JP6204066B2 - Door weather strip - Google Patents
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Description
本発明は、自動車のドアウエザーストリップに関し、特にその上部コーナー部のシールリップに付帯する幅広のひれ部を当該ひれ部に重合配置されるプレート状のクリップを用いてドアパネルに固定するようにしたドアウエザーストリップの構造に関する。 The present invention relates to a door weather strip of an automobile, and in particular, a door in which a wide fin portion attached to a seal lip at an upper corner portion thereof is fixed to a door panel using a plate-like clip that is superposed on the fin portion. It relates to the structure of the weather strip.
従来、この種のドアウエザーストリップの構造として特許文献1,2に記載されているものがある。これらの従来の技術では、ひれ部の上から重合配置されるフラットなクリップ本体の裏面にアンカー部を突出形成しておき、このアンカー部をひれ部の挿通穴に挿通させた上でドアパネル側の取付穴に嵌合保持させるようになっている。そして、上記アンカー部とは別に、クリップとひれ部との相対位置決め、またはひれ部からの脱落防止のために、クリップ本体に複数の爪部または鉤部を形成しておき、これらの爪部または鉤部をひれ部の一部に係止させるようになっている。
Conventionally, there is a structure described in
クリップにおけるクリップ本体にアンカー部とは別に複数の爪部を形成した特許文献1に記載の技術では、例えばドアウエザーストリップの生産工場からカーメーカーの車両組立ラインに向けてクリップ付きのドアウエザーストリップを出荷することを想定した場合、ドアウエザーストリップからのクリップの脱落防止効果が不十分で、輸送中あるいは車両組立ラインのラインサイドのハンガーに吊り下げ支持させる際にクリップが脱落してしまうおそれがある。
In the technology described in
他方、クリップにおけるクリップ本体にアンカー部とは別に複数の鉤部を形成した特許文献2に記載の技術では、ウエザーストリップからのクリップの脱落防止効果はある程度期待できるものの、ひれ部の裏側に複数の鉤部が突出することになるため、ドアパネルと鉤部との干渉を回避するためにはドアパネルとひれ部との間に空間を確保する必要があり、ひれ部の見かけ上の厚肉化が余儀なくされることとなって好ましくない。
On the other hand, in the technique described in
また、本発明の具体例として後述するように、ひれ部から下方にフラットなベルト状部が延長形成されることがあり、このようなベルト状部が付帯するクリップ付きのドアウエザーストリップを先に述べたような車両組立ラインのラインサイドのハンガーに吊り下げ支持させると、ベルト状部の自重による垂れ下がりのためにクリップの外れ方向の力が加わり、クリップがドアウエザーストリップから脱落してしまうことがあり、なおも改善の余地を残している。 In addition, as will be described later as a specific example of the present invention, a flat belt-like portion may be formed extending downward from the fin portion, and a door weather strip with a clip attached to such a belt-like portion is first provided. When suspended on the hanger on the line side of the vehicle assembly line as described above, the clip will fall off the door weather strip due to the force of the clip coming off due to the belt-like part hanging down due to its own weight. Yes, there is still room for improvement.
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、ドアウエザーストリップに対するクリップの保持性を高めて、クリップの脱落防止を図ったドアウエザーストリップの構造を提供するものである。 The present invention has been made paying attention to such a problem, and provides a structure of a door weather strip that improves the retaining property of the clip with respect to the door weather strip and prevents the clip from falling off.
本発明は、自動車用ドアの周囲に装着されるドアウエザーストリップにして、その上部コーナー部のシールリップに付帯する幅広のひれ部を当該ひれ部に重合配置されるプレート状のクリップを用いてドアパネルに固定するようにしたドアウエザーストリップの構造を前提としている。その上で、上記ひれ部にはその板厚方向に貫通するクリップ挿通穴を形成するとともに、上記クリップのベース部の裏面には上記クリップ挿通穴に挿通された上でドアパネル側のクリップ取付穴に嵌合保持されるアンカー部を突出形成してある。さらに、上記ひれ部には上記ベース部の下縁部の少なくとも一部に近接して肉盛りビード部を形成するとともに、上記ひれ部と肉盛りビード部との間に当該肉盛りビード部を潜り抜ける貫通穴を形成し、上記クリップのベース部のうち上記貫通穴に相当する位置には、当該貫通穴を挿通した上で上記肉盛りビード部に抜け止め係止される係止突起部を形成してある。 The present invention provides a door weather strip to be mounted around an automobile door, and a door panel using a plate-like clip in which a wide fin portion attached to a seal lip at the upper corner portion is superposed on the fin portion. It is assumed that the door weatherstrip structure is fixed to the door. In addition, a clip insertion hole that penetrates in the thickness direction is formed in the fin portion, and the back surface of the base portion of the clip is inserted into the clip insertion hole and then into the clip mounting hole on the door panel side. An anchor portion to be fitted and held is formed to protrude. Further, the fin portion is formed with a build-up bead portion in the vicinity of at least a part of the lower edge portion of the base portion, and the build-up bead portion is submerged between the fin portion and the build-up bead portion. A through-hole is formed, and a locking projection is formed at a position corresponding to the through-hole in the base portion of the clip after being inserted through the through-hole and locked to the build-up bead. It is.
この場合において、請求項2に記載のように、上記ひれ部からその下方にシールリップから独立したフラットなベルト状部が延長形成されている場合には、上記ベルト状部の始端部に相当する位置に上記肉盛りビード部を形成してあるものとする。
In this case, as described in
また、クリップの保持性を一段と向上させる上では、請求項3に記載のように、上記クリップのベース部は変形矩形状のものであって、このベース部のうちシールリップに近接する一辺部は当該シールリップとひれ部との間に挟み込んであることが望ましい。
Further, in order to further improve the retaining property of the clip, as described in
さらに望ましくは、請求項4に記載のように、上記肉盛りビード部と重合しているひれ部に形成した逃がし穴をもって貫通穴としてあるとともに、上記係止突起部を反肉盛りビード部側にオフセットさせ、上記係止突起部には肉盛りビード部に引っ掛かる段状部を形成してあるものとする。 More desirably, as described in claim 4, a relief hole formed in a fin portion overlapping with the build-up bead portion is formed as a through hole, and the locking projection portion is disposed on the side of the anti-build-up bead portion. It is assumed that a stepped portion is formed on the engaging protrusion so as to be hooked on the buildup bead portion.
同様に、請求項5に記載のように、上記係止突起部は、上記貫通穴を潜る首部と当該首部よりも断面積の大きな頭部とから形成されているものとする。 Similarly, according to a fifth aspect of the present invention, the locking projection is formed of a neck portion that lies in the through hole and a head portion that has a larger cross-sectional area than the neck portion.
また、請求項6に記載のように、上記ウエザーストリップのうち、上記ひれ部を含む上記シールリップの屈曲部と、上記ベルト状部の始端部とは、型成形によって形成してあるものとする。
In addition, as described in
請求項1に記載の発明によれば、クリップにおけるベース部の下縁部に形成された係止突起部の上にこれを横切るように肉盛りビード部が延在していることになるので、クリップの保持性が向上し、クリップの脱落を防止できる。また、係止突起部がビード部に抜け止め係止された状態を目視確認することができるので、ひれ部に対するクリップの組み付け状態が安定化する。 According to the first aspect of the invention, since the overlaid bead portion extends so as to cross over the locking projection formed on the lower edge portion of the base portion of the clip, The clip retainability is improved and the clip can be prevented from falling off. In addition, since the state in which the locking projection is retained and locked to the bead portion can be visually confirmed, the assembly state of the clip with respect to the fin portion is stabilized.
請求項2に記載の発明によれば、ひれ部から下方にフラットなベルト状部が延長形成されている場合に、このようなベルト状部が付帯するクリップ付きのドアウエザーストリップを仮に車両組立ラインのラインサイドのハンガーに吊り下げ支持させたとしても、クリップがドアウエザーストリップから脱落してしまうことがない。 According to the second aspect of the present invention, when a flat belt-like portion is formed extending downward from the fin portion, the door weather strip with a clip attached to such a belt-like portion is temporarily used as a vehicle assembly line. Even if it is hung and supported by the hanger on the line side, the clip does not fall off the door weather strip.
請求項3に記載の発明によれば、ひれ部に対するクリップの位置決め保持性が向上し、クリップの脱落防止効果が一段と向上する。 According to the third aspect of the present invention, the positioning and holding property of the clip with respect to the fin portion is improved, and the effect of preventing the clip from dropping is further improved.
請求項4に記載の発明によれば、上記肉盛りビード部と重合しているひれ部に形成した逃がし穴をもって貫通穴としてあるため、肉盛りビード部の肉厚を大きく確保することができ、さらに係止突起部側の段状部が肉盛りビード部に引っ掛かることになるため、クリップの保持性がさらに向上し、クリップの脱落防止効果が顕著となる。 According to the invention of claim 4, since the through hole has a relief hole formed in the fin portion that is superposed with the above-described build-up bead portion, it is possible to ensure a large thickness of the build-up bead portion, Furthermore, since the stepped portion on the side of the locking projection is caught by the build-up bead portion, the holding property of the clip is further improved, and the effect of preventing the clip from dropping off becomes remarkable.
請求項5に記載の発明によれば、係止突起部の頭部による抜け止め効果が期待できるため、クリップの保持性がさらに向上し、クリップの脱落防止効果が一段と顕著となる。 According to the fifth aspect of the present invention, the effect of preventing the locking projections from coming off by the head can be expected, so that the clip retainability is further improved and the clip drop-out preventing effect becomes more remarkable.
図1〜4は本発明に係るウエザーストリップの具体的な第1の実施の形態を示す図であり、図1は自動車のリアドアの正面図を示し、図2は図1のQ部を裏側(室内側)から見た図を示している。また、図3は図2のクリップを取り外した状態を示し、図4は図2におけるA−A線に沿う拡大断面図をそれぞれ示している。 1 to 4 are views showing a specific first embodiment of a weather strip according to the present invention, FIG. 1 is a front view of a rear door of an automobile, and FIG. The figure seen from the room side. 3 shows a state in which the clip of FIG. 2 is removed, and FIG. 4 shows an enlarged cross-sectional view taken along line AA in FIG.
図1に示す自動車のリアドア1は、アーチ状のドアサッシュ2をドア本体3の上端に設けてなるいわゆるサッシュドアであって、その裏面外周にはドアウエザーストリップ4が装着されている(図2参照)。このドアウエザーストリップ4は、周知のように一連の円環状のものとして形成されるが、図中のQ部に示すドアサッシュ2コーナー部では、図2,3に示すように、図示外の車体パネル開口部と弾接して実質的にシール機能を発揮する後述のシール本体5(特許請求の範囲の記載におけるシールリップに相当する。)のほかに、このシール本体5と一体に形成された同じく後述のひれ部6を有している。そして、このひれ部6に重合配置される別体のクリップ7によりドアサッシュ2のドアパネル8(図4参照)に取り付けられるようになっている。なお、ドアウエザーストリップ4は、周知のように、均一断面形状に押出成形される長尺な押出成形部4Aと、ドアサッシュ2コーナー部(Q部)に応じて屈曲した型成形部4Bと、によって構成されているが、本明細書においては、特に説明がない限り型成形部4Bを指すものとする。
A
クリップ7は、例えば硬質の合成樹脂材料や金属材料等によって全体としてプレート状に形成され、図3,4に示すように、所定の厚みを有する変形矩形状のベース部9と、このベース部9の裏面(室外側の面)から突出形成されたアンカー部10と、ベース部9の下端から突出形成され、後述の貫通穴23を挿通した上で後述の肉盛りビード部22に抜け止め係止される係止突起部11と、から構成されている。
The
ベース部9のうちシール本体5に近接する一側辺部9Aは、シール本体5の屈曲部に合致するように形成され、シール本体5とひれ部6の接続端部間に形成される溝部12に差し込み保持されるようになっている。
One
アンカー部10は、角筒状を呈し、その先端部外面に鉤状をなす一対のストッパ13が形成されていて、ドアウエザーストリップ4をリアドア1に装着する際には、後述のクリップ挿通穴14を挿通した上でドアパネル8のクリップ取付穴15に係止することで、ドアウエザーストリップ4がリアドア1に固定されることとなる。一方、上記ドアウエザーストリップ4のドアパネル8への取付前、すなわち輸送中あるいは車両組立ラインにおいては、後述のクリップ挿通穴14のみを挿通した状態となって、当該クリップ挿通穴14に嵌合保持されることとなる。
The
係止突起部11は、上記クリップ7のドアウエザーストリップ4への取付状態において後述の貫通穴23に相当する位置に、後述のビード下辺部22Aの反対側にオフセットするかたちで設けられ、ベース部9やひれ部6よりも薄肉で幅狭に形成された板状の首部16と、この首部16の下端に形成され、当該首部16よりも厚肉かつ幅広に形成された半月状の頭部17と、によって構成されている。
The locking
首部16は、上記室外側へのオフセット構造により、その上端側がベース部9の下端部と重合するかたちで構成され、その下端側がベース部9の下辺縁部9Cと頭部17の基端部との間に、室外側へと窪んで後述のビード下辺部22Aと係合する凹状の段状部18を構成している。この際、上記首部16のオフセット構造に基づき、当該段状部18をより深く構成することが可能となっている。
The
頭部17は、基端側となる上端側が上記ベース部9の下辺縁部9Cと平行な平坦状に、先端側となる下端側が円弧状に形成されてなり、上記平坦状の上端面とベース部9の下辺縁部9Cとの間に矩形溝状の上記段状部18を構成し、ビード下辺部22Aを保持するようになっている。また、頭部17の上端部が首部16よりも幅広に形成されることによって、当該頭部17とベース部9の下辺縁部9Cとの間には、幅方向に窪む一対の係合凹部24が構成され、この係合凹部24との係合もって上記ビード下辺部22Aの係合をより強固なものとすることが可能となっている。
The
ドアウエザーストリップ4は、公知のEPDMに代表されるようなゴム材料、または、TPOに代表されるような合成樹脂材料によって軟質に形成され、図示外の車体パネルと弾接して実質的にシール機能を発揮する中空状のシール本体5のほか、このシール本体5に一体に形成され、クリップ7の着座面となるひれ部6と、このひれ部6の下方に延長形成され、幅広なサッシュリア縦辺部2A(図1参照)を室内側から隠蔽するフラットなベルト状部19と、を有している。また、かかるひれ部6とベルト状部19には、反シール本体5側に、ドアパネル8と弾接する舌片状のパネルシールリップ27が連続して設けられている。
The door weather strip 4 is softly formed of a rubber material typified by a known EPDM or a synthetic resin material typified by TPO, and is substantially in a sealing function by elastic contact with a vehicle body panel (not shown). In addition to the
シール本体5は、室内側に向けて膨出した中空シールリップ20と複数の小片リップ21とから構成され、その長手方向ほぼ中間部が図示外の車体パネルに沿うように屈曲形成されている。
The
ひれ部6は、ベース部9とほぼ相似形をなす板状に構成され、シール本体5よりも幅広で薄肉に形成されるとともに、そのほぼ中央位置に、アンカー部10が挿通するクリップ挿通穴14が貫通形成されている。さらに、このひれ部6には、クリップ7の他側辺縁部9Bと下辺縁部9Cを囲うようにして、L字状の肉盛りビード部22が形成されている。
The
また、上記肉盛りビード部22のビード下辺部22Aと重合する、ひれ部6におけるベルト状部19の始端部に相当する位置には、上記係止突起部11の当該ビード下辺部22Aの潜り抜けに供する貫通穴23が、ひれ部6とベルト状部19に跨って形成されている。なお、クリップ7の装着時には、当該貫通穴23が、上記ベース部9と重合する首部16との干渉を回避する逃がし穴としても機能することとなる。換言すれば、ひれ部6のうちビード下辺部22Aと重合する部位に形成された逃がし穴をもって貫通穴23としている。
Further, at the position corresponding to the start end portion of the belt-
ビード下辺部22Aは、上記貫通穴23との重合関係により、その重合範囲については当該貫通穴23に対して架橋するかたちで設けられる。かかる構成から、クリップ7の装着時には、特に図4に示すように、首部16を幅方向に横切るように延在することによって、段状部18に係合することとなる。
The bead
ベルト状部19は、シール本体5から独立したかたちで構成され、型成形部4Bと押出成形部4Aが結合した状態、すなわちドアウエストライン3A(図1参照)まで延設されたもので、特に図4に示すように、ひれ部6よりも若干薄肉に形成され、その室内側の面がひれ部6の室内側の面に対し首部16の肉厚相当分だけ低くなるように構成されている。これにより、ビード下辺部22Aに対して係止突起部11を容易に潜らせることが可能となっている。なお、ベルト状部19にはクリップ孔25が穿設されており、このクリップ孔25に挿通するベルトクリップ26を介して、当該ベルト状部19がドアパネル8に連結されることとなる。
The belt-
以上のように構成されたドアウエザーストリップ4は、クリップ7が予め装着された状態で部品工場から車両組立工場へと輸送され、当該車両組立工場のラインサイドでは、図示外のハンガーに吊り下げたかたちで供給されることとなる。そのため、ドアウエザーストリップ4のうち薄肉のひれ部6及びベルト状部19には、揺れや自重による弾性変形が生じやすく、当該ドアウエザーストリップにつき単にクリップのアンカー部と爪部または鉤部を差し込んだだけの従来技術では、上記輸送中あるいは車両組立ラインサイドにおいて、クリップがドアウエザーストリップから脱落してしまう虞がある。
The door weather strip 4 configured as described above is transported from the parts factory to the vehicle assembly factory with the
しかしながら、本発明に係るドアウエザーストリップ4では、クリップ7に係止突起部11が設けられ、この係止突起部11の首部16上を横切るようにビード下辺部22Aが延在していることで、このビード下辺部22Aの緊縛力をもってクリップ7の抜け方向の移動が規制されるため、ドアウエザーストリップ4においてクリップ7を強固に保持させることができる。
However, in the door weather strip 4 according to the present invention, the
したがって、本発明に係るドアウエザーストリップ4によれば、ドアウエザーストリップ4に対するクリップ7の保持性を高めて、クリップ7の脱落防止を図ることができる。
Therefore, according to the door weather strip 4 according to the present invention, the retaining property of the
また、ビード下辺部22Aを潜り抜けるように貫通穴23を形成したことによって、この貫通穴23を挿通する係止突起部11がひれ部6の裏側へと突出することもないため、従来技術のように、ドアパネルと鉤部の干渉を回避するためにドアパネルとひれ部の間に空間を確保する必要もなく、ひれ部6の見かけ上の厚肉化を伴うこともない。
Further, since the through
しかも、係止突起部11が貫通穴23を挿通することで、係止突起部11がビード下辺部22Aに係止した状態を目視確認できるため、クリップ7の組付作業中における当該係止突起部11の止め忘れが未然に防止される結果、ドアウエザーストリップ4に対するクリップ7の保持状態がより良好なものとなる。
In addition, since the locking
また、貫通穴23は、ベルト状部19の始端部に形成されていることから、上記係止突起部11に対するビード下辺部22Aの係止構造に基づいて、上記ベルト状部19の弾性変形がひれ部6へと波及する不都合、すなわち当該ひれ部6のクリップ7に対する剥離方向の変形も規制されることになるため、かかる観点からも、ドアウエザーストリップ4におけるクリップ7の保持性の向上が図れ、上記ベルト状部19の弾性変形に基づくクリップ7の脱落をより効果的に防止することができる。
Further, since the through
さらに、ベース部9のうちシール本体5に近接する一側辺部9Aについても、溝部12内に差し込み保持されるようになっていることから、クリップ7は、アンカー部10のクリップ挿通穴14における嵌合保持と、係止突起部11のビード下辺部22Aによる緊縛保持と、当該一側辺部9Aの溝部12への嵌挿保持と、の3つの保持作用に基づいてドアウエザーストリップ4に保持されることとなる。この結果、ドアウエザーストリップ4におけるクリップ7の保持状態をより一段と良好なものとすることができる。
Furthermore, since one
また、係止突起部11は、貫通穴23を潜る首部16と当該首部16よりも断面積の大きな頭部17とによって構成されているため、例えば上記係合凹部24など幅広の頭部17による抜け止め効果が期待できる。
Moreover, since the latching
さらに、ビード下辺部22Aと重合しているひれ部6に形成した逃がし穴をもって貫通穴23としてあるため、貫通穴23に臨むビード下辺部22Aの厚みをより大きく確保することができ、この厚み分だけさらに深くビード下辺部22Aを段状部18に係合させることが可能となる。これにより、クリップ7の保持性がさらに向上し、クリップ7の脱落防止効果がより顕著となる。
Furthermore, since the escape hole formed in the
図5,6は、本発明の第2実施形態を示し、上記第1実施形態を基本構成として係止突起部31のみを変更したものである。よって、以下では第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、図3,4と共通する部分にはそれぞれ同一符号を付すことで、詳細な説明は省略する。
5 and 6 show a second embodiment of the present invention, in which only the locking
この第2実施形態では、係止突起部31の頭部32を、上記第1実施形態に係る頭部17と比較して上下方向に短く(面積を小さく)、段状部18の上下方向長さと同等程度にするとともに、全体として矩形状に形成したものである。
In the second embodiment, the
したがって、この第2実施形態によれば、上記第1実施形態のものと同様の効果が得られるのは勿論のこと、頭部32が第1実施形態のものと比べて上下方向に短縮されていることから、クリップ7のドアウエザーストリップ4への装着時に頭部32が目立たなくなり、外観品質の向上を図ることができる。
Therefore, according to the second embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained, and the
図7,8は、本発明の第3実施形態を示し、上記第1実施形態を基本構成として係止突起部41と貫通穴42のみを変更したものである。よって、以下では第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、図3,4と共通する部分にはそれぞれ同一符号を付すことで、詳細な説明は省略する。
7 and 8 show a third embodiment of the present invention, in which only the locking
この第3実施形態では、係止突起部41の首部43をベース部9の下辺縁部9Cに直接的に設けることで、クリップ7の裏面がフラットになるように形成されている。一方で、ひれ部6やベルト状部19に及ぶことなくビード下辺部22Aそのものに形成した縦穴をもって、貫通穴42としている。また、頭部44上端の幅方向寸法についても、首部43と同じに設定され、上記第1実施形態における係合凹部24を廃したものとなっている。
In the third embodiment, the back surface of the
したがって、この第3実施形態によれば、上記第1実施形態のものと同様の効果が得られるのは勿論のこと、貫通穴42をひれ部6やベルト状部19に及ぶことなく、ビード下辺部22Aそのものに形成することで、型成形部4Bの金型構造を単純化でき、コスト低減が図れる。また、第1実施形態の係合凹部24を廃止することにより、係止突起部11の頭部44を貫通穴42へとよりスムーズに挿通することが可能となって、クリップ7の組付作業性の向上も図れることとなる。
Therefore, according to the third embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained, and the bottom side of the bead can be obtained without extending the through
図9,10は、本発明の第4実施形態を示し、上記第1実施形態からベルト状部19を削除してなるもので、かかる構成によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏せられる。
FIGS. 9 and 10 show a fourth embodiment of the present invention, in which the belt-
なお、上述したように、本発明の技術的課題であるクリップ7の脱落は上記ベルト状部19を有することで誘発される可能性が高いものの、クリップ7の被着体たるドアウエザーストリップ4が弾性を有している以上、本実施形態のようにベルト状部19を有しない構成であっても、上記クリップ7の脱落を生ずる虞があり、上述したビード下辺部22Aによるクリップ7の移動規制等に基づいて上記第1実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
Note that, as described above, the
以上、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で自由な構成変更が可能である。 As described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be freely modified without departing from the spirit of the present invention.
特に、前記各実施形態では、本発明をリアドアのコーナー部におけるドアウエザーストリップに適用したものを例に説明したが、これに限定されず、フロントドアのコーナー部におけるドアウエザーストリップにも適用できる。 In particular, in each of the embodiments described above, the present invention is applied to the door weather strip in the corner portion of the rear door as an example. However, the present invention is not limited to this and can be applied to the door weather strip in the corner portion of the front door.
また、前記各実施形態では、ビード下辺部22Aをベース部9の下縁部全体に近接形成したものを例に説明したが、これに限定されず、当該ビード下辺部22Aについては、ベース部9の下縁部の少なくとも一部、すなわちベース部9の下縁部の貫通穴23が形成される範囲にのみ近接形成されていればよい。
In each of the above embodiments, the bead
1…リアドア(自動車用ドア)
4…ドアウエザーストリップ
4B…型成形部
5…シール本体(シールリップ)
6…ひれ部
7…クリップ
8…ドアパネル
9…ベース部
9A…一側辺部(一辺部)
10…アンカー部
11…係止突起部
14…クリップ挿通穴
15…クリップ取付穴
16…首部
17…頭部
18…段状部
19…ベルト状部
22…肉盛りビード部
23…貫通穴
31…係止突起部
32…頭部
41…係止突起部
42…貫通穴
43…首部
44…頭部
45…段状部
1 ... Rear door (Automotive door)
4 ... Door weather strip 4B ...
6 ...
DESCRIPTION OF
Claims (6)
上記ひれ部にはその板厚方向に貫通するクリップ挿通穴を形成するとともに、
上記クリップのベース部の裏面には上記クリップ挿通穴に挿通された上でドアパネル側のクリップ取付穴に嵌合保持されるアンカー部を突出形成し、
上記ひれ部には上記ベース部の下縁部の少なくとも一部に近接して肉盛りビード部を形成するとともに、上記ひれ部と肉盛りビード部との間に当該肉盛りビード部を潜り抜ける貫通穴を形成し、
上記クリップのベース部のうち上記貫通穴に相当する位置には、当該貫通穴を挿通した上で上記肉盛りビード部に抜け止め係止される係止突起部を形成してあることを特徴とするドアウエザーストリップ。 A door weather strip to be mounted around the door of an automobile door, and a wide fin attached to the seal lip at the upper corner of the door is fixed to the door panel using a plate-like clip arranged on the fin. Door weather strip structure,
While forming a clip insertion hole penetrating in the plate thickness direction in the fin portion,
On the back surface of the base portion of the clip, an anchor portion that is fitted and held in the clip mounting hole on the door panel side after being inserted into the clip insertion hole is formed to protrude.
The fin portion is formed with an overlaid bead portion adjacent to at least a part of the lower edge portion of the base portion, and penetrates through the overlaid bead portion between the fin portion and the overlaid bead portion. Forming a hole,
In the base portion of the clip, at a position corresponding to the through hole, a locking projection portion is formed which is inserted through the through hole and locked to the overlaid bead portion. Door weather strip to do.
上記ベルト状部の始端部に相当する位置に上記肉盛りビード部を形成してあることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザーストリップ。 A flat belt-like part independent of the seal lip is formed extending downward from the fin part,
2. The door weather strip according to claim 1, wherein the build-up bead portion is formed at a position corresponding to a starting end portion of the belt-like portion.
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