形され、流出ポート5は延管42内の主流路43に連通し、主流路43は延管43の先端で大気開放されている。またカバー3および延管42に対し吸気ボディ44が一体成形され、吸気ボディ44の先端に吸気ポート部材45が接続され、吸気ポート41は吸気ボディ44および吸気ポート部材45内の副流路46に連通している。副流路46には吸気ボディ44と吸気ポート部材45との接続部に位置して、Oリングを弁座52とするとともにボールを弁体53とする逆止弁51が設けられている。逆止弁51は、吸気ボディ44側から吸気ポート部材45側への流れを遮断し、吸気ポート部材45側から吸気ボディ44側への流れを許容する。
また、上記したように流出ポート5および吸気ポート41はケーシング1における有底円筒状に成形されたカバー3の内周面に円周上の位置を揃えて開口しているが、これに加えて流出ポート5および吸気ポート41は、カバー3の内周面における吸気ポート41の開口部41aの高さ位置が流出ポート5の開口部5aの高さ位置よりも高い位置に設定され、その結果として図上符号Eにて示す開口部41a,5aの高さ位置の差が設定されている。
これは、当該逃し弁を実機に装着するとき、当該逃し弁が横向き(軸方向が水平な向きとされる)とされ、かつ延管42および吸気ポート部材45の各先端が鉛直方向下方を向くように装着されることに基づいており、これにより当該逃し弁の実機装着時、カバー3の内周面における吸気ポート41の開口部41aの高さ位置は流出ポート5の開口部5aの高さ位置よりも鉛直方向高い位置に配置される。したがって圧力の開放に伴って排出される流体(水)が流出ポート5のほうへ流れやすく、吸気ポート41のほうへは流れにくく設定されている。
また、上記各構成部品において、ボディ2、カバー3、ピストン11、ポペット21、シャフト28、調整ネジ29、ストッパ部材35、レバー31、吸気ボディ44および吸気ポート部材45はそれぞれ、所定の樹脂材料によって成形されている。
つぎに、上記逃し弁の作動を説明する。逃し弁は上記構成により、流入ポート4側の1次圧が所定のしきい値(設定圧)を超えたときに自動で開弁して圧力を開放する圧力調整機能、レバー31を揺動操作することにより強制開弁して1次圧を外部へ開放する強制開弁機能、および流入ポート4側の1次圧が負圧となったときに自動で開弁して大気圧を導入する負圧解消機能を発揮する。
<閉弁時>
図3は、当該逃し弁の閉弁時の状態を示しており、弁体24が弁座23に着座することにより弁が閉じている。また、調整ネジ29は復帰スプリング34に押圧されてストッパ部材35に当接している。尚、ピストン11の停止位置は調圧スプリング21の弾性によって規定されるので、調整ネジ29に対するシャフト28の雄ネジ部28aの螺合量が大きい場合にはシャフト28およびポペット22間に軸方向の間隙が生じることがある。以下の説明はシャフト28およびポペット22間に若干の軸方向間隙(図示せず)が生じていることを前提としている。
<調圧作動時>
当該逃がし弁がエコキュートや電気温水機器等の圧力配管に接続されて流入ポート4側に1次圧が入力すると、1次圧がしきい値(設定圧)未満のときはピストン11およびポペット22がともに移動せずまたはともに流出室7側へ移動するので、弁は閉じたままとされる。1次圧がしきい値(設定圧)に達するとそのタイミングでポペット22がシャフト28に当接するのでポペット22は停止し、1次圧がしきい値(設定圧)を超えると図5に示すように、ポペット22は停止したままピストン11が移動を続けるので弁体24から弁座23が離れ、開弁し、1次圧が流出ポート5側へ排出され、延管42の先端から大気開放される。ピストン11は1次圧と調圧スプリング21の弾性の均衡点で停止し、1次圧がしきい値(設定圧)を下回ると流入室6側へ移動して弁座23が弁体22に接触するので閉弁する。したがって流入ポート4側の1次圧が所定のしきい値(設定圧)を超えたときに自動で開弁して圧力を開放する圧力調整機能が発揮される。しきい値(設定圧)の大きさは調整ネジ29に対するシャフト28の雄ネジ部28aの螺合量によって調節可能とされる。
<強制開弁時>
機器の停止などに応じて当該逃し弁を強制開弁するときには図6に示すように、レバー31を手動で揺動操作する。揺動操作されたレバー31は調整ネジ29を押圧し、これにより調整ネジ29、シャフト28、ポペット22、取付ネジ26、弁体カバー25および弁体24よりなる部品群が流入室6側へ移動し、弁体24が弁座23から離れるので開弁し、1次圧が流出ポート5側へ排出され、延管42の先端から大気開放される。開放後レバー31を定常位置へ戻すと、復帰スプリング34の弾性によって調整ネジ29およびシャフト28が初動位置へ復帰動するので、弁体24が弁座23に着座可能とされる。したがってレバー31を揺動操作することにより強制開弁して配管内の圧力を外部へ開放する強制開弁機能が発揮される。
<負圧発生時>
図3の閉弁状態で流入ポート4側の1次圧が負圧になると、この負圧に吸引されてポペット22が移動し、弁体24が弁座23から離れるので開弁し、大気圧が延管42の主流路43、流出ポート5、流出室7および流入室7を経由して流入ポート5側へ導入される。また、副流路46の逆止弁51が開弁するので、副流路46からも大気圧が導入される。また、延管42の主流路43が長期間の使用で詰まったり別の設備に接続されたりして大気圧導入不可の状態にあるときは、副流路46からのみ大気圧が導入される。したがって流入ポート4側の1次圧が負圧となったときに自動で開弁して大気圧を導入する負圧解消機能が発揮される。
上記構成の逃し弁は、以上のように作動するものであって、以下の作用効果を発揮する点に特徴を有している。
すなわち上記構成の逃し弁においては、軸方向に往復動する被押圧部材としての調整ネジ29の移動(軸方向往復動)の初動位置を規定するとともにレバー31をケーシング1から抜け止めするストッパ部材35が新たな部品としてケーシング1の外側に装着されている。ストッパ部材35はケーシング1に対し相対に動くものではなくケーシング1に対し静止的ないし固定的に装着されるものである。したがってこのようなストッパ部材35が調整ネジ29の初動位置を規定することにより、複数の可動部品によるガタつきの累積が抑制される。また、ストッパ部材35はレバー31とともにケーシング1の外側に装着され、かつケーシング1に対し静止的ないし固定的に装着されるものである。したがってこのようなストッパ部材35がレバー31をケーシング1から抜け止めすることにより、レバー31の脱落が抑制される。
また、ストッパ部材35がプレート状のストッパ本体36を備えてケーシング1の外面と一対のレバー保持片9bとの間に差し込み式で装着されるものとされているため、装着に手間がかからず作業性が良い。ストッパ本体36は突起状の抜け止め部36aを備えているので、レバー31の回転軸部33をストッパ本体36およびレバー保持片9b間から抜け止めすることができる。また、ストッパ本体36は穴状の連通部36bを備えているので、ストッパ部材35を装着したままであってもレバー31によって調整ネジ29を押圧し移動させることができる。
また本発明は、圧力調整機能を備える逃し弁に適用されるほか、上記実施例で説明したように圧力調整機能、強制開弁機能および負圧解消機能を備える逃し弁にも適用される。したがって本発明は各種の弁装置に適用が可能な技術である。
また、負圧解消機能に関連する構造として、流出ポート5とともに吸気ポート41が設けられているため、流出ポート5が大気圧導入不可となっても吸気ポート41からケーシング1内へ大気圧を導入することが可能とされている。したがって1次側に負圧が発生してもこれを解消する機会を増やすことができ、圧力配管が負圧の発生で破壊されるのを防止する負圧破壊防止弁として有効に機能することができる。
また、同じく負圧解消機能に関連する構造として、カバー3の内周面における吸気ポート41の開口部41aの高さ位置が流出ポート5の開口部5aの高さ位置よりも高い位置に設定されているため、ケーシング1内の流体が流出ポート5のほうへ流出しやすい。したがって吸気ポート41が逆止弁51に接続されていても流体が吸気ポート41に溜まるのを抑制することができる。
1 ケーシング
2 ボディ
3 カバー
4 流入ポート
5 流出ポート
6 流入室
7 流出室
8 軸受部
9 レバー保持部
9a 立ち上がり部
9b レバー保持片
9c 保持凹部
10 台座部
10a,36c 係合部
11 ピストン
12 シール手段
13 ダイアフラム
14 ネジ部材
21 調圧スプリング
22 ポペット
23,52 弁座
24,53 弁体
27 封止スプリング
28 シャフト
28a 雄ネジ部
29 調整ネジ
29a 雌ネジ部
31 レバー
32 レバー本体
32a 回転部
32b 取手部
32c 治具差し込み穴
33 回転軸部
34 復帰スプリング
35 ストッパ部材
36 ストッパ本体
36a 抜け止め部
36b 連通部
41 吸気ポート
42 延管
43 主流路
44 吸気ボディ
45 吸気ポート部材
46 副流路
51 逆止弁

Claims (4)

  1. 流体の流入ポートおよび流出ポートを備えるケーシングと、前記ケーシングの内部に互いに接離可能に配置された弁座および弁体と、前記ケーシングの外側に揺動可能に配置されたレバーと、前記ケーシングによって往復動可能に保持されるとともに前記レバーを揺動操作したときに前記レバーにより押圧され移動して前記弁体を前記弁座から離間させる被押圧部材と、前記被押圧部材を押圧前の初動位置へ復帰動させる復帰スプリングとを有し、
    前記被押圧部材の初動位置を規定するとともに前記レバーを前記ケーシングから抜け止めするストッパ部材が前記ケーシングの外側に装着され、
    前記流出ポートとともに吸気ポートが前記ケーシングの内面に開口するように設けられ、前記吸気ポートは、前記ケーシング内が負圧となったときに開弁して大気圧を導入する逆止弁に接続されていることを特徴とする逃し弁。
  2. 請求項1記載の逃し弁において、
    前記ケーシングの外側に、立ち上がり部の幅方向両側に互いに平行な一対のレバー保持片を設けたレバー保持部が設けられ、
    前記ストッパ部材は、前記ケーシングの外面と前記一対のレバー保持片との間に差し込み式で装着されるものであって、前記復帰スプリングにより弾性付勢された前記被押圧部材が当接することにより前記被押圧部材の初動位置を規定するとともに前記レバー保持片との間に前記レバーの回転軸部を挟み込むプレート状のストッパ本体を有し、
    さらに、前記レバーの回転軸部を前記ストッパ本体および前記レバー保持片間から抜け止めする突起状の抜け止め片と、前記レバーを前記被押圧部材に対し接離可能に接触させる穴状の連通部とが前記プレート状のストッパ本体に設けられていることを特徴とする逃し弁。
  3. 請求項1または2記載の逃し弁において、
    前記ケーシングの内部空間に往復動可能に配置された環状のピストンと、前記ピストンの外周側に配置されるとともに前記ケーシングの内部空間を前記流入ポートに通じる流入室および前記流出ポートに通じる流出室に仕切るシール手段と、前記ピストンの内周側に相対移動可能に配置されたポペットと、前記ピストンの流入室側端部に設けられた前記弁座と、前記弁座の流入室側に接離可能に配置されるとともに前記ポペットに保持された前記弁体と、前記弁体が前記弁座に接触する方向へ前記ポペットを弾性付勢する封止スプリングとを有することを特徴とする逃し弁。
  4. 請求項1、2または3記載の逃し弁において、
    前記流出ポートおよび吸気ポートは前記ケーシングの内面における円周上同一位置に設けられ、前記ケーシングの内面における前記吸気ポートの開口部高さ位置は前記流出ポートの開口部高さ位置より高い位置に設定されていることを特徴とする逃し弁。
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