JP6198113B2 - 対象物認識装置、機器制御システム、車両、対象物認識方法及び対象物認識用プログラム - Google Patents

対象物認識装置、機器制御システム、車両、対象物認識方法及び対象物認識用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像手段によって撮像し、その撮像画像に基づいて認識対象物を認識する対象物認識装置、機器制御システム、車両、対象物認識方法及び対象物認識用プログラムに関するものである。
従来、前方を撮影した撮像画像に基づいて対象物を認識する対象物認識装置は、例えば、車両の運転者の運転負荷を軽減させるための、ACC(Adaptive Cruise Control)等の運転者支援システムなどに利用されている。この運転者支援システムは、自車両が障害物等に衝突することを回避したり、衝突時の衝撃を軽減したりするための自動ブレーキ機能や警報機能、先行車両との車間距離を維持するための自車速度調整機能、自車両が走行している車線からの逸脱防止を支援する機能などの様々な機能を実現する。
特許文献1には、自車両の前方を撮像手段により撮像して得た画像から、対象物を認識することで、自車両の運転者の運転負荷を軽減させる運転支援装置が開示されている。この特許文献1の運転支援装置では、撮像手段によって、自車両の前方の景観を撮像している。そして、撮像画像に映されている物体を把握するために、撮像画像から対象物の色及び空間周波数を検出する。検出した空間周波数を積算して空間周波数分布を作成することで空間周波数の特徴を検出している。そして、検出した対象物の色と空間周波数の特徴と、予め記憶している認識対象物毎の色及び空間周波数の特徴とを比較する認識処理を行い、認識対象物を認識する。
上記運転支援システムの機能を適切に実現するためには、自車両走行に対する障害物を精度よく、かつできるだけ早く認識することが重要である。しかしながら、上記特許文献1の運転支援装置では、撮影画像に例えば道路以外に建っている建造物などの自車両走行に対する障害物になりにくいものが含まれている。このため、これらの対象物は障害物となる歩行者や車両などの認識対象物ではないので道路以外に建っている建造物などの対象物を検出することは無駄になる。自車両走行に対する障害物となる認識対象物の認識が遅くなる。また、上記空間周波数の検出と空間周波数の積算に要する処理時間はメモリ処理能力に依存し長時間になってしまう。この結果、自車両走行に対するまさに障害物になる認識対象物の認識処理が遅れ、上記運転支援システムの機能を適切に実現することが難しくなる虞がある。また、上記特許文献1の運転支援装置では、撮像した自車両の前方の背景に認識対象物と認識対象物以外の障害物になりにくい対象物も含まれている。このため、対象物を認識対象物と認識してしまう誤認識が生じる虞がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、認識対象物の認識処理を早くすることができ、誤認識の発生を抑制できる対象物認識装置、機器制御システム、車両、対象物認識方法及び対象物認識用プログムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて認識対象物を認識する対象物認識装置において、ステレオ撮像手段によって撮像したステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて矩形の認識候補領域を検出する認識候補領域検出手段と、該認識候補領域検出手段によって検出された矩形の認識候補領域の視差を前記ステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算手段と、該視差計算手段によって計算された認識候補領域の視差に基づいて、実の高さ及び幅が予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、前記認識候補領域検出手段によって検出された矩形の認識候補領域の中から抽出し、抽出した矩形の認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識手段とを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、認識対象物の認識処理を早くすることができ、誤認識の発生を抑制できる、という特有な効果が得られる。
車載機器制御システムの概略構成を示す模式図である。 同車載機器制御システムを構成する撮像ユニット及び画像解析ユニットの概略構成を示す模式図である。 同撮像ユニットの撮像部における画像センサを光透過方向に対して直交する方向から見たときの模式拡大図である。 図2における処理ハードウェア部及び画像解析ユニットによって実現される本実施形態の対象物認識装置の構成を示すブロック図である。 対象物認識処理を示すフローチャートである。 (a)は左のカメラレンズとセンサからステレオ画像、(b)は右のカメラレンズとセンサからステレオ画像を示す図である。 測距演算の原理を説明する図である。 画像の範囲内の矩形のブロックを示す図である。 矩形ブロック領域内の特徴パターンの例を示す図である。 階層を持つ対象物識別器の構成を示す図である。 検出された認識候補領域の例を示す図である。 検出された認識候補領域の例を示す図である。 平均視差値に対する対象物における幅の最小値及び最大値、高さの最小値及び最大値を格納するテーブルを示す図である。 別の対象物認識処理を示すフローチャートである。 ステレオカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る対象物認識装置を、車両システムとしての車載機器制御システムに用いる一実施形態について説明する。なお、本発明に係る対象物認識装置は、車載機器制御システムに限らず、例えば撮像画像に基づいて物体検出を行う物体検出装置を搭載したその他のシステムにも適用できる。
図1は車載機器制御システムの概略構成を示す模式図である。
図1に示す車載機器制御システムは、走行する自車両100の進行方向前方領域を撮像領域として撮像する撮像手段としての撮像ユニット101が設けられている。この撮像ユニット101は、例えば、自車両100のフロントガラス103のルームミラー(図示せず)付近に設置される。撮像ユニット101の撮像によって得られる撮像画像データ等の各種データは、画像処理手段としての画像解析ユニット102に入力される。画像解析ユニット102は、撮像ユニット101から送信されてくるデータを解析して、自車両100の前方に存在する他車両の位置、方角、距離を算出したり、撮像領域内に存在する路面上の白線等の車線境界線等を検出したりする。他車両の検出では、視差画像に基づいて路面上の対象物を車両として検出する。
また、画像解析ユニット102の算出結果は、車両走行制御ユニット104にも送られる。車両走行制御ユニット104は、画像解析ユニット102が検出した歩行者や走行車両等の認識対象物の検出結果に基づいて、自車両100が障害物に衝突しそうな場合等に、自車両100の運転者へ警告を報知したり、自車両のハンドルやブレーキを制御するなどの走行支援制御を行ったりする。
図2は、撮像ユニット101及び画像解析ユニット102の概略構成を示す模式図である。
撮像ユニット101は、2つの撮像部110A,110Bを備えたステレオカメラであり、2つの撮像部110A,110Bの構成は同一のものである。各撮像部110A,110Bは、それぞれ、撮像レンズ111A,111Bと、撮像素子が2次元配置された画像センサ112A,112Bと、画像センサ112A,112Bが設けられたセンサ基板113A,113Bと、センサ基板113A,113Bから出力されるアナログ電気信号(画像センサ112A,112B上の各受光素子が受光した受光量)をデジタル電気信号に変換した撮像画像データを生成して出力する信号処理部114A,114Bとから構成されている。撮像ユニット101からは、輝度画像データが出力される。
また、撮像ユニット101は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等からなる処理ハードウェア部120を備えている。この処理ハードウェア部120は、各撮像部110A,110Bから出力される輝度画像データから視差画像を得るために、各撮像部110A,110Bでそれぞれ撮像した撮像画像間の対応画像部分の視差値を演算する視差演算部121を備えている。ここでいう視差値とは、各撮像部110A,110Bでそれぞれ撮像した撮像画像の一方を基準画像、他方を比較画像とし、撮像領域内の同一地点に対応した基準画像上の画像部分に対する比較画像上の画像部分の位置ズレ量を、当該画像部分の視差値として算出したものである。三角測量の原理を利用することで、この視差値から当該画像部分に対応した撮像領域内の当該同一地点までの距離を算出することができる。
一方、画像解析ユニット102は、撮像ユニット101から出力される輝度画像データ及び視差画像データを記憶するメモリ130と、認識対象物の認識処理や視差計算制御などを行うソフトウェアを内蔵したMPU(Micro Processing Unit)140とを備えている。MPU140は、メモリ130に格納された輝度画像データ及び視差画像データを用いて本実施形態に係る認識対象物の認識処理を実行する。
図3は、画像センサ112A,112Bとを光透過方向に対して直交する方向から見たときの模式拡大図である。
画像センサ112A,112Bは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などを用いたイメージセンサであり、その撮像素子(受光素子)にはフォトダイオード112aを用いている。フォトダイオード112aは、撮像画素ごとに2次元的にアレイ配置されており、フォトダイオード112aの集光効率を上げるために、各フォトダイオード112aの入射側にはマイクロレンズ112bが設けられている。この画像センサ112A,112Bがワイヤボンディングなどの手法によりPWB(printed wiring board)に接合されてセンサ基板113A,113Bが形成されている。
次に、本発明の特徴部分である、対象物認識処理について説明する。
図4は、図2における処理ハードウェア部120及び画像解析ユニット102によって実現される本実施形態の対象物認識装置の構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態の対象物認識装置200は、ステレオ画像入力部201、輝度画像入力部202、視差画像演算部203、認識候補領域検出部204、認識用辞書205、対象物認識部206及び対象物認識結果出力部207を含んで構成されている。ステレオ画像入力部201には、撮像レンズ及び画像センサを有する撮像部を左右それぞれに備えるステレオカメラ(不図示)からステレオ画像が入力される。輝度画像入力部202には、ステレオ画像の左画像又は右画像である輝度画像がステレオ画像入力部201から入力される。入力されたステレオ画像や輝度画像はステレオカメラのメモリ130に保存される。視差画像演算部203は、ステレオ画像入力部201に入力されたステレオ画像を用いて、撮影対象が左右画像での結像位置の差である視差を計算する。認識候補領域検出部204は、輝度画像入力部202に入力された輝度画像を用いて、前方の撮像画角方向に存在する認識対象物の認識候補領域を検出する。認識用辞書205は、SVM(Support Vector Machine)などの機械学習方法で、事前に対象物認識の画像サンプル学習データを用いて作成される。この認識用辞書205は、認識対象物毎に別々に作成される。対象物認識部206は、認識処理を行う。対象物認識部206は、対象物候補を認識するとき、認識用辞書を用いて認識を行う。対象物認識結果出力部207は認識対象物の認識結果を出力する。
ここで、対象物認識部206によって行われる認識処理を詳細に説明する。まず、認識された認識候補領域の視差平均値を計算する。視差平均値は視差値のある画素の値を合計し画素で割り算した値であり、あるいは認識候補領域内の中央値(メディアン)フィルタで求められたものでもよい。または、認識候補領域内の頻度の高い最頻値でも良い。この視差平均値から認識候補領域とステレオカメラとの距離を計算する。このステレオカメラからの距離と認識候補領域の画面上の大きさとを用いて、認識候補領域の実の大きさを計算する。認識候補領域の大きさの縦横のそれぞれが、各認識対象物に予め設定したサイズ閾値範囲を超える場合誤検出としてその認識候補領域を認識対象から排除する。大きさ範囲内の認識候補領域に含まれる認識対象物は、対象物認識結果として出力する。このような処理により、対象物候補認識の精度を向上する。なお、上述のサイズ閾値範囲は、ステレオカメラのメモリに記憶されている。
次に、本実施形態の対象物認識装置の動作について当該動作フローを示す図5に従って説明する。
図4のステレオ画像入力部201に、ステレオ画像が入力される(ステップS101)。具体的には、ステレオカメラからステレオ画像を入力する。図6はステレオ画像の例を示す。ステレオ画像においての同じ被写体が左右の画像センサで異なる結像位置に結像されている。そして、図4の輝度画像入力部202によってステレオ画像のうち、左画像もしくは右画像のいずれかの輝度画像を入力する(ステップS102)。入力されたステレオ画像や輝度画像はステレオカメラのメモリに保存される。視差画像演算部203は、ステレオ画像入力部201に入力されたステレオ画像を用いて、対象画像における左右画像の各結像位置の差である視差値を計算する(ステップS103)。具体的には、左右の撮像レンズによって結像されたステレオ画像の同じ部分について、ブロックマッチング法によって視差値を画素値とした視差画像を計算する。ブロックマッチング法とは、左右画像をブロックで分割し、左右画像でのブロックの類似度が一番大きいとき、ブロックがマッチングした部分から視差値を求める方法である。例えば、1280×960画素の画像に対して5×5サイズのブロックで分割する。そして、各ブロックを用いて視差値を求める。ブロックサイズの最適値は実験で調整して設定する。図7に示す例において、被写体上にあるO点に対する左右画像での結像位置は、結像中心からの距離はΔ1とΔ2である。このため、その視差Δは、Δ=Δ1+Δ2として計算される。認識候補領域検出部204は、輝度画像入力部202に入力された輝度画像を用いて、車や歩行者などの認識対象物の認識候補領域を検出する(ステップS104)。対象物認識部206は、輝度画像から検出された認識候補領域の視差平均値を計算する(ステップS105)。対象物認識部206は、視差平均値から認識候補領域とステレオカメラとの距離を計算する(ステップS106)。対象物認識部206は、ステレオカメラからの距離と認識候補領域の画面上の大きさとを用いて、認識候補領域の実の大きさを計算する(ステップS107)。対象物認識部206は、認識候補領域の実の大きさと、認識候補領域に対応するサイズ閾値範囲とを比較する(ステップS108)。対象物認識部206は、認識候補領域の実の大きさがサイズ閾値範囲内であれば(ステップS108:YES)、輝度画像による認識処理を行い、対象物認識結果を出力する(ステップS109)。対象物認識部206は、認識候補領域の実の大きさがサイズ閾値範囲内でなければ(ステップS108:NO)、認識候補領域を、誤検出の認識候補領域として検出した認識候補領域のリスト中から削除する(ステップS110)。
次に、本実施形態の認識対象物の認識処理を説明する。
はじめに、認識対象物の認識を行うために、図8に示すように、撮像画像において対象物の画像に合わせて矩形ブロックを設定する。矩形の左上の座標(Xs,Ys)と右下の座標(Xe,Ye)とによって、矩形ブロックの撮像画像での位置及び矩形ブロックの大きさが定まる。そして、サイズの大きい矩形ブロック1を用いて撮像画面を走査して矩形ブロック1の大きさと対象物の画像の大きさとがほぼ合う対象物の画像を抽出し、その抽出した各対象物の画像に矩形ブロック1をそれぞれ設定する。その設定が終わったら次に小さい矩形ブロック2を用いて撮像画面を走査して矩形ブロック2の大きさと対象物の画像の大きさとがほぼ合う対象物の画像を抽出し、その抽出した各対象物の画像に矩形ブロック2をそれぞれ設定する。このようにして、対象物の画像に合わせて矩形ブロックが設定される。この矩形ブロックは認識候補領域に相当するものである。
そして、認識用辞書を用いて、対象物識別器による対象物の認識を行う。
ここで、狙いの認識対象物を認識するための認識用辞書について説明する。図9に示すように、矩形ブロック300内にある、白色の画素のみで構成されている矩形領域301と、図中斜線で示した黒色の画素のみで構成されている矩形領域302に基づいて、評価対象の矩形ブロック内の特徴量を計算する。矩形ブロック300内にある矩形領域301の白画素値と矩形領域302の黒画素値との、評価対象の矩形ブロック内の画素との差分を求め、その絶対値の合計値を矩形ブロック領域内の特徴量h(x)とする。図9に示す、A、B、C、Dの4つの特徴パターンは、ほぼあらゆる物体の特徴に相当するパターンである。Aの特徴パターンは、矩形領域301と矩形領域302とが左右に隣り合って位置し、かつ、矩形ブロック300の中心からみて左上に位置している。Bの特徴パターンは、矩形領域301と矩形領域302とが上下に隣り合って位置し、かつ、矩形ブロック300の中心からみて右上に位置している。Cの特徴パターンは、矩形領域302が2つの矩形領域301で隣り合って挟持されて位置し、かつ、矩形ブロック300の中心からみて上側に位置している。そして、Dの特徴パターンは、2つの矩形領域301と2つの矩形領域302とがそれぞれ対角に位置し、かつ、矩形ブロック300の中心からみて左側に位置している。そして、下記の式(1)に示すような評価関数により、各認識候補領域における重付け評価値f(x)を計算する。矩形ブロックt(=1〜T(Tは評価に用いるパターンの数))内の特徴量h(x)を計算して、矩形ブロック毎に付された重み係数αを乗算して特徴量の重付け評価値f(x)を計算する。ここで、特徴量h(x)と重み係数αは、認識対象物の画像に対して、学習データを集め、その学習データによって学習させて求める。上述の特徴パターンA〜Dに対して重付け評価値を計算して、計算した重付け評価値に基づいて特徴パターンと重み係数の組を認識用辞書に記憶しておく。
そして、対象物識別器は、図10に示すように、複数の階層400−1〜n(nは正の整数)を含んで構成されている。各階層400−1〜nでは上記式(1)に示す評価関数の重付け評価値による評価を行う。各階層では、対象物毎に固有の1又は複数の特徴パターン及びこれに対応する重み係数を用いて、式(1)による評価を行う。通常は、階層400−1から階層400−nにいくにしたがって、用いるパターン数を徐々に多くする。これによって、認識速度を速くすることができる。例えば階層400−1に入力された矩形ブロックtの評価関数の重付け評価値が階層400−1に予め設定された閾値より小さい矩形ブロックであった場合は、その矩形ブロックには狙い認識対象物の画像はないと判断される。そして、その矩形ブロックでの評価を行わず非対象ブロック401−1として処理される。階層400−2〜n(nは正の整数)でも同様な判断がそれぞれ行われる。最後の階層400−nで狙いの認識対象物の画像でないと判断されなかった矩形ブロックが、狙いの認識対象物の画像が存在する矩形ブロックであると判断される。
特徴量の重付け評価値f(x)には、さらに認識重みが乗算される。これにより、例えば路面領域の認識重みを1に設定し、その他領域の認識重みを0に設定した場合、つまり路面領域以外の領域の重み係数は全て0のとき、本実施形態では路面領域での認識処理は行われ、路面領域以外の領域での認識処理は行われない。もしくは、認識重みに相当する重み係数を小数で設定し、各領域に対して異なる重み係数が設定してもよい。この場合、小さい重み係数が設定された領域及び当該領域に設定された重み係数より大きい重み係数が設定された領域に狙いの認識対象物の画像がそれぞれ存在していても、小さい重み係数が設定された領域における重付け評価値は低い値になり、認識対象物の画像ではないと判断される。これにより、認識重みが低い値に設定された領域における認識対象物の認識結果は低くなり、認識対象物の画像に類似している対象物の画像を認識対象の画像から排除でき、誤認識の発生を低減できる。
図4の対象物認識部206の各階層での評価値を計算する特徴量と重み係数および、各階層での評価値閾値を予め、認識対象物と認識対象物でない学習画像を用いて学習させて得られる。検出された認識候補領域の例を図11、図12に示す。両図において太線の枠で囲まれた領域は検出された認識候補領域である。これらの認識候補領域のうち、上記の対象物認識によって図12における矩形ブロックB、D、Fは誤認識の認識候補領域となる。
そして、図4の対象物認識部206は認識候補領域検出部204によって検出された認識候補領域を視差画像演算部203で計算した視差値を含む視差画像を用いて、誤検出した認識候補領域を、検出した認識候補領域の中から排除する。輝度画像から認識した認識候補領域の視差平均値を計算する。視差平均値Δから認識候補領域のステレオカメラからの距離を計算する。図7に示すように、視差値と認識候補領域からステレオカメラまでの距離との関係を下記の式(2)に示す。ここで、Δは認識候補領域の視差平均値、fはステレオカメラの焦点距離、Dは左右の撮像レンズ間の距離である。Zは認識候補領域とステレオカメラとの距離である。
Δ:f=D:Z (2)
よって、認識候補領域からステレオカメラまでの距離Zは、以下の(3)式で計算される。
Z=D*f/Δ (3)
図7に示すように、認識候補領域の画面上の大きさと実の大きさを下記の式(4)で表すことができる。距離を計算した場合、認識候補領域の実の大きさを計算できる。ここで、Sは認識候補領域の実のサイズ、sは認識候補領域の画像上での大きさ、Zは認識候補領域からステレオカメラまでの距離である。fは撮像レンズの焦点距離である。
S:Z=s:f (4)
よって、認識候補領域の実の大きさSを下記の式(5)で計算できる。
S=s*Z/f (5)
認識候補領域に対応するサイズ認識範囲と、上記式(5)で得られた認識候補領域の実の大きさSと比較することにより、誤検出の認識候補領域を検出した認識候補領域のリスト中から排除することができる。
例えば、認識候補領域の、幅の最小値Wmin、幅の最大値Wmax、高さの最小値Hmin、高さの最大値Hmax、について、歩行者の場合、Hmin:0.5[m]、Hmax:2.5[m]、Wmin:0.1[m]、Wmax:1.0[m]のサイズ閾値範囲に設定できる。車の場合、Hmin:1.0[m]、Hmax:5.0[m]、Wmin:1.0[m]、Wmax:3.0[m]のサイズ閾値範囲に設定できる。そして、各認識候補領域のサイズ閾値範囲のWmin、Wmax、Hmin、Hmaxの範囲により、認識候補領域が誤認識か否かを決める。つまり、認識候補領域の幅Wsと高さHsを以下の式(6)、式(7)の範囲に設定できる。
Wmin<Ws<Wmax (6)
Hmin<Hs<Hmax (7)
各認識候補領域のWmin、Wmax,Hmin,Hmaxはそれぞれの認識対象物の実際に採集した実験データで決める。
認識候補領域が誤検出か否かについては、上記の式(6)、式(7)の範囲のいずれかに入らない場合に、誤検出とする。なお、上記の式(6)、式(7)の双方に入らない場合に、誤検出とするものでも良い。
図14は本実施形態の対象物認識装置の別の動作を示すフローチャートである。同図に示す対象物認識動作のうちステップS201〜S207は、上述した図5のステップS101〜S107と同じである。異なる動作として、認識候補領域に対応するサイズ閾値範囲と、認識候補領域の実の大きさとを比較する(ステップS208)。認識候補領域の実の大きさがサイズ閾値範囲内であれば(ステップS208:YES)、輝度画像による認識処理を行い、対象物認識結果を出力する(ステップS209、S210)。認識候補領域の実の大きさがサイズ閾値範囲内でなければ(ステップS208:NO)、認識処理を行わないで認識対象物でないと判断してステップS204に戻り、再度、認識候補領域の検出を行う。この処理を行うことにより、誤認識を低減することができる。
上述した認識対象物を認識する車載ステレオカメラ撮像装置の一例であるステレオカメラのハードウェア構成について説明する。図15はステレオカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。図15に示すように、被写体光は、図4の画像レンズ111A,111Bに相当するステレオカメラの左右の撮影レンズ501,502を通して、図4の画像センサ112A,112Bに相当するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)503、504に入射される。CMOS503とCMOS504は、撮像面に結像された光学像を電気信号に変換して、アナログの画像データとして出力する。そして、図4の信号処理部114A,114Bは、CDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)回路505、506、A/D変換器507、508、画像処理回路509、510をそれぞれ含んで構成されている。図4の処理ハードウェア部120及びMPU140は、CPU(Central Processing Unit)511、SDRAM(SynchronousDRAM)512、圧縮伸張回路513、ROM(Read Only Memory)516、RAM(Random Access Memory)517及びタイミング信号発生器518を含んで構成されている。CMOS503とCMOS504から出力されたアナログの画像データは、CDS回路505、506によりノイズ成分を除去され、A/D変換器507、508によりデジタル値に変換された後、画像処理回路509、510に対して出力される。画像処理回路509、510は、画像データを一時格納するSDRAM512を用いて、YCrCb変換処理や、ホワイトバランス制御処理、コントラスト補正処理、エッジ強調処理、色変換処理などの各種画像処理を行う。なお、ホワイトバランス処理は、画像情報の色濃さを調整し、コントラスト補正処理は、画像情報のコントラストを調整する画像処理である。エッジ強調処理は、画像情報のシャープネスを調整し、色変換処理は、画像情報の色合いを調整する画像処理である。
また、信号処理、画像処理が施された画像情報は、圧縮伸張回路513を介して、メモリカード514に記録される。圧縮伸張回路513は、画像処理回路509、510から出力される画像情報を圧縮してメモリカード514に出力すると共に、メモリカード514から読み出した画像情報を伸張して画像処理回路509、510に出力する回路である。また、CMOS503,504、CDS回路505,506及びA/D変換器507,508は、タイミング信号を発生するタイミング信号発生器518を介してCPU511によって、タイミングが制御されている。更に、画像処理回路509、510、圧縮伸張回路513、メモリカード514も、CPU511によって制御されている。撮像装置において、CPU511は対象物認識用プログラムに従って各種演算処理を行う。画像処理プログラムなどを格納した読み出し専用メモリであるROM516および各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM517などを内蔵する。これらがバスライン519によって相互接続されている。車載ステレオカメラで実行される視差計算、輝度画像による認識候補領域検知、視差画像により、認識候補領域の誤検出を排除する対象物認識を行う処理機能を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が、ROM516から画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、対象物認識結果を出力する。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
前方を撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて前方に存在する認識対象物を認識する対象物認識装置において、ステレオ撮像手段によって撮像した前方のステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて認識候補領域を検出する認識候補領域検出手段と、該認識候補領域検出手段によって検出された認識候補領域の視差をステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算手段と、該視差計算手段によって計算された認識候補領域の視差に基づいて、予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、認識候補領域検出手段によって検出された認識候補領域の中から抽出し、抽出した認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識手段とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、認識候補領域検出部204によって、ステレオカメラから得られた輝度画像を用いて物体が存在する認識候補領域を検出する。視差画像演算部203によってステレオ画像の左右両方の画像に基づいて認識候補領域の視差を計算する。認識候補領域の視差が計算できれば、既知のステレオ撮像手段の焦点距離及び左右のレンズ間の距離により、認識候補領域の位置とステレオ撮像手段との間の距離が計算できる。そして、認識候補領域の位置とステレオ撮像手段との間の距離が計算できれば、認識候補領域の大きさを測定して認識候補領域の実の大きさが計算できる。この認識候補領域の実の大きさに基づいて、認識候補領域に含まれている対象物が障害物にならないものであれば、当該認識候補領域は認識対象から排除できる。そして、対象物認識部206によって、残った認識候補領域の認識対象物を認識する。この結果、自車両走行に対するまさに障害物になる認識対象物の認識処理が遅れることが減る。また、抽出した認識候補領域に含まれている認識対象物に対して認識対象物の認識を行う。この結果、類似する認識対象物以外の対象物を予め排除していることにより、誤認識の発生を抑制できる。
(態様2)
(態様1)において、対象物認識手段は、視差計算手段によって計算された認識候補領域の視差の平均値を算出し、算出した視差平均値を用いてステレオ撮像手段から認識候補領域検出手段によって検出された認識候補領域までの距離及び当該認識候補領域の大きさを算出し、距離に対応する認識候補領域の実の大きさが予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、認識候補領域検出手段によって検出された認識候補領域の中から抽出する。これによれば、上記実施形態について説明したように、認識候補領域の視差の平均を計算する。認識候補領域の視差平均値が計算できれば、既知のステレオ撮像手段の焦点距離及び左右のレンズ間の距離により、認識候補領域の位置とステレオ撮像手段との間の距離が計算できる。そして、認識候補領域の位置とステレオ撮像手段との間の距離が計算できれば、認識候補領域の大きさを測定して認識候補領域の実の大きさが計算できる。計算できた認識候補領域の実の大きさに基づいて、認識候補領域に含まれている対象物が障害物にならないものであれば、当該認識候補領域は認識対象から排除できる。そして、対象物認識部206によって、残った認識候補領域の認識対象物を認識する。この結果、自車両走行に対するまさに障害物になる認識対象物の認識処理が遅れることが減る。また、抽出した認識候補領域に含まれている認識対象物に対して認識対象物の認識を行う。この結果、類似する認識対象物以外の対象物を予め排除していることにより、誤認識の発生を抑制できる。
(態様3)
前方を撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて前方に存在する認識対象物を認識する対象物認識方法において、ステレオ撮像手段によって撮像した前方のステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて認識候補領域を検出する認識候補領域検出工程と、該認識候補領域検出工程によって検出された認識候補領域の視差をステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算工程と、該視差計算工程によって計算された認識候補領域の視差に基づいて、予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、認識候補領域検出工程によって検出された認識候補領域の中から抽出し、抽出した認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識工程とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、障害物になる認識対象物の認識処理を早くすることができ、誤認識の発生を抑制できる。
(態様4)
(態様3)において、対象物認識工程は、視差計算工程によって計算された認識候補領域の視差の平均値を算出し、算出した視差平均値を用いてステレオ撮像手段から対象物までの距離及び対象物の大きさを算出し、距離に対応する対象物の大きさが閾値範囲内であるか否かによって認識対象物に対応する認識候補領域を検出する。これによれば、上記実施形態について説明したように、認識候補領域の視差の平均を計算する。認識候補領域の視差平均値が計算できれば、既知のステレオ撮像手段の焦点距離及び左右のレンズ間の距離により、認識候補領域の位置とステレオ撮像手段との間の距離が計算できる。そして、認識候補領域の位置とステレオ撮像手段との間の距離が計算できれば、認識候補領域の大きさを測定して認識候補領域の実の大きさが計算できる。計算できた認識候補領域の実の大きさに基づいて、認識候補領域に含まれている対象物が障害物にならないものであれば、当該認識候補領域は認識対象から排除できる。そして、対象物認識部206によって、残った認識候補領域の認識対象物を認識する。この結果、自車両走行に対するまさに障害物になる認識対象物の認識処理が遅れることが減る。また、抽出した認識候補領域に含まれている認識対象物に対して認識対象物の認識を行う。この結果、類似する認識対象物以外の対象物を予め排除していることにより、誤認識の発生を抑制できる。
(態様5)
前方を撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて前方に存在する対象物を認識する工程をコンピュータによって実行させるための対象物認識用プログラムにおいて、ステレオ撮像手段によって撮像した前方のステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて認識候補領域を検出する認識候補領域検出工程と、該認識候補領域検出工程によって検出された認識候補領域を示す画像の視差をステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算工程と、該視差計算工程によって計算された認識候補領域を示す画像の視差を含む視差画像に基づいて、予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、認識候補領域検出工程によって検出された認識候補領域の中から抽出し、抽出した認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識工程とをコンピュータに実行させる。これによれば、上記実施形態について説明したように、障害物になる認識対象物の認識処理を早くすることができ、誤認識の発生を抑制できる。このプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録された状態で配布したり、入手したりすることができる。また、このプログラムを乗せ、所定の送信装置により送信された信号を、公衆電話回線や専用線、その他の通信網等の伝送媒体を介して配信したり、受信したりすることでも、配布、入手が可能である。この配信の際、伝送媒体中には、コンピュータプログラムの少なくとも一部が伝送されていればよい。すなわち、コンピュータプログラムを構成するすべてのデータが、一時に伝送媒体上に存在している必要はない。このプログラムを乗せた信号とは、コンピュータプログラムを含む所定の搬送波に具現化されたコンピュータデータ信号である。また、所定の送信装置からコンピュータプログラムを送信する送信方法には、プログラムを構成するデータを連続的に送信する場合も、断続的に送信する場合も含まれる。
100 自車両
101 撮像ユニット
102 画像解析ユニット
103 フロントガラス
104 車両走行制御ユニット
200 対象物認識装置
201 ステレオ画像入力部
202 輝度画像入力部
203 視差画像演算部
204 認識候補領域検出部
205 認識用辞書
206 対象物認識部
207 対象物認識結果出力部
特許第4670805号公報

Claims (7)

  1. 撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて認識対象物を認識する対象物認識装置において、
    ステレオ撮像手段によって撮像したステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて矩形の認識候補領域を検出する認識候補領域検出手段と、
    該認識候補領域検出手段によって検出された矩形の認識候補領域の視差を前記ステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算手段と、
    該視差計算手段によって計算された認識候補領域の視差に基づいて、実の高さ及び幅が予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、前記認識候補領域検出手段によって検出された矩形の認識候補領域の中から抽出し、抽出した矩形の認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識手段と
    を有することを特徴とする対象物認識装置。
  2. 請求項1記載の対象物認識装置において、
    前記対象物認識手段は、前記視差計算手段によって計算された認識候補領域の視差の平均値を算出し、算出した視差平均値を用いて前記ステレオ撮像手段から前記認識候補領域検出手段によって検出された矩形の認識候補領域までの距離及び当該認識候補領域の大きさを算出し、距離に対応する矩形の認識候補領域の実の大きさが予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、前記認識候補領域検出手段によって検出された矩形の認識候補領域の中から抽出することを特徴とする対象物認識装置。
  3. 請求項1または2に記載の対象物認識装置を備えることを特徴とする機器制御システム。
  4. 請求項1または2に記載の対象物認識装置を備えることを特徴とする車両。
  5. 撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて認識対象物を認識する対象物認識方法において、
    ステレオ撮像手段によって撮像したステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて矩形の認識候補領域を検出する認識候補領域検出工程と、
    該認識候補領域検出工程によって検出された矩形の認識候補領域の視差を前記ステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算工程と、
    該視差計算工程によって計算された認識候補領域の視差に基づいて、実の高さ及び幅が予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、前記認識候補領域検出工程によって検出された矩形の認識候補領域の中から抽出し、抽出した矩形の認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識工程と
    を有することを特徴とする対象物認識方法。
  6. 請求項5記載の対象物認識方法において、
    前記対象物認識工程は、前記視差計算工程によって計算された認識候補領域の視差の平均値を算出し、算出した視差平均値を用いて前記ステレオ撮像手段から前記認識候補領域検出工程によって検出された矩形の認識候補領域までの距離及び当該認識候補領域の大きさを算出し、距離に対応する矩形の認識候補領域の実の大きさが予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、前記認識候補領域検出工程によって検出された矩形の認識候補領域の中から抽出することを特徴とする対象物認識方法。
  7. 撮像手段によって撮像した撮像画像に基づいて認識対象物を認識する工程をコンピュータによって実行させるための対象物認識用プログラムにおいて、
    ステレオ撮像手段によって撮像したステレオ画像の左右いずれか一方の撮像画像の輝度画像に基づいて矩形の認識候補領域を検出する認識候補領域検出工程と、
    該認識候補領域検出工程によって検出された矩形の認識候補領域の視差を前記ステレオ画像の左右両方の画像に基づいて計算する視差計算工程と、
    該視差計算工程によって計算された認識候補領域の視差に基づいて、実の高さ及び幅が予め記憶されている認識候補領域の特徴の閾値範囲内である認識候補領域を、前記認識候補領域検出工程によって検出された矩形の認識候補領域の中から抽出し、抽出した矩形の認識候補領域に含まれている認識対象物を認識する対象物認識工程と
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする対象物認識用プログラム。
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