〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係るポインティングデバイスを示している。このポインティングデバイス2は本開示のポインティングデバイスの一例である。このポインティングデバイス2は、指のタッチ、押下、スライドの検出に用いられる。
このポインティングデバイス2はセンサ基板4を含み、このセンサ基板4に指紋センサ6を備えている。このポインティングデバイス2はたとえば、電子機器の筐体8に設置されている。この筐体8を備える電子機器は、ポインティングデバイス2の実装装置の一例である。センサ基板4は、タッチパッド部10に対する指の押下により押下方向に進退可能に弾性的に支持されている。つまり、センサ基板4が指の押下により沈み込み可能であり、押下の解除により押下前の状態に復元される。センサ基板4はタッチパッド部10を介して筐体8または筐体8内の基板などの支持部材に支持させてもよい。また、センサ基板4はタッチパッド部10を介することなく筐体8に支持させてもよい。
図2は、図1のII−II線断面とともに、指紋の検出操作を示している。図2のAに示すように、タッチパッド部10側に指12を置き、この位置から矢印Pの方向に指12を押下する。
指12を押下すると、図2のBに示すように、沈み込み可能に支持されているタッチパッド部10およびセンサ基板4は押下方向に沈み込む。これにより、指紋センサ6には筐体8に対し、指12の押下前の位置から押下方向に変位Δθを生ずる。
指12を矢印Xで示す方向にスライドさせる際、この変位Δθで指操作がガイドされる。これにより、指12は図2のCに示すように、指紋センサ6のセンサ面をスライドすることができ、指紋検出が行われる。
<第1の実施の形態の効果>
(1) このポインティングデバイス2のセンサ基板4に指紋センサ6を設置したので、指紋センサ6がセンサ基板4に一体化される。これにより、指紋センサ6側の基板を別個に作成する必要がない。別個に基板を設置する場合に比較し、設置面積や実装空間が小さくなる。基板センサ4に指紋センサ6を設置することは、筐体8が縮小化され、情報処理装置などの電子機器の小型化に寄与する。
(2) 指の押下方向に進退可能に支持されたセンサ基板4が指紋センサ6に共用されているので、指紋検出の際、指12の押下で筐体8に対して指紋センサ6に生じる変位Δθを指操作のガイドに利用することができる。これにより、指紋センサ6の可動支持機構、従前のガイド凹部、クリック機構などの設置が必要なく、機構が簡略化される。
(3) ポインティングデバイス2は、指紋センサ6を一体に備える単一の電子部品である。これにより、部品点数が削減され、実装作業が簡略化される。
〔第2の実施の形態〕
図3は、第2の実施の形態に係るノート型PC(Personal Computer )を示している。図1と同一部分には同一符号を付してある。このノート型PC(以下単に「PC」と称する)20は、本開示の情報処理装置の一例であり、ポインティングデバイス2を設置する電子機器の一例である。
図3に示すPC20は、本体部22と表示部24を備えている。本体部22には表示部24がたとえば一対のヒンジ部26により連結されている。したがって、表示部24がヒンジ部26により開閉可能である。
本体部22はパームレスト部28、キーボード30、電源スイッチ32を備えている。パームレスト部28はキーボード30を操作する手を置く面部である。このパームレスト部28にはポインティングデバイス2が配置されている。このポインティングデバイス2は第1の実施の形態と同様に指紋センサ6を備える単一の電子部品である。
指紋センサ6はポインティングデバイス2上を操作する指12から指紋を検出する。この指紋検出において、ポインティングデバイス2が備える沈み込み機能によって生じる変位Δθにより指操作がガイドされる。この指操作のガイドには、指のタッチ位置やスライドが含まれる。
表示部24は表示画面34を備える。この表示画面34は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)の画面である。この表示画面34には、たとえばポインタが表示される。このポインタの表示位置がポインティングデバイス2によって操作される。この表示画面34にはたとえばタッチパネル36が設置されている。
図4は、本体部22のポインティングデバイス2の設置部分を拡大して示している。
パームレスト部28には操作窓部38が形成されている。この操作窓部38はポインティングデバイス用窓部38−1および指紋センサ用窓部38−2を備える。ポインティングデバイス用窓部38−1は一例として長方形状である。指紋センサ用窓部38−2は、ポインティングデバイス用窓部38−1より小さく、一例として長方形状である。この指紋センサ用窓部38−2は、本体部22の手前側縁部とポインティングデバイス用窓部38−1との間に形成され、ポインティングデバイス用窓部38−1の右側端に張り出している。
ポインティングデバイス用窓部38−1にはポインティングデバイス2のタッチパッド部10が設置されている。このタッチパッド部10はセンサ基板4を支持するとともに、センサ基板4のセンサ面を覆うカバー部材の一例である。
指紋センサ用窓部38−2には指紋センサ6が設置されている。この指紋センサ6は既述のセンサ基板4に設置されている。
この実施の形態では、センサ基板4がタッチパッド部10により、本体部22の上側筐体8−1に支持されている。上側筐体8−1にはタッチパッド部10を支持する支点部40−1、40−2が設定されている。この支点部40−1、40−2を中心に、タッチパッド部10とともにセンサ基板4が傾斜して沈み込み可能である。そして、このセンサ基板4の可動端側に指紋センサ6が設置され、センサ基板4によって指紋センサ6が移動可能に支持されている。
図5および図6は、指紋センサ6およびその設置部分を拡大して示している。
ポインティングデバイス2のセンサ領域Epに対し、指紋センサ6のセンサ領域Efが跨がって設置されている。センサ領域Epは、タッチパッド部10で覆われている。このセンサ領域Epの周囲には、上側筐体8−1の上面を覆う上面カバー42が設置されている。この上面カバー42はカバー部材の一例である。この上面カバー42にポインティングデバイス用窓部38−1が形成されている。
このポインティングデバイス用窓部38−1に対し、指紋センサ用窓部38−2がポインティングデバイス用窓部38−1の右側端に張り出している。これにより、センサ領域Efの長手方向の右側のエッジ部44が上面カバー42のエッジ部46の位置に配置されている。
ポインティングデバイス2では、指紋検出の際、指12がポインティングデバイス2側のセンサ領域Epに当てられる。この指12がそのタッチ位置から指紋センサ6のセンサ領域Efに向かってスライドされる。
上側筐体8−1には本体部22を周回する立壁部48が形成されている。この立壁部48には、指紋センサ用窓部38−2の窓縁に切欠き部50が形成されている。この切欠き部50における立壁部48の高さは、押下前の指紋センサ6のセンサ面部52より低く設定され、指紋センサ6の押下限界面高さ以下に設定されている。
<PC20の本体部22>
図7は、PC20の本体部22を分解して示している。この本体部22には上側筐体8−1に対し、下側筐体8−2が備えられている。上側筐体8−1にはポインティングデバイス2が取り付けられる。この場合、ポインティングデバイス2は指紋センサ6を一体に備え、独立した電子部品として上側筐体8−1に設置される。
この上側筐体8−1に対し、下側筐体8−2が複数の固定ねじ54により固定される。下側筐体8−2には、固定ねじ54の固定位置に貫通孔56が形成されている。
この下側筐体8−2にはメイン基板やバッテリ収納部60が設置される。バッテリ収納部60にはバッテリが装着される。下側筐体8−2に設置された各ヒンジ部26は、上側筐体8−1に支持される。各ヒンジ部26には表示部24が回動可能に支持される。
<ポインティングデバイス2>
図8は、ポインティングデバイス2を示している。ポインティングデバイス2の上面にはタッチパッド部10が備えられている。このタッチパッド部10はセンサ基板4のセンサ面部61(図9)を覆うカバー部材であるとともに、センサ基板4をたとえば一体に備えて支持する支持部材の一例である。このタッチパッド部10は一例として長方形状である。このタッチパッド部10は、指12の円滑な操作が得られるように、たとえば円滑性のある樹脂材料が用いられる。この指12の円滑な操作に関し、タッチパッド部10は表面に凹凸面を備えてもよい。
このタッチパッド部10は中央にパッド本体62を備え、このパッド本体62の四辺の縁部から幅方向および長手方向に突出するフランジ部64を備えている。このフランジ部64はパッド本体62とともにセンサ基板4を支持する部材の一例である。
フランジ部64には支持凸部66−1、66−2、係合用切欠き部68−1、68−2、係合用孔部70および切欠き部72が備えられる。各支持凸部66−1、66−2は上側筐体8−1に取り付けられ、パッド本体62を上側筐体8−1に支持させる。支持凸部66−1、66−2が既述の支点部40−1、40−2で支持される。つまり、支持凸部66−1、66−2によりタッチパッド部10とともにセンサ基板4が回動可能に上側筐体8−1に支持される。支持凸部66−1、66−2には、U字形の凹部73が形成されている。
各係合用切欠き部68−1、68−2は、タッチパッド部10の可動支持に用いられる。係合用孔部70はタッチパッド部10の可動支持に用いられる。また、切欠き部72は、センサ基板4の指紋センサ設置部74を貫通させる。
フランジ部64の背面側には、左右に弾性部材76が設置されている。各弾性部材76はタッチパッド部10の押下により沈み込み可能に弾性的に支持する。各弾性部材76は、たとえばゴムなどの弾性材料で直方体に形成されている。各弾性部材76は、支点部40−1、40−2から離れた位置に設置されており、タッチパッド部10の可動端側の移動を許容する。つまり、センサ基板4が、タッチパッド部10により支点部40−1、40−2を中心に沈み込み可能に支持されている。
図9は、ポインティングデバイス2を分解して示している。このポインティングデバイス2のパッド本体62の背面側にはセンサ基板4が備えられる。
センサ基板4は一例として長方形状であり、センサ面部61の外側に指紋センサ設置部74を備えている。この指紋センサ設置部74は可動端側に張り出させている。この指紋センサ設置部74には指紋センサ6が設置される。したがって、指紋センサ6はセンサ面部61の外側に配置される。
図10のAは、センサ基板4を側面側から示している。センサ基板4にはボタンスイッチ78、センサ回路部80およびコネクタ部82が備えられる。ボタンスイッチ78は、タッチパッド部10の押下により操作され、所定量の押下でたとえばON状態となる。このボタンスイッチ78は、押下によりクリック感を生じる。このクリック感にはたとえばクリック音やスナップ感触などが含まれる。このボタンスイッチ78には、一例としてタクティルプッシュスイッチを用いればよい。センサ回路部80は、センサ領域Epに対する指のタッチ、押下またはスライドを検出する。
図10のBは、センサ基板4の背面部を示している。ボタンスイッチ78はセンサ基板4の可動端側の中央に配置されている。センサ回路部80は、支点部40−1、40−2側にコネクタ部82を中心に挟んで配置されている。コネクタ部82はフレキシブルケーブル84(図11)の接続に用いられ、センサ回路部80をPC20の制御部110(図24)に接続する。
<ポインティングデバイス2の可動支持構造>
図11は、上面カバー42およびキーボード30が外された上側筐体8−1の操作窓部38およびその近傍部分を拡大して示している。この上側筐体8−1には、ポインティングデバイス2が設置されている。
上側筐体8−1のポインティングデバイス用窓部38−1には、上部側角部に切欠き部86−1、86−2が形成されている。各切欠き部86−1、86−2は、たとえば矩形である。上側筐体8−1に設置されるタッチパッド部10のフランジ部64の角部が各切欠き部86−1、86−2に内包される。
図12は、ポインティングデバイス2を外し、上側筐体8−1の背面側から操作窓部38およびその近傍部分を拡大して示している。ポインティングデバイス用窓部38−1の各切欠き部86−1、86−2には矩形状の保持部材88が取り付けられている。
上側筐体8−1には、ポインティングデバイス用窓部38−1を包囲してガイド柱90−1、90−2、92および支持フレーム部94が備えられている。ガイド柱90−1、90−2はたとえば断面十字形である。このガイド柱90−1、90−2は上側筐体8−1におけるポインティングデバイス2の位置決め部材の一例である。
支持フレーム部94は剛性の高い材料、たとえば金属板で形成されている。この支持フレーム部94は、合成樹脂の成形体である上側筐体8−1に固定ねじ96によって固定されている。この支持フレーム部94は、合成樹脂で成形される上側筐体8−1にインサート成形によって取り付けてもよい。
この支持フレーム部94には、ポインティングデバイス用窓部38−1と平行な縁部98が形成されている。この縁部98には、タッチパッド部10の支持凸部66−1、66−2に対応する支点部40−1、40−2が形成されている。各支点部40−1、40−2がたとえば板金加工によって成形されている。
図13は、ポインティングデバイス2が設置された上側筐体8−1の背面側から操作窓部38および近傍部分を拡大して示している。
各保持部材88は、各切欠き部86−1、86−2との間にタッチパッド部10の角部を介在させている。これにより、タッチパッド部10は、支点部40−1、40−2側の角部でポインティングデバイス用窓部38−1の縁部に支持されている。
ガイド柱90−1には係合用切欠き部68−1が係合される。また、ガイド柱90−2には係合用切欠き部68−2が係合される。これにより、ポインティングデバイス2の横方向の設置位置が位置決めされる。
ガイド柱92には係合用孔部70が係合される。これにより、ポインティングデバイス2の縦方向の設置位置が位置決めされる。
支点部40−1は支持凸部66−1を受け止め、同時に、支点部40−2は支持凸部66−2を受け止める。この受け止め位置がタッチパッド部10の支点となる。これにより、ポインティングデバイス2のタッチパッド部10が支点部40−1、40−2を中心に回動可能である。
そして、タッチパッド部10は、各弾性部材76の弾性により支持されている。したがって、タッチパッド部10にあるセンサ基板4が指の押下によって沈み込み可能に支持されている。
図14は、図4のXIV −XIV 線切断断面を示している。本体部22には上側筐体8−1の下面側に下側筐体8−2が備えられている。上側筐体8−1にはポインティングデバイス2が設置されている。この上側筐体8−1に形成された支持段部100には、上面カバー42が設置されている。これにより、上側筐体8−1の上面が上面カバー42によって覆われている。
上側筐体8−1と下側筐体8−2で包囲された空間部102にはメイン基板104が設置されている。このメイン基板104の上面には弾性部材76が設置されている。この弾性部材76を介することにより、メイン基板104にタッチパッド部10およびセンサ基板4が弾性部材76の弾性により支持されている。つまり、センサ基板4が指の押下で沈み込み可能に支持されている。
図15は、図4のXV−XV線切断断面を示している。タッチパッド部10のフランジ部64の支持凸部66−1は、支点部40−1とポインティングデバイス用窓部38−1との間に設置されている。同様に、支持凸部66−2は、支点部40−2とポインティングデバイス用窓部38−1との間に設置されている。これにより、タッチパッド部10は支点部40−1、40−2を中心に押下により回動可能に支持されている。
図16は、図4のXVI −XVI 線切断断面を示している。タッチパッド部10の左右のフランジ部64は、メイン基板104に各弾性部材76を介して支持されている。これにより、タッチパッド部10は指の押下により、支点部40−1、40−2を中心に沈み込み可能である。
図17のAおよびBは、図4のXVII−XVII線切断断面を示している。ボタンスイッチ78の下面側には、下側筐体8−2から操作部106が突出している。この操作部106は、下側筐体8−2に一体に成形された柱状体である。この操作部106とボタンスイッチ78との間には、タッチパッド部10の押下前に間隔108が設定されている。この間隔108は、タッチパッド部10の押下により、ボタンスイッチ78が操作部106で操作可能な大きさである。
図17のAに示す押下前の状態から、図17のBに示すように、タッチパッド部10が押下されると、操作部106にボタンスイッチ78が当たる。指12の押下に応じて、ボタンスイッチ78が操作部106により操作される。
図18は、図4のXVIII −XVIII 線切断断面を示している。指12の押下前、図18のAに示すように、センサ基板4に設置された指紋センサ6は水平に維持される。
これに対し、指12で押下されると、図18のBに示すように、支点部40−1、40−2を中心としたセンサ基板4の回動による沈み込みにより、指紋センサ6がセンサ基板4とともに傾斜し、下降状態に変位する。
図19は、図18のXIX 部を拡大して示している。上側筐体8−1に備えられた立壁部48の高さは既述の通り、指紋センサ6のセンサ面部52より幅Zだけ低く形成されている。センサ面部52より幅Zだけ低く設定された立壁部48の高さは、指紋センサ6の押下限界面高さであり、最大変位幅である。
図19のAに示す押下前の状態から、指の押下によるセンサ基板4の沈み込みにより、指紋センサ6が下降すると、図19のBに示すように変位Δθが生じる。この変位Δθは支点部40−1、40−2を支点とするセンサ基板4の回動による。これにより、指紋センサ6のセンサ面部52は、立壁部48の高さまで下降させることができる。これにより、センサ面部52にスライドさせる指12を立壁部48に当たることなく、センサ面部52を通過させることができる。
この場合、指の押下を解除すれば、指紋センサ6はセンサ基板4とともに、図19のBに示す状態から図19のAに示す押下前の状態に復元される。
<指紋の検出操作>
図20は、指紋の検出操作を示している。指紋検出の際、図20のAに示すように、指12をポインティングデバイス2のタッチパッド部10にタッチさせる。この状態で、図20のBに示すように、指12を矢印Pで示す方向に押下させ、矢印Xの方向にスライドさせる。指12の押下により、その押下方向にセンサ基板4が沈み込む。これによって、指紋センサ6には変位Δθが生じる。タッチパッド部10が支点部40−1、40−2により回動可能であるとともに、弾性部材76によりメイン基板104に弾性的に支持されているので、この変位Δθはセンサ基板4の可動端側に下降する傾斜変位である。
この指紋センサ6の変位Δθを利用し、指12の操作がガイドされる。指12は指紋センサ6のセンサ面部52に到達し、指紋の検出が行われる。
その際、指紋センサ6の下降位置は、上側筐体8−1の立壁部48の頂部が限界位置である。この結果、図20のCに示すように、指12は上側筐体8−1の立壁部48に邪魔されることなく、指紋センサ6のセンサ面部52外に移動させることができる。
このとき、センサ基板4が押下されたことにより、既述のボタンスイッチ78は操作部106に到達して押下される。このボタンスイッチ78により、指12の押下ないしスライドが検出される。
図21は、指紋の検出操作の際、指12と上面カバー42との関係を示している。指12をタッチパッド部10にタッチした場合には、図21のAに示すように、上面カバーのエッジ部46に対し、指12の面部は離れた状態である。
これに対し、指12を押下すると、センサ基板4の沈み込みを利用して指紋センサ6が下降する。これにより、指紋センサ6のセンサ面部52にタッチしている指12の面部が上面カバー42のエッジ部46に接触する。この接触は指12に認識される。
図22は、指紋センサ6の下降により、タッチパッド部10および指紋センサ6側と上面カバー42のエッジ部46側との間に生じる変位Δθを示している。この変位Δθにより、指12のスライド方向がガイドされる。つまり、変位Δθによる段差で指12の移動方向がガイドされ、アシストされる。
このようにポインティングデバイス2に指紋センサ6を一体に備えれば、センサ基板4に備えられた沈み込み機能を用いて指12の操作をガイドないしアシストでき、指紋検出が容易化される。
<本体部22の組立て方法>
図23は、本体部22の組立工程を示している。この組立工程は本開示のPC20の製造方法の一例であり、この組立工程にはポインティングデバイス2の取付工程が含まれる。
ポインティングデバイス2は、指紋センサ6を一体に備えた電子部品である。そこで、上側筐体8−1にタッチパッド部10を取り付け、このタッチパッド部10にセンサ基板4を取り付ける。センサ基板4には指紋センサ設置部74に予め指紋センサ6を設置しておけばよい。
このポインティングデバイス2の組立てについて、図7に示すように、予めタッチパッド部10にセンサ基板4を取り付けてポインティングデバイス2の完成品を上側筐体8−1に設置してもよい。
そして、ポインティングデバイス2を備えた上側筐体8−1の背面側に下側筐体8−2を位置決めする。この下側筐体8−2の背面側から固定ねじ54を貫通孔56より上側筐体8−1にねじ込む。これにより、上側筐体8−1と下側筐体8−2が合体し、本体部22が形成される。
この組立工程において、パームレスト部28に対する上面カバー42の設置や、上側筐体8−1に対するキーボード30の設置はポインティングデバイス2の組立工程の前または後のいずれであってもよい。
<第2の実施の形態の効果>
(1) 基板の共通化
ポインティングデバイス2のセンサ基板4に指紋センサ6を設置するので、指紋センサ6の基板とポインティングデバイス2のセンサ基板4が共通化される。ポインティングデバイス用基板と指紋センサ用基板をそれぞれ設ける場合に比較し、部品点数の削減とともに、実装空間を小さくできる。
(2) 指紋センサ6の機構
指紋センサ6の機構にポインティングデバイス2のセンサ基板4に備えられた可動支持機構を利用することができ、基板の共通化と相まって機構が簡略化される。
(3) 指紋センサ6に対する指操作のガイド
ポインティングデバイス2のセンサ基板4に指紋センサ6が設置され、センサ基板4は可動支持機構を備えている。指紋検出の際、センサ基板4の沈み込みが指12の操作のガイドに利用できる。また、センサ基板4が沈み込んでいる間、押下により圧縮された弾性部材76が押下前の形状に復元しようとする抗力により指12に支持感を与え、この支持感が指12の操作のガイドに利用できる。これらの指操作のガイドによって、指12が指紋センサ6に対する適切な位置、つまりセンサ面部52に導かれ、指紋検出の容易化とともに検出精度が高められる。
(4) ポインティングデバイス2が備えるボタンスイッチ78の利用
ポインティングデバイス2のセンサ基板4の押下によってボタンスイッチ78が操作されることを指紋センサ6の検出操作に関係付けることができる。単に、ボタンスイッチ78の押下による誤動作防止だけでなく、ボタンスイッチ78の押下を検出操作の前に置くことにより、隣接した指紋センサ6の指紋検出出力の取込みなどの条件に利用でき、より高いセキュリティ機能を実現できる。
(5) 指紋センサ6の操作上の効果
ポインティングデバイス2のセンサ基板4に指紋センサ6を備え、ポインティングデバイス2側のセンサに指紋センサ6を隣接させるので、双方を同時操作とすることができる。つまり、片手操作などでポインティングデバイス2の操作と指紋センサ6の検出操作を容易に且つ迅速に行うことができる。
(6) ポインティングデバイス2および指紋センサ6の単一部品化による効果
指紋センサ6がポインティングデバイス2に合体されたことにより、単一部品化による部品点数の削減とともに、PC20などへの実装が容易化され、実装工程が簡略化される。実装コストが低減されるというメリットがある。
〔第3の実施の形態〕
図24は、第3の実施の形態に係るPC20のシステムを示している。このPC20には、制御部110が備えられている。この制御部110には、ポインティングデバイス2、指紋センサ6、キーボード30、電源スイッチ32、ボタンスイッチ78およびLCD112が接続されている。制御部110は電源スイッチ32の投入により給電される。制御部110にはポインティングデバイス2の入力情報や、指紋センサ6から指紋情報が入力され、キーボード30から文字などの入力情報が取り込まれる。LCD112は既述の表示部24の一例である。このLCD112の表示画面34にポインタ、文字、図形などの画像情報が表示される。
図25のAは、制御部110によって実現される機能の一例を示している。この機能には指紋認証機能126、ポインティング機能128、表示機能130、エラー処理機能132が含まれる。
指紋認証機能126は、指紋センサ6に検出された指紋と登録指紋とを照合し、指紋認証を行う。この指紋認証機能126には、指紋の検出の際、ボタンスイッチ78の無効化や、そのスイッチ情報の参酌などの機能が含まれる。
ポインティング機能128は、ポインティングデバイス2のセンサ機能による入力情報や、ボタンスイッチ78のON、OFF情報の処理を行う。これにより、たとえば表示画面34に表示されるポインタの表示位置の制御などが行われる。
表示機能130には指紋入力の際のメッセージ情報などを表示する機能が含まれる。
エラー処理機能132は、誤動作などのエラー発生時、エラー処理を行う。
図25のBは、制御部110のハードウェアの一例を示している。この制御部110には、プロセッサ114、ROM(Read Only Memory)116、データ記憶部118、RAM(Random Access Memory)120および入出力(I/O)部122が備えられる。これらはバス124により接続されている。
プロセッサ114は、OS(Operating System)、ファームウェアプログラム、アプリケーションプログラムなどの各種のプログラムを実行し、情報処理を行う。この各種のプログラムには、たとえば指紋認証処理プログラムが含まれる。ROM116は不揮発性のメモリであって、OS、ファームウェアプログラム、アプリケーションプログラムなどの各種のプログラムを格納する。データ記憶部118は、HDD(Hard Disk Drive) 、半導体メモリなどの記憶素子が用いられ、照合用の登録指紋データなどの各種データが格納される。RAM120は、データの一時的記憶など、情報処理のワークエリアに用いられる。I/O部122は、ポインティングデバイス2や指紋センサ6からの情報取込みなど、データの入出力に用いられる。
図26のAは、指紋検出時の画像表示の一例を示している。電源スイッチ32の投入による給電開始、スリープ状態などの待機状態からのキータッチなどにより、指紋検出モードに入る。この指紋検出モードの開始により、表示部24の表示画面34にはガイド情報134が表示される。
このガイド情報134は、表示画面34の中央部に形成されたガイド表示部136に展開される。このガイド情報134では、メッセージ情報および図形情報が含まれる。この実施の形態では一例として、「同じ指でセンサ中央を軽くなぞってください。」と表示されるとともに、図形情報として操作すべき指紋センサ画像が表示される。
図26のBは、指紋検出モードにおいて、ガイド表示部136に表示される問い合わせ情報138を示している。この問い合わせ情報138には、問い合わせメッセージ140および指示ボタン142が表示されている。問い合わせメッセージ140には一例として注意を促すマークとともに「続けますか?」が表示されている。指示ボタン142には継続を肯定するボタン「はい(Y)」と、継続を否定するボタン「いいえ(N)」が表示されている。
ボタン「はい(Y)」にポインタが重ねられ、入力が行なわれれば、指紋検出を継続することができる。また、ボタン「いいえ(N)」にポインタが重ねられ、入力が行なわれれば、指紋検出の継続が解除される。
<指紋認証の処理手順>
図27は、指紋認証の処理手順の一例を示している。この処理手順は、指紋認証処理プログラムを備えるPC20により実行される。
この処理手順では、たとえば電源スイッチ32の投入により、指紋認証処理プログラムが起動する(ステップS11)。この指紋認証処理プログラムは、PC20の電源投入のほか、サスペンド状態にあるPC20がアクティブ状態に遷移する際にもプログラム処理で起動させる。また、指紋認証処理プログラムの起動は、指紋認証処理の起動機能が割り当てられたキーボード30上の任意のキー操作で開始させてもよい。
この指紋認証処理プログラムの起動により、指紋認証の画面表示が行われる(ステップS12)。この画面表示では図26のAに示すガイド表示部136が立ち上がる。ユーザは、ガイド表示部136の表示を契機に指紋検出を行う。
この指紋検出ではポインティングデバイス2が操作され、ボタンスイッチ78が押下される。この処理手順では、ボタンスイッチ78の無効化処理が実行される(ステップS13)。無効化処理により、ボタンスイッチ78の操作が無効化されるので、ボタンスイッチ78のONまたはOFFのスイッチ入力が無視される。
指紋の読み込みが行われる(ステップS14)。この指紋の読み込みでは、指紋センサ6に押下またはスライドした指から指紋が検出される。
読み込んだ指紋と、照合用の登録指紋データとの照合が行われる(ステップS15)。読み込んだ指紋が登録指紋データに一致すれば(ステップS15のYES)、認証成功となり(ステップS16)、処理を終了する。認証成功の場合には、たとえばPC20の使用権限が付与される。
また、読み込んだ指紋が登録指紋データに一致しなければ(ステップS15のNO)、エラー処理が行われ(ステップS17)、処理を終了する。この場合、たとえばPC20は使用不可となり、セキュリティが確保される。
このような処理手順によれば、指紋認証の際、指紋センサ6に指12が到達する前にポインティングデバイス2のボタンスイッチ78が操作されることの不都合を回避することができる。
図28は、指紋認証の他の処理手順の一例を示している。この処理手順では、指紋の認証処理回数による制限処理が含まれている。
この処理手順において、指紋認証処理プログラムの起動(ステップS21)、指紋認証の画面表示(ステップS22)およびボタンスイッチ78の無効化処理(ステップS23)は図27に示す処理手順の処理(ステップS11、S12、S13)と同様であるので、これらの説明を省略する。
この処理手順では、ボタンスイッチ78の無効化処理(ステップS23)、認証処理回数が所定回数N回以下であるか否かが判定される(ステップS24)。処理回数がN回以下であれば(ステップS24のYES)、指紋の読み込みが行われ(ステップS25)、読み込んだ指紋と、照合用の登録指紋データとの照合が行われる(ステップS26)。読み込んだ指紋が登録指紋データに一致すれば(ステップS26のYES)、認証成功となり(ステップS27)、処理を終了する。
また、読み込んだ指紋が登録指紋データに一致しなければ(ステップS26のNO)、処理回数がカウントされる(ステップS28)。このステップS28ではたとえば、現在の処理回数「0」から開始され、処理ごとに処理回数に回数「1」がインクリメントされる。
ステップS24に戻り、処理回数がN回を超えれば(ステップS24のNO)、エラー処理を行い(ステップS29)、処理を終了する。これにより、たとえばPC20は使用不可となり、セキュリティが確保される。
このような処理手順によれば、指紋認証の際、処理回数を所定回数以下に制限でき、これに応じてポインティングデバイス2のボタンスイッチ78の無効化を制限することができる。
図29は、指紋認証の他の処理手順の一例を示している。この処理手順では、ボタンスイッチ78の無効化の時間による制限処理が含まれている。
この処理手順において、指紋認証処理プログラムの起動(ステップS31)、指紋認証の画面表示(ステップS32)およびボタンスイッチ78の無効化処理(ステップS33)は図28に示す処理手順の処理(ステップS21、S22、S23)と同様であるので、これらの説明を省略する。
この処理手順では、ボタンスイッチ78の無効化処理(ステップS33)について、無効時間が設定され、この無効時間がカウントされる(ステップS34)。
この無効時間が所定時間M秒以内であるか否かが判定される(ステップS35)。無効時間がM秒以内であれば(ステップS35のYES)、指紋の読み込みが行われる(ステップS36)。このM秒は、指紋認証の時間制限としてたとえば、5〔秒〕とすればよい。読み込んだ指紋と、登録指紋データとの照合処理が行われる(ステップS37)。読み込んだ指紋が登録指紋データに一致すれば(ステップS37のYES)、認証成功となり(ステップS38)、処理を終了する。読み込んだ指紋が登録指紋データに一致しなければ(ステップS37のNO)、エラー処理が行われる(ステップS39)。
無効時間がM秒を超えれば(ステップS35のNO)、処理の継続確認が行われる(ステップS40)。この継続確認は、図26のBに示すように、表示部24の表示画面34にガイド表示部136を表示し、指示ボタン142の入力処理により継続するか否かが選択される。処理を継続する場合には(ステップS40のYES)、ステップS33に戻り、ボタンスイッチ78の無効化処理を行い(ステップS33)、新たに設定された無効時間のカウントを行う(ステップS34)。
処理を継続しない場合には(ステップS40のNO)、エラー処理が行われ(ステップS39)、処理を終了する。
このような処理手順によれば、指紋検出の際に操作されるボタンスイッチ78の無効化時間を所定時間内に制限でき、この時間内に指紋認証の処理時間を制限できる。
図30は、指紋認証の他の処理手順の一例を示している。この処理手順では、ボタンスイッチ78の押下前に設定キー入力処理を含んでいる。
この処理手順において、指紋認証処理プログラムの起動(ステップS51)および指紋認証の画面表示(ステップS52)は、図27に示す処理手順の処理(ステップS11、S12)と同様である。また、指紋の読み込み(ステップS55)、認証処理(ステップS56、S57)およびエラー処理(ステップS58)は、図27に示す処理手順の処理(ステップS14、S15、S16、S17)と同様である。したがってこれらの説明を省略する。
この処理手順では、設定キー入力が求められる(ステップS53)。設定キーはたとえばキーボード30の任意のキーである。このキー入力の後、指紋入力の際にボタンスイッチ78の押下(ステップS54)が行われ、指紋の読み込みが行われる(ステップS55)。
このような処理手順によれば、指紋検出の際に操作されるボタンスイッチ78の押下の前に設定キー入力を受け、この設定キー入力とボタンスイッチ78の押下で指紋の読み込みに移行することができる。この場合、ボタンスイッチ78が無効化されることなく、ボタンスイッチ78の押下を指紋認証の条件とすることができる。このような構成によれば、ボタンスイッチ78の誤動作防止とともに、セキュリティ機能を高められる。
図31は、指紋認証の他の処理手順の一例を示している。この処理手順では、ボタンスイッチ78の押下前の設定キー入力処理とともに、処理回数の制限処理を含んでいる。
この処理手順において、指紋認証処理プログラムの起動(ステップS61)、指紋認証の画面表示(ステップS62)および設定キー入力処理(ステップS64)は、図30に示す処理手順の処理(ステップS51、S52、S53)と同様である。また、ボタンスイッチ78の押下(ステップS65)、指紋の読み込み(ステップS66)、認証処理(ステップS67、S68)およびエラー処理(ステップS70)は、図30に示す処理手順の処理(ステップS54、S55、S56、S57、S58)と同様である。したがってこれらの説明を省略する。
この処理手順では、設定キー入力処理(ステップS64)の前に、処理回数を確認する(ステップS63)。この処理回数が所定回数N以下であれば(ステップS63のYES)、設定キー入力処理(ステップS64)が行われる。
読み取られた指紋が登録データに一致していなければ(ステップS67のNO)、処理回数のカウントが「1」だけインクリメントされ(ステップS69)、処理がステップS63に移行する。処理回数がN回を超えた場合(ステップS63のNO)、エラー処理が行われる(ステップS70)。
このような処理手順によれば、図30の処理手順に処理回数の制限を行い、セキュリティ機能が高められる。
<第3の実施の形態の効果>
(1) ボタンスイッチ78による誤動作防止
指紋認証処理ではボタンスイッチ78の無効化処理によりまたは設定キー入力とボタンスイッチ78の押下を組み合わせることにより、ボタンスイッチ78による誤動作が防止される。
(2) ボタンスイッチ78との併用によりセキュリティ機能が高められる。
ボタンスイッチ78は指紋センサ6上で指12をスライドさせる一連の動作の中で押下されるので、指紋認証の際にユーザにより行われるボタンなどの押下操作が軽減される。
〔他の実施の形態〕
(1) 指紋センサ6の設置位置について
上記実施の形態では、指紋センサ6がポインティングデバイス2の右側に設置されている。この指紋センサ6は、図32のAに示すように、ポインティングデバイス2の左側部分に設置されてもよい。斯かる構成では、左利きユーザ向け仕様となる。
指紋センサ6は図32のBに示すように、ポインティングデバイス2の中心部側に設置してもよい。斯かる構成では、指紋センサ6に指紋を検出させる際、ボタンスイッチ78の押下を利用でき、ボタンスイッチ78の押下によるクリック感を指12の操作ガイドに利用できる。
(2) 指紋センサ6の指12の操作方向について
上記実施の形態では、指紋センサ6に対する指12の操作方向はポインティングデバイス2の上端側から手前方向である。これに対し、図33のAに示すように、ポインティングデバイス2の可動端右端に指紋センサ6の長手側をポインティングデバイス2の上端側から手前方向に設置してもよい。このように指紋センサ6を配置すれば、指紋センサ6に対し、指12を左から右方向にスライドすればよい。
また、図33のBに示すように、ポインティングデバイス2の可動端左端に指紋センサ6の長手側をポインティングデバイス2の上端側から手前方向に設置してもよい。このように指紋センサ6を配置すれば、指紋センサ6に対し、指12を右から左方向にスライドすればよい。
(3) 指紋センサ6を備えたポインティングデバイス2の独立化について
上記実施の形態では、ポインティングデバイス2がPC20のパームレスト部28に設置されている。このポインティングデバイス2は、図34に示すように、PC20と別個の筐体8を備えることにより、PC20と独立した電子機器としてもよい。この場合、ポインティングデバイス2はケーブル144によりPC20に接続し、指紋センサ6の指紋入力や、ポインティングデバイス2の検出入力を付与してもよい。ケーブル144はたとえばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルであればよい。図34において、図3と同一部分には同一符号を付し、それらの説明を省略する。
(4) 指紋読み込み処理への移行について
上記実施の形態では、指紋認証画面が表示されているときに設定キー入力とボタンスイッチ78を押下することで指紋読み込み処理に移行する例を示したが、ボタンスイッチ78を押下することで指紋読み込み処理に移行してもよい。
(5) 情報処理装置について
上記実施の形態では、情報処理装置としてPC20の例を示したが、タブレット端末装置、ゲーム機、カメラなどの情報処理装置であってもよい。
(6) センサ基板4について
上記実施の形態ではセンサ基板4が支点部40−1、40−2を基準に沈み込み、筐体8に対して指紋センサ6が変位する場合について説明しているが、センサ基板4が撓んで筐体8に対して指紋センサ6が変位する形態であってもよい。
以上、本開示の技術に関する実施の形態を説明した。斯かる記載に本開示の技術が限定されるものではない。特許請求の範囲、明細書または図面に記載した技術またはその要旨に基づき、様々な改変が可能である。斯かる改変は本開示の技術の範囲に含まれるものである。