JP6203069B2 - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、文字が画像情報として記憶されている画像データから当該文字の領域を抽出する画像処理装置、及び当該画像処理装置を備える画像形成装置に関するものである。
例えば、原稿をスキャンして生成される画像データは、文字を文字情報としてではなく、画像情報として記憶している。従来、このような画像データに基づいて印刷を行う画像形成装置において、原稿のレイアウトのままではなく、ユーザの所望通りにレイアウトを変更させて印刷させることが要望されている。ただし、画像データは、文字が画像情報として記憶されていれば原稿をスキャンして生成されるものに限らない。
特許文献1には、スキャンして生成した画像データに対して、文字領域、図形領域、及び空白領域を検出して、空白領域を他の領域で埋めることにより、印刷用紙を節約する画像処理システムが提案されている。特許文献1に示す画像処理システムは、文字領域を段落単位で抽出している。
特開2006−48520号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像処理システムは、文字領域を段落単位でしか抽出せず、かつ抽出した段落を形状をそのままで配置を変えているにすぎないため、抽出した文字領域内で例えば改行位置を変更するレイアウト変更ができない。
そこで、本発明の目的は、文字が画像情報として記憶されている画像データに対して、行単位でレイアウト変更できる画像処理装置、及び当該画像処理装置を備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像処理装置は、文字が画像情報として記憶されている画像データが入力される画像入力部と、前記画像入力部に入力された画像データから改行方向毎に行領域を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した複数の行領域を前記改行方向と直交する方向に連結して前記画像入力部に入力された画像データの画像のレイアウトを変更するレイアウト変更部と、を備える。
また、本発明の画像処理装置は、文字が画像情報として記憶されている画像データが入力される画像入力部と、前記画像入力部に入力された画像データから改行方向毎に行領域を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した行領域における改行位置を設定する改行位置設定部と、前記抽出部が抽出した行領域を前記改行位置設定部が設定した改行位置で前記改行方向に改行して前記画像入力部に入力された画像データの画像のレイアウトを変更するレイアウト変更部と、を備える。
例えば、抽出部は、文字列の方向である行方向が予め分かっている場合、画像データに対して、行方向に並ぶ黒画素の画素数を改行方向の画素毎に算出する。行方向に文字列が存在する場合、抽出部は複数の黒画素を検出する。換言すれば、行方向に文字列が存在しない場合、すなわち、行方向に行間が存在する場合、抽出部は黒画素を検出しない。抽出部は、行方向に並ぶ黒画素の画素数に基づいて行領域を抽出する。行領域は、抽出部が行間を抽出しないため、段落単位ではなく行単位で抽出される。ただし、抽出部は、他の方法で行領域を抽出してもよい。
改行位置設定部は、ユーザからの操作入力に基づいて改行位置を設定したり、行領域中の句読点の位置を改行位置と設定したりする。例えば、改行位置設定部は、行領域において句読点を示す画像パターンが存在するか否かのパターンマッチングを行うことにより、行領域中の改行位置を設定する。
本発明の画像処理装置は、画像データから改行方向毎に行領域を抽出するため、抽出した行領域を改行位置で改行したり、複数の行領域を行方向に連結したりするレイアウト変更を実現することができる。
本発明の画像処理装置及び当該画像処理装置を有する画像形成装置は、改行方向毎に行領域を抽出するため、抽出した行領域を改行位置で改行したり、複数の行領域を行方向に連結したりするレイアウト変更を実現することができる。
実施形態1に係る画像処理システムの構成の一部を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像処理を示すフローチャートである。 横書きの例を示す図である。 ラインの黒画素の画素数の算出例を示す図である。 行領域の抽出例を示す図である。 高さ毎に行領域の頻度の例を示す模式図である。 行領域の補正の例を示す図である。 空白領域の抽出の例を示す図である。 レイアウト変更の例を示す図である。 レイアウト変更の例を示す図である。 実施形態2に係るレイアウト変更の例を示す図である。 実施形態3に係る画像処理を示すフローチャートである。 行領域の抽出とレイアウト変更との例を示す図である。
図1に示すように、画像処理システム30は、情報処理装置1と、スキャナ2と、プリンタ3とを有する。情報処理装置1、スキャナ2、及びプリンタ3は、例えばLAN回線等からなるネットワーク20を介して互いに接続され、画像データを含む各種データを相互に送受する。
画像処理システム30では、例えば情報処理装置1が原稿読取指示信号をスキャナ2に出力し、スキャナ2が原稿の画像情報を読み取って、原稿の画像情報を示す画像データを情報処理装置1に出力する。次に、情報処理装置1は、入力された画像データの画像のレイアウトを行単位で変更する画像処理を行い、レイアウト変更後の印刷用画像データをプリンタ3に印刷指示信号と共に出力する。そして、プリンタ3は、印刷用画像データを受信すると、レイアウト変更後の画像を印刷する。
スキャナ2は、CCDラインセンサを備え、原稿の画像情報を示す画像データを生成する。スキャナ2は、ネットワーク20を介して、生成した画像データを情報処理装置1に出力する。
プリンタ3は、例えば電子写真方式やインクジェット方式で画像の印刷を実現する。プリンタ3は、印刷指示信号と共に受信した印刷用画像データに基づいて画像を印刷する。
情報処理装置1は、CPU10、記憶部11、操作受付部12、表示制御部13、表示部14、及び通信部15を含む。
CPU10には、BUSライン16が電気的に接続されている。このBUSライン16には、記憶部11、操作受付部12、表示制御部13、及び通信部15が電気的に接続されている。CPU10は、操作受付部12に入力されたユーザからの操作入力に応じて、各種コンピュータプログラムを実行することによって、所望の画像処理、並びにスキャナ2及びプリンタ3に対する制御等を実現する。
上記の各種コンピュータプログラムは、記憶部11に備えられるHDD(不図示)に予め記憶されており、所望の処理の実行時に、HDDから読出されてRAM(記憶部11に備えられる。ただし、不図示)に展開されてCPU10によって実行される。これにより、レイアウト変更部100、抽出部101、領域補正部102、画像補正部103、統計部104及び改行位置設定部105のそれぞれの機能は実現される。各機能の詳細な説明については後述する。
操作受付部12は、例えばキーボードやマウスを備える。操作受付部12は、ユーザから受け付けた操作入力を示す電気的な信号をCPU10に出力する。
表示制御部13は、表示部14(例えば液晶ディスプレイ)の表示内容を制御する。情報処理装置1は、操作受付部12で受け付けたユーザの操作入力に基づいて表示部14の表示内容を変更する。すなわち、情報処理装置1は、所謂GUI(Graphical User Interface)を実現する。
通信部15は、不図示のNIC(Network Interface Card)を備える。当該NICは、ネットワーク20に接続され、スキャナ2及びプリンタ3等の外部装置と画像データ及び印刷用画像データを送受する。これにより、通信部15には、スキャナ2から画像データが入力される。ただし、通信部15には、ネットワーク20を介さず、例えばUSBケーブルを介してスキャナ2から画像データが入力されてもよい。通信部15に入力される画像データは、例えば、RGB(Red、Green、Blue)画像データである。
図2に示すように、CPU10によって実現される各機能部は、通信部15に入力された画像データに対して以下のステップで画像処理を行い、画像データの画像のレイアウトを変更する。ただし、本実施形態では、画像データが図形領域を含まず、かつ2値画像データであるものとして説明する。
まず、抽出部101は、画像データにおける行の方向である行方向を判定する(S1)。行とは、文字が連なって構成されるものであり、行方向とは、文字が連なる方向である。行方向の判定とは、画像データにおいて画像情報として記憶される文字がいずれの方向に連なっているのかを判定することである。
行方向の判定は、例えば、画像データにおいて、画素を走査した方向が行方向と改行方向とでは、画素値の変化態様が異なる点を利用することにより行われる。例えば、行方向に走査すると、画素値は、文字間が行間より狭く、かつ文字を構成する線が蜜に頻出するため、より細かく変化する。
図3に示すように、より具体的には、抽出部101は、第1方向及び第2方向それぞれに画像データの画素値を画素単位で順次サンプリングする。そして、抽出部101は、第1方向及び第2方向それぞれにサンプリングした画素値の集合体に対して、離散的フーリエ変換をそれぞれ行う。これにより、黒画素の出現間隔は、周波数に変換される。例えば、密に配置された黒画素の出現間隔は、高周波成分として変換される。
例えば、図3に示すように、第1方向の高周波成分が第2方向の高周波成分より多い場合、抽出部101は、第1方向に文字が連なっていると判定し、第1方向が行方向であると判定する。ただし、抽出部101は、行方向と直交する方向(改行方向)に行間を示す空白の領域が周期的に頻出する点を利用して、改行方向を判定してもよい。
さらには、抽出部101は、段落を構成する文字の配置が縦書き及び横書きでは異なる点を利用して、行方向を判定してもよい。例えば横書きの場合、各行の左端の文字位置は、略揃うが、各行の右端の文字位置は、揃わないことが多い。また、横書きの場合、各列の上端の文字位置は、揃う。そこで、抽出部101は、画像データから文字が存在する全ての領域を段落領域として抽出し、抽出した段落領域の形状に基づいて行方向を判定してもよい。
次に、抽出部101は、画像データにおいて、ラインの黒画素の画素数を算出する(S2)。ラインとは、ステップS1で判定した行方向に沿った線であり、行方向に並ぶ画素を走査する線である。ただし、ラインは、黒画素の画素数の算出のためのものであり、画像データに実際のデータとして含まれるものではない。黒画素は、上述のとおり、画像データにおいて、文字を構成する画像の画素である。ラインは、改行方向の画素毎に設定される。すなわち、行方向への黒画素の画素数の算出は、改行方向に1画素単位で行われる。
そして、抽出部101は、ラインの黒画素の画素数に基づいてラインを絞り込む(S3)。抽出部101は、文字列上を操作したラインのみに絞り込むために、黒画素が多く算出されたラインのみを残す。
図4の処理例に示すように、例えば、改行方向に2番目の画素を通るラインでは、黒画素は20個存在する。同様に、改行方向に3番目の画素を通るラインでは、黒画素は21個存在する。
抽出部101は、例えば、黒画素が8個以上存在するラインのみを残す。これにより、例えば、図4に示す例では、改行方向に1番目及び4番目の画素を通るラインは残らず、改行方向に2番目及び3番目の画素を通るラインが残る。これにより、原稿のスキャン時に読み取られたゴミ(例えば行方向にM番目かつ改行方向に14番目の黒画素)が誤って行領域として抽出されてしまうことがない。
次に、抽出部101は、絞り込んだラインに基づいて行領域を抽出する(S4)。より具体的には、抽出部101は、絞り込んだラインが改行方向に互いに隣り合うと、当該隣り合うラインをグループ化する。そして、抽出部101は、グループ化された各ラインがそれぞれ通る複数の画素の集合体を行領域として抽出する。
上述のとおり、行間の画素を走査したラインは、ステップS3により除外される。従って、絞り込まれたラインのグループ化では、行間の画素を走査するラインが含まれることがない。これにより、抽出部101は、行間の領域を行領域に含めずに、行単位で行領域を抽出する。
図5の処理例の一点破線に示すように、例えば、抽出部101は、幅が行方向にA番目からZ番目の画素数26、かつ高さが改行方向に2番目から3番目の画素数2からなる行領域210を抽出する。同様に、抽出部101は、改行方向の位置が異なる行領域211〜217を抽出する。ただし、図4では、行領域210〜217の高さが画素数1乃至3であるが、実際の画像データでは、行領域の高さは、より多い画素数である。
図2に戻り、統計部104は、抽出部101が行領域を抽出すると(S4)、行領域の高さを統計する(S5)。より具体的には、統計部104は、行領域の種別判定のために、行領域の高さ毎に行領域の頻度を求める。
図6の例では、画像データには、高さが画素数41、画素数67、及び画素数116で行領域の頻度のピークが3つ存在することが分かる。この例によれば、当該画像データには、3種類の異なる大きさの文字からなる行領域が存在することが分かる。
そこで、統計部104は、例えば、頻度1以上で、かつ高さの差分が所定画素数(例えば画素数3)以内の行領域をグルーピングする。そして、統計部104は、各グループにおける行領域の合計頻度を求める。図6に示す例では、高さが画素数40から画素数43の行領域グループ1は行領域の合計頻度が14であり、高さが画素数66から画素数69の行領域グループ2は行領域の合計頻度が34であり、高さが画素数115から画素数117の行領域グループ3は行領域の合計頻度4である。このように、統計部104は、高さ及び頻度で行領域をグルーピングして、各グループを行領域の種別とする。
そして、領域補正部102は、統計部104がステップS5で求めた統計情報に基づいて行領域の高さを補正する(S6)。より具体的には、領域補正部102は、行領域の高さから文字フォントの大きさを示すフォントポイントを推定し、推定したフォントポイントを含むように行領域の高さを補正する。
図7の処理例に示すように、フォントポイントの推定は、フォントポイントと画素数との換算比率に基づいて行われる。例えば、換算比率が8(フォントポイント1が画素数8と換算される。)の場合、領域補正部102は、行領域グループ1の高さ(画素数40〜画素数43)を換算してフォントポイント5.375(画素数43÷換算比率8)を求める。領域補正部102は、画像処理システム30で使用されるフォントポイントが整数値の場合、フォントポイント5.375以上で、かつ最小の整数値6を行領域グループ1の高さに適合するフォントポイントと推定する。そして、領域補正部102は、推定したフォントポイント6を画素数48(フォントポイント6×換算比率8)に換算して、行領域グループ1の高さを画素数48と補正する。これにより、文字列の上端及び下端の黒画素がステップS3及びステップS4の処理で行領域から除外されて欠落しても、欠落した黒画素を行領域に含めることが可能になる。
図2に戻り、領域補正部102は、補正した行領域から空白領域を除外する(S7)。行領域における空白領域の検出は、ラインが改行方向に沿っている点及びラインの白画素の画素数を算出する点、においてステップS2に示すラインの黒画素の画素数の算出と相違する。従って、ステップS2と重複する説明は省略する。
図8の処理例の白抜き矢印に示すように、領域補正部102は、例えば、行領域211に対して改行方向に白画素の画素数を行方向の画素毎に算出する。この例では、行領域211には、幅がA番目からB番目の画素数2で、かつ高さが6番目から7番目の画素数2の空白領域と、幅がU番目からZ番目の画素数6で、かつ高さが6番目から7番目の画素数2の空白領域とが含まれている。領域補正部102は、空白領域を除外した領域を行領域とする。
以上のステップS2〜S7に示す処理により、文字が存在する領域のみの行領域が行単位で抽出される。ただし、ステップS2〜S7に示す行領域の抽出は、一例であり、他の方法で行われてもよい。
図2に戻り、レイアウト変更部100は、領域補正部102が各行領域から空白領域を除外すると(S7)、各行領域の配置及び形状を変更して、画像データの画像のレイアウトを変更する(S8)。
図9の処理例に示すように、レイアウト変更部100は、行領域220を、行方向にC番目の画素からN番目の画素までの行領域221と、行方向にO番目の画素からX番目の画素までの行領域222とに分割し、行領域222を、行領域221の位置から改行方向に所定画素数離間した位置に配置する。同様に、レイアウト変更部100は、行領域225を、行方向にC番目の画素からN番目の画素までの行領域226と、行方向にO番目の画素からS番目の画素までの行領域227とに分割し、行領域227を、行領域226の位置から改行方向に所定画素数離間した位置に配置する。これにより、行領域220及び行領域225に含まれる文字列は、行方向にO番目の画素の位置で改行される。改行方向に離間した所定画素数は、行間の大きさとなる。
以上のように、情報処理装置1は、行単位で行領域を抽出するため、行単位で改行するレイアウト変更を実現することができる。
なお、行領域における改行位置は、改行位置設定部105により設定される。改行位置は、例えば、句読点の位置に設定される。より具体的には、改行位置設定部105は、句読点の位置を検出するために、行領域の黒画素を改行方向に射影する。これにより、文字間の幅毎に黒画素の列が離散的に表れる。この黒画素数の列は、文字の幅の長さに相当する。そこで、改行位置設定部105は、句読点の幅の長さに相当する画素数で連続する黒画素の位置を改行位置とする。この改行位置設定の方法は、黒画素が所定数連続する位置を検出するだけであるため、CPU10の処理負荷が少ない点において優れる。
また、句読点の位置は、パターンマッチングを用いて検出されてもよい。より具体的には、改行位置設定部105は、記憶部11に予め記憶された句読点を示す画像パターンを読み出し、行領域の各部分領域とパターンマッチングを行う。そして、改行位置設定部105は、句読点を示す画像パターンとマッチングした部分領域の位置を改行位置と設定する。このパターンマッチングによる方法は、より高い精度で句読点の位置を検出する点において優れる。
また、改行位置は、句読点の位置に限らず、ユーザに設定されてもよい。ユーザは、表示部14に行領域220及び行領域225を表示させて、操作受付部12を介して改行位置を指定することも可能である。
また、行間の大きさも、改行位置設定部105により設定される。例えば、行間の大きさは、改行位置と同様に、情報処理装置1のGUIによりユーザに設定されてもよい。
これら改行位置及び行間の大きさは、行領域の種別毎に設定されてもかまわない。例えば、行間は、高さが高い種別の行領域に対しては、広く設定され、高さが低い種別の行領域に対しては、狭く設定される。
図10に示すレイアウト変更では、レイアウト変更部100は、空白領域を介して行領域231、及び行領域232を行領域231に順に連結する。連結は、行領域の種別が同じ場合のみに行われる態様であってもかまわない。また、図10に示す例においても、図9に示す改行のレイアウト変更を同時に行ってもよい。
また、レイアウト変更部100は、改行及び連結に限らず、行領域の配置及び形状を変更してもかまわない。例えば、レイアウト変更部100は、行領域を回転させて、横書きの文書を縦書きに変更してもかまわないし、行領域に対して、拡大や縮小の画像処理を行ってもよい。この場合も、ユーザが操作受付部12を介して所望の回転角度及び大きさを設定することが可能である。
図11に示す実施形態2に係るレイアウト変更では、例えば、レイアウト変更部100は、行領域240を行方向にC番目の画素からN番目の画素までの行領域と、行方向にO番目の画素からX番目の画素までの行領域とに分割した後、各分割領域を拡大してそれぞれ行領域241及び行領域242とし、行領域242を、行領域241の位置から改行方向に所定画素数離間した位置に配置する。同様に、レイアウト変更部100は、行領域245を、行方向にC番目の画素からL番目の画素までの行領域と、行方向にM番目の画素からS番目の画素までの行領域とに分割した後、各分割領域を拡大して行領域246及び行領域247とし、行領域247を、行領域246の位置から改行方向に所定画素数離間した位置に配置する。
これにより、行領域240及び行領域245に含まれる文字列は、それぞれ行方向にO番目の画素の位置及びL番目の画素の位置で改行されて拡大される。改行方向に離間した所定画素数は、行間の大きさとなる。
さらに、レイアウト変更部100は、行領域の種別毎に異なるレイアウト変更を行ってもよい。例えば、レイアウト変更部100は、高さが最も高い行領域を文書のタイトルであると判定し、当該領域を画像データの中央の上部に配置した後に、改行又は連結を行ってもよい。また、他の例では、レイアウト変更部100は、頻度の最も高い行領域を文書の本文であると判定し、当該領域をタイトルの次に配置した後に、改行又は連結を行ってもよい。
なお、レイアウト変更部100がレイアウトを変更した画像データは、例えば印刷用画像データとしてプリンタ3に出力されてもよいし、表示部14に表示されるだけであってもよいし、他の外部装置に出力されるだけでもよい。
また、情報処理装置1は、レイアウト変更後の画像データに対して、他の画像処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置1は、行領域の文字の視認性を向上させるために、エッジ補正や輝度補正を行ってもよい。
実施形態1及び2では、情報処理装置1は、スキャナ2が原稿の画像情報を読み取って生成した画像データに対して、行領域の抽出と、行単位のレイアウト変更処理とを行っているが、画像データは、文字が画像情報として記憶されているものであれば、インターネットに接続されたサーバに記憶されるものでも構わない。また、画像データは、2値画像に限らず、濃淡画像やカラー画像であっても構わない。情報処理装置1は、画像データが濃淡画像やカラー画像の場合、CPU10の処理負荷を軽減するために、ステップS1の処理前に文字色で画像データの2値化を行うことが望ましい。また、情報処理装置1は、画像データが濃淡画像の場合、2値化を行わず、ステップS2の処理で所定の階調値以上の画素数を算出してもよい。
また、上述の画像処理は、画素を用いるデジタル処理であったが、ドットを単位として用いるアナログ処理であっても構わない。
また、実施形態1及び2では、情報処理装置1とスキャナ2とは別装置であるが、1つの装置がそれぞれの機能を実現する態様であってもかまわない。例えば、デジタル複写機は、情報処理装置1の各構成、スキャナ2の構成、及びプリンタ3の構成を備え、原稿から画像情報を読み取って画像データを生成し、生成した画像データに対してレイアウト変更を行い、レイアウト変更後の画像を印刷してもよい。これにより、ユーザは、原稿の読み取り操作からレイアウト変更操作及び印刷操作まで1つのデジタル複写機だけで行うことができる。
図12に示すように、実施形態3に係る画像処理は、ステップS10の処理をステップ1の処理とステップS2の処理との間に実施する点において、図2に示す画像処理とフローチャートが相違する。実施形態3に係る画像処理システムの構成は、実施形態1に係る画像処理システム30の構成と同じである。従って、重複する構成及び処理の説明は省略する。
ステップS10の処理は、画像データの画像特徴量に基づいて当該画像データから図形領域を削除する。例えば、CPU10は、画素値の変化態様が図形領域と文字領域とでは異なる点を利用して、図形領域を検出する。より具体的には、CPU10は、画像データの部分領域毎に黒画素を検出する。そして、CPU10は、ステップS1の処理と同様に、部分領域毎の黒画素の出現間隔を周波数に変換する。そして、CPU10は、高周波成分と低周波成分との比率に基づいて、図形領域を検出する。その後、抽出部101は、図形領域を削除して(S10)、図形領域以外の領域から行領域を抽出する(S2〜S4)。
図13の処理例に示すように、情報処理装置1は、画像データに図形領域と行領域とが含まれる場合であっても、図形領域を削除して行領域を抽出し、行単位で画像のレイアウトを変更することができる。
なお、図13の処理例では、情報処理装置1は、図形領域を削除したままで画像のレイアウト変更を行っていたが、図形領域を残したまま画像のレイアウト変更を行っても構わない。また、情報処理装置1は、図形領域を残す場合、行領域だけでなく、図形領域についても配置変更等のレイアウト変更を行ってもよい。
1…情報処理装置
2…スキャナ
3…プリンタ
10…CPU
11…記憶部
12…操作受付部
13…表示制御部
14…表示部
15…通信部
16…BUSライン
20…ネットワーク
30…画像処理システム
100…レイアウト変更部
101…抽出部
102…領域補正部
103…画像補正部
104…統計部
105…改行位置設定部

Claims (7)

  1. 文字が画像情報として記憶される画像データが入力されている画像入力部と、
    前記画像入力部に入力された画像データから改行方向毎に行領域を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した複数の行領域を前記改行方向と直交する行方向に連結して前記画像入力部に入力された画像データの画像のレイアウトを変更するレイアウト変更部と、
    前記行領域の前記改行方向の長さ毎に前記行領域の数を算出する統計部とを備え、
    前記抽出部は、前記統計部が算出した前記行領域の数に基づいて前記行領域を種別毎に抽出し、
    前記レイアウト変更部は、前記行領域を前記種別毎に前記改行方向に直交する方向に連結する画像処理装置。
  2. 文字が画像情報として記憶される画像データが入力されている画像入力部と、
    前記画像入力部に入力された画像データから改行方向毎に行領域を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した行領域における改行位置を設定する改行位置設定部と、
    前記抽出部が抽出した行領域を前記改行位置設定部が設定した改行位置で前記改行方向に改行して前記画像入力部に入力された画像データの画像のレイアウトを変更するレイアウト変更部と、
    前記行領域の前記改行方向の長さ毎に前記行領域の数を算出する統計部とを備え、
    前記抽出部は、前記統計部が算出した前記行領域の数に基づいて前記行領域を種別毎に抽出し、
    前記レイアウト変更部は、前記行領域を前記種別毎に改行する画像処理装置。
  3. 前記改行位置設定部は、前記抽出部が抽出した行領域における句読点を示す画像の位置を前記改行位置と設定する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記レイアウト変更部は、前記行領域を回転させてレイアウトを変更する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記レイアウト変更部は、前記抽出部が抽出した行領域を拡大又は縮小する、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記レイアウト変更部は、前記抽出部が抽出した行領域に対して、エッジ補正又は輝度補正を行う
    請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置と、
    原稿の画像情報を読み取って前記画像データを生成して、当該画像データを前記画像入力部に出力するスキャン部と、
    前記レイアウト変更部がレイアウトを変更した画像を印刷する印刷部と、
    を備える画像形成装置。
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