JP6203360B2 - 情報処理方法、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は印刷システムにおいて印刷装置のステータスを取得する方法に関する。
従来、プリンタへの印刷要求をジョブとして印刷キューで管理し、順次処理する印刷システムにおいて、プリンタのステータス取得要求をジョブとして印刷キューに投入し、ステータスを取得する技術が一般的である(特許文献1参照)。
プリンタのステータス取得要求のジョブ(以下、ステータス取得ジョブと称す)を印刷キューに投入するものとして、インクの残量や本体の動作モード等、プリンタの各種状態をダイアログ上に表示する機能を備えたプリンタユーティリティがある。プリンタユーティリティはプリンタの状態をダイアログ上に表示するとき、ステータス取得ジョブを印刷キューに投入する。ステータス取得ジョブは、プリンタのステータスを取得し、特定のキャッシュに保存する。プリンタユーティリティはステータス取得ジョブの処理が終わるとキャッシュに保存されたステータスを参照してプリンタの各種状態を表示する。
プリンタユーティリティはプリンタの各種状態を表示するとき、必要に応じてステータス取得ジョブを印刷キューに投入するので、ユーザはジョブの投入を意識していない。よって、このユーザの意図しないステータス取得ジョブが長時間にわたって印刷キューに残っている状態は好ましくない。プリンタのステータスを取得して保存するだけのステータス取得ジョブは短時間で処理を終えるので、通常印刷キューに投入すると、すぐに処理されて印刷キューから取り除かれる。しかし、印刷キューで印刷ジョブが処理されているときにステータス取得ジョブを投入すると、ステータス取得ジョブは印刷ジョブの処理が終わるまで処理されず、長時間にわたって印刷キューに残った状態になる。従来技術では、このような問題を回避するために、印刷キューで他のジョブが処理されているのであれば、プリンタユーティリティはステータス取得ジョブを投入しなかった。
特開2005−196573
しかしながら、従来の技術では印刷キューで印刷ジョブが処理されているとき、プリンタユーティリティは最新のステータスを取得できず、プリンタの各種状態を更新できないという問題があった。印刷キューで印刷ジョブが処理されているのであれば、プリンタユーティリティはステータス取得ジョブを投入せずに前回取得した古いステータスに基づきプリンタの状態を表示し、ステータスがなければプリンタの状態を表示していなかった。
そこで、本発明は印刷キューで他のジョブが処理されていても、長時間にわたってステータス取得ジョブが印刷キューに残った状態になることなく、最新のステータスを取得する方法を提供することを目的とする。
本発明の情報処理方法は、印刷装置と通信可能な情報処理装置において実行される情報処理方法であって、前記印刷装置のステータスを要求するステータス取得ジョブをジョブ管理部に投入するジョブ投入工程と、前記ステータス取得ジョブとは異なる印刷ジョブに基づく印刷処理中である場合、前記ステータス取得ジョブのキャンセルを要求するキャンセル工程と、前記印刷ジョブの印刷処理により得られた前記印刷装置のステータス情報を表示する表示工程を有することを特徴とする。
長時間にわたってステータス取得ジョブが印刷キューに残る可能性を軽減できる。
本実施形態の一形態に係る印刷システムの構成を示す図である。 プリンタユーティリティの操作ダイアログを示す図である。 プリンタユーティリティの操作ダイアログを示す図である。 プリンタユーティリティが処理中に表示するダイアログを示す図である。 ジョブ表示部のダイアログを示す図である。 印刷フィルタの印刷処理詳細を示すフローチャートである。 メンテナンスフィルタの処理概略を示すフローチャートである。 PPD更新処理の詳細を示すフローチャートである。 ユーティリティ用ステータス情報格納処理の詳細を示すフローチャートである。 動作モード設定処理の詳細を示すフローチャートである。 ステータス情報取得処理の概略を示すフローチャートである。 動作モード設定処理の概略を示すフローチャートである。 ユーティリティ用ステータス情報の構成を示す図である。 ジョブ表示ダイアログの遷移を示す図である。 ユーティリティ用ステータス情報格納処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
本実施形態の印刷システムの構成について、図1のブロック図を参照して説明する。図1において、情報処理装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)01は印刷装置としてのプリンタ20の制御を行う。PCのオペレーティングシステム(以下、OSと称す)としてはMacOS(登録商標)Xを想定している。OSは図1には示していないが、PC01の資源、たとえばPC内の各ブロックはOSにより管理されている。ここで、PC01は一般的な情報処理装置が備えるハードウェア構成を有している。具体的には、CPU、ROM、ハードディスク、RAM,各種デバイスコントローラを備える。CPUは、ROMのプログラム用ROMに記憶された、或いはハードディスクからRAMにロードされたOSやアプリケーション等のプログラムを実行する。後述する各フローチャートの処理はこのプログラムの実行により実現できる。また、RAMは、CPUの主メモリ、ワークエリア等としても機能する。また、キーボードや、CRTディスプレイや、各種データを記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等におけるデータアクセスを制御するディスクコントローラ(DKC)等も備える。また、接続されたプリンタとの間の信号の交換を制御する通信制御部等も備える。
PC01は、アプリケーション02、プリンタユーティリティ03、ジョブ管理部04、印刷キュー05、ステータス格納部06、PPDファイル07、ジョブ表示部08、印刷フィルタ09、メンテナンスフィルタ10、I/F(インタフェース)制御部11によって構成される。本実施形態ではOSの印刷制御システムとしてはMacOS Xに含まれるCUPS(Common UNIX(登録商標) Printing System)を想定しており、ジョブ管理部04、印刷キュー05、ステータス格納部06はCUPSが制御する。I/F制御部11はCUPSにおいてプリンタ20との通信を行うバックエンドを想定している。PPD(PostScript Printer Description)ファイル07には各種印刷機能の設定可能な値や設定初期値の情報が記述されており、アプリケーション02はジョブ管理部04に問い合わせてこれらの情報を取得して印刷設定を行う。
ユーザがアプリケーション02で作成したデータの印刷を要求すると、その要求はデータとともに印刷ジョブとしてジョブ管理部04に投入される。ジョブ管理部04は受け取ったジョブを各々識別するための番号(以下、ジョブIDと称す)を割り当てて印刷キュー05に登録し、順次取り出して処理する。ジョブ管理部04は印刷キュー05から印刷ジョブを取り出すと、その印刷データを印刷フィルタ09に送り、印刷フィルタ09は印刷データを受け取ると出力データに変換し、I/F制御部11を経てプリンタ20に送信する。その後、プリンタ20が印刷処理を完了するまでプリンタ20の状態を監視する。この間、印刷フィルタ09はI/F制御部11を経てプリンタ20から取得したステータスをステータス格納部06に定期的に格納する。ステータスの格納はセットするステータスをジョブ管理部04に通知することにより行われ、ジョブ管理部04は通知されたステータスをステータス格納部06に格納する。ジョブ表示部08はジョブ管理部04に印刷キュー05の保持するジョブのリストやステータス格納部06のステータスを問い合わせて、ジョブの一覧やジョブを処理中のプリンタ20のステータスをダイアログ上に表示する。また、アプリケーション02はユーザが印刷に使用した各種印刷設定値を他のアプリケーションでの印刷設定に反映させるために、PPDファイル07に記述された情報を更新する。ユーザが任意のアプリケーションで印刷に使用した印刷設定値を、他のアプリケーションでの設定初期値にするために、PPDファイル07に記述されている各種印刷機能の設定初期値を更新する。アプリケーション02が各種印刷機能の設定初期値の更新を要求すると、その要求を示すPPD更新コマンドとともにPPD更新ジョブとしてジョブ管理部04に投入される。ジョブ管理部04は印刷キュー05からPPD更新ジョブを取り出すと、PPD更新コマンドをメンテナンスフィルタ10に送る。メンテナンスフィルタはPPD更新コマンドを受け取ると、そのコマンドに基づきPPDファイルを更新する。メンテナンスフィルタによるPPDファイルの更新は、更新する設定情報をジョブ管理部04に通知することにより行われ、ジョブ管理部04は通知された情報に基づきPPDファイル07を更新する。
一方、プリンタユーティリティ03はプリンタの各種状態を表示するダイアログやプリンタの動作モードを設定する機能を備えている。ユーザがプリンタの状態を表示するダイアログを開くと、プリンタユーティリティ03はステータスの取得を要求し、その要求を示すステータス要求コマンドを含むステータス取得ジョブがジョブ管理部04に投入される。ジョブ管理部04は印刷キュー05からステータス取得ジョブを取り出すと、ステータス要求コマンドをメンテナンスフィルタ10に送る。メンテナンスフィルタはステータス要求コマンドを受け取ると、I/F制御部11を経てプリンタ20からステータスを取得し、それらに基づきプリンタユーティリティ03のダイアログの表示に必要なユーティリティ用ステータス情報をステータス格納部06に格納する。ユーティリティ用ステータス情報の格納はステータスの格納と同様にセットするユーティリティ用ステータス情報をジョブ管理部04に通知することにより行われ、ジョブ管理部04は通知されたユーティリティ用ステータス情報をステータス格納部06に格納する。プリンタユーティリティ03はジョブ管理部04にステータス格納部06のステータスを問い合わせて、その中に含まれるユーティリティ用ステータス情報に基づきダイアログに表示する。また、ユーザが動作モードの設定を要求すると、動作設定ジョブとしてその要求を示す動作モード設定コマンドとともにジョブ管理部04に投入される。ジョブ管理部04は印刷キュー05から動作設定ジョブを取り出すと、動作モード設定コマンドをメンテナンスフィルタ10に送る。メンテナンスフィルタ10は動作モード設定コマンドを受け取ると設定制御コマンドに変換し、I/F制御部11を経てプリンタに送信する。
図1の通信インタフェース12は、PC01とプリンタ20とを接続する。ここでは、通信インタフェースはローカルインタフェースであるところのUSB(Universal Serial Bus)を想定している。プリンタ20はI/F制御部21、印刷制御部22、印刷部23によって構成される。プリンタはI/F制御部21を経て、PC01からの出力データの受信やPC01へのプリンタ20のステータスの送信などを行う。印刷制御部は、PCから送信された出力データ及び動作制御コマンドに基づき印刷部を制御する。
本実施例ではMacOS Xに含まれるCUPSと連携して動作する印刷フィルタ、プリンタユーティリティ、メンテナンスフィルタを提供する例を説明する。
図2は、プリンタユーティリティの操作ダイアログを示す図である。プリンタユーティリティ03は起動すると操作ダイアログ30を表示する。ユーザはタブメニュー31によりプリンタユーティリティ03のダイアログを切り替えることができる。ユーザがタブメニューのインク残量を選択するとプリンタユーティリティ03はプリンタに搭載されているインクの残量レベルを示すインク残量ダイアログ32を表示し、自動電源を選択すると図3に示すプリンタ20の自動電源機能の設定状態を示すとともに、その設定を行うための自動電源ダイアログを表示する。プリンタユーティリティ03は起動直後、インク残量ダイアログを表示する。プリンタユーティリティはインク残量ダイアログを表示するとき、ステータス取得ジョブをジョブ管理部に投入する。その後、ステータス格納部06に格納されるプリンタ20のインク残量に関するユーティリティ用ステータス情報を取得するまでの間、図4(a)に示すステータス取得中ダイアログを表示する。そして、ユーティリティ用ステータス情報の取得が完了するとステータス取得中ダイアログを閉じて、取得した情報に基づきプリンタ20に搭載された各種インクの残量をダイアログ32上に表示する。本実施例のプリンタ20にはブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクが搭載されており、プリンタユーティリティ03はこれらのインクの残量に関するユーティリティ用ステータス情報を取得して表示する。
図3は、プリンタユーティリティの自動電源ダイアログを示す図である。ユーザがタブメニュー31にて自動電源を選択するとプリンタユーティリティ03は自動電源ダイアログ40を表示する。自動電源オフチェックボックス41と時間選択ポップアップメニュー43により、ユーザはプリンタ20の自動電源オフ機能を設定できる。自動電源オフ機能はプリンタを特定の時間使用しないときに電源を自動的にオフする機能であり、ユーザは自動電源オフチェックボックス41により本機能を有効にするか否かを設定でき、電源をオフするまでの特定の時間を時間選択ポップアップメニューにより設定できる。本実施例ではユーザは特定の時間として15分、30分、60分の何れかを選択できる。自動電源オンチェックボックス42により、ユーザはプリンタの自動電源オン機能を設定できる。自動電源オン機能は電源オフ状態のプリンタの電源を自動的にオンする機能であり、本機能が有効のとき、プリンタはPC01から出力データや設定制御コマンドを受信すると自動的に電源オンの状態になる。ユーザは自動電源オンチェックボックスにより本機能を有効にするか否かを設定できる。適用ボタン44により、ユーザは本ダイアログで設定した動作モードをプリンタ20に設定できる。適用ボタンを押すとプリンタユーティリティ03は動作設定ジョブをジョブ管理部04に投入する。その後、ジョブが処理されるまでの間、図4(b)に示す動作設定中ダイアログ60を表示する。そして、ジョブの処理が完了すると動作設定中ダイアログ60を閉じて、自動電源ダイアログ40に戻る。プリンタユーティリティ03は自動電源ダイアログ40を表示するとき、インク残量ダイアログ32と同様にステータス取得ジョブをジョブ管理部04に投入する。その後、ステータス格納部06に格納されるプリンタ20の自動電源設定の状態に関するユーティリティ用ステータス情報を取得するまでの間、図4(a)に示すステータス取得中ダイアログを表示する。そして、ユーティリティ用ステータス情報の取得が完了するとステータス取得中ダイアログ50を閉じて、取得した情報に基づきプリンタの自動電源設定の状態をダイアログ上の各種チェックボックスやポップアップメニューの値に反映する。
図4は、プリンタユーティリティ03が処理中に表示するダイアログを示す図である。図4(a)のダイアログ50は、プリンタユーティリティ03がユーティリティ用ステータス情報を取得しているときに表示する。プリンタユーティリティ03はインク残量ダイアログ32又は自動電源ダイアログ40を表示するとき、ステータス取得ジョブをジョブ管理部04に投入して本ダイアログを表示する。そして、ステータス格納部04からダイアログの表示に必要なユーティリティ用ステータス情報を取得すると本ダイアログを閉じて、取得した情報に基づきダイアログを表示する。図4(b)のダイアログ60は、プリンタユーティリティ03がプリンタ20の動作モードを設定しているときに表示する。自動電源ダイアログ40上の適用ボタンが押下されると、プリンタユーティリティ03は動作設定ジョブをジョブ管理部04に投入して本ダイアログを表示する。そして、投入したジョブの処理が完了すると本ダイアログを閉じて自動電源ダイアログ40に戻る。
図5は、ジョブ表示部08のダイアログを示す図である。ジョブ表示ダイアログ70のジョブ表示領域73には、印刷キュー05が保持するジョブの一覧が表示され、ユーザはジョブ削除ボタン71によってジョブ表示領域にて選択したジョブのキャンセルをジョブ管理部04に要求できる。ジョブ管理部04はキャンセルの要求に応じて、そのジョブを印刷キュー05から取り除く。ステータス表示領域72には処理中の印刷フィルタ09又はメンテナンスフィルタ10がステータス格納部に格納したプリンタ20のステータスが表示される。図5(a)はアプリケーション02からサンプルデータ1の印刷ジョブが投入されたときのダイアログを示す。ジョブ表示領域73ではサンプルデータ1の印刷ジョブがハイライト表示されることによって処理中であることが示され、ステータス表示領域72には印刷フィルタ09が格納するステータスが表示される。図5(b)はプリンタユーティリティ03からステータス取得ジョブが投入されたときのダイアログを示す。ジョブ表示領域ではステータス取得ジョブがハイライト表示されることによって処理中であることが示され、ステータス表示領域72にはメンテナンスフィルタ10が格納するステータスが表示される。
図6は、印刷フィルタ09の印刷処理詳細を示すフローチャートである。ジョブ管理部04はアプリケーション02から印刷ジョブを受け取ると、印刷要求のあったデータを印刷フィルタ09に送り、印刷フィルタの処理が開始される。S101にて印刷フィルタ09は、ステータス格納部06に格納されている古いステータスやユーティリティ用ステータス情報を一旦クリアする。ステータス格納部06に古いステータスが残っていると、新たなジョブの処理が始まってステータスを格納するまでの間、処理中のジョブとは関係ない前回のジョブ処理時のステータスがジョブ表示部08に表示される。よって、印刷フィルタ09は処理を開始すると、まず前回のジョブ処理時のステータスをクリアする。一方、プリンタユーティリティ03は印刷処理中であれば印刷フィルタ09が更新するユーティリティ用ステータス情報を参照する。プリンタユーティリティ03の処理については後述する。ステータス格納部06に古いユーティリティ用ステータス情報が残っていると、印刷フィルタ09がユーティリティ用ステータス情報を更新するまで、プリンタユーティリティ03は前回のジョブ処理時に格納された古いユーティリティ用ステータス情報に基づいて各種プリンタの状態を表示する。よって、印刷フィルタ09は処理を開始すると、ユーティリティ用ステータス情報もクリアする。また、後述するメンテナンスフィルタ10でも同様のことから、処理を開始するとまず前回のジョブ処理時のステータスとユーティリティ用ステータス情報をクリアする。ステータス格納部06のクリアはジョブ管理部04にステータスのクリアを通知することによって行われ、ジョブ管理部04はクリアを指示する通知に応じてステータス格納部06をクリアする。
そしてS102にて印刷フィルタ09はジョブ管理部04から印刷データをバンド単位で取得する。S103にて印刷データがあると判断すると、印刷データに基づき出力データを生成してプリンタ20に送信し(S104〜S105)、S106に進む。印刷データがなければ、印刷データの生成と送信処理を行わずにS106に進む。その後、プリンタ20の印刷処理が完了するまで、印刷フィルタ09はプリンタ20からステータスを取得して解析し、ステータスをステータス格納部06に格納する(S106〜S108)。また、プリンタ20の印刷が完了するまでの間、印刷フィルタ09はプリンタユーティリティ03がインク残量ダイアログ32や自動電源ダイアログ40を表示できるようにユーティリティ用ステータス情報をステータス格納部06に格納する。S109にて印刷フィルタ09はすでに取得したステータスでインクの残量に関するステータスや自動電源設定の状態に関するステータスが含まれていると判断すると、そのステータスに基づきユーティリティ用ステータス情報を生成してステータス格納部06に格納する(S110〜S111)。その際、ユーティリティ用ステータス情報には自身のジョブIDを付加する。ユーティリティ用ステータス情報の構成については後述する。プリンタユーティリティのダイアログの表示に必要なステータスが含まれていないと判断するとS112に進む。
S112にて印刷フィルタ09はS106にて取得したプリンタ20のステータスに基づき印刷処理が完了したか否かを判断し、完了していなければS102に戻り、完了していれば処理を終了する。
図7は、メンテナンスフィルタ10の処理概略を示すフローチャートである。ジョブ管理部04はアプリケーション02がPPDファイル07に記述された各種印刷機能の設定初期値を更新するときに投入するPPD更新ジョブ、プリンタユーティリティがインクの残量や自動電源設定の状態を取得するときに投入するステータス取得ジョブや自動電源の動作モードをプリンタに設定するときに投入する動作設定ジョブを受け取ると、その要求を示すコマンドをメンテナンスフィルタ10に送り、メンテナンスフィルタ10の処理が開始される。メンテナンスフィルタ10はジョブ管理部04から受け取ったコマンドを解析し、その要求を判断する(S201、S202、S204、S206)。メンテナンスフィルタ10はPPD更新コマンドを受け取るとPPDの更新処理を行い(S203)、処理を終了する。メンテナンスフィルタ10はステータス取得コマンドを受け取るとユーティリティ用ステータス情報の格納処理を行い(S205)、処理を終了する。メンテナンスフィルタ10は動作モード設定コマンドを受け取ると動作モードの設定処理を行い(S207)、処理を終了する。何れのコマンドでもなければ、何もせずに終了する。
図8は、メンテナンスフィルタ10によるPPDの更新処理の詳細を示すフローチャートである。図7のS203にてPPDの更新処理を開始すると、S301にてメンテナンスフィルタは印刷フィルタと同様にステータス格納部に残っている古いステータスやユーティリティ用ステータス情報を一旦クリアする。その後、S302にてPPDファイル07を更新して、処理を終了する。PPDファイル07の更新は、更新する設定情報をジョブ管理部04に通知することにより行われ、ジョブ管理部04は通知された情報に基づきPPDファイル07を更新する。
図9は、メンテナンスフィルタ10によるユーティリティ用ステータス情報の格納処理の詳細を示すフローチャートである。図7のS205にてユーティリティ用ステータス情報の格納処理を開始すると、S401にてメンテナンスフィルタ10は、印刷フィルタ09と同様にステータス格納部06に格納されている古いステータスやユーティリティ用ステータス情報を一旦クリアする。その後、メンテナンスフィルタ10はプリンタ20からステータスを取得して解析する(S402〜S403)。S404にてメンテナンスフィルタ10はプリンタユーティリティ03のダイアログの表示に必要なステータスが含まれているか否かを判断する。本実施例ではインクの残量に関するステータスと自動電源設定の状態に関するユーティリティ用ステータス情報を格納することを想定しており、ここではこれらに関するプリンタのステータスが含まれているか否かを判断する。これらのステータスが含まれていなければS402に戻り、メンテナンスフィルタ10は再度プリンタ20からステータスを取得する。これらのステータスが含まれていれば、S405にてメンテナンスフィルタ10は取得したステータスに基づきユーティリティ用ステータス情報を生成する。その際、ユーティリティ用ステータス情報に当該ジョブのジョブIDを付加する。ジョブIDを付加することによってプリンタユーティリティ03は取得したユーティリティ用ステータス情報を格納したジョブが自身の投入したジョブか否かを判断できる。プリンタユーティリティ03のユーティリティ用ステータス情報取得処理については後述する。そして、S406にてメンテナンスフィルタはユーティリティ用ステータス情報をステータス格納部に格納して、処理を終了する。
図10は、メンテナンスフィルタ10の動作モードの設定処理の詳細を示すフローチャートである。図7のS207にて動作モードの設定処理を開始すると、S501にてメンテナンスフィルタ10は、印刷フィルタ09と同様にステータス格納部に格納されている古いステータスやユーティリティ用ステータス情報を一旦クリアする。そして、メンテナンスフィルタ10はジョブ管理部04から受け取った動作モード設定コマンドを設定制御コマンドに変換し、プリンタ20に送信する(S502〜S503)。その後、設定制御コマンドの送信が完了するまで、メンテナンスフィルタ10はプリンタ20からステータスを取得して解析し、ステータスをステータス格納部に格納する(S504〜S506)。例えばプリンタ20で何らかのエラーが発生して設定制御コマンドの送信が滞っていれば、そのことを示すステータスを格納し、ジョブ表示部08は図5に示すステータス表示領域72に表示する。S507にてメンテナンスフィルタ10はS504にて取得したプリンタ20のステータスに基づき設定制御コマンドの送信が完了したと判断すると処理を終了する。
図11は、プリンタユーティリティ03のステータス情報取得処理の概略を示すフローチャートである。プリンタユーティリティ03はインク残量ダイアログ32や自動電源ダイアログ40を表示するときに、ここで示す処理を実行してユーティリティ用ステータス情報を取得し、その情報に基づいて各ダイアログを表示する。ここではインク残量ダイアログ32を表示するときを例に説明する。ユーザがプリンタユーティリティ03を起動すると、又はタブメニューでインク残量を選択すると処理を開始し、S601にてプリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブをジョブ管理部04に投入する。プリンタユーティリティ03は自身が投入したジョブが処理中又は待機中の間は図4(a)のステータスの取得中を示すダイアログ50を表示する。ジョブ管理部04はステータス取得ジョブを取り出し、ステータス要求コマンドをメンテナンスフィルタ10に送る。メンテナンスフィルタ10はプリンタ20のステータスを取得し、ユーティリティ用ステータス情報に変換してステータス格納部06に格納する。S602にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したステータス取得ジョブのジョブID(P)をジョブ管理部04に問い合わせて取得する。S603にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04に対してステータス格納部06に格納されているステータスを問い合わせ、その中に含まれているユーティリティ用ステータス情報を取得する。取得したユーティリティ用ステータス情報には各々ジョブID(Q)が付加されており、それらユーティリテイ用ステータス情報を格納したジョブを識別できる。ユーティリティ用ステータス情報の構成については後述する。S604にてプリンタユーティリティ03は取得したユーティリティ用ステータス情報にインクの残量に関するものがあるか否かを判断する。自動電源ダイアログ40を表示するときは、自動電源設定の状態に関するものがあるか否かを確認する。インクの残量に関するものがないと判断するとS603に戻り、再度ジョブ管理部04に対してステータス格納部06に格納されているステータス情報を問い合わせて取得する。プリンタユーティリティ03はインク残量に関するユーティリティ用ステータス情報があると判断するとS605に進む。S605にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04に対してS602で取得したジョブID(P)の処理状態、すなわち自身の投入したジョブの処理状態を問い合わせて取得する。S606にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部に対して、その稼働状態を問い合わせて取得する。S607,S608にて、以下に説明するように、プリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが処理中または待機中であっても不要と判断すると、そのキャンセルをジョブ管理部に要求する。S607にて自身の投入したジョブが処理中であるがインクの残量に関するユーティリティ用ステータス情報の格納を完了していれば、プリンタユーティリティは自身の投入したジョブは不要と判断してキャンセルを要求する(S611)。そして、すでに取得したユーティリティ用ステータス情報に基づきインク残量ダイアログを更新して処理を終了する(S612〜S613)。自身の投入したジョブがインクの残量に関するユーティリティ用ステータス情報の格納を完了したか否かはS602にて取得したジョブID(P)とS603にて取得したインクの残量に関するユーティリティ用ステータス情報に付加されたジョブID(Q)が同じか否かで判断する。S611にてプリンタユーティリティ04が自身の投入したジョブのキャンセルをジョブ管理部04に要求すると、ジョブ管理部04は処理中のジョブを中断して印刷キュー05から取り除く。S608にて自身の投入したジョブが待機中であるがジョブ管理部04が稼働中であれば、プリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブを不要と判断する。本実施例ではプリンタユーティリティ以外から投入されるジョブとして印刷ジョブとPPD更新ジョブがある。印刷フィルタ09が印刷処理を実行中であれば定期的にユーティリティ用ステータス情報を更新している。一方、メンテナンスフィルタ10がPPD更新ジョブを実行中であればステータス格納部06をクリアするのみでユーティリティ用ステータス情報を格納していない。ステータス格納部06にインクの残量に関するユーティリティ用ステータス情報が格納されおり、尚且つジョブ管理部が他のジョブの処理中であれば、印刷フィルタがユーティリティ用ステータス情報を定期的に更新していると考えられる。よって、メンテナンスフィルタは自身が投入したステータス取得ジョブは不要と判断し、キャンセルを要求する(S611)。そして、すでに取得したユーティリティ用ステータス情報に基づきインク残量ダイアログを更新して処理を終了する(S612〜S613)。S609にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが処理中,又は待機中であるが、S607又はS608で不要と判断されていなければ、S603に戻る。S610にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが完了状態であると判断すると、インク残量ダイアログ32を更新して処理を終了する(S612〜S613)。S610にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが完了状態でない、すなわちキャンセル状態と判断すると、S612を迂回して、ダイアログ32を更新せずに処理を終了する。例えば、ステータス取得ジョブの処理が完了する前に図5のジョブ表示ダイアログ70の削除ボタン71により削除が指示されると、本ステップにてキャンセル状態と判断して終了する。
図12は、プリンタユーティリティ03の動作モード設定処理の概略を示すフローチャートである。ユーザが自動電源ダイアログ40の適用ボタン44を押下すると処理を開始し、S701にてプリンタユーティリティ03は動作設定ジョブをジョブ管理部04に投入する。プリンタユーティリティ03は自身が投入したジョブが処理中又は待機中の間は図4(b)の動作モードを設定中であることを示すダイアログ60を表示する。ジョブ管理部04は動作設定ジョブを取り出し、動作モード設定コマンドをメンテナンスフィルタ10に送って処理する。S702にてプリンタユーティリティ03は自身の投入した動作設定ジョブのジョブID(X)を取得する。S703にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04に対してS702で取得したジョブID(X)の処理状態、すなわち自身の投入したジョブの処理状態を問い合わせて取得する。S704にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが処理中、又は待機中であればS703に戻る。プリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが完了状態であればS705に進み、処理を終了する。
図13は印刷フィルタ09やメンテナンスフィルタ10が格納するユーティリティ用ステータス情報の構成を示す図である。インク残量に関するステータス情報は、ジョブID、タンクの種類、残量レベルを示す情報で構成される。ジョブIDはジョブ管理部が各ジョブに割り当てる識別番号を示す。タンクの種類はプリンタの搭載するタンクを表しており、本実施例でのプリンタが搭載するブラック、シアン、マゼンタ、イエローの何れかを示す。残量レベルはタンクに残っているインクの残量を表しており、0%〜100%までの何れかの値を示す。自動電源の設定状態に関するステータス情報は、ジョブID,機能の種類、設定状態を示す情報で構成される。ジョブIDはジョブ管理部が各ジョブに割り当てる識別番号を示す。機能の種類は本実施例でのプリンタが備える自動電源機能を表しており、自動電源オフ機能、自動電源オン機能の何れかを示す。設定状態は各機能の設定状態を表しており、自動電源オフ機能ではオフ状態、15分、30分、60分の何れかを示す。自動電源オン機能ではオフ状態、オン状態の何れかを示す。
図14は、ジョブ表示ダイアログ70の遷移を示す図である。ジョブ管理部04が印刷ジョブを処理中にユーザがプリンタユーティリティ03を起動すると、プリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブをジョブ管理部04に投入する。よってジョブ表示ダイアログ70のジョブ表示領域73には図14(a)に示すように印刷ジョブとステータス取得ジョブが表示される。ここで印刷フィルタ09はプリンタユーティリティ03がインク残量ダイアログ32の表示に必要なユーティリティ用ステータス情報を定期的に格納している(図6のS111)。一方、メンテナンスフィルタ10はステータス格納部06に格納されたこれらのユーティリティ用ステータス情報を取得する(図11のS603)。このとき自身の投入したステータス取得ジョブはジョブ管理部04にてまだ処理されておらず待機状態であるが、ジョブ管理部04は印刷ジョブを処理しており稼働状態である。よって、自身の投入したジョブは不要と判断し(図11のS608)、そのキャンセルを要求して(図11のS611)印刷フィルタ10の格納したステータス情報に基づきインク残量ダイアログを表示する(図6のS612、S613)。ここで、ジョブ管理部04はステータス取得ジョブのキャンセル要求を受け取ってステータス取得ジョブを取り除くので、図13(b)に示すようにジョブ表示ダイアログのジョブ表示領域73からステータス取得ジョブが消える。
以上説明してきたように、実施例1の印刷システムによれば、印刷キューで印刷ジョブが処理されているときでも、ユーザはプリンタユーティリティでインクの残量や自動電源設定の状態を確認することができる。又、このときユーザの意図とは関係なく投入されたステータス取得ジョブはキャンセルされるのでジョブ表示部に残らない。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態ではプリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入した後に不要と判断するとキャンセルしていたが、第2の実施形態ではステータス取得ジョブを投入する前に投入する必要があるか否かを判断する。印刷システムの構成、プリンタユーティリティ03の表示するダイアログ、ジョブ表示部08、メンテナンスフィルタ10、印刷フィルタ09、ユーティリティ用ステータス情報の構成については第1の実施形態と同様であるので省略する。また、プリンタユーティリティ03の動作モード設定処理についても第1の実施形態と同様であるので省略する。
図15は、プリンタユーティリティ03のステータス情報取得処理の概略を示すフローチャートである。プリンタユーティリティはインク残量ダイアログ32や自動電源ダイアログ40を表示するときに、ここで示す処理を実行してユーティリティ用ステータス情報を取得し、その情報に基づいて各ダイアログを表示する。ここではインク残量ダイアログ32を表示するときを例に説明する。ユーザがプリンタユーティリティ03を起動すると、又はタブメニュー31でインク残量を選択すると処理を開始する。プリンタユーティリティ03はステータス格納部06のユーティリティ用ステータス情報の有無とジョブ管理部04の稼働状態に基づき、ステータス取得ジョブを投入するか否かを判断する。ステータス格納部06にユーティリティ用ステータス情報がなければ、プリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入する。ユーザが使用するプリンタ20をジョブ管理部04に登録し、ジョブ管理部04がプリンタ20のための印刷キュー05やステータス格納部06を新たに用意した直後の初期状態では、ステータス格納部06にユーティリティ用ステータス情報は格納されていない。印刷フィルタ09がステータス格納部06をクリアしてから新しいユーティリティ用ステータス情報を格納するまでの間も格納されていない。更にメンテナンスフィルタ10によるPPDの更新処理の実行後もユーティリティ用ステータス情報は格納されていない。このようなとき、プリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入する。また、ユーティリティ用ステータス情報が格納されていても、ジョブ管理部04が稼働状態でなければ、プリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入する。ステータス格納部06には前回、印刷ジョブやステータス取得ジョブの格納したユーティリティ用ステータス情報が残っていることがあるが、ジョブ管理部04が稼働状態でなければ、ステータス格納部06のユーティリティ用ステータス情報は定期的に更新されておらず、古いままなので、ステータス取得ジョブを投入してユーティリティ用ステータス情報を更新する。一方、ユーティリティ用ステータス情報が格納されており、ジョブ管理部が稼働中であれば、プリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入しない。本実施例ではプリンタユーティリティ03以外から投入されるジョブとして印刷ジョブとPPD更新ジョブがある。印刷フィルタ09が印刷処理を実行中であれば定期的にユーティリティ用ステータス情報を更新している。一方、メンテナンスフィルタ10がPPD更新ジョブを実行中であればステータス格納部06をクリアするのみでユーティリティ用ステータス情報を格納していない。ステータス格納部06にユーティリティ用ステータス情報が格納されおり、尚且つジョブ管理部が他のジョブの処理中であれば、印刷フィルタ09がユーティリティ用ステータス情報を定期的に更新していると考えられる。よって、プリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを不要と判断し、ステータス取得ジョブを投入しない。S801にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04に対してステータス格納部06に格納されているステータスを問い合わせ、その中に含まれているユーティリティ用ステータス情報を取得する。S802にてプリンタユーティリティ03は取得したユーティリティ用ステータス情報にインクの残量に関するものがあるか否かを判断する。自動電源ダイアログ40を表示するときは、自動電源設定の状態に関するものがあるか否かを確認する。プリンタユーティリティ03はインクの残量に関するものがないと判断すると、まだステータス取得ジョブを投入していなければ投入する。プリンタユーティリティ03はインクの残量に関するステータス情報があると判断するとS803に進み、ジョブ管理部04に対して、その稼働状態を問い合わせて取得する。S804にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04が稼働中でないと判断すると、まだステータス取得ジョブを投入していなければ投入する。S805にてプリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入済みか否か判断し、投入していなければ投入する(S806)。プリンタユーティリティ03は自身が投入したジョブが処理中又は待機中の間は図4(a)のステータスの取得中を示すダイアログ50を表示する。プリンタユーティリティがステータス取得ジョブをジョブ管理部04に投入すると、ジョブ管理部04はステータス取得ジョブを取り出し、ステータス要求コマンドをメンテナンスフィルタ10に送る。メンテナンスフィルタ10はプリンタ20のステータスを取得し、ユーティリティ用ステータス情報に変換してステータス格納部に格納する。S807にて、プリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブのジョブID(P)をジョブ管理部04に問い合わせて取得する。S808にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04に対してS807で取得したジョブID(P)の処理状態、すなわち自身の投入したジョブの処理状態を問い合わせて取得する。S809にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブがキャンセル状態と判断すると、S815に進みダイアログを更新することなく終了する。例えば、ステータス取得ジョブの処理が完了する前に図5のジョブ表示ダイアログ70にてユーザにより削除が指示されると、本ステップにてキャンセル状態と判断して終了する。S809にてプリンタユーティリティ04は自身の投入したジョブがキャンセル状態でないと判断するとS801に戻り、ユーティリティ用ステータス情報を再度取得する。S804にてプリンタユーティリティはジョブ管理部04が稼働中であると判断すると、すでにS802で取得したユーティリティ用ステータス情報に基づきインク残量ダイアログ32を更新して処理を終了する(S814〜S815)。このときプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブがあり、そのジョブが処理中又は待機中でいればキャンセルした後にインク残量ダイアログ32を更新して処理を終了する。S810にてプリンタユーティリティ03はステータス取得ジョブを投入済みか否か判断し、投入していればS811にてプリンタユーティリティ03はジョブ管理部04に対してS807で取得したジョブID(P)の処理状態、すなわち自身の投入したジョブの処理状態を問い合わせて取得する。そして、S812にてプリンタユーティリティ03は自身の投入したジョブが処理中、又は待機中であると判断するとS813にてそのジョブをキャンセルする。自身の投入したジョブが処理中又は待機中でない、すなわち完了状態であればプリンタユーティリティ03はインク残量ダイアログ32を更新して終了する(S814〜S815)。
以上説明してきたように、実施例2の印刷システムによれば、印刷キューで印刷ジョブが処理されているときでも、ユーザはプリンタユーティリティでインクの残量や自動電源設定の状態を確認することができる。又、このときステータス取得ジョブは投入されないので、ユーザの意図しないジョブがジョブ表示部に表示されることはない。
<実施形態3>
本発明の実施形態における印刷システムとは、単体の装置ではなく、PCとプリンタとが特定の双方向インタフェースで接続された構成をとっているが、この例に限られることなく、このようなPCとプリンタの機能が一体となった装置一体型の印刷システムであってもよい。
本発明の目的は前述した実施例の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

Claims (11)

  1. 印刷装置と通信可能な情報処理装置において実行される情報処理方法であって、
    前記印刷装置のステータスを要求するステータス取得ジョブをジョブ管理部に投入するジョブ投入工程と、
    前記ステータス取得ジョブとは異なる印刷ジョブに基づく印刷処理中である場合、前記ステータス取得ジョブのキャンセルを要求するキャンセル工程と、
    前記印刷ジョブの印刷処理により得られた前記印刷装置のステータス情報を表示する表示工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記表示工程において、前記印刷ジョブの印刷処理により得られた印刷装置のステータス情報としてインク残量が表示されることを特徴とする請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記印刷装置のステータスは前記印刷ジョブに基づく印刷処理中に定期的に更新されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理方法。
  4. 前記ステータス取得ジョブが待機中であり、かつ、前記印刷ジョブに基づく印刷処理中であると判定された場合、前記キャンセル工程は、前記ステータス取得ジョブのキャンセルを要求することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  5. 前記ステータス取得ジョブが前記ジョブ管理部に投入された後、前記ステータス取得ジョブとは異なる印刷ジョブに基づく印刷処理中か否かが判定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  6. 印刷装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記印刷装置のステータスを要求するステータス取得ジョブをジョブ管理部に投入するジョブ投入手段と、
    前記ステータス取得ジョブとは異なる印刷ジョブに基づく印刷処理中である場合、前記ステータス取得ジョブのキャンセルを要求するキャンセル手段と、
    前記印刷ジョブの印刷処理により得られた前記印刷装置のステータス情報を表示する表示手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記表示手段において、前記印刷ジョブの印刷処理により得られた印刷装置のステータス情報としてインク残量が表示されることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記印刷装置のステータスは前記印刷ジョブに基づく印刷処理中に定期的に更新されることを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ステータス取得ジョブが待機中であり、かつ、前記印刷ジョブに基づく印刷処理中であると判定された場合、前記キャンセル手段は、前記ステータス取得ジョブのキャンセルを要求することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記ステータス取得ジョブが前記ジョブ管理部に投入された後、前記ステータス取得ジョブとは異なる印刷ジョブに基づく印刷処理中か否かが判定されることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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