JP6203292B2 - 圧電振動エネルギハーベスタ - Google Patents

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Description

この発明は概して、圧電材料を用いて振動エネルギを収穫するための構造および方法に関する。
背景
低電力電子部品を動作させる際に用いるためのエネルギハーベスタは、数十年にわたって関心の高い分野である。振動エネルギハーベスタは、すぐ使うためにおよび/または後の使用のための蓄積のために、機械エネルギを電気エネルギなどの何らかの他のエネルギの形態に変換することによって機械的移動と関連付けられるエネルギを集めるように構成され得る。たとえば、圧電材料は、機械的に変形されると電位を生成することができ、電気負荷および蓄積装置に接続されて機械振動からエネルギを収穫することができる。遠隔の場所でまたは電池交換が実際的ではない他の適用例で無線センサを動作させるように、そのようなエネルギハーベスタを用いることができる。エネルギハーベスタは、危険な材料をしばしば含む電池に対する依拠を低減し、かつある場合は電気配線の必要性を低減するようにも役立ち得る。しかしながら、そのようなエネルギハーベスタは、それらを多数の実際的な適用例に不適にしてしまうあるサイズ、周波数、および振幅の一部制約のために幅広い用途に採用されてこなかった。
エネルギハーベスタの1つの適用例は移植可能生物医学装置である。人間の運動からエネルギを抽出するように構成される多くの振動エネルギハーベスタは、四肢への装着のために設計される。胴体中への移植を意図される場合、生物医学装置は、時には、エネルギハーベスタを装置パッケージの一部として含むことが好ましい。胴体中で用いることができる一種のエネルギハーベスタは、電力を生成するのにブドウ糖の酸化に一般的に依拠する微生物燃料電池である。別の種類のエネルギハーベスタは、動脈の周りに巻かれる圧電膜を用いて動脈の拡張からエネルギを収穫するように構成される。別の種類のエネルギハーベスタはゴム基板上に印刷される圧電リボンを含み、呼吸の際の肺の拡張からエネルギを収穫するように構成される。
要約
発明の1つの局面に従うと、振動エネルギハーベスタであって、基部と、圧電材料の層を備えかつ当該基部にある第1の端と第2の端との間に延在する圧電トランスデューサとを備え、圧電トランスデューサの少なくとも一部は第1の端と第2の端との間に往復パターンに配置される、振動エネルギハーベスタが提供される。
発明の別の局面に従うと、振動エネルギハーベスタであって、基部と、基部から延在する圧電トランスデューサと、関連の磁場を有する磁性構成要素とを備え、圧電トランスデューサの少なくとも一部は、トランスデューサが非線形の挙動を呈するように磁場内で動作する、振動エネルギハーベスタが提供される。
発明の別の局面に従うと、入力周波数の範囲にわたって、関連の電力出力を有する幾何学形状を有する圧電トランスデューサを設けるステップと、圧電トランスデューサに非線形挙動を誘起して、これにより入力周波数の範囲にわたってトランスデューサの電力出力を増大させるステップとを備える方法が提供される。
発明の別の局面に従うと、非線形圧電エネルギハーベスタを備える移植可能生物医学装置が提供される。少なくともいくつかの実施形態では、エネルギハーベスタは心拍波形に応答する。
発明のまた別の局面に従うと、モニタすべき構造への装着に適合される無線モニタ装置が提供され、モニタ装置は、構造から振動エネルギを収穫するように構成されかつ圧電材料の層を有する圧電トランスデューサを備える圧電エネルギハーベスタによって電力供給される。圧電トランスデューサは非線形挙動を呈するか、トランスデューサの第1の端と第2の端との間に往復パターンに配置される少なくとも一部を有するか、またはその両方であることを特徴とする。
発明の実施形態は、本明細書中および図面中に開示されるさまざまな特徴のすべての技術的に適合性のある組合せを含む。
添付の図面と関連して、好ましい例示的な実施形態を以下に説明し、同じ名称は同じ要素を表記する。
振動エネルギハーベスタの1つの実施形態の概略破断図である。 トランスデューサの固有周波数に対する、圧電トランスデューサの幾何学形状における往復の方向転換の数の影響を示すプロットである。 エネルギハーベスタ周波数応答に対する非線形挙動の影響を示すプロットである。 負荷または蓄積装置への電気的接続を示すエネルギハーベスタの別の例の概略図である。 心拍波形の例を示す表である。 最適な電力伝達関数と、各々のトランスデューサがジグザグ構造を有する、それぞれ中規模トランスデューサおよび微小規模トランスデューサの圧電ビームの数とを基板厚みの関数として示す表である。 最適な電力伝達関数と、各々のトランスデューサがジグザグ構造を有する、それぞれ中規模トランスデューサおよび微小規模トランスデューサの圧電ビームの数とを基板厚みの関数として示す表である。 例示的な非線形エネルギハーベスタの概略図である。 心拍波形に応答するカオスのストレンジアトラクタを示す表である。 正常強度での心拍振動に応答する、および正常の10倍の強度の心拍振動に応答する、双安定ハーベスタのポアンカレ写像である。 正常強度での心拍振動に応答する、および正常の10倍の強度の心拍振動に応答する、双安定ハーベスタのポアンカレ写像である。 非線形双安定エネルギハーベスタの電力出力を圧電層の厚みの関数として示す表である。 双安定エネルギハーベスタの電力出力を心拍数の関数として示す表である。 微小規模および大規模トランスデューサの幾何学形状の例を示す写真画像である。 微小規模および大規模トランスデューサの幾何学形状の例を示す写真画像である。
図示される実施形態の説明
以下に記載するように、小型のサイズおよび形状の、特に比較的低い周波数励振で向上した効率および電力出力を有する圧電トランスデューサを用いて振動エネルギハーベスタを構築することができる。トランスデューサには非線形挙動も誘起してもよく、これにより、有用な量の電力を発生することができる周波数範囲が大きくなる。エネルギハーベスタの1つの有用な適用例は、ペースメーカー、植込型除細動器(ICD)、または他の移植可能装置などの生物医学移植装置のための電源としてである。エネルギハーベスタは、十分な量の電力を発生させて振動入力としての胸区域での心拍振動を用いて、近代のペースメーカー中の電池を動作させる、および/またはこれを連続的に再充電するように構成されることができ、主に電池交換のために行なわれる移植後外科的手順を潜在的に排除する。本明細書中に記載されるエネルギハーベスタは、電池の交換が実際的でないまたは不可能である長期間の電子部品適用例などの他の適用例での使用にも適合されてもよい。
図1を参照して、例示的な振動エネルギハーベスタ10が示される。エネルギハーベスタ10は圧電エネルギハーベスタであり、基部14から延在する圧電トランスデューサ12を含む。トランスデューサ12は、基部14にある第1の端16から基部から離れた第2の端18へ延在する。この例では、第1の端16は基部14に固定され、第2の端18は自由端である。他の例では、第2の端18が固定されてもよく、トランスデューサ12は、1つ以上の付加的な自由端または固定端を含んでもよい。トランスデューサ12は任意の好適な技術によって基部14に固定されてもよく、またはトランスデューサは、基部と一体であるかまたは基部に一体としてともに形成される部分を含んでもよい。圧電トランスデューサ12は、圧電材料の少なくとも1つの層を含む層構造を有してもよい。1つの実施形態では、トランスデューサ12は、2つの電極層の間に介在される圧電材料の層を含む。トランスデューサ12は1つ以上の基板層および/または接着層も含んでもよい。層のうち任意のものは連続したまたは不連続の層であってもよく、かつ他の圧電トランスデューサ構造が可能である。
図示されるトランスデューサ12は一般的に平らまたは平坦であり、第1の端16と第2の端18との間に往復パターン20で配置される。往復パターンは直線ではない2点間の経路を規定する。この文脈では、トランスデューサ12が第1の端16から離れて延在すると、トランスデューサは、第1の端と第2の端18との間の直線Aの方向とは異なる方向に離れるように延在する。図示される例では、トランスデューサ12は、x方向の第1の端16から、直線Aから離れるように延在する。第2の端18に達するには、経路は、どこかの点で直線Aに向かって戻る方向に延在するように方向を変えなければならない。図示される往復パターン20は、第1の端16と第2の端18との間の複数の方向転換を有する経路を形成し、第1の端と第2の端との間を延在するにつれて、直線Aを横切って前後にくねりながら進んでいくジグザグパターンまたは曲折パターンと称されることがある。いくつかの実施形態では、圧電トランスデューサの一部のみが往復パターンに配置される。いくつかの実施形態では、トランスデューサの1つ以上の部分が第1の端16と第2の端18との間に直線Aと同じ方向に延在してもよい。以下により詳細に論じるように、往復パターン20は、支配的な(たとえば高い振幅の)振動が低周波である適用例での効率的なエネルギ収穫のために小型形状で比較的低い固有周波数を有するトランスデューサ12を設けるのに有用であり得る。図2の表は一般的に、図1のような曲折したまたはジグザグ構成における往復の方向転換の数の影響を示し、トランスデューサの固有周波数は、往復の方向転換の数が増大すると低下する。
図示されるトランスデューサ12は、複数のビーム22を有するとして説明されてもよく、その各々は関連の長さLおよび幅Wを有する。この例では、ビーム22は、隣接するビーム同士の間に空隙Gを規定して互いに平行に配置される。各々のビーム22は、接続部24によって一方端でのみ任意の他の単一の隣接するビームに接続される。隣接するビームを2つ有する(すなわち、対向する空隙Gを横切って両側に位置する)ビーム22は、一方端で2つの隣接するビームの一方に、および反対の端で2つの隣接するビームの他方に接続される。他の往復構成は、ビームが1つおきに平行であるが隣接するビーム同士が平行ではなく、かつ各々のビームが隣接するビームの端に接続される、角度付けられたジグザグパターンか、螺旋パターンか、またはパターンの組合せを含んでもよい。
エネルギハーベスタ10は、図1に示されるように、1つ以上の磁性構成要素26,28および筐体30も含んでもよい。磁性構成要素26,28の各々は関連の磁場を有する。磁性構成要素26,28は、トランスデューサ12の少なくとも一部が関連の磁場のうち1つ以上の中で動作するように配置される。磁場の存在下でトランスデューサ12を動作させると、トランスデューサに非線形挙動を誘起することができる。たとえば、トランスデューサの第2の端18のz方向への偏向は、加えられる力の線形関数であってもよく、または磁性構成要素の不在下では少なくとも線形領域を有してもよい。磁性構成要素26,28は、所与のトランスデューサ幾何学形状の力偏向挙動を変更することができる。なぜなら、加えられる磁力は、トランスデューサと磁場との相対的位置とともに変化し、こうして非線形挙動を誘起するからである。たとえば、磁性構成要素26,28は、トランスデューサ12の第2の端18に付けられる構成要素26が筐体30に付けられる構成要素28に向けて(すなわち、図1の下方向)磁気的に吸引されるように、それらのそれぞれの極が配置されてもよい。この場合、トランスデューサ12の第2の端18は、磁性構成要素28から離れるように移動するので、初期偏向は所与のトランスデューサ幾何学形状についての正常よりも小さくなることがあるが、さらなる移動とともに磁場の低下効果は小さくなる。
これに代えて、磁性構成要素26,28のそれぞれの磁極は、非線形挙動の同様の誘起とともに、互いに対して反発するように配置されてもよい。他の例では、非線形効果を個別調整するために、異なる場所、場の強度、極の配置などを用いて複数の磁性構成要素を配置してもよい。磁性構成要素26または28のいずれかを、磁性構成要素の磁場で動作する強磁性構成要素と置き換えてもよい。強磁性構成要素の移動は、それらが場の大きさ、形状、強さ、または方向に能動的に寄与していないかもしれないとしても、磁場によって影響されることがある。磁性構成要素構成の他の例を以下に記載する。非線形挙動を圧電トランスデューサに誘起すると、トランスデューサが有用な量の電力を発生する周波数の範囲を広げることができる。この効果は図3の表に一般的に示され、ここでは、線形エネルギハーベスタは、トランスデューサの固有周波数に対応する7〜8Hzの間のピークを呈し、非線形ハーベスタは広がった電力帯を呈する。同じ利点を達成するのに、トランスデューサ12に非線形挙動を与えるための他の技術が可能である。
図4は、負荷または蓄積装置への電気的接続を示す、エネルギハーベスタ10の別の例の概略図である。この例では、個々のビーム22は互いから電気的に絶縁され(すなわち、トランスデューサ層の1つ以上が不連続であり)、平行構成で負荷に接続される。他の構成が可能である。
移植可能生物医学装置、すなわちペースメーカー、のための電源の形態での非限定的例としてエネルギハーベスタを以下に説明する。ペースメーカーの電力要件は何年にもわたって大幅に低減され、1マイクロワット(1.0μW)が近代のペースメーカーが要件とする電力の合理的な上限推定値である。典型的なペースメーカーの大きさは約42mm×51mm×6mmである。典型的なペースメーカーでは、電池ベースの電源がペースメーカーの全体の大きさの約2/3を占める。以下に記載する分析は、電源についての50%のサイズ縮小を目標として行なわれ、エネルギハーベスタの目標最大サイズは27mm×27mm×6mmであった。生体適合性材料の選択は、移植可能生物医学装置を設計する際の大きな課題となる可能性がある。最も一般的に用いられる圧電材料(PZT)は有害な鉛からなる。ペースメーカーの電池および回路は典型的に、体の内部とペースメーカーの電池または回路との間の接触がないのを確実にするように、生体適合性材料であるチタンから作られる封止ケースまたは筐体中に封入される。別の設計の考慮点は、エネルギハーベスタが心拍行動を妨げてはならないことである。心臓の外側にエネルギハーベスタまたはハーベスタ内蔵装置を直接に装着すると、心臓に質量負荷を加える可能性があり、問題になることがある。
心臓の近傍での振動は、カナイ他(Kanai et al.)のIEEE Trans. Ultrason. Ferroelectr. Freq. Control 43, 791 (1996))に記載されかつ図5に示されるような超音波速度測定を用いて推定された。カナイは、心臓の左心室および右心室を分離する壁である心室間隔壁の下側の2点で速度を測定した。測定点は横隔膜に近いので、速度データは、心臓の区域に近い体の部分の振動の安全な推定である。
(磁性構成要素の不在化で)図1のような往復配置を有する圧電トランスデューサを有する線形振動エネルギハーベスタの挙動を分析した。エネルギハーベスタの目標最大サイズは比較的小さいので、片持ち梁ハーベスタ設計の片持ち梁の長さは限られており、その結果、固有周波数は、心臓の規則的(heart-regulated)周波数からエネルギを収穫するには高過ぎる。往復トランスデューサパターンにより、小さな梱包材窓中でのはるかにより低い固有周波数を有するトランスデューサの構築が可能になる。図1に示されるトランスデューサの幾何学形状は、ユニモルフジグザグ幾何学形状と称されることもある。この幾何学形状は、低い固有周波数および高い強度を有するように設計可能である。心拍振動の周波数スペクトルは、数Hz〜約50Hzの範囲にわたる。分析のために、線形エネルギハーベスタは、主に心拍振動の39Hzの周波数成分から振動エネルギを収穫するように構成された−なお、39Hzの周波数成分の振幅は相対的に高い(0.3ms-2)。さらに、39Hzは比較的高い周波数であり、その結果、良好な電力発生が得られる。共鳴で動作されるジグザグエネルギハーベスタによって発電される電力は、カラミ他(Karami et al.)(振動エネルギ収穫のためのジグザグ微小構造のパラメータ的研究("Parametric study of zigzag microstructure for vibrational energy harvesting")、 J. Microelectromech. Syst.(2012))に記載されるモデルから算出される。設計手順は、カラミ他(Karami et al.)((J. Intell. Mater. Syst. Struct.22, 271 (2011))に記載されるのと同様であり、より良好な発電のためにジグザグエネルギハーベスタのあらゆる局面が最適化された。
この第1の線形エネルギ収穫の分析のために、ジグザグトランスデューサが長さ27mmのビームを有する、目標最大ハーベスタサイズを用いた。高い密度および比較的高いヤング率のために、真鍮を基板材料として用いた。エポキシ(ポリエポキシド)接着剤を用いて基板に装着されるように、圧電層が考慮された。装置のために選択される市販のPZT−5Aセラミックは、厚さが0.01インチ(254μm)であった。最適化手順により、電力と基板の厚みとの間の関係が図6に示される結果となる。ここで、最大電力は約1800μmの基板厚みに対応する。そのような構造からの電力出力は約10μWである。このように、記載のようにサイズ決めされかつ構成される線形中規模エネルギハーベスタは、したがって、公称心拍で励振されると、近代のペースメーカーの電力要件(1.0μW)の約10倍を生成する。しかし、電力出力は心拍に対する感度が非常に高い。以下にさらに記載する非線形挙動をエネルギハーベスタに誘起して心拍の感度を克服するのを助けてもよい。
長さが僅か5mmの微小規模エネルギハーベスタのために同様の設計および最適化手順を行なった。圧電層の厚みは微小規模装置ではいくぶん限定されることがあり、これは電力出力に大きく影響を及ぼす可能性がある。図7に示される最適化分析は、圧電層の厚みが3μmに限定されると、最適化されたエネルギハーベスタ電力出力が僅か約39nWになることを示す。
非線形エネルギハーベスタの一例を図8に示す。トランスデューサ12のビーム22はバイモルフであり、真鍮基板を有する。ビームの自由端18にある磁石26と本体14に装着される磁石28との間の反発力は、複合ビームの弾性復元力に対抗する。磁力はビーム先端の変位の非線形関数であるので、磁石26,28はエネルギ収穫系を非線形にする。反発力は系の動力学を根本的に変えることもできる。たとえば、先端の磁石と基部の磁石との間の反発磁力が復元弾性力を上回ると、ゼロ偏向位置が不安定になる。このように、示される構成では、中心の2つの対向側にビームの2つの平衡位置が存在する。2つの平衡位置を有する系は双安定系と称されることがある。
図3に以前示したように、非線形エネルギハーベスタは、線形ハーベスタよりも大きな周波数帯域幅を呈する。このように、心拍振動からエネルギを収穫するように設計されるエネルギハーベスタへの非線形性の誘起、または他のやり方でのこの実現を、心拍に対して比較的鈍感にすることができる。図示されるバイモルフビームは27mm×27mmである。図示される基部磁石および先端磁石の寸法は25.4mm×3.18mm×3.18mmである。最適化の際に、磁石の残留磁束密度が導出された。2つの磁石同士の間の反発磁力を推定するため、スタントン他(Stanton et al.)(Physica D 239(10), 640 (2010))に記載の方策を用いた。
心拍波形に対する非線形ダフィング系の応答を以下に説明する。心拍振動は周期的であるが、エネルギハーベスタの応答は、調和励振に対するハーベスタの応答とは根本的に異なる可能性がある。たとえば、真鍮基板の厚みが25μmであり圧電層の各々の厚みが200μmである最適化された単安定装置(すなわち、平衡位置を1つだけ有する装置)は、周期的な(しかし調和的でない)心拍波形に応答してカオス振動を経る。調和的入力に応答する単安定系のカオス振動が可能である一方で、それは普通ではない。ハーベスタのカオス的運動のストレンジアトラクタを図9に示す。
分析は、単安定ハーベスタと比べて、双安定ハーベスタが、電力レベルおよび心拍に対する鈍感さという観点の両方で優れていることを示す。したがって、以下の説明の焦点は、双安定エネルギハーベスタに対してのものである。双安定装置の運動の単一モード無次元式は以下のとおりである。
Figure 0006203292
および
Figure 0006203292
式中、yはモード座標であり、τは無次元時間であり、ζはモード減衰比であり、φおよびβは圧電結合係数であり、Vは負荷の両端の電圧であり、αは電気系の時間定数に関し、かつfは心拍励振に関する。
励振の振幅が典型的な心拍振動の1/10でしかない場合、双安定系は、振幅が小さい周期的運動を呈する。これは、調和振動に対する系の応答と定性的に同様である。双安定ハーベスタが心拍波形によって励振される場合、これは、図10に示されるように、井戸内カオスを呈する。ダフィング系における井戸内カオスと通常のカオスとの間の主な区別点は、前者においては先端が平衡位置のうち1つの近傍に留まることである。これは調和的入力に対する双安定ハーベスタの応答で観察されたが、その発生は稀な現象である。これに対し、基礎励振が心拍加速の形態を有すると、一般的に井戸内カオスが起こる。極端な心拍(たとえば、正常な拍よりも約10倍強い)は、図11に示されるように、エネルギハーベスタのカオス的運動を誘起する。
非線形双安定エネルギハーベスタは、心拍波形に対するその応答に基づいて分析されかつ最適化された。基板の厚みは100μmであると想定された。圧電層の厚みの各々の値毎に、残留磁束密度および磁気ギャップが最適化された。ハーベスタの電力出力は、以上で言及した支配方程式の数値分析法に基づいて評価された。電力を評価するため、多数の周期にわたって系を走らせて、定常状態に到達するようにされた。電力出力は、二、三の励振周期にわたって平均化されて、電力のメトリックを与えた。
エネルギハーベスタの応答が周期的であれば、図12および図13の表中のデータ点を丸で、または応答がカオス的であれば、星印でプロットする。図12は、圧電層の厚みに伴う電力出力のばらつきを示す。これは、圧電層の厚みが80μmである非線形ハイブリッドエネルギハーベスタが心拍振動から約8μWを発電することができることも示す。この電力の量は、近代のペースメーカーの電力要件の約8倍である。
双安定ハイブリッド装置の周波数感度を評価するため、最適な設計の電力出力と心拍との間の関係を分析した。図13に示されるように、振動の種類および出力電力の両方が心拍とともに変化するが、双安定エネルギハーベスタは常に3μWよりも多くの電力を発電する。考慮されかつ図13に示される心拍の範囲が1分当たり7拍から1分当たり700拍の範囲にわたる2桁のオーダに跨って、典型的な人の心拍の全範囲にわたってハーベスタの性能を良好なものにしたことにも注目される。
ペースメーカーの電源として用いるための心拍励振エネルギハーベスタに対する上記分析は、本明細書中に教示されるエネルギハーベスタの有用な適用例の一例に過ぎない。上記説明から明らかなように、さまざまな適用例に合うように、圧電変換、磁場、およびトランスデューサ幾何学形状のさまざまな組合せにより、サイズ、周波数範囲、および振幅に関して拡張性のある振動ベースの収穫装置を提供することができる。トランスデューサに非線形挙動を誘起するのに静磁場を用いてもよい。加えてまたはこれに代えて、トランスデューサ幾何学形状にジグザグおよび/または曲折パターンを用いてもよい。エネルギハーベスタは、比較的小さなMEMs規模からより大きな大規模まで規模を拡大縮小することができ、周波数および振幅の観点で広い範囲の周囲振動からエネルギを発生することができる。例示的なMEMs規模トランスデューサパターンの写真画像を図14に示す。ここでは、長さの尺度は約1mmである。例示的な大規模トランスデューサパターンの写真画像を図15に示す。ここでは、長さの尺度は約10cmである。
このように、ここに記載するエネルギハーベスタは、以前は可能ではないある作業または条件をモニタするのを可能にできる可能化技術を表わす。たとえば、エネルギハーベスタは、無線モニタ装置に電力供給するように一体化されても、および/または用いられてもよく、モニタすべき構造に装着されてもよい。モニタ装置は、構造から振動エネルギを収穫するように構成可能な圧電エネルギハーベスタによって電力供給されることができる。いくつかの非限定的例は、有人または無人航空機の構成要素をモニタするための装置、橋、パイプライン、または建物をモニタするための装置、タービンエンジン構成要素をモニタするための装置、ならびにタイヤ圧などの自動車のさまざまな状態をモニタするための装置を含む。
ペースメーカーおよびICDに加えて、他の医学的適用例は、数例を挙げるだけでも、移植可能薬物療法装置、既存のペースメーカーに嵌めることができる発電パッチ、神経刺激装置、脳深部刺激装置、および収縮性診断センサを含む。
以上の説明は発明の1つ以上の好ましい例示的な実施形態の説明であることを理解すべきである。発明は、本明細書中に開示される特定の実施形態に限定されるのではなく、むしろ以下の請求項によってのみ規定される。さらに、以上の説明に含まれる記載は特定の実施形態に関し、用語もしくは文言が以上で明示的に定義される場合を除いて、発明の範囲または請求項で用いられる用語の定義に対する限定として解釈されてはならない。当業者には、開示される実施形態に対するさまざまな他の実施形態ならびにさまざまな変更および修正が明らかになるであろう。すべてのそのような他の実施形態、変更、および修正は、添付の請求項の範囲内に入ることが意図される。
この明細書および請求項で用いるように、「たとえば」、「例として」、および「など」という用語、ならびに「備える」、「有する」、「含む」、および他の動詞の形態である動詞は、1つ以上の構成要素または他の項目の列挙と関連して用いられると、各々範囲を設定しないものとして解釈されるべきであり、列挙が他の付加的な構成要素または項目を排除すると考えられてはならないことを意味する。他の用語は、それらが異なる解釈を要件とする文脈で用いられるのでなければ、それらの最も広い合理的な意味を用いて解釈されるべきである。

Claims (6)

  1. 振動エネルギハーベスタであって、
    基部と、
    圧電材料の層を備えかつ前記基部にある第1の端と第2の端との間に延在する圧電トランスデューサとを備え、圧電トランスデューサの少なくとも一部は、第1の端と第2の端との間に往復パターンで配置され、
    性構成要素とを備え、前記磁性構成要素は、前記磁性構成要素に関連する磁場を有し、
    圧電トランスデューサの少なくとも一部は、圧電トランスデューサが非線形の挙動を呈するように磁場内で動作する、振動エネルギハーベスタ。
  2. 圧電トランスデューサは前記基部にある第1の端と第2の端との間に延在し、かつ圧電材料の層を含み、圧電トランスデューサの少なくとも一部は、第1の端と第2の端との間に往復パターンで配置される、請求項1に記載の振動エネルギハーベスタ。
  3. 方法であって、
    電トランスデューサを設けるステップを備え、前記圧電トランスデューサは、入力周波数の範囲にわたって、幾何学的形状に関連した電力出力を有する前記幾何学形状を有し、さらに、
    圧電トランスデューサに非線形挙動を誘起して、これにより入力周波数の範囲にわたってトランスデューサの電力出力を増大させるステップとを備え、
    前記圧電トランスデューサは、圧電材料の層を備えかつ前記基部にある第1の端と第2の端との間に延在し、
    圧電トランスデューサの少なくとも一部はトランスデューサの第1の端と第2の端との間に往復パターンに配置され、
    圧電トランスデューサの前記少なくとも一部は、圧電トランスデューサが非線形の挙動を呈するように磁場内で動作する、方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載の非線形圧電エネルギハーベスタを備える、移植可能生物医学装置。
  5. エネルギハーベスタは心拍波形に応答する、請求項4に記載の移植可能生物医学装置。
  6. モニタすべき構造への装着のために適合される無線モニタ装置であって、モニタ装置は、構造から振動エネルギを収穫するように構成されかつ圧電材料の層を有する圧電トランスデューサを備える圧電エネルギハーベスタによって電力供給され、圧電トランスデューサの少なくとも一部はトランスデューサの第1の端と第2の端との間に往復パターンに配置され、かつ圧電トランスデューサは非線形挙動を呈する、無線モニタ装置。
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